JP2006102385A - チャイルドシート用マット - Google Patents

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Abstract

【課題】
チャイルドシート10に着座した比較的体格の小さな乳幼児の頭部、身体の姿勢を適切に保持することで、シートベルト12a、12bの位置を正しく保ち車両乗車時の安全性を高め、且つチャイルドシート用マット1を使用するにあたり、その利便性の向上を図る。
【解決手段】
チャイルドシート10の背もたれ部9bから座部9aにかけて載置されるように長尺に形成されたマットベース2と、このマットベース2の上部に位置して、使用者の頭部を当てるための頭当接部3と、この頭当接部3の直下の位置で、両側縁からそれぞれ内側に向かって形成された切り込み部7a、7bと、この切り込み部7a、7bの直下の左右両側位置に使用者の肩、至腰付近の身体に当てるための一対の身体当接部4a、4bと、を備え、頭当接部3及び身体当接部4a、4bを、マットベース2との着脱が可能となるようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば自動車等の乗り物の座席に装着されるチャイルドシートに載置されるマットに関するものである。
乗り物、例えば乗用車等の座席は通常、大人が着席するように作られており、この座席に装備されているシートベルトは乳幼児の小さな身体に適合していない。このため、乗用車等の座席に乳幼児を座らせる際には、チャイルドシートやベビーシートと呼ばれる補助シートを装着し、このチャイルドシートに乳幼児を座らせて、該チャイルドシートに装備されたシートベルトで小さな身体を固定するようにしている。前記チャイルドシートは大体において0歳から5歳位までの乳幼児が使用するものであり、一般的なチャイルドシートは5歳位の乳幼児の平均的な体格に適合するサイズで製作されている。
しかしながら、0歳と5歳の乳幼児では体格は大きく異なるので、例えば0歳や1歳位の乳幼児が乗用車等に装着されたチャイルドシートに着座したときには、チャイルドシートと身体の間に隙間ができ、シートベルトで適切に身体を固定することが十分に達成出来ていないという事例も多い。また適切に身体を固定することが十分でないことに起因して、乳幼児の姿勢が傾きやすくなり、乗用車でカーブを曲がったときに乳幼児の頭部が振られたり、乳幼児が眠ってしまったとき頭が大きく傾いてしまうこともあり、安全性の確保が十分に取れていないという問題もある。以下、1歳未満の子供を「乳児」とし、1歳〜5歳位の子供を「幼児」とする。
特許文献1、2のチャイルドシート用マットは、チャイルドシート上に着座した乳幼児が発汗した場合に汗を吸い取り乳幼児の不快感を軽減する、又はチャイルドシート用マットをチャイルドシートから着脱可能にすることで掃除を容易に行うことができ、乳幼児が発汗した汗や食べこぼした食品がマットに付着した場合でも、チャイルドシート用マット、及び掃除しにくいチャイルドシートを常に清潔に保つことを主目的として為された発明であり、乳幼児の身体をチャイルドシートに適切に固定するための構成についての記載はされていない。
特開2003−54294 特開2001−340173
そこで、本発明は、乳幼児を、最適な姿勢でチャイルドシートに着座させることで、安全性を確保し、しかも、チャイルドシート用マットを使用するにあたり、その利便性の向上をも図ることを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、座部と、該座部の奥側から立ち上がる背もたれ部と、該背もたれ部の両端側に設けた側壁部と、前記背もたれ部に設けたシートベルトを前記座部付近で固定する固定手段と、を備えたチャイルドシートに用いられるチャイルドシート用マットであって、前記チャイルドシートの背もたれ部から座部にかけて載置されるように長尺に形成されたマットベースと、該マットベースの上位部の両側縁から内側に向かって形成された切り込み部と、該切り込み部の上部に配置された使用者の頭部を当てるための頭当接部と、該切り込み部の直下部の左右両側位置に、使用者の肩、及び腰付近の身体に当てるための一対の身体当接部と、を備え、前記頭当接部、及び前記身体当接部は、前記マットベースとの着脱が可能であることを特徴とするチャイルドシート用マットである。
ここで、「使用者の頭部を当てるための頭当接部」とは、チャイルドシートに着座した使用者の頭部に接し、使用者の頭部の傾き、揺れを防ぎ、頭部を保護するための枕等を指し、「使用者の肩、及び腰付近の身体に当てるための身体当接部」とは、チャイルドシートに着座した使用者の身体の背中部から両側の肩、腰までにかけて接し、乳幼児の身体とチャイルドシートとの隙間を埋め、使用者の身体を保持、保護するクッション等をいう。
請求項1記載の「頭当接部」や「身体当接部」は乳幼児が好む、又は乳幼児らしさを備えた形状にすることが好ましく、例えば「頭当接部」をひまわりの花の形状とし、「身体当接部」はひまわりの葉の形状とすることが考えられる。
本発明における「切り込み部」とは、チャイルドシートにチャイルドシート用マットが載置された状態で、チャイルドシートの背もたれ部に設けられたシートベルトを座部付近で固定するときに、該シートベルトをチャイルドシート用マットの切り込み部に通すことにより、座部付近で固定する為に設けられている。シートベルトを通すための切り込み部を設けることで、例えば、該切りこみ部に換えて貫通穴を設けた構成に比べて、チャイルドシート用マットをシートベルトに固定する作業を容易にできる。
請求項1記載の頭当接部や身体当接部をマットベースに着脱する手段としては、マジックテープ(登録商標)、ホック、スナップボタン等を用いて行う構成が好ましい。
請求項2記載の発明は、前記左右両側位置に一対配置された身体当接部の間に空間的隙間を設けたことを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート用マットである。
ここで「一対配置された身体当接部の空間的隙間」とは、マットベースの左右両側位置に一対配置された厚みを持った身体当接部が、マットベースの中央部から離れた状態で取り付けられた為に、左右両側位置の身体当接部の間に出来る隙間を指し、チャイルドシートに使用者が着座したときに使用者の背中とマットベースとの間にできる空間をいう。
請求項3記載の発明は、前記頭当接部の中央付近に凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のチャイルドシート用マットである。
ここでいう頭当接部の凹部とは、乳幼児の後頭部が接触する中央が窪んだ枕で、その外周部全体、左右両側の外周部、あるいは外周部のうち複数部分が盛り上がっている状態をいう。
請求項4記載の発明は、前記マットベース、前記頭当接部、及び前記身体当接部の表面は吸水性を有した布で、裏面は前記吸収された水分を発散させる構造を備えたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載のチャイルドシート用マットである。
「前記吸収された水分を発散させる構造」は、頭当接部や身体当接部の裏面を、合成繊維性の立体メッシュ構造とすることで水分を発散させる構造とするのが好適である。
本発明によれば、頭当接部、身体当接部を備えたチャイルドシート用マットをチャイルドシートに載置することで、チャイルドシートと使用者の身体との隙間を埋めることにより、例えば、体格が小さい0歳から1歳位の乳幼児がチャイルドシートに着座した場合でも、身体が傾かないように最適な姿勢を保つことが出来、安全性を確保することが出来る。
また、チャイルドシート用マットをチャイルドシートから着脱可能にすることで掃除を容易に行うことができ、チャイルドシート用マット、及び掃除しにくいチャイルドシートを常に清潔に保つことが出来る。
しかも、頭当接部、及び身体当接部をマットベース上に着脱する手段として、マジックテープ(登録商標)又は、ホック、スナップボタン等を複数設ける構成を採用することにより、マットベース上の自由な位置に着脱することが可能となり、乳幼児の体型に合わせ、配置場所を調整することが出来る。また乳幼児の成長に合わせ、配置場所を調整することが出来るので、買い替えコストを低減出来る。また、頭当接部、及び身体当接部をマットベース上に着脱可能とすることで、例えばチャイルドシート用マットのうち、頭当接部のみ汚れてしまった場合でも、頭当接部のみマットベースから取り外し掃除すれば良く、掃除の手間を省くことが出来る。よって、利便性の向上を図ることが出来る。
尚、ここで比較的小さな体格の乳幼児として0歳から1歳位と表記したが、本発明のチャイルドシート用マットは前記年齢に制限されるものでない。
本発明のチャイルドシート用マットの利用範囲として乗用車等に用いられるチャイルドシートで説明するが、例えば乳幼児をのせて人が手押しで移動するベビーカー等にも、本発明のチャイルドシート用マットは載置することが出来る。前記ベビーカーに本発明のチャイルドシート用マットを載置した場合にも、前記した本発明による効果が発揮出来ることはいうまでもない。
また、本発明において、「頭当接部」や「身体当接部」を乳幼児が好む、又は乳幼児らしさを備えた形状にすることで、デザイン面で他社製品との差別化を図ることが出来、好適である。
請求項2によれば、一対の身体当接部の間の空間的隙間が使用者の背中中央の通気性を確保する為、使用者の背中の、発汗、及び蒸れを防止し、不快感を軽減することが出来る。
請求項3によれば、頭当接部を凹部にし、使用者の頭部を頭当接部で包み込むことで、使用者の頭部を保持、保護することが出来る。
請求項4によれば、使用者の汗を頭当接部や身体当接部の表面で吸収し、裏面で前記頭当接部や身体当接部の裏面で前記吸収した汗を発散させることで、蒸れを防止し、使用者の不快感を軽減することが出来る。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。尚、本発明の実施形態は下記の内容に何ら限定されるものでなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるチャイルドシートやベビーシートなどに載置するためのチャイルドシート用マット1の概略正面図で、図2は、本実施形態におけるチャイルドシート用マット1のマットベース2の概略正面図を表したものである。
図1に示したチャイルドシート用マット1は、長尺に形成されたマットベース2、前記マットベース2の中央上側に配置された頭当接部3、該頭当接部3の直下の左右両側に配置された身体当接部4a、4bで構成されており、チャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態で乳幼児が着座した場合に(図4参照)、頭当接部3は乳幼児の頭部に、身体当接部4a、4bは乳幼児の肩から脇腹、あるいは腰辺りまで接するように配置されている。
前記頭当接部3の中央には凹状に窪んだ凹部3aが設けられており、外周部は厚みを持ったクッション状の形状を為しているので、乳幼児の頭部の保持、保護をするのに適している。尚、前記頭当接部3は後述する図5において詳細に説明する。
身体当接部4a、4bは厚みを持つクッション状をなし、チャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態で乳幼児が着座した場合に(図4参照)、乳幼児の身体とチャイルドシート10の背もたれ部9b(図3参照)の両端側に設けられた側壁部11a、11b(図3参照)との隙間を埋めることで、乳幼児を最適な姿勢で着座させることが出来、乳幼児の身体を保持、保護するのに適している。身体当接部4a、4bは後述する図6において詳細に説明する。
図2に示すように、本実施形態におけるマットベース2は、頭当接部3が配置される位置にマジックテープ(登録商標)5が、身体当接部4a、4bが配置される位置にマジックテープ(登録商標)6a、6bが取り付けられており、頭当接部3が配置されるマジックテープ(登録商標)5の直下の両縁には切り込み部7a、7b、身体当接部4a、4bが配置されるマジックテープ(登録商標)6a、6bの直下には足置載部8a、8bを設けた構造をなしている。
本実施形態においてのマジックテープ(登録商標)5、6a、6bは、図1に示した頭当接部3、身体当接部4a、4bをマットベース2から着脱可能とするために設けられており、マジックテープ(登録商標)5、6a、6bにより図1の頭当接部3、身体当接部4a、4bの着脱が容易に行うことが出来る。このようにマジックテープ(登録商標)5、6a、6bにより頭当接部3、身体当接部4a、4bの着脱を行うことが出来る構成にすることにより、乳幼児が本発明のチャイルドシート用マット1の一部を汚してしまった場合に、その部分のみを取り外し、洗濯することも可能であるので、洗濯の手間を省くことが出来る。もちろんチャイルドシート用マット1の全面を汚してしまった場合においてもチャイルドシート10からチャイルドシート用マット1を取り外し、さらにマットベース2、前記頭当接部3、身体当接部4a、4bに分けて各部分毎に洗濯することも可能であり常に清潔な状態で使用できることはいうまでもない。
また、マジックテープ(登録商標)5、6a、6bは、マットベース2上から着脱することも可能であり、マットベース2上の自由な位置に配置することが出来る。このように、マジックテープ(登録商標)5、6a、6bをマットベース2から着脱可能にすることにより、乳幼児の成長に合わせ、頭当接部3、身体当接部4a、4bの配置場所を調整することが出来るので、買い替えコストを低減することが出来る。
ここで、マットベース2への頭当接部3、身体当接部4a、4bの着脱をするのにマジックテープ(登録商標)5、6a、6bを使用したが、着脱、及び位置調整が容易に行えるものであればマジックテープ(登録商標)5、6a、6bに限らず、ホック、スナップボタン等を用いて、着脱、位置調整が行える構成としても良い。
尚、マジックテープ(登録商標)5、6a、6bは小さなフック状の突起が無数についた布状のものと、小さなループ状の糸が無数についた布の一対で保持する構造となっている、そのためマットベース2の表面、及び頭当接部3、身体当接部4a、4bの裏面には、前記一対で保持する布のうち、片方が取り付けられているのは言うまでもない。
図3では本実施形態におけるチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態の概略正面図、図4では本実施形態におけるチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に敷載した状態で乳児20が着座した場合の概略斜視図を示す。尚、図4では1歳未満の乳児20がチャイルドシート10に着座した状態を示しているが、大体において1歳〜3歳の幼児に置き換えても、以後説明する作用、効果が発揮できることはいうまでもない。
図3、4においてのチャイルドシート10は市販されている一般的な形態のもので、例えば乗用車の座席のシートベルトなどを利用することで、チャイルドシート10を固定し、乳幼児を座らせるためのものである。図3に示すように、チャイルドシート10は、ほぼ平らな面をなし乳幼児が着座する座部9aと、該座部9aの奥側から立ち上がる背もたれ部9bと、背もたれ部9bの両側部に設けた側壁部11a、11bと、座部9aの両端側に、側壁部11a、11bと一体となった座部側壁11c、11dを備えている。
またチャイルドシート10は、一対のシートベルト12a、12bと、このシートベルト12a、12bを前記座部9a付近で固定する締結部13を備えている。
このシートベルト12a、12bはチャイルドシート10の背もたれ部9bに設けた貫通孔(貫通孔は同一の高さに並列して一対配置され、使用者の身体の大きさに対応するように上下方向に複数設けられている)を通って、チャイルドシート10の背面側から、前面側へ挿通されて、使用者の身体の前面に回されるようになっている。
本実施形態のチャイルドシート用マット1は前記チャイルドシート10の中央部にその長尺方向を合わせて載置される。その載置はチャイルドシート10のベルト12a、12bをマットベース2の切り込み部7a、7bに通し、さらにチャイルドシート10の締結部13をマットベース2の足置載部8a、8bの間の幅を持たせた切り込みに通すことにより行う。これにより本実施形態のチャイルドシート用マット1はチャイルドシート10の最適な位置に載置される。また本実施形態のチャイルドシート10は一般的な形態のものなので、本発明のチャイルドシート用マット1を図1に示した形状にすることにより、ほとんどのメーカーのチャイルドシート10に載置することが可能となる。
図4はチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態で、乳児20が着座した場合の概略斜視図を表している。図4では、乳児20の頭部位置に頭当接部3、身体の肩から腰の位置に身体当接部4a、4bが接している状態でチャイルドシート10のシートベルト12a、12bを締結部13で固定している。
図4のチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に敷載した状態で乳児20が着座した場合の乳児20の頭部位置の状態を図5に、身体位置の状態を図6に示す。
図5は乳児20が着座した場合の頭部位置の断面図を示しており、それぞれチャイルドシート10、側壁部11a、11b、マットベース2、頭当接部3、頭当接部の凹部3a、マジックテープ(登録商標)5、乳児の頭部21を示している。
図3に示したように、マットベース2はチャイルドシート10に載置されており、チャイルドシート10に対し、位置がずれることはない。そのためマットベース2上にマジックテープ(登録商標)5で取り付けされている頭当接部3もチャイルドシート10の左右方向のほぼ中央に固定、保持され、位置がずれることがなく、乳児の頭部21はこの頭当接部3を枕として接する。
また本実施形態における頭当接部3は、中央部が凹部3a状に窪んでいるため、そこに接する乳児の頭部21も左右にずれることなく、固定、保持されることになる。そのためこの頭当接部3は、例えば車両がカーブ等を走行した場合においても、乳児の頭部21を適切に固定、保持し、乳児の頭部21が左右に振られることを防ぐことが出来る。また乳児20が寝入ってしまった場合にも乳児の頭部21が大きく左右に傾くことを防ぐ。
このことは車両乗車時の乳児20の首などへの負担を大きく低減するだけでなく、チャイルドシート10に着座した乳児20の姿勢を最適に保ち、図4に示した身体に接するシートベルト12a、12bの位置を正しく保ち車両乗車時の安全性を高めることにも繋がる。
次にチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態で、乳児20が着座した場合の乳児20の身体位置の断面図を図6に示す。
図6はそれぞれチャイルドシート10、側壁部11a、11b、マットベース2、身体当接部4a、4b、マジックテープ(登録商標)6a、6b、乳児の身体22を表している。
ここでも、図3に示すようにマットベース2はチャイルドシート10に敷載されており、チャイルドシート10に対し位置がずれることはない。そのためマットベース2上にマジックテープ(登録商標)6a、6bで取り付けられている身体当接部4a、4bもチャイルドシート10の側壁部11a、11bに接して固定、保持され、位置がずれることがない。
図6に示すようにチャイルドシート10の側壁部11a、11bと身体当接部4a、4bにより、チャイルドシート10と乳児の身体22との隙間が埋められ、身体当接部4a、4bより内側に接する乳児の身体22は、チャイルドシート10のほぼ中央で左右にずれることなく、固定、保持されることになる。
そのため、図5の乳児の頭部21の時と同様に、例えば、車両がカーブ等を走行した場合においても乳児の身体22を適切に保持し、乳児の身体22が振られることがなく身体などへの負担を大きく低減する。さらにチャイルドシート10に着座した乳児20の姿勢を最適にし、図4で示した身体に接するシートベルト12a、12bの位置を正しく保ち、車両乗車時の安全性を高めることにも繋がる。また、図6、図7で説明した頭当接部3、及び身体当接部4a、4bの素材として、キルティング布などの布製品を用いる構成とすることで、安全性をより高めることが出来、好適である。
また、図6に示すように、左右一対配置された身体当接部4a、4bにより、マットベース2、身体当接部4a、4b、乳児の身体22の間に空間的隙間30ができる。この乳児の身体22の背中中央(背骨付近)は通常、最も発汗し易く、また発汗した場合、汗が乾きにくく不快感を覚えやすい場所である。
本発明のチャイルドシート用マット1では、この空間的隙間30により乳児の身体22の背中部の通気性を良好とし、乳児20の背中部の発汗を抑えることができる。
また、通気性が良好であるため、乳児20が発汗した場合にも速やかに乾かすことができ、乳児20が着座した場合の不快感を低減することもできる。
本実施形態において、乳児20の不快感低減において、本発明のチャイルドシート用マット1の構成であるマットベース2、頭当接部3、身体当接部4a、4bの表面は汗等の水分を吸水する吸水性の布を、裏面は合成繊維製の立体メッシュ構造など前記吸水した水分を発散させる構造とすれば、その効果はさらに高まることはいうまでもない。
(第2実施形態)
以下、図7、図8を用いて第2実施形態を説明する。第2実施形態では、第1実施形態で説明した頭当接部3、及び身体当接部4a、4bを乳幼児が好み、また乳幼児らしさを備えた形状としたものであり、第1実施形態に係る図中の符号を100番台に置き換え、第1実施形態と同様の構成部分についてはその説明を援用する。
本発明のチャイルドシート用マット101を前述の第1実施形態を用いて説明したが、チャイルドシート100に着座したときに前記本発明のチャイルドシート用マット101を使用し頭部、身体を保持すべき乳幼児は比較的身体の体格の小さな乳幼児(0歳から3歳くらいまで)が適している。それを鑑みるとチャイルドシート用マット101をかわいい形状やキャラクターの形状とした方が好ましく、また使用する乳幼児にも好まれる。
第2実施形態では、そのことから、頭当接部103を花、身体当接部104a、104bを葉の形状としマットベース102に取り付けている。
図7は本実施形態におけるチャイルドシート用マット101の概略正面図であり、それぞれマットベース102、頭当接部103、頭当接部の凹部103a、身体当接部104a、104bを示し、各部の作用、効果は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
また、チャイルドシート100に第2実施形態におけるチャイルドシート用マット101を載置した状態を図8で示すが、第1実施形態と同等の作用、効果とともに、第2実施形態を用いることでの付随的な効果としては、図7、8に示すように頭当接部103を花、身体当接部104a、104bを葉の形状としマットベース102に取り付けたチャイルドシート用マット101を、チャイルドシート100に載置することにより、乳幼児が着座した場合にかわいらしさを演出する効果を奏する。
第1実施形態のチャイルドシート用マット1の正面図である。 第1実施形態のチャイルドシート用マット1のマットベース2の正面図である。 第1実施形態のチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態を示す正面図である。 第1実施形態のチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態で、乳児20が着座した状態を示す斜視図である。 第1実施形態のチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置した状態で、乳児20が着座した状態の頭部の断面図である。 第1実施形態のチャイルドシート用マット1をチャイルドシート10に載置し、乳児20が着座した状態の身体部の断面図である。 第2実施形態のチャイルドシート用マット101の正面図である。 第2実施形態のチャイルドシート用マット101をチャイルドシート100に載置した状態を示す斜視図である
符号の説明
1…チャイルドシート用マット(第1実施形態)
2…マットベース(第1実施形態)
3…頭当接部(第1実施形態)
3a…凹部(第1実施形態)
4a、4b…身体当接部(第1実施形態)
5、6a、6b…マジックテープ(登録商標)
7a、7b…切り込み部
8a、8b…足置載部
9a…座部
9b…背もたれ部
10…チャイルドシート(第1実施形態)
11a、11b…側壁部
11c、11d…座部側壁
12a、12b…シートベルト
13…締結部
20…乳児
21…乳児の頭部
22…乳児の身体
30…空間的隙間
101…チャイルドシート用マット(第2実施形態)
102…マットベース(第2実施形態)
103…頭当接部(第2実施形態)
103a…凹部(第2実施形態)
104a、104b…身体当接部(第2実施形態)
100…チャイルドシート(第2実施形態)

Claims (4)

  1. 座部と、
    該座部の奥側から立ち上がる背もたれ部と、
    該背もたれ部の両端側に設けた側壁部と、
    前記背もたれ部に設けたシートベルトを前記座部付近で固定する固定手段と、を備えたチャイルドシートに用いられるチャイルドシート用マットであって、
    前記チャイルドシートの背もたれ部から座部にかけて載置されるように長尺に形成されたマットベースと、
    該マットベースの上位部の両側縁から内側に向かって形成された切り込み部と、
    該切り込み部の上部に配置された使用者の頭部を当てるための頭当接部と、
    該切り込み部の直下部の左右両側位置に、使用者の肩、及び腰付近の身体に当てるための一対の身体当接部と、を備え、
    前記頭当接部、及び前記身体当接部は、前記マットベースとの着脱が可能であることを特徴とするチャイルドシート用マット。
  2. 前記左右両側位置に一対配置された身体当接部の間に空間的隙間を設けたことを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート用マット。
  3. 前記頭当接部の中央付近に凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のチャイルドシート用マット。
  4. 前記マットベース、前記頭当接部、及び前記身体当接部の表面は吸水性を有した布で、裏面は前記吸収された水分を発散させる構造を備えたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載のチャイルドシート用マット。
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JP2010017565A (ja) * 2009-08-21 2010-01-28 Yoko Oya 快適ドライブ用人型パッド
CN102582672A (zh) * 2011-01-17 2012-07-18 爱普力卡幼儿产品株式会社 乳幼儿支撑垫构造
KR200465276Y1 (ko) * 2010-01-27 2013-03-08 주식회사 토탈키즈 쿠션재의 착탈이 가능한 유아용 시트커버
KR101538695B1 (ko) * 2015-03-23 2015-07-23 박영환 휴대용 입체형 베개

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