JP3035203B2 - ベビーホルダー兼用ウエストバッグ - Google Patents
ベビーホルダー兼用ウエストバッグInfo
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- waist bag
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Description
用ウエストバッグ、すなわち幼児を抱くための補助具と
してのベビーホルダーに兼用可能なウエストバッグに関
する。
ストバッグとして、例えば実開平4−62115号公
報、特開平2−124107号公報、実開平1−177
961号公報に記載のものなどが公知である。
トベルトを連結したウエストバッグ本体の内部に、該バ
ッグ本体の上面壁に対応する形状および大きさに形成さ
れた硬質の平板状支承部材が前記上面壁下面に沿わせて
水平状に装備され、同バッグ本体上に幼児が腰掛けるこ
とができるようになされている。
た幼児を保持するために、親の肩や首に掛けるようにな
されたループ状の吊りバンドがその下端部において上記
バッグ本体に連結されている。
上記のようなベビーホルダー兼用ウエストバッグは、次
のような問題点を具有するものであった。
れたものにあっては、バッグ本体の上面壁下面に平板状
の支承部材を設けたものである。このため、バッグ本体
上に幼児を腰掛けさせた場合、その重量で前記支承部材
が親の腰の方に強く食い込みがちになり、長時間の使用
には不適であった。
7号公報および実開平1−177961号公報に示され
ているように、バッグ本体の上面壁下面に沿う平板の一
端に垂直下方に伸びた腰当て部を設け、断面倒L字状と
なされた支承部材を装備せしめることにより軽減しう
る。
らベビーホルダーとして使用しつつウエストバッグとし
ても使用するように配慮されたものである。従って、こ
れを利用して幼児を抱く際には便利であるが、幼児を抱
かない状態で専らウエストバッグとしてのみ使用する場
合には些か不便であった。
ストは、吊りバンドを使用しない場合はこれをバッグ本
体内に収納しうるようになされている。しかし、その収
納状態では、バッグ本体内に前記支承部材が装備されて
いることと相俟って実質的に充分な収納スペースを確保
することができないものであった。
て使用する場合に支持安定性に優れたものとする一方、
専らウエストバッグとしても好適に使用することができ
るようになされたベビーホルダー兼用ウエストバッグを
提供することを目的とする。
発明に係るベビーホルダー兼用ウエストバッグは、両端
に装着用ウエストベルトが連結されたウエストバッグ本
体と、該バッグ本体内に収納されてバッグ本体上に腰掛
けた幼児を支承するための支承部材と、親が肩や首に掛
けて前記幼児を保持するための吊りバンドとを備え、前
記支承部材は、前記バッグ本体の上面壁下面に沿う座板
部とその一端から下方に伸びた腰当て部とを一体的に有
する略断面倒L字状に形成され、前記座板部の前端縁
が、前記バッグ本体の上面壁前端縁から下方に延設され
たスカート部によって覆われると共に、前記腰当て部
が、前記バッグ本体の後面壁に取り付けられた一対の固
定ベルトによって脱着自在に固定され、かつ 前記吊りバ
ンドの下端部が、前記バッグ本体の前面の前記スカート
部の下端縁中央部から前記バッグ本体内に導かれ、前記
座板部の下面に沿わせて配置された連結具を介して前記
バッグ本体の後面壁に脱着自在に固定されていることを
特徴とするものである。
させるために、上記のように、バッグ本体の上面壁下面
に沿う座板部とその一端から下方に伸びた腰当て部とを
一体的に有する略断面倒L字状に形成されたものを採用
した。
方に延設された前記スカート部は、ベビーホルダーとし
て使用する際に、支承部材の前方へのずれを効果的に防
止す る目的のものである。
を開けた際に、内部の支承部材が視認されないようにす
る目的で、前記バッグ本体内に、前記支承部材を覆うカ
バーを装備するようにしても良い。
ルダー兼用ウエストバッグを図示実施例に基づいて説明
する。
ストバッグ本体であり、両端に装着用のウエストベルト
(20)が連結されている。このウエストベルト(2
0)は、長さ調整自在であり、着脱のための連結具(3
0)を有する。
方形の後面壁(10a)と、その上下端に連結した上面
壁(10b)および下面壁(10c)と、前面から側面
を構成する1枚の前面壁(10d)とよりなり、全体と
して前面が前方に膨出した水平断面略D字状のものに形
成されている。
向上させるべく上下一対のシート材(10e)(10
e)の間にクッション材(10f)を介在させたものが
採用されている。
該バッグ本体上に腰掛けた幼児を支承するための支承部
材(40)が収納されている。
に、前記ウエストバッグ本体(10)の上面壁(10
b)に対応する大きさおよび形状に形成された座板部
(41)と、同ウエストバッグ本体(10)の後面壁
(10a)に対応する大きさおよび形状に形成された腰
当て部(42)とを一体的に有する略断面倒L字状に形
成されたものである。上記支承部材(40)は、それぞ
れ座板部(41)および腰当て部(42)が、図2に示
されるように、前記ウエストバッグ本体(10)内にお
いて上面壁(10b)および後面壁(10a)に沿うよ
うに配置されている。
て部(42)には、図5に示すように、その下方左右両
側に縦長矩形状の挿通孔(42a)(42a)が厚さ方
向に貫通状に形成されると共に、それら挿通孔の間の上
方位置に前記座板部(41)下面に連続する態様で1つ
の横長矩形状の挿通孔(42b)が厚さ方向に貫通状に
形成されている。この支承部材(40)は、硬質の発泡
ポリスチレン等の合成樹脂製のものであり、インジェク
ション等によって容易に製造することができる。
おいて、図2および図3に示すように、その腰当て部
(42)に形成された前記挿通孔(42a)(42a)
に、ウエストバッグ本体(10)の後面壁(10a)の
下方中央部に縫着された固定ベルト(50)の両端部が
挿通され、該両端部がその対応面に設けられた面ファス
ナー(51)(51)で脱着自在に固定されることによ
って、ウエストバッグ本体(10)内に固定されてい
る。なお、この支承部材(40)を固定するための固定
ベルト(50)は、少なくとも1つあれば足りるが、も
とより2つ以上設けるようにしても良い。
1に示すように、その前面側にファスナー付きの開閉口
(11)が設けられている。この開閉口(11)は、ウ
エストバッグ本体(10)の前面の上端中央部よりやや
下方位置から両側面の下部後端、即ち前面壁(10d)
と後面壁(10a)の接合部の下部にかけて、アーチ状
に形成されたものとなされている。
けることにより、ファスナーを開けると、前面壁(10
d)の全体を、図2に一点鎖線で示すように、下面壁
(10c)と共に、該下面壁(10c)の後端を中心に
下方に転回して、上記開閉口(11)を大きく開放する
ことが可能となる。従って、バッグ本体(10)への吊
りバンド(60)の出し入れ、小物類の出し入れを一層
行い易いものと成し得る。
体(10)の前面の上端中央部よりやや下方位置に形成
することによって、前記座板部(41)の前端部を覆う
スカート部(12)が設けられている。このスカート部
(12)の存在により、ベビーホルダーとしての使用時
に、前記支承部材(40)の前方へのずれが効果的に防
止され、もってウエストバッグ本体(10)上に幼児を
安定よく座らせることができる。
0d)の前面には、小物入れ用のポケット(13)が設
けられている。このポケット(13)は、上面にファス
ナー付きの開閉口(14)を有する。なお、このポケッ
ト(13)は、ウエストバッグ本体(10)の開閉口
(11)より下の領域部分において、前面壁(10d)
の略全体を覆うような一層大きいものに形成しても良
い。この場合、ポケット(13)の開閉口(14)は、
ウエストバッグ本体(10)の開閉口(11)と略平行
するような形に設けられることになる。
りバンド(60)が設けられている。この吊りバンド
(60)は、幼児を抱く際に、親の肩や首に掛けて幼児
を安全に保持するものである。
に形成され、下部がY字状に形成されて、その下端には
図4に示されるように互いに脱着自在な一対の連結具
(61)の一方が取り付けられている。その連結具(6
1)の他方はウエストバッグ本体(10)の後面壁(1
0a)にベルト(62)を介して縫着固定されている。
ように、前記支承部材(40)の座板部(41)の下面
に沿う態様で前記腰当て部(42)に形成された前記挿
通孔(42b)内に配置されている。而して、前記吊り
バンド(60)の下端側に取り付けられた前記一方の連
結具は、図1および図2に示すように、開閉口(11)
の中央部を通ってウエストバッグ本体(10)内に導か
れ、前記他方の連結具(61)に脱着自在な態様で連結
されている。
部が、支承部材(40)を構成する座板部(41)の前
端縁から導かれて該座板部(41)の下面に沿う態様で
配置され、ウエストバッグ本体(10)の後面壁(10
a)に連結されているため、支承部材(40)に掛かる
荷重を確実に支持しうるものとなしえ、ひいては幼児を
安全に保持することができるようになされている。
(65)は連結具カバー、(66)は補助ベルト、(6
7)は当て布である。
には、前記支承部材(40)の前面側をすっぽりと覆う
ようになされた内部カバー(70)が装備されている。
この内部カバー(70)は、その上端縁がウエストバッ
グ本体(10)の前記スカート部(12)の内側に縫着
されており、下端縁に沿ってゴム(71)が縫着された
ものである。而して、その下端縁側を支承部材(40)
の腰当て部(42)の下端縁部に引っ掛けることによっ
て、支承部材(40)を覆うようになされている。な
お、前記吊りバンド(50)の下端部は、内部カバー
(70)の上端中央部に形成された孔部(72)を通じ
てウエストバッグ本体(10)内に導かれている。この
孔部(72)は、吊りバンド(60)の下端に設けられ
た連結具(61)を挿通しうる大きさに形成されてい
る。
バッグは、ウエストベルト(20)によりウエストバッ
グ本体(10)を腰部に装着したのち、幼児を抱く際に
は、ウエストバッグ本体(10)上に幼児を前向きある
いは後向きに腰掛けさせる。そして吊りバンド(60)
を肩あるいは首に掛けることにより、幼児を安全に安定
的に保持することができる。
基づく荷重は、その一部が支承部材(40)の腰当て部
(42)を介して腰の外面およびウエストベルト(2
0)を介して腰回りの全体と、吊りバンド(60)を介
して肩あるいは首に負荷され、荷重が各所に分散して支
持される。
0)内に装備する支承部材(40)として、座板部(4
1)と腰当て部(42)とが一体に形成されたものを示
したが、これらを分離状態に形成しても良い。このよう
に分離形成すると、幼児を腰掛けさせたときに荷重が分
散支持されるようになる。即ち、使用者の腰部の外形に
応じて、座板部と腰当て部とが相対移動を起こして身体
に沿うことになるので、支承部材の一部が腰部に強く食
い込み状態になるのを回避することができるという利点
がある。
0)を開閉口(11)からウエストバッグ本体(10)
内に収納して、通常のウエストバッグと同様に使用する
ことができることは言うまでもない。
スペースを必ずしも充分に確保できない。従って、専ら
ウエストバッグとしてのみ使用に供する場合には、吊り
バンド(60)の下端に設けられた前記一方の連結具
(61)をウエストバッグ本体(10)側に取り付けら
れた前記他方の連結具(61)から取り外すことによ
り、吊りバンド(60)をウエストバッグ本体(10)
から分離させるとともに、支承部材(40)を固定して
いる一対の固定ベルト(50)を取り外す。これによ
り、支承部材(40)をウエストバッグ本体(10)か
ら取り出すことができ、ウエストバッグ本体(10)内
の収納空間を有効に活用することができるようになる。
ルダー兼用ウエストバッグは、ウエストバッグ本体内に
収納された支承部材が、バッグ本体の上面壁下面に沿う
座板部とその一端から下方に伸びた腰当て部とを一体的
に有する略断面倒L字状に形成され、前記腰当て部が、
前記バッグ本体の後面壁に取り付けられた一対の固定ベ
ルトによって脱着自在に固定され、前記座板部の前端縁
が、前記バッグ本体の上面壁前端縁から下方に延設され
たスカート部によって覆われると共に、前記吊りバンド
の下端部が、前記バッグ本体の前面の前記スカート部の
下端縁中央部から前記バッグ本体内に導かれ、前記座板
部の下面に沿わせて配置された連結具を介して前記バッ
グ本体の後面壁に脱着自在に固定されている。従って、
幼児を抱かないときは、吊りバンドを開閉口からウエス
トバッグ本体内に収納して、通常のウエストバッグと同
様に使用することができることは言うまでもなく、吊り
バンドを取り外し、かつ支承部材をウエストバッグ本体
から取り出すことができるので、専らウエストバッグと
してのみの使用に供することができる。この場合、ウエ
ストバッグ本体内の収納空間を有効に活用することがで
きる。
下端部が、バッグ本体の前面壁に形成された開閉口から
バッグ本体内に導かれ、支承部材の下面側に沿接配置さ
れた連結具を介して前記バッグ本体の後面壁に脱着自在
に固定されていることより、バッグ本体に腰掛けさせた
幼児の荷重を吊りバンドの下端部と支承部材とで確実に
支持することができ、しかも上記荷重を腰当て部に分散
支持できると共に、上記スカート部の存在により支承部
材の前方へのずれを確実に防止することができ、座板部
の支持安定性を優れたものとすることができる。
ウエストバッグの全体斜視図である。
バーを捲りあげた状態を示す斜視図である。
出してウエストバッグ本体の開閉部を開けた状態を示す
斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 両端に装着用ウエストベルトが連結され
たウエストバッグ本体と、 該バッグ本体内に収納されてバッグ本体上に腰掛けた幼
児を支承するための支承部材と、 親が肩や首に掛けて前記幼児を保持するための吊りバン
ドとを備え、 前記支承部材は、前記バッグ本体の上面壁下面に沿う座
板部とその一端から下方に伸びた腰当て部とを一体的に
有する略断面倒L字状に形成され、 前記座板部の前端縁が、前記バッグ本体の上面壁前端縁
から下方に延設されたスカート部によって覆われると共
に、前記腰当て部が、前記バッグ本体の後面壁に取り付
けられた一対の固定ベルトによって脱着自在に固定さ
れ、かつ 前記吊りバンドの下端部が、前記バッグ本体の
前面の前記スカート部の下端縁中央部から前記バッグ本
体内に導かれ、前記座板部の下面に沿わせて配置された
連結具を介して前記バッグ本体の後面壁に脱着自在に固
定されていることを特徴とする、ベビーホルダー兼用ウ
エストバッグ。
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