JPH11330009A - 切削ユニット - Google Patents
切削ユニットInfo
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- JPH11330009A JPH11330009A JP10131716A JP13171698A JPH11330009A JP H11330009 A JPH11330009 A JP H11330009A JP 10131716 A JP10131716 A JP 10131716A JP 13171698 A JP13171698 A JP 13171698A JP H11330009 A JPH11330009 A JP H11330009A
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- JP
- Japan
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- spindle
- cutting
- blade
- contamination
- cutting unit
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- 238000011109 contamination Methods 0.000 claims abstract description 44
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 15
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 abstract description 10
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 abstract description 2
- 239000000356 contaminant Substances 0.000 description 6
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 4
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/08—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
- B23Q11/0883—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards for spindles, e.g. for their bearings or casings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dicing (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体ウェーハやセラミックス等を切削する
切削装置に搭載される切削ユニットにおいて、スピンド
ルと、スピンドルをエアーによって支持するスピンドル
ハウジングとの間に形成される隙間に、切削によって発
生するコンタミが付着し、侵入するのを防止する。 【解決手段】 スピンドルと、スピンドルをエアーによ
ってラジアル方向及びスラスト方向に支持するスピンド
ルハウジングと、スピンドルの先端に設けられて切削ブ
レードが装着されるブレードマウンタとを含む切削ユニ
ットにおいて、スピンドルハウジングのブレードマウン
タ側の先端に、切削の際に発生するコンタミがスピンド
ルとスピンドルハウジングとの間に形成される隙間に付
着するのを防止するコンタミ付着防止カバーを配設す
る。
切削装置に搭載される切削ユニットにおいて、スピンド
ルと、スピンドルをエアーによって支持するスピンドル
ハウジングとの間に形成される隙間に、切削によって発
生するコンタミが付着し、侵入するのを防止する。 【解決手段】 スピンドルと、スピンドルをエアーによ
ってラジアル方向及びスラスト方向に支持するスピンド
ルハウジングと、スピンドルの先端に設けられて切削ブ
レードが装着されるブレードマウンタとを含む切削ユニ
ットにおいて、スピンドルハウジングのブレードマウン
タ側の先端に、切削の際に発生するコンタミがスピンド
ルとスピンドルハウジングとの間に形成される隙間に付
着するのを防止するコンタミ付着防止カバーを配設す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ、
セラミックス等を切削する切削装置に搭載される切削ユ
ニットに関するものである。
セラミックス等を切削する切削装置に搭載される切削ユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7に示す切削装置40におい
て半導体ウェーハを切削する場合には、切削しようとす
る半導体ウェーハWは、保持テープTを介してフレーム
Fに保持されてチャックテーブル41に吸引保持され
る。
て半導体ウェーハを切削する場合には、切削しようとす
る半導体ウェーハWは、保持テープTを介してフレーム
Fに保持されてチャックテーブル41に吸引保持され
る。
【0003】半導体ウェーハWを保持したチャックテー
ブル41は、X軸方向に移動することにより、まずアラ
イメント手段42の直下に位置付けられ、パターンマッ
チング等の処理によって切削すべき領域が検出される。
そして、切削すべき領域が検出されると、チャックテー
ブル41は更にX軸方向に移動して切削ユニット43の
作用を受けて切削が行われる。
ブル41は、X軸方向に移動することにより、まずアラ
イメント手段42の直下に位置付けられ、パターンマッ
チング等の処理によって切削すべき領域が検出される。
そして、切削すべき領域が検出されると、チャックテー
ブル41は更にX軸方向に移動して切削ユニット43の
作用を受けて切削が行われる。
【0004】切削ユニット43は、図8に示すように、
ローター44とステーター45とからなるシンクロナス
モーター46のローター44に嵌合したスピンドル21
と、スピンドル21を回転可能に支持するスピンドルハ
ウジング11と、スピンドル21の先端に装着されたブ
レードマウンタ24と、ブレードマウンタ24に装着さ
れた切削ブレード13とから概ね構成されている。
ローター44とステーター45とからなるシンクロナス
モーター46のローター44に嵌合したスピンドル21
と、スピンドル21を回転可能に支持するスピンドルハ
ウジング11と、スピンドル21の先端に装着されたブ
レードマウンタ24と、ブレードマウンタ24に装着さ
れた切削ブレード13とから概ね構成されている。
【0005】スピンドル21は、スピンドルハウジング
11のラジアルベアリング22及びスラストベアリング
23により、エアーによってラジアル方向及びスラスト
方向に支持されている。そして、ローター44の回転に
伴いスピンドル21及びブレードマウンタ24に装着さ
れた切削ブレード13が回転すると共に、チャックテー
ブル41がX軸方向に移動しながら半導体ウェーハWに
接触することによって切削が行われる。
11のラジアルベアリング22及びスラストベアリング
23により、エアーによってラジアル方向及びスラスト
方向に支持されている。そして、ローター44の回転に
伴いスピンドル21及びブレードマウンタ24に装着さ
れた切削ブレード13が回転すると共に、チャックテー
ブル41がX軸方向に移動しながら半導体ウェーハWに
接触することによって切削が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】切削時は、半導体ウェ
ーハWの冷却用の切削水が供給されるため、切削ブレー
ド13の回転によって、切削屑(コンタミ)が混じった
切削水が飛散する。従って、スピンドル21とスピンド
ルハウジング11とによって形成される数μm程度の隙
間27にコンタミが侵入して付着することがある。そし
て、隙間27に付着したコンタミは、更にスピンドルハ
ウジング11の内部に侵入してスピンドル21やスピン
ドルハウジング11に付着することがある。このように
してコンタミが付着すると、スピンドル21とスピンド
ルハウジング11との間でいわゆるカジリ現象が生じや
すくなる。
ーハWの冷却用の切削水が供給されるため、切削ブレー
ド13の回転によって、切削屑(コンタミ)が混じった
切削水が飛散する。従って、スピンドル21とスピンド
ルハウジング11とによって形成される数μm程度の隙
間27にコンタミが侵入して付着することがある。そし
て、隙間27に付着したコンタミは、更にスピンドルハ
ウジング11の内部に侵入してスピンドル21やスピン
ドルハウジング11に付着することがある。このように
してコンタミが付着すると、スピンドル21とスピンド
ルハウジング11との間でいわゆるカジリ現象が生じや
すくなる。
【0007】コンタミの付着を防止するために、隙間2
7からエアーを矢印の方向に吹き出してエアーシール部
を形成してコンタミの付着を阻止するようにした切削ユ
ニットもあるが、この場合もコンタミの付着を完全に防
止することはできない。
7からエアーを矢印の方向に吹き出してエアーシール部
を形成してコンタミの付着を阻止するようにした切削ユ
ニットもあるが、この場合もコンタミの付着を完全に防
止することはできない。
【0008】また、図9のように、スピンドル21とス
ピンドルハウジング11とによって形成される隙間27
の前面に垂直な壁を形成するようにしてブレードマウン
タ29を形成させた切削ユニット47もあるが、この場
合もコンタミの付着を完全に防止するのは困難である。
ピンドルハウジング11とによって形成される隙間27
の前面に垂直な壁を形成するようにしてブレードマウン
タ29を形成させた切削ユニット47もあるが、この場
合もコンタミの付着を完全に防止するのは困難である。
【0009】更に、侵入したコンタミを掃除するには、
スピンドルハウジング11を分解しなければならず、煩
に耐えない。
スピンドルハウジング11を分解しなければならず、煩
に耐えない。
【0010】従って、切削ユニットにおいては、切削時
に発生するコンタミがスピンドルとスピンドルハウジン
グとによって形成される隙間に付着するのを防止して、
カジリ現象が発生するのを防止することに解決すべき課
題を有している。
に発生するコンタミがスピンドルとスピンドルハウジン
グとによって形成される隙間に付着するのを防止して、
カジリ現象が発生するのを防止することに解決すべき課
題を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、少なくとも、被加工物を
保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保
持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ユ
ニットによって被加工物を切削する際に切削水を供給す
る切削水供給手段とを含む切削装置において、スピンド
ルと、該スピンドルをエアーによってラジアル方向及び
スラスト方向に支持するスピンドルハウジングと、該ス
ピンドルの先端に設けられて切削ブレードが装着される
ブレードマウンタとを含み、スピンドルハウジングのブ
レードマウンタ側の先端には、切削の際に発生するコン
タミがスピンドルとスピンドルハウジングとによって形
成される隙間に付着するのを防止するコンタミ付着防止
カバーが配設される切削ユニットを提供するものであ
る。
の具体的手段として本発明は、少なくとも、被加工物を
保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保
持された被加工物を切削する切削ユニットと、該切削ユ
ニットによって被加工物を切削する際に切削水を供給す
る切削水供給手段とを含む切削装置において、スピンド
ルと、該スピンドルをエアーによってラジアル方向及び
スラスト方向に支持するスピンドルハウジングと、該ス
ピンドルの先端に設けられて切削ブレードが装着される
ブレードマウンタとを含み、スピンドルハウジングのブ
レードマウンタ側の先端には、切削の際に発生するコン
タミがスピンドルとスピンドルハウジングとによって形
成される隙間に付着するのを防止するコンタミ付着防止
カバーが配設される切削ユニットを提供するものであ
る。
【0012】そして、コンタミ付着防止カバーは、スピ
ンドルハウジングとブレードマウンタとの間に介在し、
スピンドルとスピンドルハウジングとによって形成され
る隙間を被接触の状態で覆うこと、コンタミ付着防止カ
バーは、スピンドルハウジングとブレードマウンタとの
間及びブレードマウンタの一部を非接触の状態で覆うこ
とを付加的要件とするものである。
ンドルハウジングとブレードマウンタとの間に介在し、
スピンドルとスピンドルハウジングとによって形成され
る隙間を被接触の状態で覆うこと、コンタミ付着防止カ
バーは、スピンドルハウジングとブレードマウンタとの
間及びブレードマウンタの一部を非接触の状態で覆うこ
とを付加的要件とするものである。
【0013】このように構成される切削ユニットにおい
ては、スピンドルとスピンドルハウジングとの間に形成
される隙間をコンタミ付着防止カバーによって覆うこと
ができるため、隙間へのコンタミの侵入及び付着を防止
することができる。
ては、スピンドルとスピンドルハウジングとの間に形成
される隙間をコンタミ付着防止カバーによって覆うこと
ができるため、隙間へのコンタミの侵入及び付着を防止
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、図7
に示した切削装置40に搭載された切削ユニット43に
代え、本発明に係る切削ユニット10を搭載した例につ
いて説明する。なお、図7に示した切削装置40と同一
の部位には共通の符号を付して説明することとする。
に示した切削装置40に搭載された切削ユニット43に
代え、本発明に係る切削ユニット10を搭載した例につ
いて説明する。なお、図7に示した切削装置40と同一
の部位には共通の符号を付して説明することとする。
【0015】図1は、本発明に係る切削ユニット10及
び切削水供給手段16a、ブレード監視手段18を示し
たものであり、切削ユニット10においては、スピンド
ルハウジング11によって回転可能に支持されたスピン
ドルの先端に切削ブレード13が装着されてフランジ1
4等によって固定されており、切削ブレード13はブレ
ードカバー15によってその周囲を覆われている。
び切削水供給手段16a、ブレード監視手段18を示し
たものであり、切削ユニット10においては、スピンド
ルハウジング11によって回転可能に支持されたスピン
ドルの先端に切削ブレード13が装着されてフランジ1
4等によって固定されており、切削ブレード13はブレ
ードカバー15によってその周囲を覆われている。
【0016】ブレードカバー15の下部には、切削ブレ
ード13を両側から挟むようにしてX軸方向に切削水供
給ノズル16、17が配設されている。また、ブレード
カバー15の上部には、切削ブレード13の破損等を監
視し検出するためのブレード監視手段18を設けてい
る。
ード13を両側から挟むようにしてX軸方向に切削水供
給ノズル16、17が配設されている。また、ブレード
カバー15の上部には、切削ブレード13の破損等を監
視し検出するためのブレード監視手段18を設けてい
る。
【0017】切削ユニット10を用いて半導体ウェーハ
Wのダイシングを行う際は、半導体ウェーハWと高速回
転する切削ブレード13との接触部を冷却するために、
ブレードカバー15の上部に備えた入水口19、20に
切削水を供給することにより、図2に示すように、切削
水供給ノズル16、17から切削水を当該接触部に供給
する。
Wのダイシングを行う際は、半導体ウェーハWと高速回
転する切削ブレード13との接触部を冷却するために、
ブレードカバー15の上部に備えた入水口19、20に
切削水を供給することにより、図2に示すように、切削
水供給ノズル16、17から切削水を当該接触部に供給
する。
【0018】こうして切削水を供給しながら切削を行う
と、切削により発生したコンタミが切削水に混じると共
に、その切削水が切削ブレード13の回転によって飛散
して、コンタミが切削ユニット10の任意の位置に付着
する。
と、切削により発生したコンタミが切削水に混じると共
に、その切削水が切削ブレード13の回転によって飛散
して、コンタミが切削ユニット10の任意の位置に付着
する。
【0019】切削ユニット10の構成を図3に基づいて
説明すると、スピンドル21は、スピンドルハウジング
11のラジアルベアリング22及びスラストベアリング
23から吹き出すエアーによってラジアル方向及びスラ
スト方向に支持され、スピンドル21から露出したスピ
ンドル首部12の先端にはブレードマウンタ24を介し
て切削ブレード13が装着され、フランジ14によって
固定された構成となっている。この点で、図8、図9に
示した従来の切削ユニット43、47と同様であるが、
スピンドルハウジング11のブレードマウンタ24側の
先端にコンタミ付着防止カバー25が配設されている点
が異なっている。
説明すると、スピンドル21は、スピンドルハウジング
11のラジアルベアリング22及びスラストベアリング
23から吹き出すエアーによってラジアル方向及びスラ
スト方向に支持され、スピンドル21から露出したスピ
ンドル首部12の先端にはブレードマウンタ24を介し
て切削ブレード13が装着され、フランジ14によって
固定された構成となっている。この点で、図8、図9に
示した従来の切削ユニット43、47と同様であるが、
スピンドルハウジング11のブレードマウンタ24側の
先端にコンタミ付着防止カバー25が配設されている点
が異なっている。
【0020】図3において、コンタミ付着防止カバー2
5は、ボルト等によってスピンドルハウジング11の先
端に着脱自在に取り付けられて固定されており、スピン
ドル21とブレードマウンタ24との間の位置におい
て、スピンドル首部12、スピンドル21及びブレード
マウンタ24と非接触の状態となっている。
5は、ボルト等によってスピンドルハウジング11の先
端に着脱自在に取り付けられて固定されており、スピン
ドル21とブレードマウンタ24との間の位置におい
て、スピンドル首部12、スピンドル21及びブレード
マウンタ24と非接触の状態となっている。
【0021】コンタミ付着防止カバー25は、図4に示
すように、中心孔26を有するリング状に形成されてお
り、スピンドルハウジング11に取り付けた際にブレー
ドマウンタ24と接触しない程度の厚みを有している。
すように、中心孔26を有するリング状に形成されてお
り、スピンドルハウジング11に取り付けた際にブレー
ドマウンタ24と接触しない程度の厚みを有している。
【0022】このように形成されるコンタミ付着防止カ
バー25をスピンドルハウジング11の先端に取り付け
ることにより、スピンドルハウジング11とスピンドル
21とによって形成される隙間27が覆われると共に、
スピンドル首部12の露出している部分も外側から覆わ
れる。
バー25をスピンドルハウジング11の先端に取り付け
ることにより、スピンドルハウジング11とスピンドル
21とによって形成される隙間27が覆われると共に、
スピンドル首部12の露出している部分も外側から覆わ
れる。
【0023】このようにしてスピンドル22とスピンド
ルハウジング11とによって形成される隙間27を塞ぐ
ことにより、隙間27へのコンタミの侵入、付着を防止
することができる。
ルハウジング11とによって形成される隙間27を塞ぐ
ことにより、隙間27へのコンタミの侵入、付着を防止
することができる。
【0024】また、隙間27からエアーを吹き出すこと
により隙間27がエアーシール部として機能する場合に
おいては、上記のようにしてスピンドルハウジング11
にコンタミ付着防止カバー25を取り付けることで、ブ
レードマウンタ24とコンタミ付着防止カバー25との
間にできる僅かな空間がエアーの通り道となり、隙間2
7から吹き出すエアーがこの通り道を集中的に流れるよ
うになる。その結果、エアーが傘状に広がってエアーカ
ーテン28を形成するため、エアーカーテン28によっ
てコンタミの付着をより効果的に防ぐことができる。
により隙間27がエアーシール部として機能する場合に
おいては、上記のようにしてスピンドルハウジング11
にコンタミ付着防止カバー25を取り付けることで、ブ
レードマウンタ24とコンタミ付着防止カバー25との
間にできる僅かな空間がエアーの通り道となり、隙間2
7から吹き出すエアーがこの通り道を集中的に流れるよ
うになる。その結果、エアーが傘状に広がってエアーカ
ーテン28を形成するため、エアーカーテン28によっ
てコンタミの付着をより効果的に防ぐことができる。
【0025】図5のように、隙間27の前面に垂直な壁
を形成するようにしてブレードマウンタ29を形成させ
た切削ユニット30においては、図6に示すように、図
3、図4に示したコンタミ付着防止カバー25よりもリ
ングの中心孔31の径が大きく厚みのあるコンタミ付着
防止カバー32を取り付ける。
を形成するようにしてブレードマウンタ29を形成させ
た切削ユニット30においては、図6に示すように、図
3、図4に示したコンタミ付着防止カバー25よりもリ
ングの中心孔31の径が大きく厚みのあるコンタミ付着
防止カバー32を取り付ける。
【0026】図5の切削ユニット30においては、コン
タミ付着防止カバー32がスピンドル首部12の露出部
分及びブレードマウンタ29の大部分を外周側から覆っ
ているため、スピンドル首部12へのコンタミの付着を
効果的に防止することができ、また、ブレードマウンタ
29とコンタミ付着防止カバー32との双方によって、
より効果的に隙間27へのコンタミの侵入、付着を防止
することができる。また、図3の切削ユニット10の場
合と同様に、エアーカーテン33も形成される。
タミ付着防止カバー32がスピンドル首部12の露出部
分及びブレードマウンタ29の大部分を外周側から覆っ
ているため、スピンドル首部12へのコンタミの付着を
効果的に防止することができ、また、ブレードマウンタ
29とコンタミ付着防止カバー32との双方によって、
より効果的に隙間27へのコンタミの侵入、付着を防止
することができる。また、図3の切削ユニット10の場
合と同様に、エアーカーテン33も形成される。
【0027】更に、図3、図4に示したコンタミ付着防
止カバー25と比較すると、スピンドルハウジング11
への取り付け面積が小さく、着脱が容易であるため、コ
ンタミ付着防止カバー32に付着したコンタミの掃除を
容易に行うこともできる。
止カバー25と比較すると、スピンドルハウジング11
への取り付け面積が小さく、着脱が容易であるため、コ
ンタミ付着防止カバー32に付着したコンタミの掃除を
容易に行うこともできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る切削
ユニットによれば、スピンドルとスピンドルハウジング
とによって形成される隙間をコンタミ付着防止カバーに
よって覆うことによりかかる隙間へのコンタミの侵入及
び付着を防止することができるため、スピンドルとスピ
ンドルハウジングとの間でいわゆるカジリ現象が生じる
のを防止することができる。
ユニットによれば、スピンドルとスピンドルハウジング
とによって形成される隙間をコンタミ付着防止カバーに
よって覆うことによりかかる隙間へのコンタミの侵入及
び付着を防止することができるため、スピンドルとスピ
ンドルハウジングとの間でいわゆるカジリ現象が生じる
のを防止することができる。
【0029】また、コンタミ付着防止カバーはスピンド
ルハウジングに着脱自在に装着されているので、例えば
コンタミ付着防止カバー内にコンタミが侵入しても、コ
ンタミ付着防止カバーを取り外し、簡単に掃除をするこ
とができ、メンテナンスが容易である。
ルハウジングに着脱自在に装着されているので、例えば
コンタミ付着防止カバー内にコンタミが侵入しても、コ
ンタミ付着防止カバーを取り外し、簡単に掃除をするこ
とができ、メンテナンスが容易である。
【図1】本発明に係る切削ユニットの実施の形態を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】同切削ユニットを用いて切削水を供給しながら
半導体ウェーハを切削する様子を示す斜視図である。
半導体ウェーハを切削する様子を示す斜視図である。
【図3】同切削ユニットの第一の実施の形態を示す断面
図である。
図である。
【図4】同切削ユニットの第一の実施の形態において配
設されるコンタミ付着防止カバーを示す平面図である。
設されるコンタミ付着防止カバーを示す平面図である。
【図5】同切削ユニットの第二の実施の形態を示す断面
図である。
図である。
【図6】同切削ユニットの第二の実施の形態において配
設されるコンタミ付着防止カバーを示す平面図である。
設されるコンタミ付着防止カバーを示す平面図である。
【図7】切削ユニットが搭載される切削装置を示す斜視
図である。
図である。
【図8】従来の切削ユニットを示す断面図である。
【図9】従来の切削ユニットを示す断面図である。
10……切削ユニット 11……スピンドルハウジング 12……スピンドル首部 13……切削ブレード 14
……フランジ 15……ブレードカバー 16、17……切削水供給ノ
ズル 18……ブレード監視手段 19、20……入水口 2
1……スピンドル 22……ラジアルベアリング 23……スラストベアリ
ング 24……ブレードマウンタ 25……コンタミ付着防止
カバー 26……中心孔 27……隙間 28……エアーカーテ
ン 29……ブレードマウンタ 30……切削ユニット 3
1……中心孔 32……コンタミ付着防止カバー 33……エアーカー
テン 40……切削装置 41……チャックテーブル 42…
…アライメント手段 43……切削ユニット 44……ローター 45……ス
テーター 46……シンクロナスモーター 47……切削ユニット
……フランジ 15……ブレードカバー 16、17……切削水供給ノ
ズル 18……ブレード監視手段 19、20……入水口 2
1……スピンドル 22……ラジアルベアリング 23……スラストベアリ
ング 24……ブレードマウンタ 25……コンタミ付着防止
カバー 26……中心孔 27……隙間 28……エアーカーテ
ン 29……ブレードマウンタ 30……切削ユニット 3
1……中心孔 32……コンタミ付着防止カバー 33……エアーカー
テン 40……切削装置 41……チャックテーブル 42…
…アライメント手段 43……切削ユニット 44……ローター 45……ス
テーター 46……シンクロナスモーター 47……切削ユニット
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも、被加工物を保持するチャッ
クテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工
物を切削する切削ユニットと、該切削ユニットによって
被加工物を切削する際に切削水を供給する切削水供給手
段とを含む切削装置において、 該切削ユニットは、スピンドルと、該スピンドルをエア
ーによってラジアル方向及びスラスト方向に支持するス
ピンドルハウジングと、該スピンドルの先端に設けられ
て切削ブレードが装着されるブレードマウンタとを含
み、 該スピンドルハウジングのブレードマウンタ側の先端に
は、切削の際に発生するコンタミが該スピンドルと該ス
ピンドルハウジングとによって形成される隙間に付着す
るのを防止するコンタミ付着防止カバーが配設される切
削ユニット。 - 【請求項2】 コンタミ付着防止カバーは、スピンドル
ハウジングとブレードマウンタとの間に介在し、スピン
ドルと該スピンドルハウジングとによって形成される隙
間を非接触の状態で覆う請求項1に記載の切削ユニッ
ト。 - 【請求項3】 コンタミ付着防止カバーは、スピンドル
ハウジングとブレードマウンタとの間及び該ブレードマ
ウンタの一部を非接触の状態で覆う請求項1に記載の切
削ユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131716A JPH11330009A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 切削ユニット |
GB9910098A GB2337220B (en) | 1998-05-14 | 1999-04-30 | Spindle assembly and cutting unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131716A JPH11330009A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 切削ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11330009A true JPH11330009A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15064539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10131716A Withdrawn JPH11330009A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 切削ユニット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11330009A (ja) |
GB (1) | GB2337220B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267764A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-11-25 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
JP2011054847A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
JP2018113276A (ja) * | 2017-01-06 | 2018-07-19 | 株式会社ディスコ | 切削装置及びエアー遮断部材 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP10131716A patent/JPH11330009A/ja not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-04-30 GB GB9910098A patent/GB2337220B/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267764A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-11-25 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
JP2011054847A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
JP2018113276A (ja) * | 2017-01-06 | 2018-07-19 | 株式会社ディスコ | 切削装置及びエアー遮断部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB9910098D0 (en) | 1999-06-30 |
GB2337220B (en) | 2002-12-18 |
GB2337220A (en) | 1999-11-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070111 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070314 |