JP3945883B2 - 車椅子踏段付エスカレーター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多数の踏段が連結されてなる搬送帯が設けられて、要時に複数が結合されて車椅子積載面を搬送帯に形成する車椅子用踏段が配置された車椅子踏段付エスカレーターに関する。
【0002】
【従来の技術】
図13〜図16は、例えば特開平7−330273号公報に示された従来の車椅子踏段付エスカレーターを示す図で、図13は概念的側面図、図14は車椅子搬送の第一状況を説明する図13の下端側乗降口箇所の拡大図、図15は車椅子搬送の第二状況を説明する図13の下端側乗降口箇所の拡大図、図16は車椅子搬送の第三状況を説明する図13の下端側乗降口箇所の拡大図である。
【0003】
図において、1は傾斜して配置されたエスカレーターの主枠、2は主枠1の下端、3は主枠1の上端、4は主枠1の下端2及び上端3にそれぞれ形成された乗降口、5は乗降口4に設けられて主枠1中間部側に配置された櫛、6は多数の踏段7が無端状に連結されて主枠1を循環移動する搬送帯である。
【0004】
8は主枠1内に設けられて下端2寄り及び上端3寄りにそれぞれ配置された作動機構で、ラックとピニオンからなり電動機によって駆動される昇降機構9及び主枠1の長手と平行に配置されたローラチェン10からなる係合機構11によって構成されている。
【0005】
12は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互間に配置された傾斜車椅子用踏段で、要時に上昇した作動機構8の係合機構11に係合して、搬送帯6の移動によって駆動される傾斜機構13の変位により傾斜する傾斜踏み板14が設けられている。
【0006】
15は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互間に配置されて傾斜車椅子用踏段12の主枠1の下端2側に配置された第一車椅子用踏段で、要時に上昇した作動機構8の係合機構11に係合して、搬送帯6の移動によって駆動される進退機構16によって主枠1の下端側へ突出変位する連結腕17が設けられている。
【0007】
18は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互間に配置されて第一車椅子用踏段15の主枠1の下端2側に配置された第二車椅子用踏段で、突出した第一車椅子用踏段15の連結腕17に支持されて第一車椅子用踏段15の傾斜移動により、第二車椅子用踏段18の基部から上昇して第一車椅子用踏段15の踏み板面位置に支持される上昇踏み板19が設けられている。
【0008】
20は第二車椅子用踏段18の主枠1下端2側に設けられた車止め片で、要時に上昇した作動機構8の係合機構11に係合して、搬送帯6の移動によって駆動される変位機構21によって上方に突出変位する。22は車椅子で、主として第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18によって形成された車椅子積載面23に搭載されて搬送される。
【0009】
従来の車椅子踏段付エスカレーターは上記のように構成されて、通常時には、作動機構8の昇降機構9が下降位置に、傾斜車椅子用踏段12の傾斜踏み板14は水平位置に、第一車椅子用踏段15の連結腕17は引退位置に、また第二車椅子用踏段18の上昇踏み板19及び車止め片20は下降位置にそれぞれ配置される。
【0010】
この状態で搬送帯6が主枠1内を循環運転されて踏段7、傾斜車椅子用踏段12、第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18により一般乗客が搬送される。なお、搬送帯6の循環運転により第一車椅子用踏段15等の全部の踏段は、上昇運転の場合に下端2側の乗降口4から水平移動し、次いで傾斜角度が漸増する漸増傾斜移動する。
【0011】
次いで、一定傾斜角度による一定傾斜移動して上端3側の乗降口4に近づくと傾斜角度が漸減する漸減傾斜移動する。その後に上端3側の乗降口4へ水平移動して循環移動する。なお、下降運転のときには全部の踏段が前述の上昇運転の場合とは逆の順序で循環移動する。
【0012】
そして、車椅子22を上昇搬送する場合、すなわち車椅子22を下端2側の乗降口4から上端3側の乗降口4へ搬送するときには、車椅子踏段付エスカレーターの車椅子運転スイッチ(図示しない)により車椅子運転に切り換えられる。これによって、作動機構8の昇降機構9が付勢されて係合機構11が上昇位置に配置される。次いで、搬送帯6が上昇運転される。
【0013】
そして、傾斜車椅子用踏段12が下端2側の乗降口4から上端3側方向へ水平移動することより、上昇した作動機構8の係合機構11に傾斜機構13が係合して駆動される。これによって、傾斜踏み板14が変位して図14に示すように傾斜する。
【0014】
また、第一車椅子用踏段15が下端2側の乗降口4から上端3側方向へ水平移動することより、上昇した作動機構8の係合機構11に進退機構16が係合して駆動される。これによって、連結腕17が主枠1の下端側へ突出変位して図14に示すように上昇踏み板19を支持する。この状態、すなわち図14に示す状態で下端2側の乗降口4から車椅子22が第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18によって形成された車椅子積載面23に搭載される。
【0015】
そして、第二車椅子用踏段18が下端2側の乗降口4から上端3側方向へ水平移動することより、上昇した作動機構8の係合機構11に変位機構21が係合して駆動される。これによって、車止め片20が上方に突出変位して図15に示すように第二車椅子用踏段18の踏み板面から突出する。これによって車椅子積載面23からの車椅子22の主枠1下端2側方向への移動が阻止される。
【0016】
そして、図15に示す状態で、搬送帯6が上昇運転されると第一車椅子用踏段15が漸増傾斜移動及び一定傾斜移動する。これらの傾斜移動時にも第二車椅子用踏段18の上昇踏み板19が第一車椅子用踏段15の連結腕17に支持されているので車椅子積載面23が維持される。そして、図16に示す状態で車椅子22が上昇搬送される。
【0017】
次いで、搬送帯6が移動して傾斜車椅子用踏段12等が上端3側の乗降口4の水平移動箇所近くにおいて、主枠1上端3側における作動機構8の係合機構11と傾斜機構13との係合を介して、傾斜車椅子用踏段12の傾斜踏み板14が水平位置に復帰される。また、係合機構11と進退機構16の係合を介して第一車椅子用踏段15の連結腕17は引退位置に配置されて上昇踏み板19の支持が解除される。
【0018】
この状態で搬送帯6が停止して、車椅子22が車椅子積載面23から主枠1上端3側の乗降口4に降り立つ。次いで、作動機構8の係合機構11と変位機構21の係合を介して第一車椅子用踏段15の車止め片20が下降位置に配置される。その後に、昇降機構9が付勢され作動機構8が下降位置に配置される。これにより、車椅子踏段付エスカレーターが通常運転に復帰するようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の車椅子踏段付エスカレーターにおいて、車椅子踏段付エスカレーターを停止させることなく車椅子22を搭載できるように、車椅子積載面23が形成される。このような機能を実現するため、傾斜車椅子用踏段12、第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18が、主枠1端部の乗降口4寄りに配置された作動機構8の上を通過している間に、作動機構8との係合を介してそれぞれ動作して車椅子積載面23を形成する機構が構成される。
【0020】
したがって、主枠1端部寄りに通常のエスカレーターよりも長い各踏段の水平移動区間が必要となるので、主枠1の全長が長くなり主枠1の両端を支持する建築梁の間隔も増大する。このため、車椅子踏段付エスカレーターの設置が制約されるという問題点があった。また、既設の通常エスカレーターを車椅子踏段付エスカレーターに改造する工事も制約を受けることになる。
【0021】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、通常エスカレーターにおける乗降口近くの各踏段の水平移動区間に対応した長さの主枠によって構成でき、かつ車椅子搬送動作のための搬送帯の一時停止が少ない車椅子踏段付エスカレーターを得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる車椅子踏段付エスカレーターにおいては、多数の踏段が無端状に連結されて主枠を循環移動する搬送帯と、主枠の下端側へ変位する連結腕が設けられて踏段の相互間に配置された第一車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の下端側に配置され、上昇変位する上昇踏み板が設けられて上昇変位した上昇踏み板が、主枠の下端側へ変位した連結腕に支持されて第一車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成する第二車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の上端側に配置され、主枠の下端側が下方に傾斜する傾斜踏み板が設けられた傾斜車椅子用踏段と、主枠の乗口側端部設けられて搬送帯の水平移動部に配置され要時に傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して傾斜踏み板の主枠の下端側を下方に傾斜させる傾斜作動機構と、主枠の乗口側端部に設けられて主枠下端部の水平移動部及び主枠上端部の搬送帯の傾斜変化移動部の何れか一方に配置され、要時に上昇踏み板を上昇変位させる第二作動機構と、主枠の乗口側端部に設けられて主枠下端部の傾斜変化移動部及び主枠上端部の搬送帯の水平移動部の何れか一方に配置され、要時に、上昇踏み板が上昇変位された状態で連結腕を主枠の下端側へ変位させて、連結腕に上昇踏み板を支持させる第一作動機構と、が設けられて、要時に傾斜作動機構が傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して搬送帯の移動動作により傾斜踏み板を動作させる。
また、この発明に係わる車椅子踏段付エスカレーターにおいては、多数の踏段が無端状に連結されて主枠を循環移動する搬送帯と、主枠の下端側へ変位する連結腕が設けられて踏段の相互間に配置された第一車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の下端側に配置され、上昇変位する上昇踏み板が設けられて、上昇変位した上昇踏み板が、主枠の下端側へ変位した連結腕に支持されて第一車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成する第二車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の上端側に配置され、主枠の下端側が下方に傾斜する傾斜踏み板が設けられた傾斜車椅子用踏段と、主枠の降口側端部に設けられて搬送帯の水平移動部に配置され、要時に傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して傾斜踏み板を傾斜姿勢から水平位置に復帰させる傾斜作動機構と、主枠の降口側端部に設けられて主枠下端部の傾斜変化移動部及び主枠上端部の搬送帯の水平移動部の何れか一方に配置され、要時に、上昇踏み板を支持する連結腕を主枠の上端側へ変位させる第一作動機構と、主枠の降口側端部に設けられて主枠下端部の水平移動部及び主枠上端部の搬送帯の傾斜変化移動部の何れか一方に配置され、要時に、連結腕による支持が解除された上昇踏み板を下降変位させる第二作動機構と、が設けられて、要時に傾斜作動機構が傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して搬送帯の移動動作により傾斜踏み板を動作させる。
【0023】
また、この発明に係わる車椅子踏段付エスカレーターにおいては、傾斜作動機構が、主枠下端部において搬送帯の水平移動部に設けられた第二作動機構と一体的に構成され、主枠上端部において搬送帯の水平移動部に設けられた第一作動機構と一体的に構成される。
【0024】
また、この発明に係わる車椅子踏段付エスカレーターにおいては、主枠下端部における搬送帯の水平移動部に設けられた第二作動機構に、この第二作動機構に設けられた第二駆動機構を傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合する係合上昇位置及び第二車椅子用踏段の上昇踏み板を上昇させる上昇踏み板上昇位置に上昇動作する昇降機構が設けられる。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図12は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は車椅子踏段付エスカレーターの概念的側面図、図2は図1の車椅子踏段付エスカレーターにおける車椅子搬送状況を示す図1の要部拡大図、図3は図1の車椅子踏段付エスカレーターの主枠下端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠下端部箇所の拡大図、図4は図3の次の第二状況を説明する図、図5は図4の次の第三状況を説明する図、図6は図5の次の第四状況を説明する図である。
【0026】
また、図7は図6の次の第五状況を説明する図、図8は図7の次の第六状況を説明する図である。
さらに、図9は図1の車椅子踏段付エスカレーターの主枠上端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠上端部箇所の拡大図、図10は図9の次の第二状況を説明する図、図11は図10の次の第三状況を説明する図、図12は図11の次の第四状況を説明する図である。
【0027】
図において、1は傾斜して配置されたエスカレーターの主枠、2は主枠1の下端、3は主枠1の上端、4は主枠1の下端2及び上端3にそれぞれ形成された乗降口、5は乗降口4に設けられて主枠1の中間部側に配置された櫛、6は多数の踏段7が無端状に連結されて主枠1を循環移動する搬送帯である。
【0028】
24は主枠1内に設けられて主枠2の下端2寄り及び上端3寄りにそれぞれ配置された第一作動機構で、下端2寄りにおいては搬送帯6の傾斜変化移動部に配置され、また上端3寄りにおいては搬送帯6の水平移動部に配置される。そして、電動機によって駆動される昇降機構25及び主枠1の長手と平行に配置されたローラチェンからなり昇降機構25によって上昇位置に変位して他の電動機によってローラチェンが駆動されて動作する第一駆動機構26によって構成されている。
【0029】
27は主枠1内に設けられて第一作動機構24の主枠1下端側にそれぞれ配置された第二作動機構で、下端2寄りにおいては搬送帯6の水平移動部に配置され、また上端3寄りにおいては搬送帯6の傾斜変化移動部に配置される。そして、電動機によって駆動される昇降機構28及び主枠1の長手と平行に配置されたローラチェンからなり昇降機構28によって上昇位置に変位して他の電動機によってローラチェンが駆動されて動作する第二駆動機構29によって構成されている。30は第一作動機構24、第二作動機構27のローラチェンが対応した電動機の制動動作により固定されて形成される傾斜作動機構である。
【0030】
12は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互間に配置された傾斜車椅子用踏段で、要時に上昇した第一作動機構24、第二作動機構27の傾斜作動機構30に係合し、搬送帯6の移動を介して駆動される傾斜機構13の変位によって傾斜する傾斜踏み板14が設けられている。なお、傾斜車椅子用踏段12には傾斜した傾斜踏み板14を傾斜姿勢に維持するために、主枠1に固定された傾斜踏み板用レール31に案内される傾斜用ローラ32が設けられている。
【0031】
15は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互間に配置されて傾斜車椅子用踏段12の主枠1の下端2側に配置された第一車椅子用踏段で、要時に上昇した第一作動機構24の第一駆動機構26に係合して、第一駆動機構26の動作によって駆動される進退機構16によって主枠1の下端側へ突出変位する連結腕17が設けられている。
【0032】
18は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互間に配置されて第一車椅子用踏段15の主枠1の下端2側に配置された第二車椅子用踏段で、要時に上昇した第二作動機構27の第二駆動機構29に係合して、昇降機構28の上昇動作を介して、第二車椅子用踏段18の基部から上昇する上昇踏み板19が設けられている。なお、上昇踏み板19は突出した第一車椅子用踏段15の連結腕17に支持されて第一車椅子用踏段15の傾斜移動により、第一車椅子用踏段15の踏み板面位置に支持される。
【0033】
20は第二車椅子用踏段18における上昇踏み板19の主枠1下端2側に設けられた車止め片で、要時に次に述べるように上方へ突出変位する。すなわち、第二作動機構27の要時に上昇した第二駆動機構29に係合し、第二駆動機構29の動作によって作動する変位機構21に駆動されて突出する。
【0034】
33は上昇踏み板19の主枠1下端2側に設けられた乗込み台で、次に述べるように前進位置に変位する。すなわち、要時に上昇した第二作動機構27の第二駆動機構29に係合し、第二駆動機構29の動作により作動する変位機構21に駆動され、主枠1の下端3の乗降口4方向に前進し櫛5に接して配置される。22は車椅子で、主として第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18によって形成された車椅子積載面23に搭載されて搬送される。
【0035】
上記のように構成された車椅子踏段付エスカレーターにおいて、通常時には第一作動機構24の第一駆動機構26が昇降機構25により下降位置に配置される。また、第二作動機構27の第二駆動機構29が昇降機構28により下降位置に配置される。また、傾斜車椅子用踏段12の傾斜踏み板14は、傾斜機構13が通常位置に配置されることにより水平位置に保持される。
【0036】
また、第一車椅子用踏段15の連結腕17は引退位置に配置される。さらに、第二車椅子用踏段18の上昇踏み板19、車止め片20及び乗込み台33は、第二車椅子用踏段18の変位機構21が通常位置に配置されることによって、下降位置又は引退位置にそれぞれ配置される。
【0037】
このような第一車椅子用踏段15、第一作動機構24等の各構成部材の状態において、搬送帯6が主枠1内を循環運転されて踏段7、傾斜車椅子用踏段12、第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18によって一般乗客が搬送される。なお、搬送帯6の循環運転により第一車椅子用踏段15等の全部の踏段は、上昇運転の場合において下端2側の乗降口4から水平移動し、次いで傾斜角度が漸増する傾斜変化移動する。
【0038】
次いで、一定傾斜角度による一定傾斜移動して上端3側の乗降口4に近づくと傾斜角度が漸減する傾斜変化移動する。その後に上端3側の乗降口4へ水平移動して循環移動する。なお、下降運転のときには全部の踏段が前述の上昇運転の場合とは逆の順序で循環移動する。
【0039】
そして、車椅子22を上昇搬送する場合、すなわち車椅子22を下端2側の乗降口4から上端3側の乗降口4へ搬送するときには、車椅子踏段付エスカレーターの車椅子運転スイッチ(図示しない)により車椅子運転に切り換えられる。これによって、昇降機構28の電動機が付勢されて第二作動機構27の第二駆動機構29が上昇位置に配置されて、この状態で搬送帯6が上昇運転される。
【0040】
これにより、傾斜車椅子用踏段12が下端2側の乗降口4から上端3側方向へ水平移動することより、第二作動機構27の係合上昇位置に上昇して制動された第二駆動機構29、すなわち傾斜作動機構30に傾斜機構13が係合する。そして、この状態で傾斜車椅子用踏段12が移動するので、傾斜機構13が駆動されて傾斜踏み板14が傾斜し、図3に示す状態から図4に示す傾斜位置に配置されて、傾斜踏み板用レール31に傾斜用ローラ32が係合して傾斜姿勢に維持される。
【0041】
次いで搬送帯6が再度上昇運転されて第一車椅子用踏段15が漸増傾斜変化移動区間に移動し、図4に示すように第二車椅子用踏段18に対して上昇した段差が生じた状態で第一作動機構24に対向する。また、第二車椅子用踏段18は第二作動機構27と対向する。なお、この状態では第二車椅子用踏段18の主枠1下端側の踏段7の位置が、櫛5の先端から主枠1長手に沿う長さのほぼ三割が突出した位置に配置される。
【0042】
そして、この状態で第一作動機構24が上昇して第一駆動機構26と、第一車椅子用踏段15の進退機構16とが図4に示すように噛み合う。また、図4に示す状態から第二作動機構27の第二駆動機構29が上昇動作して、第二車椅子用踏段18の変位機構21と噛み合う。この動作と共に、第二作動機構27の昇降機構28の動作によってさらに第二駆動機構29が上昇踏み板上昇位置に上昇する。これによって、上昇踏み板19が第二車椅子用踏段18の基台から上方位置に上昇変位して図5に示すように第一車椅子用踏段15の踏み面に対応した位置に配置される。
【0043】
次いで、第一作動機構24の第一駆動機構26が動作して第一車椅子用踏段15の進退機構16が駆動されて連結腕17が突出して、第二車椅子用踏段18の上昇した上昇踏み板19に嵌合する。これによって、図6に示すように第二車椅子用踏段18の上昇踏み板19が第一車椅子用踏段15に支持され、第一車椅子用踏段15の踏面と上昇踏み板19によって車椅子積載面23が形成される。
【0044】
次に、第二作動機構27の第二駆動機構29が動作して変位機構21が駆動される。これによって、第二車椅子用踏段18の上昇した上昇踏み板19から乗込み台33が主枠1の下端2側へ突出し、突出端が乗降口4の櫛5上面に支持されて図7に示す状態となる。
【0045】
そして、図7に示す状態において、主枠1の下端2側の乗降口4から車椅子22が乗込み台33を経て車椅子積載面23に乗り込む。その後に第二作動機構27の第二駆動機構29が再度動作して変位機構21が駆動され、この変位機構21の動作を介して車止め片20が上昇踏み板19から上方に突出変位する。これによって、車椅子積載面23からの車椅子22の主枠1下端2側方向への移動が阻止される。
【0046】
そして、車椅子積載面23へ車椅子22が乗り込むと、第二作動機構27の第二駆動機構29が逆動作して変位機構21が逆駆動される。これによって、乗込み台33が第二車椅子用踏段18の上昇した上昇踏み板19に対して、引退して従前の位置に復帰して、図8に示す状態となる。そして、第一作動機構24及び第二作動機構27が下降位置に配置された後に、搬送帯6が上昇運転されて図2に示す状態で第一車椅子用踏段15等が漸増傾斜変化移動及び一定傾斜移動して車椅子22が上昇搬送される。
【0047】
なお、この傾斜移動時においても第二車椅子用踏段18の上昇踏み板19が第一車椅子用踏段15の連結腕17に支持されているので車椅子積載面23が維持される。次いで、搬送帯6が移動して傾斜車椅子用踏段12等が上端3側の乗降口4に近づくと、主枠1下端2側の乗降口4から上昇する場合とは、ほぼ逆の順序で傾斜車椅子用踏段12等が動作する。
【0048】
すなわち、主枠1上端3側の第一作動機構24が動作して第一駆動機構26が上昇する。そして、傾斜車椅子用踏段12が主枠1上端3側の第一作動機構24の位置に近づくことにより、傾斜踏み板14が傾斜踏み板用レール31に係合した傾斜用ローラ32により傾斜姿勢から水平位置に復帰する。次いで、第一作動機構24の上昇して制動された第一駆動機構26、すなわち傾斜作動機構30に傾斜車椅子用踏段12の傾斜機構13が係合すると、搬送帯6の移動によって傾斜機構13が駆動されて、傾斜踏み板14が水平位置に保持されて図9に示す状態となる。
【0049】
さらに搬送帯6が上昇運転されて第二車椅子用踏段18が漸減傾斜変化移動区間に移動する。そして、図10に示すように第二車椅子用踏段18の基部に対して、第一車椅子用踏段15の踏み面が上昇して段差を生じた状態で、第一車椅子用踏段15が第一作動機構24に対向する。
【0050】
また、この状態では第二車椅子用踏段18は第二作動機構27と対向する。なお、この状態において傾斜踏み板14の位置が、主枠1長手に沿う長さのほぼ三割が櫛5の先端から突出した位置に配置される。そしてこの状態、すなわち図10に示す状態で搬送帯6が停止して、車椅子22が車椅子積載面23から上端3側の乗降口4に降り立つ。
【0051】
次いで、図10に示す状態で第一作動機構24の第一駆動機構26が上昇して第一車椅子用踏段15の進退機構16に図10に示すように噛み合う。また、図10に示す状態から、第二作動機構27の第二駆動機構29が上昇して、第二車椅子用踏段18の変位機構21と噛み合って図11に示す状態となる。
【0052】
これによって、第二車椅子用踏段18の上昇踏み板19が第二駆動機構29に支持され、また第一作動機構24が動作して第一駆動機構26と噛み合った第一車椅子用踏段15の進退機構16が駆動されて連結腕17が引退して、第二車椅子用踏段18の上昇した上昇踏み板19との嵌合が解除される。
【0053】
次いで、第二作動機構27の昇降機構28が動作して第二駆動機構29が下降し、上昇踏み板19が第二車椅子用踏段18の基台に対して下降して、図12に示すように第一車椅子用踏段15の踏み面に対し下降した位置に配置されてこの状態に保持される。
【0054】
また、第二作動機構27の第二駆動機構29が第二車椅子用踏段18の変位機構21と噛み合った状態で、動作して第二車椅子用踏段18の変位機構21が駆動されて車止め片20が下降して下降位置に保持されて図12に示す状態となる。次いで、第一作動機構24及び第二作動機構27がそれぞれ下降位置に配置されて、車椅子踏段付エスカレーターが通常運転に復帰する。
【0055】
なお、以上は車椅子22を下端2側の乗降口4から上端3側の乗降口4へ搬送する場合について説明した。しかし、車椅子22を上端3側の乗降口4から下端2側の乗降口4へ搬送するときにも、詳細な説明を省略するが乗込み台33の動作を除いて第一作動機構24及び第二作動機構27等の関連機器を、車椅子22の上昇搬送時とは逆に動作させる。これによって、車椅子22の上昇搬送時と同様な作用を得ることができる。
【0056】
以上説明したように、主枠1のいずれかの端部の水平移動区間を傾斜車椅子用踏段12が移動中に傾斜踏み板14が動作する。また、主枠1のいずれかの端部の漸増傾斜移動区間又は漸減傾斜移動区間、すなわち傾斜変化移動区間に第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18のいずれかが移動し、停止した状態で車椅子積載面23が形成される。したがって、主枠1端部寄りに通常のエスカレーターよりも長い各踏段の水平移動区間を設けることなく、車椅子22の乗り込みができ、また降り立つことができる。
【0057】
これにより、主枠1の全長を増したり、主枠1の両端を支持する建築梁の間隔を増大したりすることが不要になる。したがって、車椅子踏段付エスカレーター設置の制約、また既設の通常エスカレーターを車椅子踏段付エスカレーターに改造する場合の制約を解消することができる。
【0058】
また、車椅子22の搬送運転時において、傾斜車椅子用踏段12の移動中に傾斜踏み板14が動作する。また、第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18の両者による車椅子積載面23の形成動作は、上記両者が主枠1の上端部、下端部でそれぞれ一回停止するのみで、車椅子積載面23の形成と解消が行われる。したがって、車椅子22の搬送運転のための車椅子踏段付エスカレーターの占用時間を短縮することができ、エスカレーターの連続搬送機能の低下を防ぐことができる。
【0059】
また、車椅子22の搬送運転時に主枠1下端2の乗降口4において、乗込み台33が突出して乗降口4との間に配置される。このため、第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18の両者による車椅子積載面23に、車椅子22を容易に搭載することができる。
【0060】
また、主枠1下端2側において第二作動機構27のローラチェンが制動され、また主枠1上端3側において第一作動機構24のローラチェンが制動されて傾斜作動機構30が形成される。すなわち、傾斜作動機構30が第一作動機構24、第二作動機構27と一体的に形成されて兼用される。このため、作動機構の設置数が少なくなって余計なスペースを要せず設計の自由度が向上し、また製造費を節減することができる。
【0061】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、多数の踏段が無端状に連結されて主枠を循環移動する搬送帯と、主枠の下端側へ変位する連結腕が設けられて踏段の相互間に配置された第一車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の下端側に配置され、上昇変位する上昇踏み板が設けられて上昇変位した上昇踏み板が、主枠の下端側へ変位した連結腕に支持されて第一車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成する第二車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の上端側に配置され、主枠の下端側が下方に傾斜する傾斜踏み板が設けられた傾斜車椅子用踏段と、主枠の乗口側端部設けられて搬送帯の水平移動部に配置され要時に傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して傾斜踏み板の主枠の下端側を下方に傾斜させる傾斜作動機構と、主枠の乗口側端部に設けられて主枠下端部の水平移動部及び主枠上端部の搬送帯の傾斜変化移動部の何れか一方に配置され、要時に上昇踏み板を上昇変位させる第二作動機構と、主枠の乗口側端部に設けられて主枠下端部の傾斜変化移動部及び主枠上端部の搬送帯の水平移動部の何れか一方に配置され、要時に、上昇踏み板が上昇変位された状態で連結腕を主枠の下端側へ変位させて、連結腕に上昇踏み板を支持させる第一作動機構と、を設けて、要時に傾斜作動機構が傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して搬送帯の移動動作により傾斜踏み板が動作するものである。
【0062】
これによって、主枠の乗口側端部の水平移動区間を傾斜車椅子用踏段が移動中に傾斜踏み板が動作する。また、主枠の乗口側端部の漸増傾斜移動区間又は漸減傾斜移動区間、すなわち傾斜変化移動区間に第一車椅子用踏段及び第二車椅子用踏段のいずれかが移動し、停止した状態で車椅子積載面が形成される。したがって、主枠端部寄りに通常のエスカレーターよりも長い各踏段の水平移動区間を設けることなく、車椅子の乗り込みができる。これにより、主枠の全長を増したり、主枠の両端を支持する建築梁の間隔を増大したりすることが不要になる。したがって、車椅子踏段付エスカレーター設置の制約、また既設の通常エスカレーターを車椅子踏段付エスカレーターに改造する場合の制約を解消する効果がある。
【0063】
また、車椅子の搬送運転において、主枠の乗口側で傾斜車椅子用踏段の移動中に傾斜踏み板が動作し、また第一車椅子用踏段及び第二車椅子用踏段の両者による車椅子積載面動作は、両者が主枠の乗口側端部一回停止するのみで、車椅子積載面の形成が行われる。したがって、車椅子の搬送運転のための車椅子踏段付エスカレーターの占用時間を短縮することができ、エスカレーターの連続搬送機能の低下を防ぐ効果がある。
また、この発明は以上説明したように、多数の踏段が無端状に連結されて主枠を循環移動する搬送帯と、主枠の下端側へ変位する連結腕が設けられて踏段の相互間に配置された第一車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の下端側に配置され、上昇変位する上昇踏み板が設けられて、上昇変位した上昇踏み板が、主枠の下端側へ変位した連結腕に支持されて第一車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成する第二車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の上端側に配置され、主枠の下端側が下方に傾斜する傾斜踏み板が設けられた傾斜車椅子用踏段と、主枠の降口側端部に設けられて搬送帯の水平移動部に配置され、要時に傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して傾斜踏み板を傾斜姿勢から水平位置に復帰させる傾斜作動機構と、主枠の降口側端部に設けられて主枠下端部の傾斜変化移動部及び主枠上端部の搬送帯の水平移動部の何れか一方に配置され、要時に、上昇踏み板を支持する連結腕を主枠の上端側へ変位させる第一作動機構と、主枠の降口側端部に設けられて主枠下端部の水平移動部及び主枠上端部の搬送帯の傾斜変化移動部の何れか一方に配置され、要時に、連結腕による支持が解除された上昇踏み板を下降変位させる第二作動機構と、を設けて、要時に傾斜作動機構が傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して搬送帯の移動動作により傾斜踏み板が動作するものである。
これによって、主枠の降口側端部の水平移動区間を傾斜車椅子用踏段が移動中に傾斜踏み板が動作する。また、主枠の降口側端部の漸増傾斜移動区間又は漸減傾斜移動区間、すなわち傾斜変化移動区間に第一車椅子用踏段及び第二車椅子用踏段のいずれかが移動し、停止した状態で車椅子積載面が解消される。したがって、主枠端部寄りに通常のエスカレーターよりも長い各踏段の水平移動区間を設けることなく、車椅子で降り立つことができる。これにより、主枠の全長を増したり、主枠の両端を支持する建築梁の間隔を増大したりすることが不要になる。したがって、車椅子踏段付エスカレーター設置の制約、また既設の通常エスカレーターを車椅子踏段付エスカレーターに改造する場合の制約を解消する効果がある。
また、車椅子の搬送運転において、主枠の降口側で傾斜車椅子用踏段の移動中に傾斜踏み板が動作し、また第一車椅子用踏段及び第二車椅子用踏段の両者による車椅子積載面動作は、両者が主枠の降口側端部で一回停止するのみで、車椅子積載面の解消が行われる。したがって、車椅子の搬送運転のための車椅子踏段付エスカレーターの占用時間を短縮することができ、エスカレーターの連続搬送機能の低下を防ぐ効果がある。
【0064】
また、この発明は以上説明したように、傾斜作動機構を、主枠下端部において搬送帯の水平移動部に設けられた第二作動機構と一体的に構成し、主枠上端部において搬送帯の水平移動部に設けられた第一作動機構と一体的に構成したものである。
【0065】
これによって、第一作動機構、第二作動機構の要部が傾斜作動機構として兼用されるので、作動機構の設置数が少なくなって余計なスペースを要しない。したがって、車椅子踏段付エスカレーターの設計の自由度が向上し、また製造費を節減する効果がある。
【0066】
また、この発明は以上説明したように、主枠下端部における搬送帯の水平移動部に設けられた第二作動機構に、この第二作動機構に設けられた第二駆動機構を傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合する係合上昇位置及び第二車椅子用踏段の上昇踏み板を上昇させる上昇踏み板上昇位置に上昇動作する昇降機構を設けたものである。
【0067】
これによって、第二作動機構の第二駆動機構によって傾斜車椅子用踏段の傾斜踏み板を動作させると共に、第二車椅子用踏段の上昇踏み板を上昇させることができる。したがって、作動機構の設置数が少なくなって余計なスペースを要せず、車椅子踏段付エスカレーターの設計の自由度が向上し、また製造費を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、車椅子踏段付エスカレーターの概念的側面図。
【図2】 図1の車椅子踏段付エスカレーターにおける車椅子搬送状況を示す図1の要部拡大図。
【図3】 図1の車椅子踏段付エスカレーターの主枠下端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠下端部箇所の拡大図。
【図4】 図3の次の第二状況を説明する図。
【図5】 図4の次の第三状況を説明する図。
【図6】 図5の次の第四状況を説明する図。
【図7】 図6の次の第五状況を説明する図。
【図8】 図7の次の第六状況を説明する図。
【図9】 図1の車椅子踏段付エスカレーターの主枠上端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠上端部箇所の拡大図。
【図10】 図9の次の第二状況を説明する図。
【図11】 図10の次の第三状況を説明する図。
【図12】 図11の次の第四状況を説明する図。
【図13】 従来の車椅子踏段付エスカレーターを示す概念的側面図。
【図14】 車椅子搬送の第一状況を説明する図13の下端側乗降口箇所の拡大図。
【図15】 図14の次の第二状況を説明する図。
【図16】 図15の次の第三状況を説明する図。
【符号の説明】
1 主枠、2 下端、3 上端、6 搬送帯、7 踏段、12 傾斜車椅子用踏段、13 傾斜機構、14 傾斜踏み板、15 第一車椅子用踏段、16 進退機構、17 連結腕、18 第二車椅子用踏段、19 上昇踏み板、21 変位機構、23 車椅子積載面、24 第一作動機構、27 第二作動機構、28昇降機構、29 第二駆動機構、30 傾斜作動機構。

Claims (4)

  1. 多数の踏段が無端状に連結されて主枠を循環移動する搬送帯と、
    上記主枠の下端側へ変位する連結腕が設けられて上記踏段の相互間に配置された第一車椅子用踏段と、
    上記踏段の相互間に配置されて上記第一車椅子用踏段の上記主枠の下端側に配置され、上昇変位する上昇踏み板が設けられて上昇変位した上記上昇踏み板が、上記主枠の下端側へ変位した上記連結腕に支持されて上記第一車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成する第二車椅子用踏段と、
    上記踏段の相互間に配置されて上記第一車椅子用踏段の上記主枠の上端側に配置され、上記主枠の下端側が下方に傾斜する傾斜踏み板が設けられた傾斜車椅子用踏段と、
    上記主枠の乗口側端部設けられて上記搬送帯の水平移動部に配置され要時に上記傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して上記傾斜踏み板の上記主枠の下端側を下方に傾斜させる傾斜作動機構と、
    上記主枠の乗口側端部に設けられて上記主枠下端部の水平移動部及び上記主枠上端部の上記搬送帯の傾斜変化移動部の何れか一方に配置され、要時に上記上昇踏み板を上昇変位させる第二作動機構と
    上記主枠の乗口側端部に設けられて上記主枠下端部の傾斜変化移動部及び上記主枠上端部の上記搬送帯の水平移動部の何れか一方に配置され、要時に、上記上昇踏み板が上昇変位された状態で上記連結腕を上記主枠の下端側へ変位させて、上記連結腕に上記上昇踏み板を支持させる第一作動機構と、
    を備え、要時に上記傾斜作動機構が上記傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して上記搬送帯の移動動作により上記傾斜踏み板を動作させる車椅子踏段付エスカレーター。
  2. 多数の踏段が無端状に連結されて主枠を循環移動する搬送帯と、
    上記主枠の下端側へ変位する連結腕が設けられて上記踏段の相互間に配置された第一車椅子用踏段と、
    上記踏段の相互間に配置されて上記第一車椅子用踏段の上記主枠の下端側に配置され、上昇変位する上昇踏み板が設けられて、上昇変位した上記上昇踏み板が、上記主枠の下端側へ変位した上記連結腕に支持されて上記第一車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成する第二車椅子用踏段と、
    上記踏段の相互間に配置されて上記第一車椅子用踏段の上記主枠の上端側に配置され、上記主枠の下端側が下方に傾斜する傾斜踏み板が設けられた傾斜車椅子用踏段と、
    上記主枠の降口側端部に設けられて上記搬送帯の水平移動部に配置され、要時に上記傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して上記傾斜踏み板を傾斜姿勢から水平位置に復帰させる傾斜作動機構と、
    上記主枠の降口側端部に設けられて上記主枠下端部の傾斜変化移動部及び上記主枠上端部の上記搬送帯の水平移動部の何れか一方に配置され、要時に、上記上昇踏み板を支持する上記連結腕を上記主枠の上端側へ変位させる第一作動機構と、
    上記主枠の降口側端部に設けられて上記主枠下端部の水平移動部及び上記主枠上端部の上記搬送帯の傾斜変化移動部の何れか一方に配置され、要時に、上記連結腕による支持が解除された上記上昇踏み板を下降変位させる第二作動機構と、
    を備え、要時に上記傾斜作動機構が上記傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合して上記搬送帯の移動動作により上記傾斜踏み板を動作させる車椅子踏段付エスカレーター。
  3. 傾斜作動機構を、主枠下端部において搬送帯の水平移動部に設けられた第二作動機構と一体的に構成し、上記主枠上端部において上記搬送帯の水平移動部に設けられた第一作動機構と一体的に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車椅子踏段付エスカレーター。
  4. 主枠下端部における搬送帯の水平移動部に設けられた第二作動機構に、この第二作動機構に設けられた第二駆動機構を傾斜車椅子用踏段の傾斜機構に係合する係合上昇位置及び第二車椅子用踏段の上昇踏み板を上昇させる上昇踏み板上昇位置に上昇動作する昇降機構を設けたことを特徴とする請求項記載の車椅子踏段付エスカレーター。
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