JPH1132863A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH1132863A
JPH1132863A JP19628597A JP19628597A JPH1132863A JP H1132863 A JPH1132863 A JP H1132863A JP 19628597 A JP19628597 A JP 19628597A JP 19628597 A JP19628597 A JP 19628597A JP H1132863 A JPH1132863 A JP H1132863A
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JP
Japan
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cushion
seat plate
chair
hook
core material
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JP19628597A
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Tomonori Kawakami
友紀 川上
Kiyouko Muraguchi
峡子 村口
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クッションを座板から取り外し可能として洗
濯できるようにし、且つ、クッションを座板に装着した
ときに、その装着状態を安定して保つことができるよう
にする。 【解決手段】 座板20の上面側にクッション22が装
着されている。このクッション22は、ウレタンフォー
ム等の弾性材からなる芯材30と、この芯材30の表面
をカバーするポリエステル繊維等の表生地31と、裏面
をカバーするトリコット繊維等からなる裏生地32とか
らなり、裏生地32の前後両端側領域が、第1の面ファ
スナー32Aとして作用するようになっている。座板2
0の前後裏面側には笠木23が配置されており、この笠
木23の内側相対面23Aには、第1の面ファスナー3
2Aと面接触係合する第2の面ファスナー35が取り付
けられ、これらの各ファスナー32A,35の相互係合
力でクッション22を位置ずれすることなく保持するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は椅子に係り、更に詳
しくは、椅子の座を形成するクッションを洗濯すること
ができるとともに、座板に装着されたクッションが不用
意に脱落若しくは位置ずれすることのない椅子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、学習用の椅子には、木製の座
板と、この座板の上面に配置されたクッションとを備え
たタイプのものが知られている。このタイプの椅子は、
座板の上面に配置されたウレタン等の弾性材を繊維カバ
ーで固定的に被覆する構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな椅子にあっては、クッションが座板に対して固定さ
れており、これを取り外すことができないため、クッシ
ョンを洗濯することができず、実際の使用に際しては、
クッションの上面側に別途のカバーを設けて汚損から保
護することが行われている。また、このようなカバーを
設けるにしても、従来では、カバーの後部に適当な紐を
設けておき、この紐を椅子の背もたれ部分に結束するだ
けであり、カバーがクッションの上面を容易に動いてし
まい、これが外観上の体裁を悪くするという原因となっ
ている。
【0004】ところで、実開平6−77606号公報に
は、座布団の滑り止め防止構造が開示されている。同公
報は、座椅子を構成する座板の上面部分に面ファスナー
を設ける一方、当該面ファスナーと係脱自在となる面フ
ァスナーを座布団の裏面側に設ける構成が示されてい
る。
【0005】しかしながら、このような構成にあって
は、座布団の滑りを防止する力が面ファスナーの領域に
集中するため、着座者が背もたれに深く寄りかかった
時、すなわち、着座者の尻が座の後部から前部に向かっ
て大きく移動しようとする力が働いたときに、各面ファ
スナーの面係合位置がずれ易くなるという不都合があ
る。つまり、実開平6−77606号公報に示されたも
のは、座椅子と座布団との相互位置を決定することがで
きるが、着座者の座り方いかんによっては相互の位置ず
れ規制をするには十分でないという不都合がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、椅子の座を構成す
るクッションを着脱自在として当該クッションを洗濯で
きるようにするとともに、クッションを座板に装着した
状態で、当該クッションと座板との相対移動を確実に規
制してクッションが座板から不用意に脱落する虞のない
椅子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、クッションの前後二箇所領域を座板の前
後二箇所位置で面係合させる構成を採用したものであ
る。具体的には、座板と、この座板の上面側に配置され
たウォッシャブルタイプのクッションとを備えた椅子に
おいて、前記クッションの少なくとも前後両端側に第1
の面ファスナーが設けられる一方、前記座板の前後裏面
側に、第1の面ファスナーと係合する第2の面ファスナ
ーが設けられる、という構成を採っている。この構成に
おけるクッションは、前後二箇所位置で座板の裏面側に
面係合した状態で固定されるため、クッションが座板の
面に対して滑る方向に移動することを防止でき、常に安
定した位置にクッションを保持することができる。ま
た、クッションを取り外した状態で、これを洗濯するこ
とができるので、特別なカバー等を設ける必要性も一掃
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】前記椅子において、座板の前後各
位置における裏面側に笠木がそれぞれ配設されるととも
に、これらの笠木の内側相対面に第2の面ファスナーが
設けられ、クッションの前後両端側は笠木の下端面を回
って第2のファスナーに係合可能に設けられる、という
構成を採るとよい。これによれば、第1及び第2の面フ
ァスナーの接触面の方向が座板の上面に対して交差する
方向となり、クッションに一定の張力を付与しつつ保持
力を強く発揮させることが可能となる。従って、本発明
が学習用の椅子に適用された場合に、当該椅子の利用者
である児童の不規則な座り方にも対応した安定性を確保
することができる。
【0009】また、クッションは弾性材からなる芯材
と、この芯材を表裏より挟み込んで封止する表生地及び
裏生地とにより構成され、前記裏生地は第1の面ファス
ナーを形成するトリコット繊維により構成することが好
ましい。このような構成によると、クッションの縫製工
程を簡略化することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る椅子が学習用の椅子に適
用された実施例を図面を参照しながら説明する。
【0011】図1には本実施例に係る椅子の全体構成が
示され、図2には同椅子の縦断面図が示されている。こ
れらの図において、椅子10は全体的に木製材料によっ
て形成されている。この椅子10は、座部11と、この
座部11のコーナー部分に配置された前脚13と、当該
前脚13よりも長寸に設けられるとともに、上部側に背
板14が渡設されて背もたれ領域を形成する後脚15
と、前脚13,13の略中央部間に配置された足載せ台
16と、前脚13と後脚15間、及び、後脚15,15
間に配置された補強桟17とを備えて構成されている。
【0012】座部11は、図2に示されるように、座板
20と、この座板20の上面を覆うように配置されたク
ッション22と、前脚13,13の上部相互間、及び、
これと同一高さ位置における後脚15,15相互間に配
置された前後一対の笠木23と、前脚13と後脚15と
の間に配置された左右(紙面直交方向)一対の笠木24
とにより構成されている。ここで、笠木24の上端面は
座板20の上面よりも高い位置となるように設けられて
おり、図1中正面側から見て凹状に凹んだ形状とされ、
これによって、同図中左右方向にクッション22が移動
できないようになっている。
【0013】クッション22は、ウレタンフォーム等の
弾性材からなる芯材30と、この芯材30を表裏より挟
み込んでこれを封止する表生地31及び裏生地32とに
より構成されている。表生地31は、本実施例では、ポ
リエステル繊維シートが採用されている一方、裏生地3
2はトリコット繊維シートが採用され、当該裏生地32
の前後両端側領域が第1の面ファスナー32Aとして作
用するようになっている。表生地31と裏生地32は、
図3に示されるように、芯材30の外形に沿って縫い合
わされており、これにより、芯材30が、各生地31,
32内で、いわゆる遊びなく封止されている。この際、
芯材30を裏生地32に縫い付けたり、芯材30の外周
側を表裏の生地で共に縫い付けたり、或いはキルティン
グのように網目状に縫い付けたりしてもよい。また、表
生地31及び裏生地32の前後方向幅寸法は、芯材30
の前後方向幅寸法よりも長く設けられており、裏生地3
2の前後両端側領域となる第1の面ファスナー32A
が、笠木23の下端面を回って当該笠木23の内側相対
面23Aに重なる位置まで折り返しできるように設けら
れている。
【0014】前記笠木23の内側相対面23Aには、第
2の面ファスナー35が設けられ、この第2の面ファス
ナー35に第1の面ファスナー32Aが面接触して係合
することにより、クッション22が全体として座板20
に固定可能となっている。
【0015】以上の構成において、第1及び第2の面フ
ァスナー32A及び35の相互係合を解除すれば、クッ
ション22を座板20から取り外すことができ、従っ
て、当該クッション22が汚れた場合にこれを洗濯する
ことができる。この際、クッション22と生地とを縫い
付けた構成を採用した場合には、洗濯によってクッショ
ン22がずれたりする虞を一層効果的に防止することが
できる。
【0016】クッション22を座板20に取り付けた状
態では、その前後両端側領域が笠木23の下端面を掛け
回されるようにして第2の面ファスナー35に面接触係
合するため、クッション22に対して前後何れの方向か
らも滑りの力が加えられても、この滑り力に抗して面係
合状態を保持することができ、これにより、クッション
22の不用意なる脱落を防止することができる。しか
も、笠木24の上端面は座板20の上面より高い位置に
設けられているので、クッション22が左右方向に移動
する虞もない。
【0017】なお、前記実施例では、裏生地32自体が
面ファスナーとして作用するトリコット繊維による構成
としたが、本発明はこれに限定されるものでなく、表裏
の生地をポリエステル等の同一生地とし、その裏生地の
前後両端側に別部材からなる面ファスナーを取り付ける
構成としてもよい。但し、前記実施例のような構成とし
た場合には、縫製工程を簡略化できるという利点があ
る。
【0018】また、クッション22の前後両端側を座板
20の裏面側に面接触係合する構成に限らず、クッショ
ンの左右両端側も面接触係合できる構成も採用可能であ
る。このような構成とした場合には、クッション22の
装着状態を更に安定化させることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クッションの前後両端側に第1の面ファスナーが設ける
一方、座板の前後裏面側に第2の面ファスナーを設けて
各ファスナーの面係合を可能としたから、クッションが
座板の面に対して滑る方向に移動することを効果的に防
止でき、安定した位置にクッションを保持することがで
きる。しかも、クッションのみを容易に取り外して洗濯
可能となるため、カバーを設ける必要性もない。
【0020】また、本発明は、座板の裏面側に位置する
笠木の内側相対面に第2の面ファスナーを設け、この笠
木の下端面を回るような態様でクッションの前後両端側
の第1の面ファスナーが第2のファスナーに係合する構
成であるから、各面ファスナーの接触面の方向が座板の
上面に対して交差した関係となり、クッションがしっか
りと座板側に保持されるようになり、クッションに不規
則な滑り方向への力が加わっても安定性を確保すること
ができる。しかも、クッションに一定の張力が付与され
た状態でこれを装着できるため、つまり、座板に対する
クッションの密着力を確保できるため、装着状態での体
裁も良好に保つことができる。
【0021】更に、クッションを構成する芯材の裏生地
としてトリコット繊維を用い、この繊維自体が第1の面
ファスナーとして作用するため、少なくとも、別途の面
ファスナーを設ける縫製工程を省略して、製造効率も改
善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る学習用の椅子の外観斜視図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】前記実施例のクッションを裏面側から見た斜視
図。
【符号の説明】
10 椅子 20 座板 22 クッション 23 笠木 23A 相対面 30 芯材 31 表生地 32 裏生地 32A 第1の面ファスナー 35 第2の面ファスナー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座板と、この座板の上面側に配置された
    ウォッシャブルタイプのクッションとを備えた椅子にお
    いて、前記クッションの少なくとも前後両端側に第1の
    面ファスナーが設けられる一方、前記座板の前後裏面側
    に、第1の面ファスナーと係合する第2の面ファスナー
    が設けられていることを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 前記座板の前後各位置における裏面側に
    笠木がそれぞれ配設されるとともに、これらの笠木の内
    側相対面に前記第2の面ファスナーが設けられ、前記ク
    ッションの前後両端側は笠木の下端面を回って第2のフ
    ァスナーに係合可能に設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】 前記クッションは弾性材からなる芯材
    と、この芯材を表裏より挟み込んで封止する表生地及び
    裏生地とにより構成され、前記裏生地は第1の面ファス
    ナーを形成するトリコット繊維により構成されているこ
    とを特徴とするを請求項1又は2記載の椅子。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2013244326A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Clean Tex Japan Kk マット,セパレートマット,及びマットの製造方法
JP2014042656A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Itoki Corp 椅子用座布団
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JP2021019771A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 藤沢工業株式会社 敷物として利用可能な椅子の座部、当該座部を備えた椅子

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