JPH11333801A - 座掘り工具 - Google Patents

座掘り工具

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Publication number
JPH11333801A
JPH11333801A JP16145398A JP16145398A JPH11333801A JP H11333801 A JPH11333801 A JP H11333801A JP 16145398 A JP16145398 A JP 16145398A JP 16145398 A JP16145398 A JP 16145398A JP H11333801 A JPH11333801 A JP H11333801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
holder
tip
anchor bolt
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP16145398A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hoshi
宏 星
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Individual
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築現場での座掘り作業を簡単に行なえ、し
かもきれいに仕上げることができる座掘り工具を提供す
ることを目的とするものである。 【解決手段】 外周が多角形状をなすホルダー13の内
周に、アンカーボルト2の先端と螺合するねじ溝15を
貫通して形成し、前記ホルダー13の下端側にバイト取
付けアーム14…を放射状に突設して、各アーム14…
に複数の切削バイト16…を接合したもので、前記アン
カーボルト2の先端をねじ溝15に螺合させてから、ホ
ルダー13をラチェットスパナー17で回転させていく
と、アンカーボルト2の先端がねじ込まれていき、切削
バイト16が回転しながら下降して土台3が座ぼりされ
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木造建築の土台や梁
を、アンカーボルトや羽子板ボルトで接合する部分の座
穴の深さを現場で修正する座掘り工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に木造建築の土台は、図6に示すよ
うにコンクリート基礎1の上にアンカーボルト2を突設
して、これを土台3に開孔したボルト挿通孔4に貫通さ
せ、アンカーボルト2の先端に座金5を介してナット6
を螺合させて、土台3をコンクリート基礎1に固定して
いる。このボルト挿通孔4は予め加工場で土台3に孔開
け加工してきて、現場でアンカーボルトを挿通させて組
立てている。またアンカーボルト2は生コンクリートを
型枠に流し込んでからアンカーボルト2の下部側を挿入
してコンクリートを固化させるので、アンカーボルト2
の埋め込み深さにばらつきを生じることがある。
【0003】このため図6の右側に示すようにアンカー
ボルト2が深く埋め込まれていると、現場で土台3を組
んだ時に、アンカーボルト2の先端がボルト挿通孔4か
ら十分に突出せずナット6を取付けられないことがあ
る。このような場合には図7に示すように、ボルト挿通
孔4の上部をノミで座掘りしてボルト挿通孔4の内径を
広げて座穴7を加工してから、図8に示すように座金5
とナット6を取付けている。
【0004】また図9に示すように、直交して接続され
る梁8a、8bを羽子板ボルト9で接合する部分でも、
梁8bのボルト挿通孔4の孔開け位置が、仮想線で示す
正規の位置よりずれていると、羽子板ボルト9の羽子板
部9bにボルト10を挿通すると、梁8aに開孔したボ
ルト挿通孔4に挿入されるボルト部9aの先端が突出せ
ずナット6が取付けられないことがある。
【0005】このような場合に、仮想線で示す正規の位
置に新たにボルト挿通孔4を開孔すると梁8bの強度が
低下するので、図10に示すように梁8aのボルト挿通
孔4の先端側をノミで座掘りして座穴7を加工し、ボル
ト部9aの先端を突出させてから、座金5とナット6を
取付けている。このように現場でノミで座掘りして修正
するので作業に手間がかかり、しかも座掘りした座穴7
がきれいに仕上らず外観が損なわれる問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を除
去し、建築現場での座掘り作業を簡単に行なえ、しかも
きれいに仕上げることができる座掘り工具を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
座掘り工具は、外周が多角形状をなすホルダーの内周
に、ボルトと螺合するねじ溝を貫通して形成し、前記ホ
ルダーの先端側にバイト取付けアームを放射状に突設し
て、各アームに切削バイトを接合したことを特徴とする
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図5を参照して詳細に説明する。図において12
は座掘り工具で、これはホルダー13の下部に3本のバ
イト取付けアーム14…が放射状に突設されている。前
記ホルダー13は外周が断面六角形状をなし、内部に上
下に貫通するねじ溝15が設けられて六角筒状に形成さ
れている。また前記バイト取付けアーム14…の底部に
は図2に示すように、基部側と先端側にそれぞれ取付け
角度や位置をずらして複数個の切削バイト16…が溶接
されている。
【0009】上記構成の座掘り工具は、図3に示すよう
に、コンクリート基礎1に取付けたアンカーボルト2が
規定の位置より深く埋め込まれて、ボルト挿通孔4にア
ンカーボルト2を通したときに、先端がボルト挿通孔4
から十分に突出せず、ナット6を取付けられないような
場合に、アンカーボルト2の上に座掘り工具12をセッ
トする。
【0010】先ずアンカーボルト2の先端を座掘り工具
12のホルダー13の下端に合わせて座掘り工具12を
手で数回捩って回転させると、アンカーボルト2の先端
がねじ溝15に螺合して連結される。次に六角形状をな
すホルダー13にラチェットスパナー17を取付けて一
方向に回転させていくと、この下部のバイト取付けアー
ム14…が回転し、ここに接合した切削バイト16…も
同時に回転する。
【0011】この時、ホルダー13はアンカーボルト2
の先端にねじ溝15で螺合しているので、アンカーボル
ト2を中心として回転しながらアンカーボルト2の先端
がねじ込まれていく。この結果、ホルダー13は回転に
伴って下降していき、切削バイト16…は回転しながら
土台3の表面を切削していく。このようにして、ホルダ
ー13の下降に伴って切削バイト16…も回転しながら
下降して、図4に示すように座穴7が座掘りされてい
く。
【0012】このようにして座穴7の深さが十分になっ
たら、ラチェットスパナー17を逆方向に回転させて、
アンカーボルト2に螺合していたホルダー13を逆回転
させてアンカーボルト2から取り外す。この後、図5に
示すように座穴7内に突出したアンカーボルト2の先端
に座金5とナット6を取付けて締め付けを完了する。
【0013】なお本発明の座掘り工具12は、図9およ
び図10に示すように梁8a、8bを羽子板ボルト9で
接合する部分において、梁8bのボルト挿通孔4の孔開
け位置が、正規の位置よりずれている場合にも使用する
ことができる。この場合、図9に示すように、羽子板ボ
ルト9のボルト部9aを梁8aのボルト挿通孔4に挿通
してから、羽子板部9bにボルト10を取付けて梁8b
のボルト挿通孔4に挿通した状態にしておく。この状態
でボルト部9aの先端に座掘り工具12のホルダー13
を螺合させてから、ラチェットスパナー17で回転させ
ていくと、ボルト部9aを回転中心として切削バイト1
6…が回転しながら梁8aのボルト挿通孔4の周囲を切
削しながら広げて座穴7を形成することができる。
【0014】なお本発明ではバイト取付けアーム14…
を3本放射状に突設した場合について示したが、2本ま
たは4本以上でも良い。またホルダー13の外形は六角
形状に限らず4角形状でも良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る座掘り工
具によれば、ボルトの先端にホルダーを螺合させ、ホル
ダーを回転させてボルトを回転中心としながら前進させ
て切削バイトで円形に掘り込んでいくので、芯ずれせず
に確実に円形の座穴を形成する事ができる。従って熟練
を要せず現場で簡単に座掘りでき、座穴の深さの調整も
容易で、しかも仕上げもきれいで、現場での作業性を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による座掘り工具を示す
斜視図である。
【図2】図1に示す座掘り工具の底面図である。
【図3】座掘り工具を土台の上にセットした状態を示す
断面図である。
【図4】座掘り工具を回転させて土台に座穴を加工して
いる状態を示す断面図である。
【図5】座穴内に突出したアンカーボルトの先端に座金
とナットを取付けた状態を示す断面図である。
【図6】土台をアンカーボルトで固定している状態を示
す断面図である。
【図7】土台に挿通したアンカーボルトの先端側の周囲
をノミで座掘りした状態を示す断面図である。
【図8】座穴内に突出したアンカーボルトに、座金とナ
ットを取付けて土台を固定した状態を示す断面図であ
る。
【図9】直交する梁を羽子板ボルトで接続している状態
を示す断面図である。
【図10】図9に示す羽子板ボルトのボルト部の周囲を
座掘りして、座金とナットを取付けて接合した状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート基礎 2 アンカーボルト 3 土台 4 ボルト挿通孔 5 座金 6 ナット 7 座穴 8a 梁 9 羽子板ボルト 9a ボルト部 9b 羽子板部 10 ボルト 12 座掘り工具 13 ホルダー 14 バイト取付けアーム 15 ねじ溝 16 切削バイト 17 ラチェットスパナー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周が多角形状をなすホルダーの内周
    に、ボルトと螺合するねじ溝を貫通して形成し、前記ホ
    ルダーの下部側にバイト取付けアームを放射状に突設し
    て、各アームの底部に切削バイトを接合したことを特徴
    とする座掘り工具。
JP16145398A 1998-05-26 1998-05-26 座掘り工具 Pending JPH11333801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16145398A JPH11333801A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 座掘り工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16145398A JPH11333801A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 座掘り工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11333801A true JPH11333801A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15735400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16145398A Pending JPH11333801A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 座掘り工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11333801A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240560A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 旭化成ホームズ株式会社 座掘り治具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014240560A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 旭化成ホームズ株式会社 座掘り治具

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