JP2001018107A - 座ぐりカッター - Google Patents

座ぐりカッター

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JP2001018107A
JP2001018107A JP11190757A JP19075799A JP2001018107A JP 2001018107 A JP2001018107 A JP 2001018107A JP 11190757 A JP11190757 A JP 11190757A JP 19075799 A JP19075799 A JP 19075799A JP 2001018107 A JP2001018107 A JP 2001018107A
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JP
Japan
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washer
cutter
counterbore
drill
nut
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JP11190757A
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English (en)
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Hiroyuki Kobayashi
博幸 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造建築に多用されている埋め込み座金付き
のナットのために、予め座金がぴったりと埋まる座ぐり
穴を、建築現場において簡便に空けることのできる座ぐ
りカッターを提供すること。 【解決手段】 電動ドリルに挿着して使用する座ぐりカ
ッターであって、複数の切削チップ1をその刃先が対象
となる座金の下部外周面に沿うように配置したカッター
部2を備え、該カッター部2の背面側には切屑排出のた
めの切り欠き3を設けたストッパー4を有し、カッター
部2の正面側中央にはドリル5、若しくはガイドバーを
着脱可能に取付けるための差込穴13を備えていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトと埋め込み
式の座金付きナットを用いる締結部において、その座金
を面一状態に沈める座ぐり穴を空けるための座ぐりカッ
ターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造建築において、部材と部材を連結固
定するために様々なボルトナット類が用いられている。
例えば基礎のすぐ上に乗る土台は、根元を基礎に埋め込
んだアンカーボルトを貫通させて土台上面に突出させ、
そこに座金を挾んでナットを螺合することで基礎に固定
されている。この場合ナットと座金は土台の上面に突出
することになる。このことは間柱や筋かいを用いて骨組
みを形成する在来工法では問題はなかったのであるが、
近年躯体の枠内に壁パネルを嵌め込んで、壁面全体で荷
重を支えることにより耐震性の向上を図るパネル工法が
よく用いられており、この場合ナットが突出すると邪魔
になるので、図7に示すように土台上面の締結箇所を部
分的に切り欠いたり、円筒状に座堀りを行うなどナット
が突出しないように細工している。こうした細工に費や
す時間は非常に無駄であり、土台の強度を下げることに
も繋がり非常に厄介な問題となっていた。この問題の解
決策として、最近図5に示すような、円筒形のナット1
00の上部に椀形の曲面を持つ埋め込み座金101を一
体的に形成した座金付きナット102が開発され、現在
さかんに使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の座金付きナット
102は、座金101の下部外周面に木を削り取るため
の簡単な切刃103が設けてあり、強力なトルクを生み
出す専用工具を用いて、該ナットを力まかせにアンカー
ボルト104に捩じ込んで少しずつ掘り進むようにして
図6に示すように座金101を土台105に埋め込んで
いる。しかし、近年では土台105に使用する木材が集
成材(乾燥させた板材を貼り合わせ形成した木材)等、
硬い材質のものが好んで使われるようになっており、前
記の切刃103の作用だけでは座金101を十分に埋め
込むことが不可能となっている。
【0004】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであって、現在木造建築に多用されている埋め込み座
金付きのナットのために、予め座金がぴったりと埋まる
座ぐり穴を、建築現場において簡便に空けることのでき
る座ぐりカッターを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに本発明による座ぐりカッターは、電動ドリルに挿着
して使用するものであって、複数の切削チップをその刃
先が対象となる座金の下部外周面に沿うように配置した
カッター部を備え、該カッター部の背面側には切屑排出
のための切り欠きを設けたストッパーを有し、カッター
部の正面側中央にはドリル、若しくはガイドバーを着脱
可能に取付けるための差込穴を備えていることを特徴と
する。
【0006】カッター部は回転した時に切削チップの刃
先が、対象となる座金の外周面と同一の軌跡を描くよう
に形成する。切削チップは高速度工具鋼を始めとする種
々の工具材料を用いてカッター本体とは別体で製作し
て、ろう付けあるいはビス止めによって本体に固定す
る。座金の形状は現在主流となっている椀形のものを主
に想定しているが、無論それ以外の形状のものにも対応
できる。ストッパーはカッター部の背面側に密着させ
て、つば状に外側に張り出すように形成し、これによっ
て座金がちょうど埋まる深さまで掘削した所でストップ
がかかることになる。本座ぐりカッターによれば、ボル
トの貫通穴を空ける際に一気に座ぐりできるので加工時
間を短縮できるとともに、座ぐりの芯がずれたり斜めに
傾いたりすることがない。また、既に空けてしまってあ
る貫通穴の上端部を座ぐる際には、ドリルを貫通穴に対
応した太さのガイドバーに差し替えて、これを貫通穴に
挿通した状態で加工することで、前記の場合と同様な正
確な座ぐりができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明による座ぐりカッタ
ーの実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明によ
る座ぐりカッターは、図1に示すように電動ドリルのチ
ャックに差し込むシャンク6の先に、座ぐり加工を行う
カッター部2と、貫通穴を空けるドリル5とを同軸上に
組み合わせたものである。
【0008】シャンク6は図1(ハ)に示すように、丸
棒の周囲3カ所に面取りが施してある。シャンク6の先
には一段太くなった作業者のための掴み部7が形成され
ている。掴み部7の下端には、つば状に外側に張り出す
円盤形のストッパー4が形成してある。さらにその下面
側には椀形に盛り上がった隆起部8と、2枚の切削チッ
プ1,1とからなるカッター部2が形成してある。隆起
部8とストッパー4には図1(ロ)や図3に示すよう
に、両者に跨がった切り欠き3が2箇所、中心に対して
対称な位置に設けてある。該切り欠き3は隆起部8に対
して内側に斜めに削り込んだ切削チップ取付面9と、そ
の面から約90度開脚した逃し面10とによって形成さ
れており、さらに切削チップ取付面9には、ストッパー
4との境目で切削チップ1の厚み分だけ一段深く掘り込
んで段差を形成するとともに、その略中央位置に雌ネジ
11が取付面に対して垂直に空けてある。
【0009】このように形成した2箇所の切削チップ取
付面9に、イチョウ形の薄板状となった切削チップ1を
夫々載置し、ビス12によって固定する。切削チップ1
の刃先は隆起部8の表面より1ミリ程度顔を出すように
してある。また切削チップ1は図2にも示すように、回
転軸に対して鋭角的な傾きを持って配置されることか
ら、中央部から外側に向かって切削し、切屑は切り欠き
3を通ってスムーズに排出される。
【0010】隆起部8の中心には回転軸に一致させて差
込穴13が空けてあって、そこにボルトの貫通穴を空け
るためのドリル5を差し込み、側方よりセットネジ14
によって固定する。貫通穴を空けるのと同時に座ぐる場
合にはこの状態で使用する。座ぐり加工中は、ドリル5
がガイドの役目を果たすので振動することがなく、勿論
座ぐりの芯がずれたり傾いたりすることもない。貫通穴
を空けてしまったあとで座ぐりのみを行う場合には、ド
リルをガイドバー(ドリルと同径の単なる丸棒でよい)
に差し替えて加工する。
【0011】図4は本発明の座ぐりカッター15を携帯
型電動ドリル16に挿着して、実際に柱17に貫通穴加
工と座ぐり加工を同時に行っている状態を表している。
【0012】
【発明の効果】本発明による座ぐりカッターを使用すれ
ば、埋め込み座金付きナットの使用に際し、建築現場に
おいて電動ドリルで簡便に座ぐりを施すことができ、前
記ナットの締め付けを専用の工具を使用することなく、
普通のボックスレンチやスパナによって手早く行うこと
ができる。さらに本発明による座ぐりカッターは、ボル
トの貫通穴を空けるついでに座ぐることができ、無駄な
時間を費やすこともなく、座ぐりの芯がずれたり傾いた
りすることもない。しかもストッパーの働きにより座ぐ
り深さが常に一定となり、座金上面が必ず面一状態で埋
まる正確な座ぐりができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ)(ハ) 本発明による座ぐりカッターの正面図とA−A断面図、
及びB−B断面図である。
【図2】図1におけるX矢視図である。
【図3】本発明による座ぐりカッター主要部の分解斜視
図である。
【図4】本発明による座ぐりカッターの使用状態を示す
正面図である。
【図5】(イ)(ロ) 埋め込み座金付きナットの上面図と正面図である。
【図6】埋め込み座金付きナットの使用状態を表わす断
面図である。
【図7】普通のナットと座金を使用した、土台と基礎と
の締結部の従来例を表す斜視図である。
【符号の説明】
1 切削チップ 2 カッター部 3 切り欠き 4 ストッパー 5 ドリル 13 差込穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動ドリルに挿着して使用する座ぐりカ
    ッターであって、複数の切削チップ(1)をその刃先が
    対象となる座金の下部外周面に沿うように配置したカッ
    ター部(2)を備え、該カッター部(2)の背面側には
    切屑排出のための切り欠き(3)を設けたストッパー
    (4)を有し、カッター部(2)の正面側中央にはドリ
    ル(5)、若しくはガイドバーを着脱可能に取付けるた
    めの差込穴(13)を備えていることを特徴とする座ぐ
    りカッター。
JP11190757A 1999-07-05 1999-07-05 座ぐりカッター Pending JP2001018107A (ja)

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