JPH11334905A - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JPH11334905A
JPH11334905A JP10150396A JP15039698A JPH11334905A JP H11334905 A JPH11334905 A JP H11334905A JP 10150396 A JP10150396 A JP 10150396A JP 15039698 A JP15039698 A JP 15039698A JP H11334905 A JPH11334905 A JP H11334905A
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JP
Japan
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sheet
unit
transport
feeding
conveying
Prior art date
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Application number
JP10150396A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuwata
隆 桑田
Akihiro Nakamura
彰浩 中村
Makoto Izumi
誠 泉
Yasuhiro Uchida
康浩 内田
Yuzo Isoda
雄三 磯田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定したプリントスピードを得ることのでき
るシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 給送手段13と、給送手段13により給
送されたシートを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手
段11,12と、給送手段13及び分離搬送手段11,
12を駆動する駆動手段とを有する第1搬送部2Aの下
流側に第2搬送部5を配すると共に、先に給送されたシ
ートS1の後端が第1搬送部2Aを通過した後に次のシ
ートS2を給送する。そして、搬送速度制御手段によ
り、第1搬送部2Aの駆動手段を制御し、次のシートS
2の第1搬送部2Aにおける搬送速度を、第2搬送部5
における先に給送されたシートS1の搬送速度よりも速
くなるよう加速すると共に次のシートS2が第2搬送部
5に進入する前に減速させるようにして先のシートS1
と次のシートS2との間隔のバラツキを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート給送装置及
びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート給送装
置のシート搬送速度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート積載手段に積載された記録
用紙及び原稿等(以下、シートという)を記録装置や画
像読み取り装置等の画像形成装置に1枚ずつ給送するた
めのシート給送装置として、シート積載手段に積載され
たシートを給送する給送手段と、給送手段により給送さ
れたシートを1枚ずつ分離して搬送する一対のローラか
らなる分離搬送手段と、を備えたものが提案されてい
る。
【0003】ここで、このようなシート給送装置では、
シート積載手段に積載された最上部のシートを給送する
際に、複数枚のシートが分離給送部材を越えてはみ出
し、そのシートが次に給紙されるときに不具合が生じな
いように、分離搬送手段の一対のローラ間に2枚以上の
シートが進入した場合には、一方のローラをシート給送
方向とは逆方向に回転させるようにしている。
【0004】そして、このように一方のローラを逆方向
に回転させることにより、はみ出したシートを所定の位
置に戻すと共に順次最上部のシートを1枚づつ給送する
ようにしている。なお、シート給送手段は、分離搬送手
段にシートが到達した後、シートから離れた所定の位置
に戻るようになっている。また、分離搬送手段により分
離搬送された最上部のシートは通常、画像形成する速度
であるプロセススピードで画像形成装置に搬送されるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
分離搬送手段によりシートを1枚づつ分離搬送するよう
にしたシート給送装置において、1枚ずつ分離搬送手段
にシートが給送される場合は前のシートと次のシートと
の間隔は一定であるが、2枚以上のシートが進入した場
合は前のシートと次のシートとの間隔が異なるようにな
る。
【0006】即ち、2枚以上のシートが進入した場合に
は、既述したように一方のローラをシート給送方向とは
逆方向に回転させ、はみ出したシートをシート積載手段
側に戻すようにするが、このときシートはシート積載手
段にセットされていた位置には戻らず、セットされてい
た位置よりも下流側に位置するようになる。
【0007】ここで、シートを給送するタイミングは一
定であるため、このように戻されたシートがセットされ
た位置よりも下流側に位置するようになると、この戻さ
れたシートと、この前に給送されたシートとの間隔は短
くなる。
【0008】そして、このように戻されたシートと、こ
の前に給送されたシートとの間隔が変化すると、プリン
トスピードが安定しないという問題点があった。また、
シートの間隔が広いものが連続で搬送された状態では、
プリントスピードが遅くなるという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は、このように問題点を解
決するためになされたものであり、安定したプリントス
ピードを得ることのできるシート給送装置及びこれを備
えた画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート積載手
段に積載されたシートを給送する給送手段と、前記給送
手段により給送されたシートを1枚ずつ分離して搬送す
る分離搬送手段と、を備えたシート給送装置において、
前記給送手段と前記分離搬送手段とを有する第1搬送部
と、前記第1搬送部の下流側に配された第2搬送部と、
を備え、先に給送されたシートの後端が前記第1搬送部
を通過した後に給送される次のシートの前記第1搬送部
における搬送速度を、前記第2搬送部における前記先に
給送されたシートの搬送速度よりも相対的に速くするよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、シート積載手段に積載され
たシートを給送する給送手段と、前記給送手段により給
送されたシートを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手
段と、を備えたシート給送装置において、前記給送手段
と、前記分離搬送手段と、前記給送手段及び分離搬送手
段を駆動する駆動手段とを有する第1搬送部と、前記第
1搬送部の下流側に配された第2搬送部と、先に給送さ
れたシートの後端が前記第1搬送部を通過した後に給送
される次のシートの前記第1搬送部における搬送速度
を、前記第2搬送部における前記先に給送されたシート
の搬送速度よりも速くなるよう加速すると共に前記次の
シートが前記第2搬送部に進入する前に減速させるよう
前記第1搬送部の駆動手段を制御する搬送速度制御手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記第1搬送部と第2搬送
部との間にシートの先端及び後端を検知する検知手段を
設け、前記搬送速度制御手段は、前記検知手段が前記先
に給送されたシートの後端を検知すると前記次に給送さ
れるシートの搬送速度を加速させ、前記検知手段が該次
に給送されるシートの先端を検知すると前記加速された
搬送速度を減速させるよう前記第1搬送部の駆動手段を
制御することを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記搬送速度制御手段は、
前記検知手段が前記次に給送されるシートの先端を検知
すると前記加速された搬送速度を加速前の搬送速度まで
減速することを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、シート積載手段に積載され
たシートを給送する給送手段と、前記給送手段により給
送されたシートを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手
段と、を備えたシート給送装置において、前記給送手段
と、前記分離搬送手段と、前記給送手段及び分離搬送手
段を駆動する駆動手段とを有する第1搬送部と、前記第
1搬送部の下流側に配された第2搬送部と、前記第1搬
送部と第2搬送部との間に設けられ、シートの先端及び
後端を検知する検知手段と、先に給送されたシートの先
端を前記検知手段が検知すると前記シートの後端が前記
第1搬送部を通過するタイミングを計算する一方、前記
タイミングに基づき前記シートの後端が前記第1搬送部
を通過したと判断すると、該シートの後に給送される次
のシートの前記第1搬送部における搬送速度を、前記第
2搬送部における前記先に給送されたシートの搬送速度
よりも速くなるよう加速すると共に前記次のシートが前
記第2搬送部に進入する前に減速させるよう前記第1搬
送部の駆動手段を制御する搬送速度制御手段と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記搬送速度制御手段は、
前記先に給送されたシートの後端が前記第1搬送部を通
過したと判断すると、前記加速された搬送速度を加速前
の搬送速度まで減速することを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、シート積載手段に積載され
たシートを給送する給送手段と、前記給送手段により給
送されたシートを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手
段と、を備えたシート給送装置において、前記給送手段
と、前記分離搬送手段とを有する第1搬送部と、前記第
1搬送部の下流側に配され、該第1搬送部から分離搬送
されたシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆
動する駆動手段とを有する第2搬送部と、前記第2搬送
部における先に給送されたシートの搬送速度を、前記先
に給送されたシートの後端が前記第1搬送部を通過した
後に給送される次のシートの前記第1搬送部における搬
送速度よりも遅くなるよう減速させると共に前記次のシ
ートが第2搬送部に進入する前に加速させるよう前記第
2搬送部の駆動手段を制御する搬送速度制御手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記第1搬送部と第2搬送
部との間にシートの先端及び後端を検知する検知手段を
設け、前記搬送速度制御手段は、前記検知手段が前記先
に給送されたシートの後端を検知すると該先に給送され
たシートの搬送速度を減速させると共に、前記検知手段
が前記次に給送されるシートの先端を検知すると搬送速
度を加速するよう前記第2搬送部の駆動手段を制御する
ことを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記搬送速度制御手段は、
前記検知手段が前記次に給送されるシートの先端を検知
すると、前記減速された搬送速度を減速前の搬送速度ま
で加速することを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記分離搬送手段は、シー
ト搬送方向に回転するローラと、シート搬送方向と逆方
向に回転するローラとを備えたものであることを特徴と
するものである。
【0020】また本発明は、シート給送装置と画像形成
手段とを備えた画像形成装置において、前記シート給送
装置は、前記請求項1乃至10のいずれかに記載のシー
ト給送装置であることを特徴とするものである。
【0021】また本発明のように、シート積載手段に積
載されたシートを給送する給送手段と、給送手段により
給送されたシートを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送
手段と、給送手段及び分離搬送手段を駆動する駆動手段
とを有する第1搬送部の下流側に第2搬送部を配すると
共に、先に給送されたシートの後端が第1搬送部を通過
した後に次のシートを給送するようにする。そして、搬
送速度制御手段により第1搬送部の駆動手段を制御し、
次のシートの第1搬送部における搬送速度を、第2搬送
部における先に給送されたシートの搬送速度よりも速く
なるよう加速すると共に次のシートが第2搬送部に進入
する前に減速させるようにして先のシートと次のシート
との間隔のバラツキを抑制する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるレー
ザビームプリンタの概略構成図であり、同図において、
201はレーザビームプリンタ本体(以下、本体とい
う)、200は本体201に設けられたシート給送装置
であり、このシート給送装置200は、シート積載手段
の一例であるカセット202と、回転しながら上下動す
ることによりカセット202に収納された記録紙(以
下、シートという)Sを略一定量給送する給送手段であ
る給送ローラ(ピックアップローラ)13と、給送ロー
ラ13の下流に設けられ、給送ローラ13により給送さ
れたシートSを1枚づつ分離搬送するための分離搬送手
段を構成するフィードローラ11と、リタードローラ1
2とを備えている。
【0024】また、これらフィードローラ11とリター
ドローラ12の下流には、搬送ローラ206及びシート
Sを同期搬送するレジストローラ208が配設されてい
る。さらに、このレジストローラ208の下流には、レ
ーザスキャナ部210からのレーザ光により画像を形成
する画像形成部209及び定着器211が配設されてお
り、この定着器211の下流には排紙搬送ローラ213
が配設されている。
【0025】そして、レジストローラ208により同期
搬送されたシートSは、画像形成部209及び定着器2
11により画像形成(印字)及び画像定着された後、排
紙搬送ローラ213により排紙トレイ216まで搬送さ
れるようになっている。
【0026】一方、同図において、220は本体201
の下方に設けられた大容量給紙が可能な給紙デッキであ
り、2は給紙デッキ220に設けられたシート給送装置
である。
【0027】そして、このシート給送装置2は、上下方
向に移動可能に設置されたシート積載手段の一例である
シート積載台4と、給送ローラ13と、フィードローラ
11とリタードローラ12とを有する第1搬送部2A
と、後述する第2搬送部とを備えている。なお、このシ
ート積載台4はワイヤ8にプーリー42を介して吊り下
げられており、このワイヤ8を巻き取りドラム7によっ
て巻き出し、或は巻き取ることにより昇降するようにな
っている。
【0028】ここで、この給紙デッキ220において、
シート積載台4へシートSを積載する場合は、巻き取り
ドラム7によりワイヤ8を巻き出してシート積載台4を
所定位置まで降下させた後、シート積載台4を備えると
共に給紙デッキ220に引き出し可能に設けられたシー
ト収納庫3をレール6に沿って給紙デッキ手前方向に引
き出すことにより行うようになっている。
【0029】なお、このようにしてシートSを積載した
後、シート収納庫3を給紙デッキ内に格納すると、ワイ
ヤ巻き取りドラム7がワイヤ8を巻き取り、これにより
シート積載台4は上昇するようになっている。そして、
この後、シート積載台4に積載されたシートSの最上面
が給送ローラ13によって給送される所定の高さに上昇
すると、巻き取りドラム7が停止する。
【0030】なお、同図において、5は給紙デッキ22
0の側面上端部に取り付けられ、第2搬送部を構成する
搬送路形成部であり、この搬送路形成部5は、内部に本
体201と給紙デッキ220との連結搬送路Rを備えて
おり、給紙デッキ220のシートSは、給送ローラ13
により給送された後、フィードローラ11とリタードロ
ーラ12(以下、分離ローラ対という)とにより1枚づ
つ分離搬送され、この後、下流側に配置された連結搬送
路Rに設けられているレジストローラ52及び搬送ロー
ラ53により本体201に搬送されるようになってい
る。
【0031】なお、このシート給送装置2の第1搬送部
2Aの給紙ローラ13及び分離ローラ対11,12は後
述する図5に示す駆動手段である第1パルスモータM1
により、また搬送路形成部5に設けられたレジストロー
ラ52及び搬送ローラ53は、駆動手段である第2パル
スモータM2によりそれぞれ駆動されるようになってい
る。
【0032】一方、図2はシート給送装置2の第1搬送
部2Aの斜視図であり、同図において、21はフィード
ローラ11のフイード軸、22はリタードローラ12の
リタード軸、23は給送ローラ13のピックアップ軸で
ある。
【0033】また、31はフイード軸21の一端に取り
付けられた第1ギヤ、32はリタード軸の一端に取り付
けられた第2ギヤ、33は第1パルスモータM1の回転
を第1及び第2ギヤ31,32に伝達する第3ギヤであ
り、この第3ギヤ33により伝達される第1パルスモー
タM1の回転により、給送ローラ13及び分離ローラ対
11,12が回転するようになっている。なお、ピック
アップ軸23には、第1ギヤ31と噛合してフィードロ
ーラ11の回転を給送ローラ13に伝達する不図示のギ
アが取り付けられている。
【0034】また、15はリタード軸22とリタードロ
ーラ12とを結合しているトルクリミッタであり、この
トルクリミッタ15を介して所定の駆動トルクを伝達す
ることにより、リタードローラ12はシートSが一枚の
み分離ローラ対11,12に進入した場合、フィードロ
ーラ11に追従して回転し、複数枚のシートSが進入し
た場合は、フィードローラ11がシートSを送る方向と
逆の方向に送るように回転するようになっている。
【0035】なお、このような構成の第1搬送部2Aに
おいて、シートSを分離搬送する場合は、まず給送ロー
ラ13を所定の高さに上昇しているシート積載台4の最
上位シートSに当接させ、この後、この給送ローラ13
によりシートSを分離ローラ対11,12のニップまで
給送するようにしている。
【0036】ここで、フィードローラ11は、同図の矢
印aに示すようにシートSの送り方向に順回転してお
り、またリタードローラ12は最上位シートSが一枚だ
け給送された場合にはフィードローラ11に従動して矢
印bに示すシート送り方向に順回転することにより、最
上位シートSのみが搬送されるようになっている。
【0037】また、分離ローラ対11,12のニップに
2枚以上のシートが給送された場合には、リタードロー
ラ12は逆転し、フィードローラ11に接触している最
上位シートSのみがフィードローラ11によって給送さ
れ、他のシートS2はリタードローラ5により押し戻さ
れるようになっている。
【0038】また同図において、16は給送ローラ13
を移動させるローラアームであり、このローラアーム1
6により給送ローラ13は図3の(a)に示す初期位置
である上昇位置と、(b)に示すシートSに当接する給
送位置との間を移動するようになっている。
【0039】なお、図3において、17はギヤ部17c
と、欠け歯ギヤ部17bとを有するピックアップカム、
18はソレノイド、24はピックアップ軸23とフイー
ド軸21とを連結する連結部材であり、この連結部材2
4を介して給送ローラ13はローラアーム16によりフ
イード軸21を支点として上下移動可能に支持されてい
る。
【0040】ここで、ピックアップカム17は、連結部
材24を支持しているローラアーム16を回動軸16b
を支点として上下方向に回動させてピックアップ軸23
を上下させるためのものであり、このようにピックアッ
プ軸23が上下動すると給送ローラ13も上下動する。
そして、ピックアップ軸23が下降すると、給送ローラ
13はシートSに押圧するようになっている。
【0041】なお、このピックアップカム17のカム形
状及び回転速度は、給送ローラ13がシートSを分離ロ
ーラ対11,12まで搬送する一方、フィードローラ1
1によりシートSが搬送され始めると、ローラアーム1
6を介しピックアップ軸23を上昇させ、給送ローラ1
3を初期位置に戻すことができるように設定されてい
る。
【0042】また、このピックアップカム17は、給送
動作が開始されるまでは、ソレノイド18により作動す
るストッパ26の係止爪26aがピックアップカム17
の係止部17aに係止されるようになっており、これに
より(a)に示す状態で停止するようになっている。
【0043】なお、ストッパ26の係止爪26aは、シ
ート給送時、後述する図5に示す制御装置50からの給
送信号によりソレノイド18が作動すると、ピックアッ
プカム17の係止部17aから外れるようになってい
る。
【0044】そして、このようにストッパ26が外れる
と、ピックアップカム17は、バネ25の付勢力により
矢印aに示す方向に回転し、ギヤ部17cが図示しない
駆動ギヤと噛み合うようになる。ここで、このようにギ
ヤ部17cが駆動ギヤと噛み合うと、ピックアップカム
17は回転し、やがてローラアーム16の一方のアーム
部16aに圧接してローラアーム16を下方回動し、こ
れに伴い(b)に示すようにローラアーム16により支
持されている連結部材24と共にピックアップ軸23は
下がり始める。
【0045】これにより、フィードローラ11と共に第
1パルスモータM1の回転によりシート搬送方向に回転
している給送ローラ13がシートSに接触するまで降下
するようになっている。
【0046】次に、このように構成された第1搬送部2
Aのシートの給送動作について説明する。
【0047】シート給送時、制御装置50からの給送信
号によりソレノイド18が作動すると、それまで図3の
(a)に示すようにピックアップカム17の係止部17
aに係止されていたストッパ26の係止爪26aが外れ
る。これにより、ピックアップカム17のギヤ部17c
が図示しない駆動ギヤと噛み合うようになってピックア
ップカム17は回転し、やがてローラアーム16の一方
のアーム部16aに圧接する。
【0048】そして、さらにピックアップカム17が回
転すると、ピックアップカム17により押圧されてロー
ラアーム16が図3の(b)に示すように下方に回動
し、これに伴いローラアーム16により支えられている
連結部材24と共にピックアップ軸23は下がり始め
る。やがて、第1パルスモータM1の回転によりシート
搬送方向に回転している給送ローラ13がシートSに接
触するまで降下すると、この給送ローラ13によりシー
トSが分離ローラ対11,12のニップ方向に搬送され
る。
【0049】なお、ピックアップカム17は、欠け歯部
分17bにより図示しない駆動ギヤの回転の伝達が切ら
れるまで、駆動ギヤにより回転を続ける一方、欠け歯部
分17aにより駆動ギヤの回転の伝達が切られると、ピ
ックアップカム17を矢印a方向に回転可能に付勢して
いるバネ25より回転する。
【0050】このとき、既にソレノイド18は非作動で
あり、このようにピックアップカム17が回転すると、
ストッパ26の係止爪26aがピックアップカム17の
係止部17aに係止する。これにより、ピックアップカ
ム17は初期の位置で停止し、一連のピックアップ動作
が終了する。
【0051】一方、ローラアーム16は、ピックアップ
カム17の圧接が解除されると、バネ26の付勢力によ
り上方回動し、これに伴い連結部材24と共にピックア
ップ軸23が上昇し、給送ローラ13も図3の(a)に
示す初期位置である上昇位置に移動する。
【0052】なお、このように給送ローラ13により搬
送され始めたシートSが一枚のみ、分離ローラ対11,
12に進入した場合はフィードローラ11に追従してリ
タードローラ12は回転し、複数枚のシートSが進入し
た場合は、フィードローラ11がシートSを送る方向と
逆の方向に送るようにリタードローラ12は回転する。
【0053】ところで、このように分離ローラ対11,
12により搬送されたシートSは、後述する図6に示す
第1搬送部2Aと搬送路形成部5との間に配された検知
手段であるセンサ51をONにした後、搬送路形成部5
のレジストローラ52に進入し、ループを形成してレジ
を合わせた後、レジストローラ52と搬送ローラ53に
より本体201に搬送される。
【0054】ここで、このようなリタード分離方式によ
るシート給送装置において、連続してシートSを給送す
る場合、シートSが給送され始める位置は、図4の
(a)に示すシートSがシート収納庫3にセットされた
位置と、(c)に示す複数枚のシートSが分離ローラ対
11,12に進入した場合に、シートSがリタードロー
ラ12により戻された位置の間(LL)の任意の場所で
ある可能性がある。
【0055】また、シート間の摩擦により最上部のシー
トに伴って次のシートSが移動した場合は、この次のシ
ートSは(b)に示すように(a)と(c)との途中の
区間に位置する場合もある。
【0056】一方、シートSの搬送開始のタイミングは
先に給送されたシートが、後述する図6に示すセンサ5
1をONとするタイミングに基づいていることから、シ
ートが(c)に示す位置にある状態から給送を開始した
場合、既述したように先に給送されたシートとの間隔が
詰り、またシートが(a)に示す位置にある状態から給
送を開始した場合場合は、(b)或は(c)に示す位置
にある状態から給送を開始した場合に比べてシートの間
隔は広がることになる。
【0057】そこで、シート間の間隔のバラツキを少な
くするため、またシートの間隔が広い場合でもプリント
スピードを速くすることができるよう本発明において
は、シートSを連続で給紙する場合に、シート給送装置
2のシート搬送速度を変化させる制御を行なっている。
【0058】図5は、このような制御を行う搬送速度制
御手段である制御装置50のブロック図であり、本実施
の形態において、制御装置50は、図6に示すように先
に給送されたシート(以下、第1シートという)S1の
後端がセンサ51を抜けた(OFF状態になる)瞬間、
即ち第1シートS1の後端が第1搬送部2Aを通過した
後、第1搬送部2Aの第1パルスモータM1のパルスレ
ートを大きくして、次に給送されるシート(以下、第2
シートという)S2の第1搬送部2Aにおける搬送速度
を加速するようにしている。また、第2シートS2の先
端がセンサ51をONした瞬間から第1パルスモータM
1のパルスレートを小さくして搬送速度を減速するよう
にしている。
【0059】ここで、本実施の形態において、制御装置
50は、センサ51のOFFに基づき第2シートS2の
第1搬送部2Aにおける搬送速度を画像を形成するスピ
ード(以下、画像形成速度という)V1の2倍まで瞬時
に加速し、その後、この加速された速度(以下、加速速
度という)V2で第2シートS2を搬送するようにして
いる。
【0060】さらに、この第2シートS2の先端がセン
サ51をONした瞬間から画像形成速度V1まで瞬時に
減速し、その速度V1で搬送するようにしている。これ
により、第2シートS2は画像形成速度V1で搬送路形
成部内に進入し、停止しているレジストローラ52のニ
ップに当接し、ループを形成した後に回転を始めるレジ
ストローラ52により搬送される。
【0061】一方、制御装置50は、このように第2シ
ートS2の搬送速度を加速しても、第1シートS1の搬
送路形成部5における搬送速度は画像形成速度V1とし
ている。したがって、このように搬送路形成部内に進入
する前に、第2シートS2の搬送速度を早くすることに
より、この第2シートS2と前の第1シートS1との距
離を縮めることができる。また、第2シートS2が画像
形成速度V1で搬送路形成部内に進入することにより、
搬送路形成部5におけるレジ取りも確実に行うことがで
きる。
【0062】次に、シートを連続して給送する動作につ
いて説明する。
【0063】まず、第2シートS2がセットされた位置
(図4の(a)参照)から給送され始める場合、つまり
第1シートS1と第2シートS2との間隔が広くなる場
合の給送動作について説明する。
【0064】第2シートS2は給送ローラ13により分
離ローラ対11,12のニップまで搬送され、このニッ
プで1枚に分離され、搬送路形成部5のレジストローラ
52に向かって搬送される。このときの搬送路形成部5
における搬送速度は画像形成速度V1である。
【0065】図6は、第1シートS1がセンサ51を抜
けた(OFF状態になる)瞬間の第1及び第2シートS
1,S2の位置と、センサ51の状態を示している。こ
こで、同図に示すように第1シートS1の後端がセンサ
51を抜けた瞬間、制御装置50は第1搬送部2Aの第
1パルスモータM1のパルスレートを大きくする。
【0066】これにより、第1搬送部2Aにより搬送さ
れるシートSの搬送速度を示すタイミングチャートであ
る図7に示すように、第2シートS2の搬送速度が画像
形成速度V1の2倍(2V)まで瞬時に加速され、この
後、この加速速度V2で第2シートS2が搬送される。
【0067】また、この後、第2シートS2の先端がセ
ンサ51をONすると、制御装置50はこの瞬間から第
1パルスモータM1のパルスレートを小さくして第2シ
ートS2の搬送速度を画像形成速度V1まで瞬時に減速
する。これにより、第2シートS2は、画像形成速度V
1で搬送路形成部5に進入し、停止しているレジストロ
ーラ52のニップに当接してループを形成した後、レジ
ストローラ52により搬送される。
【0068】ここで、このように第2シートS2の先端
がセンサ51をONするまで画像形成速度V1の2倍の
加速速度V2で第2シートS2を搬送することにより、
図8に示すように第2シートS2と第1シートS1との
距離を縮めることが可能となる。即ち、図6に示す加速
制御前のシート間隔L1よりも図8に示す加速制御後の
シート間隔L2の方が狭くなる。
【0069】次に、シートSが図4の(c)に示す分離
ローラ対11,12のニップ付近から給送され始める場
合、つまり第1シートS1と第2シートS2との間隔が
狭くなる場合の給送動作について説明する。
【0070】この場合も第2シートS2は給送ローラ1
3により分離ローラ対11,12のニップまで搬送さ
れ、ニップで1枚に分離され、搬送路形成部5のレジス
トローラ52に向かって搬送される。このときの搬送路
形成部5における搬送速度は、画像形成速度V1と同じ
速度である。
【0071】図9は、第1シートS1がセンサ51を抜
けた瞬間の第1及び第2シートS1,S2の位置と、セ
ンサ51の状態を示している。ここで、同図に示すよう
に第1シートS1の後端がセンサ51を抜けた瞬間、制
御装置50は第1パルスモータM1のパルスレートを大
きくして第2シートS2の搬送速度を加速する。
【0072】しかし、この場合は、第1シートS1と第
2シートS2との間隔が狭いことから、第1シートS1
の後端がセンサ51を抜け、センサ51のセンサフラグ
51aがホームポジションに戻った直後に、第2シート
S2の先端がセンサ51をONするタイミングで搬送さ
れてくる。
【0073】このため、第2シートS2の搬送速度を画
像形成速度V1の2倍まで加速できずに、また加速でき
ても加速された時間が短時間であり、すぐに第2シート
S2の先端がセンサ51をONするようになり、これに
より第2シートS2の搬送速度は画像形成速度V1まで
減速する。
【0074】このため、第1シートS1との距離がほと
んど縮まらない。つまり、加速した状態での搬送時間が
短いため、第1シートS1との距離の縮まる量は少なく
なり、図10に示す加速制御後のシート間隔L4と、図
9に示す加速制御前のシート間隔L3とはほとんど変わ
らない。なお、これはシートSが図4の(b)に示す状
態にあるときも、同様である。
【0075】このように、第2シートS2の第1シート
S1との間隔が広い場合には加速区間が長いため、第2
シートS2と第1シートS1との間隔が大きく縮まり、
第1シートS1との間隔が狭い場合には加速区間が短い
ため、第1シートS1との間隔はほとんど縮まらない。
【0076】つまり、加速して搬送する距離が長いほ
ど、第1シートS1と第2シートS2の間隔のバラツキ
を抑えることができる。なお、これまでの説明におい
て、第2シートS2の加速速度V2を画像形成速度V1
の2倍としたが、加速速度V2を更に速くするようにす
れば、更に第1シートS1と第2シートS2の間隔のバ
ラツキを抑えることができる。
【0077】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0078】既述した第1の実施の形態では、シートの
加速動作を第1シートS1の後端がセンサ51をOFF
した瞬間から始め、第2シートS2の先端がセンサ51
をONした状態で減速するように構成したが、本実施の
形態では、第1シートS1の先端がセンサ51をONし
たタイミングから、第1シートS1の後端が第1搬送部
2Aの最終ローラを抜けるタイミングを計算し、第1シ
ートS1の後端が最終ローラを抜けたときから第1搬送
部2Aのシート搬送速度を加速するようにしている。
【0079】即ち、図11に示すように第1シートS1
が第1搬送部2Aの最終ローラである、分離ローラ対1
1,12を抜けた瞬間から第1搬送部2Aのシート搬送
速度を画像形成速度V1の2倍まで加速し、この加速速
度で第2シートS2を搬送する。そして、第2シートS
2の先端がセンサ52をONした後は減速動作をして画
像形成速度V1に戻すようにしている。これにより、第
2シートS2は、第1の実施の形態と同様、停止してい
るレジストローラ52でループを形成した後、レジスト
ローラ52が回転して本体201に搬送される。
【0080】このように、本実施の形態では、第1シー
トS1の後端が第1搬送部2Aを抜けたときから第1搬
送部2Aのシート搬送速度を加速するようにしているの
で、第2シートS2を加速する区間を長くすることがで
きる。これにより、第1シートS1と第2シートS2の
間隔のバラツキを第1の実施の形態と比較して少量にす
ることができる。
【0081】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0082】既述した第1及び第2実施の形態では、第
1搬送部2Aで第2シートS2の搬送速度を加速する制
御を行ったが、本実施の形態では、搬送路形成部5内で
第1シートS1の搬送速度を減速する制御を行うように
している。
【0083】図12は、搬送路形成部5内で第1シート
S1の搬送速度を示すタイミングチャートである。ここ
で、本実施の形態においては、第1シートS1の後端が
センサ51をOFFした瞬間に搬送路形成部5の第2パ
ルスモータM2のパルスレートを1/2倍にして搬送路
形成部5における第1シートS1の搬送速度を画像形成
速度V1の1/2まで減速し、その後、この減速速度V
3で搬送する。
【0084】そして、第2シートS2がセンサ51をO
Nさせたときから第1シートS1の搬送速度を画像形成
速度Vまで加速して本体201に搬送する。ここで、第
1シートS1が画像形成速度V1の1/2の速度で搬送
されているとき、第2シートS2は第1搬送部2A内で
画像形成速度V1で搬送されているので、第2シートS
2と第1シートS1との間隔は縮まる。
【0085】この動作によれば、第1シートS1と第2
シートS2の間隔が広い場合には、第2シートS2がセ
ンサ51をONするタイミングが第1シートS1と第2
シートS2の間隔が小さい場合と比較して遅れるため、
第1シートS1が搬送路形成部5内で減速している時間
が長くなり、第1シートS1と第2シートS2との間隔
が、第1シートS1と第2シートS2の間隔が狭い場合
と比較して縮まる量が大きくなる。
【0086】一方、第1シートS1と第2シートS2の
間隔が狭い場合には、第1シートS1の後端がセンサ5
1をOFFすると第1シートS1は減速を始めるが、第
2シートS2がすぐセンサ51をONするため、減速が
十分できない状態からもとの速度に戻る。このため、第
1シートS1と第2シートS2との間隔はほとんど変化
しない。
【0087】このように、第1シートS1と第2シート
S2との間隔が広い場合には減速区間が長いため、第1
シートS1と第2シートS2との間隔が大きく縮まり、
第1シートS1と第2シートS2との間隔が狭い場合に
は減速区間が短いため、第1シートS1と第2シートS
2との間隔はほとんど縮まらない。つまり、減速して搬
送する距離が長いほど、第1シートS1と第2シートS
2の間隔のバラツキを抑えることができる。
【0088】なお、これまでの説明において、第1シー
トS1の減速速度V3を画像形成速度V1の1/2とし
たが、減速速度V3を更に遅くするようにすれば、更に
第1シートS1と第2シートS2の間隔のバラツキを抑
えることができる。
【0089】ところで、これまでの説明においては、給
紙デッキ220に設けられたシート給送装置2における
搬送速度制御をついて述べてきたが、本発明はこれに限
らず、本体201に設けられたシート給送装置200に
おいても同様な搬送速度制御を行うことができるのは当
然である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
に給送されたシートの第2搬送部における搬送速度より
も、次のシートの第1搬送部における搬送速度の方を相
対的に速くすることにより、先のシートと次のシートと
の間隔のバラツキを抑制することができ、これにより安
定したプリントスピードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装
置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリ
ンタの概略構成図。
【図2】上記シート給送装置の第1搬送部の斜視図。
【図3】上記第1搬送部の給送ローラを上下動させる構
成を説明する図。
【図4】上記シート給送装置における給送シートの初期
位置を示す図。
【図5】上記シート給送装置の制御装置のブロック図。
【図6】上記シート給送装置において、第1シートの後
端がセンサを抜けたときの第1シート、第2シートの位
置及びセンサの状態を示す図。
【図7】上記第1搬送部のシート搬送速度を示すタイミ
ングチャート。
【図8】上記シート給送装置において、第2シートの先
端がセンサをONしたときの第1シート、第2シートの
位置及びセンサの状態を示す図。
【図9】上記シート給送装置において、第1シートの後
端がセンサを抜けたときの第1シート、第2シートの位
置及びセンサの他の状態を示す図。
【図10】上記シート給送装置において、第2シートの
先端がセンサをONしたときの第1シート、第2シート
の位置及びセンサの他の状態を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送
装置における第1シート、第2シートの位置及びセンサ
の状態を示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るシート給送
装置の第1搬送部におけるシート搬送速度を示すタイミ
ングチャート。
【符号の説明】
2,200 シート給送装置 2A 第1搬送部 4 シート載置台 5 搬送路形成部 11 フィードローラ 12 リタードローラ 13 給送ローラ 50 制御装置 51 センサ 52,208 レジストローラ 53,206 搬送ローラ 201 レーザビームプリンタ本体 202 カセット 209 画像形成部 220 給紙デッキ M1 第1パルスモータ M2 第2パルスモータ S,S1,S2 シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 康浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 磯田 雄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート積載手段に積載されたシートを給
    送する給送手段と、前記給送手段により給送されたシー
    トを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手段と、を備え
    たシート給送装置において、 前記給送手段と前記分離搬送手段とを有する第1搬送部
    と、 前記第1搬送部の下流側に配された第2搬送部と、 を備え、 先に給送されたシートの後端が前記第1搬送部を通過し
    た後に給送される次のシートの前記第1搬送部における
    搬送速度を、前記第2搬送部における前記先に給送され
    たシートの搬送速度よりも相対的に速くするようにした
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 シート積載手段に積載されたシートを給
    送する給送手段と、前記給送手段により給送されたシー
    トを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手段と、を備え
    たシート給送装置において、 前記給送手段と、前記分離搬送手段と、前記給送手段及
    び分離搬送手段を駆動する駆動手段とを有する第1搬送
    部と、 前記第1搬送部の下流側に配された第2搬送部と、 先に給送されたシートの後端が前記第1搬送部を通過し
    た後に給送される次のシートの前記第1搬送部における
    搬送速度を、前記第2搬送部における前記先に給送され
    たシートの搬送速度よりも速くなるよう加速すると共に
    前記次のシートが前記第2搬送部に進入する前に減速さ
    せるよう前記第1搬送部の駆動手段を制御する搬送速度
    制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1搬送部と第2搬送部との間にシ
    ートの先端及び後端を検知する検知手段を設け、前記搬
    送速度制御手段は、前記検知手段が前記先に給送された
    シートの後端を検知すると前記次に給送されるシートの
    搬送速度を加速させ、前記検知手段が該次に給送される
    シートの先端を検知すると前記加速された搬送速度を減
    速させるよう前記第1搬送部の駆動手段を制御すること
    を特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送速度制御手段は、前記検知手段
    が前記次に給送されるシートの先端を検知すると前記加
    速された搬送速度を加速前の搬送速度まで減速すること
    を特徴とする請求項3記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 シート積載手段に積載されたシートを給
    送する給送手段と、前記給送手段により給送されたシー
    トを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手段と、を備え
    たシート給送装置において、 前記給送手段と、前記分離搬送手段と、前記給送手段及
    び分離搬送手段を駆動する駆動手段とを有する第1搬送
    部と、 前記第1搬送部の下流側に配された第2搬送部と、 前記第1搬送部と第2搬送部との間に設けられ、シート
    の先端及び後端を検知する検知手段と、 先に給送されたシートの先端を前記検知手段が検知する
    と前記シートの後端が前記第1搬送部を通過するタイミ
    ングを計算する一方、前記タイミングに基づき前記シー
    トの後端が前記第1搬送部を通過したと判断すると、該
    シートの後に給送される次のシートの前記第1搬送部に
    おける搬送速度を、前記第2搬送部における前記先に給
    送されたシートの搬送速度よりも速くなるよう加速する
    と共に前記次のシートが前記第2搬送部に進入する前に
    減速させるよう前記第1搬送部の駆動手段を制御する搬
    送速度制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送速度制御手段は、前記先に給送
    されたシートの後端が前記第1搬送部を通過したと判断
    すると、前記加速された搬送速度を加速前の搬送速度ま
    で減速することを特徴とする請求項5記載のシート給送
    装置。
  7. 【請求項7】 シート積載手段に積載されたシートを給
    送する給送手段と、前記給送手段により給送されたシー
    トを1枚ずつ分離して搬送する分離搬送手段と、を備え
    たシート給送装置において、 前記給送手段と、前記分離搬送手段とを有する第1搬送
    部と、 前記第1搬送部の下流側に配され、該第1搬送部から分
    離搬送されたシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手
    段を駆動する駆動手段とを有する第2搬送部と、 前記第2搬送部における先に給送されたシートの搬送速
    度を、前記先に給送されたシートの後端が前記第1搬送
    部を通過した後に給送される次のシートの前記第1搬送
    部における搬送速度よりも遅くなるよう減速させると共
    に前記次のシートが第2搬送部に進入する前に加速させ
    るよう前記第2搬送部の駆動手段を制御する搬送速度制
    御手段と、 を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記第1搬送部と第2搬送部との間にシ
    ートの先端及び後端を検知する検知手段を設け、前記搬
    送速度制御手段は、前記検知手段が前記先に給送された
    シートの後端を検知すると該先に給送されたシートの搬
    送速度を減速させると共に、前記検知手段が前記次に給
    送されるシートの先端を検知すると搬送速度を加速する
    よう前記第2搬送部の駆動手段を制御することを特徴と
    する請求項7記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送速度制御手段は、前記検知手段
    が前記次に給送されるシートの先端を検知すると、前記
    減速された搬送速度を減速前の搬送速度まで加速するこ
    とを特徴とする請求項8記載のシート給送装置。
  10. 【請求項10】 前記分離搬送手段は、シート搬送方向
    に回転するローラと、シート搬送方向と逆方向に回転す
    るローラとを備えたものであることを特徴とする請求項
    1乃至9のいずれかに記載のシート給送装置。
  11. 【請求項11】 シート給送装置と画像形成手段とを備
    えた画像形成装置において、 前記シート給送装置は、前記請求項1乃至10のいずれ
    かに記載のシート給送装置であることを特徴とする画像
    形成装置。
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