JPH11334016A - 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム - Google Patents
金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムInfo
- Publication number
- JPH11334016A JPH11334016A JP14934698A JP14934698A JPH11334016A JP H11334016 A JPH11334016 A JP H11334016A JP 14934698 A JP14934698 A JP 14934698A JP 14934698 A JP14934698 A JP 14934698A JP H11334016 A JPH11334016 A JP H11334016A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- film
- naphthalate
- layer
- polyester film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
れた特性(例えば、成形加工性、耐熱性、耐衝撃性な
ど)を保持しながら、耐レトルト性、保味保香性に優
れ、巻取り性、接着性の良好な金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 下記(1)、(2)および(3)から選
ばれた1種以上の重合体からなり、ジエチレングリコー
ル含有量、抽出オリゴマー量および表面粗さ(Ra)を
規定したポリエステル層(A)と、融点が210〜24
5℃の共重合ポリエステルからなる共重合ポリエステル
層(B)とを積層してなることを特徴とする金属板貼合
せ成形加工用ポリエステルフィルム。 (1)ポリエチレン−2,6−ナフタレート。 (2)ポリエチレン−2,6−ナフタレート共重合体。 (3)エチレン−2,6−ナフタレートを主たる繰返し
単位とするポリエステル(I)とエチレンテレフタレー
トを主たる繰返し単位とするポリエステル(II)の混合
物。
Description
加工用ポリエステルフィルムに関し、更に詳しくは、特
に耐レトルト性、保味保香性に優れ、巻取り性、接着性
の良好な、飲料缶や食品缶などの金属缶を製造するのに
適したポリエステルフィルムに関する。
に塗装が施されているが、最近、工程簡素化、衛生性向
上、公害防止等の目的で、有機溶剤を使用せずに防錆性
を得る方法の開発が進められ、その一つとして熱可塑性
樹脂フィルムによる被覆が試みられている。すなわち、
ブリキ、ティンフリースチール、アルミニウム等の金属
板に熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした後、絞り加
工等により製缶する方法の検討が進められている。この
熱可塑性樹脂フィルムとしてポリオレフィンフィルムや
ポリアミドフィルムが試みられたが、成形加工性、耐熱
性、保味保香性及び耐衝撃性の全てを満足するものでな
い。
エチレンテレフタレートフィルムがバランスのとれた特
性を有するとして注目され、これをベースとしたいくつ
かの提案がなされている。しかしながら、ポリエチレン
テレフタレートフィルムでは、耐熱性や保味保香性に優
れていれば成形加工性が劣っていたり、成形加工性が優
れていれば保味保香性や耐レトルト性が劣るなどの問題
があることから、共重合ポリエステルフィルムが、成形
加工性、耐熱性、耐レトルト性及び保味保香性に優れて
おり、好適であることが判ってきている(特開平3−8
6729号公報等)。
フィルムにおいては、飲料缶や食品缶などに用いた場
合、保味保香性が不十分で、缶の内容物の味を悪くする
という問題があることがわかってきた。
〜1重量%のジエチレングリコールを添加した金属板ラ
ミネート用ポリエステルフィルムが特開平6−2638
93号公報に、またフレーバー性を向上させるために
0.05〜20重量%のポリオキシアルキレングリコー
ル(ジエチレングリコールを含む)を添加した金属板貼
合せ用共重合ポリエステルフィルムが特開平6−116
486号公報に、それぞれ記載されており、ポリエチレ
ンナフタレート及びポリエチレンナフタレート共重合体
がそれぞれ例示されている。
ルムや共重合ポリエチレンナフタレートフィルムにジエ
チレングリコールを添加しただけでは、十分満足できる
保味保香性は得られない。
するポリエステルフィルムは、フィルムと金属板との接
着性が必ずしも十分ではなく、過酷な条件下ではフィル
ムの剥離が生ずるという問題が起こることもある。
来のポリエステルフィルムが持っている優れた特性(例
えば、成形加工性、耐熱性、耐衝撃性など)を保持しな
がら、耐レトルト性、保味保香性に優れ、巻取り性、接
着性の良好な金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィ
ルムを提供することを課題とするものである。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ジエチレングリコ
ールを含有すると共に、抽出オリゴマー量が少なく、表
面粗さ(Ra)が特定の範囲内にある(1)ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート、(2)ポ
リエチレン−2,6−ナフタレート共重合体、又は
(3)エチレン−2,6−ナフタレートを主たる繰返し
単位とするポリエステル(I)とエチレンテレフタレー
トを主たる繰返し単位とするポリエステル(II)の混合
物、からなるポリエステル層(A)と、共重合ポリエス
テル層(B)とを積層したフィルムが、特に優れた耐レ
トルト性、保味保香性を示し、巻取り性、接着性も良好
であることを見出し、本発明を完成するに至った。
(3)から選ばれた1種以上の重合体からなり、全グリ
コール成分に対するジエチレングリコール含有量が0.
05〜8モル%であり、抽出オリゴマー量が0.5mg
/平方インチ以下、かつ表面粗さ(Ra)が4〜30n
mであるポリエステル層(A)と、融点が210〜24
5℃の共重合ポリエステルからなる共重合ポリエステル
層(B)とを積層してなることを特徴とする金属板貼合
せ成形加工用ポリエステルフィルムである。 (1)ポリエチレン−2,6−ナフタレート。 (2)ポリエチレン−2,6−ナフタレート共重合体。 (3)エチレン−2,6−ナフタレートを主たる繰返し
単位とするポリエステル(I)とエチレンテレフタレー
トを主たる繰返し単位とするポリエステル(II)の混合
物。
ウム化合物を用いて製造されたものであることが好まし
い。そして、該重合体がエチレン−2,6−ナフタレー
トを主たる繰返し単位とするポリエステル(I)とエチ
レンテレフタレートを主たる繰返し単位とするポリエス
テル(II)の混合物であり、かつ混合物中のポリエステ
ル(I)の割合が70重量%以上であることが好まし
い。
−2,6−ナフタレート(以下、PENと略記すること
がある)は、その繰返し単位がエチレン−2,6−ナフ
タレートから構成されているものであり、ナフタレン−
2,6−ジカルボン酸またはその誘導体とエチレングリ
コールまたはその誘導体とを、触媒の存在下で適当な反
応条件下でエステル化、重合化せしめることによって製
造できる。
は、エチレン−2,6−ナフタレートを主たる繰返し単
位とし、これに第3成分を共重合したものであり、共重
合となる第三成分としては、2価のエステル官能基を有
する化合物、例えばシュウ酸、アジピン酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,7−ジ
カルボン酸、コハク酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸等のジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−オキシ
エトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸、プロピレング
リコール、トリメチレングリコール等の2価アルコール
を挙げることができる。これらは、単独又は2種以上を
使用することができる。なかでも、イソフタル酸が好ま
しく用いられる。
あることが、保味保香性、成形性向上のうえで好まし
い。なお、PENホモポリマーでは、フィルムが硬くな
り成形し難くなる傾向があるが、第三成分を共重合する
ことによって、フィルムの成形加工性が改善される。
2,6−ナフタレートを主たる繰返し単位とするポリエ
ステル(I)とは、その繰返し構造単位が、実質的にエ
チレン−2,6−ナフタレートから構成されているもの
であり、PENのみならず、10モル%以下、好ましく
は5モル%以下の第三成分を共重したPEN共重合体を
も含むものである。共重合成分としては、2価のエステ
ル型官能基を有する化合物、例えばシュウ酸、アジピン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレ
ン−2,7−ジカルボン酸、コハク酸、ジフェニルエー
テルジカルボン酸等のジカルボン酸、p−オキシ安息香
酸、p−オキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン
酸、プロピレングリコール、トリメチレングリコール等
の2価アルコールを挙げることができる。これらは、単
独又は2種以上を使用することができる。
(1)PEN、(2)PEN共重合体、および(3)ポ
リエステル(I)は、機械的特性の点で、o−クロロフ
ェノール中35℃で測定した固有粘度が0.35以上で
あることが望ましく、特に0.45〜0.80の範囲内
のものが、加工性が良く、好適である。
いて、ポリエステル(I)と共に用いられるエチレンテ
レフタレートを主たる繰返し単位とするポリエステル
(II)は、その繰返し構造単位が実質的にエチレンテレ
フタレートから構成されているものであり、ポリエチレ
ンテレフタレートのみならず10モル%以下、好ましく
は5モル%以下の第三成分を共重合したポリエチレンテ
レフタレート共重合体を含むものである。共重合成分と
しては、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸等の如き芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸等の如き脂肪
族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸の如き脂
環族ジカルボン酸、ブタンジオール、ヘキサンジオール
等の脂肪族ジオール、シクロヘキサンジメタノールの如
き脂環族ジオールなどが例示できる。これらは単独又は
2種以上を使用することができる。
点でo−クロロフェノール中35℃で測定した固有粘度
が0.50〜0.80であることが好ましく、更に好ま
しくは0.55〜0.70である。
との配合割合は、ポリエステル(I)の割合が70重量
%以上であることが、保味保香性向上のうえで好まし
い。なお、ポリエステル(I)のみでは、成形し難くな
る傾向があるが、ポリエステル(II)を配合することに
よって、フィルムの成形加工性が改善される。
体、ポリエステル(I)およびポリエステル(II)に
は、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤
等の添加剤が含まれていてもよい。
テル層(A)を構成するポリマーは、全グリコール成分
に対し、0.05〜8モル%のジエチレングリコールを
含有していることが必要であり、0.1〜5モル%のジ
エチレングリコールを含有していることが好ましく、更
に好ましくは0.5〜3モル%である。ジエチレングリ
コールの含有量が0.05モル%未満では、保味保香性
向上の効果が不十分であり、8モル%を超えると融点が
低くなりすぎて、耐熱性が悪化する。
(A)を構成するポリマーに含有させるには、公知の方
法を用いることができる。例えば、ジエチレングリコー
ルを、PEN、PEN共重合体、ポリエステル(I)お
よび/またはポリエステル(II)の出発原料の酸成分及
び/又はグリコール成分にあらかじめ添加しておいても
よいし、重縮合反応中の任意の段階で添加してもよい。
グリコールをグリコール成分とするポリエステルの重縮
合に際して、通常副生するものであり、この副生量を制
御することによって、ジエチレングリコールの含有量を
所定量に設定してもよい。
リエステル層(A)は、抽出オリゴマー量が0.5mg
/平方インチ以下であることが必要であり、好ましくは
0.3mg/平方インチ以下、更に好ましくは0.1m
g/平方インチ以下である。ここで、抽出オリゴマー量
とは、120℃のイオン交換水中に2時間浸漬した際に
抽出されるオリゴマー量であり、この抽出オリゴマー量
が0.5mg/平方インチを超えると、保味保香性が悪
化するうえ、レトルト処理の際の減量が多くなり、耐レ
トルト性が低下する。
チ以下とするには、PEN、PEN共重合体、ポリエス
テル(I)および/またはポリエステル(II)に含まれ
るオリゴマーの量そのものを低下させてもよいが、例え
ば溶融押出成形した未延伸フィルムを縦方向に多段延伸
することにより、抽出オリゴマー量を低下させることも
可能である。この縦方向の多段延伸は、フィルムの面配
向性を低下させることになり、製缶、深絞り加工する際
の成形加工性を向上させるという効果も有している。
リエステル層(A)は、表面粗さ(Ra)が4〜30n
mであることが必要であり、好ましくは5〜20nmで
ある。ここに表面粗さ(Ra)とは、後述する中心線平
均粗さ(JIS−B 0601)をいう。
る側の層であり、この表面粗さと、飲料缶や食品缶にお
ける保味保香性とに相関性があることは、一見奇異に感
ずるものであるが、原料の調整、製膜延伸、金属板との
貼合せ及び成形加工に際し、保味保香性に関係のある潜
在的性能が、表面粗さの特定範囲と強い相関があり、顕
在的にフィルムの表面粗さが保味保香性と関係している
と推測される。もっとも、潜在的性能が何であるかは、
現時点では判明していない。しかしながら、表面粗さ
(Ra)が4〜30nmであれば飲料缶や食品缶として
の保味保香性が優れている。
(Ra)が4nm未満では、フィルムの取扱性(巻取
性)が悪化し、逆に30nmを超える粗いものではピン
ホールができやすいため保味保香性が悪化する(即ち、
缶の内容物の味を悪くする)原因となる。
を4〜30nmとするには、PEN、PEN共重合体、
またはポリエステル(I)およびポリエステル(II)と
からなるポリエステル組成物に添加する滑剤の平均粒
径、添加量を適宜選択すればよい。例えば、滑剤として
シリカを使用する場合は、平均粒径が0.05〜1.5
μmのものを0.01〜1重量%添加すればよい。この
場合、種類、平均粒径の異なる滑剤を混合して使用して
もよい。
わないが無機系が好ましい。無機系滑剤としては、シリ
カ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウムを例示することができ、有機系滑剤としてはシリ
コーン樹脂粒子、架橋ポリスチレン粒子等を例示するこ
とができる。特に、耐ピンホール性の点で好ましい滑剤
は、粒径比(長径/短径)が1.0〜1.2である単分
散の滑剤である。このような滑剤としては、真球状シリ
カ、真球状シリコーン樹脂粒子、球状架橋ポリスチレン
等を例示することができる。
601に準じて求めた中心線平均粗さであり、表面粗さ
曲線からその中心線の方向に測定長さLの部分を抜き取
り、この抜き取り部分の中心線をX軸とし、縦倍率の方
向をY軸として、粗さ曲線Y=f(x)で表わしたと
き、次の式で与えられる値(Ra:nm)をフィルム表
面粗さとして定義する。
個測定し、値の大きい方から1個を除いた4個の平均値
としてRaを表わす。
ポリエステル(I)およびポリエステル(II)は、保味
保香性を改善するうえで、重合触媒としてゲルマニウム
化合物を用いて製造するものであることが好ましい。ゲ
ルマニウム触媒としては、(イ)無定形酸化ゲルマニウ
ム、(ロ)微細な結晶性酸化ゲルマニウム、(ハ)酸化
ゲルマニウムをアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属
又はそれらの化合物の存在下にグリコールに溶解した溶
液、或は(ニ)酸化ゲルマニウムを水に溶解した溶液等
が用いられる。
PEN共重合体、またはポリエステル(I)およびポリ
エステル(II)からなるポリエステル組成物中に残存す
るゲルマニウム原子量として40〜200ppmが好ま
しく、60〜150ppmが更に好ましい。
テルフィルムは、前述のポリエステル層(A)と、融点
が210〜245℃の共重合ポリエステルからなる共重
合ポリエステル層(B)とを積層してなる構成をとる。
この共重合ポリエステル層(B)が積層されていない
と、金属板との接着性が十分でなく、過酷な条件下では
フィルムの剥離が生じることがあり、不適当である。
(B)に用いる共重合ポリエステルとしては共重合ポリ
エチレンテレフタレートが代表例として挙げられる。こ
の共重合成分は、酸成分でも、アルコール成分でも良
い。該酸成分としてはイソフタル酸、フタル酸、ナフタ
レンジカルボン酸等の如き芳香族ジカルボン酸、アジピ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸
等の如き脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸の如き脂環族ジカルボン酸等が例示でき、またアル
コール成分としてはブタンジオール、ヘキサンジオール
等の如き脂肪族ジオール、シクロヘキサンジメタノール
の如き脂環族ジオール等が例示できる。これらは単独ま
たは2種以上を使用することができる。
結果として、ポリマー融点が210〜245℃、好まし
くは215〜235℃の範囲になる割合である。融点が
210℃未満では耐熱性が劣ることになる。一方、融点
が245℃を超えると、ポリマーの結晶性が大きすぎて
成形加工性が損われる。
は、Du Pont Instruments 910
DSCを用い、昇温速度20℃/分で融解ピークを求
める方法による。なおサンプル量は約20mgとする。
ステル層(A)と共重合ポリエステル層(B)とを積層
した構造をとるものであり、かかる2層構造のフィルム
は、例えば、それぞれの層を構成するポリエステルと共
重合ポリエステルとを別々に溶融して、ダイより共押出
し、固化前に積層融着させた後、二軸延伸、熱固定する
方法、各ポリエステルを別々に溶融、押出してフィルム
化し、未延伸状態又は延伸後、両者を積層融着させる方
法などにより製造することができる。
くは厚みが6〜75μmである。さらに10〜75μ
m、特に15〜50μmであることが好ましい。厚みが
6μm未満では加工時に破れ等が生じやすくなり、一方
75μmを超えるものは過剰品質であって不経済であ
る。
合ポリエステル層(B)の厚みTBとの比(TA/TB)
は、0.02〜1.5が好ましく、更に好ましくは0.
04〜0.67、特に好ましくは0.04〜0.25で
ある。具体的には、例えば厚みが25μmのポリエステ
ルフィルムの場合、ポリエステル層(A)の厚みを0.
5〜15μm、好ましくは1〜10μm、更に好ましく
は1〜5μmとする。
ィルムを金属缶に貼り合わせた場合、金属缶に接着され
る側の層となるため、缶の内容物と直接接することがな
いので、表面粗さ(Ra)を大きくしてフィルムの取扱
性(巻取り性)を向上させることができる。
れる金属板、特に製缶用金属板としては、ブリキ、ティ
ンフリースチール、アルミニウム等の板が適切である。
金属板へのポリエステルフィルムの貼合せは、例えば下
記(イ)、(ロ)の方法で行うことができる。 (イ)金属板をフィルムの融点以上に加熱しておいてフ
ィルムを貼合せた後冷却し、金属板に接するフィルムの
表層部(薄層部)を非晶化して密着させる。 (ロ)フィルムに予め接着剤層をプライマーコートして
おき、この面と金属板を貼合せる。接着剤層としては公
知の樹脂接着剤、例えばエポキシ系接着剤、エポキシ−
エステル系接着剤、アルキッド系接着剤等を用いること
ができる。
属板へ貼り合せる場合には、共重合ポリエステル層
(B)の側を金属板に貼り合せるようにする。更に、本
発明のポリエステルフィルムにおいては、必要に応じ
て、ポリエステル層(A)と共重合ポリエステル層
(B)との間又は片側に、他の追加の層を積層させても
よい。
なお、フィルムの各特性は下記の方法で測定、評価し
た。 (1)表面粗さ(Ra) 触針式表面粗さ計(小坂研究所(株)製、SURFCO
RDER SE−30C)を用いて、触針半径2μm、
測定圧0.03g、カットオフ値0.25mmの条件で
測定した。
ィンフリースチールの両面に貼り合せ、水冷した後、1
50mm径の円形状に切り取り、絞りダイスとポンチを
用いて4段階で深絞り加工し、55mm径の側面無継目
容器(以下、缶と略す)を作成した。この缶について、
以下の観察および試験を行い、それぞれ下記の基準で評
価した。
断が認められない。 △:フィルムの缶上部に白化が認められる。 ×:フィルムの一部にフィルム破断が認められる。 深絞り加工性−2 ○:異常なく加工され、缶内フィルム面の防錆性試験
(1%NaCl水を缶内に入れ、電極を挿入し、缶体を
陽極にして6Vの電圧をかけた時の電流値を測定する。
以下ERV試験と略す)において0.1mA未満を示
す。 ×:フィルムに異常はないが、ERV試験で電流値が
0.1mA以上であり、通電個所を拡大観察するとフィ
ルムに粗大滑剤を起点としたピンホール状の割れが認め
られる。
で、120℃、1時間レトルト処理を行い、しかる後、
50cmで30日間保存した。得られた缶を各テストに
つき10個ずつ高さ50cmからポリ塩化ビニル製タイ
ル床面に落とした後、缶内のERV試験を行った。 ○:全10個について0.1mA以下であった。 △:1〜5個について0.1mAを超えていた。 ×:6個以上について0.1mAを超えていたかあるい
は、落下後既にフィルムのひび割れが認められた。
した。37℃で60日間保持した後、開缶し、香り、味
の変化を官能検査により調べた。 ◎:香り、味の変化はまったくなかった。 ○:ほとんど香り、味の変化はなかった。 △:わずかに香り、味の変化が認められた。 ×:香り、味の変化が認められた。
ンフリースチールの片面に共重合ポリエステル層(B)
の表面がティンフリースチールに接するように貼合せ、
水冷して得たラミネート板から、幅1cm長さ10cm
のテストピースを作成し、このテストピースを数回折り
曲げ、ティンフリースチールを切断し、ティンフリース
チールからフィルムを緩やかに引き剥がし、剥離の程度
を調べ、下記の基準で評価した。 ○:フィルムが剥離せず、破断した。 △:フィルムが剥離したが、剥離した長さが5mm以下
で破断した。 ×:フィルムが剥離し、剥離した長さが5mm以上であ
った。
触媒として二酸化ゲルマニウムを用い、重合条件、ジエ
チレングリコールの添加量、滑剤としての真球状シリカ
の粒径、添加量を変更して製造した固有粘度が0.65
のPENがポリエステル層(A)、イソフタル酸を12
モル%共重合した共重合ポリエチレンテレフタレート
(固有粘度0.65、平均粒径0.30μmの真球状シ
リカを0.1重量%含有、融点228℃)が共重合ポリ
エステル層(B)となるようにそれぞれ別々に常法によ
り乾燥し、前者ポリマーを300℃、後者ポリマーを2
85℃で溶融した後、互いに隣接したダイから共押出し
して積層、融着させ、急冷固化させて未延伸積層フィル
ムを得た。次いで縦方向に150℃で1.7倍に延伸し
た後、更に160℃で1.8倍に2段延伸し、ついで横
方向に3.0倍延伸し、180℃にて熱固定して、表1
に示すようにポリエステル層(A)のジエチレングリコ
ール含有量、抽出オリゴマー量及び表面粗さ(Ra)の
異なる種々のフィルムを得た。
ニウム原子量として90〜100ppmであった。ま
た、得られたフィルムの厚みは、いずれも約25μmで
あり、ポリエステル層(A)および共重合ポリエステル
層(B)の厚みはそれぞれ5μmおよび20μmであっ
た。また、共重合ポリエステル層(B)の表面粗さ(R
a)は22nmであった。
リエステルフィルム(実施例1〜12)を使用した缶で
は、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優れて
おり、清涼飲料水などの味を悪化させることがなく、フ
ィルム製造に際しての巻取り性、缶との接着性も良好で
あった。
施例3において、表2に示すとおり共重合成分および共
重合量を変更して、共重合ポリエステル層(B)を構成
する共重合ポリエステルの融点を変更した以外は実施例
3と同様にして、二軸配向積層フィルムを作成した。
(B)を積層せず、ポリエステル層(A)のみの厚さ2
5μmの単層フィルムとした。
ポリエステルフィルム(実施例13〜15)を使用した
缶では、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優
れており、巻取り性、缶との接着性も良好であった。こ
れに対し、ポリエステル層(A)のみのフィルム(比較
例8)の場合は、缶との接着性が劣っていた。
3]重合触媒として二酸化ゲルマニウムを用い、重合条
件、ジエチレングリコールの添加量、滑剤としての真球
状シリカの粒径、添加量を変更し、12モル%のイソフ
タル酸を共重合して製造した固有粘度が0.65のPE
N共重合体がポリエステル層(A)、イソフタル酸を1
2モル%共重合したポリエチレンテレフタレート(固有
粘度0.65、平均粒径0.30μmの真球状シリカを
0.1重量%含有、融点228℃)が共重合ポリエステ
ル層(B)となるように、それぞれ別々に常法により乾
燥し、前者を300℃、後者を285℃で溶融した後、
互いに隣接したダイから共押出しして積層融着させ、急
冷固化して未延伸積層フィルムを得た。次いで縦方向に
150℃で1.7倍に延伸した後、更に160℃で1.
8倍に2段延伸し、横方向に3.0倍延伸し、180℃
にて熱固定して、表3に示すようにポリエステル層
(A)のジエチレングリコール含有量、抽出オリゴマー
量及び表面粗さ(Ra)の異なる種々のフィルムを得
た。
は、ゲルマニウム原子量として90〜100ppmであ
った。また、得られたフィルムの厚みは、いずれも約2
5μmであり、ポリエステル層(A)および共重合ポリ
エステル層(B)の厚みはそれぞれ5μmおよび20μ
mであった。また、共重合ポリエステル層(B)の表面
粗さ(Ra)は22nmであった。
リエステルフィルム(実施例16〜27)を使用した缶
では、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優れ
ており、清涼飲料水などの味を悪化させることがなく、
フィルム製造に際しての巻取り性、缶との接着性も良好
であった。
施例18において、PEN共重合体に共重合する第3成
分の種類および共重合量を表4に示すとおり変更した。
リエステルフィルム(実施例28〜32)を使用した缶
では、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優れ
ており、清涼飲料水などの味を悪化させることがなく、
フィルム製造に際しての巻取り性、缶との接着性も良好
であった。これに対し、PENホモポリマーからなるフ
ィルム(比較例14)は、深絞り加工性が悪く、缶にで
きないため、耐レトルト性、保味保香性は試験できなか
った。
28)では、成形加工がやや難しく、20モル%を超え
ると(実施例32)保味保香性がやや悪くなった。
7]実施例18において、表5に示すとおり共重合成分
および共重合量を変更して、共重合ポリエステル層
(B)を構成する共重合ポリエステルの融点を変更した
以外は実施例18と同様にして、二軸配向積層フィルム
を作成した。
(B)を積層せず、ポリエステル層(A)のみの厚さ2
5μmの単層フィルムとした。
ポリエステルフィルム(実施例33〜35)を使用した
缶では、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優
れており、巻取り性、缶との接着性も良好であった。こ
れに対し、ポリエステル層(A)のみのフィルム(比較
例17)の場合は、缶との接着性が劣っていた。
2]重合触媒として二酸化ゲルマニウムを用い、重合条
件、ジエチレングリコールの添加量、滑剤としての真球
状シリカの粒径、添加量を変更し、固有粘度が0.64
のPEN(ポリエステル(I))、および固有粘度が
0.65のポリエチレンテレフタレート(ポリエステル
(II))を製造し、ポリエステル(I)とポリエステル
(II)の配合比(I/II)が85/15となるように混
合したポリエステル組成物がポリエステル層(A)、イ
ソフタル酸を12モル%共重合したポリエチレンテレフ
タレート(固有粘度0.65、平均粒径0.30μmの
真球状シリカを0.1重量%含有、融点228℃)が共
重合ポリエステル層(B)となるように、それぞれ別々
に常法により乾燥し、前者を300℃、後者を285℃
で溶融した後、互いに隣接したダイから共押出しして積
層融着させ、急冷固化して未延伸積層フィルムを得た。
次いで縦方向に140℃で1.7倍に延伸した後、更に
150℃で1.8倍に2段延伸し、横方向に3.0倍延
伸し、180℃にて熱固定して、表6に示すようにポリ
エステル層(A)のジエチレングリコール含有量、抽出
オリゴマー量及び表面粗さ(Ra)の異なる種々のフィ
ルムを得た。
ム量は、ゲルマニウム原子量として90〜100ppm
であった。また、得られたフィルムの厚みは、いずれも
約25μmであり、ポリエステル層(A)および共重合
ポリエステル層(B)の厚みはそれぞれ5μmおよび2
0μmであった。また、共重合ポリエステル層(B)の
表面粗さ(Ra)は22nmであった。
リエステルフィルム(実施例36〜47)を使用した缶
では、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優れ
ており、清涼飲料水などの味を悪化させることがなく、
フィルム製造に際しての巻取り性、缶との接着性も良好
であった。
4]実施例38において、ポリエステル層(A)のポリ
エステル(I)およびポリエステル(II)の共重合成
分、共重合量および配合割合を表7に示すとおり変更し
た。
リエステルの固有粘度を示す。
リエステルフィルム(実施例48〜52)を使用した缶
では、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優れ
ており、清涼飲料水などの味を悪化させることがなく、
フィルム製造に際しての巻取り性、缶との接着性も良好
であった。
ートを繰返し単位とするポリエステル(I)のみからな
るフィルム(比較例23)は深絞り成形性が劣り、エチ
レン−2,6−ナフタレートを繰返し単位とするポリエ
ステル(II)のみからなるフィルム(比較例24)は保
味保香性が不良であった。
施例38において、表9に示すとおり共重合成分および
共重合量を変更して共重合ポリエステル層(B)を構成
する共重合ポリエステルの融点を変更した以外は実施例
38と同様にして二軸配向フィルムを作成した。
層(B)を積層せず、ポリエステル層(A)のみの厚さ
25μmの単層フィルムとした。
ポリエステルフィルム(実施例53〜55)を使用した
缶では、深絞り加工性、耐レトルト性、保味保香性が優
れており、巻取り性、缶との接着性も良好であった。共
重合ポリエステル層(B)を積層せず、ポリエステル層
(A)のみの場合(比較例27)は缶との接着性が劣っ
ていた。
は、優れた成形加工性、耐レトルト性、保味保香性を有
し、清涼飲料水など味を悪くすることがなく、取扱性、
接着性も良好である。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記(1)、(2)および(3)から選
ばれた1種以上の重合体からなり、全グリコール成分に
対するジエチレングリコール含有量が0.05〜8モル
%であり、抽出オリゴマー量が0.5mg/平方インチ
以下、かつ表面粗さ(Ra)が4〜30nmであるポリ
エステル層(A)と、融点が210〜245℃の共重合
ポリエステルからなる共重合ポリエステル層(B)とを
積層してなることを特徴とする金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルム。 (1)ポリエチレン−2,6−ナフタレート。 (2)ポリエチレン−2,6−ナフタレート共重合体。 (3)エチレン−2,6−ナフタレートを主たる繰返し
単位とするポリエステル(I)とエチレンテレフタレー
トを主たる繰返し単位とするポリエステル(II)の混合
物。 - 【請求項2】 重合体が、重合触媒としてゲルマニウム
化合物を用いて製造されたものである請求項1記載の金
属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】 重合体がポリエチレン−2,6−ナフタ
レート共重合体であり、かつその共重合成分の共重合量
が5〜20モル%である請求項1または2記載の金属板
貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項4】 重合体がエチレン−2,6−ナフタレー
トを主たる繰返し単位とするポリエステル(I)とエチ
レンテレフタレートを主たる繰返し単位とするポリエス
テル(II)の混合物であり、かつ混合物中のポリエステ
ル(I)の割合が70重量%以上である請求項1または
2記載の金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィル
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14934698A JP3865934B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14934698A JP3865934B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334016A true JPH11334016A (ja) | 1999-12-07 |
JP3865934B2 JP3865934B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=15473121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14934698A Expired - Lifetime JP3865934B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3865934B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003326627A (ja) * | 2002-05-09 | 2003-11-19 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 金属板被覆用着色フィルム |
JPWO2020050351A1 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-09-10 | ユニチカ株式会社 | ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14934698A patent/JP3865934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003326627A (ja) * | 2002-05-09 | 2003-11-19 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 金属板被覆用着色フィルム |
JPWO2020050351A1 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-09-10 | ユニチカ株式会社 | ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3865934B2 (ja) | 2007-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6086978A (en) | Polyester film for metal sheet laminating | |
JPH0639979A (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2908160B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2941640B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフイルム | |
EP0685332B1 (en) | Laminated polyester film for metal lamination | |
JPH11207909A (ja) | 金属板貼合せ成形加工用積層ポリエステルフィルム | |
JPH11334016A (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP3258255B2 (ja) | 金属板貼合せ加工用ポリエステルフィルム | |
JP3383358B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP3653355B2 (ja) | 金属貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2908193B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフイルム | |
JP3188660B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP3653356B2 (ja) | 金属貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP3709027B2 (ja) | 金属貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2908159B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2908190B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP3107960B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用積層ポリエステルフイルム | |
JP2908191B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP3265182B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフイルム | |
JP2908192B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2908196B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JPH11263856A (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2001179916A (ja) | 金属板貼合せ成形加工用積層ポリエステルフィルム | |
JP2908195B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム | |
JP2908158B2 (ja) | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060421 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060912 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061004 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |