JPH0722842A - 高周波発振装置 - Google Patents

高周波発振装置

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JPH0722842A
JPH0722842A JP15925893A JP15925893A JPH0722842A JP H0722842 A JPH0722842 A JP H0722842A JP 15925893 A JP15925893 A JP 15925893A JP 15925893 A JP15925893 A JP 15925893A JP H0722842 A JPH0722842 A JP H0722842A
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JP
Japan
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microstrip line
conductor
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line
oscillation frequency
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JP15925893A
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Yasuto Fujii
靖人 藤井
Takeshi Hasegawa
健 長谷川
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数調整用のスタブ形成の領域を極小化し
て、周波数調整幅を大きくでき、さらに周波数の粗調整
・微調整が可能な高周波発振装置を提供する。 【構成】本発明の高周波発振装置は、一端が接地された
マイクロストリップ線路1を有する共振回路部Xと負性
抵抗回路部Yとから成る高周波発振装置において、前記
マイクロストリップ線路1に、該線路幅を調整して発振
周波数を可変する第1の調整手段、例えば切断可能な複
数の導体支路11〜13と、該線路長さを調整して発振
周波数を可変する第2の調整手段、例えば切断可能なシ
ョートスタブ21〜25とを並設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波の電圧制御発振
回路(VCO)などに用いられ、マイクロストリップ線
路を有する高周波発振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高周波発振装置、例えば電圧
制御発振回路(VCO)は、図1に示すように、図中点
線部分のXは、マイクロストリップ線路MSL1 、MS
2 バリキャップダイオードCv、コンデンサC1 〜C
4 から成る共振回路部であり、Yは、発振用トランジス
タ、抵抗、コンデンサなどから成る負性抵抗回路部であ
り、Zは増幅用トランジスタ、マイクロストリップ線
路、抵抗、コンデンサなどから成る増幅回路部である。
【0003】このような高周波発振装置において、制御
端子VTより所定電圧が印加されると、マイクロストリ
ップ線路MSL1 、バリキャップダイオードCv、コン
デンサC1 〜C2 から成る共振回路の容量成分が変化し
て、共振周波数が変動する。
【0004】これによって、負性抵抗回路部Yのトラン
ジスタの帰還信号が増幅回路部Zによって増幅して、出
力端子RFOUT より導出される。
【0005】このような高周波発振装置の製造過程にお
いて仕様に応じた周波数の調整は、共振回路部Xのマイ
クロストリップ線路MSL1 を調整して行われる。
【0006】このような高周波発振装置においては、発
振周波数の調整方法は、共振回路部を構成するマイクロ
ストリップ線路の線路長を調整していた。
【0007】上述のマイクロストリップ線路MSL1
分は、図6に示すように、誘電体基板72の一方主面上
に、直線状、U字状、J字状などに形成されてた導体膜
71(以下マイクロストリップ線路という)と、他方主
面に形成されたアース導体膜73と、マイクロストリッ
プ線路71の一端でアース導体膜73と接続するスルー
ホール導体74とから構成されている。ここで、上述の
周波数調整を可能にするために、マイクロストリップ線
路71の一端には、レーザー照射、サンドブラスト、ド
リルなどによって切断される複数のショートスタブ75
〜79がラダー状に形成されており、発振周波数を考慮
して、所定数のショートスダブ75〜79を切断してい
た。
【0008】このマイクロストリップ線路71に接続さ
れるショートスタブ75〜79の切断状況によってマイ
クロストリップ線路71の実質的な長さ成分が変化し
て、これによってインダクタンス成分が増加して、発振
周波数の低下を可能とできる。
【0009】この切断されるショートスタブ75〜79
と発振周波数の変化との関係は、図7に示すように、シ
ョートスタブの切断数に介して発振周波数は直線的に減
少していく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図6において、マイクロストリップ線路71に接続した
ショートスダブ75〜79を全部切断しても周波数可変
範囲が約20MHz程度であって、周波数のバラツキを
考慮すると周波数調整範囲が足りなくなる。
【0011】そこで、周波数調整範囲を広げるためにス
タブの本数をさらに多くすればよいが、誘電体基板72
上でのスタブ形成の領域が増大してしまい、高周波発振
装置の小型化・高密度化の要求に反してしまう。
【0012】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、スタブ形成の領域を極小化し
て、周波数調整幅を大きくでき、さらに、周波数の粗調
整・微調整が可能な高周波発振装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波発振装置
は、一端が接地されたマイクロストリップ線路を有する
共振回路部と負性抵抗回路部とから成る高周波発振装置
において、前記マイクロストリップ線路に、該線路幅を
調整して発振周波数を可変する第1の調整手段と、該線
路長さを調整して発振周波数を可変する第2の調整手段
とを並設した高周波発振装置である。具体的には、前記
マイクロストリップ線路幅を調整して発振周波数を可変
する第1の調整手段の一態様は、マイクロストリップ線
路の途中に線路幅を減少しする複数の導体支路からな
り、この複数の導体支路のうち所定数の導体支路を切断
するものである。
【0014】また、別のマイクロストリップ線路幅を調
整して発振周波数を可変する第1の調整手段の一態様
は、マイクロストリップ線路と並列に接続した複数の導
体支路からなり、この複数の導体支路のうち所定数の導
体支路を切断するものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、マイクロストリップ線路の実
質的な線路長、及び線路幅の両方を調整できるようにな
っている。
【0016】マイクロストリップ線路の実質的な線路幅
の調整は、マイクロストリップ線路の途中またはマイク
ロストリップ線路と並設する複数の導体支路からなり、
この導体支路を少なくとも1つは残すように切断され
る。
【0017】また、マイクロストリップ線路の実質的な
線路長の調整は、マイクロストリップ線路の端部にラダ
ー状に接続される複数のショートスタブからなり、この
スタブを所定数切断される。
【0018】このようにマイクロストリップ線路の線路
幅の調整は、導体支路を順次切断することによってイン
ピーダンスが徐々に高くなる。特に線路長の調整に比較
して発振周波数の変化率が非常に大きい。
【0019】このため、線路幅の調整よって粗調整が可
能となり、線路長の調整によって微調整が可能となる。
【0020】また、線路幅の調整と線路長の調整を組み
合わせることによって発振周波数の調整範囲を広くでき
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の高周波発振装置を図面に基づ
いて説明する。
【0022】図1は、典型的な高周波発振装置の回路図
であり、尚、回路の構成は上述したとおりである。本発
明において、図1の共振回路部分Xのマイクロストリッ
プ線路MSL1 は、例えば図2に示すように構成となっ
ている。
【0023】図2において、1はマイクロストリップ線
路MSL1 の導体膜(以下、単にマイクロストリップ線
路という)、2は誘電体基板、3はアース導体膜、4は
スルーホール導体である。
【0024】マイクロストリップ線路1は、誘電体基板
2の一主面側には厚膜導体ペーストの印刷・焼付けによ
り形成され、その形状は、所定幅、所定長さの直線状と
なっている。また、誘電体基板2の他方主面側には、少
なくともマイクロストリップ線路1を含む比較的広い領
域にアース導体膜3が形成されている。また、マイクロ
ストリップ線路1の一端側はスルーホール導体4によっ
てアース導体膜3に導通されている。このマイクロスト
リップ線路1の他端側は、図2では省略しているが図1
に示すマイクロストリップ線路MSL2 、バリキャップ
ダイオードCv、コンデンサC1 〜C4 などに接続され
ている。
【0025】尚、マイクロストリップ線路1の一端とア
ース導体膜3とを接続する手段として、スルーホール導
体4以外に、基板2の端面に形成した接続導体によって
接続しても構わない。
【0026】本発明において、マイクロストリップ線路
1の他端から一端の途中で、線路幅を調整する第1の調
整手段である3本の導体支路11〜13が形成されてい
る。
【0027】また、マイクロストリップ線路1の端部に
は、線路長を調整する第2の調整手段である5つのショ
ートスタブ21〜25がラダー状に形成されている。
【0028】上述の構造は、まず所定誘電率を有する焼
成された誘電体基板2を用意する。
【0029】尚、この誘電体基板2には予めスルーホー
ル導体4部分にはスルーホールが形成されている。
【0030】このような誘電体基板上に、マイクロスト
リップ線路1、アース導体3となる導体パターンを、例
えばCuなどの低抵抗金属材料粉末、ガラスフリットを
含む導電性ペーストを用いて、スクリーン印刷を施し
て、乾燥し、焼きつけによって形成される。尚、スルー
ホール導体4は、マイクロストリップ線路1、アース導
体3となる導体パターンを形成する時に同時に、スルー
ホール内壁に導体膜が形成されるようにスクリーン印刷
して形成される。また、導体支路11〜13及びショー
トスタブ21〜25も、スクリーン印刷によるマイクロ
ストリップ線路1となる導体パターンと同一工程で乾燥
・焼きつけが行われて形成される。尚、導体支路11、
13間の幅は、略マイクロストリップ線路1の幅と同等
となっている。
【0031】この導体支路11〜13及びショートスタ
ブ21〜25は、製造工程中の共振器周波数調整の過程
で、任意の導体支路またはショートスタブが、レーザー
などのエネルギービームの照射によって、またサンドブ
ラストやドリルなどの機械的な応力によって切断され
る。例えば、導体支路においては導体支路11から導体
支路13に向けてレーザー光を照射・走査を行い、ショ
ートスタブ21〜25においてはショートスタブ21か
らショートスタブ25に向けてレーザー光を照射・走査
を行い、夫々の導体支路11〜13及びショートスタブ
21〜25の任意数だけ順次切断されていく。
【0032】導体支路11〜13の切断本数によって、
マイクロストリップ線路1の幅が減少するためインピー
ダンスが高くなる。これにより、マイクロストリップ線
路1を含む共振回路部Xの共振周波数を所定変化率で低
下させることができる。
【0033】また、ショートスタブ21〜25の切断本
数によって、マイクロストリップ線路1の実質的な線路
長が変化し、インダクタンス成分が高くなる。これによ
り、マイクロストリップ線路1を含む共振回路部Xの共
振周波数を所定変化率で低下させることができる。
【0034】種々の実施によって、導体支路11〜13
の夫々の導体幅の極端に狭くしないかぎり、導体支路1
1〜13の切断による発振周波数の変動率は、ショート
スタブ21〜25の切断による発振周波数の変動率に比
較して、大きくすることができる。
【0035】従って、実際の発振周波数の調整において
は、まず、大きな変化率が得られる導体支路11〜13
を切断して、粗い発振周波数の調整を行い、続いて、小
さい変化率が得られるショートスタブ21〜25を切断
して、細かい共振周波数の調整を行う。ここで、導体支
路11〜13の全てを切断するすると、マイクロストリ
ップ線路1の途中で断線することになるため、少なくと
も1つの導体支路、例えば13を残す必要がある。
【0036】本発明者は、発振周波数が920MHz近
辺となるようにマイクロストリップ線路1に夫々の3本
の導体支路11〜13と5本のスダブ21〜25とを形
成した。尚、夫々の導体支路11〜13、5本のスダブ
21〜25ショートスダブの間隔や導体幅、長さは、夫
々所定値に設定した。
【0037】図3は、図2に示す3本の導体支路11〜
13、5本のショートスタブ21〜25の切断によって
調整可能な周波数を示す特性図である。
【0038】図3中、線Aは、導体支路11〜13を切
断せず、1本目から5本目のショートスタブ21〜25
を順次切断した時の発振周波数の変化状況を示し、調整
幅としては従来と同等範囲である。即ち、従来と同様の
発振周波数の変化状況となる。
【0039】線Bは、先ず1本の導体支路、例えば11
を切断した後、1本目から5本目のショートスタブ21
〜25を順次切断した時の発振周波数の変化状況を示
し、線Cは、先ず2本の導体支路、例えば11、12を
切断した後、1本目から5本目のショートスタブ21〜
25を順次切断した時の発振周波数の変化状況を示す。
【0040】以上のように、従来では、約20MHzの
範囲で周波数の調整が可能であったのが、本発明では、
約40MHzの範囲で周波数の調整が可能となる。即
ち、ショートスタブのみで、例えば40MHzの範囲で
周波数の調整可能にするためには、少なくとも2倍の数
のショートスタブが必要となるが、本発明のように、マ
イクロストリップ線路1の線路幅を調整する導体支路1
1〜13との組み合わせによって発振周波数を調整する
場合においては、ショートスタブの数を極小化すること
ができ、マイクロストリップ線路1及びそれに付随する
ショートスタブ21〜25のパターン領域が極めて減少
でき、小型化に大きく寄与できる。また、これらの導体
パターンを形成するにあたり、印刷精度のばらつきによ
る発振周波数のばらつきの幅広く吸収出来るため、製造
工程の簡略化に寄与できる。
【0041】上述の実施例では、単板の誘電体基板を用
いたマイクロストリップ線路について説明したが、多層
構造とすることができる。
【0042】図4は本発明の他の実施例における誘電体
基板の分解斜視図である。
【0043】本実施例においては、誘電体基板42は、
例えば3層の誘電体層42a、42b、42cから構成
されている。
【0044】誘電体層42aと誘電体層42bとの間に
はアース導体膜43が形成され、誘電体層42bと誘電
体層42cとの間には直線状の第1のマイクロストリッ
プ線路41aが形成され、誘電体層42a上には、導体
支路51〜53を有する第2のマイクロストリップ線路
42bと該第2のマイクロストリップ線路42bの端部
にラダー状と接続した複数のショートスタブ61〜65
が形成されている。
【0045】また、誘電体層42a、誘電体層42bに
は、夫々厚み方向を貫いて、第1のマイクロストリップ
線路41aと第2のマイクロストリップ線路42bを構
造上並列的接続する2つのスルーホール導体44、45
が形成されている。また、スルーホール導体44、45
とアース導体43とは短絡してはならないため、スルー
ホール導体44、45が通過するアース導体43部分に
は空白ランド部が形成されている。尚、スルーホール導
体44、45に代えてビアホール導体を用いても構わな
い。
【0046】この実施例において、第1のマイクロスト
リップ線路41aと第2のマイクロストリップ線路41
bとが合成されて、1つのマイクロストリップ線路とし
て動作する。
【0047】この第1のマイクロストリップ線路41a
の一端は、図示していないが、誘電体基板42の表面に
スルホール導体などを介して導出され、共振回路を構成
する他の電子部品に接続する。また、マイクロストリッ
プ線路41bの他端は誘電体基板42の端部に延出し
て、例えばこの誘電体基板42の端面に形成した端面導
体42aを介してアース導体43と接続する。
【0048】また、第2のマイクロストリップ線路41
bの途中で、単一線路が3つに分割された導体支路51
〜53が形成されている。また、この導体支路53に接
続するショートスタブ61〜65がラダー状に形成され
ている。
【0049】このような多層構造の誘電体基板42は、
まず、誘電体材料からなる3枚のグリーンシートを用意
し、誘電体層42a、42bとなるグリーンシートには
スルーホール導体44、45となる貫通穴を形成する。
【0050】次に、誘電体層42cとなるグリーンシー
ト上には、Cu系導電性ペーストを用いて第1のマイク
ロストリップ線路41aとなる導体パターンを形成す
る。
【0051】また、誘電体層42cとなるグリーンシー
ト上には、Cu系導電性ペーストを用いて、アース導体
43となる導体パターン及びスルーホール導体44、4
5となる導体パターンを形成する。
【0052】また、誘電体層42aとなるグリーンシー
トには、Cu系導電性ペーストを用いて、スルーホール
導体44、45となる導体パターンを形成する。 次
に、誘電体層42a〜42cとなるグリーンシートを夫
々積層熱圧着して、誘電体基板42の表面に、導体支路
51〜53を有する第2のマイクロストリップ線路41
b及びショートスタブ61〜65を、Cuの導電性ペー
ストを用いて形成する。
【0053】その後積層したグリーンシートを所定寸法
に裁断して、端面導体42ととなる導体パターンを形成
し、一体焼結を行う。尚、表面に形成する第2のマイク
ロストリップ線路42及びショートスタブ61〜65、
端面に形成する導体膜42を積層体を焼成した後、その
表面及び端面に導電性ペーストの印刷・焼きつけをおこ
なっても構わない。また、端面導体42に代えてスルー
ホール導体やビアホール導体によって第1のマイクロス
トリップ線路41aとアース導体43とを接続しても構
わない。
【0054】以上のように、多層構造の誘電体基板42
の表面に、マイクロストリップ線路の線路幅を調整する
ための複数の導体支路51〜53とマイクロストリップ
線路の線路長を調整するための複数のショートスタブ6
1〜65とが形成されていることになるため、実際の発
振周波数の調整のためのレーザー照射や機械的応力によ
る除去は、誘電体基板42の表面のみ処理で完了する。
【0055】尚、上述の実施例においてはマイクロスト
リップ線路が直線状に形成されており、マイクロストリ
ップ線路の線路幅を調整するため導体支路11〜13、
51〜53の切断方向と線路長を調整するためショート
スタブ21〜25、61〜65の切断方向とが互いに直
交しているが、例えば、図5に示すように導体支路11
〜13形成部分とショートスタブ21〜25形成部分と
を90°偏位させるようにマイクロストリップ線路10
を曲げるて形成しても構わない。このような構造にすれ
ば、レーザー照射の走査方向や機械的応力の印加方向が
一直線上になるため、その加工が極めて簡単になる。
【0056】上述の図2におけるマイクロストリップ線
路1の線路幅調整の切断が導体支路11から導体支路1
3に向けて行われているが、その逆方向かさら行っても
構わない。また、導体ペーストの印刷精度によって、最
も効率がよく調整が可能な導体支路、ショートスタブの
本数、幅、長さを適宜設定すればよい。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明では、マイクロス
トリップ線路の線路幅を調整する複数の導体支路と線路
長を調整する複数のショートスタブとが形成されてお
り、導体支路の切断調整により変化率の大きい粗調整が
可能となり、またショートスタブの切断調整により変化
率の小さい微調整が可能となるため、その組み合わせに
よって周波数調整範囲が広がり、最も効率のよく、最適
な発振周波数の調整が可能となる。
【0058】さらに、周波数の粗調整・微調整が可能な
高周波発振装置が達成され、搭載部品等のバラツキ、や
マイクロストリップ線路の印刷形成精度による周波数バ
ラツキが容易に調整でき、しかも、周波数バラツキが大
きい発振装置においても、簡単に調整ができるので歩留
りの向上する。
【0059】さらに、ショートスタブの数を多くしなく
とも、周波数調整範囲が広がるため、小形・高密度の発
振装置が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な高周波発振装置の回路図である。
【図2】本発明の高周波発振装置に用いるマイクロスト
リップ線路部分の外観斜視図である。
【図3】図2に示すマイクロストリップ線路に形成した
ショートスタブ、スタブの切断による共振周波数の変化
状況を説明する特性図である。
【図4】本発明の高周波発振装置に用いる他のマイクロ
ストリップ線路部分の分解斜視図である。
【図5】本発明の高周波発振装置に用いるさらに別マイ
クロストリップ線路部分の平面斜視図である。
【図6】従来のマイクロストリップ線路部分の外観斜視
図ある。
【図7】従来のマイクロストリップ線路を用いた高周波
発振装置の発振周波数の変化の状況を説明する特性図で
ある。
【付号の説明】
1・・・マイクロストリップ線路 2・・・誘電体基板 3・・・アース接地導体 11〜13・・・導体支路 21〜25・・・ショートスタブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が接地されたマイクロストリップ線
    路を有する共振回路部と負性抵抗回路部とから成る高周
    波発振装置において、 前記マイクロストリップ線路に、該線路幅を調整して発
    振周波数を可変する第1の調整手段と、該線路長さを調
    整して発振周波数を可変する第2の調整手段とを並設し
    たことを特徴とする高周波発振装置。
  2. 【請求項2】 前記マイクロストリップ線路幅を調整し
    て発振周波数を可変する第1の調整手段が、マイクロス
    トリップ線路の途中に線路幅を減少しする複数の導体支
    路からなることを特徴とする請求項1記載の高周波発振
    装置。
  3. 【請求項3】 前記マイクロストリップ線路幅を調整し
    て発振周波数を可変する第1の調整手段が、マイクロス
    トリップ線路と並列に接続した複数の導体支路からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の高周波発振装置。
JP15925893A 1993-06-29 1993-06-29 高周波発振装置 Pending JPH0722842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009253914A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Fujitsu Media Device Kk 高周波モジュール
JP2010539669A (ja) * 2007-09-20 2010-12-16 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード マイクロ波プラズマ発生装置およびプラズマトーチ

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