JPH0720943Y2 - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

Info

Publication number
JPH0720943Y2
JPH0720943Y2 JP1989057483U JP5748389U JPH0720943Y2 JP H0720943 Y2 JPH0720943 Y2 JP H0720943Y2 JP 1989057483 U JP1989057483 U JP 1989057483U JP 5748389 U JP5748389 U JP 5748389U JP H0720943 Y2 JPH0720943 Y2 JP H0720943Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
wiring board
multilayer printed
hole
frequency component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989057483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0366U (ja
Inventor
克実 設楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1989057483U priority Critical patent/JPH0720943Y2/ja
Publication of JPH0366U publication Critical patent/JPH0366U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0720943Y2 publication Critical patent/JPH0720943Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、高周波部品が実装される多層プリント配線板
の改良に関する。
(従来の技術) 無線機に使用されるプリント配線板は、無線機の小形化
に伴い、導体層が4層、6層等の多層とされた多層プリ
ント配線板が用いられるようになっている。第2図にこ
の種の従来の多層プリント配線板を示す。
図中、1は多層プリント配線板である。多層プリント配
線板1は、複数の絶縁層2、この絶縁層2に挟まれた導
体層(内層パターン)3及び絶縁層2の表面に設けられ
る導体層(外層パターン)4より構成される。内層パタ
ーン3としては、制御信号ラインや電源ラインとなる回
路パターンを通すことが多く、回路パターンが走らない
所は、シールド効果をよくするためにアースパターンを
設ける場合が多い。また、内層パターン3を多く設ける
ことにより、多層プリント配線板1の表面に多くの電子
部品を取り付けることができる。5は、誘導体フィル
タ、アイソレータ等の高周波部品である。多層プリント
配線板1には、貫通孔の内壁に導体層6が設けられてな
るスルーホール7が形成されており、高周波部品5の入
出力端子8はこのスルーホール7に挿入されて、外層パ
ターン4及び導体層6に半田9にて接続される。
この従来の多層プリント配線板1によると、内層パター
ン3とスルーホール7の導体層6との間に浮遊容量が生
じ、内層パターン3の層を増加させるほどこの浮遊容量
は大きくなる。そのため、この多層プリント配線板1に
取り付けられた高周波部品5の特性がこの浮遊容量の影
響で劣化するという不具合があった。すなわち、この種
の高周波部品5の入出力インピーダンスは50Ωとされて
おり、高周波部品5の単体の特性検査を行う場合は、入
出力インピーダンスが50Ωとされた検査用のプリント配
線板に高周波部品5を取り付けて行われる。ところが、
適正な特性を有する高周波部品5を量産形の多層プリン
ト配線板1に取り付けるとこの浮遊容量により高周波部
品5の入出力インピーダンスが変化し、Q値の高い高周
波部品では、例えば誘導体フィルタであれば遮断周波数
近くにおける減衰特性が適正値からずれる等の特性の劣
化を生じていた。この場合に内層パターン3をスルーホ
ール7から遠ざけて内層パターン3と端子8との間に生
ずる浮遊容量を減少させることも考えられるが、これで
は、内層パターン3を有効に利用できず、多層プリント
配線板1が大形化するという不具合が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 上述の如く、従来の多層プリント配線板では、高周波部
品の端子が接続されるスルーホールと内層パターンとの
間に浮遊容量が発生し、この浮遊容量の影響で高周波部
品の特性が劣化するという問題があった。
本考案はこのような従来の欠点に鑑みてなされたもので
あり、内層パターンと高周波部品の端子との間に浮遊容
量が生じ難く、従って高周波部品の特性を劣化させるこ
とのない多層プリント配線板を提供することを目的とす
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案では、同程度の厚さとされ比誘電率が6以下の複
数の絶縁層とこれらの絶縁層の間に挟まれた導体層とを
有し高周波部品の端子が挿入される貫通孔を有する多層
プリント配線板において、前記端子が半田付けされる導
体層は前記貫通孔の内壁面を除いた部分であって前記高
周波部品が実装される面とは反対側の面における前記貫
通孔の近傍に設けられた構成となっている。
(作用) 本考案の多層プリント配線板では、高周波部品の端子
は、内壁面に導体層の設けられていない貫通孔に挿入さ
れて、貫通孔近傍にある導体層に半田付けされる構成の
ため、貫通孔内に半田は浸入し難い。従って、内層パタ
ーンと端子との間には空気層が形成され、内層パターン
と端子との間に生ずる浮遊容量は従来に比べ格段と減少
する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して詳述する。
図中、1Aは多層プリント配線板である。多層プリント配
線板1Aは、従来例と同様、複数の絶縁層2、この絶縁層
2に挟まれた導体層(内層パターン)3及び絶縁層2の
表面に設けられる導体層(外層パターン)4より構成さ
れる。また、この多層プリント配線板1Aには、高周波部
品5の端子8を挿入するための貫通孔12が設けられてい
る。この貫通孔12の内壁面13には、従来のスルーホール
7とは異なり銅はく等の導体層は設けられてない。ま
た、多層プリント配線板1Aの半田付け面15側には、貫通
孔12の近傍に端子8を半田付けするための外層パターン
(ランド)4aが設けられている。
上記多層プリント配線板1Aにおいては、高周波部品5は
その端子8が貫通孔12に挿入され、導体層4aに半田付け
されることにより多層プリント配線板1Aに取り付けられ
る。この場合に、貫通孔12の内壁面13には導体層が設け
られてないため、貫通孔12内には半田9は浸入し難くな
っている。従って、端子8と内層パターン3との間には
空気層が形成され、端子8と内層パターン3との間に生
じる浮遊容量は従来のスルーホール7に比較し格段と減
少する。すなわち、従来のスルーホール7を用いた場合
には、スルーホール7の内壁に設けられた導体層6と内
層パターン3との間で浮遊容量が生じる。これに対し、
本例では、端子8自体と内層パターン3との間で浮遊容
量が生じることになり、浮遊容量を生じさせる一対の導
体間の距離が従来よりも遠くなっている。また、絶縁層
2はガラスエポキシ板で形成され比誘電率は5前後であ
るのに対し、空気の比誘電率は1程度と小さい。従っ
て、本例の多層プリント配線板1Aを用いれば、スルーホ
ール7を用いて端子8を半田付けした従来の多層プリン
ト配線板1に比べ、端子8と内層パターン3との間に浮
遊容量が生じ難くなり、高周波部品5の特性を劣化させ
ることはない。
尚、半田付け状態によっては、貫通孔12内に半田9が浸
入することも考えられるが、この場合でも、スルーホー
ル7を用いたときに比較して、貫通孔12の内壁13に導体
層が設けられていない分だけ、浮遊容量を生じさせる一
対の導体間の距離が遠くなり、浮遊容量は従来よりも減
少する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の多層プリント配線板を用い
るならば、内層パターンと高周波部品の端子との間に発
生する浮遊容量を従来の多層プリント配線板よりも減少
させることができ、浮遊容量の影響で高周波部品の特性
が劣化することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明する断面図であり、第
2図は従来例を説明する断面図である。 1A……多層プリント配線板 4a……導体層、5……高周波部品 8……端子、9……半田 12……貫通孔、13……内壁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同程度の厚さとされ比誘電率が6以下の複
    数の絶縁層とこれらの絶縁層の間に挟まれた導体層とを
    有し高周波部品の端子が挿入される貫通孔を有する多層
    プリント配線板において、前記端子が半田付けされる導
    体層は前記貫通孔の内壁面を除いた部分であって前記高
    周波部品が実装される面とは反対側の面における前記貫
    通孔の近傍に設けられていることを特徴とする多層プリ
    ント配線板。
JP1989057483U 1989-05-18 1989-05-18 多層プリント配線板 Expired - Lifetime JPH0720943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989057483U JPH0720943Y2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 多層プリント配線板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989057483U JPH0720943Y2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 多層プリント配線板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0366U JPH0366U (ja) 1991-01-07
JPH0720943Y2 true JPH0720943Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=31582230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989057483U Expired - Lifetime JPH0720943Y2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 多層プリント配線板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720943Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3822123B2 (ja) * 2002-03-22 2006-09-13 三菱電機株式会社 多層プリント配線板
JP2006337159A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Nippon Eng Kk プリント配線基板、及び、半導体試験装置
KR101270268B1 (ko) * 2011-06-07 2013-06-04 대한민국 발 받침대
JP6814031B2 (ja) * 2016-11-24 2021-01-13 日本航空電子工業株式会社 同軸コネクタおよびコネクタ組立体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59191765U (ja) * 1983-06-06 1984-12-19 株式会社日立製作所 湿式多層セラミツク基板
JPS59191764U (ja) * 1983-06-06 1984-12-19 株式会社日立製作所 湿式多層セラミツク基板
JPS6073270U (ja) * 1983-10-25 1985-05-23 デイエツクスアンテナ株式会社 高周波用icのプリント基板への取付構造
JPS6265868U (ja) * 1985-10-15 1987-04-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0366U (ja) 1991-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5172077A (en) Oscillator and method of manufacturing the same
JPH0447998B2 (ja)
US6020562A (en) Reduced-capacitance component mounting pads and capacitance-reduction methods for high frequency multi-layer printed circuit boards
US20080093113A1 (en) Complementary mirror image embedded planar resistor architecture
JPH0720943Y2 (ja) 多層プリント配線板
JPH08204377A (ja) 遮蔽体
US7057114B2 (en) Circuit board with added impedance
JP2846803B2 (ja) 多層配線基板
JP4103466B2 (ja) 高周波コネクタの表面実装方法及び高周波コネクタ実装プリント基板並びにプリント基板
JPH04261097A (ja) 多層プリント基板
JPH03252193A (ja) 配線基板
JPS63288097A (ja) 高周波回路基板
JP2576687Y2 (ja) 積層集積部品の実装構造
JP2504456B2 (ja) 回路基板装置
JP2661570B2 (ja) 高周波装置
JPH0553269U (ja) 高周波シールド構造を有する多層配線基板
JPH0429585Y2 (ja)
JPH088619A (ja) 調整ねじ付ストリップライン及びこのストリップラインの組立方法
JP2002299781A (ja) 回路基板
JPH05259704A (ja) ストリップラインフィルタ
JPH05102710A (ja) 高周波伝送回路
JPS63288098A (ja) 高周波回路基板
JPH06275976A (ja) 電子回路モジュール装置
KR100223030B1 (ko) 기판 통전 구멍의 임피던스 정합 방법
JP3038144B2 (ja) 回路基板