JP2001340173A - チャイルドシート用マット - Google Patents

チャイルドシート用マット

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JP2001340173A
JP2001340173A JP2000166484A JP2000166484A JP2001340173A JP 2001340173 A JP2001340173 A JP 2001340173A JP 2000166484 A JP2000166484 A JP 2000166484A JP 2000166484 A JP2000166484 A JP 2000166484A JP 2001340173 A JP2001340173 A JP 2001340173A
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seat
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Katsuo Uno
勝男 宇野
Seiko Yasuda
誓子 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャイルドシートに座った乳幼児等が寝入っ
てしまっても、汗等のチャイルドシートを汚すことを効
果的に防止できるチャイルドシート用マットを提供する
こと。 【解決手段】 チャイルドシート30の背もたれ部32
から座部31にかけて載置されるように長尺に形成され
たマット本体11と、このマット本体の上部に位置し
て、使用者の頭部を当てるための頭当接部12と、この
頭当接部の直下の位置で、両側縁からそれぞれ内側にむ
かって形成された切り込み部18と、この切り込み部の
直下の位置から前記マット本体をそれぞれ側方に向かっ
て延長して形成された側方延長部13,14とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車等
の乗物の座席に装着されるチャイルドシートやベビーシ
ートに載置されるマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗物,例えば乗用車等の座席は、通常、
大人が着席するようにつくられていることから、この座
席に装備されるシートベルトは、子供や特に乳幼児の小
さな身体に適合していない。このため、乗用車等の座席
にチャイルドシートやベビーシートと呼ばれる補助シー
トが装着され、このチャイルドシート等に乳幼児を座ら
せて、シートベルトをかけて、小さな身体を固定するよ
うにしている。そして、このようなチャイルドシート等
に乳幼児や子供が座っている状態で子供等が汗をかいた
り、食べ物をこぼしたりすると、チャイルドシート等が
汚れていまうことから、チャイルドシート等の上に敷く
形式のマットが使用されている。すなわち、チャイルド
シート等の上に着脱自在のマットを載置して固定し、こ
のマットの上に子供や乳幼児を着座させるようにすれ
ば、マットが子供等の汗を吸い取り、あるいは食べこぼ
した食品等がマットに付着することになる。したがっ
て、このマットをチャイルドシート等から取り外して洗
濯すれば、掃除しにくいチャイルドシートも常に清潔に
使用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されているマ
ットは、チャイルドシートの背もたれ部から座部にかけ
て敷くことができるような長尺な布状のものばかりであ
る。このため、乳幼児等がマットを使用してチャイルド
シートに座っている状態では、例えば、汗等をかいて
も、その汗は上述したようにマットに吸収されるから問
題がない。しかしながら、乳幼児がいつのまにか寝てし
まうと、起きている姿勢とはことなり、その頭が傾い
て、チャイルドシートのマットが敷いてない部分に接触
することがある。例えば、多くのチャイルドシートで
は、座部の両脇部に壁を設けて、乳幼児等を脇から支え
るようになっているが、この脇の壁部に頭をもたれかけ
ると、チャイルドシートの壁部が汚れてしまうという問
題があった。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、チャイルドシートに座った乳幼児等
が寝入ってしまっても、汗等のチャイルドシートを汚す
ことを効果的に防止できるチャイルドシート用マットを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、座部と、この座部の奥側から立ち上が
る背もたれ部と、この背もたれ部の両側部に設けた側壁
部とを備え、前記背もたれ部に設けたシートベルトを前
記座部付近で固定する固定手段を備えたチャイルドシー
トに用いられるチャイルドシート用マットであって、前
記チャイルドシートの背もたれ部から座部にかけて載置
されるように長尺に形成されたマット本体と、このマッ
ト本体の上部に位置して、使用者の頭部を当てるための
頭当接部と、この頭当接部の直下の位置で、両側縁から
それぞれ内側にむかって形成された切り込み部と、この
切り込み部の直下の位置から前記マット本体をそれぞれ
側方に向かって延長して形成された側方延長部とを備え
る、チャイルドシート用マットにより、達成される。
【0006】請求項1の構成によれば、チャイルドシー
トに本発明のマットを敷いた状態でその上に乳幼児等を
着座させれば、チャイルドシートの背もたれ部に取り付
けられた一対のシートベルト(チャイルドシートのシー
トベルト)を、チャイルドシート用マットの側縁から前
記各切り込み部に挿入することができる。つまり、この
切り込み部は、マットの前記頭当接部の直下の位置で、
両側縁からそれぞれ内側にむかって形成されていること
から、適切な位置,すなわち、乳幼児の両肩の上から延
出して身体の全面にまわすことができる。これにより、
シートベルト下部をチャイルドシートの座部付近で、前
記固定手段で固定することで、乳幼児等をチャイルドシ
ートにマットを敷いた状態で、正しく固定することがで
きる。
【0007】乳幼児等がこのように普通に座っている状
態においては、マットの前記頭当接部にその頭を載せて
いることから、汗をかいたりしても、この頭当接部が汗
等を吸収して、チャイルドシートを汚すことがない。そ
して、乳幼児等が寝てしまうと、その頭部が傾いてく
る。この場合、乳幼児等は、頭部を前に傾けると支える
ものがないので、横に傾けることになり、チャイルドシ
ートの背もたれ部の両側部に設けたどちらかの側壁部に
もたれようとする。ここで、チャイルドシートの両側壁
部の上には、マットの前記側方延長部が位置しているこ
とから、乳幼児等は、この側方延長部の上に頭部をもた
れかけることになり、その状態で汗をかいたり、涎を流
したりしても、これらは、マットの側方延長部により吸
収される。
【0008】ここで、上記「チャイルドシート」の語
は、慣用されている用語としてのチャイルドシートだけ
でなく、ベビーシート等、同種形態のシートを全て含む
ものであり、本発明のマットは、これら全てに適用され
るものを含む。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記各側方延長部は、延長方向が上方に向かうよう
に形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項2の構成によれば、マットの前記各
側方延長部は、延長方向が上方に向かうように形成され
ているから、基端部がマット本体の頭当接部の直下で始
まる側方延長部の先端側の方は上方に向かうことにな
り、座っている乳幼児が、上述したように、この側方延
長部の上に頭部をもたれかけると、その顔面の口のあた
りから上の顔全面をほぼカバーする範囲に接触すること
が可能である。これにより、乳幼児等がその状態で汗を
かいたり、涎を流したりしても、これらを全て、適切に
吸収することができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、少なくとも、前記本体の表面には、汗等の
水分の吸水部が形成され、裏面には、この水分を積極的
に発散させる発散部を備えることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、少なくとも、前記本体前記発散部は、合成繊維製の
立体メッシュ構造でなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0014】図1は、本発明のチャイルドシート用マッ
トを示す概略正面図、図2は、図1のマットの概略背面
面、図3は、図2のA−A線切断端面図である。これら
の図において、チャイルドシート用マット(以下、「マ
ット」と言う)10は、長尺に形成されたマット本体1
1と、このマット本体11の図1において上部に位置し
て、使用者の頭部を当てるための頭当接部12と、この
頭当接部12の直下の位置で、両側縁からそれぞれ内側
にむかって形成された切り込み18a,18bでなる切
り込み部18と、この切り込み部18の直下の位置から
マット本体11をそれぞれ側方に向かって延長して形成
された側方延長部13,14とを備えている。
【0015】マット本体11は、図3に示すように、そ
の表面側に表面材11aを配置している。表面材11a
は、好ましくは、吸水性及び透水性に優れた材料や形態
により構成されており、例えば、綿素材によるシンカー
パイルで形成されている。これにより、汗等の水分を表
面側から裏側へ(図3において上から下へ)吸い込ん
で、透過させる。マット本体11の裏側には裏地材11
bが配置されている。
【0016】この裏地材11bは、好ましくは、表面材
11aから透過された水分を好適に発散させる機能を有
する。裏地材11bは、本実施形態では、例えば、合成
繊維,例えばポリエステルにより形成されたラッセルメ
ッシュが適用されている。このラッセルメッシュは、ポ
リエステル製の多数の糸を起立させて密集させた形態の
立体メッシュ構造とされており、表面材11aから透過
された汗等の水分が浸透して、立体的に起立する多数の
糸の表面から周囲の空間に蒸発されることにより、乳幼
児の身体と接触した箇所が蒸れないように機能する。こ
れにより、裏地材11bは、マット10の発散部として
機能する。すなわち、表面材11aは吸水部、裏地材1
1bは吸水した水分の発散部として機能するのである。
また、好ましくは、このような構成に加えて、チャイル
ドシートに水分が通らないで、上記のように発散させる
ことをより確実とするために、裏地材11bのチャイル
ドシートに接する面に、撥水処理を施してもよい。
【0017】この実施形態では、長尺のマット本体11
の上部には、図1及び図2に示すように、マット本体1
1と同じ構造の頭当接部12が一体に形成されている。
頭当接部12は、使用状態で乳幼児の頭部が載せられる
領域に対応して設けられる箇所であり、好ましくは、例
えば、人気のあるキャラクターや動物の頭部の形をかた
どった形態として、乳幼児の興味を引くように形成され
ている。
【0018】頭当接部12の直下に形成される切り込み
部18は、マット本体11の側縁から、それぞれ内方に
向かう切れ込み18a,18bにより形成されている。
切り込み部18は、この位置に形成されることが重要
で、後述するように、チャイルドシートのシートベルト
が差し込まれるようになっている。
【0019】マット本体11の両側縁の境界13a,1
4aから始まる側方延長部13,14は、図示されてい
るように、それぞれ側方に延びる、例えば、帯状の部分
である。側方延長部13,14は、少なくとも吸水性に
優れる機能を有し、例えば、マット本体11の表面材1
1aと同じ材質で形成されており、上記境界13a,1
4aにて、マット本体11に縫着等の手段により接続さ
れている。側方延長部13,14は、それぞれ、一枚の
布地等に形成するほうが、取扱いは楽であるが、マット
本体11と同様に表面材と裏地材とで形成してもよい。
【0020】さらに、この側方延長部13,14は、基
端部である境界13a,14aから側方に向かって、そ
の先端側が図1及び図2において上方に向かうように延
長されている。これにより、後述するように、使用者で
ある乳幼児等は、この側方延長部13a,14aの上に
頭部をもたれかけると、乳幼児の顔の下になった面のほ
ぼ全てに接触する位置に、側方延長部13a,14aが
位置決めされることになる。
【0021】したがって、側方延長部13a,14a
は、このような機能を発揮する限りにおいて、図示の形
状に限られず、種々の形態を採用することができる。す
なわち、側方延長部13a,14aは、例えば、基端部
である境界13a,14a付近で幅が狭く、先端側にい
くにしたがって、幅広く形成して、その有効面積を広く
する等してもよい。
【0022】また、側方延長部13a,14aの先端部
の下側には、図3に示すように、裏側に、補強部材2
1,21が固定されている。補強部材21,21は、例
えば、綿により形成されたテープが用いられている。こ
れにより、側方延長部13,14の先端側に張りを持た
せることができ、めくれることが防止される。また、後
述するように、紐部材等を結ぶ場合の補強となる。
【0023】少なくとも、側方延長部13,14の側縁
には、縁取り部22,22が形成されている。本実施形
態では、縁取り部22,22は、例えば、綿材料による
バイアスを固定することにより形成されており、しか
も、この縁取り部22は、マット10の全周縁部に配置
されている。これにより、布地のほつれ等を有効に防止
して、補強することができる。
【0024】さらに、好ましくは、長尺のマット本体1
1の下部は、使用者である乳幼児の足の位置に対応し
て、一対の延長部でなる足載置部19a,19bが設け
られている。足載置部19a,19bは対称な形態で同
じ方向にほぼ平行に延長され、例えば、マット本体11
と同じ材料により一体に形成されている。そして、足載
置部19a,19bの間には、切り込み19cが形成さ
れており、この切り込み19cには、後述するように、
チャイルドシート座部に設けた固定ベルトを挿通するこ
とができる。
【0025】図2に示されているように、マット10の
背面(裏面),すなわち、後述するチャイルドシートと
接触する側の面には、固定用の紐部材が複数組固定され
ている。これらの固定用の紐部材は、すべて、例えば、
アクリル製の断面が円形の丸紐で形成されることで、折
れ曲がらず、固定の際にチャイルドシートの挿通用の孔
等の挿入しやすく、結びやすいようになっている。
【0026】図4の拡大図において、頭当接部12の上
端縁には、一対の紐部材15を形成する紐15a,15
bの各一端が縫着等により固定されている。また、図2
に示すように、側方延長部13,14の各側縁には、そ
れぞれ、紐17a,17bの各一端が縫着等により固定
されることで、延長部紐部材17を構成している。さら
に、図4に示されているように、切り込み18a,18
bの内端付近の頭当接部12の下縁には、紐16a,1
6bの各一端が縫着等により固定されることで、切り込
み部紐部材16を構成している。
【0027】本実施形態は以上のように構成されてお
り、次に、その使用方法を説明する。図5は、チャイル
ドシートに本実施形態のマット10を取り付ける様子を
示している。図において、チャイルドシート30は、市
販されている一般の形態のものであり、例えば、乗用車
等の乗物のシートに、そのシートベルト(自動車等の座
席のシートベルト)を利用したりして固定し、乳幼児等
を座らせるためのものである。このチャイルドシート3
0は、ほぼ平らな座面をなす座部31と、この座部31
の奥側から立ち上がる背もたれ部32と、この背もたれ
部32の両側部に設けた側壁部33,34とを備えてい
る。チャイルドシート30の座部31には、シートベル
ト37(チャイルドシート側のシートベルト)を前記座
部付近で固定する締結具38を備えている。このシート
ベルト37は、一対の肩ベルト37a,37bを備えて
おり、各肩ベルト37a,37bは、チャイルドシート
30の背もたれ部に設けた対応する貫通孔32a,32
bを通って、チャイルドシート30の背面側から、前面
側へ挿通されて、使用者の身体の前面に回されるように
なっている。この一対の肩ベルト37a,37bが挿通
されるためのチャイルドシートの貫通孔32a,32b
は、同一の高さに並列して配置されるとともに、使用者
の身体の大きさに対応して、上下方向に変位した位置に
各一対形成されている(図5では、3段階の高さ位置に
形成されている)。これにより、身体の大きな乳幼児
は、チャイルドシート30の図5よりも高い位置の貫通
孔を利用して、肩ベルト37a,37bを位置決めでき
るようになっている。また、チャイルドシート30は、
座部31に両側面が起立して、座部側壁35,36とさ
れている。
【0028】このようなチャイルドシート30の中央部
にその長手方法を合わせて、マット10が載置される。
図5に示されているように、マット本体11は、チャイ
ルドシート30の背もたれ部32と座部31にかけて、
これを覆うように配置される。そして、各側方延長部1
3,14は、それぞれ、側壁部33,34を覆うように
配置される。また、足載置部19a,19bはそれぞれ
座部31の上面から前面にかけて載置される。
【0029】この状態で、延長部紐部材17の紐17a
と紐17bは背もたれ部32の背面にまわされて結ぶこ
とにより固定される。そして、切り込み部紐部材16の
紐16aと紐16bは、チャイルドシート30の背もた
れ部32に形成された一対の貫通孔32a,32bに、
それぞれ挿通されて、先端がチャイルドシート30の背
面に出される。そして、この一対の貫通孔32a,32
bは、対応する貫通孔がチャイルドシート30の高さ方
向に変位した位置に段階的に設けられていることに対応
して、延長部紐部材17の紐17aと紐17bが挿通さ
れる貫通孔を変更することができる。これにより、使用
者の身体の大きさが変化しても、シートベルト37の肩
ベルト37a,37bと同じ位置に延長部紐部材17の
紐17aと紐17bが通されるので、使用者によって、
その身体の大きさが異なっていても、また、同じ使用者
が成長して大きくなった場合でも、常に、後述するよう
に、その頭部が側方延長部に当たるようにすることがで
きる。
【0030】また、頭当接部12は、図示の状態から起
こされて固定されるが、この時、一対の紐部材15の紐
15a,15bはチャイルドシート30の背もたれ部3
2の上端へ引き上げられ(図6参照)、上記したチャイ
ルドシート30の背面へ挿通されている切り込み部紐部
材16の紐16a,16bと結び合わされる。これによ
り、図16に示すようにマット10がチャイルドシート
30に対して固定される。
【0031】図16は、マット10を固定したチャイル
ドシート30に乳幼児Cが座った使用状態を示してい
る。チャイルドシート30のシートベルト37のうち、
上部ベルト37a、37bはマット10の切り込み部1
8の切り込み18a,18bを通されて、乳幼児Cの身
体の前面に回され、その先端は下方の固定具38に延び
ている。シートベルト37の脇ベルト37a,37bは
乳幼児Cの身体の両脇から身体の前面に回されてその先
端は下方の固定具38に延びている。尚、シートベルト
37の中央ベルト37eは固定具38と一体となって乳
幼児Cの両足の間に位置している。
【0032】この状態では、乳幼児Cが座っている時
に、例えば汗をかいたりすると、乳幼児Cの身体の下に
は、マット10が位置するから、その汗はマット10に
吸水される。特に、身体の大部分に対応するマット本体
11は、図3にて説明したように、その表面側に表面材
11aを配置している。このため、汗等の水分を表面側
から裏側へ(図3において上から下へ)吸い込んで、透
過させ、裏地材11bに導く。そして、裏地材11b
は、上述したように、ラッセルメッシュで形成された発
散部であるから、この汗等の水分は、発散部の立体メッ
シュ構造に基づいて、立体的に起立する多数の糸の表面
まで浸透され、この多数の糸の表面から周囲の空間に蒸
発される。かくして、乳幼児Cが汗をかいたり、飲物を
こぼしたりしても、マット10により吸収されて、その
水分は効果的に発散され蒸発するから、乳幼児の身体と
接触した箇所が蒸れることがない。
【0033】また、乳幼児Cが起きていて、普通に座っ
ている状態においては、マット10の頭当接部12にそ
の頭Hを載せていることから、汗をかいたりしても、こ
の頭当接部12が上述したと同じ作用により汗等を吸収
して、チャイルドシート30を汚すことがない。そし
て、乳幼児Cが寝てしまうと、その頭部Hが図示のよう
に傾いてくる。この場合、乳幼児Cは、頭部Hを前に傾
けると支えるものがないので、横に傾けることになり、
チャイルドシート30の背もたれ部32の例えば側壁3
4にもたれようとする。すなわち、この場合、乳幼児C
は、両肩を肩ベルト37a,37bで固定されているの
で、頭を横に傾けると、僅かにお辞儀をするように、顔
の位置が肩に近づく。ここで、チャイルドシート30の
両側壁34の上には、マット10の側方延長部14が位
置していることから、乳幼児Cは、この側方延長部14
の上に頭部Hをもたれかけることになり、その状態で汗
をかいたり、涎を流したりしても、これらは、マットの
側方延長部14により吸収される。したがって、洗うこ
とができないチャイルドシート30の側壁34を汚して
しまうことがないので、マット10を適宜洗濯等すれ
ば、チャイルドシート30を清潔に使用することができ
る。
【0034】さらに、このマット10は、足載置部19
を備えているので、この足載置部19上に乳幼児Cの足
が図示のように載せられていれば、足に汗をかいたり、
食品を足載置部19上に落としても、マット本体11と
同様に機能して、これを吸収し、発散,蒸発されること
ができるので、この部分も蒸れることがない。
【0035】本発明は、上述の実施形態に限定されな
い。実施形態の各構成要素は、本発明の効果を発揮する
限りにおいて、個々に省略することができ、あるいは、
相互に組み合わせることができる。そして、さらに、上
述の説明で言及しない構成を付加することができる。そ
して、上述の構成には、適宜変更を行うことができる。
例えば、足載置部19a,19bの各部分を側方に延長
させて、座部31の側壁35,36を覆うことができる
構成とすれば、チャイルドシート30のより広い面をカ
バーすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、チ
ャイルドシートに座った乳幼児等が寝入ってしまって
も、汗等のチャイルドシートを汚すことを効果的に防止
できるチャイルドシート用マットを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るチャイルドシー
ト用マットの概略正面図である。
【図2】図1のマットの概略背面面である。
【図3】図2のA−A線切断端面図である。
【図4】図1のチャイルドシート用マットの頭当接部を
拡大して示す図である。
【図5】図1のチャイルドシート用マットをチャイルド
シートに固定する様子を示す概略斜視図である。
【図6】図1のチャイルドシート用マットの使用状態を
示す図である。
【符号の説明】
10・・・チャイルドシート用マット、11・・・マッ
ト本体、12・・・頭当接部、13,14・・・側方延
長部、15,16,17・・・紐部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部と、この座部の奥側から立ち上がる
    背もたれ部と、この背もたれ部の両側部に設けた側壁部
    とを備え、前記背もたれ部に設けたシートベルトを前記
    座部付近で固定する固定手段を備えたチャイルドシート
    に用いられるチャイルドシート用マットであって、 前記チャイルドシートの背もたれ部から座部にかけて載
    置されるように長尺に形成されたマット本体と、 このマット本体の上部に位置して、使用者の頭部を当て
    るための頭当接部と、 この頭当接部の直下の位置で、両側縁からそれぞれ内側
    にむかって形成された切り込み部と、 この切り込み部の直下の位置から前記マット本体をそれ
    ぞれ側方に向かって延長して形成された側方延長部とを
    備えることを特徴とする、チャイルドシート用マット。
  2. 【請求項2】 前記各側方延長部は、延長方向が上方に
    向かうように形成されていることを特徴とする、請求項
    1に記載のチャイルドシート用マット。
  3. 【請求項3】 少なくとも、前記本体の表面には、汗等
    の水分の吸水部が形成され、裏面には、この水分を積極
    的に発散させる発散部を備えることを特徴とする、請求
    項1または2に記載のチャイルドシート用マット。
  4. 【請求項4】 前記発散部は、合成繊維製の立体メッシ
    ュ構造でなることを特徴とする、請求項3に記載のチャ
    イルドシート用マット。
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