JPH1132439A - 系統連系用電力変換器 - Google Patents
系統連系用電力変換器Info
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- JPH1132439A JPH1132439A JP9183899A JP18389997A JPH1132439A JP H1132439 A JPH1132439 A JP H1132439A JP 9183899 A JP9183899 A JP 9183899A JP 18389997 A JP18389997 A JP 18389997A JP H1132439 A JPH1132439 A JP H1132439A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- signal
- sine wave
- zero
- gate signal
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/60—Arrangements for transfer of electric power between AC networks or generators via a high voltage DC link [HVCD]
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電力系統の系統電圧に低次の高調波成分が重畳
した場合においても、位相遅れなく確実に系統電圧の基
本波成分の位相を検出すること。 【解決手段】電力系統12に接続され、ゲート信号に基づ
く位相制御により交流/直流の電力変換を行う系統連系
用電力変換器において、電力系統12の系統電圧のゼロク
ロス点を検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロス
検出手段14と、予め定められた一定周期毎の基準クロッ
ク信号を生成し出力する発振手段 16 と、ゼロクロス検
出手段14からのゼロクロス信号と発振手段16からの基準
クロック信号とに基づいて、位相信号を生成し出力する
位相発生手段15と、位相信号に応じた正弦波信号のデー
タが予め格納され、位相発生手段15からの位相信号に基
づいて、当該位相信号に応じた上記正弦波信号を読出
し、上記ゲート信号を生成するためのゲート信号生成手
段18に与える正弦波記憶手段17とを具備する。
した場合においても、位相遅れなく確実に系統電圧の基
本波成分の位相を検出すること。 【解決手段】電力系統12に接続され、ゲート信号に基づ
く位相制御により交流/直流の電力変換を行う系統連系
用電力変換器において、電力系統12の系統電圧のゼロク
ロス点を検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロス
検出手段14と、予め定められた一定周期毎の基準クロッ
ク信号を生成し出力する発振手段 16 と、ゼロクロス検
出手段14からのゼロクロス信号と発振手段16からの基準
クロック信号とに基づいて、位相信号を生成し出力する
位相発生手段15と、位相信号に応じた正弦波信号のデー
タが予め格納され、位相発生手段15からの位相信号に基
づいて、当該位相信号に応じた上記正弦波信号を読出
し、上記ゲート信号を生成するためのゲート信号生成手
段18に与える正弦波記憶手段17とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統に接続さ
れて、交流/直流の電力変換を行なう系統連系用コンバ
ータ/インバータ(以下、系統連系用電力変換器と称す
る)に係り、特に電力系統の系統電圧位相の検出構成を
改良した系統連系用電力変換器に関するものである。
れて、交流/直流の電力変換を行なう系統連系用コンバ
ータ/インバータ(以下、系統連系用電力変換器と称す
る)に係り、特に電力系統の系統電圧位相の検出構成を
改良した系統連系用電力変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電力系統に接続されて、交流
/直流の電力変換を行なう系統連系用電力変換器におい
ては、出力電流位相の制御を行なうために、電力系統の
系統電圧位相を検出し、この検出した電圧位相に応じ
て、電力変換器主回路を構成するスイッチング素子のゲ
ート信号を生成するようにしている。
/直流の電力変換を行なう系統連系用電力変換器におい
ては、出力電流位相の制御を行なうために、電力系統の
系統電圧位相を検出し、この検出した電圧位相に応じ
て、電力変換器主回路を構成するスイッチング素子のゲ
ート信号を生成するようにしている。
【0003】図2は、この種の従来の系統連系用電力変
換器における系統電圧位相検出回路の一例を示す構成図
である。図2において、複数のスイッチング素子から構
成される電力変換器主回路21は、電力系統22に接続
されており、ゲート信号に基づく位相制御により交流/
直流の電力変換を行なう。
換器における系統電圧位相検出回路の一例を示す構成図
である。図2において、複数のスイッチング素子から構
成される電力変換器主回路21は、電力系統22に接続
されており、ゲート信号に基づく位相制御により交流/
直流の電力変換を行なう。
【0004】一方、電圧検出部23は、電力系統22の
系統電圧の瞬時値を検出し、フィルタ部24に出力す
る。また、フィルタ部24は、電圧検出部23から出力
される系統電圧信号から、電力系統22の系統周波数付
近の低周波成分のみを取り出すローパスフィルタ処理を
行なう。
系統電圧の瞬時値を検出し、フィルタ部24に出力す
る。また、フィルタ部24は、電圧検出部23から出力
される系統電圧信号から、電力系統22の系統周波数付
近の低周波成分のみを取り出すローパスフィルタ処理を
行なう。
【0005】この場合、フィルタ部24のカットオフ周
波数としては、一般に、電力系統22の系統電圧の高調
波成分を十分除去できる値が選定される。そして、フィ
ルタ部24で処理された系統電圧信号は、ゲート信号制
御部25に出力する。
波数としては、一般に、電力系統22の系統電圧の高調
波成分を十分除去できる値が選定される。そして、フィ
ルタ部24で処理された系統電圧信号は、ゲート信号制
御部25に出力する。
【0006】さらに、ゲート信号制御部25は、フィル
タ部24から出力される系統電圧信号に基づいてゲート
信号を生成し、電力変換器主回路21にゲート信号を出
力する。
タ部24から出力される系統電圧信号に基づいてゲート
信号を生成し、電力変換器主回路21にゲート信号を出
力する。
【0007】なお、以上の23〜25の各部は、例えば
オペアンプを使ったハードウェア回路によって実現する
ことが可能である。また、マイクロプロセッサ等を使っ
たソフトウェア機能としても実現することが可能であ
る。
オペアンプを使ったハードウェア回路によって実現する
ことが可能である。また、マイクロプロセッサ等を使っ
たソフトウェア機能としても実現することが可能であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな構成の系統連系用電力変換器において、フィルタ部
24は、電力系統22の系統電圧に重畳する高調波成分
を除去するためのものである。
うな構成の系統連系用電力変換器において、フィルタ部
24は、電力系統22の系統電圧に重畳する高調波成分
を除去するためのものである。
【0009】しかしながら、電力系統22の系統電圧に
低次の高調波成分が大きく影響する場合、フィルタ部2
4のカットオフ周波数を低くとると、基本波成分の位相
遅れ量も大きくなり、ゲート信号制御部25に入力され
る系統電圧基本波成分が、電力系統22の実際の系統電
圧位相から遅れる。その結果、出力電流位相が遅れて、
系統連系用電力変換器の力率低下につながる。
低次の高調波成分が大きく影響する場合、フィルタ部2
4のカットオフ周波数を低くとると、基本波成分の位相
遅れ量も大きくなり、ゲート信号制御部25に入力され
る系統電圧基本波成分が、電力系統22の実際の系統電
圧位相から遅れる。その結果、出力電流位相が遅れて、
系統連系用電力変換器の力率低下につながる。
【0010】また、電力変換器主回路21のスイッチン
グ素子にサイリスタを用いたサイリスタ式変換器では、
点弧位相遅れによって転流失敗が生じる恐れがある。さ
らに、フィルタ部24を、カットオフ周波数を低くかつ
位相遅れ量の少ないフィルタ特性とするためには、フィ
ルタ次数が大きくなり、実現が困難となる可能性があ
る。
グ素子にサイリスタを用いたサイリスタ式変換器では、
点弧位相遅れによって転流失敗が生じる恐れがある。さ
らに、フィルタ部24を、カットオフ周波数を低くかつ
位相遅れ量の少ないフィルタ特性とするためには、フィ
ルタ次数が大きくなり、実現が困難となる可能性があ
る。
【0011】本発明の目的は、電力系統の系統電圧に低
次の高調波成分が重畳した場合においても、位相遅れな
く確実に系統電圧の基本波成分の位相を検出することが
可能な系統連系用電力変換器を提供することにある。
次の高調波成分が重畳した場合においても、位相遅れな
く確実に系統電圧の基本波成分の位相を検出することが
可能な系統連系用電力変換器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、電力系統に接続され、ゲート信号に基
づく位相制御により交流/直流の電力変換を行なう系統
連系用電力変換器において、電力系統の系統電圧のゼロ
クロス点を検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロ
ス検出手段と、あらかじめ定められた一定周期毎の基準
クロック信号を生成し出力する発振手段と、ゼロクロス
検出手段から出力されるゼロクロス信号と発振手段から
出力される基準クロック信号とに基づいて、位相信号を
生成し出力する位相発生手段と、位相信号に応じた正弦
波信号のデータがあらかじめ格納され、位相発生手段か
ら出力される位相信号に基づいて、当該位相信号に応じ
た上記正弦波信号を読出し、上記ゲート信号を生成する
ためのゲート信号生成手段に与える正弦波記憶手段とを
具備している。
めに本発明では、電力系統に接続され、ゲート信号に基
づく位相制御により交流/直流の電力変換を行なう系統
連系用電力変換器において、電力系統の系統電圧のゼロ
クロス点を検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロ
ス検出手段と、あらかじめ定められた一定周期毎の基準
クロック信号を生成し出力する発振手段と、ゼロクロス
検出手段から出力されるゼロクロス信号と発振手段から
出力される基準クロック信号とに基づいて、位相信号を
生成し出力する位相発生手段と、位相信号に応じた正弦
波信号のデータがあらかじめ格納され、位相発生手段か
ら出力される位相信号に基づいて、当該位相信号に応じ
た上記正弦波信号を読出し、上記ゲート信号を生成する
ためのゲート信号生成手段に与える正弦波記憶手段とを
具備している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の
形態による系統連系用電力変換器における系統電圧位相
検出回路の一例を示す構成図である。
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の
形態による系統連系用電力変換器における系統電圧位相
検出回路の一例を示す構成図である。
【0014】図1において、複数のスイッチング素子か
ら構成される電力変換器主回路11は、電力系統12に
接続されており、ゲート信号に基づく位相制御により交
流/直流の電力変換を行なう。
ら構成される電力変換器主回路11は、電力系統12に
接続されており、ゲート信号に基づく位相制御により交
流/直流の電力変換を行なう。
【0015】一方、電圧検出部13は、電力系統12の
系統電圧の瞬時値を検出し、ゼロクロス検出部14に出
力する。また、ゼロクロス検出部14は、電圧検出部1
3からの系統電圧瞬時値のゼロクロス点を検出し、ゼロ
クロス信号を位相発生部15に出力する。
系統電圧の瞬時値を検出し、ゼロクロス検出部14に出
力する。また、ゼロクロス検出部14は、電圧検出部1
3からの系統電圧瞬時値のゼロクロス点を検出し、ゼロ
クロス信号を位相発生部15に出力する。
【0016】さらに、発振部16は、あらかじめ定めら
れた一定周期毎の基準クロック信号を生成し、位相発生
部15に出力する。この場合、発振部16の周期として
は、電力系統12の系統電圧周期よりも十分短い周期が
選定される。
れた一定周期毎の基準クロック信号を生成し、位相発生
部15に出力する。この場合、発振部16の周期として
は、電力系統12の系統電圧周期よりも十分短い周期が
選定される。
【0017】一方、位相発生部15は、ゼロクロス検出
部14から出力されるゼロクロス信号と、発振部16か
ら出力される基準クロック信号とに基づいて、位相信号
を生成し正弦波記憶手段である正弦波ROM部17に出
力する。
部14から出力されるゼロクロス信号と、発振部16か
ら出力される基準クロック信号とに基づいて、位相信号
を生成し正弦波記憶手段である正弦波ROM部17に出
力する。
【0018】また、正弦波ROM部17は、位相信号に
応じた正弦波信号のデータが、ROMテーブルとしてあ
らかじめ格納されている。この正弦波ROM部17は、
位相発生部15から出力される位相信号に基づいて、こ
の位相信号に応じた正弦波信号を読出し、ゲート信号生
成部18に出力する。
応じた正弦波信号のデータが、ROMテーブルとしてあ
らかじめ格納されている。この正弦波ROM部17は、
位相発生部15から出力される位相信号に基づいて、こ
の位相信号に応じた正弦波信号を読出し、ゲート信号生
成部18に出力する。
【0019】さらに、ゲート信号生成部18は、正弦波
ROM部17から出力される正弦波信号に基づいてゲー
ト信号を生成し、電力変換器主回路21に出力する。次
に、以上のように構成した本実施の形態の系統連系用電
力変換器の作用について説明する。
ROM部17から出力される正弦波信号に基づいてゲー
ト信号を生成し、電力変換器主回路21に出力する。次
に、以上のように構成した本実施の形態の系統連系用電
力変換器の作用について説明する。
【0020】図1において、電圧検出部13により、電
力系統12の系統電圧の瞬時値が検出され、ゼロクロス
検出部14に入力される。次に、ゼロクロス検出部14
により、電圧検出部13で検出した系統電圧瞬時値のゼ
ロクロス点が検出され、そのゼロクロス信号が0位相毎
に位相発生部15に入力される。
力系統12の系統電圧の瞬時値が検出され、ゼロクロス
検出部14に入力される。次に、ゼロクロス検出部14
により、電圧検出部13で検出した系統電圧瞬時値のゼ
ロクロス点が検出され、そのゼロクロス信号が0位相毎
に位相発生部15に入力される。
【0021】一方、発振部16により、あらかじめ定め
られた一定周期毎の基準クロック信号が生成され、位相
発生部15に入力される。次に、位相発生部15によ
り、ゼロクロス検出部14で検出したゼロクロス信号
と、発振部16で生成した基準クロック信号とを基に、
位相信号が生成され、その位相信号が正弦波ROM部1
7に入力される。
られた一定周期毎の基準クロック信号が生成され、位相
発生部15に入力される。次に、位相発生部15によ
り、ゼロクロス検出部14で検出したゼロクロス信号
と、発振部16で生成した基準クロック信号とを基に、
位相信号が生成され、その位相信号が正弦波ROM部1
7に入力される。
【0022】すなわち、位相発生部15では、発振部1
6からの基準クロック信号毎に一定の位相Δθが積算さ
れ、正弦波ROM部17に位相信号が入力される。ま
た、この位相発生部15では、ゼロクロス検出部14か
らの0位相信号が入力される毎に積算値がクリアされ、
次回の位相Δθが決定される。
6からの基準クロック信号毎に一定の位相Δθが積算さ
れ、正弦波ROM部17に位相信号が入力される。ま
た、この位相発生部15では、ゼロクロス検出部14か
らの0位相信号が入力される毎に積算値がクリアされ、
次回の位相Δθが決定される。
【0023】この場合、次回の位相Δθの値は、例えば
次のような式にしたがって算出される。 Δθ=360°/前回ゼロクロス信号から今回ゼロクロ
ス信号までに入力された基準クロック数 これにより、電力系統12の系統周波数が微小変動した
場合にも、それに追従することができる。
次のような式にしたがって算出される。 Δθ=360°/前回ゼロクロス信号から今回ゼロクロ
ス信号までに入力された基準クロック数 これにより、電力系統12の系統周波数が微小変動した
場合にも、それに追従することができる。
【0024】そして、このようにして位相発生部15で
生成した位相信号は、正弦波ROM部17に入力され
る。次に、正弦波ROM部17により、位相発生部15
で生成した位相信号に基づいて、ROMテーブルからそ
の位相信号に応じた正弦波信号が読み出され、その正弦
波信号がゲート信号生成部18に入力される。
生成した位相信号は、正弦波ROM部17に入力され
る。次に、正弦波ROM部17により、位相発生部15
で生成した位相信号に基づいて、ROMテーブルからそ
の位相信号に応じた正弦波信号が読み出され、その正弦
波信号がゲート信号生成部18に入力される。
【0025】この場合、正弦波ROM部17からは、高
調波歪の無い信号(正弦波信号)がゲート信号生成部1
8に与えられることになる。次に、ゲート信号生成部1
8により、正弦波ROM部17からの正弦波信号に基づ
いてゲート信号が生成され、電力変換器主回路21にゲ
ート信号が与えられる。
調波歪の無い信号(正弦波信号)がゲート信号生成部1
8に与えられることになる。次に、ゲート信号生成部1
8により、正弦波ROM部17からの正弦波信号に基づ
いてゲート信号が生成され、電力変換器主回路21にゲ
ート信号が与えられる。
【0026】そして、電力変換器主回路21では、ゲー
ト信号生成部18で生成したゲート信号を基に、位相制
御によって交流/直流の電力変換が行なわれる。以上に
より、電力系統12の系統電圧に低次の高調波成分が重
畳した場合においても、電力系統12の系統電圧のゼロ
クロス点を検出することで位相遅れをなくし、確実に系
統電圧の基本波成分の位相を検出することができる。
ト信号生成部18で生成したゲート信号を基に、位相制
御によって交流/直流の電力変換が行なわれる。以上に
より、電力系統12の系統電圧に低次の高調波成分が重
畳した場合においても、電力系統12の系統電圧のゼロ
クロス点を検出することで位相遅れをなくし、確実に系
統電圧の基本波成分の位相を検出することができる。
【0027】上述したように、本実施の形態の系統連系
用電力変換器においては、電力系統12の系統電圧に低
次高調波成分が影響する場合においても、系統電圧のゼ
ロクロス点を検出することで位相遅れを無くし、かつ正
弦波ROM部17のROMテーブルから、高調波歪の無
い正弦波信号をゲート信号生成部18に与えることが可
能となる。
用電力変換器においては、電力系統12の系統電圧に低
次高調波成分が影響する場合においても、系統電圧のゼ
ロクロス点を検出することで位相遅れを無くし、かつ正
弦波ROM部17のROMテーブルから、高調波歪の無
い正弦波信号をゲート信号生成部18に与えることが可
能となる。
【0028】これにより、系統連系用電力変換器の力率
低下を防止することができ、また電力変換器主回路21
のスイッチング素子にサイリスタを用いたサイリスタ式
電力変換器での点弧位相遅れによる転流失敗を防止する
ことができる。
低下を防止することができ、また電力変換器主回路21
のスイッチング素子にサイリスタを用いたサイリスタ式
電力変換器での点弧位相遅れによる転流失敗を防止する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の系統連系
用電力変換器は、電力系統の系統電圧のゼロクロス点を
検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロス検出手段
と、あらかじめ定められた一定周期毎の基準クロック信
号を生成し出力する発振手段と、ゼロクロス検出手段か
ら出力されるゼロクロス信号と発振手段から出力される
基準クロック信号とに基づいて、位相信号を生成し出力
する位相発生手段と、位相信号に応じた正弦波信号のデ
ータがあらかじめ格納され、位相発生手段から出力され
る位相信号に基づいて、当該位相信号に応じた上記正弦
波信号を読出し、上記ゲート信号を生成するためのゲー
ト信号生成手段に与える正弦波記憶手段とを具備して構
成したものである。
用電力変換器は、電力系統の系統電圧のゼロクロス点を
検出し、ゼロクロス信号を出力するゼロクロス検出手段
と、あらかじめ定められた一定周期毎の基準クロック信
号を生成し出力する発振手段と、ゼロクロス検出手段か
ら出力されるゼロクロス信号と発振手段から出力される
基準クロック信号とに基づいて、位相信号を生成し出力
する位相発生手段と、位相信号に応じた正弦波信号のデ
ータがあらかじめ格納され、位相発生手段から出力され
る位相信号に基づいて、当該位相信号に応じた上記正弦
波信号を読出し、上記ゲート信号を生成するためのゲー
ト信号生成手段に与える正弦波記憶手段とを具備して構
成したものである。
【0030】従って、電力系統の系統電圧に低次高調波
成分が重畳した場合においても、ゼロクロス信号を検出
することで、位相遅れなく系統電圧の基本波成分の位相
を検出することが可能となり、かつ正弦波記憶手段から
高調波歪の無い正弦波信号をゲート信号生成手段に与え
ることが可能となる。
成分が重畳した場合においても、ゼロクロス信号を検出
することで、位相遅れなく系統電圧の基本波成分の位相
を検出することが可能となり、かつ正弦波記憶手段から
高調波歪の無い正弦波信号をゲート信号生成手段に与え
ることが可能となる。
【0031】これにより、系統連系用電力変換器の力率
低下を防止し、さらに電力変換器主回路のスイッチング
素子にサイリスタを用いたサイリスタ式電力変換器での
点弧位相遅れによる転流失敗を防止することができる。
低下を防止し、さらに電力変換器主回路のスイッチング
素子にサイリスタを用いたサイリスタ式電力変換器での
点弧位相遅れによる転流失敗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による系統連系用電力変換器の一実施の
形態を示す構成図。
形態を示す構成図。
【図2】従来の系統連系用電力変換器の一例を示す構成
図。
図。
11…電力変換器主回路、 12…電力系統、 13…電圧検出部、 14…ゼロクロス検出部、 15…位相発生部、 16…発振部、 17…正弦波ROM部、 18…ゲート信号生成部。
Claims (1)
- 【請求項1】 電力系統に接続され、ゲート信号に基づ
く位相制御により交流/直流の電力変換を行なう系統連
系用電力変換器において、 前記電力系統の系統電圧のゼロクロス点を検出し、ゼロ
クロス信号を出力するゼロクロス検出手段と、 あらかじめ定められた一定周期毎の基準クロック信号を
生成し出力する発振手段と、 前記ゼロクロス検出手段から出力されるゼロクロス信号
と前記発振手段から出力される基準クロック信号とに基
づいて、位相信号を生成し出力する位相発生手段と、 位相信号に応じた正弦波信号のデータがあらかじめ格納
され、前記位相発生手段から出力される位相信号に基づ
いて、当該位相信号に応じた前記正弦波信号を読出し、
前記ゲート信号を生成するためのゲート信号生成手段に
与える正弦波記憶手段と、 を具備して成ることを特徴とする系統連系用電力変換
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183899A JPH1132439A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 系統連系用電力変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183899A JPH1132439A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 系統連系用電力変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132439A true JPH1132439A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16143767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9183899A Withdrawn JPH1132439A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 系統連系用電力変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1132439A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108336918A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 力億企业股份有限公司 | 应用于各种线性与非线性输入及负载的整流电路 |
CN108808706A (zh) * | 2018-07-13 | 2018-11-13 | 山东大学 | 基于sod-ps-ii-r算法的时滞电力系统机电振荡模式计算方法 |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP9183899A patent/JPH1132439A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108336918A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 力億企业股份有限公司 | 应用于各种线性与非线性输入及负载的整流电路 |
CN108336918B (zh) * | 2017-01-20 | 2020-02-07 | 力億企业股份有限公司 | 应用于各种线性与非线性输入及负载的整流电路 |
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