JP5398233B2 - インバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法 - Google Patents

インバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法 Download PDF

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Description

この発明は、インバータの系統連系時の単独運転保護に関し、インバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法に関する。
従来の技術の一構成例を図4に示しその構成、作用、条件を説明する。図4に示すように、従来の単独運転検出装置では、例えば太陽電池あるいは燃料電池等でなる直流電源1の直流電力はインバータブリッジ2により交流電力に変換され、リアクトル3とコンデンサ4からなるフィルタによりPWM制御による高周波分を除去してコンタクタ6を介して負荷9に供給される。
一方、交流電力系統8から遮断器7を介して供給される交流電源にインバータブリッジ2は連系して運転する。負荷9に供給される交流電圧は電圧検出器10により検出されPLL回路22により交流電圧位相に同期した信号を位相シフト回路23に入力し正弦波回路26を通して電流基準回路12に正弦波の信号Vs が入力される。
増幅器11は、直流電源1の電圧を検出し電圧基準V* と比較増幅した信号V11を電流基準回路12に入力する。電流基準回路12は信号V11と信号Vs との積を交流電流基準I* として増幅器13へ入力する。この交流電流基準I* と電流検出器5で検出したインバータ出力電流が一致するように増幅器13が制御し、PWM回路14により駆動部15を介してインバータブリッジ2をPWM制御する。
一方PLL回路22の出力信号V22から周波数検出回路25によりインバータ周波数を検出し函数発生回路24を介して位相シフト回路23により正弦波回路26の出力信号Vs の位相をシフトしてインバータの出力無効電力(I×Vsin θ)を制御する。
また、電圧検出器10の出力から電圧リレー17により異常検出し周波数リレー18により周波数異常を検出し、周波数変化率リレー27により周波数変化率(df/dt)の過大を検出し異常検出回路19を介して駆動部15によりインバータ駆動を停止させると同時にコンタクタ6を開として完全にインバータブリッジ2を系統連系から解列する(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
特許第2790403号公報 特許第2796035号公報
上記のような単独運転検出方法を“スリップモード周波数シフト”と呼んでいる。この動作原理を図5により説明する。函数発生回路24の特性は図5のインバータ特性に示すようにインバータ出力周波数(f)に対し定格周波数f0 近辺では周波数(f)の上昇に従って電流位相が進み方向(進み無効電力)に増加する特性となっている。
一方、負荷9の特性曲線は周波数(f)が増加すると負荷9のコンデンサ電流は増加しリアクトル電流は減少するので周波数(f)の上昇と共に進み無効電力を吸収する特性となる。図5の負荷特性は負荷9が定格周波数f0で力率=1の場合の特性カーブを示す。このような状態で交流電力系統8へ流れる有効電力ΔP、無効電力ΔQが共にゼロの条件で遮断器7が開となると単独運転を検出するのに比較的長い時間が必要となる。
ΔP=0,ΔQ=0のf0 の点で遮断器7が開となると定格周波数f0 より高い周波数の範囲では、負荷9が吸収する無効電力よりもインバータブリッジ2の出力する進み無効電力がやや大きいので、負荷9はこの進み無効電力を吸収するため周波数(f)が上昇する。
一方定格周波数f0 より低い周波数(f)の範囲では負荷9が吸収する遅れ無効電力よりもインバータブリッジ2が出力する遅れ無効電力が大きいのでこの遅れ無効電力を吸収するため負荷9の周波数(f)は低下して(リアクトルの電流が増加)いくことになる。
このような過程は正帰還により加速的に周波数(f)がシフトして行くが、図6に示すように、インバータブリッジ2の無効電力と負荷9の無効電力とが等しい(有効電力も等しい)条件で単独運転になるとその検出が遅くなる。図6は、インバータブリッジ2の無効電力と負荷9の無効電力とが等しい(有効電力も等しい)条件でのシミュレーション波形である。
従来は、単独運転になって約0.5〜1.0秒で検出すれば良い系統連系規程となっているが、最近系統の保護協調上0.1秒で検出することが望まれるようになった。図5に示すような周波数に対する、インバータブリッジ2の無効電力あるいは電流位相の特性のままこのインバータ特性の傾斜を急にすれば(インバータ特性と負荷特性との交叉角Aを大とすれば)正帰還が強くかかり検出時間は早くなるが、周波数が±1%変化した時力率が95%以上の制限が系統連系規程にあり時間短縮に限度があった。
本発明はこれらの事情を鑑みて成されたものであって、その目的とするところは上述のような状態においてもより早くインバータの単独運転を検出する単独運転検出装置および単独運転検出装置を提供することにある。
本発明の第1態様によるインバータの単独運転検出装置は、直流電力を交流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバータの単独運転検出装置であって、前記交流電力系統及び前記インバータ出力の電圧位相に同期し、所定の電流位相に制御し前記インバータの出力の無効電力制御を行い、前記インバータの有効電力および無効電力を制御するループを構成し、前記インバータが前記交流電力系統から切り離された時、前記インバータ出力電圧の周波数と周波数変化率とに基づいて前記インバータの無効電力を制御して、前記インバータの出力電圧の周波数又は周波数変化率が正帰還により変化を助長する方向に制御する駆動手段を備え、前記駆動手段は、前記周波数が上昇すると前記無効電力が進み方向に増加するとともに前記周波数が下降すると前記無効電力が遅れ方向に増加するように制御する第1函数と、前記周波数変化率が正の時は前記無効電力を進み方向にシフトするとともに前記周波数変化率が負の時は前記無効電力を遅れ方向にシフトする第2函数との和により、前記インバータの無効電力を制御する手段を備える。
本発明の第2態様によるインバータの単独運転検出方法は、直流電力を交流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバータの単独運転検出方法であって、前記交流電力系統及び前記インバータ出力の電圧位相に同期し、所定の電流位相に制御し前記インバータの出力の無効電力制御を行うステップと、前記インバータの有効電力および無効電力を制御するループを構成し、前記インバータが前記交流電力系統から切り離された時、前記インバータ出力電圧の周波数と周波数変化率とに基づいて前記インバータの無効電力を制御して、前記インバータの出力電圧の周波数又は周波数変化率が正帰還により変化を助長する方向に制御する駆動ステップと、を備え、前記駆動ステップは、前記駆動手段は、前記周波数が上昇すると前記無効電力が進み方向に増加するとともに前記周波数が下降すると前記無効電力が遅れ方向に増加するように制御する第1函数と、前記周波数変化率が正の時は前記無効電力を進み方向にシフトするとともに前記周波数変化率が負の時は前記無効電力を遅れ方向にシフトする第2函数との和により、前記インバータの無効電力を制御するステップを備える。
この発明によれば、より早くインバータの単独運転を検出する単独運転検出装置および単独運転検出装置を提供することができる。
以下に、本発明の第1実施形態に係る単独運転検出装置および単独運転検出方法について図面を参照して説明する。本実施形態に係る単独運転検出装置は、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換し交流系統に連系して運転するインバータの単独運転検出保護装置であって、インバータの出力側の電圧位相、周波数、および周波数変化率を検出し、検出した電圧位相から基準位相を取得し、この基準位相に応じた位相の交流の電流基準を発生しインバータの出力電流を制御すると共に、周波数と周波数変化率に応じて基準位相を補正し、これによりインバータが交流系統から切り離されたことを検出し保護動作を高速に行う。
また、インバータブリッジの周波数(f)の増加あるいは減少、および、周波数変化率(df/dt)の極性と大きさとにより取得した基準位相を進みあるいは遅れに補正し、周波数(f)の過大過少、および周波数変化率(df/dt)の過大を検出して保護を行う。
すなわち、本実施形態に係る単独運転検出装置では、インバータの交流側が交流電力系統から切り離されたとき交流電源の周波数(f)と周波数変化率(df/dt)とがわずかに増加あるいは減少する。
この周波数(f)と周波数変化率(df/dt)との増加あるいは減少を検出し、周波数(f)が増加、周波数変化率(df/dt)が正の場合は、インバータブリッジ2の電流位相を進め、周波数(f)がさらに増加する方向に正帰還をかける。
周波数(f)と周波数変化率(df/dt)との増加あるいは減少を検出し、周波数(f)が減少あるいは周波数変化率(df/dt)が負の場合は、インバータブリッジ2の電流位相を遅らせて周波数(f)がさらに減少する方向に正帰還をかける。
上記のように、インバータの出力と負荷のバランスを急速に崩すことにより交流電源の電圧、周波数(f)、周波数変化率(df/dt)を検出して、これらの値が設定値を越えたとき早期に単独運転を検出しインバータの運転を停止させる。
本発明の一実施形態にかかるインバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法の一構成例を図1に示す。なお、図1において、図4と重複する部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、本実施形態に係る単独運転検出装置では、負荷9の電圧を電圧検出器10で検出し周波数(f)検出回路30で負荷9の周波数を検出し第1函数回路31を介して出力V31とし加算リミット回路32に入力する。出力V31は、例えば図2Aに示すような周波数(f)とインバータブリッジ2の無効電力あるいは電流位相との関係となる特性を示す。
一方周波数変化率(df/dt)検出回路28で負荷9の周波数変化率(df/dt)を検出し、第2函数回路29を介して出力V29を加算リミット回路32に入力する。出力V29は例えば図2Bに示すような周波数変化率(df/dt)とインバータブリッジ2の無効電力あるいは電流位相との関係となる特性を示す。
出力V29と出力V31とを加算リミット回路32で加算し最大値をリミットしてV32とし位相シフト回路23に入力して電流基準の位相をシフトして無効電力を制御する。
図1に示す、電圧検出器10、周波数検出回路30、第1函数回路31、および位相シフト回路23の回路は従来の“スリップモード周波数シフト”の特性で動作する。このループの特性は図2Aに示すように定格周波数f0の近く(系統電源の周波数変動範囲+α)では周波数(f)の上昇に従って電流位相が進み、進み無効電力が増加する。
図2Aに示すインバータ特性において傾斜を急にすれば単独運転検出の時間は短くなるが、先に説明したように周波数が±1%変化した時インバータ力率95%以上の仕様があり傾斜には制限がある。
そこで図2Bに示すような周波数変化率(df/dt)と無効電力又は電流位相との関係となる第2函数回路の出力V29を加算リミット回路32で出力V31と加算する。加算リミット回路32の出力V32は、例えば図2Cに示す実線の様な特性となり、負荷特性とインバータブリッジ2の出力無効電力あるいは電流位相との交わる点の角度を急に(図2Cに示す交叉角Bを大に)することができる。
駆動部15により、このような特性となるようにインバータブリッジ2を制御することによって、インバータブリッジ2が単独運転になった時、急速に負荷9の周波数(f)を正帰還作用でシフトすることができる。
すなわち、本実施形態に係るインバータの単独運転検出装置および単独運転検出によれば、周波数(f)に対する無効電力函数(出力V31)と、周波数変化率(df/dt)に対する無効電力函数(出力V29)と、の和によりインバータブリッジ2の無効電力分を制御し、この結果インバータブリッジ2が単独運転になったとき正帰還作用のゲインを上昇させて高速に周波数(f)をシフトする。
周波数(f)がシフトすると、電圧検出器10の出力から電圧リレー17により異常が検出され、周波数リレー18により周波数異常が検出され、周波数変化率リレー27により周波数変化率(df/dt)の過大が検出される。
上記のように周波数変化率(df/dt)の過大が検出されると、インバータブリッジ2の駆動素子(図示せず)のゲートが遮断されるとともに、周波数(f)の過大、周波数(f)の過少、インバータブリッジ2の電圧過大、および/またはインバータブリッジ2の電圧過少の検出により、異常検出回路19を介して駆動部15によりインバータブリッジ2と交流電力系統8と間の連系遮断器(コンタクタ6)を開とする。この結果、本実施形態に係るインバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法によれば、単独運転検出保護を高速化することができる。
なお、インバータブリッジ2は、駆動ゲートにより停止させることができるので、最も早く約10μsで停止可能である。
次に本発明の第2実施形態に係るインバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法について、図面を参照して以下に説明する。
図3に示すように、本実施形態に係る単独運転検出装置では、インバータブリッジ2が3相ブリッジである。インバータブリッジ2の交流側には、リアクトル3a、3b、3cが接続され、リアクトル3a、3b、3cはフィルタコンデンサ4a、4b、4cとデルタ接続されている。電流検出器5a、5bは2相に接続し、インバータブリッジ2の出力電流を検出している。
PQ検出回路35はインバータブリッジ2の出力電流と負荷9の電圧とから有効電力P、無効電力Qを算出する。増幅器11は、直流電源1の電圧を検出し電圧基準V* と比較増幅した有効電力基準P*を増幅器13aに出力する。増幅器11から出力された有効電力基準P* と有効電力Pとを増幅器13aにて増幅し信号V13aを3相変換器34へ入力する。
加算リミット回路32の出力は、無効電力基準回路33に入力され、無効電力基準回路33から出力される無効電力基準Q*とPQ検出回路35で検出したインバータブリッジ2の無効電力Qとの誤差を増幅器13bで増幅して信号V13bとして出力する。信号V13bは3相変換器34を介してPWM回路14に入力され、PWM回路14により駆動部15を介してインバータブリッジ2の出力電流を制御し、有効電力と無効電力とを制御する方式が3相インバータでは一般的に行われる。
上記のように、図1に示す単相の場合は電流位相を変えることにより無効電力を変化させてインバータブリッジ2の単独運転を高速検出していたが、図3に示す3相の場合は無効電力を直接制御することによりインバータブリッジ2の単独運転を高速検出する。
図3に示すように、上記の構成以外は、図1に示す第1実施形態に係る単独運転検出装置と同様の構成である。
すなわち、本実施形態に係るインバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法によれば、上述の第1実施形態の場合と同様に、周波数(f)に対する無効電力函数(出力V31)と周波数変化率(df/dt)に対する無効電力函数(出力V29)との和によりインバータブリッジ2の無効電力分を制御し、この結果インバータが単独運転になったとき正帰還作用のゲインを上昇させて高速に周波数(f)をシフトさせる。
そうすると、電圧検出器10の出力から電圧リレー17により異常が検出され、周波数リレー18により周波数異常が検出され、周波数変化率リレー27により周波数変化率(df/dt)の過大が検出され、異常検出回路19を介して駆動部15によりインバータ駆動を停止させる(駆動素子のゲートが遮断される)とともに、連系遮断器(コンタクタ6)を開として完全にインバータブリッジ2を系統連系から解列させる。この結果、本実施形態に係るインバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法によれば、単独運転検出保護を高速化することができる。
なお加算リミット回路32の出力は図2Cの出力V32に示すように最大値をリミットすることにより異常に大きい無効電力を流さないよう設定している。また、第1函数回路31は、周波数(f)が定格周波数f0より大きく変化して一定値以上あるいは一定値以下となった場合、図2Dに示すように無効電力や電流位相特性の方向を反転している。これにより出力V32の特性を示す線と負荷特性線とが交った点P1、P3で上下周波数が制限され、異常周波数にならないよう工夫している。
また、従来周波数検出や周波数変化率の検出には交流電源1サイクル毎で計測していたが、より高速化をはかるためハーフサイクル毎に計測するよう工夫することもできる。
以上説明したように上記の第1および第2実施形態に係るインバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法によれば、周波数(f)が上昇したとき、無効電力が進み方向に変化し周波数(f)が降下したとき無効電力が遅れ方向に変化する函数回路の出力信号と、周波数変化率(df/dt)が正のとき無効電力が進み方向に変化し周波数変化率(df/dt)が負のとき無効電力が遅れ方向に変化する函数回路の出力信号と、の和により無効電力を制御するよう構成することにより系統電源の周波数変動範囲において高速に検出できるインバータの単独運転検出装置および単独運転検出方法を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の一実施形態に係る単独運転検出装置の一構成例を説明するための図。 インバータ特性(周波数)の一例を示す図。 図2Aに示すインバータ特性(周波数変化率)の一例を示す図。 本発明の一実施形態に係る単独運転検出装置のインバータ特性の一例を示す図。 従来の単独運転検出装置のインバータ特性の一例を示す図。 従来の他の実施形態に係る単独運転検出装置の一構成例を説明するための図。 従来の単独運転検出装置の一構成例を説明するための図。 従来の単独運転検出装置のインバータ特性および負荷特性の一例を示す図。 従来の単独運転検出装置の動作の一例を説明するための図。
符号の説明
1…直流電源、2…インバータブリッジ、3…リアクトル、4…コンデンサ、5…電流検出器、6…コンタクタ、7…遮断器、8…交流電源、9…負荷、10…電圧検出器、11…増幅器、12…電流基準回路、13…増幅器、14…PWM回路、15…駆動部回路、17…電圧リレー、18…周波数リレー、19…異常検出回路、22…PLL回路、23…位相シフト回路、24…函数発生回路、25…周波数検出回路、26…正弦波回路、27…周波数変化率リレー、28…周波数変化率(df/dt)検出回路、29…第2函数回路、30…周波数(f)検出回路、31…第1函数回路、32…加算リミット回路、33…無効電力基準回路、34…3相変換回路、35…PQ検出回路。

Claims (9)

  1. 直流電力を交流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバータの単独運転検出装置であって、
    前記交流電力系統及び前記インバータ出力の電圧位相に同期し、所定の電流位相に制御し前記インバータの出力の無効電力制御を行い、前記インバータの有効電力および無効電力を制御するループを構成し、前記インバータが前記交流電力系統から切り離された時、前記インバータ出力電圧の周波数と周波数変化率とに基づいて前記インバータの無効電力を制御して、前記インバータの出力電圧の周波数又は周波数変化率が正帰還により変化を助長する方向に制御する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は、前記周波数が上昇すると前記無効電力が進み方向に増加するとともに前記周波数が下降すると前記無効電力が遅れ方向に増加するように制御する第1函数と、前記周波数変化率が正の時は前記無効電力を進み方向にシフトするとともに前記周波数変化率が負の時は前記無効電力を遅れ方向にシフトする第2函数との和により、前記インバータの無効電力を制御する手段を備えたインバータの単独運転検出装置。
  2. 直流電力を交流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバータの単独運転検出装置であって、
    前記交流電力系統及び前記インバータ出力の電圧位相に同期し、所定の電流位相に制御し前記インバータの出力の無効電力制御を行い、前記インバータの電流と電流基準位相とが合致するように前記インバータの出力電流制御を行い、前記インバータが前記交流電力系統から切り離されたとき、前記インバータの出力電圧の周波数と周波数変化率とに基づいて前記インバータの電流基準の位相を変化させ出力電圧の周波数又は周波数変化率が正帰還作用により変化を助長するよう制御する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は、前記周波数が上昇すると前記無効電力が進み方向に増加するとともに前記周波数が下降すると前記無効電力が遅れ方向に増加するように制御する第1函数と、前記周波数変化率が正の時は前記無効電力を進み方向にシフトするとともに前記周波数変化率が負の時は前記無効電力を遅れ方向にシフトする第2函数との和により、前記インバータの無効電力を制御する手段を備えたインバータの単独運転検出装置。
  3. 前記周波数変化率に関する前記第2函数は、前記周波数変化率の絶対値が低い範囲でゲインが高くなる函数である請求項1又は請求項2記載のインバータの単独運転検出装置。
  4. 前記第1函数は、前記周波数が設定値以上で、前記周波数の上昇にともなって進み無効電力が遅れ方向に反転し、前記周波数が設定値以下で前記周波数の下降に従って無効電力が進み方向に反転する函数である請求項1又は請求項2記載のインバータの単独運転検出装置。
  5. 前記駆動手段は、前記周波数変化率の過大を検出し前記インバータの駆動素子のゲートを遮断する手段と、
    前記周波数の過大または周波数の過少を検出し、前記インバータの電圧過大または前記インバータの電圧過少を検出すると共に、前記周波数の過大、前記周波数の過少、前記インバータの電圧過大、および/または前記インバータの電圧過少の検出により、前記インバータと前記交流電力系統との間の連系遮断器を開とする手段と、を備える請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のインバータの単独運転検出装置。
  6. 前記駆動手段は、第1函数と第2函数との和の値を取得し、上限を制限する手段を備える請求項1又は請求項2記載のインバータの単独運転検出装置。
  7. 前記駆動手段は、前記周波数と前記周波数変化率とを、前記出力電圧のハーフサイクル毎に検出する手段を備える請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のインバータの単独運転検出装置。
  8. 直流電力を交流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバータの単独運転検出方法であって、
    前記交流電力系統及び前記インバータ出力の電圧位相に同期し、所定の電流位相に制御し前記インバータの出力の無効電力制御を行うステップと、
    前記インバータの有効電力および無効電力を制御するループを構成し、前記インバータが前記交流電力系統から切り離された時、前記インバータ出力電圧の周波数と周波数変化率とに基づいて前記インバータの無効電力を制御して、前記インバータの出力電圧の周波数又は周波数変化率が正帰還により変化を助長する方向に制御する駆動ステップと、を備え、
    前記駆動ステップは、前記駆動手段は、前記周波数が上昇すると前記無効電力が進み方向に増加するとともに前記周波数が下降すると前記無効電力が遅れ方向に増加するように制御する第1函数と、前記周波数変化率が正の時は前記無効電力を進み方向にシフトするとともに前記周波数変化率が負の時は前記無効電力を遅れ方向にシフトする第2函数との和により、前記インバータの無効電力を制御するステップを備えるインバータの単独運転検出方法。
  9. 直流電力を交流電力に変換し交流電力系統と連系して運転するインバータの単独運転検出方法であって、
    前記交流電力系統及び前記インバータ出力の電圧位相に同期し、所定の電流位相に制御し前記インバータの出力の無効電力制御を行うステップと、
    前記インバータの電流と電流基準位相とが合致するように前記インバータの出力電流制御を行い、前記インバータが前記交流電力系統から切り離されたとき、前記インバータの出力電圧の周波数と周波数変化率とに基づいて前記インバータの電流基準の位相を変化させ出力電圧の周波数又は周波数変化率が正帰還作用により変化を助長するよう制御する駆動ステップとを備え、
    前記駆動ステップは、前記周波数が上昇すると前記無効電力が進み方向に増加するとともに前記周波数が下降すると前記無効電力が遅れ方向に増加するように制御する第1函数と、前記周波数変化率が正の時は前記無効電力を進み方向にシフトするとともに前記周波数変化率が負の時は前記無効電力を遅れ方向にシフトする第2函数との和により、前記インバータの無効電力を制御するステップを備えるインバータの単独運転検出方法。
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