JPH11334434A - 車両用シートのシートバック - Google Patents

車両用シートのシートバック

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JPH11334434A
JPH11334434A JP15993498A JP15993498A JPH11334434A JP H11334434 A JPH11334434 A JP H11334434A JP 15993498 A JP15993498 A JP 15993498A JP 15993498 A JP15993498 A JP 15993498A JP H11334434 A JPH11334434 A JP H11334434A
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JP
Japan
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seat back
seat
crib
pivot shaft
back body
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Application number
JP15993498A
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English (en)
Inventor
Kazumi Ishii
井 和 美 石
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
    • B60N2/3081—Seats convertible into parts of the seat cushion or the back-rest or disapppearing therein, e.g. for children

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後席乗員が着座したまま乳幼児等の着替えや
オムツ替えを簡易迅速に行う。後席の片側にチャイルド
シートが装着されている場合でも着替えやオムツ替えの
スペースを確保する。外観を向上させる。 【解決手段】 シートバック本体１５の背面側に凹部１
７を形成する。シートバック本体１５の凹部１７にベビ
ーベッド２１を上下方向にスライド可能に配設する。シ
ートバック本体１５の凹部１７に枢支シャフト２３を設
け、ベビーベッド２１の両側部に枢支シャフト２３をガ
イドする上下方向に延びる長孔２５を設ける。ベビーベ
ッド２１の下端側を枢支シャフト２３を中心に後方に回
動させて所定の傾斜角度でベビーベッド２１を支持部材
２７により支持する。ベビーベッド２１に乳幼児５の腹
部を保持するベルト２９を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートのシー
トバックに関し、更に詳細に説明すると、シートクッシ
ョンと該シートクッションの後方に前後傾動可能に設け
られたシートバックとを備える車両用シートのシートバ
ックに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、車両用シート等においては、前
席のシートバックの背面側に小さなテーブルを設けた
り、網等からなる収納部が形成され、車室内の居住性の
向上を図っている。また前後傾動可能に設けられたシー
トバックを前倒させ、シートバックの背面側をテーブル
等に用いることが行われている。
【０００３】また、図８に示す如く、乳幼児５等が容易
に着座し得るように、後席１にチャイルドシート３が取
付けられるようになされている。また通常のシートを複
数の使用態様に変更可能としたものとして、特開平７−
１０８８６２号公報や、特開平６−２７０７２９号公報
等が存在する。
【０００４】図８に示す如く、乳幼児５等を寝かせる場
合にはチャイルドシート３から後席１の空いたスペース
であるシートクッション１ａ上に移動させることが多
く、また乳幼児５等の着替えやオムツ替えを行う場合に
は後席乗員である保護者７等が後席１の空いたスペース
である端部側に移動し横向きで着替えやオムツ替えをし
なければならず、または保護者７等が車外に出なければ
ならないものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の前席
の車両用シートにおいては、前後傾動可能に設けられた
シートバックを前倒させ、または小さなテーブル構造を
利用することができるだけであり、後席乗員の居住性を
更に向上させることができないものであった。
【０００６】また、乳幼児５等の着替えやオムツ替えを
行う場合には後席乗員である保護者７等が後席１の空い
たスペースに移動し横向きでオムツ替えをしたり、保護
者７等が車外に出ているので、着替えやオムツ替えを簡
易迅速に行うことができないものであった。
【０００７】本発明の目的は、後席乗員が着座したまま
乳幼児等の着替えやオムツ替えを簡易迅速に行うことが
でき、然も後席の片側にチャイルドシートが装着されて
いる場合でも着替えやオムツ替えのスペースを確保する
ことができ、必要最小限の構成部品点数によって構成し
ているので、組付作業を簡易迅速に行え、外観の優れた
車両用シートのシートバックを提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項１に記載の車両
用シートのシートバックは、シートクッションと該シー
トクッションの後方に前後傾動可能に設けられたシート
バックとを備える車両用シートのシートバックにおい
て、 前記シートバックはシートバック本体と、該シー
トバック本体の背面側に上下方向にスライド可能に配設
されたベビーベッドとを備え、前記シートバック本体ま
たはベビーベッドの何れか一方に枢支シャフトが設けら
れ、他方に前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延
びる長孔が設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記
枢支シャフトを中心に後方に回動させた場合に所定の傾
斜角度で支持する支持部材が前記シートバック本体及び
ベビーベッド間に設けられていることを特徴とする。
【０００９】また、本発明の請求項２に記載の車両用シ
ートのシートバックは、シートクッションと該シートク
ッションの後方に前後傾動可能に設けられたシートバッ
クとを備える車両用シートのシートバックにおいて、
前記シートバックはシートバック本体と、該シートバッ
ク本体の背面側に上下方向にスライド可能に配設された
ベビーベッドとを備え、前記シートバック本体またはベ
ビーベッドの何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他
方に前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長
孔が設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シ
ャフトを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度
で支持する支持部材が前記シートバック本体及びベビー
ベッド間に設けられ、前記ベビーベッドに乳幼児の腹部
を保持するベルトが設けられていることを特徴とする。
【００１０】また、本発明の請求項３に記載の車両用シ
ートのシートバックは、シートクッションと該シートク
ッションの後方に前後傾動可能に設けられたシートバッ
クとを備える車両用シートのシートバックにおいて、
前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
ーベッドとを備え、前記シートバック本体の凹部または
ベビーベッドの両側部の何れか一方に枢支シャフトが設
けられ、他方に前記枢支シャフトをガイドする上下方向
に延びる長孔が設けられ、前記ベビーベッドの下端側を
前記枢支シャフトを中心に後方に回動させた場合に所定
の傾斜角度で支持する支持部材が前記シートバック本体
及びベビーベッド間に設けられ、前記ベビーベッドに乳
幼児の腹部を保持するベルトが設けられていることを特
徴とする。
【００１１】また、本発明の請求項４に記載の車両用シ
ートのシートバックは、シートクッションと該シートク
ッションの後方に前後傾動可能に設けられたシートバッ
クとを備える車両用シートのシートバックにおいて、
前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
ーベッドとを備え、前記ベビーベッドは基板部と該基板
部の表面側を被覆する被覆部材と、基板部の裏面側を被
覆するアウタフィニッシャとを備え、前記シートバック
本体の凹部またはベビーベッドのアウタフィニッシャの
両側部の何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に
前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が
設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフ
トを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支
持する支持部材が前記シートバック本体及びベビーベッ
ド間に設けられていることを特徴とする。
【００１２】また、本発明の請求項５に記載の車両用シ
ートのシートバックは、シートクッションと該シートク
ッションの後方に前後傾動可能に設けられたシートバッ
クとを備える車両用シートのシートバックにおいて、
前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
ーベッドとを備え、前記ベビーベッドは基板部と該基板
部の表面側を被覆する被覆部材と、基板部の裏面側を被
覆するアウタフィニッシャとを備え、前記シートバック
本体の凹部またはベビーベッドのアウタフィニッシャの
両側部の何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に
前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が
設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフ
トを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支
持する支持部材が前記シートバック本体及びベビーベッ
ド間に設けられ、前記アウタフィニッシャに対して前記
基板部及び基板部の表面側を被覆する被覆部材とが上下
方向にスライド可能に設けられていることを特徴とす
る。
【００１３】また、本発明の請求項６に記載の車両用シ
ートのシートバックは、シートクッションと該シートク
ッションの後方に前後傾動可能に設けられたシートバッ
クとを備える車両用シートのシートバックにおいて、
前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
ーベッドとを備え、前記ベビーベッドは基板部と該基板
部の表面側を被覆する被覆部材と、基板部の裏面側を被
覆するアウタフィニッシャとを備え、前記シートバック
本体の凹部またはベビーベッドのアウタフィニッシャの
両側部の何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に
前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が
設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフ
トを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支
持する支持部材が前記シートバック本体及びベビーベッ
ド間に設けられ、前記アウタフィニッシャに対して前記
基板部及び基板部の表面側を被覆する被覆部材とが上下
方向にスライド可能に設けられていると共に、上方にス
ライドさせた状態で反転し得るようになされていること
を特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る車両用シートの
シートバックを図面を参照して詳述する。図１乃至図７
には本発明に係る車両用シートのシートバックの実施の
形態が夫々示されており、この実施の形態では車両用シ
ートの前席に本発明を適用した場合として説明するが、
これに限定されるものではなく、種々のシートに適用す
ることができる。
【００１５】図５に示す如く、車両用シート１１の前席
及び後席の車両用シート１１Ｆ，１１Ｒはシートクッシ
ョン１２とシートバック１３とを夫々備え、また前席の
車両用シート１１Ｆのシートバック１３は図示しない従
来公知のリクライニング機構により前後傾動可能に取付
けられている。尚、シートクッション１２は図示しない
回転機構に載置されて回動可能に取付けることもでき
る。
【００１６】後席の車両用シート１１Ｒにはチャイルド
シート５が取付けられ、また保護者７が着座している。
また前席の車両用シート１１Ｆのシートバック１３はシ
ートバック本体１５と、該シートバック本体１５の背面
側に上下方向にスライド可能に配設されたベビーベッド
２１とを備えている。
【００１７】前記シートバック１３のシートバック本体
１５の背面側に上部開放された凹部１７が上下方向に延
びて形成され、このシートバック本体１５の背面側の凹
部１７に上下方向にスライド可能にベビーベッド２１が
配設されている。
【００１８】前記シートバック本体１５またはベビーベ
ッド２１の何れか一方に、本実施の形態ではシートバッ
ク本体１５に枢支シャフト２３が設けられ、他方に、本
実施の形態ではベビーベッド２１に前記枢支シャフト２
３をガイドする上下方向に延びる長孔２５が設けられて
いる。
【００１９】図１及び図５に示すように、前記ベビーベ
ッド２１の下端側を前記枢支シャフト２３を中心に後方
に回動させた場合に、所定の傾斜角度で、例えば略水平
状態でベビーベッド２１を支持するように支持部材２７
が前記シートバック本体１５及びベビーベッド２１間に
設けられている。
【００２０】前記支持部材２７はワイヤー，布ベルト，
ゴム材，合成樹脂材等から形成することができる。また
前記ベビーベッド２１に乳幼児５の腹部を保持するベル
ト２９が設けられている。このベルト２９の先端にはベ
ルクロファスナー等の係合部材２９ａが夫々設けられて
いる。
【００２１】図７に分解して示す如く、前記ベビーベッ
ド２１は基板部３１と、この基板部３１の表面側を被覆
するパッド材３２及び表皮材３３等からなる被覆部材３
４と、基板部の裏面側を被覆するアウタフィニッシャ３
５とを備えている。尚、基板部３１と被覆部材３４と
は、図７では１８０°反転した状態で表示されている。
即ち、アウタフィニッシャ３５の裏面側と基板部３１と
が対向するように配設されている。また表皮材３３は汚
れ防止のためにビニールレザーから形成するのが好まし
い。更に表皮材３３と一体にピローを設けることもでき
る。
【００２２】このベビーベッド２１のアウタフィニッシ
ャ３５の両側部に前記枢支シャフト２３をガイドする長
孔２５が設けられている。またアウタフィニッシャ３５
の表面側にはカップ受け３７が形成され、アウタフィニ
ッシャ３５の上部には補強シャフト３９が取付けられて
いる。またアウタフィニッシャ３５の両側に支持部材２
７の下端が夫々取付けられている。尚、支持部材２７は
図示の構成のものに限定されるものではなく、ベビーベ
ッド２１の下部から脚部のように支持するものであって
もよい。
【００２３】前記シートバック本体１５の背面側に、凹
部１７を有するインナフィニッシャ４１がビス４３止め
され、また前記枢支シャフト２３がインナフィニッシャ
４１の両側部で枢支されている。またインナフィニッシ
ャ４１の上部には補強シャフト４５が取付けられてい
る。また支持部材２７の上端がインナフィニッシャ４１
の上部両側に夫々取付けられている。
【００２４】前記ベビーベッド２１のアウタフィニッシ
ャ３５とシートバック本体１５の背面側のインナフィニ
ッシャ４１との間に前記基板部３１及び基板部３１の表
面側を被覆するパッド材３２及び表皮材３３等からなる
被覆部材３４とが上下方向にスライド可能に設けられて
いる。また前記乳幼児５の腹部を保持するベルト２９が
基板部３１にビス４７止めされている。またベルト２９
は被覆部材３４に形成されたスリット４９よりベビーベ
ッド２１の表面側に導出されている。
【００２５】図３及び図４に示す如く、前記アウタフィ
ニッシャ３５に対して前記基板部３１及び基板部３１の
表面側を被覆するパッド材３２及び表皮材３３等からな
る被覆部材３４とが上下方向にスライド可能、且つ反転
可能に設けられている。
【００２６】図７に示す如く、前記アウタフィニッシャ
３５の上部両側部に短いリンク５１が枢支ピン５３によ
り枢支され、リンク５１の上端に係合ピン５５が設けら
れ、この係合ピン５５が前記基板部３１の両側部に上下
方向に沿って設けられた長孔等からなる凹部５７に摺動
可能に嵌合している。
【００２７】図３に示す如く、シートバック１３を前倒
させた状態で、基板部３１と被覆部材３４とを前記アウ
タフィニッシャ３５とインナフィニッシャ４１との間よ
り引出し、アウタフィニッシャ３５の上端位置で反転さ
せると、リンク５１が共に回動し、基板部３１と被覆部
材３４とがリンク５１の長さ分上方に移動するので、図
４に示す如く、アウタフィニッシャ３５の表面側に反転
させて載置することができる。尚、被覆部材３４を反転
させた場合に後席着座者のオットマンとしての使用が可
能であるので、被覆部材３４の反転位置にカーペットを
取付けるのが好ましい。
【００２８】次に、図５及び図６（ａ），（ｂ），
（ｃ）を参照してベビーベッド２１の使用状態を説明す
ると、先ず、図６（ａ）に示す如く、シートバック１３
を前傾させる。尚、垂直より多少前傾させる程度であっ
てもよい。このシートバック１３の前傾量に応じて後席
乗員の作業範囲が拡大する。
【００２９】次いで、図６（ｂ）に示す如く、ベビーベ
ッド２１をシートバック本体１５に対して上方にスライ
ドさせる。ベビーベッド２１の長孔２５の下端位置をシ
ートバック本体１５の枢支シャフト２３の位置までスラ
イドさせる。次いで、図６（ｃ）に示す如く、前記ベビ
ーベッド２１の下端側を前記枢支シャフト２３を中心に
後方に回動させる。ベビーベッド２１は被覆部材３４を
上方に向けた状態で、支持部材２７により所定の傾斜角
度で支持される。
【００３０】図５に示す如く、前記ベビーベッド２１の
表皮材３３側の表面に乳幼児５を載置し、乳幼児５の腹
部をベルト２９により保持すれば、落下の虞れがなく、
乳幼児５の着替えやオムツ替えをすることができる。ま
た着替えやオムツ替えが済んだら、乳幼児５をチャイル
ドシート３に保持させることができる。
【００３１】
【発明の効果】以上が本発明に係わる車両用シートのシ
ートバックの実施の形態であるが、本発明の請求項１に
記載の車両用シートのシートバックによれば、シートバ
ックはシートバック本体と、該シートバック本体の背面
側に上下方向にスライド可能に配設されたベビーベッド
とを備え、前記シートバック本体またはベビーベッドの
何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に前記枢支
シャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が設けら
れ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフトを中
心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支持する
支持部材が前記シートバック本体及びベビーベッド間に
設けられているので、後席乗員が着座したまま乳幼児等
の着替えやオムツ替えを簡易迅速に行うことができ、然
も後席の片側にチャイルドシートが装着されている場合
でも着替えやオムツ替えのスペースを確保することがで
き、必要最小限の構成部品点数によって構成しているの
で、組付作業を簡易迅速に行え、外観の優れた車両用シ
ートのシートバックを得ることができる。
【００３２】また、本発明の請求項２に記載の車両用シ
ートのシートバックによれば、シートバックはシートバ
ック本体と、該シートバック本体の背面側に上下方向に
スライド可能に配設されたベビーベッドとを備え、前記
シートバック本体またはベビーベッドの何れか一方に枢
支シャフトが設けられ、他方に前記枢支シャフトをガイ
ドする上下方向に延びる長孔が設けられ、前記ベビーベ
ッドの下端側を前記枢支シャフトを中心に後方に回動さ
せた場合に所定の傾斜角度で支持する支持部材が前記シ
ートバック本体及びベビーベッド間に設けられ、前記ベ
ビーベッドに乳幼児の腹部を保持するベルトが設けられ
ているので、後席乗員が着座したまま乳幼児等の着替え
やオムツ替えを簡易迅速に行うことができ、然も後席の
片側にチャイルドシートが装着されている場合でも着替
えやオムツ替えのスペースを確保することができ、乳幼
児のベビーベッドからの脱落を防止することができ、必
要最小限の構成部品点数によって構成しているので、組
付作業を簡易迅速に行え、外観の優れた車両用シートの
シートバックを得ることができる。
【００３３】また、本発明の請求項３に記載の車両用シ
ートのシートバックによれば、シートバックは背面側に
凹部が上下方向に延びて形成されたシートバック本体
と、該シートバック本体の背面側の凹部に上下方向にス
ライド可能に配設されたベビーベッドとを備え、前記シ
ートバック本体の凹部またはベビーベッドの両側部の何
れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に前記枢支シ
ャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が設けられ、
前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフトを中心に
後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支持する支持
部材が前記シートバック本体及びベビーベッド間に設け
られ、前記ベビーベッドに乳幼児の腹部を保持するベル
トが設けられているので、後席乗員が着座したまま乳幼
児等の着替えやオムツ替えを簡易迅速に行うことがで
き、然も後席の片側にチャイルドシートが装着されてい
る場合でも着替えやオムツ替えのスペースを確保するこ
とができ、乳幼児のベビーベッドからの脱落を防止する
ことができ、必要最小限の構成部品点数によって構成し
ているので、組付作業を簡易迅速に行え、シートバック
本体の凹部の存在によりコンパクト化することができ、
外観の優れた車両用シートのシートバックを得ることが
できる。
【００３４】また、本発明の請求項４に記載の車両用シ
ートのシートバックによれば、シートバックは背面側に
凹部が上下方向に延びて形成されたシートバック本体
と、該シートバック本体の背面側の凹部に上下方向にス
ライド可能に配設されたベビーベッドとを備え、前記ベ
ビーベッドは基板部と該基板部の表面側を被覆する被覆
部材と、基板部の裏面側を被覆するアウタフィニッシャ
とを備え、前記シートバック本体の凹部またはベビーベ
ッドのアウタフィニッシャの両側部の何れか一方に枢支
シャフトが設けられ、他方に前記枢支シャフトをガイド
する上下方向に延びる長孔が設けられ、前記ベビーベッ
ドの下端側を前記枢支シャフトを中心に後方に回動させ
た場合に所定の傾斜角度で支持する支持部材が前記シー
トバック本体及びベビーベッド間に設けられているの
で、後席乗員が着座したまま乳幼児等の着替えやオムツ
替えを簡易迅速に行うことができ、然も後席の片側にチ
ャイルドシートが装着されている場合でも着替えやオム
ツ替えのスペースを確保することができ、必要最小限の
構成部品点数によって構成しているので、組付作業を簡
易迅速に行え、シートバック本体の凹部の存在によりコ
ンパクト化することができ、外観の優れた車両用シート
のシートバックを得ることができる。
【００３５】また、本発明の請求項５に記載の車両用シ
ートのシートバックによれば、シートバックは背面側に
凹部が上下方向に延びて形成されたシートバック本体
と、該シートバック本体の背面側の凹部に上下方向にス
ライド可能に配設されたベビーベッドとを備え、前記ベ
ビーベッドは基板部と該基板部の表面側を被覆する被覆
部材と、基板部の裏面側を被覆するアウタフィニッシャ
とを備え、前記シートバック本体の凹部またはベビーベ
ッドのアウタフィニッシャの両側部の何れか一方に枢支
シャフトが設けられ、他方に前記枢支シャフトをガイド
する上下方向に延びる長孔が設けられ、前記ベビーベッ
ドの下端側を前記枢支シャフトを中心に後方に回動させ
た場合に所定の傾斜角度で支持する支持部材が前記シー
トバック本体及びベビーベッド間に設けられ、前記アウ
タフィニッシャに対して前記基板部及び基板部の表面側
を被覆する被覆部材とが上下方向にスライド可能に設け
られているので、後席乗員が着座したまま乳幼児等の着
替えやオムツ替えを簡易迅速に行うことができ、然も後
席の片側にチャイルドシートが装着されている場合でも
着替えやオムツ替えのスペースを確保することができ、
またアウタフィニッシャに対して前記基板部及び基板部
の表面側を被覆する被覆部材とをスライドさせ、多目的
に利用することができ、必要最小限の構成部品点数によ
って構成しているので、組付作業を簡易迅速に行え、シ
ートバック本体の凹部の存在によりコンパクト化するこ
とができ、外観の優れた車両用シートのシートバックを
得ることができる。
【００３６】また、本発明の請求項６に記載の車両用シ
ートのシートバックによれば、シートバックは背面側に
凹部が上下方向に延びて形成されたシートバック本体
と、該シートバック本体の背面側の凹部に上下方向にス
ライド可能に配設されたベビーベッドとを備え、前記ベ
ビーベッドは基板部と該基板部の表面側を被覆する被覆
部材と、基板部の裏面側を被覆するアウタフィニッシャ
とを備え、前記シートバック本体の凹部またはベビーベ
ッドのアウタフィニッシャの両側部の何れか一方に枢支
シャフトが設けられ、他方に前記枢支シャフトをガイド
する上下方向に延びる長孔が設けられ、前記ベビーベッ
ドの下端側を前記枢支シャフトを中心に後方に回動させ
た場合に所定の傾斜角度で支持する支持部材が前記シー
トバック本体及びベビーベッド間に設けられ、前記アウ
タフィニッシャに対して前記基板部及び基板部の表面側
を被覆する被覆部材とが上下方向にスライド可能に設け
られていると共に、上方にスライドさせた状態で反転し
得るようになされているので、後席乗員が着座したまま
乳幼児等の着替えやオムツ替えを簡易迅速に行うことが
でき、然も後席の片側にチャイルドシートが装着されて
いる場合でも着替えやオムツ替えのスペースを確保する
ことができ、またアウタフィニッシャに対して前記基板
部及び基板部の表面側を被覆する被覆部材とをスライド
させ反転することにより、オットマンとして利用するこ
とができ、多目的に利用することができ、必要最小限の
構成部品点数によって構成しているので、組付作業を簡
易迅速に行え、シートバック本体の凹部の存在によりコ
ンパクト化することができ、外観の優れた車両用シート
のシートバックを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る車両用シートのシートバックを適
用した車両用シートの斜視図。
【図２】本発明に係る車両用シートのシートバックを適
用した車両用シートのシートバックを最前倒させた状態
の斜視図。
【図３】本発明に係る車両用シートのシートバックのベ
ビーベッドの基板部と被覆部材とを引出している状態を
示す斜視図。
【図４】本発明に係る車両用シートのシートバックのベ
ビーベッドの基板部と被覆部材とを引出して反転させた
状態を示す斜視図。
【図５】本発明に係る車両用シートのシートバックのベ
ビーベッドの使用状態を示す斜視図。
【図６】本発明に係る車両用シートのシートバックのベ
ビーベッドの使用状態とするための工程を示すもので、
（ａ）はベビーベッドの収納状態の側面図、（ｂ）はベ
ビーベッドの引出し状態の側面図、（ｃ）はベビーベッ
ドを反転させた使用状態の側面図。
【図７】本発明に係る車両用シートのシートバックのベ
ビーベッドの分解斜視図。
【図８】従来の車両用シートの斜視図。
【符号の説明】
３ チャイルドシート ５ 乳幼児 ７ 保護者 １１ 車両用シート １１Ｆ 車両用シート １１Ｒ 車両用シート １２ シートクッション １３ シートバック １５ シートバック本体 １７ 凹部 ２１ ベビーベッド ２３ 枢支シャフト ２５ 長孔 ２７ 支持部材 ２９ ベルト ２９ａ 係合部材 ３１ 基板部 ３２ パッド材 ３３ 表皮材 ３４ 被覆部材 ３５ アウタフィニッシャ ３７ カップ受け ３９ 補強シャフト ４１ インナフィニッシャ ４３ ビス ４５ 補強シャフト ４７ ビス ５１ リンク ５３ 枢支ピン ５５ 係合ピン ５７ 長孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 シートクッションと該シートクッション
    の後方に前後傾動可能に設けられたシートバックとを備
    える車両用シートのシートバックにおいて、 前記シートバックはシートバック本体と、該シートバッ
    ク本体の背面側に上下方向にスライド可能に配設された
    ベビーベッドとを備え、前記シートバック本体またはベ
    ビーベッドの何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他
    方に前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長
    孔が設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シ
    ャフトを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度
    で支持する支持部材が前記シートバック本体及びベビー
    ベッド間に設けられていることを特徴とする車両用シー
    トのシートバック。
  2. 【請求項２】 シートクッションと該シートクッション
    の後方に前後傾動可能に設けられたシートバックとを備
    える車両用シートのシートバックにおいて、 前記シートバックはシートバック本体と、該シートバッ
    ク本体の背面側に上下方向にスライド可能に配設された
    ベビーベッドとを備え、前記シートバック本体またはベ
    ビーベッドの何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他
    方に前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長
    孔が設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シ
    ャフトを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度
    で支持する支持部材が前記シートバック本体及びベビー
    ベッド間に設けられ、前記ベビーベッドに乳幼児の腹部
    を保持するベルトが設けられていることを特徴とする車
    両用シートのシートバック。
  3. 【請求項３】 シートクッションと該シートクッション
    の後方に前後傾動可能に設けられたシートバックとを備
    える車両用シートのシートバックにおいて、 前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
    成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
    面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
    ーベッドとを備え、前記シートバック本体の凹部または
    ベビーベッドの両側部の何れか一方に枢支シャフトが設
    けられ、他方に前記枢支シャフトをガイドする上下方向
    に延びる長孔が設けられ、前記ベビーベッドの下端側を
    前記枢支シャフトを中心に後方に回動させた場合に所定
    の傾斜角度で支持する支持部材が前記シートバック本体
    及びベビーベッド間に設けられ、前記ベビーベッドに乳
    幼児の腹部を保持するベルトが設けられていることを特
    徴とする車両用シートのシートバック。
  4. 【請求項４】 シートクッションと該シートクッション
    の後方に前後傾動可能に設けられたシートバックとを備
    える車両用シートのシートバックにおいて、 前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
    成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
    面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
    ーベッドとを備え、前記ベビーベッドは基板部と該基板
    部の表面側を被覆する被覆部材と、基板部の裏面側を被
    覆するアウタフィニッシャとを備え、前記シートバック
    本体の凹部またはベビーベッドのアウタフィニッシャの
    両側部の何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に
    前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が
    設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフ
    トを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支
    持する支持部材が前記シートバック本体及びベビーベッ
    ド間に設けられていることを特徴とする車両用シートの
    シートバック。
  5. 【請求項５】 シートクッションと該シートクッション
    の後方に前後傾動可能に設けられたシートバックとを備
    える車両用シートのシートバックにおいて、 前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
    成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
    面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
    ーベッドとを備え、前記ベビーベッドは基板部と該基板
    部の表面側を被覆する被覆部材と、基板部の裏面側を被
    覆するアウタフィニッシャとを備え、前記シートバック
    本体の凹部またはベビーベッドのアウタフィニッシャの
    両側部の何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に
    前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が
    設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフ
    トを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支
    持する支持部材が前記シートバック本体及びベビーベッ
    ド間に設けられ、前記アウタフィニッシャに対して前記
    基板部及び基板部の表面側を被覆するパッド材及び表皮
    材とが上下方向にスライド可能に設けられていることを
    特徴とする車両用シートのシートバック。
  6. 【請求項６】 シートクッションと該シートクッション
    の後方に前後傾動可能に設けられたシートバックとを備
    える車両用シートのシートバックにおいて、 前記シートバックは背面側に凹部が上下方向に延びて形
    成されたシートバック本体と、該シートバック本体の背
    面側の凹部に上下方向にスライド可能に配設されたベビ
    ーベッドとを備え、前記ベビーベッドは基板部と該基板
    部の表面側を被覆する被覆部材と、基板部の裏面側を被
    覆するアウタフィニッシャとを備え、前記シートバック
    本体の凹部またはベビーベッドのアウタフィニッシャの
    両側部の何れか一方に枢支シャフトが設けられ、他方に
    前記枢支シャフトをガイドする上下方向に延びる長孔が
    設けられ、前記ベビーベッドの下端側を前記枢支シャフ
    トを中心に後方に回動させた場合に所定の傾斜角度で支
    持する支持部材が前記シートバック本体及びベビーベッ
    ド間に設けられ、前記アウタフィニッシャに対して前記
    基板部及び基板部の表面側を被覆する被覆部材とが上下
    方向にスライド可能に設けられていると共に、上方にス
    ライドさせた状態で反転し得るようになされていること
    を特徴とする車両用シートのシートバック。
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