JPH1133391A - W/o/w型複合エマルジョン - Google Patents
W/o/w型複合エマルジョンInfo
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- JPH1133391A JPH1133391A JP20845797A JP20845797A JPH1133391A JP H1133391 A JPH1133391 A JP H1133391A JP 20845797 A JP20845797 A JP 20845797A JP 20845797 A JP20845797 A JP 20845797A JP H1133391 A JPH1133391 A JP H1133391A
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Abstract
が優れたW/O/W型複合エマルジョンを提供するこ
と。 【構成】 W/O型エマルジョンをアルキル変性カルボ
キシビニルポリマーを用いて外水相中に分散したことを
特徴とするアルキル変性カルボキシビニルポリマーを含
有するW/O/W型複合エマルジョンである。
Description
エマルジョンに関する。さらに詳しくは、W/O型エマ
ルジョンを、外水相中に分散して得られる経時安定性の
優れたW/O/W型複合エマルジョンに関する。
マルジョンと称する)をさらに水相中に乳化分散させた
水中油中水型乳化組成物は、W/O/W型複合エマルジ
ョンまたはW/O/W型マルチプルエマルジョンと呼ば
れ、化粧品、食品、医薬品等の各種工業的用途において
重要となっている。
単に水相中に油相を分散させたものであるのに対して、
W/O/W型複合エマルジョンの粒子構造は図1に示す
ように外水相10中に分散された油相12中にさらに内
水相14が分散した構造を有している。
型エマルジョンでは得られない特殊な使用感の付与が可
能である。
に、例えば、特開平2−95433号公報には、SPG
膜を用いて、内相W/O型微細エマルジョン及びW/O
/W型複合エマルジョンを調製する方法が開示されてい
る。
特開昭60-193529号公報には、特定のベントナ
イトや金属石鹸を用いてW/O型エマルジョンを調整し
たのち、N-長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩や親水性ノ
ニオン活性剤を用いて、W/O/W型複合エマルジョン
を調整する方法が開示されている。
型乳化粒子を内相に含むW/O/W型複合エマルジョン
においては、W/O/W型乳化粒子径がW/O型乳化粒
子径よりも大きくなくてはならず、微細なW/O型エマ
ルジョンを得るのは困難であるため、安定な基剤が得ら
れないという問題点があった。
/O/W型複合エマルジョンを得るべく鋭意研究を行っ
た結果、W/O型エマルジョンを外水相に分散する際、
アルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いることに
より、内相となるW/O型乳化粒子径が微細でなくとも
経時安定性が良好なW/O/W型複合エマルジョンが得
られることを見出し本発明を完成するに至った。
ポリマーを用いると、乳化粒子が比較的大きくても安定
性が保たれるため、微細なW/O型エマルジョンが得ら
れなくても、安定なW/O/W型複合エマルジョン基剤
が調整できることが本発明の特徴である。
経時安定性に優れたW/O/W型複合エマルジョンを提
供することを目的とする。
/O型エマルジョンを、アルキル変性カルボキシビニル
ポリマーを用いて外水相中に分散したことを特徴とする
アルキル変性カルボキシビニルポリマーを含有するW/
O/W型複合エマルジョンを提供するものである。
ンが有機変性粘土鉱物とHLBが7以下の乳化剤とを含
有することを特徴とする前記のW/O/W型複合エマル
ジョンを提供するものである。
することを特徴とする前記のW/O/W型複合エマルジ
ョンを提供するものである。
を、アルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いて外
水相中に分散することを特徴とするW/O/W型複合エ
マルジョンの製造方法を提供するものである。
する。
ニルポリマーは、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重
合体で、例えば、カーボポール(Carbopol)1342, ペミュ
レン(Pemulen)TR-1, ペミュレン(Pemulen)TR-2(いず
れも、Good rich社)の商品名で知られているものを使
用することが出来る。
は、W/O型エマルジョンと、外水相となる水とともに
配合して乳化され、その配合量は、W/O/W型複合エ
マルジョン全量に対して0.01〜10重量 %が好ましく、
さらに好ましくは、 0.05〜5重量%である。0.01%未満
では乳化しにくく、10%を超えて配合しても乳化作用お
よび乳化安定性向上効果の増大は期待できない。使用性
の観点からは、 0.1〜5重量%の範囲が最も好ましい。
ルキル変性されていないカルボキシビニルポリマー、例
えば、カーボポール(Carbopol)941 (Goodrich 社)、
ハイビスワコー 105(和光純薬)等を必須成分のアルキ
ル変性カルボキシビニルポリマーと組み合わせて配合す
ると乳化粒子の均一性に優れた安定なW/O/W型複合
エマルジョンを調整することが出来る。
ジョンは、特に制限がなく、油中水型乳化組成物であれ
ばいずれも用いることができるが、水相:油相の重量比
が19:1より油相が多いことが好ましい。
粘土鉱物とHLBが7以下の乳化剤とを含有させると、
内相となるW/O型エマルジョンの破壊が顕著に抑制出
来、乳化安定性がより優れたW/O/W型複合エマルジ
ョンが得られるので好ましい。
る有機変性粘土鉱物は、三層構造を有するコロイド性含
水ケイ酸アルミニウムの一種で、一般に下記一般式「化
1」
Z1/3 ・nH2 O ただし、X=Al,Fe(III),Mn(III),Cr
(III) Y=Mg,Fe(II),Ni,Zn,Li Z=K,Na,Ca で表される粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン
界面活性剤で処理して得られるものである。
サポナイト、およびヘクトライト等の天然または合成
(この場合、式中の(OH)基がフッ素で置換されたも
の)のモンモリロナイト群(市販品ではビーガム、クニ
ピア、ラポナイト等がある)およびナトリウムシリシッ
クマイカやナトリウムまたはリチウムテニオライトの名
で知られる合成雲母(市販品ではダイモナイト:トピー
工業(株)等がある)等の粘土鉱物を第四級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られる。
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下記一般式
「化2」で表されるものである。
ンジル基、R2 はメチル基または炭素数10〜22のア
ルキル基、R3 とR4 は炭素数1〜3のアルキル基また
はヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチ
ルサルフェート残基を表す。)で表されるものである。
クロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロ
リド、セチルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルジメチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルア
ンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルアンモニウムク
ロリド、セチルジエチルアンモニウムクロリド、ステア
リルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチ
ルアンモニウムクロリド、アラキルジエチルアンモニウ
ムクロリド、ベヘニルジエチルアンモニウムクロリド、
ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベ
ンジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジル
ジメチルステアリルルアンモニウムクロリド、ベンジル
ジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルジメ
チルエチルセチルアンモニウムクロド、ベンジルジメチ
ルエチルステアリルアンモニウムクロド、ジステアリル
ジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキ
シエチルアンモニウムクロリド、および相当するブロミ
ド等、さらにジパルミチルウロピルエチルアンモニウム
メチルサルフェート等が挙げられ、これらのうち一種ま
たは二種以上が任意に選択されて処理される。
は、上記の第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
で処理する際に非イオン性界面活性剤を併用して処理す
ることが最も好ましく、例えば、ポリオキシエチレン2
〜30モル付加{以下POE(2〜30)と略す。}オ
レイルエーテル、POE(2〜35)ステアリルエーテ
ル、POE(2〜20)ラウリルエーテル、POE(1
〜20)アルキルフェニルエーテル、POE(6〜1
8)ベヘニルエーテル、POE(5〜25)2−デシル
ペンタデシルエーテル、POE(3〜30)2−デシル
テトラデシルエーテル、POE(8〜16)2−オクチ
ルデシルエーテル、等のエーテル型活性剤、およびPO
E(4〜60)硬化ヒマシ油、POE(3〜14)脂肪
酸モノエステル、POE(6〜30)脂肪酸ジエステ
ル、POE(5〜20)ソルビタン脂肪酸エステル等の
エステル型活性剤、更にPOE(2〜30)グリセリル
モノイソステアレート、POE(10〜60)グリセリ
ルトリイソステアレート、POE(7〜50)硬化ヒマ
シ油モノイソステアレート、POE(12〜60)硬化
ヒマシ油トリイソステアレート等のエーテルエステル型
活性剤等のエチレンオキシド付加型界面活性剤およびデ
カグリセリルテトラオレート、ヘキサグリセリルトリイ
ソステアレート、ジグリセリルジイソステアレート、グ
リセリルモノオレエート等のグリセリン脂肪酸エステル
等の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤があげ
られる。これらの中で、デカグリセリルテトラオレー
ト、ヘキサグリセリルトリイソステアレート、ジグリセ
リルジイソステアレート等のジグリセリン以上のポリグ
リセリン脂肪酸エステル、POE(2〜12)ラウリル
エーテル、POE(6〜15)ベヘニルエーテル、PO
E(5〜20)2−デシルペンタデシルエーテル、PO
E(5〜17)2−デシルテトラデシルエーテル、PO
E(8〜16)2−オクチルデシルエーテル等のPOE
付加エーテル型活性剤、およびPOE(10〜20))
硬化ヒマシ油、POE(5〜14)オレイン酸モノエス
テル、POE(6〜20)オレイン酸ジエステル、PO
E(5〜10)ソルビタンオレインエステル等のPOE
付加エステル型活性剤、POE(3〜15)グリセリル
モノイソステアレート、POE(10〜40)グリセリ
ルトリイソステアレート等のPOE付加エーテルエステ
ル活性剤等のエチレンオキシド付加型の非イオン性界面
活性剤の一種または2種以上を用いることが好ましい。
例えば、水、アセトンあるいは低級アルコール等の低沸
点溶媒中で上述の粘土鉱物と、第四級アンモニウム塩型
カチオン界面活性剤(及び非イオン性界面活性剤)とを
分散攪拌処理し低沸点溶媒を除去することによって得ら
れる。
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含有量は粘土
鉱物100gに対して60〜140ミリ当量(以下 meq
と略す。)であることが好ましい。
鉱物の代表的なものとしては、ジメチルアルキルアンモ
ニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアン
モニウムヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウム等が挙げ
られる。市販品としては、ベントン38(ジステアリル
ジメチルアンモニウムクロライド処理モンモリロナイ
ト:ナショナルレッド社)等がある。
ン全量中0.1〜5.0重量%配合される。好ましく
は、0.5〜3.0重量%配合される。0.1重量%よ
りも少ない場合、有機変性粘土鉱物の添加効果が得られ
ず、安定な複合エマルジョンは得られない。また、5重
量%を越えると、調製されるW/O型エマルジョンの粘
度が高く、のびが悪く、ざらつく、透明感がないなどの
実使用上の問題が生じる場合がある。
LB7以下の乳化剤とは、例えば、界面活性剤のソルビ
タンモノラウレート、ソルビタンモノオレート、ソルビ
タンモノイソステアレート、ソルビタントリステアレー
トなどのソルビタン脂肪酸エステル類、グリセロールモ
ノステアレート、グリセロールモノオレートなどのグリ
セリン脂肪酸エステル類、POE(5)、POE(7.
5)、POE(10)硬化ヒマシ油などのポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリエーテル系のシリコン界面活
性剤などが挙げられる。特に、ポリエーテル系のシリコ
ン界面活性剤が好ましく、具体的には、下記化学式「化
3」の構造のものである。
を示し、mは平均で1〜150、nは平均で1〜50、
aおよびbは平均で0〜35の数を示す)
ジョン全量に対し好ましくは0.1〜5重量%配合され
る。なお、HLB7以下の乳化剤は、上記必須成分の有
機変性粘土鉱物に吸着された状態で含まれていてもかま
わない。すなわち、通常、W/O型エマルジョンを製造
する際、有機変性粘土鉱物とHLB7以下の乳化剤は別
個に添加されるが、有機変性粘土鉱物を乳化剤と成り得
るHLB7以下の界面活性剤で処理してHLB7以下の
乳化剤を有機変性粘土鉱物に吸着させた状態で配合する
ことも可能である。
を持たない水溶性物質、好ましくは、糖類を含有させる
と、W/O/W型複合エマルジョンにおいて内相のW/
O型エマルジョンの合一化を抑制できさらに安定化する
ことが可能である。なお、NaCl等の塩類をW/O型
エマルジョンの水相に含有させると、W/O/W型複合
エマルジョンの経時安定性が損なわれる場合があるので
好ましくない。
トール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトー
ル、ショ糖、エリスリトール、グルコース、フルクトー
ス、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デン
プン分解糖還元アルコール等の糖アルコール、シクロデ
キストリン、高分子としては、例えば、アラビアガム、
トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、キャロブ
ガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテ
ン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カ
ッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレ
イショ、コムギ)、キサンタンガム、デキストラン、サ
クシノグルカン、プルラン、コラーゲン、カゼイン、ア
ルブミン、ゼラチン、カルボキシメチルデンプン、メチ
ルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、
メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロー
ス、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶
セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子が挙
げられる。
量に対して、0.01〜10重量%が好ましく、さらに
好ましくは0.1〜5重量%である。
び本発明のW/O/W型複合エマルジョンに用いる油性
成分としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タート
ル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク
油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシッ
ク油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、
サフラワー油、綿実油、月見草油、エノ油、大豆油、落
花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日
本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオ
クタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン
等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、
パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、
牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬
化ヒマシ油等の固型油脂、ミツロウ、カンデリラロウ、
綿ロウ、カルナバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、
鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポック
ロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、
ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還
元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラック
ロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノ
リンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレ
ングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエー
テル等のロウ類、流動パラフィン、オゾケライト、スク
ワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化
水素、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、
ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロ
ピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリ
スチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオク
タン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、
酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアレ
ン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレス
テリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコー
ル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソ
ステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネ
オペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ
−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エ
チルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステ
アリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチル
ヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘ
キシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロ
ールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2
−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリ
セリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライ
ド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイ
ル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、
パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジ
イソプロピル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2
−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプ
チルウンデシル、エチルラウレート、セパチン酸ジ−2
−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシ
ル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−
2−ヘキシルデシル、セバチル酸ジイソプロピル、コハ
ク酸−2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、
酢酸アミル、クエン酸トリエチル等の合成エステル等が
挙げられる。
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキ
サン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサ
シロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロ
テトラシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性
シリコーン油、エポキシ変性シリコーン油、エポキシ・
ポリエーテル変性シリコーン油、ポリエーテル変性シリ
コーン油、カルボキシ変性シリコーン油、アルコール変
性シリコーン油、アルキル変性シリコーン油、アンモニ
ウム塩変性シリコーン油、フッ素変性シリコーン油等の
変性シリコーン油等のシリコーン油、トリメチルシロキ
シケイ酸等の3次元構造を有するシリコーン樹脂、高重
合ジメチルポリシロキサン、高重合メチルフェニルポリ
シロキサン、高重合メチルビニルポリシロキサン等の高
重合メチルポリシロキサン、高重合アミノ変性メチルポ
リシロキサン等の高重合変性ポリシロキサン等のシリコ
ーン樹脂、パーフルオロデカリン、パーフルオロヘキサ
ン、トリパーフルオロ−n−ブチルアミン等のパーフル
オロカーボンないしパーフルオロポリエーテル、ビタミ
ンA及びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタ
ミンE及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体等の
ビタミン類、ステロール類、天然及び合成の香料等を配
合することも可能である。
ジョン及び本発明のW/O/W型複合エマルジョンの油
相には、水に難溶性の物質として、紫外線吸収剤、パラ
ベン等の防腐剤、ユビキノン、ビタミンP等のビタミン
類、塩酸クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、
イルガッサンDP300等の殺菌剤、酢酸デキサメタゾ
ン等の薬剤等を配合することが出来る。
び本発明のW/O/W型複合エマルジョンを構成する水
は、水相成分として、例えば、ビタミンB群、ビタミン
C及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオ
チン等のビタミン類などの水溶性活性物質、グルタミン
酸ナトリウム、アルギニン、アスパラギン酸、クエン
酸、酒石酸、乳酸などの緩衝剤、EDTAなどのキレー
ト剤、水溶性紫外線吸収剤、各種色素等の水溶性成分を
配合することが出来る。また、水相には、エタノール、
イソプロパノール等のアルコールを配合してもよい。
おいて、内相のW/O型エマルジョンは、W/O/W型
複合エマルジョン全量に対して40重量%以下であるこ
とが好ましい。
に、紫外線吸収効果及び保湿効果を持たせるために、配
合可能な紫外線吸収剤、多価アルコール、その他の保湿
剤の具体例は以下の通りである。
ノ安息香酸(以下PABAと略す)、PABAモノグリセリ
ンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエス
テル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、
N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジ
メチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPA
BAメチルエステル、N,N−ジメチルPABAオクチ
ルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル
−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル系紫
外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシレー
ト、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレー
ト、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p
−イソプロパノールサリシレート等のサリチル酸系紫外
線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプ
ロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピル
シンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナ
メート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメー
ト、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピ
ル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−pメトキ
シシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメー
ト、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、
2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シク
ロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−
シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシ
ル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリ
ルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシン
ナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,
4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’4,4’−
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾヘフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4
−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’
−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2
−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4
−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤、3−(4’−メチルベンジ
リデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−
d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチ
ルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾー
ル、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オ
クチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5−’メチルフェニルベンゾトリアゾール、
ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−
4’−t−ブチルジメンゾイルメタン、5−(3,3−
ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2
−オン等の紫外線吸収剤が挙げられる。
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−
ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−
ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オ
クチレングリコール等の2価のアルコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサント
リオール、等の3価のアルコール、ペンタエリスリトー
ル等の4価のアルコール、キシリトール等の5価のアル
コール、ソルビトール、マンニトール、等の6価のアル
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリ
ン等の多価アルコール共重合体、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールノモブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコー
ルモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ−2
−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソア
ミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、
エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等の
2価のアルコールアルキルエーテル類、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコール、ジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテエーテル、ジプロピレングリコールメ
チルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等の2価の
アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェ
ニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベ
ート、エチレングリコールジサクシネート、エチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールモノフェニルエーテルアセテート等の2価の
アルコールエーテルエステル類等が挙げられる。
硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、ア
テロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステ
アレート等が挙げられ、基剤の粘度を失わない程度に乳
酸ナトリウム、胆汁酸モノ塩、dl-ピロリドンカルボン
酸モノ塩、短鎖可溶性コラーゲン、イサヨイヨバラ抽出
液、セイヨウノコギリソウ抽出物なども配合できる。
製造方法は、常法により、ディスパー等の乳化機を用い
て攪拌混合して製造されるW/O型エマルジョン調整工
程と、アルキル変性カルボキシビニルポリマー含む外水
相となる水相を中和した後、この水相とW/O型エマル
ジョンとを乳化する複合化工程となる。W/O/W型エ
マルジョンの乳化調製法は、特に限定されず、常法によ
り、ディスパー等の乳化機を用いて攪拌混合して製造さ
れる。
用途は特に限定されないが、化粧品、医薬品、医薬部外
品などとして利用されるのが好ましく、例えば、クリー
ム、乳液、軟膏などの製品として利用される。
明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。
ン」
した油相に、(3)〜(6)の水相を攪拌しながら混合
・乳化して得られたW/O型エマルジョン(7)を、
(8)〜(13)を混合した水相にホモミキサーで攪拌
混合・乳化しながら中和させ、W/O/W型複合エマル
ジョンを得た。
エマルジョンについて、50℃、1ケ月後の安定性を以下
の評価基準により評価しその結果を「表1」に示した。
比較例1〜3は乳化および安定化剤として親水性ノニオ
ン活性剤(POE硬化ヒマシ油)、多糖増粘剤(ソルビッ
ト)、カルボキシルビニルポリマー(ハイビスワコー1
05)をそれぞれ単独で配合したものであるが、実施例
1のW/O/W型複合エマルジョンは、いずれの比較例
と比べても経時での安定性が優れていた。 〔安定性評価基準〕 ○:油分離が全く認められない。 △:油分離が僅かに認められる。 ×:油分離が明確に認められる。
W型複合エマルジョンの乳化粒子を顕微鏡観察し、以下
の評価基準により評価しその結果を「表1」に示した。
比較例1〜3はW/O/W型複合エマルジョンにはなっ
ているものの乳化粒子は均一とは言えないが、実施例1
のW/O/W型複合エマルジョンは乳化粒子の均一性に
おいていずれの比較例よりも優れていた。 〔乳化粒子均一性評価基準〕 ◎:顕微鏡観察により乳化粒子が均一で全く異常が観察
されない。 ○:顕微鏡観察ではやや乳化粒子にバラツキが認められ
るが、肉眼では全く異常が観察されない。 △:肉眼でやや乳化粒子のバラツキが認められる。 ×:肉眼で油浮きが観察されたり、乳化粒子の粗大化な
どの異常が観察される。
ジョン」
した油相に、(3)〜(6)の水相を攪拌しながら混合
・乳化して得られたW/O型エマルジョン(7)を、
(8)〜(12)を混合した水相にホモミキサーで攪拌
混合・乳化しながら中和させ、W/O/W型複合エマル
ジョンを得た。
エマルジョンについて、50℃、1ケ月後の安定性を上記
と同一の評価基準により評価しその結果を「表3」に示
した。また、内相のW/O型エマルジョンの状態を観察
した。その結果、いずれも経時での安定性には問題がな
いが、内相のW/O型エマルジョンに糖類を配合したも
のは、内相の合一性に対しても全く問題がなかった。
ジョン」
合した油相に、(8)〜(10)の水相を攪拌しながら
混合・乳化して得られたW/O型エマルジョン(11)
を、(12)〜(15)を混合した水相にホモミキサー
で攪拌混合・乳化しながら中和させ、W/O/W型複合
エマルジョンを得た。
たW/O/W型複合エマルジョンについて、50℃、1ケ
月後の安定性及び乳化粒子の均一性を上記の評価基準に
より評価しその結果を「表5」に示した。その結果、い
ずれも経時での安定性には問題がないが、内相のW/O
型エマルジョンに有機変性粘土鉱物及びHLBが7以下
の乳化剤を配合したものは、極めて良好な乳化粒子の均
一性を示している。
乳化可能な経時安定性が優れたW/O/W型複合エマル
ジョンを提供することが出来る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 W/O型エマルジョンをアルキル変性カ
ルボキシビニルポリマーを用いて外水相中に分散したこ
とを特徴とするアルキル変性カルボキシビニルポリマー
を含有するW/O/W型複合エマルジョン。 - 【請求項2】 前記W/O型エマルジョンが有機変性粘
土鉱物とHLBが7以下の乳化剤とを含有することを特
徴とする請求項1記載のW/O/W型複合エマルジョ
ン。 - 【請求項3】 内水相中に糖類を含有することを特徴と
する請求項1または2記載のW/O/W型複合エマルジ
ョン。 - 【請求項4】 W/O型エマルジョンを、アルキル変性
カルボキシビニルポリマーを用いて外水相中に分散する
ことを特徴とするW/O/W型複合エマルジョンの製造
方法。
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