JP3468674B2 - 高周波回路モジュ−ルおよび高周波回路モジュ−ルの取付構造 - Google Patents

高周波回路モジュ−ルおよび高周波回路モジュ−ルの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロストリッ
プラインを有し、多層配線基板で構成された電圧制御発
振器等の高周波回路モジュ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】多層配線基板を用いた電圧制御発振器等
の従来の高周波回路モジュ−ルを図4に示す要部断面図
に従って説明する。高周波回路モジュ−ル21には、例
えば、樹脂等からなる第一の誘電体層22a乃至第五の
誘電体層22eが順に積層されて構成された四角形状の
多層配線基板22が使用される。従って、第一の誘電体
層22aと第五の誘電体層22eとは最外層の誘電体層
となる。そして、第一の誘電体層22aと第二の誘電体
層22bとの間には第一の接地導体層23が形成され、
第二の誘電体層22bと第三の誘電体層22cとの間に
は帯状のマイクロストリップライン24が形成され、第
三の誘電体層22cと第四の誘電体層33dとの間には
第二の接地導体層25が形成されている。
【0003】この結果、マイクロストリップライン24
は、第二の誘電体層22bを介して第一の接地導体23
と対向し、また、第三の誘電体層22cを介して第二の
接地導体25と対向することによって共振素子を構成す
る。そして、高周波回路モジュ−ル21が、例えば、電
圧制御発振器である場合は、このマイクロストリップラ
イン24がその発振周波数を決定する。また、第四の誘
電体層22dと第五の誘電体層22eとの間には回路配
線のための第一の回路導体層26が形成されている。
【0004】そして、一方の最外層である第五の誘電体
層22eの上面には発振トランジスタ、チップ抵抗器、
チップコンデンサ等の電子部品27が搭載され、この電
子部品27は第五の誘電体層22eの上面に形成された
回路導体層(図示せず)に接続されている。さらに、マ
イクロストリップライン24および第二の接地導体層2
5はいわゆるスル−ホ−ル導通手段28、29を介して
第五の誘電体層22e上の回路導体層に接続されてい
る。また、他方の最外層である第一の誘電体層22aの
下面には接地用の端子となる第三の接地導体層30と信
号引き出し用の端子となる第二の回路導体層31とが形
成されている。そして、第一の接地導体層23および第
二の接地導体層25が第一の誘電体層22a乃至第三の
誘電体層22cの端面に形成した端面導通手段32を介
して第三の接地導体層30に接続され、また、第一の回
路導体層26が端面導通手段33を介して第二の回路導
体31に接続されている。
【0005】このように構成された高周波回路モジュ−
ル21は、いわゆる面実装部品の形態をなし、例えば、
携帯電話機を構成するメイン基板(図示せず)上に他の
電子部品(図示せず)とともに搭載される。そして、メ
イン基板上に形成された接続電極(図示せず)に第三の
接地導体層30および第二の回路導体層31が半田付け
等によって接続されて使用される。
【0006】なお、高周波回路モジュ−ル21が電圧制
御発振器である場合は、メイン基板に搭載される前に発
振周波数が所定の値となるように調整される。この調整
は、いわゆるトリミングといわれており、第一の誘電体
層22aの下面側から図示しない専用のトリミング装置
(レ−ザ−トリミング装置等)で孔を穿ちながらマイク
ロストリップライン24に切り込み等を入れてマイクロ
ストリップライン24の等価的な長さあるいは幅を変え
ることによって行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波回路モジ
ュ−ル21では、マイクロストリップライン24と第一
の接地導体層23との間に第二の誘電体層22bが介在
し、同様に、マイクロストリップライン24と第二の接
地導体層25との間に第三の誘電体層22cが介在して
いる。つまり、マイクロストリップライン24は、第二
の誘電体層22bと第三の誘電体層22cとによって直
接挟まれた状態となっている。これらの誘電体層22
b、22cは、使用される材料によって決まる比誘電率
(Εr)を持つとともに誘電損失(tanδ)も有して
いる。特に、誘電体層として樹脂を使用したものにおい
ては誘電損失が大きくなり、そのため、高周波で使用す
るとマイクロストリップライン24の共振素子としての
Qが低下する。
【0008】その結果、電圧制御発振器21の発振信号
のC/Nが低下し、(・・・C/N劣化に伴って劣化す
る装置としての性能の具体例)が悪化するという問題が
生ずる。そこで、本発明の高周波回路モジュ−ルは、多
層基板を構成する複数の誘電体層内に設けられたマイク
ロストリップラインのQの低下を防ぐことを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の高周波回路モジュ−ルは、少なくとも第一
の誘電体層と第二の誘電体層と第三の誘電体層とを順に
積層し、前記第一の誘電体層と前記第二の誘電体層との
間に第一の接地導体層を形成し、前記第一の接地導体層
に対向して前記第二の誘電体層と前記第三の誘電体層と
の間に帯状のマイクロストリップラインを形成し、前記
第三の誘電体層には前記マイクロストリップラインに対
向して前記第三の誘電体層を切り欠いて形成した第一の
誘電体削除孔を設け、前記第三の誘電体層には前記第二
の誘電体層側の面とは反対側の面に前記第一の誘電体削
除孔を塞ぐ金属板を設け、前記金属板を前記第一の接地
導体層に接続した。
【0010】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
前記第三の誘電体層の前記反対側の面には第二の接地導
体を形成し、前記金属板を前記第二の接地導体に接続し
た。
【0011】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
前記第一の誘電体層の前記第二の誘電体層側とは反対側
に回路導体層を形成し、前記回路導体からの信号を導出
する信号導出用端子を前記第三の誘電体層の前記反対側
の面に形成した。
【0012】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
前記第三の誘電体層に第四の誘電体層を積層するととも
に、前記第四の誘電体層には前記第一の誘電体削除孔よ
りも大きな第二の誘電体削除孔を形成した。
【0013】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
前記第四の誘電体層には前記第三の誘電体側の面とは反
対側の面に接地端子と前記信号導出用端子とを形成し、
前記第一の接地導体層と前記第二の接地導体とを前記接
地端子に接続した。
【0014】そして、本発明の高周波回路モジュ−ルの
取付構造は、少なくとも第一の誘電体層と第二の誘電体
層と第三の誘電体層とを順に積層し、前記第一の誘電体
層と前記第二の誘電体層との間に第一の接地導体層を形
成し、前記第一の接地導体層に対向して前記第二の誘電
体層と前記第三の誘電体層との間に帯状のマイクロスト
リップラインを形成し、前記第三の誘電体層には前記マ
イクロストリップラインに対向して前記第三の誘電体層
を切り欠いて形成した第一の誘電体削除孔を設けた高周
波回路モジュ−ルと、前記高周波回路モジュ−ルを搭載
するメイン基板とを有し、前記メイン基板上には接地導
体を設け、前記第一の誘電体削除孔を前記接地導体に対
向させるとともに前記第一の接地導体層を前記接地導体
に接続した。
【0015】
【発明の実施の形態】多層配線基板を用いた電圧制御発
振器等の本発明の高周波回路モジュ−ルを図1乃至図3
に従って説明する。先ず、図1は、本発明の高周波回路
モジュ−ル1の要部断面図である。また、図2はその分
解斜視図である。高周波回路モジュ−ル1には、例え
ば、樹脂等からなる少なくとも第一の誘電体層2a乃至
第三の誘電体層2cが上から順に積層されて構成された
四角状の多層配線基板2が使用される(図2参照)。ま
た、必要に応じて第三の誘電体層2cの下には最下層と
なる第四の誘電体層2dが積層され、また、第一の誘電
体層2aの上には最上層となる第五の誘電体層2eが積
層される。従って、この場合は、図1のように、第四の
誘電体層2dと第五の誘電体層2eとが最外層の誘電体
層となる。そして、第一の誘電体層2aと第二の誘電体
層2bとの間には第一の接地導体層3が形成されてい
る。
【0016】また、第二の誘電体層2bと第三の誘電体
層2cとの間には第一の接地導体層3に対向して帯状の
マイクロストリップライン4が形成されているが、第三
の誘電体層2cには、マイクロストリップライン4に対
向した部分を四角状に切り欠いて形成した第一の誘電体
削除孔5が設けられている。また、第三の誘電体層2c
と第四の誘電体層2dとの間には第二の接地導体層6が
形成されているが、この第二の接地導体層6も、第三の
誘電体層2cにおける第一の誘電体削除孔5の形成時に
四角状に切り欠かれるので、第三の誘電体層2cと第二
の接地導体層6とは四角枠状となる(図2参照)。最下
層である第四の誘電体層2dには、第三の誘電体層2c
に設けた第一の誘電体削除孔5よりも大きな、四角状に
切り欠いて形成した第二の誘電体削除孔7が設けられて
いる。従って、第四の誘電体層2dも四角枠状となる
(図2参照)。
【0017】このため、第三の誘電体層2cと第二の接
地導体層6と第四の誘電体層2dとが積層された状態に
おいては、第二の接地導体層6は第四の誘電体層2dに
形成された第二の誘電体削除孔7内に露出する。そし
て、第一の誘電体削除孔5を塞ぐように金属板8が第四
の誘電体層2dに形成した第二の誘電体削除孔7内に位
置決めされるとともに第三の誘電体層2cの下面に取り
付けられる(図1参照)。これによって、第三の誘電体
層2cに形成した第一の誘電体削除孔7が塞がれる。金
属板8は第二の接地導体層6の露出した部分にハンダ付
け等によって電気的に接続される。
【0018】この結果、マイクロストリップライン4
は、第二の誘電体層2bを介して第一の接地導体層3と
対向し、また、第一の誘電体削除孔5を介して金属板8
と対向することによって共振素子を構成する。このマイ
クロストリップライン4は、高周波回路モジュ−ル1が
電圧制御発振器である場合はその発振周波数を決定す
る。そして、マイクロストリップライン4は、第一の誘
電体削除孔7のために空気層に接することになる。
【0019】また、第一の誘電体層2aと最上層である
第五の誘電体層2eとの間には第一の回路導体層9が形
成され、最下層である第四の誘電体層2dの下面、即
ち、第三の誘電体層2c側の面とは反対側の面には接地
端子となる第三の接地導体層10と信号導出用端子とな
る第二の回路導体層11とが形成されている(図1参
照)。
【0020】さらに、最上層の誘電体層である第五の誘
電体層2eの上面にはトランジスタ、チップ抵抗器、チ
ップコンデンサ等の電子部品12が搭載され、この電子
部品12は第五の誘電体層2eの上面に形成された回路
導体層(図示せず)に接続される。そして、第一の接地
導体層3は第一の誘電体層2aと第五の誘電体層2eと
に形成したスル−ホ−ル導通手段13によって第五の誘
電体層2e上面の回路導体層に接続され、マイクロスト
リップライン4も第二の誘電体層2b、第一の誘電体層
2a、第五の誘電体層2eに形成したスル−ホ−ル導通
手段14によって第五の誘電体層2e上面の回路導体層
に接続される。また、第一の接地導体層3および第二の
接地導体層6は第二の誘電体層2b、第三の誘電体層2
c、第四の誘電体層2dの端面に形成された端面導通手
段15によって第四の誘電体層2dの下面に形成した第
三の接地導体層10に接続され、さらに、第一の回路導
体層9も第一の誘電体層2a、第二の誘電体層2b、第
三の誘電体層2c、第四の誘電体層2dの端面に形成し
た端面導通手段16によって第四の誘電体層2dの下面
の第二の回路導体層11に接続される。
【0021】このように構成された高周波回路モジュ−
ル1は、いわゆる面実装部品の形態をなし、例えば、携
帯電話機を構成するメイン基板(図示せず)上に他の電
子部品(図示せず)とともに搭載される。そして、メイ
ン基板上に形成された接続電極(図示せず)に第三の接
地導体層10および第二の回路導体層11が半田付け等
によって接続されて使用される。
【0022】なお、高周波回路モジュ−ル1が電圧制御
発振器である場合には、メイン基板に搭載される前に発
振周波数が所定の値となるように調整される。この調整
には、レ−ザ−トリミングが行われ、金属板8で第一の
誘電体削除孔5を塞ぐ前に、マイクロストリップライン
4に直接レ−ザ−光線を照射して切り込み等を入れてマ
イクロストリップライン4の等価的な長さあるいは幅を
変えることによって行われる。
【0023】以上のように、本発明の高周波回路モジュ
−ル1は、多層基板2を構成する誘電体層の間にマイク
ロストリップライン4を形成し、マイクロストリップラ
イン4を間に挟む二つの誘電体層2b、2cのうちの一
方の誘電体層2cには、マイクロストリップライン4に
対応して第一の誘電体削除孔5を設けたので、その分、
マイクロストリップライン4に対する第三の誘電体層2
cによる誘電体損の影響がなくなり、マイクロストリッ
プライン4のQが高くなる。従って、電圧制御発振器等
の発振信号のC/N比が大きくなり(・・?)が良くな
る。また、マイクロストリップライン4に対向する第一
の誘電体削除孔5を金属板8で塞ぐことによってマイク
ロストリップライン4がシ−ルドされるので、マイクロ
ストリップライン4への妨害信号の飛び込みを防げる。
さらに、金属板8が保護カバ−の役目を果たし、取り扱
いの過程でマイクロストリップライン4が損傷するのを
防止できる。
【0024】図3は、図1における第四の誘電体層2d
と金属板8とを削除して構成した高周波回路モジュ−ル
17の取付状態を説明するための要部断面図を示してい
る。即ち、高周波回路モジュ−ル17の最下層となる第
三の誘電体層2cの下面、即ち、第二の誘電体層2b側
の面とは反対側の面には、接地端子となる第二の接地導
体層6の他に、信号導出用端子となる第二の回路導体層
11を形成する。そして、第二の誘電体層2bと第三の
誘電体層2cとの端面に形成した端面導通手段15によ
って第一の接地導体層3と第二の接地導体層6とを接続
し、また、第一の誘電体層2a、第二の誘電体層2b、
第三の誘電体層の端面に形成した端面導通手段16によ
って第一の回路導体層9と第二の回路導体層11とを接
続する。
【0025】このように構成された高周波回路モジュ−
ル17は、面実装部品の形態をなし、例えば、携帯電話
機を構成するメイン基板18上に他の電子部品(図示せ
ず)とともに搭載される。メイン基板18上には高周波
回路モジュ−ル17の最下層である第三の誘電体層2c
に形成した第一の誘電体削除孔5の領域をカバ−する広
さの接地導体18aと信号導出導体18bとが形成され
ている。そして、高周波回路モジュ−ル17をメイン基
板18上に搭載した時には、第一の誘電体削除孔5が接
地導体18aによって塞がれるようになり、第三の誘電
体層2cの下面に形成された第二の接地導体層6とメイ
ン基板18上に形成された接地導体18aとがハンダ等
によって接続される。また、第三の誘電体層2cの下面
に形成された第二の回路導体層11とメイン基板18上
に形成された信号導出導体18bとがハンダ等によって
接続される。
【0026】以上のように、図3に示す高周波回路モジ
ュ−ル17では、図1に示す回路モジュ−ル1と比較し
て金属板8を削除しているが、この高周波回路モジュ−
ル17を搭載するメイン基板18の接地導体18aが金
属板8の役割を果たすので、高周波回路モジュ−ル17
をメイン基板18に搭載した状態での高さを低く出来
る。
【0027】なお、図3に示す高周波回路モジュ−ル1
7においても、第一の誘電体削除孔5を塞ぐ金属板8を
用いるようにし、この金属板8を第三の誘電体層2cの
下面の第二の接地導体層6にハンダ接続してもよいこと
はもちろんである。このようにすれば、高周波回路モジ
ュ−ルの取り扱いにおいて、マイクロストリップライン
4を損傷することがない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の高周波回路モジ
ュ−ルは、少なくとも第一の誘電体層と第二の誘電体層
と第三の誘電体層とを順に積層し、第一の誘電体層と第
二の誘電体層との間に第一の接地導体層を形成し、第一
の接地導体層に対向して第二の誘電体層と第三の誘電体
層との間に帯状のマイクロストリップラインを形成し、
第三の誘電体層には前記マイクロストリップラインに対
向して第三の誘電体層を切り欠いて形成した第一の誘電
体削除孔を設け、第三の誘電体層には第二の誘電体層側
の面とは反対側の面に第一の誘電体削除孔を塞ぐ金属板
を設け、金属板を第一の接地導体層に接続したので、マ
イクロストリップラインは第一の誘電体削除孔を介して
金属板と対向することになり、誘電体損によるQの低下
を防げる。また、金属板が保護カバ−の役目を有するの
で、マイクロストリップラインを損傷することがない。
さらに、金属板のシ−ルド効果によって妨害信号がマイ
クロストリップラインに飛び込むのを防止する。
【0029】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
第三の誘電体層の反対側の面には第二の接地導体を形成
し、金属板を第二の接地導体に接続したので、金属板に
よって第一の誘電体削除孔を電気的、磁気的に確実にふ
さぐことができる。
【0030】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
第一の誘電体層の第二の誘電体層側とは反対側に回路導
体層を形成し、回路導体からの信号を導出する信号導出
用端子を第三の誘電体層の反対側の面に形成したので、
いわゆる面実装部品の形態となり、メイン基板に搭載す
る場合には金属板および信号導出用の端子をメイン基板
上の導体に直接接続でき、取付高さを低く出来る。
【0031】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
第三の誘電体層に第四の誘電体層を積層するとともに、
第四の誘電体層には第一の誘電体削除孔よりも大きな第
二の誘電体削除孔を形成したので、第二の誘電体削除孔
によって第一の誘電体削除孔を塞ぐ金属板を位置決めで
きる。
【0032】また、本発明の高周波回路モジュ−ルは、
第四の誘電体層には第三の誘電体側の面とは反対側の面
に接地端子と信号導出用端子とを形成し、第一の接地導
体層と第二の接地導体とを接地端子に接続したので、面
実装部品の形態とすることができ、また、第四の誘電体
層と第三の誘電体層との間、および第四の誘電体層の下
面には他の回路導体層を設けることができるので回路設
計の自由度が増す。
【0033】本発明の高周波回路モジュ−ルの取付構造
は、少なくとも第一の誘電体層と第二の誘電体層と第三
の誘電体層とを順に積層し、第一の誘電体層と第二の誘
電体層との間に第一の接地導体層を形成し、第一の接地
導体層に対向して第二の誘電体層と第三の誘電体層との
間に帯状のマイクロストリップラインを形成し、第三の
誘電体層にはマイクロストリップラインに対向して第三
の誘電体層を切り欠いて形成した第一の誘電体削除孔を
設けた高周波回路モジュ−ルと、高周波回路モジュ−ル
を搭載するメイン基板とを有し、メイン基板上には接地
導体を設け、第一の誘電体削除孔を接地導体に対向させ
るとともに第一の接地導体層を接地導体に接続したの
で、マイクロストリップラインは第一の誘電体削除孔を
介してメイン基板の接地導体と対向することになってQ
が高められる。また、金属板を使用しないので、部品数
と組立工数も削減でき、さらに、メイン基板への取付高
さを低く出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波回路モジュ−ルの要部断面図で
ある。
【図2】本発明の高周波回路モジュ−ルの分解斜視図で
ある。
【図3】本発明の高周波回路モジュ−ルの取付状態を説
明するための要部断面図である。
【図4】従来の高周波回路モジュ−ルの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1、17 高周波回路モジュ−ル 2 多層基板 2a 第一の誘電体層 2b 第二の誘電体層 2c 第三の誘電体層 2d 第四の誘電体層 2e 第五の誘電体層 3 第一の接地導体層 4 マイクロストリップライン 5 第一の誘電体削除孔 6 第二の接地導体層(接地端子) 7 第二の誘電体削除孔 8 金属板 9 第一の回路導体層 10 第三の接地導体層(接地端子) 11 第二の回路導体層(信号導出用端子) 12 電子部品 13、14 スル−ホ−ル導通手段 15、16 端面導通手段 18 メイン基板 18a 接地導体 18b 信号導出導体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第一の誘電体層と第二の誘電
    体層と第三の誘電体層とを順に積層し、前記第一の誘電
    体層と前記第二の誘電体層との間に第一の接地導体層を
    形成し、前記第一の接地導体層に対向して前記第二の誘
    電体層と前記第三の誘電体層との間に帯状のマイクロス
    トリップラインを形成し、前記第三の誘電体層には前記
    マイクロストリップラインに対向して前記第三の誘電体
    層を切り欠いて形成した第一の誘電体削除孔を設け、前
    記第三の誘電体層には前記第二の誘電体層側の面とは反
    対側の面に前記第一の誘電体削除孔を塞ぐ金属板を設
    け、前記金属板を前記第一の接地導体層に接続したこと
    を特徴とする高周波回路モジュ−ル。
  2. 【請求項2】 前記第三の誘電体層の前記反対側の面に
    は第二の接地導体を形成し、前記金属板を前記第二の接
    地導体に接続したことを特徴とする請求項1記載の高周
    波回路モジュ−ル。
  3. 【請求項3】 前記第一の誘電体層の前記第二の誘電体
    層側とは反対側に回路導体層を形成し、前記回路導体か
    らの信号を導出する信号導出用端子を前記第三の誘電体
    層の前記反対側の面に形成したことを特徴とする請求項
    1または2記載の高周波回路モジュ−ル。
  4. 【請求項4】 前記第三の誘電体層に第四の誘電体層を
    積層するとともに、前記第四の誘電体層には前記第一の
    誘電体削除孔よりも大きな第二の誘電体削除孔を形成し
    たことを特徴とする請求項2記載の高周波回路モジュ−
    ル。
  5. 【請求項5】 前記第四の誘電体層には前記第三の誘電
    体側の面とは反対側の面に接地端子と前記信号導出用端
    子とを形成し、前記第一の接地導体層と前記第二の接地
    導体とを前記接地端子に接続したことを特徴とする請求
    項4記載の高周波回路モジュ−ル。
  6. 【請求項6】 少なくとも第一の誘電体層と第二の誘電
    体層と第三の誘電体層とを順に積層し、前記第一の誘電
    体層と前記第二の誘電体層との間に第一の接地導体層を
    形成し、前記第一の接地導体層に対向して前記第二の誘
    電体層と前記第三の誘電体層との間に帯状のマイクロス
    トリップラインを形成し、前記第三の誘電体層には前記
    マイクロストリップラインに対向して前記第三の誘電体
    層を切り欠いて形成した第一の誘電体削除孔を設けた高
    周波回路モジュ−ルと、前記高周波回路モジュ−ルを搭
    載するメイン基板とを有し、前記メイン基板上には接地
    導体を設け、前記第一の誘電体削除孔を前記接地導体に
    対向させるとともに前記第一の接地導体層を前記接地導
    体に接続したことを特徴とする高周波回路モジュ−ルの
    取付構造。
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