JPH0534386Y2 - - Google Patents

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JPH0534386Y2
JPH0534386Y2 JP1987159132U JP15913287U JPH0534386Y2 JP H0534386 Y2 JPH0534386 Y2 JP H0534386Y2 JP 1987159132 U JP1987159132 U JP 1987159132U JP 15913287 U JP15913287 U JP 15913287U JP H0534386 Y2 JPH0534386 Y2 JP H0534386Y2
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JP
Japan
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gasket
joint
cylinder block
molded
liquid gasket
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JP1987159132U
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JPH0163872U (ja
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  • Gasket Seals (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、異なるガスケツトを利用して、自動
車等の部材を接合する場合に好適に利用可能な三
部材接合部のシール構造に関するものである。
[従来の技術] 自動車等のエンジンでは、例えば本考案の先行
技術として実開昭60−61561号公報に示されるよ
うに、第1の部材たるシリンダブロツクと第2の
部材たるエンドプレート若しくはオイルポンプ等
が設けられたオイルシールリテーナとの間を、紙
質等からなる成形ガスケツトでシールし、前記第
1の部材および第2の部材と第3の部材たるオイ
ルパン等との間を液状ガスケツトでシールするよ
うにしている。
その場合、成形ガスケツトが第1の部材および
第2の部材から液状ガスケツトの厚み方向へ突出
すると、液状ガスケツトが切断される恐れがある
ため、成形ガスケツトの端部は、第3の部材との
接合面から若干後退させるようにしている例も少
なくない。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記先行技術に示されるもので
は、成形ガスケツトの端部形状を工夫しているも
のの、従来のものは、液状ガスケツトに接する第
1の部材および第2の部材の角が略直角に形成さ
れている。そのため、第3の部材に液状ガスケツ
トを塗布し、該第3の部材と前記第1の部材およ
び第2の部材とを接合する際に、第1の部材およ
び第2の部材の角に邪魔されて、液状ガスケツト
が成形ガスケツト側へ充分に流れ込めず、角付近
に空気層が形成されてしまうことがある。このよ
うに接合部に空気層が形成されると、部材の内側
と外側とが連通して、液漏れやガス漏れを引き起
こす不具合へと繋がる。
本考案は、このような不具合を解消することの
できる三部材接合部のシール構造を提供すること
を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、第1の
部材と第2の部材との間を成形ガスケツトでシー
ルし、これら双方の部材と第3の部材との間を液
状ガスケツトでシールしてなる三部材接合部のシ
ール構造において、前記液状ガスケツトに接する
第1の部材および第2の部材の角を厚み方向へ連
続的な面取りを施して傾斜面を形成し、若しくは
外側へ突出する形状のアール付きに形成し、成形
ガスケツトの下端を第1部材と第2部材との接合
面の下縁よりも上方に位置させたことを特徴とす
る。
[作用] このような構成によれば、第1の部材および第
2の部材の角は、接合方向に対して傾斜状、若し
くは丸みを帯びた形状となるので、第3の部材と
第1の部材および第2の部材とを接合する際に、
液状ガスケツトが第1の部材と第2の部材との接
合面側、すなわち成形ガスケツト側の隙間内へ流
入し易くなり、空気層ができ難くなる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、自動車用エンジンの一部を概略的に
示す分解斜視図である。図に示すエンジンは、第
1の部材たるシリンダブロツク1と第2の部材た
るオイルシールリテーナ2との間を成形ガスケツ
ト3でシールし、シリンダブロツク1およびオイ
ルシールリテーナ2と第3の部材たるオイルパン
4との間を液状ガスケツト5でシールしてなる三
部材接合部6を有している。
オイルシールリテーナ2は、クランクシヤフト
の軸封が行えるようになつているとともに、クラ
ンクシヤフトにより駆動されるオイルポンプを備
えており、シリンダブロツク1にボルトを介して
固着されるようになつている。
成形ガスケツト3は、紙質等を素材に形成され
ており、シリンダブロツク1の平坦な接合面1a
と、オイルシールリテーナ2の平坦な接合面2a
との間に挟着されるとともに、その下端3aは、
両接合面1a,2aの下縁よりも若干上方に位置
させてある。
液状ガスケツト5は、利用温度域で軟質状に硬
化するシリコン系のもので、オイルパン4の上端
の接合面4aに塗布されるようになつている。そ
して、オイルパン4がシリンダブロツク1および
オイルシールリテーナ2の下端にボルトを介して
固着された際には、シリンダブロツク1およびオ
イルシールリテーナ2の下端側の接合面1b,2
bとオイルパン4の接合面4aとの間をシールす
るようになつている。
このような構成の三部材接合部6において、前
記液状ガスケツト5に接するシリンダブロツク1
およびオイルシールリテーナ2の角1c,2c、
すなわち上下姿勢の接合面1a,2aと横向姿勢
の接合面1b,2bとが直交するそれぞれの角1
c,2cに、厚み方向へ連続的な面取りを施して
傾斜面1d,2dにしてある。
このような構成によれば、オイルパン4をシリ
ンダブロツク1およびオイルシールリテーナ2の
下端に接合する際に、オイルパン4の接合面4a
に塗布された液状ガスケツト5が、オイルパン4
の接合面4a側から付勢されると、双方の傾斜面
1d,2dに案内されて、液状ガスケツト5が成
形ガスケツト3側の隙間内へ流入し易くなる。
その結果、シリンダブロツク1の接合面1aと
オイルシールリテーナ2の接合面2aとの間に介
在させた成形ガスケツト3の下端3a側には、液
状ガスケツト5の充填不良による空気層ができ難
くなり、シリンダブロツク1の内側と外側とが空
気層を介して連通するような不具合が防止でき
る。そのため、かかる箇所においても、液状ガス
ケツト5に所期通りのシール機能が発揮されるの
で、オイル漏れやガス漏れが確実に防止できる。
なお、上記実施例では、シリンダブロツクおよ
びオイルシールリテーナの角に面取りを施した場
合について述べたが、本考案は上記実施例に限定
されないのは勿論である。
例えば、第3図に示すように、シリンダブロツ
ク101およびオイルシールリテーナ102の角
101c,102cは、外側へ突出する形状のア
ール付きに形成してもよい。しかして、このよう
な形状であれば、オイルパン104の接合面10
4aに塗布された液状ガスケツト105は、曲面
101d,102dに案内されてシリンダブロツ
ク101とオイルシールリテーナ102との間に
挟着された成形ガスケツト103側へ流入するこ
とになるので、液状ガスケツト105の充填効果
を更に高めることが可能となる。
また、第1の部材、第2の部材および第3の部
材は、シリンダブロツク、オイルシールリテーナ
およびオイルパンに限らず、他の部材であつても
よい。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、部材
間の隙間内へ液状ガスケツトを確実に充填させ
て、シール機能を充分に発揮させることができる
ので、液体の漏れを招くことのないシール性に優
れた三部材接合部のシール構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略的な分解
斜視図、第2図は同実施例の要部を示す断面図で
ある。第3図は本考案の他の実施例を示す図であ
る。 1……第1の部材(シリンダブロツク)、1a,
1b……接合面、1c……角、1d……面取り
(傾斜面)、2……第2の部材(オイルシールリテ
ーナ)、2a,2b……接合面、2c……角、2
d……面取り(傾斜面)、3……成形ガスケツト、
4……第3の部材(オイルパン)、4a……接合
面、5……液状ガスケツト、6……三部材接合
部、101……第1の部材(シリンダブロツク)、
101d……曲面、102……第2の部材(オイ
ルシールリテーナ)、102d……曲面、103
……成形ガスケツト、104……第3の部材(オ
イルパン)、105……液状ガスケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の部材と第2の部材との間を成形ガスケツ
    トでシールし、これら双方の部材と第3の部材と
    の間を液状ガスケツトでシールしてなる三部材接
    合部のシール構造において、前記液状ガスケツト
    に接する第1の部材および第2の部材の角を厚み
    方向へ連続的な面取りを施して傾斜面を形成し、
    若しくは外側へ突出する形状のアール付きに形成
    し、成形ガスケツトの下端を第1部材と第2部材
    との接合面の下縁よりも上方に位置させたことを
    特徴とする三部材接合部のシール構造。
JP1987159132U 1987-10-17 1987-10-17 Expired - Lifetime JPH0534386Y2 (ja)

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JPH0163872U JPH0163872U (ja) 1989-04-24
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