JPH11335972A - アラミド繊維用表面処理剤、表面処理されたアラミド繊維、アラミド繊維の表面処理方法および繊維強化複合材料 - Google Patents

アラミド繊維用表面処理剤、表面処理されたアラミド繊維、アラミド繊維の表面処理方法および繊維強化複合材料

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JPH11335972A
JPH11335972A JP10159899A JP15989998A JPH11335972A JP H11335972 A JPH11335972 A JP H11335972A JP 10159899 A JP10159899 A JP 10159899A JP 15989998 A JP15989998 A JP 15989998A JP H11335972 A JPH11335972 A JP H11335972A
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aramid fiber
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アラミド繊維に対する表面活性化効果の高い
表面処理剤とマトリックス樹脂との密着性がすぐれた繊
維強化複合材料を提供する。 【解決手段】 アラミド繊維用表面処理剤は、分子中に
イミダゾール基とアルコキシシリル基とを有する(1)
〜(3)式のイミダゾールシラン系化合物と共に水溶性
エポキシ樹脂オリゴマーを必須成分として含有するこ
と、またはイミダゾールシラン系化合物と共にリン化合
物を必須成分として含有することを特徴とする。アラミ
ド繊維の表面処理法は、パラ系全芳香族ポリアミドの硫
酸溶液を紡糸・中和した後、水分率が15重量%未満に
なるまで乾燥することなく、アスペクト比が50〜50
00となるように切断してから、あるいは水分率が15
重量%未満になるまで乾燥することなく、フィブリル化
するように機械加工してから面処理剤で処理することを
特徴とする。表面処理されたアラミド繊維にマトリック
ス樹脂を含浸させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アラミド繊維に対
する表面活性化効果の高いアラミド繊維用表面処理剤、
この表面処理剤で処理されることにより表面活性化した
アラミド繊維、アラミド繊維の効率的な表面活性化処理
方法およびアラミド繊維とマトリックス樹脂との密着性
がすぐれた繊維強化複合材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アラミド繊維は、高強度、高弾性率およ
びすぐれた耐熱性を有する有機高分子材料であることか
ら、このアラミド繊維を強化材として用い、エポキシ樹
脂などの熱硬化性樹脂をマトリックス樹脂とした繊維強
化複合材料が、例えば絶縁・低誘電材料などの種々の分
野で使用されている。
【0003】ところで、アラミド繊維は、その表面活性
がきわめて低いことに起因して、繊維強化複合材料とし
た場合のマトリックス樹脂との密着性が劣るという欠点
を有していたため、従来からその欠点の改善がしきりに
望まれていた。
【0004】アラミド繊維の表面を活性化し、マトリッ
クス樹脂との密着性を改善する方法としては、これまで
にもアラミド繊維の表面をプラズマ放電によりエッチン
グする方法(特公平1−12867号公報)、アラミド
繊維の表面をエキシマレーザーによりエッチングする方
法(特開平4−136267号公報)、およびアラミド
繊維にエポキシ樹脂などの材料を被覆する方法(特開昭
59−94640号公報)などが知られている。
【0005】しかしながら、上記従来のプラズマ放電や
エキシマレーザーによるエッチング法では、ある程度の
表面活性化を達成し得たとしても、アラミド繊維自体の
特性である高強度、高弾性率および耐熱性を阻害する傾
向があるばかりか、エッチング処理のための設備に莫大
な費用を必要とし、コストアップを招くという問題があ
った。
【0006】また、上記従来のエポキシ樹脂被覆法で
は、マトリックス樹脂として被覆材料との相溶性が少な
いゴムを使用する場合には有効であるが、マトリックス
樹脂として極性のある被覆材料と類似構造のエポキシ樹
脂を用いる場合には、被覆材料が溶解して密着性改善効
果が発現しないという問題があった。
【0007】このように、アラミド繊維に接着剤を付与
し、次いでプラスチックやゴムなどのマトリックス樹脂
との複合化を行う場合には、接着剤が繊維表面に接着剤
層を形成するため、繊維とマトリックス樹脂との界面に
十分な密着性を得るのが困難であることが知られてい
る。これはアラミド繊維が乾燥・熱処理によって緻密化
され、次いで付与される接着剤が繊維の骨格部分にまで
浸透しないことに起因するものと推測される。
【0008】そして、繊維強化複合材料において、アラ
ミド繊維とマトリックス樹脂との密着性が低い場合に
は、複合体としての強度が低下すること、繊維とマトリ
ックス樹脂との界面のすき間に水などの浸透を許すこ
と、および動的変形により繊維とマトリックス樹脂との
界面で剥離を起こすことなどの様々な問題を招くことに
なる。
【0009】一方、アラミド繊維から作られた紙、ロー
プ、コードおよび織物などは、そのポリマー構造から絶
縁・低誘電材料、繊維強化ゴム複合材料および繊維強化
複合材料などとした場合に、良好な寸法安定性、加工
性、高ヤング率および高温処理時の低収縮性などのすぐ
れた特性を発揮することが知られているが、上記したよ
うな表面処理剤とマトリックス樹脂との密着性が劣るこ
とによって、例えばプリント配線板の基板材料として用
いた場合に、基板強度が低く、しかも高温・多湿条件下
において基板に水が侵入し電気特性が変化するといった
複合材料としての特性を阻害する要因が招かれていたこ
とから、アラミド繊維の繊維強化複合材料への適用およ
びその繊維強化複合材料の用途展開が制限されているの
が実情であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。したがって、本発明の目的は、
アラミド繊維に対する表面活性化効果の高いアラミド繊
維用表面処理剤、この表面処理剤で処理されることによ
り表面活性化したアラミド繊維、アラミド繊維の効率的
な表面活性化処理方法およびアラミド繊維とマトリック
ス樹脂との密着性がすぐれた繊維強化複合材料を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のアラミド繊維用表面処理剤は、同一分子
中にイミダゾール基とアルコキシシリル基とを有するイ
ミダゾールシラン系化合物を必須成分として含有するこ
と、このイミダゾールシラン系化合物と共に水溶性エポ
キシ樹脂オリゴマーを必須成分として含有すること、お
よび前記イミダゾールシラン系化合物と共にリン化合物
を必須成分として含有することを特徴とする。
【0012】なお、上記イミダゾールシラン系化合物
は、下記一般式(1)〜(3)で示される化合物から選
ばれたいずれか1種であることが望ましい。
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】(ただし、式中のR1 は水素、ビニル基ま
たは炭素数が1〜5のアルキル基、R2 は水素または炭
素数が1〜20のアルキル基、R3 、R4 は炭素数が1
〜3のアルキル基、nは1〜3の整数を示す。)
【0017】また、本発明の表面処理されたアラミド繊
維は、上記アラミド繊維用表面処理剤で処理されたこと
を特徴とし、この場合におけるイミダゾールシラン系化
合物、あるいは前記イミダゾールシラン系化合物と水溶
性エポキシ樹脂オリゴマーまたはリン化合物との合計量
のアラミド繊維に対する固形分付着量は0.01〜10
重量%の範囲であることが望ましい。
【0018】なお、本発明の表面処理されたアラミド繊
維においては、アラミド繊維の結晶サイズ(110面)
が50オングストローム未満であること、アラミド繊維
の水分率が15〜200重量%であること、前記のアラ
ミド繊維を熱処理することにより繊維の結晶サイズ(1
10面)を50オングストローム以上にしたアラミド繊
維を用いたこと、および前記のアラミド繊維を脱水処理
することにより水分率を15重量%未満にしたアラミド
繊維を用いたことが好ましい条件である。
【0019】さらに、本発明のアラミド繊維の表面処理
方法は、パラ系全芳香族ポリアミドの硫酸溶液を紡糸・
中和した後、水分率が15重量%未満になるまで乾燥す
ることなく、この繊維を上記のアラミド繊維用表面処理
剤で処理すること、パラ系全芳香族ポリアミドの硫酸溶
液を紡糸・中和した後、水分率が15重量%未満になる
まで乾燥することなく、アスペクト比が50〜5000
となるように切断し、この切断された繊維を上記のアラ
ミド繊維用表面処理剤で処理すること、パラ系全芳香族
ポリアミドの硫酸溶液を紡糸・中和した後、水分率が1
5重量%未満になるまで乾燥することなく、フィブリル
化するように機械加工し、この機械加工された繊維を上
記のアラミド繊維用表面処理剤で処理することを特徴と
し、これらの方法においては、上記のように表面処理さ
れたアラミド繊維をさらに100〜500℃の温度で熱
処理することが好ましい条件である。
【0020】そして、本発明の繊維強化複合材料は、上
記表面処理されたアラミド繊維にマトリックス樹脂を含
浸させたことを特徴とし、この場合におけるマトリック
ス樹脂はエポキシ樹脂であることが望ましく、これら繊
維強化複合材料の具体例としては、絶縁低誘電材料、コ
ードおよびプリント配線板用シートなどが挙げられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明のアラミド繊維用表面処理剤は、同一分子中にイ
ミダゾール基とアルコキシシリル基とを有するイミダゾ
ールシラン系化合物を必須成分として含有することを特
徴としている。
【0022】すなわち、イミダゾールシラン系化合物
は、アルコキシシリル基とこのアルコキシシリル基の縮
合を促進するイミダゾール基とを同一分子中に有するた
め、アラミド繊維に適用した場合に、繊維上で効率的に
縮合してマトリックス樹脂に溶解しにくい均一な膜を形
成し、しかもこの膜の表面上に硬化促進能を有するイミ
ダゾール基が存在し、これがマトリックス樹脂を変性す
ることになる。したがって、このイミダゾールシラン系
化合物を必須成分とする表面処理剤で処理したアラミド
繊維は、表面が効率的に活性化され、これをマトリック
ス樹脂に含浸させて形成した繊維強化複合材料は、アラ
ミド繊維とマトリックス樹脂との界面においてすぐれた
密着性を発揮することになる。
【0023】また、本発明のアラミド繊維用表面処理剤
は、同一分子中にイミダゾール基とアルコキシシリル基
とを有するイミダゾールシラン系化合物および水溶性エ
ポキシ樹脂オリゴマーの両者を必須成分として含有する
ことをも特徴としている。
【0024】この表面処理剤においては、過剰量のエポ
キシ基の存在およびエチレンオキサイド鎖による可塑化
効果により、弾性率が低く、架橋密度の高い強靭な硬化
物を与えるため、この表面処理剤で処理したアラミド繊
維は、イミダゾールシラン系化合物単独を含有する表面
処理剤を使用する場合に比べて、表面がより効率的に活
性化され、これをマトリックス樹脂に含浸させて形成し
た繊維強化複合材料は、アラミド繊維とマトリックス樹
脂との界面において一層すぐれた密着性を発揮すること
になる。
【0025】さらに、本発明のアラミド繊維用表面処理
剤は、同一分子中にイミダゾール基とアルコキシシリル
基とを有するイミダゾールシラン系化合物およびリン化
合物の両者を必須成分として含有することをも特徴とし
ている。
【0026】この表面処理剤においては、リン化合物が
硬化促進剤および酸化防止剤としての機能を果たし、こ
れがイミダゾールシラン系化合物の機能と相乗的に作用
して、弾性率が低く、架橋密度の高い強靭な硬化物を与
えるため、この表面処理剤で処理したアラミド繊維は、
イミダゾールシラン系化合物単独を含有する表面処理剤
を使用する場合に比べて、表面がより効率的に活性化さ
れ、これをマトリックス樹脂に含浸させて形成した繊維
強化複合材料は、アラミド繊維とマトリックス樹脂との
界面において一層すぐれた密着性を発揮することにな
る。
【0027】本発明で使用するアラミド繊維は、ポリパ
ラフェニレンテレフタルアミドに代表されるパラ系全芳
香族ポリアミドから作られた繊維であれば特に制限はな
く、いかなるものであっても適用可能である。
【0028】そして、本発明における表面処理されたア
ラミド繊維は、下記(1)〜(4)の条件を満たすこと
が好ましく、この場合に特にすぐれた効果を得ることが
できる。 (1)フィラメントの結晶サイズ(110面)が50オ
ングストローム未満であること、(2)水分率が15〜
200重量%であること、(3)上記(1)および
(2)のいずれかの繊維を熱処理することにより、フィ
ラメントの結晶サイズ(110面)を50オングストロ
ーム以上としたこと、(4)上記(1)および(2)の
いずれかの繊維を脱水処理することにより、水含有量を
15重量%未満としたこと。
【0029】すなわち、本発明の表面処理剤は、いわゆ
る緻密化されていない状態のアラミド繊維に対し付与さ
れた場合に、特に大きな活性化効果を与える。これは、
通常の乾燥・熱処理によって緻密化されたアラミド繊維
では、次いで付与される表面処理剤が繊維骨格部分にま
で十分浸透しないのに対し、緻密化を制御した状態のア
ラミド繊維には表面処理剤が骨格部分にまで十分浸透す
るため、すぐれた改良効果が得られるものと推測され
る。
【0030】処理されるアラミド繊維は、フィラメン
ト、織物、編物、短繊維、布帛および不織布などのいず
れの形態であってもよい。
【0031】本発明のアラミド繊維用表面処理剤が主成
分として含有するイミダゾールシラン系化合物とは、同
一分子中にイミダゾール基とアルコキシシリル基とを有
する化合物であれは特に制限しないが、なかでも下記一
般式(1)〜(3)で示される化合物から選ばれたいず
れか1種が好ましく使用される。
【0032】
【化7】
【0033】
【化8】
【0034】
【化9】
【0035】(ただし、式中のR1 は水素、ビニル基ま
たは炭素数が1〜5のアルキル基、R2 は水素または炭
素数が1〜20のアルキル基、R3 、R4 は炭素数が1
〜3のアルキル基、nは1〜3の整数を示す。)
【0036】本発明のアラミド繊維用表面処理剤におい
て、上記イミダゾールシラン系化合物と併用される水溶
性エポキシ樹脂オリゴマーとは、1分子中に2個以上の
エポキシ基を有し、エポキシ当量が150以下の化合物
である。この水溶性エポキシ樹脂オリゴマーの具体例と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、グリセロール、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパンおよびレゾルシノー
ルに代表される二官能性フェノールなどを主骨格とし、
その水酸基をエポキシ基で置換したものが挙げられる。
ただし、この水溶性エポキシ樹脂オリゴマーのエポキシ
当量が150以上の場合は、硬化物の可塑化のみが進行
して、アラミド繊維のマトリックス樹脂に対する密着性
改良効果が低下する傾向となることがある。
【0037】また、本発明のアラミド繊維用表面処理剤
において、上記イミダゾールシラン系化合物と併用され
るリン化合物の具体例としては、トリフェニルホスフィ
ンに代表される有機リン化合物およびトリフェニルホス
ファイトに代表される亜リン酸トリエステルなどが挙げ
られる。
【0038】上記水溶性エポキシ樹脂オリゴマーまたは
リン化合物をイミダゾールシラン系化合物と併用する場
合の各成分の配合割合は、イミダゾールシラン系化合
物:水溶性エポキシ樹脂オリゴマーまたはリン化合物の
重量割合を10:0〜1:9、特に6:4〜4:6とす
るのが好ましい。なお、水溶性エポキシ樹脂オリゴマー
またはリン化合物をそれぞれ単独で使用した場合には、
表面処理剤をアラミド繊維上に固定することが不可能で
あり、目的とする効果を得ることができない。
【0039】本発明のアラミド繊維用表面処理剤は、上
記イミダゾールシラン系化合物、イミダゾールシラン系
化合物と水溶性エポキシ樹脂オリゴマー、またはイミダ
ゾールシラン系化合物とリン化合物を、アルコールなど
の溶媒に所定の濃度で溶解または分散させることにより
調整されるが、本発明の効果を損なわない限りにおいて
は、PH調整剤、界面活性剤および平滑剤などの他の添
加剤を含有することができる。
【0040】ただし、表面処理剤のアラミド繊維に対す
る固形分付着量は、繊維重量に対し0.01〜10重量
%、特に0.3〜5.0重量%の範囲に調整することが
重要であり、0.01重量%未満では密着性改良効果が
低く、10重量%を越えると逆に密着性が低下する傾向
となるため好ましくない。
【0041】上記表面処理剤によりアラミド繊維を処理
することにより表面処理されたアラミド繊維を製造する
手段にも特に制限がなく、例えばアラミド繊維を表面処
理剤に浸漬し、引き上げた後室温で乾燥する方法などを
とることができるが、なかでも下記(1)〜(4)の方
法をとるのが好ましい。。
【0042】(1)パラ系全芳香族ポリアミドの硫酸溶
液を紡糸・中和した後、水分率が15重量%未満になる
まで乾燥することなく、この繊維を上記のアラミド繊維
用表面処理剤で処理する方法、(2)パラ系全芳香族ポ
リアミドの硫酸溶液を紡糸・中和した後、水分率が15
重量%未満になるまで乾燥することなく、アスペクト比
が50〜5000となるように切断し、この切断された
繊維を上記のアラミド繊維用表面処理剤で処理する方
法、(3)パラ系全芳香族ポリアミドの硫酸溶液を紡糸
・中和した後、水分率が15重量%未満になるまで乾燥
することなく、フィブリル化するように機械加工し、こ
の機械加工された繊維を上記のアラミド繊維用表面処理
剤で処理する方法、(4)上記(1)〜(3)の方法に
おいて、上記のように表面処理されたアラミド繊維をさ
らに100〜500℃の温度で熱処理する方法。
【0043】上記表面処理剤で処理されたアラミド繊維
は、マトリックス樹脂との密着性がすぐれるため、繊維
強化複合材料の強化材として好ましく使用することがで
きる。この場合のマトリックス樹脂としてはエポキシ樹
脂が好ましく使用され、このエポキシ樹脂の具体例とし
ては、ビスフェノール型エポキシ樹脂およびフェノール
ノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0044】本発明の繊維強化複合材料は、上記表面処
理剤で処理されたアラミド繊維に対し、上記エポキシ樹
脂の主剤にフェノール樹脂、ジシアンジアミドなどの硬
化剤およびイミダゾール系などの効果促進剤を含有させ
た組成物を含有させ、所定の条件で組成物を硬化させて
マトリックス樹脂に変換させることにより得ることがで
きる。
【0045】かくして得られる繊維強化複合材料は、ア
ラミド繊維とマトリックス樹脂の界面における密着性が
良好で、この界面への水などの侵入および界面剥離を起
こすことがないすぐれた性能を有しているため、絶縁・
低誘電材料、コードおよびプリント配線板用シート(基
板)などの用途に広く適用が期待される。
【0046】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明の構成・効果
をさらに説明する。 [実施例1]上記一般式(1)、(2)、(3)で示さ
れるイミダゾールシラン系化合物をそれぞれ45:2
2:33の割合で混合した混合物をイソプロピルアルコ
ールに0.5重量%の濃度で溶解することにより、表面
処理剤を調整した。
【0047】一方、テレフタル酸とパラフェニレンジア
ミンを重縮合して得られた平均分子量約20,000の
ポリパラフェニレンテレフタルアミドを濃硫酸に溶解
し、その粘稠な液体を紡糸口金からフィラメント状に押
出し、水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、乾燥・熱
処理条件を調整することにより、緻密化されていない状
態のアラミド繊維を得た。
【0048】このアラミド繊維は、繊維径:12μm、
フィラメントの結晶サイズ(110面):約40オング
ストローム、水分率:30重量%であった。
【0049】次いで、上記のアラミド繊維を上記表面処
理剤に浸漬し、ピックアップ量を100として引き上げ
た後、室温で乾燥させることにより、イミダゾールシラ
ン系化合物の固形分付着量が0.5重量%の表面処理さ
れたアラミド繊維を得た。
【0050】次に、この表面処理されたアラミド繊維を
エポキシ樹脂組成物に含浸した後、所定の温度でエポキ
シ樹脂を硬化させることにより、繊維強化複合材料を作
成した。
【0051】この繊維強化複合材料について、図1に示
した東栄産業社製単繊維引抜き試験機を用いた繊維引抜
き試験法により、アラミド繊維とマトリックス樹脂との
密着性を評価した。
【0052】すなわち、図1において、繊維径dのアラ
ミド繊維に幅Lの範囲でエポキシ樹脂を付着硬化させ、
これを間隔を置いて対峙させた一対のブレード間を水平
方向に引抜く際に要する荷重Pを測定し、式γ=P/
(π×d×P)にしたがって界面剪段強度γを求めた。
界面剪段強度γが大きいほどアラミド繊維とマトリック
ス樹脂との間の密着性がすぐれることを示す。
【0053】この結果、本実施例で得られた繊維強化複
合材料の界面剪段強度γは19.7MPaと高い値を示
し、アラミド繊維とマトリックス樹脂との間の密着性が
きわめてすぐれていた。
【0054】[実施例2]上記一般式(1)で示される
イミダゾールシラン系化合物と、エポキシ当量112の
水溶性エポキシ樹脂オリゴマー(“EX−810”ナガ
セ化成工業社製)との重量比1:1の混合物を、イソプ
ロピルアルコールに0.5重量%の濃度で溶解すること
により、表面処理剤を調整した。
【0055】この表面処理剤を用いて、実施例1のアラ
ミド繊維を同様の条件で処理し、さらに同様にして繊維
強化複合材料を作成して、その界面剪段強度γを求めた
結果、21.8MPaと高い値を示し、アラミド繊維と
マトリックス樹脂との間の密着性が、実施例1の繊維強
化複合材料よりもさらにすぐれていた。
【0056】[実施例3]上記一般式(1)で示される
イミダゾールシラン系化合物と、亜リン酸エステル
(“JPP−13”城北化学工業社製)との重量比1:
1の混合物を、イソプロピルアルコールに0.5重量%
の濃度で溶解することにより、表面処理剤を調整した。
【0057】この表面処理剤を用いて、実施例1のアラ
ミド繊維を同様の条件で処理し、さらに同様にして繊維
強化複合材料を作成して、その界面剪段強度γを求めた
結果、21.5MPaと高い値を示し、アラミド繊維と
マトリックス樹脂との間の密着性が、実施例1の繊維強
化複合材料よりもさらにすぐれていた。
【0058】[実施例4]上記一般式(1)で示される
イミダゾールシラン系化合物と、亜リン酸エステル
(“JP−213D”城北化学工業社製)との重量比
1:1の混合物を、イソプロピルアルコールに0.5重
量%の濃度で溶解することにより、表面処理剤を調整し
た。
【0059】この表面処理剤を用いて、実施例1のアラ
ミド繊維を同様の条件で処理し、さらに同様にして繊維
強化複合材料を作成して、その界面剪段強度γを求めた
結果、21.5MPaと高い値を示し、アラミド繊維と
マトリックス樹脂との間の密着性が、実施例3と同等に
すぐれていた。
【0060】[比較例1]表面処理剤による表面処理を
行わない実施例1のアラミド繊維をそのまま用い、実施
例1と同様にして繊維強化複合材料を作成して、その界
面剪段強度γを求めた結果、17.7MPaと低い値を
示し、アラミド繊維とマトリックス樹脂との間の密着性
が、実施例1〜4に比較してきわめて劣るものであっ
た。
【0061】[比較例2]エポキシ当量179の水溶性
エポキシ樹脂オリゴマー(“EX−651”ナガセ化成
工業社製)をイソプロピルアルコールに0.5重量%の
濃度で溶解することにより、表面処理剤を調整した。
【0062】この表面処理剤を用いて、実施例1のアラ
ミド繊維を同様の条件で処理し、さらに同様にして繊維
強化複合材料を作成して、その界面剪段強度γを求めた
結果、15.2MPaと低い値を示し、アラミド繊維と
マトリックス樹脂との間の密着性が、比較例1よりもさ
らに劣るものであった。
【0063】[比較例3]γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン(“KBM−603”信越化学工業社
製エポキシシラン系カップリング剤)をイソプロピルア
ルコールに0.5重量%の濃度で溶解することにより、
表面処理剤を調整した。
【0064】この表面処理剤を用いて、実施例1のアラ
ミド繊維を同様の条件で処理し、さらに同様にして繊維
強化複合材料を作成して、その界面剪段強度γを求めた
結果、16.0MPaと低い値を示し、アラミド繊維と
マトリックス樹脂との間の密着性が、劣るものであっ
た。
【0065】以上の結果から明らかなように、本発明の
表面処理剤を使用することにより、アラミド繊維とマト
リックス樹脂との間の密着性がきわめてすぐれた繊維強
化複合材料を得ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面処理
剤はアラミド繊維に対する表面活性化効果が高く、この
表面処理剤で処理した本発明のアラミド繊維は、表面が
効率的に活性化される。そして、この表面処理されたア
ラミド繊維をマトリックス樹脂に含浸させて形成した本
発明の繊維強化複合材料は、アラミド繊維とマトリック
ス樹脂の界面における密着性が良好で、この界面への水
などの侵入および界面剥離を起こすことがないすぐれた
性能を有しているため、絶縁・低誘電材料、コードおよ
びプリント配線板用基板などの用途に広く適用が期待さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例における繊維強化複合材
料の引抜き試験による界面剪段強度の測定方法を示す模
式図である。
【符号の説明】
1・・・樹脂硬化物 2・・・繊維 3・・・ブレイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 15/55 D06M 15/55 15/70 15/70 H01B 3/40 H01B 3/40 C H05K 1/03 610 H05K 1/03 610U // D01F 6/60 371 D01F 6/60 371Z

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一分子中にイミダゾール基とアルコキ
    シシリル基とを有するイミダゾールシラン系化合物を必
    須成分として含有することを特徴とするアラミド繊維用
    表面処理剤。
  2. 【請求項2】 同一分子中にイミダゾール基とアルコキ
    シシリル基とを有するイミダゾールシラン系化合物およ
    び水溶性エポキシ樹脂オリゴマーを必須成分として含有
    することを特徴とするアラミド繊維用表面処理剤。
  3. 【請求項3】 同一分子中にイミダゾール基とアルコキ
    シシリル基とを有するイミダゾールシラン系化合物およ
    びリン化合物を必須成分として含有することを特徴とす
    るアラミド繊維用表面処理剤。
  4. 【請求項4】 前記イミダゾールシラン系化合物が下記
    一般式(1)〜(3)で示される化合物から選ばれたい
    ずれか1種であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のアラミド繊維用表面処理剤。 【化1】 【化2】 【化3】 (ただし、式中のR1 は水素、ビニル基または炭素数が
    1〜5のアルキル基、R2 は水素または炭素数が1〜2
    0のアルキル基、R3 、R4 は炭素数が1〜3のアルキ
    ル基、nは1〜3の整数を示す。)
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のア
    ラミド繊維用表面処理剤で処理されたことを特徴とする
    表面処理されたアラミド繊維。
  6. 【請求項6】 前記イミダゾールシラン系化合物、ある
    いは前記イミダゾールシラン系化合物と水溶性エポキシ
    樹脂オリゴマーまたはリン化合物との合計量のアラミド
    繊維に対する固形分付着量が0.01〜10重量%であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の表面処理されたア
    ラミド繊維。
  7. 【請求項7】 アラミド繊維の結晶サイズ(110面)
    が50オングストローム未満であることを特徴とする請
    求項5または6に記載の表面処理されたアラミド繊維。
  8. 【請求項8】 アラミド繊維の水分率が15〜200重
    量%であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1
    項に記載の表面処理されたアラミド繊維。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のアラミド繊維
    を熱処理することにより、繊維の結晶サイズ(110
    面)を50オングストローム以上にしたアラミド繊維を
    用いたことを特徴とする表面処理されたアラミド繊維。
  10. 【請求項10】 請求項7または8に記載のアラミド繊
    維を脱水処理することにより、水分率を15重量%未満
    にしたアラミド繊維を用いたことを特徴とする表面処理
    されたアラミド繊維。
  11. 【請求項11】 パラ系全芳香族ポリアミドの硫酸溶液
    を紡糸・中和した後、水分率が15重量%未満になるま
    で乾燥することなく、この繊維を請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載のアラミド繊維用表面処理剤で処理するこ
    とを特徴とするアラミド繊維の表面処理方法。
  12. 【請求項12】 パラ系全芳香族ポリアミドの硫酸溶液
    を紡糸・中和した後、水分率が15重量%未満になるま
    で乾燥することなく、アスペクト比が50〜5000と
    なるように切断し、この切断された繊維を請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のアラミド繊維用表面処理剤で処
    理することを特徴とするアラミド繊維の表面処理方法。
  13. 【請求項13】 パラ系全芳香族ポリアミドの硫酸溶液
    を紡糸・中和した後、水分率が15重量%未満になるま
    で乾燥することなく、フィブリル化するように機械加工
    し、この機械加工された繊維を請求項1〜4のいずれか
    1項に記載のアラミド繊維用表面処理剤で処理すること
    を特徴とするアラミド繊維の表面処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれか1項に記
    載の方法により表面処理されたアラミド繊維をさらに1
    00〜500℃の温度で熱処理することを特徴とするア
    ラミド繊維の表面処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項5〜10のいずれか1項に記載
    の表面処理されたアラミド繊維または請求項11〜14
    のいずれか1項に記載の方法で処理されたアラミド繊維
    にマトリックス樹脂を含浸させたことを特徴とする繊維
    強化複合材料。
  16. 【請求項16】 前記マトリックス樹脂がエポキシ樹脂
    であることを特徴とする請求項15に記載の繊維強化複
    合材料。
  17. 【請求項17】 絶縁・低誘電材料として使用すること
    を特徴とする請求項15または16に記載の繊維強化複
    合材料。
  18. 【請求項18】 コードとして使用することを特徴とす
    る請求項15または16に記載の繊維強化複合材料。
  19. 【請求項19】 プリント配線板用シートとして使用す
    ることを特徴とする請求項15または16に記載の繊維
    強化複合材料。
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