JP2014042656A - 椅子用座布団 - Google Patents

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【課題】ずれ防止機能に優れると共に取り付けも容易な椅子用座布団を提供する。
【解決手段】座布団1はクッション材14を表皮材15で包んだ本体16と、その前後に設けた固定用バンド18,19とで構成されている。固定用バンド18,19は先窄まり形状であり、基端の左右横幅は本体16の左右横幅の半分以上の寸法になっている。固定用バンド18,19の基端の左右横幅が大きいためずれ防止機能に優れる一方、固定用バンド18,19の先端は幅狭であるため手で扱い易くて着脱もワンタッチ的に行える。滑り止め部22を設けると好適である。
【選択図】図1

Description

本願発明は、木製椅子のように座板が硬質材から成っている椅子に使用する座布団に関する。
木製座板が露出している椅子は、例えば児童・生徒用の学習机や教室・講堂用の椅子として多用されているが、座板は硬いため、長い時間使用し続けているとお尻が痛くなる問題がある。この点は、剥き出しの樹脂製座板を有する椅子においても同じである。そこで、硬質材から成る座板を露出させたタイプの椅子に使用する座布団が種々提案されている。
座布団はクッションを表皮材で覆った本体を有するが、椅子用座布団にとっての問題はずれたり落ちたりしないように位置と姿勢を保持することであり、このための手段として特許文献1には、本体の下面に熱可塑性エラストマーから成る摩擦層を設けることが記載されており、特許文献2には、本体の四隅に固定用の紐を設けると共に下面に滑り止め用凹凸を設けることが記載されており、更に特許文献3には、座板の前端部と後端部とを横長の笠木で支持した椅子において、本体の前端と後端とに左右横長の固定用バンドを取り付け、これら固定用バンドを椅子の笠木に面ファスナで取り付けることが記載されている。
また、特許文献4には、折り畳み式車椅子用の座板として、本体の前端と後端とに布製の固定用バンドを設けて、これら固定用バンドを座板の下面に巻き込ませて重ね合わせ、前後の固定用バンドを面ファスナで連結することが記載されている。
実開昭63−140252号のマイクロフィルム 実用新案登録第3096002号公報 特許第3161374号公報 特開平10−192081号公報
特許文献1のように本体の下面に摩擦層を設けただけでは、使用者が身体を浮かすと座布団がずれ動いてしまうことがあり、位置・姿勢の保持機能が万全とは言い難い。他方、特許文献2のように四隅に設けた紐で縛る方式は四本の足を有するタイプの椅子にしか適用できない問題がある。また、特許文献3の場合も、座板の前部と後部とが笠木で支持された構造の椅子にしか適用できない問題がある。
これに対して特許文献4のものは、座板を座布団で前後両側から包み込むものであるため、座板の下面がオープンになっている椅子に広く適用できる利点がある。しかし、特許文献4では固定用バンドは単純な等幅の帯状の形態に過ぎないため、その左右横幅が小さいと座布団がずれ動きやすくなる問題があり、さりとて、固定用バンドの左右横幅を本体の左右横幅程度に大きくすると、ずれ防止機能は向上するものの、面ファスナを左右方向に長く配置せねばならないため、座板への着脱(固定用バンド同士の連結・分離)が面倒になるという問題がある。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、ずれ防止機能を確保しつつ取り付けも容易な座布団を提供することを主たる目的とするものである。
本願発明は、左右の脚体で支持された硬質材製座板に使用する座布団に関し、請求項1の発明では、この座布団は、クッション材を布又はその他の可撓性表皮材で包んだ偏平状の本体と、前記本体の前端部と後端部とに取り付けられた前後一対の薄シート製の固定用バンドとを有しており、前記前後の固定用バンドに、当該前後の固定用バンドを前記座板の下面側において部分的に重ねた状態に保持する着脱自在な係止手段を設けている構成において、前記前後の固定用バンドは、先端から基端に向けて左右横幅が小さくなる形態であると共に、基端の左右横幅は前記本体の左右横幅の半分以上の寸法であり、かつ、前記両固定用バンドの少なくとも先端側の部位にそれぞれ前記係止手段を設けている。
本願発明は更に様々な構成を有しており、その例を請求項2以下で特定している。このうち請求項2の発明は、請求項1において、前記前後の固定用バンドは基端から先端に向けて左右横幅が徐々に小さくなる台形の形状であり、これら固定用バンドの先端側の部位に、前記係止手段として面ファスナを設けている。
請求項3の発明は、請求項2において、前記前後の固定用バンドは、前後長さが異なっていると共にいずれも前記本体より短い前後長さであり、前後固定用バンドの面ファスナのうちいずれか一方又は両方は前後方向に長い帯状の形態になっている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちの何れかにおいて、前記本体の裏面に摩擦係数の大きい素材からなる滑り止め部を設けており、前記滑り止め部が前記本体に重ねられた前記固定用バンドで隠れるように設定されている。
本願発明では、固定用バンドの付け根は本願発明の左右横幅の半分以上の寸法があるため、固定用バンドの基端部を座板の前部と後部とに左右に広い範囲で当てることができる。このため、本体が水平旋回するようなずれ動きを的確に阻止して、高い安定性を確保できる。固定用バンドの付け根の左右横幅はできるだけ広いのが好ましく、本体部の左右横幅と同じ横幅であるのが最適であるが、本体の左右横幅の7割程度以上あると、ずれ防止機能はより的確に発揮されて好適であると言える。
そして、固定用バンドは先端部が基端部より幅狭の先窄まり形状であるため、先端部同士を係止することで、前後の固定用バンドは互いに重なり合った状態に素早く係止・分離できる。つまり、固定用バンドは先窄まりであることにより、係止部の左右配置エリアを狭くしつつ固定用バンド同士を重ね合わせた状態に保持できるため、前後の固定用バンドは互いに重なり合った状態に素早く係止・分離できるのであり、これにより、座布団の着脱を迅速に行える。
固定用バンドの先窄まり形態は様々に具体化できるが、請求項2のように台形の形状を採用すると、単純な形状であるため加工を簡単に行える利点や、先端を引っ張ることで全体をピンと張った状態に保持できる利点がある。また、係止手段としては、例えば押し込み式のホックも採用できるが、請求項3のように面ファスナを使用すると、単に押し付けたり引っ張ったりするだけでよいため着脱の迅速性に優れていると共に、前後固定用バンドの面ファスナ同士が部分的に重なり合っておれば連結できるため、座板の厚さや大きさの相違にも対応できる利点がある。また、座板の下面に左右横長の補強桟を設けている場合があるが、請求項2の構成は、補強桟の有無にも的確に対応できる。
前後の固定用バンドは座板の下面において係止するため、係止手段同士の係止位置はなるべく手前側か後ろ側に位置しているのが好ましい。この点、請求項3のように前後の固定用バンドの前後長さを異ならせると、係止手段である面ファスナの係止位置を座板の手前側寄り又は後ろ側寄りにずらすことができるため、座布団の着脱に際して手を座板の奥に入り込ませる寸法をできるだけ小さくでき、このため、座布団の取り付けの容易性に一層貢献できる。
請求項4のように摩擦式の滑り止め部を併用すると、座布団のずれ動きをより的確に防止できて好適である。また、流通段階でも滑り止め部は固定用バンドに隠れて見えないため、特に流通段階での美感に優れている利点がある。
(A)は椅子と第1実施形態の座布団との分離斜視図、(B)は座布団を裏返した状態での斜視図である。 (A)は椅子の一部破断平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(B)の部分拡大図である。 (A)は固定用バンドを広げた状態での底面図、(B)は固定用バンドを畳んだ状態での底面図、(C)は(B)の右側面図である。 (A)は固定用バンドを広げた状態での底面図、(B)は(A)の右側面図である。 固定用バンドを畳んだ状態の斜視図である。 第2実施形態の分離要部断面図である。 滑り止め部の具体例である第3実施形態の図である。 第4〜第7実施形態を示す図である。
(1).第1実施形態
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜図5に示す第1実施形態から説明する。図1に示すように、本実施形態の座布団1は、学習机(図示せず)とセットで使用される木製椅子2に適用される。
椅子2は、側面視で鉛直線に対して後傾した左右一対の側枠3を備えており、木製の座板4と足載せ台5と背もたれ6とが左右側枠3に取り付けられている。座板4はほぼ平面視四角形の形態であり、左右側部の下面にそれぞれブラケット板7を固定し、ブラケット7を側枠3の内側面にビスで固定している。なお、ブラケット板7は高さを段階的に変えて側枠3に固定することができる。従って、座板4の高さを段階的に調節することができる。ブラケット板7は側枠3の手前に露出しており、かつ、座板4のうち前側のある程度の範囲はブラケット板7の手前でオーバーハングしている。
足載せ台5と背もたれ6とは、左右の側枠3に直接に取り付けられている。足載せ台5の左右側部は側枠3の内面に設けた支持溝8に嵌まっており、支持溝8を複数段設けることにより、足載せ台5の高さを複数段(3段)に切り替えることができる。もとより、座板4も足載せ台5も高さを変更できない状態に取り付けてもよい。背もたれ6は一定の高さに固定されているが、これを高さ調節式とすることも可能である。
側枠3の下端には前後長手の水平枠9が固定されており、水平枠9と側枠3とは、鉛直線に対して前傾した板状の補強枠10で連結されている。従って、本実施形態では、側枠3と水平枠9と補強枠10とで左右の脚体が構成されている。水平枠9の前部と後部とにはキャスタ11を設けている。また、左右の水平枠9は前後の補強バー12で連結されている。
座布団1は、主要部材として座板4とほぼ同じ大きさで平面視四角形の板状のクッション材14を備えており、このクッション材14の全体を布等の表皮材15で覆うことによって本体16を構成している。なお、クッション材14は発泡ウレタンのような発泡性樹脂から成っている。表皮材15は上側地15aと下側地15bとを別々の布地で構成しており、上側地15aと下側地15bとの縫着ライン19は、クッション材14の外周面の上下中間部に位置している。
本体16の前面と後面とには、布等の可撓性素材から成る前部固定用バンド18と後部固定用バンド19とを取り付けている。固定用バンド18,19は基端から先端に向けて左右横幅が小さくなる台形(先窄まり)の形状であり、基端の左右横幅L1は本体16の左右横幅L0より若干小さい寸法に設定し、先端の左右横幅L2は、本体16の左右横幅L0の半分〜1/4程度の寸法に設定している。
固定用バンド18,19の左右横幅L1を本体16の左右横幅L0よりも少し小さい寸法に設定しているのは、ブラケット板7との干渉を回避するためである。ブラケット板7の板厚は15〜25mm程度が多いので、固定用バンド18,19の付け根は片側で20〜30mm程度短かくしたら十分である。L1はL0の8割程度あったら十分であり、L2は100〜150mm程度であると扱いやすい。ずれ防止という点から見るとL1はL0と同じ寸法であるのが最適であるが、少なくともブラケット板7との干渉を回避できる程度の左右横幅があるようにできるだけ広幅に設定するのが好ましい。
前後の固定用バンド18,19の前後長さは、本体16の前後長さの半分よりもやや大きい寸法に設定しており、かつ、前部固定用バンド18の前後長さを後部固定用バンド19の前後長さより少し長く設定している。そして、前部固定用バンド18の前部の裏面と後部固定用バンド19の前部の表面とに、係止手段の一例として左右一対ずつの面ファスナ20,21を設けている。
従って、後部固定用バンド19が座板4の下面に重なって、後部固定用バンド19に対して前部固定用バンド18が下から重なり、その状態で両者の面ファスナ18,19が引っ掛かり係止することで、両後部固定用バンド18,19は連結された状態に保持され、これにより、座布団1が座板4に取り付けられる。なお、前部固定用バンド18と後部固定用バンド19との用語の使い分けは便宜的なものであり、実際の使用に当たっては前後の区別はなく、前部固定用バンド18が後ろになることもある。
面ファスナ20,21は前後方向に長い帯状の形態であり、前部固定用バンド18の面ファスナ20の前後長さを、後部固定用バンド19の面ファスナ21の前後長さよりも座板4の板厚寸法程度だけ長くしている。このため、図2のように座布団1を座板4に取り付けた状態でも、図3のように後部固定用バンド18,19を本体16に重ねた状態でも、後部固定用バンド19の面ファスナ21の全長に亙って前部固定用バンド18の面ファスナ20が重なっている。
前後の固定用バンド18,19は、表皮材15を構成する上側地15a及び下側地15bとは別の生地で構成することも可能であるし、下側地15b又は上側地15aと一体に連続した状態に構成することも可能である。また、後部固定用バンド18,19は本体16の上下中間部(すなわち、上側地15aと下側地15bとの縫着部)に取り付けているが、本体16の前後端面の上端や下端に取り付けることも可能である。
本体16の下面(すなわち下側地15aの下面)のうち平面視(或いは底面視)で中央部に、円形の滑り止め部22を設けている。滑り止め部22は、熱可塑性エラストマーのような軟質樹脂膜を使用しており、下側地15bに一体成形によって接着している。但し、使用しているうちに周縁部が捲れる現象を生じやすいので、周縁部を下側地15bに縫着しておくのが好ましい。また、滑り止め部22は後部固定用バンド18,19で隠れる大きさに設定している。このため、流通段階で滑り止め部22が露出することはなくて体裁がよい。敢えて述べるまでないが、滑り止め部22は多角形や楕円形などの任意の形態を採用できる。
既述のとおり、座布団1は、本体16を座板4の上に載せてから、まず後部固定用バンド19を上向きに起こして座板4の下面に重ねて、その状態を保持しつつ前部固定用バンド18を上向きに起こして後部固定用バンド19に重ねて面ファスナ20,21を互いに係止することにより、座板4にずれ不能に取り付けられる。
そして、固定用バンド18,19の付け根は本体16の左右横幅の8割以上の寸法があるため、座布団1を座板4の前端と後退とにしっかりと保持してずれを的確に阻止できる。特に、本実施形態のように滑り止め部22を設けると、ずれ防止機能がより的確に発揮される。また、固定用バンド18,19は先窄まりになっているため、それら固定用バンド18,19の先端部は垂れ落ちない状態に片手で保持することができるのであり、このため、固定用バンド18,19同士を正確に重なった状態に簡単に係止できる。
図では表示していないが、固定用バンド18,19の外周部は折り返されて2枚重ね状に逢着されており、両固定用バンド18,19に腰が付与されている。このため、取り付けに際しての垂れ下がりを防止して正確に重ね合わせることができる。なお、図4に一点鎖線で示すように、前後の後部固定用バンド18,19のうちいずれか一方又は両方に抜き穴23を設けることも可能である。
前後固定用バンド18,19の先端部に1枚ずつの面ファスナ20,21を設けることも可能であるが、この場合は面ファスナ20,21の面積が大きくなってコストが嵩むおそれがある。これに対して、本実施形態のように面ファスナ20,21を左右一対ずつとして前後長手の形態にすると、面ファスナ20,21の面積をできるだけ少なくしてコストを抑制しつつ、座板4の厚さ・大きさの違いにも対応できる利点がある。
(2).他の実施形態
次に、図6以下に示す他の実施形態を説明する。図6に示す第2実施形態では、固定用バンド18,19に、保形手段として樹脂シートのように適度の腰を持つ補助板23を縫着又は貼着し、この補助板23に面ファスナ20,21のような係止手段を設けている。この実施形態では、固定用バンド18,19はその先端部を手で掴むことなく平らな状態に保持されているため、取り付けをより簡単に行える。
図7に示すのは滑り止め部22の具体例である第3実施形態であり、この滑り止め部22は第1実施形態の滑り止め部22にそのまま適用できる。この実施形態の滑り止め部22はエラストマーのようなゴム質の樹脂から成っているが、左右方向に長く延びる樹脂の群を並列状に設けた形態を成しており、前後方向に隣り合った樹脂線は互いに繋がっている。従って、前後方向のずれに対して大きな摩擦抵抗を発揮する。座布団1は前後方向にずれる傾向を呈するので、この実施形態の滑り止め部22を採用すると、樹脂の使用量を抑制しつつ高い滑り止め効果を発揮できる利点がある。
滑り止め部22は下側地15bに接着されているが、周縁部はミシン糸25で下側地15bに逢着されている。このため、長期に亙って使用しても、滑り止め部22が捲れるようなことはない。
図8では固定用バンド18,19の別例を示している。このうち(A)に示す第4実施形態では、固定用バンド18,19はその基端部に本体16の左右横幅と同じ横幅の平行部26が設けられていて、全体として左右対称の五角形になっている。この実施形態では、姿勢安定性はより一層向上する。
(B)に示す第5実施形態では固定用バンド18,19を三角形に形成している。この実施形態では、固定用バンド18,19は、その先端を指で持つことで平らな状態に簡単に保持できる利点がある。
(C)に示す第6実施形態では、固定用バンド18,19の側面を外向き凹に湾曲させており、(D)に示す第7実施形態では、固定用バンド18,19の側面を外向き凸に湾曲させている。
(3).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば本体は平面視四角形である必然性はなく、例えば平面視円形とすることも可能である(この場合は、固定用バンドの一部が座板の上面に重なることになる。)。また、前部固定用バンドと後部固定用バンドとは同じ形状・大きさに設定してもよい。表皮材や後部固定用バンドは、織地、編地、天然又は人工皮革などの様々な材料を使用できる。
係止手段として面ファスナを使用する場合、一方の固定用バンドのみに多数の鉤片をから成る面ファスナを設けて、他方の固定用バンドは不織布やパイル生地のような目の粗い編地とすることで面ファスナ機能を持たせることも可能である。
滑り止め部を設ける場合、例えば散点状や蜘蛛の巣状など、様々の構造・態様を採用できる。滑り止め部は本体の下面全体に設けることも可能である。係止手段としては、押し込み式のホックや引っ掛け式の鉤状フックなども採用可能である。敢えて述べるまでもないが、本体の周囲に縁飾り付加することも可能である。
また、本実施形態の座布団は従来にないデザインであり、意匠登録の対象にもなり得る。その場合、図5のように流通段階で固定用バンド18,19を重ね合わせた態様は独自の美感を有しており、裏面での固定用バンド18,19の重なり合いを特徴として部分意匠として捉えることも可能である。
本願発明は椅子用座布団として具体化できる。従って、産業上の利用性を有する。
1 座布団
2 椅子
3 椅子の脚体を構成する側枠
4 座板
14 クッション材
15 表皮材
15a 上側地
15b 下側地
16 本体
18 前部固定用バンド
19 後部固定用バンド
20,21 係止手段の一例としての面ファスナ
22 滑り止め部

Claims (4)

  1. 左右の脚体で支持された硬質材製座板に使用する座布団であって、
    クッション材を布又はその他の可撓性表皮材で包んだ偏平状の本体と、前記本体の前端部と後端部とに取り付けられた前後一対の薄シート製の固定用バンドとを有しており、前記前後の固定用バンドに、当該前後の固定用バンドを前記座板の下面側において部分的に重ねた状態に保持する着脱自在な係止手段を設けている構成において、
    前記前後の固定用バンドは、先端から基端に向けて左右横幅が小さくなる形態であると共に、基端の左右横幅は前記本体の左右横幅の半分以上の寸法であり、かつ、前記両固定用バンドの少なくとも先端側の部位にそれぞれ前記係止手段を設けている、
    椅子用座布団。
  2. 前記前後の固定用バンドは基端から先端に向けて左右横幅が徐々に小さくなる台形の形状であり、これら固定用バンドの先端側の部位に、前記係止手段として面ファスナーを設けている、
    請求項1に記載した椅子用座布団。
  3. 前記前後の固定用バンドは、前後長さが異なっていると共にいずれも前記本体より短い前後長さであり、前後固定用バンドの面ファスナのうちいずれか一方又は両方は前後方向に長い帯状の形態になっている、
    請求項2に記載した椅子用座布団。
  4. 前記本体の裏面に摩擦係数の大きい素材からなる滑り止め部を設けており、前記滑り止め部が前記本体に重ねられた前記固定用バンドで隠れるように設定されている、
    請求項1〜3のうちの何れかに記載した椅子用座布団。
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