JPH0932924A - ガスケット - Google Patents
ガスケットInfo
- Publication number
- JPH0932924A JPH0932924A JP20512895A JP20512895A JPH0932924A JP H0932924 A JPH0932924 A JP H0932924A JP 20512895 A JP20512895 A JP 20512895A JP 20512895 A JP20512895 A JP 20512895A JP H0932924 A JPH0932924 A JP H0932924A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock joint
- finger lock
- gasket
- male element
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、フィンガーロックジョイントによっ
て連結して所定の形態のガスケット本体を形成する分割
式ガスケットにおいて、フィンガーロックジョイント部
のシール性を向上したことである。 【解決手段】ガスケット本体を複数の部材１ａ，１ｂに
分割し、この分割部所の一方の部材１ａの端部に雌要素
３と、他方の部材１ｂの端部に前記雌要素３に嵌合し長
手方向に係合する雄要素４とを形成したフィンガーロッ
クジョイント部２を設け、雌要素３と雄要素４とが咬合
したフィンガーロックジョイント部２の対面隙間に接着
剤を充填して所定の形態のガスケット本体を形成するガ
スケットにおいて、前記雌雄要素３，４の周縁に凹溝５
ａ，５ｂを設け、この凹溝５ａ，５ｂ内に液状シール剤
を充填したことを特徴とする。
て連結して所定の形態のガスケット本体を形成する分割
式ガスケットにおいて、フィンガーロックジョイント部
のシール性を向上したことである。 【解決手段】ガスケット本体を複数の部材１ａ，１ｂに
分割し、この分割部所の一方の部材１ａの端部に雌要素
３と、他方の部材１ｂの端部に前記雌要素３に嵌合し長
手方向に係合する雄要素４とを形成したフィンガーロッ
クジョイント部２を設け、雌要素３と雄要素４とが咬合
したフィンガーロックジョイント部２の対面隙間に接着
剤を充填して所定の形態のガスケット本体を形成するガ
スケットにおいて、前記雌雄要素３，４の周縁に凹溝５
ａ，５ｂを設け、この凹溝５ａ，５ｂ内に液状シール剤
を充填したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの気密，
液密を必要とする接合面に介在してシールするガスケッ
トに関するものである。
液密を必要とする接合面に介在してシールするガスケッ
トに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】エンジンの気密，液密を必要とする接合
面、例えばオイルパン，シリンダヘッド，マニホルド等
の接合面にはアスベストあるいはコルクラバー等の弾性
材よりなるガスケットを介在してシールしている。
面、例えばオイルパン，シリンダヘッド，マニホルド等
の接合面にはアスベストあるいはコルクラバー等の弾性
材よりなるガスケットを介在してシールしている。
【０００３】このようなガスケットにおいて、ガスケッ
ト本体を複数に分割し、この分割部所の一端に台形穴よ
りなる雌要素と、他端に前記雌要素に嵌合し長手方向に
係合する台形片よりなる雄要素とを形成したフィンガー
ロックジョイント部を設け、前記雌要素と雄要素とが咬
合したフィンガーロックジョイント部の対面隙間に接着
剤を充填して所定の形態のガスケット本体を形成したも
のが、例えば実開昭５７−１２６５５２号で提供されて
いる。
ト本体を複数に分割し、この分割部所の一端に台形穴よ
りなる雌要素と、他端に前記雌要素に嵌合し長手方向に
係合する台形片よりなる雄要素とを形成したフィンガー
ロックジョイント部を設け、前記雌要素と雄要素とが咬
合したフィンガーロックジョイント部の対面隙間に接着
剤を充填して所定の形態のガスケット本体を形成したも
のが、例えば実開昭５７−１２６５５２号で提供されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造では、
雌要素と雄要素との咬合部のシールはフィンガーロック
ジョイント部の対面隙間に充填した接着剤のみであり、
接合面の締付圧力やガスケットの歪みによって硬化した
接着剤に亀裂が生じてシール性を劣化することがある。
雌要素と雄要素との咬合部のシールはフィンガーロック
ジョイント部の対面隙間に充填した接着剤のみであり、
接合面の締付圧力やガスケットの歪みによって硬化した
接着剤に亀裂が生じてシール性を劣化することがある。
【０００５】本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、フ
ィンガーロックジョイント部のシール性を向上したガス
ケットを提供することである。
ィンガーロックジョイント部のシール性を向上したガス
ケットを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、ガスケット本体を複数に分割し、
この分割部所の一端に凹欠穴よりなる雌要素と、他端に
前記雌要素に嵌合し長手方向に係合する凸片よりなる雄
要素とを形成したフィンガーロックジョイント部を設
け、前記雌要素と雄要素とが咬合したフィンガーロック
ジョイント部の対面隙間に接着剤を充填して所定の形態
のガスケット本体を形成するガスケットにおいて、前記
雌要素と雄要素との周縁に凹溝を設け、この凹溝内に液
状シール剤を充填できる空間を設け、組付け時に液状シ
ール剤を塗布できるようにしたことを特徴とするもので
ある。
めの本発明の構成は、ガスケット本体を複数に分割し、
この分割部所の一端に凹欠穴よりなる雌要素と、他端に
前記雌要素に嵌合し長手方向に係合する凸片よりなる雄
要素とを形成したフィンガーロックジョイント部を設
け、前記雌要素と雄要素とが咬合したフィンガーロック
ジョイント部の対面隙間に接着剤を充填して所定の形態
のガスケット本体を形成するガスケットにおいて、前記
雌要素と雄要素との周縁に凹溝を設け、この凹溝内に液
状シール剤を充填できる空間を設け、組付け時に液状シ
ール剤を塗布できるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明は、図１で示すように、ガ
スケット本体１を複数の部材１ａ，１ｂに分割し、図２
および図３で示すように、この分割部所の一方の部材１
ａの端部に凹欠穴よりなる雌要素３と、他方の部材１ｂ
の端部に前記雌要素３に嵌合し長手方向に係合する凸片
よりなる雄要素４とを形成したフィンガーロックジョイ
ント部２を設け、図４及び図５で示すように、前記雌要
素３と雄要素４とが咬合したフィンガーロックジョイン
ト部２の対面隙間に接着剤７を充填して所定の形態のガ
スケット本体を形成するガスケットにおいて、前記雌要
素３の周縁に凹溝５ａを、また、雄要素４の周縁に凹溝
５ｂを設け、この凹溝５ａ，５ｂ内に液状シール剤８を
充填したものである。
スケット本体１を複数の部材１ａ，１ｂに分割し、図２
および図３で示すように、この分割部所の一方の部材１
ａの端部に凹欠穴よりなる雌要素３と、他方の部材１ｂ
の端部に前記雌要素３に嵌合し長手方向に係合する凸片
よりなる雄要素４とを形成したフィンガーロックジョイ
ント部２を設け、図４及び図５で示すように、前記雌要
素３と雄要素４とが咬合したフィンガーロックジョイン
ト部２の対面隙間に接着剤７を充填して所定の形態のガ
スケット本体を形成するガスケットにおいて、前記雌要
素３の周縁に凹溝５ａを、また、雄要素４の周縁に凹溝
５ｂを設け、この凹溝５ａ，５ｂ内に液状シール剤８を
充填したものである。
【０００８】本発明は上記の構成により、フィンガーロ
ックジョイント部２の対面隙間に充填した接着剤７で接
合された雌要素３と雄要素４との咬合部は、雌要素３お
よび雄要素４の周縁の凹溝５ａ，５ｂ内に充填した液状
シール剤８の弾性シール作用によって接合面の締付圧力
やガスケットに歪みが生じても、液状シール剤８はこれ
に追従してシール機能を保持し、フィンガーロックジョ
イント部２のシール性を向上する。
ックジョイント部２の対面隙間に充填した接着剤７で接
合された雌要素３と雄要素４との咬合部は、雌要素３お
よび雄要素４の周縁の凹溝５ａ，５ｂ内に充填した液状
シール剤８の弾性シール作用によって接合面の締付圧力
やガスケットに歪みが生じても、液状シール剤８はこれ
に追従してシール機能を保持し、フィンガーロックジョ
イント部２のシール性を向上する。
【０００９】
【実施例】前記フィンガーロックジョイント部２の雌要
素３の凹欠穴は図２および図３で示すように、円形穴で
あり、雄要素４の凸片は前記雌要素３の円形穴に嵌合す
る円形凸片の他に、図６で示すように、雌要素３の凹欠
穴を台形穴とし、雄要素４の凸片は前記雌要素３の台形
穴に嵌合する台形凸片でもよい。
素３の凹欠穴は図２および図３で示すように、円形穴で
あり、雄要素４の凸片は前記雌要素３の円形穴に嵌合す
る円形凸片の他に、図６で示すように、雌要素３の凹欠
穴を台形穴とし、雄要素４の凸片は前記雌要素３の台形
穴に嵌合する台形凸片でもよい。
【００１０】また、雌要素３および雄要素４の周縁の凹
溝５ａ，５ｂは図示のように部材１ａ，１ｂの上下両面
に形成する他に、上下何れか一方の面に設けてもよい。
溝５ａ，５ｂは図示のように部材１ａ，１ｂの上下両面
に形成する他に、上下何れか一方の面に設けてもよい。
【００１１】さらに、雌要素３および雄要素４の周縁の
凹溝５ａ，５ｂに加えて、雌要素３および雄要素４の中
央部位の上下両面または何れか一方の面に前記凹溝５
ａ，５ｂと連続する湾状の凹溝６ａ，６ｂを設け、液状
シール剤８の充填面積を拡大することも可能である。
凹溝５ａ，５ｂに加えて、雌要素３および雄要素４の中
央部位の上下両面または何れか一方の面に前記凹溝５
ａ，５ｂと連続する湾状の凹溝６ａ，６ｂを設け、液状
シール剤８の充填面積を拡大することも可能である。
【００１２】前記雌要素３および雄要素４の周縁の凹溝
５ａ，５ｂ及び湾状の凹溝６ａ，６ｂに充填される液状
シール剤８は、使用時には高粘性のペースト状である
が、使用後は硬化（加硫）し、ゴム状弾性を有し、常温
で自己硬化（加硫）する１成分タイプと使用時に基剤と
硬化剤（加硫剤）を混合して用いる２成分タイプの他
に、１成分タイプは溶剤を含む溶剤タイプと溶剤を含ま
ないタイプのものがあり、ジエン系，ポリエーテル系，
シリコーンゴム，多硫化ゴム等である。
５ａ，５ｂ及び湾状の凹溝６ａ，６ｂに充填される液状
シール剤８は、使用時には高粘性のペースト状である
が、使用後は硬化（加硫）し、ゴム状弾性を有し、常温
で自己硬化（加硫）する１成分タイプと使用時に基剤と
硬化剤（加硫剤）を混合して用いる２成分タイプの他
に、１成分タイプは溶剤を含む溶剤タイプと溶剤を含ま
ないタイプのものがあり、ジエン系，ポリエーテル系，
シリコーンゴム，多硫化ゴム等である。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明は、雌雄要素による
フィンガーロックジョイントで連結し、フィンガーロッ
クジョイント部の対面隙間に接着剤を充填して所定の形
態のガスケット本体を形成する分割式ガスケットにおい
て、フィンガーロックジョイント部のシール性を向上
し、エンジンの気密，液密を必要とする接合面のシール
機能を高揚したガスケットを提供することができる。
フィンガーロックジョイントで連結し、フィンガーロッ
クジョイント部の対面隙間に接着剤を充填して所定の形
態のガスケット本体を形成する分割式ガスケットにおい
て、フィンガーロックジョイント部のシール性を向上
し、エンジンの気密，液密を必要とする接合面のシール
機能を高揚したガスケットを提供することができる。
【図１】本発明の斜視図
【図２】フィンガーロックジョイント部の連結状態の平
面図
面図
【図３】フィンガーロックジョイント部の離間状態の平
面図
面図
【図４】図２のＡ−Ａ線断面図
【図５】図２のＢ−Ｂ線断面図
【図６】設計変更例のフィンガーロックジョイント部の
連結状態の平面図
連結状態の平面図
１ ガスケット本体 １ａ 部材（ガスケット） １ｂ 部材（ガスケット） ２ フィンガーロックジョイント部 ３ 雌要素 ４ 雄要素 ５ａ 凹溝 ５ｂ 凹溝 ６ａ 凹溝 ６ｂ 凹溝 ７ 接着剤 ８ 液状シール剤
Claims (1)
- 【請求項１】 ガスケット本体を複数に分割し、この分
割部所の一端に凹欠穴よりなる雌要素と、他端に前記雌
要素に嵌合し長手方向に係合する凸片よりなる雄要素と
を形成したフィンガーロックジョイント部を設け、前記
雌要素と雄要素とが咬合したフィンガーロックジョイン
ト部の対面隙間に接着剤を充填して所定の形態のガスケ
ット本体を形成するガスケットにおいて、 前記雌要素と雄要素との周縁に凹溝を設け、この凹溝内
に液状シール剤を充填する空間を持ったことを特徴とす
るガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20512895A JPH0932924A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20512895A JPH0932924A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ガスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932924A true JPH0932924A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16501901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20512895A Pending JPH0932924A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932924A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012097896A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-05-24 | Primearth Ev Energy Co Ltd | ガスケットを用いたシール構造体 |
| WO2012137722A1 (ja) * | 2011-04-04 | 2012-10-11 | ニチアス株式会社 | ガスケット |
| WO2021088435A1 (zh) * | 2019-11-05 | 2021-05-14 | 台州艾特密封科技股份有限公司 | 一种便于双面涂层自润滑密封垫片 |
| JP2022530355A (ja) * | 2019-12-02 | 2022-06-29 | エルジー エナジー ソリューション リミテッド | 電池パックおよびこれを含むデバイス |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP20512895A patent/JPH0932924A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012097896A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-05-24 | Primearth Ev Energy Co Ltd | ガスケットを用いたシール構造体 |
| WO2012137722A1 (ja) * | 2011-04-04 | 2012-10-11 | ニチアス株式会社 | ガスケット |
| JP2012219818A (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-12 | Nichias Corp | ガスケット |
| US9068654B2 (en) | 2011-04-04 | 2015-06-30 | Nichias Corporation | Gasket |
| WO2021088435A1 (zh) * | 2019-11-05 | 2021-05-14 | 台州艾特密封科技股份有限公司 | 一种便于双面涂层自润滑密封垫片 |
| JP2022530355A (ja) * | 2019-12-02 | 2022-06-29 | エルジー エナジー ソリューション リミテッド | 電池パックおよびこれを含むデバイス |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5234116B2 (ja) | ２材質複合ガスケット | |
| JPS5824047Y2 (ja) | シ−ル構造 | |
| DE3568625D1 (en) | Sealing | |
| US6173966B1 (en) | T-joint gasket assembly | |
| KR890010151A (ko) | 각이진 접합 밀봉 구조물 | |
| JPH0520587B2 (ja) | ||
| JPH0932924A (ja) | ガスケット | |
| JP2003222244A (ja) | シールパッキンおよび吸気系部品のシール構造 | |
| JPH109459A (ja) | 角ダクトの面構造 | |
| CN1185554A (zh) | 密封垫片 | |
| JPH0614123Y2 (ja) | ガスケット | |
| JP2518343Y2 (ja) | ガスケット | |
| JP2593545Y2 (ja) | 外壁目地用ガスケット | |
| JP2526981Y2 (ja) | 樹脂製シリンダーヘッドカバーのシール構造 | |
| JP7433916B2 (ja) | シール部材、組付け部材のシール面構造、及び組付け部材のシール方法 | |
| JPH075242Y2 (ja) | オイルパンのシール構造 | |
| JP2001234913A (ja) | シール機構付きボルト・ナット | |
| JPH0534386Y2 (ja) | ||
| JP2851550B2 (ja) | 連接物のジョイントシール材 | |
| JP2634805B2 (ja) | シリンダヘッドガスケット | |
| EP1033512A1 (en) | T-joint gasket assembly | |
| JP3052890U (ja) | シール用リング | |
| JPH0615181Y2 (ja) | ボール弁の漏れ防止装置 | |
| JPS6040938Y2 (ja) | パツキン | |
| JPH01256617A (ja) | 中空シールパッキング |