JP2004242451A - インバータ装置及びインバータ装置の制御方法 - Google Patents
インバータ装置及びインバータ装置の制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】インバータの出力電流を所定のサンプリング周期で検出するAD変換部31と、インバータの出力電流の瞬時値を、出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換部33と、インバータの出力電流の波高値とインバータの目標出力電流の波高値とを比較し、インバータの出力電流をインバータの目標出力電流に近づけるべく、インバータの出力電圧の波高設定値を設定する演算部36と、波高設定値を出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換部37と、瞬時設定値に応じて、インバータを制御するPWM制御部38とを備えた。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置およびインバータ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、複数のスイッチング素子で構成され直流電力を交流電力に変換するインバータを備えたインバータ装置が知られている。
【0003】
この種のインバータ装置では、インバータの出力である交流電流(出力電流)を検出し、この出力電流の瞬時値と正弦波の目標出力電流の瞬時値とを逐次比較し、この比較の結果に基づいて、出力電流を目標出力電流に近づけるためのインバータの出力電圧を決定するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
図5に正弦波の目標出力電流A’、及び正弦波の出力電流B’の波形図の一例を示す。例えば、時刻txにおいては、目標出力電流A’と出力電流B’の差分X’に基づいて、出力電流B’を目標出力電流A’に近づけるためのインバータの出力電圧を決定し、時刻txとは異なる位相となる時刻tyにおいては、目標出力電流A’と出力電流B’の差分Y’に基づいて、出力電流B’を目標出力電流A’に近づけるためのインバータの出力電圧を決定するようにしている。
【0005】
この場合、目標出力電流A’と出力電流B’は交流電流であるため、位相に応じてこれら目標出力電流A’、出力電流B’の値は変化し、その差分の値も変化することになる。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−146724号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のインバータ装置では、目標出力電流の瞬時値と出力電流の瞬時値との差分の値が、位相に応じて刻々と変化するため、出力電流の瞬時値を目標出力電流の瞬時値に近づけるためのP制御或いはPI制御のみでは、出力電流が基準波形(例えば、正弦波形)とはならず、更に出力電流を基準波形となるように補正する演算処理が必要であり、演算処理が複雑になるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、複雑な処理の簡略化を図るインバータ装置及びインバータ装置の制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、直流電力を交流電力に変換するインバータと、このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換手段と、前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
また、直流電力を交流電力に変換するインバータと、このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換手段と、前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
また、直流電力を交流電力に変換するインバータと、このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換手段と、前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の波高設定値を設定する設定手段と、前記波高設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換手段と、前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
また、直流電力を交流電力に変換するインバータと、このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換手段と、前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の実効設定値を設定する設定手段と、前記実効設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換手段と、前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
これらの場合において、前記インバータの出力電流の位相を検出する電流位相検出手段を備えてもよい。
【0014】
また、前記電流変換手段は、前記出力電流のゼロクロス点近傍の所定期間内では、前記変換を禁止して、禁止する直前に変換した値を現在の値としてもよい。
【0015】
更に、前記インバータは、直流電力を系統電源に整合した交流電力に変換するようにしてもよい。
【0016】
また、直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換過程と、前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御過程とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】
また、直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換過程と、前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御過程とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】
また、直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、前記インバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換過程と、前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の波高設定値を設定する設定過程と、前記波高設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換過程と、前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御過程とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】
また、直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、この前記インバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換過程と、前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の実効設定値を設定する設定過程と、前記実効設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換過程と、前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御過程とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施の形態のインバータ装置を備えた系統連系太陽光発電システムの構成図である。
【0022】
系統連系太陽光発電システム1は、太陽電池2と、インバータ装置10とを備えている。太陽電池2は、太陽光を吸収して直流電力を発生する。インバータ装置10は、例えば、系統連系インバータである。そして、インバータ装置10は、太陽電池2が太陽光を受光することにより発電した直流電力を、商用電力系統3(以下、「系統電源3」という。)に応じた周波数(例えば50Hz又は60Hz)の交流電力に変換する。
【0023】
系統連系太陽光発電システム1は、解列コンタクタ4A,4B及びメインブレーカ5を介して系統電源3に接続されることにより、単相200Vの交流電力を単相三線100V/200Vの系統電源3へ回生可能にしている。更に、系統連系太陽光発電システム1は、負荷側ブレーカ6を介して負荷7に接続されることにより、交流電力を負荷7へ供給可能にしている。
【0024】
メインブレーカ5は、系統電源3から負荷7への過電流を遮断する。負荷側ブレーカ6は、系統電源3あるいは系統連系太陽光発電システム1からの負荷7への過電流を遮断する。
【0025】
インバータ装置10は、インバータ11と、マイクロコンピュータを有するコントローラ12と、昇圧回路13と、逆流防止ダイオード14と、電解コンデンサ15と、フィルタ回路16と、インバータブレーカ17と、電流検出器20とを備えて構成される。
【0026】
太陽電池2によって発電された電力(直流電力)は、昇圧回路13を介して昇圧された後、逆流防止ダイオード14を介して電解コンデンサ15に蓄えられるようになっている。
【0027】
インバータ11は、ブリッジ接続したスイッチング素子Q1〜Q4を備えている。スイッチング素子Q1〜Q4は、例えばIGBTである。
【0028】
コントローラ12には、内蔵した図示しないスイッチング素子駆動回路を介してインバータ11が接続されている。
【0029】
インバータ11は、コントローラ12内のスイッチング素子駆動回路から供給されるPWMスイッチング信号に応じて、太陽電池2から供給される直流電力を、系統電源3と同じ周波数(例えば50Hz又は60Hz)の交流電力に変換する。本実施の形態におけるインバータ11の出力は、例えばノコギリ状波の擬似正弦波となっている。
【0030】
インバータ11で交流に変換された電力を負荷7に供給する場合、インバータ11で交流に変換された電力は、フィルタ回路16、インバータブレーカ17および負荷側ブレーカ6を介して負荷7へと供給される。このとき、インバータ11から出力された交流電力は、フィルタ回路16を通過することにより、高調波成分が除去され、ノコギリ状波から正弦波の交流電力(整合電力)として出力される。ここで、インバータ11の出力電圧は、系統電源3の電圧に同期しており、更に、インバータ11の出力電流は、インバータ11の出力電圧に同期している。つまり、インバータ11の出力が、力率1となるように制御される。
【0031】
フィルタ回路16は、コンデンサ18及び平滑用リアクトル19A,19Bを有して構成される。
【0032】
インバータブレーカ17は、インバータ装置10側から負荷7への過電流を遮断する。
【0033】
電流検出器20は、コントローラ12に接続されている。具体的に、電流検出器20はフィルタ回路16の出力側に設けられ、このフィルタ回路16を通過したインバータ11の出力電流が電流検出器20により検出される。
【0034】
インバータ装置10は、目標値に応じた電流を出力するために、インバータ11の出力電流を測定し、この出力電流が目標値となるようにフィードバック制御を行うようにしている。
【0035】
以下、インバータ装置10の具体的な動作を、図2に示すインバータ装置10の動作原理の概略説明図を参照しながら説明する。
【0036】
電流検出器20は、負荷7或いは系統電源3に給電する際、インバータ11の出力電流を検出している。コントローラ12は、所定のサンプリング周期(例えば1/220sec)でサンプリングし、出力電流の瞬時値として取り込んでいる。そして、コントローラ12は、出力電流の瞬時値を、出力電流の位相に基づいて波高値に変換する(ステップS1)。
【0037】
次に、コントローラ12は、目標出力電流(出力電流の目標値)の波高値と出力電流の波高値とを比較する(ステップS2)。つまり、目標出力電流の波高値と出力電流の波高値との差分を演算している。この目標出力電流は、例えば、系統連系太陽光発電システム1の出力電力、即ち太陽電池2の発電電力に基づいて設定される。
【0038】
次に、コントローラ12は、ステップS2の比較の結果、インバータ11の出力電流を目標出力電流に近づけるべく、インバータ11の出力電圧の波高設定値を設定する演算Gを行い、この出力電圧の波高設定値を出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する(ステップS3)。
【0039】
そして、コントローラ12は、インバータ11の出力電圧を、設定した出力電圧の瞬時設定値にすべく、インバータ11を制御する。
【0040】
このように、インバータ11の出力電流の波高値とインバータ11の目標出力電流の波高値とを比較し、この比較結果(即ち、波高値の差分)に基づいてインバータ11の出力電圧を調整してインバータ11の出力電流を目標出力電流に近づけている。
【0041】
図3は、目標出力電流の波高値Aと出力電流の波高値Bの波形図であり、例えば、1周期分の波形を示している。
【0042】
図3において、コントローラ12は、例えば、時刻txにおいては、目標出力電流の波高値Aと出力電流の波高値Bの差分Xに基づいて、インバータ11の出力電圧の設定波高値を設定し、時刻txとは異なる位相となる時刻tyにおいては、目標出力電流の波高値Aと出力電流の波高値Bの差分Yに基づいて、インバータ11の出力電圧を決定するようにしている。
【0043】
この場合、目標出力電流の波高値Aと出力電流の波高値Bは直流であり、位相に応じて目標出力電流の波高値Aと出力電流の波高値Bが変化することはない。
【0044】
従って、P制御、PI制御或いはPID制御のような単純な制御でインバータ11の出力電流の波高値を目標出力電流の波高値に近づけることができ、演算処理を簡略化できる。
【0045】
以下、コントローラ12の制御動作を図4に示す機能ブロック図を参照しながら説明する。
【0046】
コントローラ12は、AD変換部31と、電流位相検出部32と、電流変換部33と、フィルタ部34と、目標出力電流生成部35と、演算部36と、電圧変換部37と、PWM制御部38とを備えている。
【0047】
AD変換部31は、電流検出器20で検出した出力電流のアナログ値を、所定のサンプリング周期(例えば1/220sec)サンプリングし、ディジタル値に変換する。
【0048】
電流位相検出部32は、電流検出器20で検出した出力電流に基づいて出力電流の位相ωtを検出している。具体的には、電流検出器20で検出した出力電流のゼロクロス点(位相角0°)を検出し、ゼロクロス点に基づいて、現在の出力電流の位相ωtを検出している。ここで、tは、出力電流の値が負から正に移行するときのゼロクロス点(位相角0°)を検出してからの時刻である。ωは、系統電源3の周波数(例えば、50Hz又は60Hz)に対応する角周波数である。
【0049】
つまり、電流位相検出部32は、定数である角周波数ωに、時刻tを乗算して現在の出力電流の位相ωtを算出している。
【0050】
電流変換部33は、AD変換部31で変換されたインバータ11の出力電流の瞬時値を、現在の出力電流の位相ωt1に基づいて波高値に変換する。t1は、電流変換部33において電流位相検出部32からの位相データを入力する時刻である。
【0051】
具体的に、電流変換部33は、電流位相検出部32から出力電流の位相ωt1を入力し、位相ωt1を用いてsin(ωt1)を演算し、AD変換部31で変換されたインバータ11の出力電流の瞬時値を、sin(ωt1)で除算して、波高値に変換している。従って、電流変換部33は、単純に出力電流の瞬時値をsin(ωt1)で除算して、出力電流の波高値を求めているので、処理が簡単であり、処理に要する時間を短縮化できる。
【0052】
ここで、ゼロクロス点(位相角0°或いは180°)では、sin(ωt1)が0となるので、出力電流の瞬時値をsin(ωt1)で除算することはできない。また、ゼロクロス点を除いたゼロクロス点近傍では、sin(ωt1)が著しく小さい値(0に近い値)となるので、仮に、出力電流の瞬時値をsin(ωt1)で除算すると、除算結果である出力電流の波高値が発散してしまうことになる。
【0053】
本実施の形態では、電流変換部33は、出力電流のゼロクロス点を含むゼロクロス点近傍の所定期間内では、瞬時値から波高値への変換を禁止して、禁止する直前に変換した波高値を現在の波高値としている。これによって、ほぼ正確な出力電流の波高値を求めることができるので、制御動作が安定する。
【0054】
フィルタ部34は、電流変換部33で変換された出力電流の波高値に含まれる高周波ノイズを除去するためのローパスフィルタであり、所定のアルゴリズムで高周波ノイズを除去している。尚、このフィルタ部34は、AD変換部31と電流変換部33との間に設けて、AD変換された出力電流の瞬時値のノイズを除去するようにしてもよい。
【0055】
目標出力電流生成部35は、インバータ11の出力電流の目標である正弦波の目標出力電流の波高値を生成している。
【0056】
演算部36は、インバータ11の出力電流の波高値Bと、目標出力電流生成部35で生成された目標出力電流の波高値Aとの差分を演算し、この差分結果に基づいて、インバータ11の出力電流を正弦波の目標出力電流に近づけるべく、インバータ11の出力電圧の波高設定値を設定する。
【0057】
電圧変換部37は、演算部36で設定された波高設定値を、現在の出力電流の位相ωt2に基づいて瞬時設定値に変換する。t2は、電圧変換部37において電流位相検出部32からの位相データを入力する時刻である。
【0058】
このt2は、時刻t1を経過した後の時刻である。つまり、電圧変換部37は、電流変換部33、フィルタ部34及び演算部36における処理に要した時間だけ時刻t1よりも遅れて、電流位相検出部32から出力電流の位相データを入力している。従って、インバータ11の出力電圧及び出力電流の位相が遅れることはない。
【0059】
具体的な処理動作を説明すると、電圧変換部37は、電流位相検出部32から出力電流の位相ωt2を入力し、このωt2を用いてsin(ωt2)を演算し、波高設定値をsin(ωt2)で乗算して、瞬時設定値に変換している。
【0060】
PWM制御部38は、上述した図示しないスイッチング素子駆動回路を含み、インバータ11の出力電圧が、設定された瞬時設定値となるように、インバータ11の各スイッチング素子Q1〜Q4にPWMスイッチング信号を出力して、インバータ11を制御している。
【0061】
つまり、演算部36によりインバータ11の出力電流の波高値Aとインバータの目標出力電流の波高値Bとが比較され、演算部36、電圧変換部37及びPWM制御部38により、波高値A,Bの比較結果に基づいてインバータ11の出力電流をインバータの目標出力電流に近づける制御が行われる。
【0062】
以上、本実施の形態によれば、コントローラ12の演算部36において、位相に応じて変化することのない直流成分であるインバータ11の出力電流の波高値Bとインバータ11の目標出力電流の波高値Aとを比較し、インバータ11の出力電流をインバータ11の目標出力電流に近づけるべく、インバータ11の出力電圧の波高設定値を設定するようにしたことから、P制御、PI制御或いはPID制御等の単純な制御で出力電流を目標出力電流に近づけることができ、従来のように位相に応じて変化する交流成分であるインバータの出力電流の瞬時値とインバータの目標出力電流の瞬時値とを比較してインバータの出力電圧を設定する場合よりも、演算処理を簡略化することができる。
【0063】
また、本実施の形態によれば、コントローラ12の電流変換部33において、現在の出力電流の位相ωt1に基づいてsin(ωt1)を演算し、インバータ11の出力電流の瞬時値を、sin(ωt1)で除算して波高値に変換するようにしたことから、演算処理が簡単であり、演算処理に要する時間を短縮化できる。
【0064】
また、本実施の形態によれば、電流変換部33は、出力電流のゼロクロス点を含むゼロクロス点近傍の所定期間内では、瞬時値から波高値への変換を禁止して、禁止する直前に変換した波高値を現在の波高値としたことから、ほぼ正確な出力電流の波高値を求めることができるので、制御動作が安定する。
【0065】
また、本実施の形態によれば、コントローラ12の電圧変換部37において、演算部36で求めた出力電圧の波高設定値を、現在の出力電流の位相ωt2に基づいて瞬時設定値に変換するようにしたことから、電圧変換部37以外のコントローラ12の処理部(例えば、フィルタ部34等)で演算処理に時間を要しても、インバータ11の出力電圧の位相がずれることがないので、制御動作が安定する。
【0066】
また、本実施の形態によれば、コントローラ12の電圧変換部37において、現在の出力電流の位相ωt2に基づいてsin(ωt2)を演算し、演算部36で求めた出力電圧の波高設定値を、sin(ωt2)で乗算して瞬時設定値に変換するとを備えたことから、演算処理が簡単であり、演算処理に要する時間を短縮化できる。
【0067】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0068】
例えば、本実施の形態では、インバータ11の出力電流の瞬時値を波高値に変換し、波高値に基づいて制御する場合について説明したが、波高値の代わりに実効値であってもよい。具体的には、電流変換部がインバータの出力電流の瞬時値を、出力電流の位相に基づいて実効値に変換し、演算部がインバータの出力電流の実効値とインバータの目標出力電流の実効値とを比較し、インバータの出力電流をインバータの目標出力電流に近づけるべく、インバータの出力電圧の実効設定値を設定し、電圧変換部が実効設定値を出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換するようにすればよい。これよって、上記の実施の形態と同様に、演算処理を簡略化できる等の作用効果を奏するものである。更に、電流変換部は、出力電流のゼロクロス点を含むゼロクロス点近傍の所定期間内では、瞬時値から実効値への変換を禁止して、禁止する直前に変換した実効値を現在の実効値としてもよい。これによって、ほぼ正確な出力電流の波高値を求めることができるので、制御動作が安定する。
【0069】
また、本実施の形態では、系統連系太陽光発電システム1にインバータ装置10を適用した場合について説明したが、例えば、ガスエンジンを駆動源とする発電機を備え、この発電電力を系統電源に連系して負荷に給電するコ・ジェネレーションシステムにインバータ装置を適用することも可能である。この場合、発電機の出力は交流電力であるので、直流電力に変換するコンバータを備えてもよい。
【0070】
また、本実施の形態では、インバータ装置10が、系統電源3と連系する系統連系インバータである場合について説明したが、系統連系インバータ以外のインバータ装置にも適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、インバータの出力電流を制御する際の複雑な演算処理を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のインバータ装置を備えた系統連系太陽光発電システムの概略構成図である。
【図2】インバータ装置の動作原理を示す概略説明図である。
【図3】目標出力電流の波高値と出力電流の波高値を示す波形図である。
【図4】コントローラの制御動作を示す機能ブロック図である。
【図5】従来の正弦波の目標出力電流と正弦波の出力電流を示す波形図である。
【符号の説明】
3 商用電力系統(系統電源)
7 負荷
10 インバータ装置
11 インバータ
12 コントローラ
20 電流検出器(電流検出手段)
31 AD変換部(電流検出手段)
32 電流位相検出部(電流位相検出手段)
33 電流変換部(電流変換手段)
36 演算部(制御手段、設定手段)
37 電圧変換部(制御手段、電圧変換手段)
38 PWM制御部(制御手段、インバータ制御手段)
Claims (11)
- 直流電力を交流電力に変換するインバータと、
このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換手段と、
前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御手段とを備えたことを特徴とするインバータ装置。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータと、
このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換手段と、
前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御手段とを備えたことを特徴とするインバータ装置。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータと、
このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換手段と、
前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の波高設定値を設定する設定手段と、
前記波高設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換手段と、
前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御手段とを備えたことを特徴とするインバータ装置。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータと、
このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換手段と、
前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の実効設定値を設定する設定手段と、
前記実効設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換手段と、
前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御手段とを備えたことを特徴とするインバータ装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインバータ装置において、
前記インバータの出力電流の位相を検出する電流位相検出手段を備えたことを特徴とするインバータ装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のインバータ装置において、
前記電流変換手段は、前記出力電流のゼロクロス点近傍の所定期間内では、前記変換を禁止して、禁止する直前に変換した値を現在の値とすることを特徴とするインバータ装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のインバータ装置において、
前記インバータは、直流電力を系統電源に整合した交流電力に変換することを特徴とするインバータ装置。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、
このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、
この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換過程と、
前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御過程とを備えたことを特徴とするインバータ装置の制御方法。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、
このインバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、
この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換過程と、
前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、この比較結果に基づいて前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づける制御過程とを備えたことを特徴とするインバータ装置の制御方法。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、
前記インバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、
前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて波高値に変換する電流変換過程と、
前記インバータの出力電流の波高値と前記インバータの目標出力電流の波高値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の波高設定値を設定する設定過程と、
前記波高設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換過程と、
前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御過程とを備えたことを特徴とするインバータ装置の制御方法。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータを有するインバータ装置の制御方法であって、
この前記インバータの出力電流の瞬時値を検出する電流検出過程と、
この電流検出手段により検出された前記インバータの出力電流の瞬時値を、前記出力電流の位相に基づいて実効値に変換する電流変換過程と、
前記インバータの出力電流の実効値と前記インバータの目標出力電流の実効値とを比較し、前記インバータの出力電流を前記インバータの目標出力電流に近づけるべく、前記インバータの出力電圧の実効設定値を設定する設定過程と、
前記実効設定値を前記出力電流の位相に基づいて瞬時設定値に変換する電圧変換過程と、
前記瞬時設定値に応じて前記インバータを制御するインバータ制御過程とを備えたことを特徴とするインバータ装置の制御方法。
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