JP2001234913A - シール機構付きボルト・ナット - Google Patents

シール機構付きボルト・ナット

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JP2001234913A
JP2001234913A JP2000107331A JP2000107331A JP2001234913A JP 2001234913 A JP2001234913 A JP 2001234913A JP 2000107331 A JP2000107331 A JP 2000107331A JP 2000107331 A JP2000107331 A JP 2000107331A JP 2001234913 A JP2001234913 A JP 2001234913A
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JP
Japan
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bolt
annular groove
nut
seal ring
ring
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JP2000107331A
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Teruaki Masuoka
照明 益岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はボルト、ナットの締結時に該締結
部分を強固に圧密圧締行わしめ水、油、気圧等の洩れを
完全且つ確実にその洩出を防止すると共に従来この種シ
ールリング嵌装作業時におけるリング入れ忘れ等を未然
に解決しようとするシール機構付きボルト・ナットであ
る。 【解決手段】 ボルト1の頭部2内面部分1aに適当深
さの環状溝3を凹設し、且つ片面を稍隆出させ膨出面4
aを形成してなるゴム、合成樹脂材のシールリング4を
上記環状溝3内に膨出面4aをシール面として一体的に
嵌装せしめたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はボルト、ナット等の締
結具において締結時に該締結部分を強固に圧密圧締行わ
しめ水、油、気圧等の洩れを完全且つ確実にその洩出を
防止すると共に従来この種シールリング嵌装作業時にお
ける入れ忘れ等を未然に解決しようとするをその主な目
的とするシール機構付きボルト・ナットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ボルト・ナット等の締結具を用いて種々
の物体を締結するにおいて該締結部分より水、油、気圧
等の洩れが生じる場合がある。かかる洩れ防止対策とし
て通常、該締結部分に金属製のワッシャリングと併用に
ゴムリング等のシールリングが嵌装し用いられている。
従って上記シール締結部分が相当肉厚となりボルトまた
はナットの一部が外面に頭出し体裁が悪く、しかも該締
結部分に隙間が生じて塵埃が付着するは勿論、該シール
機構の殆どがゴムを素材とするゴムリングによるもので
あるから締結力によってはゴムリングが一方に偏寄、ま
たは破損する等して完全確実なシール効果が期待得られ
ないという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決する手
段として近時、図1にて示す如く金属製リングAの外周
またはねじ孔の周部にゴムリングBを一体的に嵌装して
なるシールリングが開発されているが、かかる構造は一
時のシール効果はあるがボルトとシールリングの孔径の
差異はもとより使用中における振動、締結箇所のゆるみ
等が原因にてゴム部分の一部が自然的に磨耗、欠落し完
全なシールが求め得られず、しかもこれらのシールリン
グはその製造過程が非常に複雑であると共に高価である
等数多の問題が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
点に鑑みて、主材であるゴムリングの材質を全く変える
こともなく締結部分を確実強固にシール締結すると共に
該締結部分における完全な洩れ防止を求めようとするも
のであって、その概略は図2にて示す如く締結具である
ボルト1の頭部2内面部分1aに適当深さの環状溝3を
凹設すると共に該環状溝3内にゴムまたは合成樹脂を素
材とし且つ片面を稍隆出させ膨出面4aを形成してなる
シールリング4を上記膨出面4aを表出させ一体的に嵌
装行わしめたことを特徴とするボルト1のシール機構を
汎く提供しようとするものである。また上記と同様にナ
ット5のシール接合面に環状溝6を凹設し、該環状溝6
内に片面を稍隆出して膨出面7aを形成せるシールリン
グ7を上記膨出面7aを表出させ嵌装行わしめる。更に
上記シールリング4を環状溝3内に接着材あるいは焼き
付け加工等によって一体的に嵌着固定し製造後および使
用中においてシールリング4が環状溝3内より離脱しな
いように構成した点もその特徴としている。
【0005】
【作用】この発明は上記の如く、一面を膨出させ膨出面
4aを形成してなるシールリング4を環状溝3内に一体
的に嵌装してなる構成を有するものであって図4の如く
ボールト・ナットによる締結時に該上記シールリング4
の膨出面4aが圧密面に圧締力に応じてゴム素材が環状
溝3内にて圧縮しながら反発機能を呈し、かかるシール
リング4の反発作動と被対面物との締結力によって強力
なシール作用を求めることが出来得る。特にこの発明に
おいては上記シールリング4が環状溝3内にて確実に嵌
着固定されているがために例え如何なる方向からの力作
用が生じるとしても該シールリング4が一方に傾倒偏寄
する等の憂いもなく完全確実にシール箇所にて停持行わ
しめ締結部分に傾差があったとしてもシールリング4の
膨出面4aが略平等にシール接合部分において汎面にわ
たって圧密し以て完全確実なシール効果を期待すること
が出来得るのである。また図6に示す如くナット5に付
設せるシールリング7と上記ボルト1のシールリング4
を対面すべく併用行わしめることによってより完全且つ
確実なシール機能を求め得られることは謂うまでもな
い。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面について説明
するとボルト1の頭部2内面部分1aに予め適当深さの
環状溝3を凹設し、該環状溝3内に片面を外方に稍隆出
させ膨出面4aを形成せるゴムまたは合成樹脂製のゴム
リングをシールリング4として上記膨出面4aを外方に
表出させて嵌装しこれを固定する。また、上記シールリ
ング4が締結作業時において該締結力の強弱によって環
状溝3内よりシール隙間内に逃げようとするがその脱出
防止手段として環状溝3内面に接着材を用いてシールリ
ング4を固定するか、またはシールリング4を溝内に焼
付加工を施して一体的に嵌着しこれを固定する。なお上
記環状溝3に代えて方形溝または他の線状溝、凹入面等
の形状に形成行わしめることも出来得る。
【0007】また他の実施例として図3に示す如くフラ
ンジ付きボルトにおいても上記と同様に凹設形成せる環
状溝3内にシールリング4嵌装行わしめることも出来得
る。更にこの発明においては上記ボルト1によるシール
機構のみに限定されることもなく、例えば図5にて示す
如くナット5面に適当深さの環状溝6を予め凹設し、該
環状溝6内に上記と同様に片面を稍隆出させ膨出面7a
を形成してなるシールリング7を嵌装行わしめることも
出来得る。なお図示は省略しているが他のワッシヤリン
グ、パッキングリング等の一面または両面に上記と同様
に環状溝を凹設し、該凹溝内にシールリングを一体的に
嵌装行わしめることも一考である。
【0008】
【発明の効果】上記の如く、この発明はボルト1の頭部
2内面部分1aに適当深さの環状溝3を凹設し、且つ片
面を稍隆出させ膨出面4aを形成せるゴムまたは合成樹
脂製のリング4を上記環状溝3内に膨出面4aをシール
面として嵌装してなるものであるから、従来のシール機
構の如く締結部分に全く隙間が生じることもなく強力な
締結作動が得られ、該隙間に塵埃が付着する欠点を完全
に防止得られ意匠的にも良好であると共に該締結力に伴
って上記シールリング4の膨出面4a全体面が序々に締
結接合面に拡がりながら圧密し、以て締結部分における
完全確実なシール効果を容易に期待求めることが出来得
るのである。特にこの発明による場合には外部から如何
なる振動が付与されたとしてもシールリング4が環状溝
3内にて確実に固定され、しかも該シールリング4がゴ
ム、合成樹脂を素材とするものであるから油、水等の対
応性にすぐれ、且つ圧締力によって締結作用に伴ってシ
ールリング全体が環状溝3内にて圧縮変形し、これが環
状溝3内にて隙間もなく完全に密着すると同時に、シー
ル面全体を略平等に圧密し、以て完全なシール効果が期
待得られるは勿論、環状溝3内に嵌装せるシールリング
が振動等により外部へ脱出するか欠落する等の憂いを防
止することが出来得る等の有益な効果をも併せ有してい
る。
【0009】更に請求項2項記載の如く、上記形状のシ
ールリング4を環状溝3内に嵌装時において該シールリ
ング4を接着材またはシールリング成形時に焼き付け加
工等にて一体的に嵌合固着行わしめることによって、締
結時におけるリングの横ずれ阻止は勿論のこと、外内部
から如何なる振動が付与されても該シールリング4がシ
ール箇所から脱出、偏位、ゆるみ等の憂いもなく確実に
固定され、水、油、気圧の接合箇所における洩漏をより
完全確実に防止し、しかも従来のナット、ワッシャリン
グ等の取付け作業時におけるリングの嵌装、付け忘れ等
の事態を根本的に解決し作業能率を高めることが出来得
る。
【0010】また請求項3項記載の如く、ナット5の一
面に環状溝6を凹設し、該環状溝6内に片面を稍隆出さ
せ膨出面7aを形成せるシールリング7を嵌装行わしめ
ることによって上記ボルトによるシール効果と同様の効
果を求めることが出来得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のシール機構付きの締結機構を示す一部
破裁断面説明図、
【図2】 この発明に係るシール機構を有したボルトの
一部破裁断面図、
【図3】 同上要部平面図、
【図4】 他の実施例による一部破裁断面図、
【図5】 同上ナットの一部破裁断面図、
【図6】 この発明の使用状体の一例を示す同上図であ
る。
【符号の説明】
1 ボルト 2 頭部 3 環状溝 4 シールリング a 同上膨出面 5 ナット 6 環状溝 7 シールリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト1の頭部2内面部分1aに適当深
    さの環状溝3を凹設すると共に該環状溝3内に片面を稍
    隆出させ膨出面4aを形成してなるゴム、合成樹脂等の
    対通気性且つ弾力性を有したシールリング4を上記膨出
    面4aをシール面として嵌装せしめたことを特徴とする
    シール機構付きボルト・ナット。
  2. 【請求項2】 ボルト1の頭部2内面部分1aに適当深
    さの環状溝3を凹設すると共に片面を稍隆出させ膨出面
    4aを形成してなるシールリング4を上記環状溝3内に
    接着材または焼き付け加工等により一体的に嵌着し固定
    せしめたことを特徴とする請求項1項記載のシール機構
    付きボルト・ナット。
  3. 【請求項3】 ナット5のシール接合面に環状溝6を凹
    設し、該環状溝6内にゴム、合成樹脂等を素材とし、且
    つ片面を稍隆出して膨出面7aを形成してなるシールリ
    ング7を上記膨出面7aを表出させて嵌装、もしくわ接
    着材または焼き付け加工等により環状溝6内に一体的に
    嵌着固定せめたことを特徴とするシール機構付きボルト
    ・ナット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100785914B1 (ko) 2006-05-04 2007-12-17 현규섭 기밀구조를 갖는 볼트 어셈블리
JP2012122190A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Taisei Corp 地中構造物および地中構造物の構築方法
CN104088880A (zh) * 2014-07-01 2014-10-08 中国北方发动机研究所(天津) 一种柔性螺栓连接结构

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