JP3491837B2 - 椅子用クッション、特に子供シート用の着脱式クッション - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、椅子用クッション、特に使用者の背中支持
部を実質的に覆う主部分を備えた子供シート用の着脱式
クッションに関する。 従来技術 第132782号（ペテロオプスヴィック）より、側方部材
を備え、これが底部において脚支持部に移行し頂部にお
いては側方部材の上方部分を連結している背もたれを支
持する子供用の椅子が知られている。側方部材の内側面
には、シート板及び足置き板のれぞれの側方の縁を差し
込み得る軌道が設けられ、これによりこれらの板は最適
の高さを与えられ、またこれにより一つの同じ椅子構造
で小さい子供と大きな子供との双方及び成人が使用でき
る。 通常は木材又はその他の適切な材料より製造されるか
かる子供用椅子に関連して、椅子の使用者の座り心地を
改良するために、簡単な方法で背中支持部に着脱できる
バッククション及びシートクッションについての要求が
ある。 米国特許第4235474号は、椅子に乳児を確保するため
の椅子クッションに関するが、これでは、背中支持部上
にネジ止めされる上方ポケットがクッションに設けられ
る。従って、このクッションは、使用者の背中の部分を
支持するように特にデザインされた主部分は備えず、同
時に後方部分がクッション自体の取付け具並びに特にガ
ード有り及び無しの両方の子供用椅子に関連した使用者
用の追加支持具を組み合わせている１個又は複数個の側
方部分を備える。 米国特許第4824320号は、組み立てられた背中部分と
シート部分を有するクッションであるが、例えば前記第
132782号において検討されたような「トリップートラッ
プ」型の子供用椅子に関係して、かかる椅子が着席用ガ
ードの有り又は無しで使用されることにかかわらず、詰
め物の追加の経路を覆うことができるスリット側方部分
はない。 米国特許第5005903号は子供用の自動車シートに関連
し、子供用シートに続いて位置決めされた乗客が傷つけ
られないように、子供用シートのまわりの詰め物を提案
する。この特許は現在の子供用クッションとは何の関係
もない。 米国特許第5042878号は、後方部分の一部分は形成し
ないが前方部分の一部分を形成する側方部分を有する説
得力のない椅子クッションに関する。後方部分における
幾つかの非常に狭い取付け紐が提案されたことは事実で
あるが、これらはクッションを椅子に取り付けための手
段としてのみ意図された。特にこの明細書の図３参照。
その他に、シート前面の部分を構成している説明された
側方部分は背もたれの全周を伸びるようにされ、これは
前記明細書の図２に最も明らかに見られる。従って、前
記従来技術の側方部分はクッションの主要部分自体の分
離部分を構成し、そして前記従来技術の側方部分は延長
された支持用の部分として椅子に取り付けるための手段
及び／又は支持用ガードにおける取付け手段として使用
される１個のバンドではなく、また同時に、延長された
支持機能として保護されるものではない。 発明の背景 本発明の目的は、椅子用のクッション、特に子供用椅
子に迅速かつ簡単な方法で取り付けることができ、かつ
清掃に関連して同様に迅速かつ効果的な方法で椅子から
外し得る子供用椅子用の着脱式クッションを提供するこ
とである。 本発明の別の目的は、子供用ガードのない子供用椅子
に使用できるだけでなくかかる支持用のガードが取り付
けられたときにも同じ椅子に使用し得る子供用椅子のク
ッションを提供することである。 本発明の別の目的は、簡単かつ費用のかからない方法
で製造でき、同時に物質として最適の方法で利用される
クッションを提供することである。 本発明の更に別の目的は、簡単かつ迅速な取付けのた
めの要求と清掃の要求を満たしつつ選択された部分に追
加の詰め物のための可能性を与える子供用椅子のクッシ
ョンを提供することである。 発明の概要 本発明のこれらの目的及びその他の目的は、導入部分
において述べられた形式のクッションにより達成され、
これは、本発明により、使用者の背中の部分を支持する
ように作用している主部分に加えて、クッションの主形
状は、椅子の背もたれ及び／又は子供用ガードへの延長
された支持部分又は固定用部分として作用する１個又は
複数個の側方部分を備える。 本発明の更なる特徴及び性格は付属図面に関連してな
される以下の説明並びに特許請求項より明らかとなるで
あろう。 図面の簡単な説明 図１は、調整式シート及び足支持具を有する椅子の上
方部分の正面から見た斜視図であり、これには本発明に
よるクッションの実施例が備えられる。 図２は、図１と同様な斜視図であるが、反対側、即ち
椅子の後方から見たものを示す。 図３は、図１と同様な斜視図であり、同形式の調整式
の椅子であるがこれの上に取り付けられた子供ガードを
有し、更にこのガードに取り付けられた本発明によるク
ッションの同じ実施例を持っている。 図４は、図３と同様な斜視図であり、本発明によるク
ッションの取り付け手段の実施例が特に示される。 図５及び６は、図１−４に示されたクッションの実施
例の取り付けてない状態で一方の側及び他方の側から見
た図である。 図７及び８は、本発明による背中のクッションと共に
使用し得るシートクッションの一方の側及び他方の側か
ら見た図である。 図９は、図８と同様な図であるがクッションの縁の部
分を内側が外になるように裏返し得ることを示す記号を
有するものである。 実施例の開示 図１−６において、ここに番号１で示された椅子、特
に子供用の椅子に関連して、本発明による脱着式のクッ
ション２の第１の実施例が示される。クッション２自体
は使用者の背中部分を支えるように作用する主部分４を
備えた主形状３を持ち、前記クッション２は、延長した
支持用の部分及び／又は固定部分として作用する１個又
は複数個の側方部分、ただし適切には２個の側方部分5a
及び5b、も備える。 図１及び２に示された実施例、即ちガードが何もない
実施例においては、側方部分5a及び5bは、背中支持具8
a、8bの部分７のまわりに固定されるように作られた曲
がり得る部分6a、6bとして設けられ、更に図示された椅
子１においては、背中支持具は、間隔を空けて実質的に
水平方向に伸びている２個の平行なリブ8a、8bより構成
される。クッションの側方部分5a、5bは、これらを椅子
１の下方背中支持用リブ8bに取り付けるようにすること
ができ、更にこのときは、この背中支持用リブ8bの区域
における背中支持部分を延ばすようにして使用されるで
あろう。 或いは、図１及び２に図示されたものと同じ形式の椅
子１であるがこの椅子１に子供用ガード10が取り付けら
れている図３及び４に示されるように、クッション２の
側方部分6a、6bは、前記子供用ガード10の適切な部分9
a、9bのまわりに適切に固定される。 図５及び６から、取付け前のクッション２が実質的に
長方形であること、及び実質的に使用者の背中を支持す
るように働く主部分４が実質的に長方形であることが明
らかである。なお、適切な切込み手段12a、12bにより前
記側方部分5a、5bが設けられる。 これら切込み12a、12bは、これらを実質的に互いに平
行に主形状３の一方の側の縁3aから配列することができ
る。しかし、本発明の範囲内でクッションの種々の部分
にその他の形状及び比率を使用し得ることを理解すべき
である。 側方部分5a、5bには、それぞれの側方部分の外側部分
に固定用手段13a、13bが適切に設けられる。この固定用
手段は、クッションの主部分４の向かい合いの縁の部分
の対応した固定用手段14a、14bと共同作用することがで
きる。図４参照。かかる固定用手段は、問題の子供用椅
子のクッションを簡単かつ確実な取り付ける目的で、例
えばマジックテープ、紐、又は類似品を備えることがで
きる。 クッション２は、更に、主部分４の取付け側4aに設け
られた固定用手段15a、15bを備える。これら更なる固定
用手段は、前述の固定用手段と共に、特に使用者にとっ
て快適でない方法でクッションが滑って回ったり移動し
たりすることなしに、これを容易かつ安全な方法で取り
付けることに役立つ。図２参照。 図１−６に示された実施例において、クッション２は
分離式のユニットとして形成されることが意図され、こ
の分離式ユニットは、例えば図７−９に示されるような
実施例の分離シートクッション20に関連することが適切
である。ここに、前記子供用ガードの有無にかかわらず
前述の椅子１のシート21に適応する分離形シートクッシ
ョン20が示される。 分離形シートクッション20には余分な縁の部分22a、2
2b、22cが設けられ、これらは子供用椅子21に取り付け
るために子供用椅子の対応している縁の部分のまわりを
滑ることができ、更にこれらの部分22a、22b、22cが、
図９に矢印で示されるように、裏返しにされるように配
列された場合には、これら部分によりシートクッション
の任意の側24a、24bが使用面を構成することができる。 認められるように、シートクッション20に前面の切取
り部25を設けることができ、これは、子供用ガード10の
支持を提供するようにされた子供用椅子21上でクッショ
ン20が使用される場合に特に好都合である。特に図３参
照。前記切取り部25により子供用ガード10を外さずに前
記クッション20の着脱ができる。 クッション20がシート21の更なる延長部に対応する主
面延長部を有することも認められる。これは、シート21
のシートの深さ及び高さの調整とは無関係にこれの良好
なクッション機能を与える。 双方の形式のクッションは個別に製造することができ
るが、例えば適切な着脱可能な連結具による前記クッシ
ョン間のある種の組合わせもまた意図されることを理解
すべきである。 更に、個別形又は連結されたクッションは、これを清
掃するのが容易な材料で製造することが有利であること
が理解され、また、前記クッションは迅速かつ効果的な
方法で椅子に着脱されるべきであり、更に前記クッショ
ンは適切な使用固さを持つべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−164029（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−106968（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−124068（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−96386（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−72250（ＪＰ，Ｕ) 米国特許2800169（ＵＳ，Ａ) 米国特許5275463（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A47C 7/42 A47C 31/10 A47D 1/00 B60N 2/26

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】シートと、背中支持具と、背中支持具の前
   方に突出している取外し可能な弓状子供用ガードとを有
   する型の子供椅子用のクッションにおいて、 シートの上で椅子の直立位置に設置されるようになって
   いる主中央部分であって、背中支持具を実質的に覆う寸
   法及び形状を有し、椅子に設置されたとき背中支持具の
   少なくとも高さだけ延びている主中央部分と、 中央部分の側部の各々から横に延びており、中央部分よ
   りも実質的に低い高さを有する中間領域と、 該中間領域の各々から横に外側に延び、実質的にこれの
   上を延び、中央部分に対して自由になって、自由端を形
   成し、背中支持具及び子供用ガードの一方に取り付ける
   構成を有する側方部分とを具備し、 該側方部分が、該中央部分と実質的に同一平面にある第
   １の位置と、該中央部分の前方に旋回した第２の位置と
   の間を、鉛直軸の周りに旋回するように構成されてお
   り、 該側方部分が、上記第１の位置において背中支持具に取
   付けられて、延長された背中支持クッションを形成し、 子供用ガードが使用されるときに、該側方部分が、上記
   第２の位置に移動されて、これに取り付けられて、延長
   した側部支持部を形成し、 これによって、クッションを、選択的に延長した側部支
   持部又は延長した背中支持具を提供するように、使用す
   ることができることを特徴とする子供椅子用のクッショ
   ン。