JPH11325250A - パッキン,封止構造,ガス給湯装置及びパッキンの製造方法 - Google Patents

パッキン,封止構造,ガス給湯装置及びパッキンの製造方法

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JPH11325250A
JPH11325250A JP14234898A JP14234898A JPH11325250A JP H11325250 A JPH11325250 A JP H11325250A JP 14234898 A JP14234898 A JP 14234898A JP 14234898 A JP14234898 A JP 14234898A JP H11325250 A JPH11325250 A JP H11325250A
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divided pieces
pieces
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Shoji Kimura
昇司 木村
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Gastar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の無駄なくパッキンを製造できるように
する。 【解決手段】 四角形の環状のパッキン40は、2つの
L字形の分割片40aにより構成される。分割片40a
は、傾斜端縁44,45を有し、これら傾斜端縁44,
45が係合して、分割片40aの内側への移動を禁じて
いる。分割片40aの外側への移動は、パッキン40に
添うフランジ36の折り曲げ片37a〜37cによって
禁じる。分割片40aは、例えば同じ向きに多数並べて
生地から切り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッキンに関し,
更にこのパッキンを用いた封止構造およびガス給湯装
置、およびこのパッキンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガス給湯装置において、熱交換器
と排気カバーとの間には、シールのために四角の環状を
なすパッキンが介在されている。このパッキンは、生地
からプレスや移動刃で切り出すことにより製造してい
る。なお、通常は1枚の生地で多数のパッキンを得るよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような製
造方法では、生地においてパッキンの内側部分がそのま
ま不要部分となり、材料が無駄になるとともに、多くの
廃棄物を生む欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、パッ
キンにおいて、複数の同一形状をなす分割片を備え、こ
れら分割片を周方向に連続して並べるとともに隣接する
分割片の端縁同士を合わせることにより、環状をなして
構成されることを特徴とする。請求項2の発明は、請求
項1に記載のパッキンにおいて、上記隣接する分割片の
端縁同士が係合することにより、分割片が内側へ移動す
るのを禁じることを特徴とする。請求項3の発明は、請
求項2に記載のパッキンにおいて、2つのL字形の分割
片により全体形状が四角形の環状をなして構成され、こ
れら分割片の端縁同士が上記四角形の対角線をなす隅部
で係合することを特徴とする。請求項4の発明は、請求
項3に記載のパッキンにおいて、上記分割片の端縁は、
分割片の各辺に対して傾斜しており、これら傾斜端縁同
士が合わされて、上記係合がなされることを特徴とす
る。請求項5の発明は、請求項2または3に記載のパッ
キンにおいて、上記分割片は一端部に凹部を有し、他端
部に凸部を有し、隣接する分割片の一方の凹部に他方の
凸部が嵌め込まれ、これら凹部および凸部の輪郭が上記
係合すべき端縁として提供されることを特徴とする。請
求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のパッ
キンにおいて、隣接する分割片の端縁に沿って、弾性を
有するシール材を配することを特徴とする。
【0005】請求項7の発明は、封止構造にオいて、一
対の環状フランジ間に請求項1〜6のいずれかに記載の
パッキンを介在させてなる封止構造において、いずれか
一方のフランジには、上記分割片の外周縁に当たり、こ
の分割片の外方への移動を禁じる折り曲げ片が形成され
ていることを特徴とする。請求項8の発明は、ガス給湯
装置において、燃焼ユニットと熱交換器と排気カバーと
を上に向かって順に連設してなり、熱交換器と排気カバ
ーは、互いに対峙する四角形の環状フランジを有し、こ
れらフランジ間に請求項3または4に記載のパッキンが
介在されており、上記パッキンの一方の分割片の第1辺
部は、前側すなわち排気口側に配置され、他方の分割片
の第1辺部は後側に配置され、これら2つの分割片の第
2辺部は左右にそれぞれ配置され、排気カバーのフラン
ジの4つの辺部には、パッキンの4つの辺部の外縁を係
止する折り曲げ片が形成され、前側すなわち排気口側の
辺部では、一対の互いに離れた折り曲げ片が上記一方の
分割片の第1辺部の外縁両端を係止しており、パッキン
の実効シール幅は、熱交換器のフランジによって決定さ
れ、この実効シール幅は、後側の辺部が前側の辺部より
大きく、上記分割片の第1辺部の幅は、上記後側の実効
シール幅に等しく、この第1辺部の外縁の両端には、上
記折り曲げ片を受け入れるための切欠が形成されている
ことを特徴とする。
【0006】請求項9の発明は、請求項1〜5のパッキ
ンを製造する方法において、曲げ形状をなす複数の分割
片を同一方向を向けて並べるとともに互いが接するか近
付いた状態になるようにして、生地から切り出すことを
特徴とする。請求項10の発明は、請求項1〜5のパッ
キンを製造する方法において、曲げ形状をなす複数の分
割片を交互に向きを変えて並べるとともに、隣り合う逆
向きの分割片同士をこの並び方向と交差する方向にずら
し、しかも隣合う逆向きの分割片同士および1つおきの
同じ方向の分割片同士が互いに接するか近付いた状態に
なるようにして、生地から切り出すことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1〜4を参照して説明する。図4に示すガス給湯装置
は、ガスバーナを内蔵した燃焼ユニット10と、この燃
焼ユニット10の上に設けられた熱交換器20と、この
熱交換器2の上に設けられた排気カバー30とを備えて
いる。これら構成要素10,20,30からなるアッセ
ンブリは、ハウジング(図示しない)に収納されてい
る。
【0008】上記熱交換器20は、断面四角形の筒状を
なすフレーム21と、このフレーム21に内蔵された多
数のフィンを有しており、これらフレーム21とフィン
を水管29が貫通している。この水管29内を流れる水
にガスバーナで発生する燃焼排ガスの熱が伝達され、こ
れにより給湯がなされる。
【0009】図3に示すように、上記フレーム21の上
端開口22の周縁には、上から見て四角形の環状をなす
フランジ23が、水平方向,外方向に張り出すようにし
て折り曲げ形成されている。このフランジ23は、前側
の辺部23bおよび左右の辺部23cが同じ幅をなし、
後側(図3において左側)の辺部23aが、これらより
幅広となっている。
【0010】図3,図4に示すように、上記排気カバー
30は、板金を折り曲げ加工してなるカバー本体31を
有している。このカバー本体31は、下部と前部が開口
した偏平な箱形状をなす。このカバー本体31の前部開
口32は排気口をなし、その周縁には、正面から見て長
四角形の環状をなすフランジ33が設けられている。こ
のフランジ33は、カバー本体31の前部開口32の左
右の縁に形成された折り曲げ片33aと、その上縁と下
縁に固定された板33b,33cとにより構成されれて
いる。このフランジ33には、パッキン(図示しない)
を介して排気トップ(図示しない)が取り付けられてい
る。この排気トップは、上記ハウジングの正面壁に形成
された長穴にはめ込まれている。上記燃焼排ガスは熱交
換器20を通り、さらに上記排気カバー30を通って、
排気口32および排気トップから外部へ排出される。
【0011】上記フランジ33を構成する板33cに
は、断面L字形をなす板34が取り付けられており、こ
の板34とカバー本体31により、排気カバー30の下
部開口35が画成されている。上記排気カバー30の下
部開口35の周縁には、下から見て四角形の環状をなす
フランジ36が水平をなして設けられている。このフラ
ンジ36の後側の辺部36aと左右の辺部36cは、カ
バー本体31の下端縁を外方向に折り曲げることにより
形成されている。フランジ36の前側の辺部36bは、
上記板34の水平部の後側半分によって構成されてい
る。
【0012】上記辺部36a,36b,36cには、そ
れぞれ折り曲げ片37a,37b,37cが形成されて
いる。詳述すると、後側の辺部36aの外縁には、折り
曲げ片37aが両端を除いて略全長に形成されており、
左右の辺部36cの外縁には、折り曲げ片37cが後端
部を除いて略全長にわたって形成されている。前側の辺
部36bには、その両端の外縁にのみ折り曲げ片37b
が形成されている。
【0013】上記熱交換部20のフランジ23と上記排
気カバー30のフランジ36との間には、パッキン40
が介在されている。これらフランジ23,36とパッキ
ン40とで、本発明の特徴をなす封止構造が構成されて
いる。
【0014】上記パッキン40について詳述する。図
1,図2に示すように、パッキン40は、同一形状をな
す2つの分割片40aを周方向に連続して並べることに
より、四角形の環状をなすように構成されている。各分
割片40aは、直線的に延びて互いに直角に交わる第
1,第2の辺部41,42を有し、L字形をなしてい
る。第1辺部41の幅W1は、第2辺部42の幅W2よ
り広い。また第1辺部41の外縁の両端には、矩形の切
欠43が形成されている。
【0015】上記分割片40aの両端部すなわち第1辺
部41と第2辺部42の各端部は、それぞれ各辺部4
1,42に対して傾斜した端縁45,46を有してい
る。これら端縁45,46同士が当たる(合わさる)こ
とにより、2つの分割片40aが連続するようになって
いる。端縁45,46は、パッキン40の四角の対角線
をなす隅部に位置している。
【0016】パッキン40は、上記のように分割片40
aの端縁45,46同士を合わせた状態で、排気カバー
30のフランジ36の下面に接着剤等で仮止めされる。
この状態で、一方の分割片40aの第1辺部41は、フ
ランジ36の後側の辺部36aに沿って取り付けられ、
他方の分割片40aの第1辺部41は、フランジ36の
前側の辺部36bに沿って取り付けられている。また、
2つの分割片40aの第2辺部42は、フランジ36の
左右の辺部36cに沿ってそれぞれ取り付けられてい
る。上記分割片40aの端縁45,46の接合部には、
端縁45,46に沿ってシリコンゴム系接着剤(耐熱
性,弾性を有するシール材)が塗布されており、端縁4
5,46の接合部のシール性を確保している。
【0017】上記のようにパッキン40を装着した排気
カバー30は、熱交換器20に固定される。すなわち、
排気カバー30のフランジ36がパッキン40を介して
熱交換器20のフランジ23に重ねられ、これらを貫通
するボルトとナット(図示せず)によって、固定され
る。この装着作業の際にフランジ36の折り曲げ片37
a〜37cは、フランジ23の外周縁に当たり、位置決
めの役割を果たす。
【0018】パッキン40を排気カバー30のフランジ
36へ装着する時、排気カバー30を熱交換器20へ装
着する時、パッキン40が両フランジ36,23間で挟
持された状態でガス給湯装置を使用している時に、上記
パッキン40の分割片40aは、外側への移動および内
側への移動を禁じられている。詳述すると、一方の分割
片40aの第1辺部41の外縁は、フランジ36の後側
の折り曲げ片37aに当たって外側への移動を禁じら
れ、他方の分割片40aの第1辺部41の外縁は、その
両端の切欠43に入り込んだ2つの折り曲げ片37bに
よって外側への移動を禁じられている。また、2つの分
割片40aの第2辺部42の外縁は、フランジ36の左
右の折り曲げ片37cに当たって外側への移動を禁じら
れている。上記分割片40aの両端部は、傾斜した端縁
45,46同士が当たっているので、分割片40aが内
側に移動するのを互いに規制し合い、特に、その両端部
近傍の内側への移動を禁じることができる。
【0019】上記後側の分割片40aの第1辺部41の
幅W1は、排気カバー30のフランジ36の後側の辺部
36aの幅より狭く、熱交換部20のフランジ23の後
側の辺部23aの幅と等しい。そのため、この後側での
実効シール幅(パッキン40とフランジ36,23の3
つが重なる部位の幅)はW1となる。同様の理由で左右
の実効シール幅はW2となる。
【0020】パッキン40の前側の実効シール幅は、前
側の分割片40aの第1辺部41の幅W1ではなく、こ
れより狭い熱交換器20のフランジ23の前側の辺部2
3bの幅によって決定される。したがって、前側の分割
片40aの第1辺部41はフランジ23の辺部23b
(実効シール部)から前方へ若干はみ出ることになる。
このようにした理由は、前側と後側の2つの分割片40
aを同一形状にするためである。すなわち、後側の分割
片40aの第1辺部41で必要とする幅W1に合わせ
て、前側の分割片40aの第1辺部41の幅も必要以上
に大きくしたのである。同じ理由で、後側の分割片40
aの第1辺部41には、本来必要としない2つの切欠4
3が形成されている。
【0021】次に、パッキン40の分割片40aの製造
方法について、図5を参照して説明する。パッキン生地
からプレスや移動刃を用いて、多数の分割片40aを切
り出す。詳述すると、本実施形態では、分割片40a
は、直線に沿って多数並べられるとともに、この並び方
向に同じ向きをなすようにして切り出される。この際、
分割片40aの第1辺部41同士は、一方の内側の縁と
他方の外側の縁が重なり共通の裁断線によって形成さ
れ、第2辺部42同士も同様に共通の裁断線によって形
成される。すなわち、多数の分割片40aが互いに接す
るようにして切り出される。その結果、分割片40a間
には殆ど廃棄される部位がなくなり、材料の無駄を最小
限にすることができる。また、パッキン40を構成する
2つの分割片40aは同一形状であるから、別個管理す
る必要がなく、管理コストも軽減することができる。
【0022】図6は分割片40aの他の製造方法を示
す。この実施形態では、分割片40aが直線に沿って多
数並べられるとともに、交互に向きを変えた状態で切り
出される。なお、隣合う逆向きの分割片40aは、上記
並び方向と交差する方向にずれている。ここで、逆向き
の分割片40aの第1辺部41の外縁同士および内縁同
士が共通の裁断線で形成され、2つおきの同じ向きの分
割片40aの第2辺部42の内縁と外縁が共通の裁断線
で形成される。この方法でも、材料の無駄を最小限にす
ることができる。
【0023】図5,図6に示す製造方法において、多数
並んだ分割片40aに若干の隙間をあけて切り出しても
よい。また、図7に示すように、隣合う分割片40aの
第1辺部41の外縁と内縁は共通の裁断線で形成し、第
2辺部42間にだけ隙間をあけてもよい。この場合、第
2辺部42間の間隔Dを、第1辺部41の幅W1と第2
辺部42の幅W2の差と等しくすれば、上記辺部41,
42は、並び方向に延びる直線と等角度(45°)で傾
斜することになる。
【0024】以下、本発明の他の実施形態について説明
する。これら実施形態において、先行する実施形態に対
応する構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略
する。これら実施形態のパッキンが一対のフランジ間に
介在され、その分割片の外縁がフランジの折り曲げ片に
よって係止される点は、第1実施形態と同様である。ま
た、分割片の端縁の接合部に弾性シール材が塗布される
点も同様である。
【0025】図8(A)は、本発明の第2実施形態を示
す。この実施形態において、2つの分割片40bの全体
形状は、互いに同一形状でL字形をなしており、第1実
施形態とほぼ同様である。この実施形態では、分割片4
0bの第1辺部41の端部には鉤形の凹部47が形成さ
れ、第2辺部42の端部には鉤形の凸部48が形成され
ている。一方の分割片40bの凹部47に他方の分割片
40bの凸部48をはめ込むことにより、四角形の環状
をなすパッキンが得られる。これら凹部47と凸部48
の輪郭は、互いに係合する端縁となる。
【0026】図8(B)は、本発明の第3実施形態を示
す。この実施形態において、2つの分割片40cの全体
形状は、互いに同一形状でL字形をなしており、第1実
施形態とほぼ同様である。この実施形態では、分割片4
0cの第1辺部41の端部が切り欠かれて矩形の凹部4
7’が形成され、第2辺部42の端部が若干延長されて
矩形の凸部48’をなしている。一方の分割片40cの
凹部47’に他方の分割片40cの凸部48’をはめ込
むことにより、四角形の環状をなすパッキンが得られ
る。
【0027】図9は、本発明の第4実施形態を示す。こ
の実施形態において、四角形の環状をなすパッキン4
0’は、対角線をなす隅部ではなく、その近傍で斜めに
切断された形をなす。2つの分割片40dは、同一形状
をなし、第1辺部41と、その一端から直角に延びる第
2辺部42と、第1辺部41の他端から直角に延びる第
3辺部44とを有している。第2辺部42と第3辺部4
4の端部が、傾斜した端縁45,46を有している。傾
斜した端縁同士45,46が接合してパッキン40が構
成される点は第1実施形態と同様である。この実施形態
では、第3辺部44は短く、第1辺部41の抵抗を受け
るので内側に移動せず、第2辺部42は、傾斜端縁4
5,46の接合を介して第3辺部44に規制されること
により、内側への移動を禁じられている。上記第4実施
形態の分割片40dは、図10に示すように、図6と似
た方法で生地から多数切り出すが、図5と似た方法で切
り出してもよい。
【0028】図11は、本発明の第5実施形態を示す。
この実施形態では、分割片40eが第1,第2,第3辺
部41,42,43を有してコ字形をなしており、その
第2辺部42の端部に凹部47が形成され、第3辺部4
3の端部に凸部48が形成され、一方の分割片40eの
凹部47に他方の分割片40eの凸部48をはめ込むこ
とにより、両者が係合され、四角形の環状をなすパッキ
ンが得られる。第5実施形態の分割片40eを製造する
場合、直線に沿って交互に向きを変えて並べて切り出さ
れる。詳述すると、各分割片40eが一方側に隣接する
分割片40eと第1辺部41同士が背中合わせで接し、
反対側に隣接する分割片40eと第2辺部42同士,第
3辺部43同士が接するようにして切り出される。
【0029】図13は、本発明の第6実施形態を示す。
この実施形態では、同一形状をなすL字形の4つの分割
片40fによって、四角形の環状をなすパッキンが得ら
れる。分割片40f同士の係合は、第5実施形態と同様
である。上記第6実施形態の分割片40fは、図14に
示すように、図5と似た方法で切り出してもよいし、図
6と似た方法で切り出してもよい。
【0030】図15は、本発明の第7実施形態を示す。
この実施形態では、2つ(複数)の円弧形状の分割片4
0gによって、円形の環状をなすパッキン40”が得ら
れる。分割片40f同士の係合は、第5実施形態と同様
である。上記第7実施形態の分割片40gは、図16に
示すように、直線に沿って同じ向きに並べられるように
して切り出される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、パッキンを分割することにより、パッキン切り
出しの際に、パッキンの内側に相当する部分の材料の無
駄を少なくする方法を採用できる。また、分割片は同一
形状をなすので、切り出し後の管理も簡単である。請求
項2の発明によれば、分割片の端部同士の係合により分
割片への内側への移動を禁じることができ、良好なシー
ル機能を維持することができる。請求項3の発明によれ
ば、四角形の環状をなすパッキンでは、分割片が2つか
らなり、しかも簡単なL字形とすることができ、切り出
しを良好に行えるばかりか、設置作業も容易となる。請
求項4の発明によれば、簡単な形状の傾斜端縁により係
合を行うことができ、分割片の切り出しも容易である。
請求項5の発明によれば、凹凸のはめ合いにより、分割
片の係合を確実に行うことができる。請求項6の発明に
よれば、弾性シール材により、分割片の端縁同士の接合
部の良好なシール性を確保できる。請求項7の発明によ
れば、フランジの折り曲げ片により、分割片の外側への
移動を禁じることができ、良好なシール機能を維持する
ことができる。請求項8の発明によれば、ガス給湯装置
において、前側と後側でのフランジの幅が異なり、また
折り曲げ片による係止構造が異なっても、分割片を同一
形状にすることにより、切り出し後の管理を簡単にする
ことができる。請求項9,10の発明によれば、材料の
無駄を少なくしてパッキンの分割片を切り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態をなすガス給湯装置の排
気カバーおよびパッキンの底面図である。
【図2】同パッキンの底面図である。
【図3】同第1実施形態の排気カバーと熱交換器を分離
した状態で示す側面図である。
【図4】同ガス給湯装置の全体形状を示す斜視図であ
る。
【図5】同パッキンの分割片の製造方法を示す図であ
る。
【図6】同パッキンの分割片の製造方法の他の態様を示
す図である。
【図7】同パッキンの分割片の製造方法のさらに他の態
様を示す図である。
【図8】(A),(B)のそれぞれは、本発明の第2,
第3実施形態をなすパッキンにおいて、分割片の係合状
態を示す図である。
【図9】本発明の第4実施形態をなすパッキンを示す図
である。
【図10】同第4実施形態のパッキンの分割片を製造す
る方法を示す図である。
【図11】本発明の第5実施形態をなすパッキンを示す
図である。
【図12】同第5実施形態のパッキンの分割片を製造す
る方法を示す図である。
【図13】本発明の第6実施形態をなすパッキンを示す
図である。
【図14】同第6実施形態のパッキンの分割片を製造す
る方法を示す図である。
【図15】本発明の第7実施形態をなすパッキンを示す
図である。
【図16】同第7実施形態のパッキンの分割片を製造す
る方法を示す図である。
【符号の説明】
23 熱交換器のフランジ 23a〜23c フランジの辺部 36 排気カバーのフランジ 36a〜36c フランジの辺部 37a〜37c 折り曲げ片 40,40’,40” パッキン 40a〜40g 分割片 41 第1辺部 42 第2辺部 45,46 傾斜端縁 47,47’ 凹部 48,48’ 凸部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の同一形状をなす分割片を備え、こ
    れら分割片を周方向に連続して並べるとともに隣接する
    分割片の端縁同士を合わせることにより、環状をなして
    構成されることを特徴とするパッキン。
  2. 【請求項2】 上記隣接する分割片の端縁同士が係合す
    ることにより、分割片が内側へ移動するのを禁じること
    を特徴とする請求項1に記載のパッキン。
  3. 【請求項3】 2つのL字形の分割片により全体形状が
    四角形の環状をなして構成され、これら分割片の端縁同
    士が上記四角形の対角線をなす隅部で係合することを特
    徴とする請求項2に記載のパッキン。
  4. 【請求項4】 上記分割片の端縁は、分割片の各辺に対
    して傾斜しており、これら傾斜端縁同士が合わされて、
    上記係合がなされることを特徴とする請求項3に記載の
    パッキン。
  5. 【請求項5】 上記分割片は一端部に凹部を有し、他端
    部に凸部を有し、隣接する分割片の一方の凹部に他方の
    凸部が嵌め込まれ、これら凹部および凸部の輪郭が上記
    係合すべき端縁として提供されることを特徴とする請求
    項2または3に記載のパッキン。
  6. 【請求項6】 隣接する分割片の端縁に沿って、弾性を
    有するシール材を配することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載のパッキン。
  7. 【請求項7】 一対の環状フランジ間に請求項1〜6の
    いずれかに記載のパッキンを介在させてなる封止構造に
    おいて、いずれか一方のフランジには、上記分割片の外
    周縁に当たり、この分割片の外方への移動を禁じる折り
    曲げ片が形成されていることを特徴とする封止構造。
  8. 【請求項8】 燃焼ユニットと熱交換器と排気カバーと
    を上に向かって順に連設してなり、熱交換器と排気カバ
    ーは、互いに対峙する四角形の環状フランジを有し、こ
    れらフランジ間に請求項3または4に記載のパッキンが
    介在されており、 上記パッキンの一方の分割片の第1辺部は、前側すなわ
    ち排気口側に配置され、他方の分割片の第1辺部は後側
    に配置され、これら2つの分割片の第2辺部は左右にそ
    れぞれ配置され、 排気カバーのフランジの4つの辺部には、パッキンの4
    つの辺部の外縁を係止する折り曲げ片が形成され、前側
    すなわち排気口側の辺部では、一対の互いに離れた折り
    曲げ片が上記一方の分割片の第1辺部の外縁両端を係止
    しており、 パッキンの実効シール幅は、熱交換器のフランジによっ
    て決定され、この実効シール幅は、後側の辺部が前側の
    辺部より大きく、 上記分割片の第1辺部の幅は、上記後側の実効シール幅
    に等しく、この第1辺部の外縁の両端には、上記折り曲
    げ片を受け入れるための切欠が形成されていることを特
    徴とするガス給湯装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のパッキンを製造する方法
    において、曲げ形状をなす複数の分割片を同一方向を向
    けて並べるとともに互いが接するか近付いた状態になる
    ようにして、生地から切り出すことを特徴とするパッキ
    ン製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のパッキンを製造する方
    法において、曲げ形状をなす複数の分割片を交互に向き
    を変えて並べるとともに、隣り合う逆向きの分割片同士
    をこの並び方向と交差する方向にずらし、しかも隣合う
    逆向きの分割片同士および1つおきの同じ方向の分割片
    同士が互いに接するか近付いた状態になるようにして、
    生地から切り出すことを特徴とするパッキン製造方法。
JP14234898A 1998-05-08 1998-05-08 パッキン,封止構造,ガス給湯装置及びパッキンの製造方法 Pending JPH11325250A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097896A (ja) * 2010-10-08 2012-05-24 Primearth Ev Energy Co Ltd ガスケットを用いたシール構造体
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KR20180051120A (ko) * 2016-11-08 2018-05-16 울브린코리아(주) 리튬이온 배터리팩용 가스켓
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JP2019161069A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 オムロン株式会社 電気機器
JP2020188530A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 矢崎総業株式会社 ボックス

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