JP2001138971A - サドルカバー - Google Patents

サドルカバー

Info

Publication number
JP2001138971A
JP2001138971A JP32582199A JP32582199A JP2001138971A JP 2001138971 A JP2001138971 A JP 2001138971A JP 32582199 A JP32582199 A JP 32582199A JP 32582199 A JP32582199 A JP 32582199A JP 2001138971 A JP2001138971 A JP 2001138971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
dimensional mesh
saddle cover
mesh
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32582199A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryukichi Adachi
隆吉 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kachiboshi Industry Co Ltd
Original Assignee
Kachiboshi Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kachiboshi Industry Co Ltd filed Critical Kachiboshi Industry Co Ltd
Priority to JP32582199A priority Critical patent/JP2001138971A/ja
Publication of JP2001138971A publication Critical patent/JP2001138971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面の凹凸による衝撃を良く吸収すると同時
に、長時間乗っていても蒸れることがなく快適な使用感
が得られ、尚且つ疲れにくいサドルカバーを提供するこ
と。 【解決手段】 2枚のメッシュ地2a,2bを張りのあ
る無数の連結糸3によって結び付けて、厚みのあるシー
ト状に編成した立体メッシュシート1を素材として用
い、サドルを上からすっぽりと包み込む形に形成され、
サドル上面に接触する面には滑り止め処理が施してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自転車、オートバイ
等二輪車のサドルのカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自転車に乗っていると、歩道と道路の境
目等に凹凸が多いことに気付かされる。凹凸を乗り越え
る度にサドルから衝撃が伝わって非常に不快であって、
時にはおしりが痛くなったりする。この衝撃を和らげる
ために自転車のサドルはスプリング等で弾性的に支持し
てあったり、それ以外の手段としてはサドルにクッショ
ン性のあるカバーを被せることが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サドルカバーは適度な
クッション性が求められることから、ウレタンフォーム
やスポンジのような発泡性の材料をクッション材として
使用している。そうした発泡性の材料は水を良く吸収す
るので、雨に濡れることを考えると水を通さないシート
で上からさらに被っておかなければならない。サドルカ
バー内部には空気が多く取り込まれ、しかもその周囲を
通気性の乏しいシートで被われているので熱がこもって
蒸れやすく、座り心地が良いものではなかった。また自
転車をこいでいると腰が左右に揺れるが、その際おしり
がサドル上面に対して強い摩擦力を受けながらずり動い
ており、このことが疲れを助長することとなっている。
【0004】本発明は以上に述べたような実情に鑑みて
成されたものであって、路面の凹凸による衝撃を良く吸
収すると同時に、長時間乗っていても蒸れることがなく
快適な使用感が得られ、尚且つ疲れにくいサドルカバー
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに本発明によるサドルカバーは、2枚のメッシュ地を
張りのある無数の連結糸によって結び付けて、厚みのあ
るシート状に編成した立体メッシュシートを素材として
用い、サドルを上からすっぽりと包み込む形に形成さ
れ、サドル上面に接触する面には滑り止め処理が施して
あることを特徴とする。
【0006】立体メッシュシートは、立体的な編目構造
を有する一定の厚みを持った一体的な編物であって、空
隙率が大きく通気性に優れ、厚み方向には連結糸の弾力
性により適度なクッション性を持っている。表裏のメッ
シュ地の編目のパターンや大きさは自由に設定できる
が、中でも亀甲模様の編目パターンを持ったハニカム構
造のものが、ハニカムメッシュ等と呼ばれて比較的普及
し始めており、入手しやすく機能的にも優れている。具
体的な例を挙げると旭化成工業株式会社製造の「FUS
ION−1」(商標名)などがこれに相当する。
【0007】本サドルカバーは、適当な形に裁断した立
体メッシュシートをミシンで縫合したり、熱を加えて融
着したりして形作られる。着座部分は立体メッシュシー
トを2枚、3枚と重ねて多層構造にすることで、クッシ
ョン性を何倍にも増すことができる。その場合サドルカ
バー全体が一体的に形成されていても良いが、請求項2
記載の発明のように、立体メッシュシートを複数枚重ね
て形成した別体のクッション体を、サドルカバー本体の
内面側に着脱可能な状態で保持させてあっても良い。こ
のように形成するとクッション体を取ったり付けたり、
あるいは交換することでクッションの度合を調整でき
る。
【0008】サドルカバーの開放部分の周縁は、ゴムバ
ンド等の伸縮部材を縫い付けて絞っておくことが好まし
い。そうしておけばサドルへの取り付けがワンタッチで
行え、内面側には滑り止め処理が施してあるからずれる
ことがない。
【0009】さらに請求項3に記載した発明のように、
複数枚重ねた立体メッシュシートが、互いの接触面にお
いてずり動き可能に構成しておけば、最上面の立体メッ
シュシートがおしりに、最下面の立体メッシュシートが
サドル上面にそれぞれ密着して移動不能となっていて
も、立体メッシュシートどうしの接触面で軽くすべるの
で、腰の左右の揺れが吸収されて疲れにくくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるサドルカバー
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(イ)、
(ロ)に示したのは自転車用のサドルカバー6の実施形
態である。このサドルカバー6は、自転車のサドルに上
からすっぽりと被せるものであり、サドルの形に合った
略三角形の袋状のサドルカバー本体5と、クッション性
能を高めるためにサドルカバー本体5の内面側に当てが
うクッション体4とから成る。サドルカバー本体5とク
ッション体4は、どちらも素材として以下に述べる立体
メッシュシート1を使用している。
【0011】立体メッシュシート1はハニカム構造の立
体編物であって、その詳細な構造は図2に示すように、
上面側及び下面側はポリエステル繊維を鎖状に編んだ糸
条10によって六角形の網目を連続的に形成したメッシ
ュ地2a,2bであり、両メッシュ地2a,2bの間に
は4mm程度の隙間があり、そこにはナイロン繊維から
なる連結糸3が縦方向に無数に渡っていて両メッシュ地
2a,2bを結び付けている。両メッシュ地2a,2b
の網目は上下にちょうど重なるように配置され、連結糸
3は相対する網目の糸条10,10どうしをまっすぐに
結ぶものと、タスキ掛け状に斜めに交差させて結ぶもの
がある。
【0012】サドルカバー6をサドルに密着してずれな
いようにするために、サドルに接触する部位に使用する
立体メッシュシート1には図3に示すような工程によっ
てゴムコーティングを施す。浴槽12の中には天然ゴム
と合成ゴムをブレンドしたものに、松ヤニ等の粘着剤を
添加したゴム液13が入れてある。立体メッシュシート
1をロール状に巻き、これを順次引き出して下面側のメ
ッシュ地2bのみをゴム液13に浸しながら通過させ
る。浴槽12を出た立体メッシュシート1の下面には、
ゴムが一面膜を張ったように付着するが、立体メッシュ
シート1のすぐ上に設置したブロワー14で強い風を吹
き付けることで、メッシュ地2bの網目の内側に付いた
ゴムを吹き飛ばす。その後乾燥させれば、片方のメッシ
ュ地2bの網目にだけ粘着性のゴム被膜15を付着させ
ることができる。
【0013】上記の立体メッシュシート1を素材として
使用して、本発明のサドルカバー6は形成される。サド
ルカバー本体5は、サドルの上面を被う上面生地16の
周囲にサドルの側面を被う側面生地17を縁布18aを
介してぐるっとミシンで縫い付けて形作る。側面生地1
7の下側の縁には縁布18bが縫い付けてある。さらに
側面生地17の内側、サドルの背面に当たる部分には帯
状のゴムバンド19が縫い付けてあって、側面生地17
の下端部を絞ってある。また、上面生地16の下側には
クッション体4を保持するための略T字状の保持片20
が配され、保持片20の先端部3箇所が上面生地16と
側面生地17の境目部分に縫い付けてある。保持片20
の周囲にも縁布18cが縫い付けてあり、下面には先に
述べたゴムコーティングが施されている。
【0014】クッション体4はクッション性能をさらに
向上させるために、サドルカバー本体5の上面生地16
と保持片20の間に挟み込むものである。クッション体
4は上面生地16より一回り小さい形に裁断した立体メ
ッシュシート1を3〜4枚重ね、周囲に縁布18dを被
せてミシンで縫合したものである。最も下に位置する立
体メッシュシート1の下面にはゴムコーティングが施し
てある。
【0015】サドルカバー本体5とクッション体4との
関係について一つ注意しなければならない点がある。そ
れは立体メッシュシート1のメッシュ地2a,2bの網
目パターンに起因するものであり、立体メッシュシート
1どうしを図4(イ)に示すように両者の網目パターン
が同じ方向を向くようにして重ねると、六角形の引き延
ばされた平行線9,9と平行な同図中のX方向には両シ
ート間の滑り性は良好であるが、これと直交するY方向
には全く滑らない。しかし図4(ロ)に示すように両者
の網目パターンが直交するようにして重ねると、どの方
向にも良好に滑り得る状態となる。自転車をこいでいる
時に腰は主に横方向に動こうとするので、サドルカバー
本体5とクッション体4とが少なくともその方向には良
好に滑り得るように、両者の網目パターンの向きを決定
すべきである。
【0016】以上のような構成となったサドルカバー6
は、サドルに上から被せるだけでゴムバンド19の締め
付け作用とゴムコーティングの滑り止め作用とによっ
て、サドルにしっかりと固定されてずれることが無い。
立体メッシュシート1は水分をほとんど吸収しないナイ
ロンとポリエステル繊維から成るので、サドルカバー6
は雨に濡れても手で数回はたくことによって水分ははじ
き飛ばされ、そのまま座ってもおしりが濡れることはな
い。
【0017】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明のサドルカバ
ーはクッション性があって、通気性にも優れる立体メッ
シュシートを素材として使用しているので、路面の凹凸
による衝撃を良く吸収すると同時に熱がこもることが無
く、長時間乗り続けてもいたって快適である。また内面
側に滑り止め処理が施されているので、サドルに安定的
に保持されてずれることがない。
【0018】さらに請求項2記載の構成とすることによ
って、立体メッシュシートを何枚も重ねて高いクッショ
ン性能を得ることが容易であり、クッションの度合も自
由に設定できるし、後から変更することもできる。
【0019】また請求項3記載の発明によれば、自転車
をこぐ時の左右への腰の揺れが、立体メッシュシートど
うしの接触面で互いに滑ることで吸収されるので、疲れ
にくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ) 本発明によるサドルカバーの実施形態を示す側面図と、
下から見た平面図である。
【図2】立体メッシュシートの構造を示す、一部を拡大
した斜視図である。
【図3】滑り止め処理を施す際の工程図である。
【図4】(イ)(ロ) 立体メッシュシートどうしを重ねた時の両シート間の滑
り性と、メッシュ地の網目パターンとの関係を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 立体メッシュシート 2a,2b メッシュ地 3 連結糸 4 クッション体 5 サドルカバー本体 6 サドルカバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のメッシュ地(2a,2b)を張り
    のある無数の連結糸(3)によって結び付けて、厚みの
    あるシート状に編成した立体メッシュシート(1)を素
    材として用い、サドルを上からすっぽりと包み込む形に
    形成され、サドル上面に接触する面には滑り止め処理が
    施してあることを特徴とするサドルカバー。
  2. 【請求項2】 前記立体メッシュシート(1)を複数枚
    重ねて形成した別体のクッション体(4)を、サドルカ
    バー本体(5)の内面側に着脱可能な状態で保持させて
    あることを特徴とする請求項1記載のサドルカバー。
  3. 【請求項3】 複数枚重ねた立体メッシュシート(1)
    が、互いの接触面においてずり動き可能となっているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のサドルカバー。
JP32582199A 1999-11-16 1999-11-16 サドルカバー Pending JP2001138971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32582199A JP2001138971A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 サドルカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32582199A JP2001138971A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 サドルカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001138971A true JP2001138971A (ja) 2001-05-22

Family

ID=18180984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32582199A Pending JP2001138971A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 サドルカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001138971A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003086846A1 (en) * 2002-04-12 2003-10-23 Patricia Pauline Tillyer Motorcycle seat cover
CN108216470A (zh) * 2017-12-27 2018-06-29 五邑大学 一种应用于共享单车一次性使用的单车套
CN108340995A (zh) * 2017-01-23 2018-07-31 本田技研工业株式会社 车辆的座椅结构
US20220258823A1 (en) * 2021-02-16 2022-08-18 Airhawk International, Llc Bicycle seat assembly with improved comfort and support

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003086846A1 (en) * 2002-04-12 2003-10-23 Patricia Pauline Tillyer Motorcycle seat cover
CN108340995A (zh) * 2017-01-23 2018-07-31 本田技研工业株式会社 车辆的座椅结构
JP2018118558A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 本田技研工業株式会社 車両のシート構造
CN108340995B (zh) * 2017-01-23 2020-09-08 本田技研工业株式会社 车辆的座椅结构
CN108216470A (zh) * 2017-12-27 2018-06-29 五邑大学 一种应用于共享单车一次性使用的单车套
US20220258823A1 (en) * 2021-02-16 2022-08-18 Airhawk International, Llc Bicycle seat assembly with improved comfort and support
US11453450B2 (en) * 2021-02-16 2022-09-27 Airhawk International, Llc Bicycle seat assembly with improved comfort and support

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8631833B2 (en) Yoga towel
US9015881B2 (en) Exercise mat
US7485071B2 (en) Fabric yoga straps
US20070157355A1 (en) Engineered toweling
WO2001044551A1 (en) Three-dimensional maquisette style knitted fabric
TW201341022A (zh) 運動墊
US11660495B2 (en) Anti-slip yoga rugs
JP5960980B2 (ja) 三層一体編テープ
JP2001138971A (ja) サドルカバー
JP3114879U (ja) 座席シート
JP5579692B2 (ja) 三層一体編テープ
JP2000354525A (ja) 座布団
US20040147381A1 (en) Cover for backs, seats and supports of exercise machines
JP3654529B2 (ja) 乗り物のシートカバー
JP2000316601A (ja) スリッパ
JP3830049B1 (ja) 背当てシート
JP2006254935A (ja) 藺草製敷物
US20240058643A1 (en) Machine washable exercise mat device
JP3123959U (ja) 乗り物用シートカバー
JP4150004B2 (ja) 乗り物の座席用シート
JP2018094113A (ja) 運動マット
JP3034502B2 (ja) 背負いバッグ
JP4022660B1 (ja) 水洗い可能な畳
JP4614665B2 (ja) フロアマット
JP2023014688A (ja) スイング練習用マット及びその製造方法