JPH11330647A - プリント基板 - Google Patents

プリント基板

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Publication number
JPH11330647A
JPH11330647A JP10150576A JP15057698A JPH11330647A JP H11330647 A JPH11330647 A JP H11330647A JP 10150576 A JP10150576 A JP 10150576A JP 15057698 A JP15057698 A JP 15057698A JP H11330647 A JPH11330647 A JP H11330647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
pattern
substrate
power supply
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP10150576A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Suzuki
正隆 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10150576A priority Critical patent/JPH11330647A/ja
Publication of JPH11330647A publication Critical patent/JPH11330647A/ja
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  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な構造で高周波ノイズを低減でき、実装密
度を高められるプリント基板の提供。 【解決手段】基板2の一面に電源パターン1、基板2の
他面にグランドパターン(グランド面、層)3がそれぞ
れ形成され、基板2内に電源パターン1及びグランドパ
ターン3に接する誘電体4が埋設されて、電源パターン
1、誘電体4及びグランドパターン3からコンデンサが
形成され、形成されたコンデンサによって電源パターン
2に重畳した高周波ノイズが減衰される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板に関
し、特に多層プリント基板に関する。
【0002】
【従来の技術】表面実装型プリント基板において、電源
パターンに重畳した高周波ノイズ成分を低減するため
に、第1の従来例として、電源パターンにチップコンデ
ンサの一方を接し、他方をグランドに接地する方法があ
る。また、第2の従来例として、電源パターンを切断
し、電源パターン切断部に表面実装型貫通コンデンサを
挿入し接続する方法がある。
【0003】図4は前記第1の従来例を説明するための
図である。図4を参照して、プリント基板19におい
て、基板2の表面に電源パターン1の他にグランドパタ
ーン6が設けられ、グランドパターン6が貫通スルーホ
ール7を介して基板2の裏面に設けられたグランド面3
に導通している。そして、チップコンデンサ21の一方
の電極11が電源パターン1に、他方の電極10がグラ
ンドパターン6に、それぞれはんだ9を用いて電気的に
接続されている。このようにチップコンデンサ21を表
面実装することによって、電源パターン1に重畳した高
周波ノイズ成分は、チップコンデンサ21の内部を通っ
て、グランドパターン6、貫通スルーホール7という経
路で、グランド面3に伝達し、途中、チップコンデンサ
21の特性により減衰される。
【0004】図5〜図6は前記第2の従来例を説明する
ための図である。図5〜図6を参照して、プリント基板
20において、基板2の表面に電源パターン1の他にグ
ランドパターン6が設けられ、グランドパターン6が貫
通スルーホール7を介して基板2裏面のグランド面3に
導通している。そして、切断された電源パターン1,1
間に表面実装型貫通コンデンサ8(図6に拡大して示
す)が挿入され、その一対の電極11,11がはんだ9
を用いて電源パターン1,1に電気的に接続され、その
グランド電極10がはんだ9を用いてグランドパターン
6に電気的に接続されている。このように表面実装型貫
通コンデンサ8を表面実装することによって、電源パタ
ーン1に重畳した高周波ノイズ成分は、表面実装型貫通
コンデンサ8の内部を通って、表面実装型貫通コンデン
サ8のグランド電極10、グランドパターン6、貫通ス
ルーホール7という経路で、グランド面3に伝達し、途
中、表面実装型貫通コンデンサ8の特性により減衰す
る。
【0005】また、特開平2−121393号公報に
は、アース層導体(第1の基板)と電源層導体(第2の
基板)の層間に、複数の積層セラミックチップコンデン
サが一定間隔で埋め込まれた絶縁層(第3の基板)がは
さみ込まれた多層プリント基板装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の第1及び第2の
従来例の問題点を説明する。すなわち、第1及び第2の
従来例によれば、第1の問題点として、コンデンサを表
面実装するため、他の部品やパターンを形成するための
スペースが減少する。また、図7に示すように、第2の
問題点として、貫通スルーホール7の影響によって寄生
インダクタンス22が生じるため、高周波領域で十分な
減衰が得られない。この理由は、第1及び第2の従来例
において、電源パターン1とグランド面(グランドパタ
ーン)3が、チップコンデンサ21(表面実装型貫通コ
ンデンサ8)だけでなく、寄生インダクタンスを生じる
貫通スルーホール7を介して接続されているからである
(図4、図5及び図7参照)。
【0007】また、上記特開平2−121393号公報
の多層プリント基板装置によれば、第1に、高価なチッ
プコンデンサを多数個用い、さらに多数個のチップコン
デンサを埋め込んだ絶縁層を、電源層とグランド層の間
に一層余分に設けるため、基板が大型化し、実装密度が
低下するという問題がある。第2に、絶縁層にチップコ
ンデンサを一定間隔で埋め込むため、ノイズを減衰する
必要がない電源パターンにもチップコンデンサが取り付
けられることにより、設計自由度が低下しかつ冗長であ
るという問題点がある。
【0008】本発明は、簡素な構造で高周波ノイズを低
減できるプリント基板を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の視点に
おいて、基板に埋設された誘電体、誘電体に接する電源
パターンとグランドパターン、電源パターン、誘電体及
びグランドパターンから形成されたコンデンサを有す
る。
【0010】本発明によるプリント基板は、基板表面に
形成された電源パターン直下の基板の一部を刳り抜き、
そこに高誘電率の誘電体を埋め込み、該誘電体の一方を
電源パターン、他方をグランドパターンに接触させるこ
とにより得ることができる。斯くして、電源パターン及
びグランドパターンと、両パターンに挟まれ基板内に埋
設された誘電体とからコンデンサが形成される。本発明
のプリント基板において、ノイズ減衰手段が占有するス
ペースはきわめて少ないため、実装密度を高めることが
できる。電源パターンに重畳した高周波ノイズ成分は、
基板中に埋設された誘電体を介してグランドに流れ、形
成されたコンデンサの高域減衰特性により減衰される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の一実施形態に係るプリント基板は、基板
の一面に電源パターン、他面にグランドパターン(グラ
ンド面)が形成され、電源パターンとグランドパターン
の間の基板に貫通孔が形成され、この貫通孔に誘電体が
埋設されている。他の実施形態として、グランドパター
ン(グランド面)を、誘電体が埋設された基板(層)に
接する他の基板(グランド層)に形成してもよい。ま
た、電源パターンを誘電体が埋設された基板の一面に接
する他の基板に形成してもよい。また、重要な電源パタ
ーンに対して選択的に誘電体を配することが好ましい。
グランドパターンは、面状に形成されることが好ましい
が、帯状に形成されていてもよく、他の形状でもよい。
本発明によれば、ノイズ減衰手段として表面実装型のコ
ンデンサを用いる必要がないため、誘電体が埋設された
基板は、多層プリント基板の外層及び/又は内層のいず
れにも容易に配置することができる。すなわち、設計自
由度が高くされている。
【0012】好ましくは、電源パターンにおいて、パタ
ーン径が部分的に拡大された径大部を形成し、この径大
部直下の基板に誘電体を埋設する。これによって、電源
パターンと誘電体の接触が確実になる。
【0013】誘電体の材料は特に限定されず、減衰する
ノイズの周波数に応じて選択することができる。例え
ば、誘電体材料として、プラスチックス、セラミック
ス、磁気、マイカ、ガラス、紙、アルミ酸化皮膜、タン
タル酸化皮膜などを用いることができる。誘電体材料
は、接着、封入、焼結など種々の方法により基板内に埋
設することができる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は、本発明の実施例1に係るプリント基板の
分解図である。図2は図1中A−A‘線に沿って切断し
た断面図である。図1を参照して、プリント基板5にお
いて基板2の一面に電源パターン1が形成され、他面に
グランド面(グランドパターン)3が形成されている。
電源パターン1直下の基板2の一部は管状に刳り抜か
れ、刳り抜かれた部分に誘電体4が埋設されている。誘
電体4の一面は電源パターン1の径大部に、誘電体4の
他面はグランド面3にそれぞれ当接している。これによ
って、電源パターン1とグランド面3の間に、電源パタ
ーン1、誘電体4及びグランド面(グランドパターン)
3からなるコンデンサが形成されている。
【0015】以上説明したプリント基板5のノイズ減衰
動作を説明する。すなわち、基板2の一面に形成された
電源パターン1に重畳した高周波ノイズ成分は、基板2
に埋設された誘電体4の内部を通って、基板2の他面に
形成されたグランド面3に流れる。高周波ノイズ成分
は、誘電体4の内部を通った際に、電源パターン1、誘
電体4及びグランド面(グランドパターン)3から形成
されるコンデンサの高域減衰特性によって低減される。
【0016】次に実施例2として、本発明を多層プリン
ト基板の外層及び内層に適用した例を説明する。図3
は、本発明の実施例2に係るプリント基板を説明するた
めの分解図である。図3を参照して、多層プリント基板
18の外層側にある基板12の一面には電源パターン1
が形成され、電源パターン1径大部直下の基板の一部に
貫通孔が形成され、この貫通孔に誘電体4が埋設されて
いる。基板12の他面にはグランド層13の一面が当接
している。誘電体4の一面は電源パターン1に、他面は
グランド層13の一面に形成されたグランドパターンに
当接している。斯くして、電源パターン1、誘電体4及
びグランド層(グランドパターン)13からコンデンサ
が形成されている。
【0017】さらに、基板14を挟んで多層プリント基
板18の内層に位置する基板16に電源パターン15が
形成されている。電源パターン15径大部直下の基板の
一部に貫通孔が形成され、この貫通孔に誘電体4が埋設
されている。基板16の他面にはグランド層17の一面
が当接している。誘電体4の一面は電源パターン1に、
他面はグランド層17の一面に形成されたグランドパタ
ーンに当接している。斯くして、電源パターン15、誘
電体4及びグランド層(グランドパターン)17から、
多層プリント基板の内層にもノイズ除去用のコンデンサ
が形成されている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ノイズ減衰用のチップ
コンデンサや表面実装型貫通コンデンサなどの部品を用
いずに、ノイズ減衰能を備えた簡素な構造のプリント基
板が提供される。その結果、基板の実装密度を高くする
ことができる。さらに、本発明によれば、ノイズ減衰手
段を設けたことによる寄生インダクタンスの発生が防止
されているため、高周波ノイズを十分に減衰できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るプリント基板の分解図
である。
【図2】図1中A−A’線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例2に係るプリント基板の分解図
である。
【図4】高周波ノイズを低減するために、チップコンデ
ンサを用いた第1の従来例に係るプリント基板を説明す
るための斜視図である。
【図5】高周波ノイズを低減するために、表面実装型貫
通コンデンサを用いた第2の従来例に係るプリント基板
を説明するための斜視図である。
【図6】図5に示した表面実装型貫通コンデンサの拡大
図である。
【図7】図5及び図6に示した従来例の問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 電源パターン 2 基板(誘電体埋設基板) 3 グランド面 4 誘電体 5 プリント基板 6 グランドパターン 7 貫通スルーホール 8 表面実装型貫通コンデンサ 9 はんだ 10 電極、グランド電極 11 電極 12 基板(誘電体埋設基板) 13 グランド層 14 基板 15 電源パターン 16 基板(誘電体埋設基板) 17 グランド層 18 多層プリント基板 19,20 プリント基板 21 チップコンデンサ 22 寄生インダクタンス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に誘電体が埋設され、前記誘電体は電
    源パターンとグランドパターンとに接し、前記電源パタ
    ーン、前記誘電体及び前記グランドパターンからコンデ
    ンサが形成されることを特徴とするプリント基板。
  2. 【請求項2】前記電源パターンは前記誘電体が埋設され
    た基板の一面に形成されたことを特徴とする請求項1記
    載のプリント基板。
  3. 【請求項3】前記グランドパターンは、前記誘電体が埋
    設された基板の他面に形成されたことを特徴とする請求
    項2記載のプリント基板。
  4. 【請求項4】前記グランドパターンは、前記誘電体が埋
    設された基板の他面に接する別の基板に形成されたこと
    を特徴とする請求項2記載のプリント基板。
  5. 【請求項5】前記電源パターンはパターン径が部分的に
    拡大された径大部を備え、前記径大部下の前記基板に前
    記誘電体が埋設されたことを特徴とする請求項2〜4の
    いずれか一に記載のプリント基板。
  6. 【請求項6】前記誘電体が埋設された基板が、多層プリ
    ント基板の内層ないし外層に設けられたことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか一に記載のプリント基板。
JP10150576A 1998-05-14 1998-05-14 プリント基板 Pending JPH11330647A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001003