JPH0413129Y2 - - Google Patents

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JPH0413129Y2
JPH0413129Y2 JP8638686U JP8638686U JPH0413129Y2 JP H0413129 Y2 JPH0413129 Y2 JP H0413129Y2 JP 8638686 U JP8638686 U JP 8638686U JP 8638686 U JP8638686 U JP 8638686U JP H0413129 Y2 JPH0413129 Y2 JP H0413129Y2
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JP
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tool
blade plate
vertical axis
tool shaft
hole
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JP8638686U
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JPS62199313U (ja
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案はコンクリートパネルに取付用アンカボ
ルトを埋設するための座掘り用工具に関する。
b 従来の技術 近年、建築用資材としてコンクリートパネルが
広汎に用いられる傾向にあり、特に建築の高層化
と共に軽量化に適合した高温高圧蒸気養生の軽量
気泡コンクリートパネル所謂ALCパネル(以下
単に「パネル」という)は、断熱性、耐火性及び
遮音性があるため建築物の外壁や間仕切壁などに
広く使用されている。また、パネル内に鉄筋で補
強した大型パネルは低層のものならば主としてパ
ネルだけで建築物を形成できるし、他の構造物と
組合せて高層の建築物に用いることもできる。
ところで、従来からこの種のパネルにおいて
は、製造工場若しくは建築施工工事現場にて、パ
ネル取付けのため予め所定取付寸法に合せてアン
カボルトをパネル面に取付ける作業が行なわれて
いる。この作業のうちアンカボルト埋設のため、
パネル面に座掘りを行なう。この座掘り用工具と
して、従来はコアドリルや第7図に示す工具など
が使用されていた。同図の座堀り工具は垂直工具
軸11の先端附近に矩形状のドリル刃12を接合
したものであり、この工具によつてパネル面に円
柱形状の座掘りを行ない、そのなかにアンカボル
トを配設した後、塑造材料を充填して埋設してい
た。
c 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来のコアドリルや座掘り
工具では座掘りがパネル面に円柱形状になるた
め、パネル取付用アンカボルト埋設後の引張り強
度が弱く、屡々抜落するおそれがあるという問題
点があり、また従来のコアドリルや座堀り工具で
は拡底(末広がり)形の座掘りができなかつた。
本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その
目的は前記問題点を解消し、パネルに取付用のア
ンカボルト埋設後、パネルに対しアンカボルトの
引張り強度を強くするため、パネル面に対する垂
直断面が拡底形のほぼ台形状の座掘り加工が可能
な座掘り用工具を提供することにある。
d 問題点を解決するための手段 前記目的を達成するための本考案の構成は、垂
直軸と平行な垂直辺と、その対辺でその一部が該
垂直軸に対し下方に拡がりを有する直線または曲
線である拡底辺と、更に前記垂直軸に直角な底辺
とから形成され、かつ前記垂直軸の上下の個所に
前記底辺と平行な長穴を備えた支持板とラツクと
がそれぞれ配設された刃板と、前記垂直軸上に配
設される共に、前記上下の支持板の長穴を貫通
し、かつ前記上下のラツクに噛合するピニオンを
備えた工具軸とからなり、前記工具軸をいずれか
一方向に回転させて、前記刃板の垂直辺により、
被加工材に円柱形状の穴をあけた後、前記工具軸
を逆方向に回転させて前記刃板の拡底辺により、
前記穴を拡底加工することを特徴とする。
e 作用 作用は次の二つの工程に分けることができる。
第1工程においては、垂直工具軸(以下単に
「工具軸」という)1をパネル面に垂直に配置し
て、前記工具軸1を正転(軸上からみて時計方
向)すればピニオン及びラツクの噛合により刃板
2はいつたん右方に移動してから工具軸1と共に
一体化して回転し、パネル面に対して軸端1aを
中心として刃板2の刃端2aまでの距離を半径と
した円柱形状の座掘りを行なう。
第2工程においては、第1工程の後、工具軸1
を逆転(軸上からみて反時計方向)すれば刃板2
はいつたん左方に移動してから工具軸1と共に一
体化して回転し、刃端2bによつてパネル断面が
拡底形のほぼ台形状の座掘りをする。
f 実施例 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
例示的に詳しく説明する。
第1図は本考案による座掘り用工具の正面図、
第2図はその側面図、第3図は第1図のA−A線
からみた図である。刃板2は工具軸1と平行な一
辺をもつ刃板2aと、その対辺の一部が前記工具
軸1に対して下方に拡がりを有する直線状の刃端
2bと、かつ前記工具軸1に直角な上辺2c、底
刃端2dとをもつ多角形の板で形成されており、
例えば超硬合金からなつている。この刃板2に
は、上下の2個所に長穴3cを備えた支持板3,
3とラツク4,4が工具軸1とほぼ直角をなして
それぞれ配設されており、前記工具軸1は前記上
下に配設された2個の支軸板3,3の長穴3c,
3cを貫通し、かつ前記上下に配設された2個の
ラツク4,4に第5図のように噛合するピニオン
5,5を軸に固定して配設されている。そして工
具軸1の先端1aは先行穿穴のため先端となつて
おり、かつドリル形状または小さい刃板を有す
る。
今、座掘り工具の工具軸1を例えば正逆転可能
な電動機の出力軸に結合し、前記工具の工具軸1
を被加工パネル面に垂直に配置し前記同軸1を正
転(軸上からみて時計方向に回転)させる。工具
軸1に固定されたピニオン5,5は刃板2に配設
されたラツク4,4と噛合しながら回転するの
で、刃板2は工具軸1に対して第1図に示すよう
に右側に移動する。工具軸1が第3図に示すよう
に支持板3の穴端部3aに到達すると刃板2の上
記移動は停止すると共に、今度は工具軸1からピ
ニオン5,5及びラツク4,4を介して回転トル
クが加わり刃板2全体が工具軸1を中心として一
体化して回転する。
このとき座掘り用工具は、第1図のように工具
軸1から刃端2bのN点までの距離(N1)より
同軸1から刃端2aのM点までの距離(M1)の
方が大となり、工具軸1の先端1aを中心として
半径M1の座掘りをはじめる。実際には、前記距
離N1とM1とを等しくして座掘る方がよい。従つ
て第8図の点線で示すようにパネル10に対し直
径2M1の円柱形状の座掘り加工を行う。
斯うして所定の座掘り深さに達した後そのまま
の状態で、前記工具軸1を逆転(軸上からみて反
時計方向に回転)させると、第4図に示すように
刃板2は工具軸1に対していつたん左側に移動す
る。そして刃板2の刃端2bの先端Nが円柱形状
の座掘り穴の穴壁に当接すると、前述と同様に刃
板2全体が工具軸1を中心として一体化して回転
する。
このとき座掘り用工具は、第1図の工具軸1か
ら刃端2aのM点までの距離(M1)より第4図
の同軸1から刃端2bのN点までの距離N2の方
が大となつた後、円柱形状の座掘り部分を工具軸
1の先端1aを中心として断面が拡底形の台形状
の座掘りをはじめる。そして工具軸1が第6図に
示すように支持板3の穴端部3bに到達するまで
刃端2bにより拡底形の座掘りを続け、第8図の
実線で示すようにパネル10に対し底面が直径
2N2の拡底形の断面台形状の座掘り加工を行う。
(このときの工具軸1から各刃端のM点及びN点
までの距離M2,N2はM2<N2である。) 座掘り加工後座掘り用工具を取り外すときは、
工具軸1を正転にし、同軸1が支持板3の長穴3
cのほぼ中央部分に戻してから取り出せばよい。
また本実施例では刃板2の刃端2bの形状が直線
の場合を示したが座掘り後の形状が拡底形であれ
ば必ずしも直線に限定せず任意の曲線でもよい。
従つて拡底形の種々な形状の座掘り加工が可能で
ある。
なお本実施例の座掘り用工具によりパネル面に
座掘り加工した後のアンカボルトの埋設は、第9
図に示すように例えば先端に比較的厚い円板14
を接合したボルト13をパネル10の座掘り部内
に配設した後、塑造材料15で埋設することによ
り該アンカボルト13のパネル10に対する引張
強度を強くすることができる。
また本実施例では支持板3の工具軸1に対する
ストツパ機能として単に固定した長穴3cで説明
したが、本来はこれだけにとどまらず長穴3cの
長軸方向の長さを可変にするため、調整可能な公
知技術を採用することにより、各種寸法の座掘り
に対応した座掘り用工具を得ることができる。
g 考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、パネル面に対する垂直断面が拡底形のほぼ台
形状の座掘り加工が可能である。このためこの座
掘り部内に円板等を先端に接合したパネル取付け
用のアンカボルトを配設し、その後、塑造材料で
埋設することにより、該アンカボルトのパネルに
対する引張り強度を強くすることができる。
従つて、建築に際し前記アンカボルトを利用し
構造物に組合せて取付ければパネルを建築物にし
つかり固定することができると共に反対側のパネ
ル表面は全く無傷であるため、パネル表面の有す
る本来の美観をそのまま維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案に係る座掘り用工
具の実施例で、第1図は工具軸1を正転した時の
正面図、第2図はその側面図、第3図は第1図の
A−A線による図、第4図は工具軸を逆転した時
の正面図、第5図は第4図のB−B線による図、
第6図は同図のC−C線による図、第7図は従来
の座掘り用工具の正面図、第8図はパネルに対す
る座掘り断面図、第9図は座掘り加工後のアンカ
ボルトの埋設図である。 1……垂直工具軸、1a……先端、2……刃
板、2a,2b,2c……刃端、3……支持板、
3a,3b……穴端部、3c……長穴、4……ラ
ツク、5……ピニオン、10……パネル、13…
…アンカボルト、15……塑造材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直軸と平行な垂直辺と、その対辺でその一部
    が該垂直軸に対し下方に拡がりを有する直線また
    は曲線である拡底辺と、更に前記垂直軸に直角な
    底辺とから形成され、かつ前記垂直軸の上下の個
    所に前記底辺と平行な長穴を備えた支持板とラツ
    クとがそれぞれ配設された刃板と、前記垂直軸上
    に配設される共に、前記上下の支持板の長穴を貫
    通し、かつ前記上下のラツクに噛合するピニオン
    を備えた工具軸とからなり、前記工具軸をいずれ
    か一方向に回転させて、前記刃板の垂直辺によ
    り、被加工材に円柱形状の穴をあけた後、前記工
    具軸を逆方向に回転させて前記刃板の拡底辺によ
    り、前記穴を拡底加工することを特徴とする座掘
    り用工具。
JP8638686U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0413129Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8638686U JPH0413129Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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JP8638686U JPH0413129Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62199313U JPS62199313U (ja) 1987-12-18
JPH0413129Y2 true JPH0413129Y2 (ja) 1992-03-27

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