JP3070398B2 - チャイルドシート - Google Patents
チャイルドシートInfo
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Description
と一体に設けたチャイルドシート(子供用座席)、詳し
くは、自動車用シートにおけるシートバック(背凭部)
に設けた格納凹部にチャイルドシートとして不使用な時
に格納し、使用時にシートクッション(座部)上に前倒
して使用するチャイルドシートのシートクッション部
(子供用座席の座部)に関する。
を良好にするために、シートバックの一部を複数に分割
しシートクッション上に折り畳んで、チャイルドシート
のシートクッション部としたものがある(例えば、特開
昭56ー28023号公報)。
ヂによって連結し各々クッション体をアームを介してシ
ートバックを支持する車体に縦方向に並設した支軸に、
上下方向にスライド可能に設けて、夫々のクッション体
を横に重ねることにより、チャイルドシートのシートク
ッション部とし、また、夫々のクッション体を縦に積み
重ねることにより、シートバックの格納凹部内に格納す
る構造であり、格納状態において大人用のシートバック
の一部として利用するものである。
ルドシートのシートクッション部を形成する上、下二ケ
のクッション体はいずれも車体に対して上下方向にスラ
イド自在に取付けられている。従って、使用状態及び格
納状態において、自動車の振動等により上、下二ケのク
ッション体は上下に移動するため、チャイルドシート、
大人用シートバックとしての使用性が悪い不具合があっ
た。そこで、本発明は、チャイルドシート、大人用シー
トバックとしての使用性の向上を図ることを目的とす
る。
めの本発明は、自動車用シートにおけるシートバックに
設けた格納凹部に格納されるシートクッション部を有す
るチャイルドシートにおいて、前記シートクッション部
は、前記シートバック側に基端側が回動可能に軸着され
る下部シートクッション部と、この下部シートクッショ
ン部の先端側に下部シートクッション部と背面又は前面
が略同一平面状に連結して前記格納部に格納されたヒン
ヂによって折り畳まれて使用状態となる上部シートクッ
ション部とからなり、該上部シートクッション部と前記
下部シートクッション部との両側面に渉ってチャイルド
シートとしての使用状態、格納状態を引張力により保持
する伸縮材を張架してなることを特徴とするものであ
る。
ン部に対してチャイルドシートのシートクッションとし
ての使用状態及び格納状態を常に伸縮材の引張力(弾
力)により保持される。
明する。図1はシートクッション(SC)とシートバッ
ク(SB)からなる大人用リヤシートに設けたチャイル
ドシートを示し、図中(1)はチャイルドシートのシー
トクッション部を構成する断面形状が矩形状の下部シー
トクッション部、(2)は断面形状が略矩形状の同上部
シートクッション部を示し、上部シートクッション部
(2)はヒンヂ(A)によって下部シートクッション部
(1)に連結されている。そして、チャイルドシートの
使用状態において、上部シートクッション部(2)は下
部シートクッション部(1)の下方に折り畳まれて、シ
ートクッション(SC)上に載置されている。これによ
り、チャイルドシートのシートクッション部の高さが高
くなり、子供の視界が良好となる。
部シートクッション部(1)に折り畳み状態において、
上部シートクッション部(2)と下部シートクッション
部(1)とに渉って張架した伸縮材(3)の弾力によっ
て上下方向にガタ付くことなく重ねられる。図1におい
て、図中(B)はチャイルドシートのシートベルト、
(4)はチャイルドシートのシートバック部で、シート
バック(SB)の格納凹部内に格納されている。
し、下部シートクッション部(1)はシートバック(S
B)の格納凹部における左右両側面又はシートバック
(SB)を支持する車体の壁面(6)に固定したブラケ
ット(5)に、基端側が回動自在に軸着され且つロック
装置(不図示)によって水平状態であるチャイルドシー
トの使用状態及び略起立状態である格納凹部に対する格
納状態に保持されている。
背面がシートバック(SB)のバックボード又は車体の
壁面(6)に支持され、ブラケット(5)に前倒可能に
軸着され、前倒れして下部シートクッション部(1)上
に重ねることにより、大人用のアームレストとして利用
可能になっている。
シートクッション部(2)はシートバック(SB)の格
納凹部に、下部シートクッション部(1)に対して上部
シートクッション部(2)を延長した状態で格納する。
即ち、下部シートクッション部(1)の前面又は背面
(側面を除く部分)が上部シートクッション部(2)の
それに対して略同一平面状を呈するように連結して格納
する。
ョン部(1)、上部シートクッション部(2)はシート
バック(SB)の格納凹部内に全体が又は一部が格納さ
れる。そして、この格納状態において、下部シートクッ
ション部(1)、上部シートクッション部(2)の両背
面が大人用シートバックの着座面となる。
上部シートクッション部(2)を示し、図中実線はチャ
イルドシートのシートクッション部としての使用状態、
鎖線はシートバック(SB)の格納凹部に格納されてい
る格納状態を示し、斯かる使用状態及び格納状態の上部
シートクッション部(2)は伸縮材(3)の弾力によっ
て下部シートクッション部(1)に対して折り畳み状態
又は伸長状態に保持されている。
に示すように長さ方向の両端にはテーパ状に切欠形成し
た接続部(30)(30)が設けてあり、この接続部
(30)(30)を下部シートクッション部(1)と上
部シートクッション部(2)の左右両側面に、図4に示
すように縫着することにより張架する。
は、下部シートクッション部(1)と上部シートクッシ
ョン部(2)との両前面を構成する表皮(11)(2
1)の端末に沿って縫着する。従って、接続部(30)
(30)がテーパ状に形成されているため、伸縮材
(3)の幅方向全体の弾力が略均一になり、伸縮材
(3)の耐久性が向上し且つ前記格納状態において伸縮
材(3)に、皺、たるみが発生しない。
うに、ヒンヂ(A)から離れた位置の側面に配設する。
ヒンヂ(A)は下部シートクッション部(1)と上部シ
ートクッション部(2)との背面側を構成する表皮を一
体に連結してなる布地である。
(1)は、サポート板(14)とこのサポート板(1
4)に溶接したパイプ製フレーム(15)と、発泡体製
クッション体(13)と、このクッション体(13)を
被覆し、下部シートクッション部(1)の背面と左右両
側面を構成する表皮(12)及び前面を構成する表皮
(11)とから形成されている。そして、下部シートク
ッション部(1)の基端側における左右両側面には、下
部シートクッション部(1)を前記ブラケット(5)に
回動自在に軸着する枢支ピン(50)と、下部シートク
ッション部(1)を使用状態及び格納状態にロックする
ためのロックピン(51)とが突設されている。
(2)は、発泡体製クッション体(23)と、このクッ
ション体(23)を被覆し、上部シートクッション部
(2)の前面を構成する表皮(21)と左右両側面、背
面を構成する表皮(22)とから形成されている。
て、ヒンヂ(A)に対して離れた位置に設けた伸縮材
(3)の弾力(引張力)によって上部シートクッション
部(2)が下部シートクッション部(1)の先端面に突
き当たり接合するため、上部シートクッション部(2)
はガタ付くことなく格納状態を保持する。
(2)と下部シートクッション部(1)を下部シートク
ッション部(1)の枢支ピン(50)を回転中心に前倒
してシートバック(SB)の格納凹部より脱出させ、図
3の矢印方向に伸縮材(3)の弾力に抗して、上部シー
トクッション部(2)を折り畳み重ねると、図3の実線
に示すように、伸縮材(3)の弾力(引張力)によっ
て、上部シートクッション部(2)は下部シートクッシ
ョン部(1)に対する重ね方向に付勢されるため、使用
状態においてもガタ付くことなく保持される。
斯かる実施例は、伸縮材(3′)の両端を下部シートク
ッション部(1)、上部シートクッション部(2)に対
して、係止具(31)(31)を介して取付けたもので
あり、係止具(31)(31)は下部シートクッション
部(1)、上部シートクッション部(2)に対して回転
自在に取付けたホックなどである。
(3′)を固定すると、シートクッション部(1)
(2)を図6の鎖線に示す格納状態から実線に示す使用
状態にした際、或いは、逆にした場合に、伸縮材
(3′)がねじれることなく常に平面状を呈す。
の作用、効果を奏する。図6、7において、前記実施例
と同一符号は同一部材を示し、その説明を省略する。
ートクッション部を構成する下部シートクッション部
と、この下部シートクッションの先端側に下部シートク
ッション部の背面又は前面が略同一平面状に連結されシ
ートバックの格納凹部に格納されヒンヂによって折り畳
まれて使用状態になる上部シートバック部との、両側面
に、伸縮材を張架しているため、チャイルドシーシの格
納状態、使用状態において、伸縮材の弾力により、上部
シートクッション部は下部シートクッション部に対して
ガタ付くことなく取付けられる。
部シートクッション部とに渉って伸縮材を張架すればよ
いため、構造が簡単になるし、格納状態から使用状態
に、或いは逆の順に上部シートクッション部を操作する
際に、その操作性も良好になる。
用シートの斜視図である。
である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車用シートにおけるシートバックに
設けた格納凹部に格納されるシートクッション部を有す
るチャイルドシートにおいて、 前記シートクッション部は、前記シートバック側に基端
側が回動可能に軸着される下部シートクッション部と、
この下部シートクッション部の先端側に下部シートクッ
ション部と背面又は前面が略同一平面状に連結して前記
格納部に格納されヒンヂによって下部シートクッション
部に折り畳まれて使用状態となる上部シートクッション
部とからなり、 該上部シートクッション部と前記下部シートクッション
部との両側面に渉ってチャイルドシートの使用状態、格
納状態を引張力により保持する伸縮材を張架してなるこ
とを特徴とするチャイルドシート。 - 【請求項2】 前記伸縮材はゴムバンドでその長さ方向
の両端にテーパ状に切欠した接続部を設け、該接続部を
下部シートクッション部と上部シートクッション部に固
定してなる請求項1記載のチャイルドシート。 - 【請求項3】 前記伸縮材の両端は、下部シートクッシ
ョン部上部シートクッション部に対して回動自在な係止
具を介して下部シートクッション、上部シートクッショ
ン部に固定してなる請求項1記載のチャイルドシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166394A JP3070398B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | チャイルドシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166394A JP3070398B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | チャイルドシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH082300A JPH082300A (ja) | 1996-01-09 |
JP3070398B2 true JP3070398B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=15830610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6166394A Expired - Fee Related JP3070398B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | チャイルドシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070398B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP6166394A patent/JP3070398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH082300A (ja) | 1996-01-09 |
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