JPH11335058A - 車椅子踏段付エスカレーター - Google Patents

車椅子踏段付エスカレーター

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JPH11335058A
JPH11335058A JP14145998A JP14145998A JPH11335058A JP H11335058 A JPH11335058 A JP H11335058A JP 14145998 A JP14145998 A JP 14145998A JP 14145998 A JP14145998 A JP 14145998A JP H11335058 A JPH11335058 A JP H11335058A
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movable mechanism
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holding device
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Tatsuya Yoshikawa
達也 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子搬送時における車椅子用踏段の主枠端
部停止時に、車椅子用踏段の保持装置により可動機構を
所定位置に保持し、可動機構の不完全動作時に車椅子搬
送を不能にする車椅子踏段付エスカレーターを得る。 【解決手段】 可動機構25の回転軸の一側に係止して
引退位置に保持し作動機構8の上昇を介して引退位置保
持を解除し、作動機構8による可動機構25の動作位置
変位後の作動機構8の下降によって可動機構25の回転
軸の他側に係止して可動機構25を動作位置に保持する
保持装置を設ける。これによって、車椅子搬送時に主枠
端部において車椅子用踏段23が停止した状態で、保持
装置により可動機構25を所定位置に保持する。そし
て、可動機構25の動作異常時には車椅子の搬送運転を
阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の踏段が連
結された搬送帯に、要時に複数が連結されて車椅子積載
面を形成する車椅子用踏段が設けられた車椅子踏段付エ
スカレーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車椅子踏段付エスカレーターとし
て、例えば特開平8−208171号公報に示された次
に述べる構成がある。すなわち、多数の踏段が無端状に
連結されて主枠内を循環移動する搬送帯と、この搬送帯
の一部をなし踏段の間に設けられて要時に車椅子積載面
を形成する車椅子用踏段と、この車椅子用踏段に装備さ
れて常時は引退位置に保持され要時に車椅子積載面形成
動作する可動機構と、主枠の端部に設けられて常時は下
降位置に保持され要時に上昇して停止した車椅子用踏段
の可動機構に係合する作動機構とが設けられる。
【0003】さらに、車椅子用踏段に設けられて可動機
構の回転軸の回転外周部の一側に係止して可動機構を引
退位置に保持する保持装置が設けられる。そして、車椅
子搬送時に上昇した作動機構のカムに保持装置が係合
し、車椅子用踏段の移動による保持装置とカムの相対変
位によって、保持装置による可動機構の引退位置保持が
解除される。次いで、可動機構の動作を介して車椅子積
載面が形成されて車椅子が搬送され、その後の車椅子用
踏段の移動による保持装置と作動機構のカムとの相対変
位によって、保持装置による可動機構の動作位置保持が
行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
椅子踏段付エスカレーターにおいて、車椅子搬送時に主
枠の端部において上昇した作動機構のカムに車椅子用踏
段の保持装置が係合し、車椅子用踏段の移動による保持
装置とカムの相対変位によって、保持装置による可動機
構の引退位置保持が解除される。次いで、可動機構の動
作を介して車椅子積載面が形成された後の車椅子用踏段
の移動による保持装置と作動機構のカムとの相対変位に
よって、保持装置による可動機構の動作位置保持が行わ
れる。
【0005】そして、保持装置と作動装置のカムとの相
対変位、すなわち車椅子用踏段の移動によって保持装置
による可動機構の動作位置保持が行われる。このため、
可動機構の動作位置保持が不完全のまま車椅子積載面が
形成され、その車椅子積載面に車椅子が積載されて搬送
が行われるという問題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、車椅子搬送時に主枠の端部にお
いて車椅子用踏段が停止した状態で、車椅子用踏段の保
持装置による可動機構の動作位置保持が行われる車椅子
踏段付エスカレーターを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる車椅子
踏段付エスカレーターにおいては、多数の踏段が無端状
に連結されて主枠内を循環移動する搬送帯と、この搬送
帯の一部をなし踏段の間に設けられて要時に車椅子積載
面を形成する車椅子用踏段と、この車椅子用踏段に装備
されて常時は引退位置に保持され要時に車椅子積載用動
作する可動機構と、主枠の端部に設けられて常時は下降
位置に保持され要時に上昇して停止した車椅子用踏段の
可動機構に係合する作動機構と、車椅子用踏段に設けら
れて可動機構の回転軸の回転外周部に係止して可動機構
を引退位置に保持し作動機構の上昇を介して引退位置保
持を解除し、作動機構による可動機構の動作位置変位後
の作動機構の下降によって可動機構の回転軸の回転外周
部に係止して可動機構を動作位置に保持する可動機構の
保持装置とが設けられる。
【0008】また、この発明に係わる車椅子踏段付エス
カレーターにおいては、可動機構の回転軸に固定されて
外周部の一側の係止溝を介して可動機構を引退位置に保
持し、外周部の一側に対向した他側の係止溝を介して可
動機構を動作位置に保持する円形カムを装備した保持装
置が設けられる。
【0009】また、この発明に係わる車椅子踏段付エス
カレーターにおいては、可動機構の回転軸に固定され外
周部の係止溝を介して可動機構を引退位置に保持する第
一円形カム及び回転軸に固定され外周部の係止溝を介し
て可動機構を動作位置に保持する第二円形カムを装備し
た保持装置が設けられる。
【0010】また、この発明に係わる車椅子踏段付エス
カレーターにおいては、可動機構を引退位置に保持した
状態及び可動機構を動作位置に保持した状態を検出する
検出器を装備した保持装置が設けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図27は、
この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は車椅子
踏段付エスカレーターの概念的側面図、図2は車椅子搬
送状況を示す図1の要部拡大図、図3は図1の主枠の下
端側における車椅子搬送の第一状況を説明する図、図4
は図3における車椅子搬送の第二状況を説明する図、図
5は図4の第一車椅子用踏段箇所の右側面図、図6は図
5の保持装置箇所の左側面図、図7は図3における車椅
子搬送の第三状況を説明する図、図8は図7の第一車椅
子用踏段箇所の右側面図、図9は図8の保持装置箇所の
左側面図である。
【0012】また、図10は図8の第一カム箇所の右側
面図、図11は図8の第二カム箇所の左側面図、図12
は図3における車椅子搬送の第四状況を説明する図、図
13は図3における車椅子搬送の第五状況を説明する
図、図14は第一カム箇所の状況を示す図10相当図、
図15は第二カム箇所の状況を示す図11相当図、図1
6は図3における車椅子搬送の第六状況を説明する図、
図17は図3における車椅子搬送の第七状況を説明する
図、図18は図3における車椅子搬送の第八状況を説明
する図である。
【0013】また、図19は図18における保持装置箇
所の拡大図、図20は図19における保持装置の異常状
態を示す図、図21は保持装置の状態を説明する図で、
(a)は図19の直前状態、(b)は図19の直後状
態、(c)は図20の状態を示す。図22は主枠の上端
側における車椅子搬送の第一状況を説明する図、図23
は図22における車椅子搬送の第二状況を説明する図、
図24は図22における車椅子搬送の第三状況を説明す
る図、図25は図24の要部拡大図、図26は図22に
おける車椅子搬送の第四状況を説明する図、図27は図
22における車椅子搬送の第五状況を説明する図であ
る。
【0014】図において、1は傾斜して配置されたエス
カレーターの主枠、2は主枠1の下端、3は主枠1の上
端、4は主枠1の下端2及び上端3にそれぞれ形成され
た乗降口、5は乗降口4に設けられて主枠1の長手中間
部側に配置された櫛、6は多数の踏段7が無端状に連結
されて主枠1を循環移動する搬送帯である。
【0015】8は主枠1内に設けられて下端2寄り及び
上端3寄りにそれぞれ配置された第一作動機構で、電動
機によって駆動されるクランク機構により構成されて動
作する昇降装置9、昇降装置9に設けられて主枠1の長
手と平行に配置され電動機によって駆動されるローラチ
ェン10により係合機構を形成した第一駆動機構11及
び昇降装置9の上面に突設された支持体12によって構
成されている。
【0016】13は主枠1内に設けられて下端2寄り及
び上端3寄りにそれぞれ配置されて第一作動機構8より
も主枠1下端2寄りに設けられた第二作動機構で、電動
機によって駆動されるクランク機構により構成されて動
作する昇降装置9、昇降装置9に設けられて主枠1の長
手と平行に配置され電動機によって駆動されるローラチ
ェン10により係合機構を形成した第二駆動機構14及
び昇降装置9の上面に突設されて支持ローラ15を枢持
した支持台16によって構成されている。
【0017】17は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置された傾斜車椅子用踏段で、要時に主枠1下端
2側が下方へ傾斜する傾斜踏板18、傾斜踏板18に枢
着されて主枠1に設けられた傾斜用レール19に支持さ
れる傾斜用ローラ20並びに車椅子の搬送時に主枠1下
端2側の第二駆動機構13に係合する正転ピニオン21
及び、車椅子の搬送時に主枠1上端3側の第一駆動機構
8に係合する逆転ピニオン22が設けられている。
【0018】23は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置された第一車椅子用踏段で、歯車機構からなり
要時に上昇した第一作動機構8の第一駆動機構11に係
合して駆動される進退機構24が設けられて、この進退
機構24によりラック機構を介して主枠1の下端側へ突
出変位する連結腕及び進退機構24によって構成された
可動機構25が装備されている。
【0019】26は第一車椅子用踏段23の下側に設け
られた保持体で、逆U字状をなしU字の一側が第一車椅
子用踏段23に上下に摺動可能に係合されて第一作動機
構8の支持体12に対向する位置に配置され、U字の他
側に係止部27が形成されて圧縮コイルばね28によっ
て下方へ付勢されている。
【0020】29は第一車椅子用踏段21の踏板の下側
に設けられた進退機構24の伝動軸、30は伝動軸29
に固定されて保持体26の係止部27に対向して配置さ
れた円形カムで、円周の一側に第一係止溝31、他側に
第二係止溝32が設けられている。33は保持体26及
び円形カム30を主要部材として構成された保持装置で
ある。
【0021】34は第一作動機構8の支持体12に設け
られた第一検出器で、支持体12の上昇によって保持体
26に押圧されて動作する。35は伝動軸29に固定さ
れて伝動軸29の第一回動位置で所定姿勢に配置される
第一カム、36は第一作動機構8の昇降装置9に設けら
れて第一カム35によって押圧されて動作する第二検出
器、37は伝動軸29に固定されて伝動軸29の第二回
動位置で所定姿勢に配置される第二カム、38は第一作
動機構8の昇降装置9に設けられて第二カム37によっ
て押圧されて動作する第三検出器である。
【0022】39は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置されて第一車椅子用踏段23の主枠1の下端2
側に配置された第二車椅子用踏段、40は第二車椅子用
踏段39に設けられた上昇踏み板で、第二作動機構13
の支持ローラ15により昇降装置9の動作によって第二
車椅子用踏段39の基部から上昇位置に変位する。
【0023】なお、上昇時には第二車椅子用踏段39の
基部に設けられた案内溝41に案内される案内ローラ4
2が装着されて、この案内ローラ42によって所定経路
を経て変位する。そして、上昇踏み板40に設けられた
支持孔43に、突出して嵌合する第一車椅子用踏段23
の可動機構25に支持されて、第一車椅子用踏段23の
踏み板面位置に配置される。
【0024】44は上昇踏み板40に設けられた乗り込
み台で、ラック機構が設けられて常時は引退位置に配置
され、歯車機構からなる伝動機構45が設けられてこの
伝動機構45が上昇した第二作動機構13の第二駆動機
構14に係合して駆動され主枠1下端2側へ突出する。
【0025】46は上昇踏み板40の主枠1下端2側に
設けられた車止め片で、ラック機構が設けられて常時は
引退位置に配置され、歯車機構からなる伝動機構47が
設けられてこの伝動機構47が上昇した第二作動機構1
3の第二駆動機構14に係合して駆動され上方に突出す
る。48は車椅子で、第一車椅子用踏段23及び第二車
椅子用踏段39を主要部として形成された車椅子積載面
49に搭載されて搬送される。
【0026】上記のように構成された車椅子踏段付エス
カレーターにおいて、通常時には第一作動機構8及び第
二作動機構13の昇降装置9が図18、図27に示すよ
うに下降位置に配置される。そして、この状態では第一
作動機構8の第一駆動機構11、第二作動機構13の第
二駆動機構14が、図27に示すように踏段7等のライ
ザーに当たらず、また傾斜車椅子用踏段17の正転ピニ
オン21、逆転ピニオン22、第一車椅子用踏段23の
進退機構24、第二車椅子用踏段36の伝動機構45,
47に係合しない位置に配置される。
【0027】また、傾斜車椅子用踏段17の傾斜踏板1
8は基部に対して水平位置に保持される。そして、第一
車椅子用踏段23の可動機構25は引退位置に配置さ
れ、この状態では図6に示すように保持装置33の係止
部27が円形カム30の第一係止溝31に嵌合する。こ
れによって、進退機構24の伝動軸29の回動が阻止さ
れて可動機構25が引退位置に保持される。また、第二
車椅子用踏段23の上昇踏み板40及び車止め片20は
下降位置にそれぞれ配置され、乗り込み台44は引退位
置に保持される。
【0028】この状態で搬送帯6が主枠1内を循環運転
されて踏段7、傾斜車椅子用踏段17、第一車椅子用踏
段23及び第二車椅子用踏段39により一般乗客が搬送
される。なお、搬送帯6の循環運転により第一車椅子用
踏段23等の全部の踏段は、上昇運転の場合に下端2側
の乗降口4から水平移動し、次いで傾斜角度が漸増する
漸増傾斜移動する。
【0029】次いで、一定傾斜角度による一定傾斜移動
して上端3側の乗降口4に近づくと傾斜角度が漸減する
漸減傾斜移動する。その後に上端3側の乗降口4へ水平
移動して循環移動する。なお、下降運転のときには全部
の踏段が上昇運転の場合と逆の順序で循環移動する。
【0030】そして、車椅子48を上昇搬送する場合、
すなわち車椅子48を下端2側の乗降口4から上端3側
の乗降口4へ搬送するときには、車椅子踏段付エスカレ
ーターが車椅子運転スイッチ(図示しない)により車椅
子運転に切り換えられる。これによって、主枠1下端2
側の第二作動機構13の昇降装置9が上昇し搬送帯6が
低速で上昇運転される。そして、傾斜車椅子用踏段17
が第二作動機構13の制動された第二駆動機構14の上
を通過するときに、図3に示すように傾斜車椅子用踏段
17の正転ピニオン21が第二駆動機構14に係合して
駆動される。
【0031】これによって、傾斜踏板18の水平姿勢保
持が解除されて傾斜可能状態となる。次いで、第一車椅
子用踏段23が漸増傾斜移動区域に移動して第一作動機
構8に対向し、第二車椅子用踏段39が水平移動区域に
配置されて第二作動機構13に対向した位置で停止す
る。
【0032】この状態で、図4に示すように傾斜車椅子
用踏段17は傾斜用レール19に傾斜用ローラ20が案
内されて傾斜踏板18が傾斜する。また、第一車椅子用
踏段23は第二車椅子用踏段39よりも上昇した位置に
配置される。また、第二車椅子用踏段39の主枠1下端
2側の踏段7は、乗降口4の櫛5から移動方向に沿う長
さのほぼ30%が前進した状態に配置される。
【0033】そして、図4に示す状態から第一作動機構
8及び第二作動機構13が上昇して図7及び図8に示す
状態となり、第一作動機構8の上昇により支持体12に
よって保持装置33の保持体26が押し上げられて図9
に示す状態となる。これにより、第一検出器34が保持
体26により押圧されて動作する。また、保持体26の
上昇変位により係止部27が円形カム30の第一係止溝
31から引退して円形カム30の回動阻止、すなわち保
持装置33による進退機構24の作動阻止が解除され
る。
【0034】また、図8に示すように第二検出器36が
第一カム35に押圧されて図10に示す状態となり、連
結腕からなる可動機構25の引退配置が検出される。次
いで、図7に示す状態で第二作動機構13の第二駆動機
構14の電動機が付勢されて、図示が省略してあるが第
二駆動機構14に係合した第二車椅子用踏段39の鎖歯
車が回転して第二車椅子用踏段39の基部と上昇踏み板
40との連結が解除される。
【0035】そして、第二作動機構13の昇降装置9が
上昇し、支持台16の支持ローラ15によって上昇踏み
板40が押し上げられて、図12に示すように第一車椅
子用踏段23の踏板と同じ高さに配置される。なお、上
昇踏み板40は第二車椅子用踏段39の基部に設けられ
た案内溝41に案内される案内ローラ42によって所定
経路を経て上昇する。これによって、第一車椅子用踏段
23に設けられたライザーとの間に一定の少ない空隙を
形成した状態で変位動作する。
【0036】また、図12に示す状態で第一作動機構8
の第一駆動機構11の電動機が付勢され、第一駆動機構
11に係合した第一車椅子用踏段23の進退機構24が
駆動される。これにより、可動機構25が主枠1下端2
側へ突出して第二車椅子用踏段39の支持孔43に嵌合
して図13に示す状態となり、第一車椅子用踏段23の
踏面と上昇踏み板40とにより車椅子積載面49が形成
される。このときに、図15に示すように第二カム37
によって第三検出器38が押圧されて動作し、可動機構
25の突出配置が検出される。
【0037】そして、第三検出器38の動作によって第
一駆動機構11の電動機が消勢される。次いで、図13
に示す状態で第二作動機構13の第二駆動機構14の電
動機が付勢されて第二車椅子用踏段39の伝動機構45
が駆動される。これにより、乗り込み台44が突出して
対向した主枠1下端2側の櫛5に架橋されて図16に示
す状態となる。
【0038】次いで、形成された車椅子積載面49に下
端2側の乗降口4から車椅子48が搭載され、その後に
第二作動機構13の第二駆動機構14の電動機が付勢さ
れて第二車椅子用踏段39の伝動機構47が駆動され
る。これにより、車止め片46が上方へ突出して図17
に示す状態となりこの車止め片46によって、車椅子積
載面49に搭載された車椅子48の主枠1下端2方向へ
の変位が阻止される。
【0039】そして、第二作動機構13の第二駆動機構
14の電動機が付勢されて第二車椅子用踏段39の伝動
機構45が駆動される。これにより、乗り込み台44が
引退して上昇踏み板40内に収納される。次いで、第一
作動機構8及び第二作動機構13が下降して図18に示
す状態となり、この状態で、第一作動機構8の昇降装置
9の下降によって保持体26が下降するが、可動機構2
5が突出した正常状態である場合には、係止部27は円
形カム30の第二係止溝32に嵌合する。
【0040】これにより、図19に示す状態となり円形
カム30の回動阻止、すなわち保持装置33による進退
機構24の作動が阻止される。なお、第一作動機構8の
支持体12の上昇中は第一検出器34が支持体12によ
って押圧されて動作し続け、第一作動機構8の下降によ
って第一検出器34の支持体12による押圧が解除され
て不動作となる。
【0041】また、可動機構25が正常に突出せず異常
状態であるときには、第一作動機構8の昇降装置9の下
降によって保持体26が下降するものの、係止部27が
円形カム30の外周に支持されて図20に示す状態とな
る。このため、図21に示す距離Xだけ早期に第一検出
器34の支持体12による押圧が解除されて不動作とな
る。
【0042】このような構成によって、第一作動機構8
の昇降装置9が下降を開始した後に、可動機構25の正
常突出時よりも早期に第一検出器34が不動作になるこ
とにより、可動機構25の突出状況の異常が検出され
る。この異常検出を介して車椅子48搬送中の車椅子踏
段付エスカレーターが停止し、また車椅子48の使用
者、介助者に異常発生が報知される。
【0043】そして、可動機構25が正常に突出してい
る場合には、図18に示す状態で搬送帯6が上昇運転さ
れて上昇踏み板40と第一車椅子用踏段23の踏み面か
らなる車椅子積載面49が水平姿勢を保持して下端2側
の乗降口4から水平移動し、次いで傾斜角度が漸増する
漸増傾斜移動する。次いで、一定傾斜角度による一定傾
斜移動して主枠1上端3側の乗降口4に近づくと傾斜角
度が漸減する漸減傾斜移動する。
【0044】そして、主枠1上端3側の第一作動機構8
の昇降装置9が上昇して図22に示す状態となり、傾斜
車椅子用踏段17が第一作動機構8の制動された第一駆
動機構11の上を通過するときに、傾斜踏板18は傾斜
用ローラ20が傾斜用レール19に案内されて水平姿勢
に配置される。これと共に、傾斜車椅子用踏段17の逆
転ピニオン22が第一駆動機構11に係合して駆動さ
れ、この逆転ピニオン22の動作を介して傾斜踏板18
が水平姿勢に保持される。
【0045】次いで、第一車椅子用踏段23が水平移動
区域に配置されて第一作動機構8に対向し、第二車椅子
用踏段39が漸減傾斜移動区域に配置されて第二作動機
構13に対向した位置で停止して図23に示す状態とな
る。この状態で、傾斜車椅子用踏段17は、移動方向に
沿う長さのほぼ70%が乗降口4の櫛5に下方に進入し
た状態に配置される。
【0046】そして、この状態において、車椅子積載面
49から車椅子48が主枠1上端3側の乗降口4に降り
立って車椅子49の上昇搬送が終了する。次いで、第二
作動機構13が上昇して上昇位置にある第二車椅子用踏
段39の上昇踏み板40を支持する。また、第一作動機
構8が上昇して第一車椅子用踏段23の保持装置33に
よる保持を解除して、図24に示す状態となる。
【0047】そして、保持装置33の保持体26は第一
作動機構8の支持体12によって押し上げられて、係止
部27が円形カム30の第二係止溝32から外れてい
る。このため、第一車椅子用踏段23に設けられた進退
機構24の伝動軸29は回動可能になる。また、第二車
椅子用踏段39の上昇踏み板40は第二作動機構13の
昇降装置9に設けられた支持ローラ15に支持されてい
る。
【0048】次いで、主枠1上端3側の第一作動機構8
の第一駆動機構11が付勢されて、第一車椅子用踏段2
3の進退機構24の鎖歯車が駆動される。これにより、
可動機構25が引退して第一車椅子用踏段23と上昇踏
み板40との連結が解除される。また、主枠1上端3側
の第二作動機構13の第二駆動機構14が付勢されて、
第二車椅子用踏段39の伝動機構47の鎖歯車が駆動さ
れる。これにより、車止め片46が引退して上昇踏み板
40に収納されて図26に示す状態となる。
【0049】そして、図26に示す状態から主枠1上端
3側の第二作動機構13の昇降装置9が下降する。これ
により、第二車椅子用踏段39の上昇踏み板40が、上
昇時と同様に案内溝41と案内ローラ42の係合を介し
て下降する。そして、第二作動機構13の第二駆動機構
14の動作により駆動される鎖歯車(図示しない)の回
転を介して上昇踏み板40が第二車椅子用踏段39の基
部に保持される。
【0050】次いで、第一作動機構8が下降し、また第
二作動機構13は第二車椅子用踏段39の基部に上昇踏
み板40を保持する動作位置からさらに下降して図27
に示す状態となる。この状態では、第二車椅子用踏段3
9の車止め片46等の可動部材が引退又は下降位置に保
持される。また、第一車椅子用踏段23の保持装置33
は保持体26の係止部27が円形カム30の第一係止溝
31に嵌合する。これにより、進退機構24の伝動軸2
9の回動が阻止されて可動機構25が引退位置に保持さ
れる。この状態となって車椅子踏段付エスカレーターが
通常運転に復帰する。
【0051】なお、以上は車椅子48を主枠1下端2側
の乗降口4から上端3側の乗降口4へ上昇搬送する場合
について説明した。これに対して、車椅子48を主枠1
上端3側の乗降口4から下端2側の乗降口4へ下降搬送
するときに、第一作動機構8、第二作動機構13等の関
連機器を、車椅子48の上昇搬送時とは逆に動作させ
る。これによって、詳細な説明を省略するが車椅子48
の上昇搬送時と同様な作用を得ることができる。
【0052】以上説明したように漸増傾斜移動区間又は
漸減傾斜移動区間に、第一車椅子用踏段23及び第二車
椅子用踏段39のいずれかが移動し停止して状態、すな
わち、車椅子48の上昇搬送時には第二車椅子用踏段3
9の主枠1下端2側の通常踏段7が、また下降搬送時に
は傾斜車椅子用踏段17が主枠1上端3側の昇降口4の
櫛5の下側に配置された状態で車椅子積載面49が形成
される。したがって、主枠1端部寄りに通常のエスカレ
ーターよりも長い各踏段の水平移動区間を設けることな
く車椅子48を搬送することができる。
【0053】これにより、車椅子踏段付エスカレーター
の設置要件として主枠1の全長を増したり、主枠1の両
端を支持する建築梁の間隔を増大したりすることが不要
になる。したがって、車椅子踏段付エスカレーター設置
の制約、また既設の通常エスカレーターを車椅子踏段付
エスカレーターに改造する場合の制約を解消することが
できる。また、第一作動機構8、第二作動機構13が昇
降し、第一車椅子用踏段23及び第二車椅子用踏段39
に係合して可動機構25による所要の作用が達成され
る。
【0054】そして、可動機構25が正常に突出せず第
二車椅子用踏段39の上昇踏み板40と第一車椅子用踏
段23の連結が不完全となる異常状態であるときには、
保持装置33によって、可動機構25の突出状況の異常
が検出される。この異常検出を介して車椅子48搬送中
の車椅子踏段付エスカレーターが停止し、また車椅子4
8の使用者、介助者に異常発生が報知される。
【0055】このように、車椅子48搬送時に主枠1の
端部において車椅子用踏段が停止した状態で、車椅子用
踏段の保持装置33による可動機構25の動作位置保持
が行われる。このため、可動機構25の動作が不完全の
まま車椅子48が搬送される不具合の発生を未然に防止
することができる。
【0056】なお、図1〜図27の実施の形態におい
て、第一車椅子用踏段23に設けられた連結腕が装備さ
れた可動機構25としたが、車椅子48搬送時に引退位
置から作動位置に変位する車止め片46等からなる可動
機構の配置を保持装置により所定状態に保持する構成と
して、このような構成に対しても図1〜図27の実施の
形態における作用を得ることができる。また、図1〜図
27の実施の形態において、伝動軸29に固定された円
形カム30には第一係止溝31及び第二係止溝32の二
つの係止溝がある場合を示している。しかし、可動機構
25の突出、引退が伝動軸29が丁度一回転することに
より行われるように設定すれば、一つの係止溝を円形カ
ム30に設けるのみで、図1〜図27の実施の形態にお
ける作用を得ることができる。
【0057】実施の形態2.図28〜図34は、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図28は車椅子
踏段付エスカレーターの第一車椅子用踏段箇所の右側面
図であって前述の図5相当図、図29は図28の第一保
持装置箇所の左側面図、図30は図28の第二保持装置
箇所の右側面図、図31は図28における保持装置動作
の第一状況を説明する図、図32は図31の第一保持装
置箇所の左側面図、図33は図31の第二保持装置箇所
の右側面図、図34は図28における保持装置動作の第
二状況を説明する図である。
【0058】なお、図28〜図34の他は前述の図1〜
図27の実施の形態と同様に車椅子踏段付エスカレータ
ーが構成されている。図において、前述の図1〜図27
と同符号は相当部分を示し、50は第一円形カムで、伝
動軸29に固定されて保持体26の係止部27に対向し
て配置されて、円周の一側に第一係止溝31が設けられ
ている。33は保持体26及び第一円形カム50を主要
部材として構成された第一保持装置である。
【0059】261は第一車椅子用踏段23の下側に設
けられた保持体で、逆U字状をなしU字の一側が第一車
椅子用踏段23に上下に摺動可能に係合されて第一作動
機構8の支持体121に対向する位置に配置され、U字
の他側に係止部271が形成されて圧縮コイルばね28
によって下方へ付勢されている。
【0060】501は第二円形カムで、伝動軸29に固
定されて保持体261の係止部271に対向して配置さ
れて、円周に第二係止溝32が設けられている。331
は保持体261及び第二円形カム501を主要部材とし
て構成された第二保持装置である。341は第一作動機
構8の第二支持体121に設けられた第4検出器で、第
二支持体121の上昇によって第二保持体261に押圧
されて動作する。
【0061】上記のように構成された車椅子踏段付エス
カレーターにおいて、前述の図1〜図27の実施の形態
と同様に車椅子踏段付エスカレーターが運転される。す
なわち、通常時において図28に示すように第一保持装
置33の係止部27が第一円形カム50の第一係止溝3
1に嵌合し、第二保持装置331の係止部271は第二
円形カム501の外周に支持される。これによって、進
退機構24の伝動軸29の回動が阻止されて可動機構2
5が引退位置に保持される。
【0062】そして、車椅子48の搬送時における第一
作動機構8の上昇により支持体12によって第一保持装
置33の保持体26が押し上げられ、また第二支持体1
21によって第二保持装置331の第二保持体261が
押し上げられて図31に示す状態となる。
【0063】これにより、第一検出器34が保持体26
により、また第四検出器341が第二保持体261によ
り押圧されて動作する。また、保持体26の上昇変位に
より係止部27が第一円形カム50の第一係止溝31か
ら引退して第一円形カム50の回動阻止、すなわち第一
保持装置33による進退機構24の作動阻止が解除され
る。
【0064】なお、動作した第一検出器34及び第四検
出器341の両者は、対応した保持体が係止溝に嵌合す
る場合に嵌合に要する行程分だけ不動作復帰が遅延す
る。このため、上記両者のいずれかが係止溝に嵌合した
ことを検出することができる。したがって、可動機構2
5の引退動作、突出動作をそれぞれ検出することがで
き、これにより車椅子48搬送運転時の制御精度を向上
することができる。
【0065】そして、車椅子48の搬送時における可動
機構25の主枠1下端2側突出後の第一作動機構8の下
降による支持体12の下降によって第一保持装置33の
保持体26が第一円形カム50の外周に支持され、また
第二支持体121の下降によって第二保持装置331の
第二保持体261が第二円形カム501の第二係止溝3
2に嵌合する。これによって、図34に示す状態となり
第二円形カム501の回動阻止、すなわち第二保持装置
331により進退機構24の作動が阻止されて、可動機
構25が突出状態に保持される。
【0066】そして、車椅子48の搬送終了後の通常運
転復帰による第一作動機構8の下降によって、図28に
示す状態となり進退機構24の伝動軸29の回動が阻止
されて可動機構25が引退位置に保持される。このよう
に、保持装置により可動機構25の動作位置保持が行わ
れるので、詳細な説明を省略するが図28〜図34の実
施の形態においても図1〜図27の実施の形態と同様な
作用が得られる。
【0067】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、多数の
踏段が無端状に連結されて主枠内を循環移動する搬送帯
と、この搬送帯の一部をなし踏段の間に設けられて要時
に車椅子積載面を形成する車椅子用踏段と、この車椅子
用踏段に装備されて常時は引退位置に保持され要時に車
椅子積載用動作する可動機構と、主枠の端部に設けられ
て常時は下降位置に保持され要時に上昇して停止した車
椅子用踏段の可動機構に係合する作動機構と、車椅子用
踏段に設けられて可動機構の回転軸の回転外周部に係止
して可動機構を引退位置に保持し作動機構の上昇を介し
て引退位置保持を解除し、作動機構による可動機構の動
作位置変位後の作動機構の下降によって可動機構の回転
軸の回転外周部に係止して可動機構を動作位置に保持す
る可動機構の保持装置とを設けたものである。
【0068】これによって、車椅子搬送時に主枠の端部
において車椅子用踏段が停止した状態で、車椅子用踏段
の保持装置による可動機構の所定位置保持が行われる。
したがって、可動機構の動作が不完全のまま車椅子が搬
送される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0069】また、この発明は以上説明したように、可
動機構の回転軸に固定されて外周部の一側の係止溝を介
して可動機構を引退位置に保持し、外周部の一側に対向
した他側の係止溝を介して可動機構を動作位置に保持す
る円形カムを装備した保持装置を設けたものである。
【0070】これによって、車椅子搬送時に主枠の端部
において車椅子用踏段が停止した状態で、車椅子用踏段
に設けられた保持装置の円形カムの互いに離れた係止溝
による可動機構の所定位置保持が行われる。したがっ
て、可動機構の動作が不完全のまま車椅子が搬送される
不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0071】また、この発明は以上説明したように、可
動機構の回転軸に固定され外周部の係止溝を介して可動
機構を引退位置に保持する第一円形カム及び回転軸に固
定され外周部の係止溝を介して可動機構を動作位置に保
持する第二円形カムが装備された保持装置を設けたもの
である。
【0072】これによって、車椅子搬送時に主枠の端部
において車椅子用踏段が停止した状態で、車椅子用踏段
に設けられた保持装置の第一円形カム及び第二円形カム
それぞれの係止溝による可動機構の所定位置保持が行わ
れる。したがって、可動機構の動作が不完全のまま車椅
子が搬送される不具合の発生を未然に防止する効果があ
る。
【0073】また、この発明は以上説明したように、可
動機構を引退位置に保持した状態及び可動機構を動作位
置に保持した状態を検出する検出器が装備された保持装
置を設けたものである。
【0074】これによって、車椅子搬送時に主枠の端部
において車椅子用踏段が停止した状態で、車椅子用踏段
の保持装置による可動機構の所定位置保持が行われると
共に、検出器により所定位置保持が検出される。したが
って、可動機構の動作が不完全のまま車椅子が搬送され
る不具合の発生を未然に防止する効果がある。また、可
動機構の動作不完全検出により車椅子踏段付エスカレー
ターの異常時制御を可能にし、また異常報知を可能にす
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、車椅子
踏段付エスカレーターの概念的側面図。
【図2】 車椅子搬送状況を示す図1の要部拡大図。
【図3】 図1の主枠の下端側での車椅子搬送の第一状
況を説明する図。
【図4】 図3における車椅子搬送の第二状況を説明す
る図。
【図5】 図4の第一車椅子用踏段箇所の右側面図。
【図6】 図5の保持装置箇所の左側面図。
【図7】 図3における車椅子搬送の第三状況を説明す
る図。
【図8】 図7の第一車椅子用踏段箇所の右側面図。
【図9】 図8の保持装置箇所の左側面図。
【図10】 図8の第一カム箇所の右側面図。
【図11】 図8の第二カム箇所の左側面図。
【図12】 図3における車椅子搬送の第四状況を説明
する図。
【図13】 図3における車椅子搬送の第五状況を説明
する図。
【図14】 第一カム箇所の状況を示す図10相当図。
【図15】 第二カム箇所の状況を示す図11相当図。
【図16】 図3における車椅子搬送の第六状況を説明
する図。
【図17】 図3における車椅子搬送の第七状況を説明
する図。
【図18】 図3における車椅子搬送の第八状況を説明
する図。
【図19】 図18における保持装置箇所の拡大図。
【図20】 図19における保持装置の異常状態を示す
図。
【図21】 保持装置の状態を説明する図で、(a)は
図19の直前状態、(b)は図19の直後状態、(c)
は図20の状態を示す。
【図22】 主枠の上端側における車椅子搬送の第一状
況を説明する図。
【図23】 図22における車椅子搬送の第二状況を説
明する図。
【図24】 図22における車椅子搬送の第三状況を説
明する図。
【図25】 図24の要部拡大図。
【図26】 図22における車椅子搬送の第四状況を説
明する図。
【図27】 図22における車椅子搬送の第五状況を説
明する図。
【図28】 この発明の実施の形態2を示す図で、車椅
子踏段付エスカレーターの第一車椅子用踏段箇所の右側
面図であって前述の図5相当図。
【図29】 図28の第一保持装置箇所の左側面図。
【図30】 図28の第二保持装置箇所の右側面図。
【図31】 図28における保持装置動作の第一状況を
説明する図。
【図32】 図31の第一保持装置箇所の左側面図。
【図33】 図31の第二保持装置箇所の右側面図。
【図34】 図28における保持装置動作の第二状況を
説明する図。
【符号の説明】
1 主枠、6 搬送帯、8 第一作動機構、13 第二
作動機構、17 傾斜車椅子用踏段、23 第一車椅子
用踏段、25 可動機構、30 円形カム、31 第一
係止溝、32 第二係止溝、33 保持装置、34 第
一検出器、341 第四検出器、39 第二車椅子用踏
段、49 車椅子積載面、50 第一円形カム、501
第二円形カム。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の踏段が無端状に連結されて主枠内
    を循環移動する搬送帯と、この搬送帯の一部をなし上記
    踏段の間に設けられて要時に車椅子積載面を形成する車
    椅子用踏段と、この車椅子用踏段に装備されて常時は引
    退位置に保持され要時に上記車椅子積載用動作する可動
    機構と、上記主枠の端部に設けられて常時は下降位置に
    保持され要時に上昇して停止した上記車椅子用踏段の可
    動機構に係合する作動機構と、上記車椅子用踏段に設け
    られて上記可動機構の回転軸の回転外周部に係止して上
    記可動機構を引退位置に保持し上記作動機構の上昇を介
    して上記引退位置保持を解除し、上記作動機構による上
    記可動機構の動作位置変位後の上記作動機構の下降によ
    って上記可動機構の回転軸の回転外周部に係止して上記
    可動機構を上記動作位置に保持する上記可動機構の保持
    装置とを備えた車椅子踏段付エスカレーター。
  2. 【請求項2】 可動機構の回転軸に固定されて外周部の
    一側の係止溝を介して上記可動機構を引退位置に保持
    し、上記外周部の上記一側に対向した他側の係止溝を介
    して上記可動機構を動作位置に保持する円形カムが装備
    された保持装置としたことを特徴とする請求項1記載の
    車椅子踏段付エスカレーター。
  3. 【請求項3】 可動機構の回転軸に固定され外周部の係
    止溝を介して上記可動機構を引退位置に保持する第一円
    形カム及び上記回転軸に固定され外周部の係止溝を介し
    て上記可動機構を動作位置に保持する第二円形カムが装
    備された保持装置としたことを特徴とする請求項1記載
    の車椅子踏段付エスカレーター。
  4. 【請求項4】 可動機構を引退位置に保持した状態及び
    上記可動機構を動作位置に保持した状態を検出する検出
    器が装備された保持装置としたことを特徴とする請求項
    1、請求項2及び請求項3のいずれか一つに記載の車椅
    子踏段付エスカレーター。
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