JPS5850829B2 - バレルガタシヨツトブラストキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自転用と旋回用の駆動装置を有し、鋸歯型溝と
波形底板の内部形状を持つバレル型研掃室による新規な
ショツトブラスト機を提供する。

従来のタンブラ−型およびエプロン型研掃機では研掃室
が水平状態で運転される為被研掃品の反転も不均一にな
り易いうえに攪拌されない為に研掃ムラの原因となった
。

本発明はこのような従来装置の欠点を除去すると共に研
掃作業を能率的に行うことのできるバレル型ショツトブ
ラスト機を提供することを目的としており、本発明によ
れば、 研掃室をはゾ円筒形すなわちバレル型形状とし、その内
周壁にはゾバレルの軸線方向に延びる鋸歯型溝を、その
底壁に波形の凹凸部をそれぞれ設け、研掃室をバレルの
軸線のまわりに回転せしめる自転用駆動装置と、研掃室
をバレルの軸線が垂直線に対してそれぞれ予め定めた傾
斜角度をなす搬入位置と研掃位置と搬出位置との間に選
択的に揺動せしめる旋回用駆動装置と、研掃室の前記研
掃位置に関連して設けられた投射装置とを具備している
バレル型ショツトブラスト機が提供される。

望ましくは鋸歯型溝は等間隔に研掃室内周壁全周に設け
る。

旋回用駆動装置と自転用駆動装置とは別個に設けられて
いるから旋回と自転とを同時に行うことも可能であり、
作業能率を高めることができる。

望ましくは研掃室の搬入位置と搬出位置とにそれぞれ関
連して搬入装置と搬出装置とを設ける。

本発明によれば研掃ムラの除去および従来の機種では破
損し易い形状のものや入口が中挟で奥の深い穴などの難
度の高い研掃作業についても細部にいたるまで十分な研
掃効果を上げることのできる高能率な、作業性の高いシ
ョツトブラスト機が与えられる。

以下−例を示した図面に従って説明を行う。

第１，２図においてバレル型研掃室２の上方部円筒面は
鋸歯状溝形内側壁６によって覆われており、内底部には
波形底板３が取り付けられている。

鋸歯状溝の歯先角は１５００前後の広角にしてあり被研
掃品の転勤が緩やかにかつ確実に行われる。

波形底板３は円の中心を支点として互いに反対方向に約
２５°づつ傾斜させた２枚の半円板３′とそのギャップ
を埋める継ぎ板３“（約３５°傾斜）２枚とからなって
おり、線ＡＯＡは凸出稜、線ＢＯＢは凹入稜をそれぞれ
示している。

この場合波形底板３は第４図に示す如く内側壁の鋸歯状
溝６と連続する放射状形状のものとしてもよい。

研掃は研掃室２を約３５°傾けて行う為該研掃室２の自
転により波形底板３は被研掃面の攪拌を十分かつ滑らか
に行う。

研掃室２は台架５に玉軸受２６によって支持されており
、該玉軸受２６の外輪は台架５に固定され、玉軸受２６
の内輪は研掃室２に固定されており、玉軸受２６の内輪
内側に歯２０を切り、該歯２０と噛み合う歯車１２を台
架５の下側に固定したモータ２７と歯車減速機２８によ
って回転させることにより玉軸受２６の内輪が回転し研
掃室２の自転を行う。

台架５はスイングアーム８に支えられており、スイング
アーム８に組み付けられた駆動軸１４を通して駆動軸１
４に接続する歯車減速機２９およびモータ３０によって
旋回動作が行われる。

バレル内壁にはスリット２１が設けられており、バレル
外壁には等間隔に幾つかの切り欠き穴２２が作られてい
る。

研掃中に研掃室内部にたまるパリ・砂・研掃材等はスリ
ット２１を通って内壁から出て、切り欠な穴２２から研
掃室外へ排出される。

研掃作業の状態を第５〜第７図に示す。

第５図に示す位置は搬入位置すなわち被研掃面受取位置
であって旋回駆動装置によりバレル型研掃室は自転を行
いながら搬入位置−＼旋回し、パレット型ローダ等の如
き適宜の被研掃入搬入装置４０から被研掃面は研掃室２
の頂部開口から搬入される。

第６図は研掃位置を示しており、被研掃面を収納した研
掃室は投射装置６０へ研掃室２の開口が向くように水平
方向に対し約３５°の傾きを維持して自転を継続しなか
ら研掃を受ける。

被研掃面は転勤・攪拌を受は研掃室内での位置および向
きが断え間なく変り、あらゆる投射位置、投射方向から
の研掃を受け、十分かつ一様な研掃効果を得る。

第７図は搬出位置を示しており、所望の研掃を終えると
研掃室は自転を続けたまま旋回して搬出位置をとり、被
研掃面は適宜の搬出装置例えばコンベア５０上に排出さ
れる。

搬出作業が終了すると研掃室は再び搬入位置まで旋回す
る。

搬入装置と搬出装置とは作業場の形状や研掃作業のライ
ン化に対する位置状況によって、同方向又は反対方向に
設けることにより搬入・研掃・搬出の自動化および研掃
作業のライン化を可能にできる。

図において搬入装置４０は昇降パケット形式のものとし
、搬出装置５０はベルトコンベア装置として示しである
が、適宜の形式のものを使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるショツトブラスト機の実施例の研
掃室の横断平面図。 第２図は第１図の線Ａ１−Ａ２に沿う断面図。 第３図はショツトブラスト機の駆動装置の配置を示す概
略側面図。 第４図は研掃室の変形例を示す横断面図および平面図。 第５．６．７図はそれぞれ搬入位置、研掃位置、搬出位
置を示す概略側面図。 ２は研掃室、３は波形底板、６は鋸歯状溝形内側壁、５
は台架、８はスイングアーム、１４は駆動軸、２７は研
掃室自転用モータ、３０は研掃室揺動用モータ、４０は
搬入装置、５０は搬出装置、６０は投射装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 研掃室をはゾ円筒形すなわちバレル型形状とし、そ
   の内周壁にはソバレルの軸線方向に延びる鋸歯型溝を、
   その底壁に波形の凹凸部をそれぞれ設け、 研掃室をバレルの軸線のまわりに回転せしめる自転用駆
   動装置と、研掃室をバレルの軸線が垂直線に対してそれ
   ぞれ予め定めた傾斜角度をなす搬入位置と研掃位置と搬
   出位置との間に選択的に揺動せしめる旋回用駆動装置と
   、研掃室の前記研掃位置に関連して設けられた投射装置
   とを具備していることを特徴とするバレル型ショトブラ
   スト機。