JPH0878912A - ストリップ線路を有する多層回路基板 - Google Patents
ストリップ線路を有する多層回路基板Info
- Publication number
- JPH0878912A JPH0878912A JP6206517A JP20651794A JPH0878912A JP H0878912 A JPH0878912 A JP H0878912A JP 6206517 A JP6206517 A JP 6206517A JP 20651794 A JP20651794 A JP 20651794A JP H0878912 A JPH0878912 A JP H0878912A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip line
- conductor
- dielectric layers
- ground conductor
- dielectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2223/00—Details relating to semiconductor or other solid state devices covered by the group H01L23/00
- H01L2223/58—Structural electrical arrangements for semiconductor devices not otherwise provided for
- H01L2223/64—Impedance arrangements
- H01L2223/66—High-frequency adaptations
- H01L2223/6605—High-frequency electrical connections
- H01L2223/6616—Vertical connections, e.g. vias
- H01L2223/6622—Coaxial feed-throughs in active or passive substrates
Landscapes
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ストリップ線路から放射される電磁ノイズを有
効に遮断することができ、しかもシールドケースを不要
にし、端子電極の形成位置に制約のないストリップ線路
を有する多層回路基板を提供する。 【構成】本発明のストリップライン線路を有する多層回
路基板10は、複数の誘電体層1a〜1fを積層して成
る積層誘電体基板1内に、誘電体層1e、1dに挟持さ
れるストリップ線路2を、誘電体層1d、1eを介して
2つの接地導体膜3、4を配置するとともに、前記誘電
体層1d、1eの厚み方向に、ストリップ線路導2を取
り囲むように、両接地導体膜3、4と接続する垂直接地
導体5、6を形成した。
効に遮断することができ、しかもシールドケースを不要
にし、端子電極の形成位置に制約のないストリップ線路
を有する多層回路基板を提供する。 【構成】本発明のストリップライン線路を有する多層回
路基板10は、複数の誘電体層1a〜1fを積層して成
る積層誘電体基板1内に、誘電体層1e、1dに挟持さ
れるストリップ線路2を、誘電体層1d、1eを介して
2つの接地導体膜3、4を配置するとともに、前記誘電
体層1d、1eの厚み方向に、ストリップ線路導2を取
り囲むように、両接地導体膜3、4と接続する垂直接地
導体5、6を形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波電圧制御発振回
路(VCO)などに用いられ、ストリップ線路を有する
多層回路基板。
路(VCO)などに用いられ、ストリップ線路を有する
多層回路基板。
【0002】
【従来の技術】従来より、高周波発振装置、例えば電圧
制御発振回路(VCO)は、図6に示すように、図中、
Xはストリップ線路MSL1 、MSL2 バリキャップダ
イオードCv、コンデンサC1 〜C4 から成る共振回路
部であり、Yは、発振用トランジスタ、抵抗、コンデン
サなどから成る負性抵抗回路部であり、Zは増幅用トラ
ンジスタ、ストリップ線路、抵抗、コンデンサなどから
成る増幅回路部である。
制御発振回路(VCO)は、図6に示すように、図中、
Xはストリップ線路MSL1 、MSL2 バリキャップダ
イオードCv、コンデンサC1 〜C4 から成る共振回路
部であり、Yは、発振用トランジスタ、抵抗、コンデン
サなどから成る負性抵抗回路部であり、Zは増幅用トラ
ンジスタ、ストリップ線路、抵抗、コンデンサなどから
成る増幅回路部である。
【0003】このような高周波発振装置において、共振
回路部Xにはストリップ線路MSL1 が形成された誘電
体基板が用いられていた。
回路部Xにはストリップ線路MSL1 が形成された誘電
体基板が用いられていた。
【0004】しかし、近時、電子機器、通信機器の小型
化に伴い、回路部品の小型化が重要となっている。
化に伴い、回路部品の小型化が重要となっている。
【0005】このため、ストリップ線路を形成した誘電
体基板を積層化して、この多層回路基板に、ストリップ
線路MSLの他に、他の回路配線、各種電子部品を実装
していた。
体基板を積層化して、この多層回路基板に、ストリップ
線路MSLの他に、他の回路配線、各種電子部品を実装
していた。
【0006】しかし、単にストリップ線路MSLを積層
誘電体基板上に形成し、内部に回路配線を形成した場
合、信号輻射が発生して、他の回路基板に悪影響を与え
ることがある。また、外部の電磁ノイズが影響して、ス
トリップ線路MSLを含む回路に誤動作を起こすことが
ある。
誘電体基板上に形成し、内部に回路配線を形成した場
合、信号輻射が発生して、他の回路基板に悪影響を与え
ることがある。また、外部の電磁ノイズが影響して、ス
トリップ線路MSLを含む回路に誤動作を起こすことが
ある。
【0007】このような悪影響を軽減するために、スト
リップ線路をトリプレート型、即ち、積層誘電体基板を
構成する2層の誘電体層間にストリップ線路を形成し、
この誘電体層のの外部側表面に夫々接地導体膜を形成し
ていた。
リップ線路をトリプレート型、即ち、積層誘電体基板を
構成する2層の誘電体層間にストリップ線路を形成し、
この誘電体層のの外部側表面に夫々接地導体膜を形成し
ていた。
【0008】さらに、例えば、特開平4−328903
に示す発振器では、トリプレート型のストリップ線路を
含む基板の端面に、シールド導体膜を形成し、さらに、
基板の上部がシールドケースを被覆していた。
に示す発振器では、トリプレート型のストリップ線路を
含む基板の端面に、シールド導体膜を形成し、さらに、
基板の上部がシールドケースを被覆していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4−3
28903に示すストリップ線路を有する誘電体基板で
は、基板端面の接地導体膜、シールドケースに囲まれた
積層基板内に、所定内部回路配線を形成しても、このス
トリップ線路の不要輻射によって、基板内部の回路配線
に悪影響をあたえ、安定した回路動作が出来なかった。
28903に示すストリップ線路を有する誘電体基板で
は、基板端面の接地導体膜、シールドケースに囲まれた
積層基板内に、所定内部回路配線を形成しても、このス
トリップ線路の不要輻射によって、基板内部の回路配線
に悪影響をあたえ、安定した回路動作が出来なかった。
【0010】また、積層基板端面の全周にわたり接地導
体膜、またはシールドケースに覆われているた、外部の
回路基板の電気接続部分が基板の裏面に限られることに
なるため、端子電極の配置などに制約があり、取扱が困
難な多層回路基板となってしまう。
体膜、またはシールドケースに覆われているた、外部の
回路基板の電気接続部分が基板の裏面に限られることに
なるため、端子電極の配置などに制約があり、取扱が困
難な多層回路基板となってしまう。
【0011】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、ストリップ線路から放射され
る電磁ノイズを有効に遮断することができ、しかもシー
ルドケースを不要にし、端子電極の形成位置に制約のな
いストリップ線路を有する多層回路基板を提供すること
にある。
ものであり、その目的は、ストリップ線路から放射され
る電磁ノイズを有効に遮断することができ、しかもシー
ルドケースを不要にし、端子電極の形成位置に制約のな
いストリップ線路を有する多層回路基板を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のストリップ線路
を有する多層回路基板は、複数の誘電体層を積層して成
る積層基板に、ストリップ線路導体膜と、該ストリップ
線路導体膜を間に誘電体層を介して挟む2つの接地導体
膜とを夫々配置するとともに、前記ストリップ線路導体
膜を取り囲むように、前記両接地導体膜間の誘電体層
に、該両接地導体膜と電気的に接続する垂直接地導体を
複数形成したものである。
を有する多層回路基板は、複数の誘電体層を積層して成
る積層基板に、ストリップ線路導体膜と、該ストリップ
線路導体膜を間に誘電体層を介して挟む2つの接地導体
膜とを夫々配置するとともに、前記ストリップ線路導体
膜を取り囲むように、前記両接地導体膜間の誘電体層
に、該両接地導体膜と電気的に接続する垂直接地導体を
複数形成したものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、ストリップ線路の不要な輻射
の中で、厚み方向の輻射に対しては、ストリップ線路を
挟持する誘電体層を介して配置された2つの接地導体膜
によって有効に遮断することができる。また、ストリッ
プ線路の不要な輻射の中で、水平方向の輻射に対して
は、ストリップ線路を挟持する誘電体層の厚み方向に、
ストリップ線路を囲むように形成された垂直接地導体に
よって有効に遮断することができる。
の中で、厚み方向の輻射に対しては、ストリップ線路を
挟持する誘電体層を介して配置された2つの接地導体膜
によって有効に遮断することができる。また、ストリッ
プ線路の不要な輻射の中で、水平方向の輻射に対して
は、ストリップ線路を挟持する誘電体層の厚み方向に、
ストリップ線路を囲むように形成された垂直接地導体に
よって有効に遮断することができる。
【0014】従って、積層誘電体基板に内装したストリ
ップ線路の不要な輻射を、実質的にストリップ線路の領
域で遮断することができるため、ストリップ線路に接続
する他の回路配線を、同じ積層誘電体基板に内装した
り、基板の表面に形成しても、その回路配線などに悪影
響を与えることがなく、全体の回路の安定化が達成され
る。
ップ線路の不要な輻射を、実質的にストリップ線路の領
域で遮断することができるため、ストリップ線路に接続
する他の回路配線を、同じ積層誘電体基板に内装した
り、基板の表面に形成しても、その回路配線などに悪影
響を与えることがなく、全体の回路の安定化が達成され
る。
【0015】また、基板端面の全周にわたり接地導体膜
を形成したり、シールドケースを被覆する必要がないた
め、例えば、基板の端面に端面電極を形成することもで
き、他のプリント配線基板などとの接続構造が容易とな
る。
を形成したり、シールドケースを被覆する必要がないた
め、例えば、基板の端面に端面電極を形成することもで
き、他のプリント配線基板などとの接続構造が容易とな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明のストリップ線路を有する多層
回路基板を図面に基づいて説明する。
回路基板を図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明のストリップ線路を有する
多層回路基板の断面図であり、図2は一部破断状態の斜
視図である。
多層回路基板の断面図であり、図2は一部破断状態の斜
視図である。
【0018】尚、この多層回路基板は、図6に示した典
型的な高周波発振回路の少なくともストリップ線路MS
L1 を形成し、さらに、ストリップ線路MSL1 以外の
所定回路を、基板の表面や内部に形成したものである
が、図では、表面の配線パターンや抵抗、バリキャップ
ダイオード、コンデンサ、トランジスタなど各種電子部
品を省略した。
型的な高周波発振回路の少なくともストリップ線路MS
L1 を形成し、さらに、ストリップ線路MSL1 以外の
所定回路を、基板の表面や内部に形成したものである
が、図では、表面の配線パターンや抵抗、バリキャップ
ダイオード、コンデンサ、トランジスタなど各種電子部
品を省略した。
【0019】図1、図2において、10は多層回路基板
であり、1は積層誘電体基板、2はストリップ線路導体
膜(以下、ストリップ線路という)、3、4は接地導体
膜、5、6は垂直接地導体、7は内部配線導体、8はビ
アホール導体である。
であり、1は積層誘電体基板、2はストリップ線路導体
膜(以下、ストリップ線路という)、3、4は接地導体
膜、5、6は垂直接地導体、7は内部配線導体、8はビ
アホール導体である。
【0020】積層誘電体基板1は、例えば6層の誘電体
層1a〜1fが積層して構成されている。誘電体層1a
〜1fは、例えば所定誘電率を有するアルミナやチタン
酸バリウムなどのセラミック、またはこれらのセラミッ
クとガラス成分を混合したガラス−セラミック材料など
が例示できる。この誘電体層1a〜1fの1層あたりの
厚みは40〜200μm程度である。
層1a〜1fが積層して構成されている。誘電体層1a
〜1fは、例えば所定誘電率を有するアルミナやチタン
酸バリウムなどのセラミック、またはこれらのセラミッ
クとガラス成分を混合したガラス−セラミック材料など
が例示できる。この誘電体層1a〜1fの1層あたりの
厚みは40〜200μm程度である。
【0021】ストリップ線路2は、積層誘電体基板1の
誘電体層1dと1eとの層間に形成されている。ストリ
ップ線路2の材料は、Ag系(Ag単体、Ag−Pdな
どのAg合金)、Cu系などの低抵抗材料や、モリブデ
ン、タングステンなどの高融点材料などが例示できる。
誘電体層1dと1eとの層間に形成されている。ストリ
ップ線路2の材料は、Ag系(Ag単体、Ag−Pdな
どのAg合金)、Cu系などの低抵抗材料や、モリブデ
ン、タングステンなどの高融点材料などが例示できる。
【0022】接地導体膜3、4は、ストリップ線路2を
挟持する誘電体層1d、1eの外表面側、即ち、誘電体
層1cと1dとの層間、誘電体層1dと1eとの層間
に、ストリップ線路2の形成領域を含む比較的広い領域
に形成されている。即ち 接地導体膜3は誘電体層1c
と1dとの層間に、接地導体膜4は誘電体層1dと1e
との層間に形成されている。接地導体膜3、4の材料
は、Ag系(Ag単体、Ag−PdなどのAg合金)、
Cu系などの低抵抗材料や、モリブデン、タングステン
などの高融点材料などが例示できる。
挟持する誘電体層1d、1eの外表面側、即ち、誘電体
層1cと1dとの層間、誘電体層1dと1eとの層間
に、ストリップ線路2の形成領域を含む比較的広い領域
に形成されている。即ち 接地導体膜3は誘電体層1c
と1dとの層間に、接地導体膜4は誘電体層1dと1e
との層間に形成されている。接地導体膜3、4の材料
は、Ag系(Ag単体、Ag−PdなどのAg合金)、
Cu系などの低抵抗材料や、モリブデン、タングステン
などの高融点材料などが例示できる。
【0023】垂直接地導体5、6は、ストリップ線路2
を挟持する誘電体層1d、1eの厚み方向に貫通し、接
地導体膜3と接地導体膜4とを接続する複数のビアホー
ル導体5a、5b、5c・・・、6a、6b、6c・・
・から構成されている。垂直接地導体5、6を構成する
各ビアホール導体5a、5b、5c・・・、6a、6
b、6c・・・の間隔は、例えば50〜400μmとな
っている。尚、この間隔は、ストリップ線路2を挟む誘
電体層1d、1eの厚み合計の値を越えないように設定
することが望ましい。
を挟持する誘電体層1d、1eの厚み方向に貫通し、接
地導体膜3と接地導体膜4とを接続する複数のビアホー
ル導体5a、5b、5c・・・、6a、6b、6c・・
・から構成されている。垂直接地導体5、6を構成する
各ビアホール導体5a、5b、5c・・・、6a、6
b、6c・・・の間隔は、例えば50〜400μmとな
っている。尚、この間隔は、ストリップ線路2を挟む誘
電体層1d、1eの厚み合計の値を越えないように設定
することが望ましい。
【0024】このビアホール導体5a、5b、5c・・
・、6a、6b、6c・・・は、ストリップ線路2の周
囲の全部に形成することが望ましいが、ストリップ線路
2と他の内部配線との接続を行う必要があるため、図で
は、ストリップ線路2の長手方向に平行するように配置
されており、ストリップ線路2の短辺側の端部より、他
の内部配線との接続をおこなっている。
・、6a、6b、6c・・・は、ストリップ線路2の周
囲の全部に形成することが望ましいが、ストリップ線路
2と他の内部配線との接続を行う必要があるため、図で
は、ストリップ線路2の長手方向に平行するように配置
されており、ストリップ線路2の短辺側の端部より、他
の内部配線との接続をおこなっている。
【0025】垂直接地導体5、6は、誘電体層1d、1
eの厚み方向に貫通する貫通穴に、Ag系(Ag単体、
Ag−PdなどのAg合金)、Cu系などの低抵抗材料
や、モリブデン、タングステンなどの高融点材料などが
充填されて構成されている。
eの厚み方向に貫通する貫通穴に、Ag系(Ag単体、
Ag−PdなどのAg合金)、Cu系などの低抵抗材料
や、モリブデン、タングステンなどの高融点材料などが
充填されて構成されている。
【0026】内部配線導体7は、積層誘電体基板1の誘
電体層1a〜1fの層間に所定回路網が形成されるよう
に夫々配置形成されている。内部配線導体7の材料は、
ストリップ線路2と同様、Ag系(Ag単体、Ag−P
dなどのAg合金)、Cu系などの低抵抗材料や、モリ
ブデン、タングステンなどの高融点材料などが例示でき
る。
電体層1a〜1fの層間に所定回路網が形成されるよう
に夫々配置形成されている。内部配線導体7の材料は、
ストリップ線路2と同様、Ag系(Ag単体、Ag−P
dなどのAg合金)、Cu系などの低抵抗材料や、モリ
ブデン、タングステンなどの高融点材料などが例示でき
る。
【0027】ビアホール導体8は、積層誘電体基板1の
誘電体層1a〜1fの厚み方向を貫くように形成してお
り、各層間に形成された内部配線導体7間を接続するよ
うに、内部配線導体7と図示していないが表面配線導体
や端面電極などと接続するに形成されている。ビアホー
ル導体8の構造は、垂直接地導体5、6と同様に、誘電
体層1a〜1fの厚み方向に貫通する貫通穴に、Ag系
(Ag単体、Ag−PdなどのAg合金)、Cu系など
の低抵抗材料や、モリブデン、タングステンなどの高融
点材料などが充填されて構成されている。
誘電体層1a〜1fの厚み方向を貫くように形成してお
り、各層間に形成された内部配線導体7間を接続するよ
うに、内部配線導体7と図示していないが表面配線導体
や端面電極などと接続するに形成されている。ビアホー
ル導体8の構造は、垂直接地導体5、6と同様に、誘電
体層1a〜1fの厚み方向に貫通する貫通穴に、Ag系
(Ag単体、Ag−PdなどのAg合金)、Cu系など
の低抵抗材料や、モリブデン、タングステンなどの高融
点材料などが充填されて構成されている。
【0028】なお、図には示していないが、積層誘電体
基板の主面に、内部配線導体7とビアホール導体8を介
して接続された表面配線パターンが形成され、この表面
配線パターン上に各種電子部品が実装される。また、基
板の端面には、表面配線パターンと接続する、または直
接内部配線導体7と接続する端面電極が形成される。
基板の主面に、内部配線導体7とビアホール導体8を介
して接続された表面配線パターンが形成され、この表面
配線パターン上に各種電子部品が実装される。また、基
板の端面には、表面配線パターンと接続する、または直
接内部配線導体7と接続する端面電極が形成される。
【0029】以上の構成において、ストリップ線路2の
領域に着目すると、図3(a)、(b)に示すようにス
トリップ線路2の周囲は、誘電体層1d、1eを介し
て、接地導体膜3、4が配置されており、ストリップ線
路2の長手方向の端部には、誘電体層1d、1eの厚み
方向に接地導体膜3、4と接続する格子状の垂直接地導
体5、6が配置されていることになり、少なくともスト
リップ線路2に対して4面が接地電位の接地導体膜3、
4、また、接地電位の垂直接地導体5、6に囲まれるこ
とになる。
領域に着目すると、図3(a)、(b)に示すようにス
トリップ線路2の周囲は、誘電体層1d、1eを介し
て、接地導体膜3、4が配置されており、ストリップ線
路2の長手方向の端部には、誘電体層1d、1eの厚み
方向に接地導体膜3、4と接続する格子状の垂直接地導
体5、6が配置されていることになり、少なくともスト
リップ線路2に対して4面が接地電位の接地導体膜3、
4、また、接地電位の垂直接地導体5、6に囲まれるこ
とになる。
【0030】従って、ストリップ線路2から放射される
不要な輻射は、接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6
で有効に遮断されることになる。
不要な輻射は、接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6
で有効に遮断されることになる。
【0031】これにより、同一積層誘電体基板1に内装
した内部配線導体7、積層誘電体基板1の主面に形成し
た表面配線パターン、各種電子部品などに、ストリップ
線路2からの不要な輻射による悪影響がなく、安定した
回路動作が達成される。
した内部配線導体7、積層誘電体基板1の主面に形成し
た表面配線パターン、各種電子部品などに、ストリップ
線路2からの不要な輻射による悪影響がなく、安定した
回路動作が達成される。
【0032】即ち、ストリップ線路2を形成した領域
(実際には、接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6で
囲まれた領域)で、不要な輻射を有効に抑えることがで
きるため、積層誘電体基板1に内装する内部配線導体7
の設計の制約、例えば、ストリップ線路2からの間隔や
表面上での表面配線パターンの設計の制約がないため、
多層回路基板10全体の高密度実装化が達成できる。
(実際には、接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6で
囲まれた領域)で、不要な輻射を有効に抑えることがで
きるため、積層誘電体基板1に内装する内部配線導体7
の設計の制約、例えば、ストリップ線路2からの間隔や
表面上での表面配線パターンの設計の制約がないため、
多層回路基板10全体の高密度実装化が達成できる。
【0033】また、上述の構造では、ストリップ線路2
の不要な輻射を遮断する手段である接地導体膜3、4、
垂直接地導体5、6が全て積層誘電体基板1内に内装さ
れているため、従来のようにシールドケースが不要とな
り、さらに基板の全端面にシールド防止のための導体膜
が不要となるため、この基板の端面を利用して、簡単に
端面電極を形成することができる。
の不要な輻射を遮断する手段である接地導体膜3、4、
垂直接地導体5、6が全て積層誘電体基板1内に内装さ
れているため、従来のようにシールドケースが不要とな
り、さらに基板の全端面にシールド防止のための導体膜
が不要となるため、この基板の端面を利用して、簡単に
端面電極を形成することができる。
【0034】また、図6の発振回路では、ストリップ線
路2を共振手段として使用しており、ストリップ線路2
と接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6との間で所定
容量成分を発生して、所望共振特性が達成されるが、ス
トリップ線路2が誘電体層1d、1eに完全に覆われ、
且つ接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6で囲ってい
るため、誘電体層1d、1eの実効誘電率が向上し、容
量成分の向上を図ることができる。
路2を共振手段として使用しており、ストリップ線路2
と接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6との間で所定
容量成分を発生して、所望共振特性が達成されるが、ス
トリップ線路2が誘電体層1d、1eに完全に覆われ、
且つ接地導体膜3、4、垂直接地導体5、6で囲ってい
るため、誘電体層1d、1eの実効誘電率が向上し、容
量成分の向上を図ることができる。
【0035】このようなストリップ線路を有する多層回
路基板10の製造方法は、まず、積層誘電体基板1を構
成する誘電体層1a〜1fとなる誘電体グリーンシート
を用意する。
路基板10の製造方法は、まず、積層誘電体基板1を構
成する誘電体層1a〜1fとなる誘電体グリーンシート
を用意する。
【0036】例えば、誘電体層1aとなる誘電体グリー
ンシートには、ビアホール導体8となる貫通穴を形成し
て、この貫通穴にビアホール導体8となる導体を導電性
ペーストの印刷充填により形成する。
ンシートには、ビアホール導体8となる貫通穴を形成し
て、この貫通穴にビアホール導体8となる導体を導電性
ペーストの印刷充填により形成する。
【0037】また、誘電体層1b、1cとなる誘電体グ
リーンシートには、上述のようにビアホール導体8とな
る導体を形成するとともに、その表面に内部配線導体7
となる導体膜を導電性ペーストの印刷・乾燥により形成
する。
リーンシートには、上述のようにビアホール導体8とな
る導体を形成するとともに、その表面に内部配線導体7
となる導体膜を導電性ペーストの印刷・乾燥により形成
する。
【0038】また、誘電体層1dとなる誘電体グリーン
シートには、上述のようにビアホール導体8となる導
体、内部配線導体7となる導体膜を形成するとともに、
垂直接地導体5、6となる貫通穴を形成して、この貫通
穴にビアホール導体8となる導体を導電性ペーストの印
刷充填により形成し、さらに、接地導体膜3となる導体
膜を導電性ペーストの印刷・乾燥により形成する。
シートには、上述のようにビアホール導体8となる導
体、内部配線導体7となる導体膜を形成するとともに、
垂直接地導体5、6となる貫通穴を形成して、この貫通
穴にビアホール導体8となる導体を導電性ペーストの印
刷充填により形成し、さらに、接地導体膜3となる導体
膜を導電性ペーストの印刷・乾燥により形成する。
【0039】また、誘電体層1eとなる誘電体グリーン
シートには、上述のようにビアホール導体8となる導
体、内部配線導体7となる導体膜、垂直接地導体5、6
となる導体を形成するとともに、ストリップ線路2とな
る導体膜を導電性ペーストの印刷・乾燥により形成す
る。
シートには、上述のようにビアホール導体8となる導
体、内部配線導体7となる導体膜、垂直接地導体5、6
となる導体を形成するとともに、ストリップ線路2とな
る導体膜を導電性ペーストの印刷・乾燥により形成す
る。
【0040】また、誘電体層1fとなる誘電体グリーン
シートには、上述のようにビアホール導体8となる導
体、内部配線導体7となる導体膜を形成するとともに、
接地導体膜4となる導体膜を導電性ペーストの印刷・乾
燥により形成する。
シートには、上述のようにビアホール導体8となる導
体、内部配線導体7となる導体膜を形成するとともに、
接地導体膜4となる導体膜を導電性ペーストの印刷・乾
燥により形成する。
【0041】以上のように処理された誘電体層1a〜1
fとなる誘電体グリーンシートを積層順序を考慮して、
各グリーンシートを熱圧着により接合して、未焼成状態
の積層誘電体基板を形成する。
fとなる誘電体グリーンシートを積層順序を考慮して、
各グリーンシートを熱圧着により接合して、未焼成状態
の積層誘電体基板を形成する。
【0042】尚、複数の積層誘電体基板1が抽出できる
大型グリーンシートを用いて未焼成状態の大型積層誘電
体基板を形成し、所定大きさに分割できるように縦横に
分割溝を形成しても構わない。
大型グリーンシートを用いて未焼成状態の大型積層誘電
体基板を形成し、所定大きさに分割できるように縦横に
分割溝を形成しても構わない。
【0043】次に、上述の未焼成状態の積層誘電体基板
を焼成処理を行う。焼成条件(雰囲気、ピーク温度な
ど)は、誘電体層の材料、導体膜、導体の材料によって
異なるが、例えば導体、導体膜にAg系導体を用いた場
合、大気雰囲気などの酸化性雰囲気や中性雰囲気で焼成
され、Cu系導体を用いた場合、Cuの酸化を防止する
ために還元性雰囲気や中性雰囲気で焼成される。
を焼成処理を行う。焼成条件(雰囲気、ピーク温度な
ど)は、誘電体層の材料、導体膜、導体の材料によって
異なるが、例えば導体、導体膜にAg系導体を用いた場
合、大気雰囲気などの酸化性雰囲気や中性雰囲気で焼成
され、Cu系導体を用いた場合、Cuの酸化を防止する
ために還元性雰囲気や中性雰囲気で焼成される。
【0044】この焼成処理により、基板材料、導体、導
体膜内に含有する有機ビヒクルが除去され、そして、基
板材料、導体、導体膜の焼成反応が達成される。
体膜内に含有する有機ビヒクルが除去され、そして、基
板材料、導体、導体膜の焼成反応が達成される。
【0045】次に、多層回路基板10の表面処理とし
て、表面配線パターン、端子電極、各種電子部品を実装
して、必要に応じて分割処理を行う。
て、表面配線パターン、端子電極、各種電子部品を実装
して、必要に応じて分割処理を行う。
【0046】尚、表面配線パターン、端子電極などは、
例えば、Ag系、Cu系などの導電性ペーストの焼きつ
けによって形成される。
例えば、Ag系、Cu系などの導電性ペーストの焼きつ
けによって形成される。
【0047】次に、本発明の他の実施例を図4、図5を
用いて説明する。この実施例では、垂直接地導体5、6
の構造が、図1〜図3のように複数のビアホール導体5
a、5b、5c・・・、6a、6b、6c・・・によっ
て構成されていたが、本実施例では一つの導体壁の構造
となっている。
用いて説明する。この実施例では、垂直接地導体5、6
の構造が、図1〜図3のように複数のビアホール導体5
a、5b、5c・・・、6a、6b、6c・・・によっ
て構成されていたが、本実施例では一つの導体壁の構造
となっている。
【0048】この実施例では積層誘電体基板1が実質的
に2層の誘電体層1a、1bから構成されていおり、誘
電体層1a、1bとの層間に、ストリップ線路2が配置
されており、誘電体層1a、1bの外側主面に接地導体
膜3、4が形成されている。
に2層の誘電体層1a、1bから構成されていおり、誘
電体層1a、1bとの層間に、ストリップ線路2が配置
されており、誘電体層1a、1bの外側主面に接地導体
膜3、4が形成されている。
【0049】尚、このストリップ線路2は、積層誘電体
基板1の端部に平行に形成されている。
基板1の端部に平行に形成されている。
【0050】ストリップ線路2の周囲の垂直接地導体
5、6に関して、ストリップ線路2に対して積層誘電体
基板1の中央寄りの垂直接地導体50は、ストリップ線
路2から所定間隔離れた位置に、積層誘電体基板1の全
厚みを貫くように長手方向に沿って形成された長溝状の
貫通穴51が形成され、この貫通穴51の内壁に垂直接
地導体50となる導体膜52が形成されて構成されてい
る。また、ストリップ線路2の積層誘電体基板1の端部
側の垂直接地導体60は、その基板の端面に垂直導体と
なる導体膜62が形成されて構成されている。
5、6に関して、ストリップ線路2に対して積層誘電体
基板1の中央寄りの垂直接地導体50は、ストリップ線
路2から所定間隔離れた位置に、積層誘電体基板1の全
厚みを貫くように長手方向に沿って形成された長溝状の
貫通穴51が形成され、この貫通穴51の内壁に垂直接
地導体50となる導体膜52が形成されて構成されてい
る。また、ストリップ線路2の積層誘電体基板1の端部
側の垂直接地導体60は、その基板の端面に垂直導体と
なる導体膜62が形成されて構成されている。
【0051】このような構成を達成するためには、スト
リップ線路2となる導体膜、内部配線導体を有する未焼
成の積層体基板を形成した後、貫通穴51となる穴をパ
ンチング加工などで形成した後、未焼成の積層体基板を
焼成処理して、その後、表面処理工程として、接地導体
膜3、4となる導体膜、垂直接地導体50、60となる
導体膜を導電性ペーストの印刷により形成し、焼きつけ
処理を行う。
リップ線路2となる導体膜、内部配線導体を有する未焼
成の積層体基板を形成した後、貫通穴51となる穴をパ
ンチング加工などで形成した後、未焼成の積層体基板を
焼成処理して、その後、表面処理工程として、接地導体
膜3、4となる導体膜、垂直接地導体50、60となる
導体膜を導電性ペーストの印刷により形成し、焼きつけ
処理を行う。
【0052】貫通溝51の内壁の導体膜52、積層誘電
体基板1の端面の導体膜62は、基板の表裏両主面に導
電性ペーストを印刷する際に、導電性ペーストのダレを
利用して塗布することができる。尚、好ましくは基板の
表面側主面に印刷を行う際に裏面側から減圧しながら吸
引をおこなう。また、基板の裏面側主面に印刷を行う際
に表面側から減圧しながら吸引をおこなう。
体基板1の端面の導体膜62は、基板の表裏両主面に導
電性ペーストを印刷する際に、導電性ペーストのダレを
利用して塗布することができる。尚、好ましくは基板の
表面側主面に印刷を行う際に裏面側から減圧しながら吸
引をおこなう。また、基板の裏面側主面に印刷を行う際
に表面側から減圧しながら吸引をおこなう。
【0053】このようにしても、ストリップ線路2の領
域に着目すると、図5、図6に示すように、ストリップ
線路2の周囲は、誘電体層1a、1bを介して、接地導
体膜3、4が配置されており、ストリップ線路2の長手
方向の端部には、誘電体層1a、1bの厚み方向に接地
導体膜3、4と接続する垂直接地導体50、60が配置
されていることになり、少なくともストリップ線路2に
対して4面は、接地電位の接地導体膜3、4、垂直接地
導体50、60に囲まれることになり、ストリップ線路
2から放射される不要な輻射は、接地導体膜3、4、垂
直接地導体50、60で有効に遮断されることになる。
域に着目すると、図5、図6に示すように、ストリップ
線路2の周囲は、誘電体層1a、1bを介して、接地導
体膜3、4が配置されており、ストリップ線路2の長手
方向の端部には、誘電体層1a、1bの厚み方向に接地
導体膜3、4と接続する垂直接地導体50、60が配置
されていることになり、少なくともストリップ線路2に
対して4面は、接地電位の接地導体膜3、4、垂直接地
導体50、60に囲まれることになり、ストリップ線路
2から放射される不要な輻射は、接地導体膜3、4、垂
直接地導体50、60で有効に遮断されることになる。
【0054】これにより、同一積層誘電体基板1に内装
した内部配線導体7、積層誘電体基板1の主面に形成し
た表面配線パターン、各種電子部品などに、ストリップ
線路2からの不要な輻射による悪影響がなく、安定した
回路動作が達成される。
した内部配線導体7、積層誘電体基板1の主面に形成し
た表面配線パターン、各種電子部品などに、ストリップ
線路2からの不要な輻射による悪影響がなく、安定した
回路動作が達成される。
【0055】尚、上述の実施例において、積層誘電体基
板1内に内装されたのストリップ線路2の特性の調整の
ための複数のスタブ導体膜からなる調整手段が形成され
ていないが、例えば、図1、図2の実施例において、例
えばストリップ線路2の一端を接地電位の内部配線導体
7などに接続しておき、そのストリップ線路2の一端部
分の積層誘電体基板1の表面にストリップ線路2の特性
の微調整のための複数のスタブ導体膜からなる調整手段
を形成し、ストリップ線路2の一端部と複数のスタブ導
体膜からなる調整手段とをビアホール導体8を介して接
続すればよい。
板1内に内装されたのストリップ線路2の特性の調整の
ための複数のスタブ導体膜からなる調整手段が形成され
ていないが、例えば、図1、図2の実施例において、例
えばストリップ線路2の一端を接地電位の内部配線導体
7などに接続しておき、そのストリップ線路2の一端部
分の積層誘電体基板1の表面にストリップ線路2の特性
の微調整のための複数のスタブ導体膜からなる調整手段
を形成し、ストリップ線路2の一端部と複数のスタブ導
体膜からなる調整手段とをビアホール導体8を介して接
続すればよい。
【0056】そして、ストリップ線路2の特性を測定し
ながら、複数のスタブ導体膜を1本づつ順次切断すれ
ば、内装したストリップ線路2の特性を調整することが
できる。
ながら、複数のスタブ導体膜を1本づつ順次切断すれ
ば、内装したストリップ線路2の特性を調整することが
できる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明では、ストリップ線
路が接地導体膜、接地導体によって囲まれているため、
ストリップ線路から放射される電磁ノイズを有効に遮断
することができ、しかもシールドケースを不要にし、端
子電極の形成位置に制約のないストリップ線路を有する
多層回路基板となる。
路が接地導体膜、接地導体によって囲まれているため、
ストリップ線路から放射される電磁ノイズを有効に遮断
することができ、しかもシールドケースを不要にし、端
子電極の形成位置に制約のないストリップ線路を有する
多層回路基板となる。
【0058】また、ストリップ線路を内装した基板内
に、所定回路を形成するための内部配線導体を配置して
も、また、基板の主面に表面配線導体や端面電極や各種
電子部品を搭載しても、これらにストリップ線路の不要
な輻射の悪影響を与えることがなく、安定した回路動作
が可能で、高密度回路実装されたストリップ線路を有す
る多層回路基板が達成される。
に、所定回路を形成するための内部配線導体を配置して
も、また、基板の主面に表面配線導体や端面電極や各種
電子部品を搭載しても、これらにストリップ線路の不要
な輻射の悪影響を与えることがなく、安定した回路動作
が可能で、高密度回路実装されたストリップ線路を有す
る多層回路基板が達成される。
【図1】本発明のストリップ線路を有する多層回路基板
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本発明のストリップ線路を有する多層回路基板
の一部破断状態の斜視図である。
の一部破断状態の斜視図である。
【図3】(a)は、ストリップ線路の領域の横断面図で
あり、(b)はストリップ線路の領域の垂直接地導体を
示す縦断面図である。
あり、(b)はストリップ線路の領域の垂直接地導体を
示す縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を説明するための斜視図で
ある。
ある。
【図5】ストリップ線路の領域の横断面図である。
【図6】典型的な高周波発振装置の回路図である。
10・・・・多層回路基板 1・・・積層誘電体基板 1a〜1f・・誘電体層 2・・・ストリップ線路 3、4・・・接地導体膜 5、6・・・垂直接地導体 7・・・内部配線導体 8・・・ビアホール導体 50、60・・垂直接地導体 51・・貫通穴 52、62・・導体膜
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の誘電体層を積層して成る積層基板
に、ストリップ線路導体膜と、該ストリップ線路導体膜
を囲繞した誘電体層を挟む2つの接地導体膜とを夫々配
置するとともに、 前記ストリップ線路導体膜を取り囲むように、前記両接
地導体膜間の誘電体層に、該両接地導体膜と電気的に接
続する垂直接地導体を複数形成したことを特徴とするス
トリップ線路を有する多層回路基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206517A JPH0878912A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ストリップ線路を有する多層回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206517A JPH0878912A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ストリップ線路を有する多層回路基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878912A true JPH0878912A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16524681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6206517A Pending JPH0878912A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ストリップ線路を有する多層回路基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0878912A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001016007A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-19 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 伝送線路を有する配線基板 |
US6237218B1 (en) | 1997-01-29 | 2001-05-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for manufacturing multilayered wiring board and multi-layered wiring board |
JP2002033612A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Mitsubishi Electric Corp | ビーム走査アンテナ |
US6353189B1 (en) | 1997-04-16 | 2002-03-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Wiring board, wiring board fabrication method, and semiconductor package |
US6705003B2 (en) | 2000-06-22 | 2004-03-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Printed wiring board with plurality of interconnect patterns and conductor bumps |
JP2007273511A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Nec Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6206517A patent/JPH0878912A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6237218B1 (en) | 1997-01-29 | 2001-05-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for manufacturing multilayered wiring board and multi-layered wiring board |
US6353189B1 (en) | 1997-04-16 | 2002-03-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Wiring board, wiring board fabrication method, and semiconductor package |
JP2001016007A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-19 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 伝送線路を有する配線基板 |
US6705003B2 (en) | 2000-06-22 | 2004-03-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Printed wiring board with plurality of interconnect patterns and conductor bumps |
JP2002033612A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Mitsubishi Electric Corp | ビーム走査アンテナ |
JP2007273511A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Nec Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100275414B1 (ko) | 저emi전자기기, 저emi회로기판 및 그 제조방법 | |
JPH05299906A (ja) | 高周波多層集積回路 | |
JPH0878912A (ja) | ストリップ線路を有する多層回路基板 | |
JPH09191206A (ja) | 誘電体同軸共振器および多層回路基板 | |
JPH10215119A (ja) | 電圧制御発振器 | |
JPH06140250A (ja) | 基板内層型コイル | |
JPH06244058A (ja) | チップ型貫通コンデンサ | |
JP3694040B2 (ja) | 高周波モジュール | |
US6924707B2 (en) | Resonator | |
JPH0680964B2 (ja) | ストリップラインを有する回路装置 | |
JPH0897603A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
JPH05152803A (ja) | 誘電体フイルタ | |
JPH06291520A (ja) | 高周波多層集積回路 | |
JPH06291521A (ja) | 高周波多層集積回路 | |
JPH06112710A (ja) | 高周波回路基板 | |
JP3468674B2 (ja) | 高周波回路モジュ−ルおよび高周波回路モジュ−ルの取付構造 | |
JP2009027044A (ja) | 積層コンデンサ及びコンデンサ内蔵配線基板 | |
JP3488288B2 (ja) | 共振回路基板 | |
JPH11186693A (ja) | 高周波回路基板 | |
JP3100036B2 (ja) | 多層基板を用いたvco等の高周波回路 | |
JPH0878907A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
JPH1032388A (ja) | 多層プリント基板 | |
JPH0722842A (ja) | 高周波発振装置 | |
JP2853480B2 (ja) | バラクタ装荷共振器 | |
JPH05315835A (ja) | 電圧制御発振器及びその製造方法 |