JPH11334842A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH11334842A
JPH11334842A JP14069098A JP14069098A JPH11334842A JP H11334842 A JPH11334842 A JP H11334842A JP 14069098 A JP14069098 A JP 14069098A JP 14069098 A JP14069098 A JP 14069098A JP H11334842 A JPH11334842 A JP H11334842A
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JP
Japan
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pipe
convey pipe
revolving
rotating
transport pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14069098A
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English (en)
Inventor
Toyoshige Mori
豊重 毛利
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HORYO SANGYO KK
Original Assignee
HORYO SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備費や運転費が安価で、搬送能力の高い搬
送装置を提供する。 【解決手段】 搬送装置は、内面に螺旋状部14が設けら
れている搬送パイプ13と、搬送パイプ13の軸方向から見
て螺旋状部14の螺旋の巻き方向と同方向に搬送パイプ13
の軸線から所定距離を隔てた軸線を中心として搬送パイ
プ13を回転させる公転手段と、公転手段による回転方向
と反対方向に公転手段による1回転毎に搬送パイプ13を
その軸線を中心として1回転させる自転手段とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、土砂、
泥水、石塊等の搬送に用いられ、とくに、低所から高所
に搬送するのに適した搬送装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の用途に
は、スクリューコンベヤ、バケットエレベータ等が用い
られていたが、いずれも、設備費や運転費が高価であっ
たり、また、搬送能力の面で充分でなかった。
【0003】この発明の目的は、設備費や運転費が安価
で、搬送能力の高い搬送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による搬送装置
は、内面に螺旋状部が設けられている搬送パイプと、搬
送パイプの軸方向から見て螺旋状部の螺旋の巻き方向と
同方向に搬送パイプの軸線から所定距離を隔てた軸線を
中心として搬送パイプを回転させる公転手段と、公転手
段による回転方向と反対方向に公転手段による1回転毎
に搬送パイプをその軸線を中心として1回転させる自転
手段とを備えているものである。
【0005】螺旋状部は、螺旋状突条であっても、螺旋
状溝であってもよい。
【0006】この発明による搬送装置では、搬送パイプ
が公転させられながら自転させられると、搬送パイプの
公転によって搬送物に遠心力が作用させられ、搬送パイ
プに対する遠心力が作用させられる方向が、搬送パイプ
の自転によって搬送パイプの周方向にずれていくが、そ
のずれの方向は螺旋の巻き方向が進む側であるから、搬
送物が螺旋状部の螺旋の巻き方向が進む方向に搬送され
る。
【0007】したがって、搬送パイプとこれを公転およ
び自転させる手段だけで装置を構成できるから、設備費
が安価である。しかも、スクリューコンベヤのように、
スクリューによって搬送物を搬送する方向に直接搬送力
を作用させることなく、搬送パイプを公転および自転さ
せるだけでよいから、動力費が安価につく。さらに、搬
送物を連続的に搬送できるから、搬送能力が高い。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照してつぎに説明する。
【0009】図1および図2を参照すると、搬送装置
は、基台11に支えられた両端閉鎖垂直円筒状ボディ12
と、ボディ12内に偏心状に収容されている垂直搬送パイ
プ13と、搬送パイプ13内に固定状に挿入されているスク
リュー14とを備えている。
【0010】ボディ12は、上ボディ21および下ボディ22
よりなる。これらは、図4を参照すると、フランジ23,
24によって一直線状に接続されている。上ボディ21の上
端部には左向き上部窓25が形成されている。上部窓25の
縁部には樋状シュート26が設けられている。下ボディ22
の下端部には右向き下部窓27が形成されている。
【0011】図3に詳しく示すように、上ボディ21の頂
壁には垂直上回転軸31がボディ軸線と同心となるように
上軸受32を介して支持されている。上回転軸31の上端に
は上従動スプロケット33が固定されている。上回転軸31
と並んで上モータ34がブラケットを介して上ボディ21上
端に垂直上向きに装備されている。上モータ34の出力軸
には上駆動スプロケット35が固定されている。上従動ス
プロケット33および上駆動スプロケット35には上ベルト
36が巻き掛けられている。上回転軸31の下端には水平上
回転板37がボディ頂壁から下方に間隔をおいて固定され
ている。上回転板37の上方に位置して上固定歯車38が上
回転軸31と同心となるように上回転軸に緩くはめられて
上ボディ頂壁に固定されている。上回転板37には、上固
定歯車38と噛み合わされた上遊び歯車39が取付けられて
いる(図6参照)。
【0012】図5を参照すると、下ボディ下端部および
その周辺部が示されているが、ここには、図3に示す構
成と対応する構成が示されている。その構成とは、下回
転軸41、下軸受42、下従動スプロケット43、下モータ4
4、下駆動スプロケット45、下ベルト46、下回転板47、
下固定歯車48および下遊び歯車49である。これらは、図
3に示すものと、上下の向きは逆であるが、同一の構造
のものであり、上下の差違用語によって識別するものと
するが、その詳細な説明は省略する。
【0013】図4を参照すると、上ボディ21内面下端の
やや上方に水平円形状ガイドレール51が設けられてい
る。ガイドレール51には縦ローラ52を介して水平円板状
防振板53が載せられている。縦ローラ52は、防振板53の
外周を等分する4か所にある(図7参照)。また、防振
板53の外周には、縦ローラ52と同数の横ローラ54が取付
けられており、これらは、上ボディ21の内周面を転動す
る。そして、防振板53の中心を挟んでその一方の側には
パイプ挿通孔55があけられ、その他方の側にはカウンタ
ウェイト56が搭載されている。これらの構成と同一の構
成が、下ボディ22下端付近に装置されているが、これら
には、上記構成と同一の符号を付して、その説明は省略
する。
【0014】搬送パイプ13は、ボディ12と同じように、
上パイプ61および下パイプ62よりなる。これらは、上ボ
ディ21および下ボディ22の接続面と同一レベルで接続さ
れている。図4に示すように、上パイプ61の外面下端部
には、下パイプ62外面上端部にはめ被せられたスリーブ
63が垂下状に設けられている。スリーブ63の下縁部から
上向きにのびた位置決め用切欠64が形成されている。こ
のスリット64にはめ入れられた突条65が下パイプ62の外
面上端部に設けられている。上パイプ61の下端部および
下パイプ62の上端部は、それぞれ対応する防振板53のパ
イプ挿通孔55に摺動自在に通されている。
【0015】上パイプ61の上端には、上部窓25に通され
た水平左向き排出パイプ66が設けられている。下パイプ
62の下端部には、下部窓27に通された略L字状右向き供
給パイプ67が設けられている。供給パイプ67は、L字の
水平部に相当する横部材71と、L字の垂直部に相当する
縦部材72とよりなる。横部材71は、スチールパイプ製で
あるが、縦部材72は、縦断面略S状に屈曲させられたフ
レキシブルホース製である。横部材71は、上向きの入口
端を有している。縦部材72もまた上向きの入口端を有し
ている。縦部材72の入口端がブラケットを介して下ボデ
ィ22外面に固定された口金73に接続されている。横部材
71の入口端と縦部材72の入口端が水平方向に隔てる距離
eは、ボディ12に対する搬送パイプ13の偏心距離に等し
い。
【0016】スクリュー14は、ボディ12および搬送パイ
プ13と対応するように、ボディ12および搬送パイプ13の
接続面と同一レベルで突き合わされた上スクリュー81お
よび下スクリュー82よりなる。
【0017】上スクリュー81は、上パイプ61の軸線上を
のびた上スクリュー軸83と、これの回りに巻き付けられ
た上螺旋羽根84とよりなる。上スクリュー軸83の上端部
は、上回転板37を偏心状に軸受85を介して貫通させられ
て、その上方に突出させられている。上スクリュー軸83
の上方突出端部には上可動歯車86が固定されており、こ
れが、上遊び歯車39と噛み合わされている(図6)。上
可動歯車86の歯数は、上固定歯車38のそれに等しい。上
螺旋羽根84の巻き方向は、リードが上向きに進む方向、
すなわち、軸方向下側から見て、右ねじの方向である。
上螺旋羽根84の先端は上パイプ61内面に密接させられて
いる。
【0018】下スクリュー82は、上スクリューと同様
に、下スクリュー軸93および下螺旋羽根94よりなる。下
スクリュー軸93の下端部は、軸受94を介して下回転板47
に貫通させられている。下スクリュー軸93の下方突出端
部には、下遊び歯車49と噛み合わされた下可動歯車95が
固定されている。
【0019】上下のモータ34,44を同時に作動させて、
上下の回転板37,47を同速度で同方向に回転させると、
搬送パイプ13が上下の回転板37,47の回転中心軸を中心
とする円周上を公転させられ、これと同時に、搬送パイ
プ13がそれ自身の軸線を中心として自転させられる。平
面より見て、搬送パイプ13の公転方向は反時計方向であ
るが、搬送パイプ13の自転方向は時計方向である。ま
た、固定歯車38と可動歯車86の歯数比が等しいことか
ら、搬送パイプ13が1回公転さられる間に、搬送パイプ
13が同じように1回自転させられる。これにより、搬送
パイプ13は、常時水平方向同じ方向を向いていて、その
向きは変わらない。したがって、排出パイプ66は搬送パ
イプの公転の円周にそって移動させられるが、左を向い
たままである。排出パイプ66と同様に、供給パイプ67の
横部材71も搬送パイプの公転の円周にそって右を向いた
まま移動させられる。一方、縦部材72は、その出口端の
みが横部材71とともに移動させられるが、その入口端は
口金73によって定位置に止められるため、両者の移動量
の差をフレキシブルパイプが吸収する。
【0020】つぎに、図8を参照して、搬送動作を説明
する。図8において、搬送パイプ13が公転しながら、自
転する様子が示されている。スクリュー14の羽根の一部
断面がハッチングBで示されているが、搬送パイプBの
公転にかかわらず、その断面の方向は変わっていない。
また、搬送物Wは、二重網目模様で示されている。
【0021】搬送パイプ13を公転および自転させた状態
で、供給パイプ71を通じて搬送パイプ13内に搬送物Bを
供給すると、供給された搬送物Bには公転の遠心力が作
用する。その遠心力の作用する方向は回転板37,47の半
径方向外向きである。搬送物Wに遠心力を作用させた状
態で搬送パイプ13が自転させられると、搬送パイプ13に
対する遠心力の作用する方向が搬送パイプ13の周方向に
ずれていく。そのずれていく方向は、反時計方向であ
る。この方向は、スクリュー14のリードが進む方向であ
るから、スクリュー14によって搬送物Wは案内されなが
ら上向きに搬送されていく。搬送パイプ13の上端まで搬
送された搬送物Bは、排出パイプ66を通じて排出され
る。
【0022】上記において、搬送パイプの自転は、歯車
に代わり、他の手段によって与えるようにしてもよい。
その手段としては、例えば、搬送パイプが公転する間に
搬送パイプが水平方向の向きを変えないように搬送パイ
プを拘束することが考えられる。
【0023】また、供給パイプの横部材入口端と縦部材
の出口端を相対回転自在に接続するとともに、縦部材の
入口端と口金を相対回転自在に接続すれば、縦部材は必
ずしもフレキシブルホースでなくてもよい。
【0024】さらに、スクリューを収容した搬送パイプ
を別に用意しておいて、これを順次継ぎ足すようにすれ
ば、搬送パイプの長さを自在に変更することができる。
搬送パイプを公転させるための動力が不足する場合、防
振板を回転駆動するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、設備費や運転費が安
価で、搬送能力の高い搬送装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による搬送装置の斜視図である。
【図2】同搬送装置の垂直縦断面図である。
【図3】図2の一部を拡大して示す同搬送装置の上端部
およびその周辺部の断面図である。
【図4】図2の一部を拡大して示す同搬送装置の中間部
およびその周辺部の断面図である。
【図5】図2の一部を拡大して示す同搬送装置の下端部
およびその周辺部の断面図である。
【図6】図3のVIーVI線のそう水平横断面図である。
【図7】図3のVII ーVII 線のそう水平横断面図であ
る。
【図8】同搬送装置による搬送動作説明図である。
【符号の説明】
13 搬送パイプ 14 スクリュー 34 モータ 37 回転板 38 固定歯車 44 モータ 47 回転板 48 固定歯車 86 可動歯車 96 可動歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に螺旋状部14が設けられている搬送
    パイプ13と、搬送パイプ13の軸方向から見て螺旋状部14
    の螺旋の巻き方向と同方向に搬送パイプ13の軸線から所
    定距離を隔てた軸線を中心として搬送パイプ13を回転さ
    せる公転手段と、公転手段による回転方向と反対方向に
    公転手段による1回転毎に搬送パイプ13をその軸線を中
    心として1回転させる自転手段とを備えている搬送装
    置。
JP14069098A 1998-05-22 1998-05-22 搬送装置 Withdrawn JPH11334842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14069098A JPH11334842A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14069098A JPH11334842A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 搬送装置

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Publication Number Publication Date
JPH11334842A true JPH11334842A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15274497

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14069098A Withdrawn JPH11334842A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 搬送装置

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JP (1) JPH11334842A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008284457A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Nippon Genryo Kk 濾過装置用の外付け濾過材洗浄装置
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Effective date: 20050802