JPH11324331A - 搬送用台車 - Google Patents

搬送用台車

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Publication number
JPH11324331A
JPH11324331A JP13150598A JP13150598A JPH11324331A JP H11324331 A JPH11324331 A JP H11324331A JP 13150598 A JP13150598 A JP 13150598A JP 13150598 A JP13150598 A JP 13150598A JP H11324331 A JPH11324331 A JP H11324331A
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JP
Japan
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traveling
bogie frame
frame
floor
trolley
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Application number
JP13150598A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Satonori Shigihara
学徳 鴫原
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EROIKA Corp KK
Hazama Corp
Original Assignee
EROIKA Corp KK
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】方向転換を自由に行うことが可能であり、リフ
ト荷台への資材の積込み又は積降ろしを容易に行うこと
ができ、平坦でない場合であっても走行性の良好な搬送
用台車を提供することを目的とする。 【解決手段】床面を自走する搬送用台車であって、床面
と平行な荷台面を有する台車フレーム11と、それぞれ
タイヤ22a〜dを備えて床面上を走行する2つの走行
台車12a,12bと、台車フレーム11上の互いに平
行な2つの旋回軸心の位置において、2つの走行台車1
2a,12bのそれぞれが各旋回軸心を中心として回転
可能なように台車フレーム11を支持するための回転支
持装置13a,13bと、台車フレーム11を昇降移動
するための、回転支持装置13a,13bに組み込まれ
た昇降装置とを有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場における
資材などを搬送するための搬送用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、建築現場における資材の
搬送のために、種々の搬送システムが採用されている。
【0003】一般的な搬送システムでは、フォークリフ
トによるトラックからの積降ろし、リフト荷台への積込
み、リフトによる目的階への垂直運搬、目的階における
リフト荷台からの積降ろし、及び目的位置への水平運
搬、といったシーケンスで資材の搬送が行われる。
【0004】このような搬送システムの中で、資材の垂
直方向の運搬は専用の自動リフトによるのが通常である
が、資材の水平方向の運搬や積込み積降ろしなどについ
ては、フォークリフトや手作業で行われていることが多
い。近年においては、専用の搬送用台車を用いることが
提案されている。
【0005】そのような搬送用台車として、例えば、荷
台をリフトアップしてクローラ方式で走行して搬送する
もの、軽量小型化されたフォークリフトなどが提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の搬送用
台車では、走行における方向転換が余り自由に行うこと
ができず小回りがきかないため、リフト荷台への資材の
積込み又は積降ろしが容易ではなかった。そのため、資
材の積込み又は積降ろしのための装置を別途必要とする
場合もあった。
【0007】また、搬送用台車の走行のために床面の平
坦性が要求されるため、段差をなくしたり障害物を取り
除いたりするなど余計な段取りが必要であった。本発明
は、上述の問題に鑑みてなされたもので、方向転換を自
由に行うことが可能であり、リフト荷台への資材の積込
み又は積降ろしを容易に行うことができ、平坦でない場
合であっても走行性の良好な搬送用台車を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、床面を自走する搬送用台車であって、前記床面と
平行な荷台面を有する台車フレームと、それぞれタイヤ
を備えて前記床面上を走行する2つの走行台車と、前記
台車フレーム上の互いに平行な2つの旋回軸心の位置に
おいて、前記2つの走行台車のそれぞれが前記各旋回軸
心を中心として回転可能なように前記台車フレームを支
持するための回転支持装置と、前記台車フレームを昇降
移動するための昇降装置と、を有してなる。
【0009】請求項2の発明に係る装置では、前記昇降
装置は、前記走行台車が前記台車フレームに対して回転
することによって軸方向に相対移動するように前記旋回
軸心の位置に設けられたネジである。
【0010】請求項3の発明に係る装置では、前記台車
フレームの平面視における外形が長方形状であり、前記
各走行台車は、前記台車フレームの長手方向の走行時に
おいてそれぞれの4つのタイヤが当該台車フレームの長
辺にほぼ沿った位置に配置され且つ前記台車フレームの
長手方向と直角方向の走行時においてそれぞれの外側の
2つのタイヤが当該台車フレームの短辺にほぼ沿った位
置に配置されるように、前記台車フレームに取り付けら
れてなる。
【0011】請求項4の発明に係る装置では、前記タイ
ヤは、低圧膜タイヤである。請求項5の発明に係る装置
では、前記走行台車には、ホイールベースの間隔を変更
するためのホイールベース間伸縮装置が設けられてな
る。
【0012】回転支持装置と昇降装置とは、1つの装
置、例えば回転連結装置に組み込むことが可能である。
そのような回転連結装置では、例えば、昇降装置は、走
行台車が台車フレームに対して回転することによって軸
方向に相対移動するように旋回軸心の位置に設けられた
ネジとして構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る搬送用台車1
の正面図、図2は搬送用台車1の側面図、図3は搬送用
台車1の平面図、図4及び図5は搬送用台車1の走行台
車が旋回したときの状態を示す平面図、図6は走行台車
12の構造の例を示す平面図、図7は回転連結装置13
の外観を示す図、図8は回転連結装置13の正面断面
図、図9は回転連結装置13の平面断面図である。
【0014】図1〜図5において、搬送用台車1は、床
面(フロア)FLと平行な荷台面を有する台車フレーム
11、それぞれ4つのタイヤ22a〜dを備えて床面上
を走行する2つの走行台車12a,12b、及び台車フ
レーム11と走行台車12a,12bとを連結する回転
連結装置13a,13bなどからなる。
【0015】台車フレーム11は、その上面に資材を載
せるものであり、平面視が長方形の板状を呈している。
台車フレーム11は、金属材料又は合成樹脂材料の板
材、棒材、角材、アングル材、チャネル材、その他の型
材などを用い、搬送用台車1の全体の強度を維持できる
よう適度に大きい剛性を有する構造となるように製作さ
れる。また、その外形のおおまかな形状が長方形となる
ように製作される。
【0016】走行台車12a,12bは、それぞれ互い
に同一の構造のものであるので、その一方についてのみ
説明する。なお、走行台車12a,12bの一方又は両
方について、「走行台車12」と記載することがある。
【0017】図6を参照して、走行台車12は、箱型を
呈する車体21、走行用の4つのタイヤ22a,22
b,22c,22d、回転駆動源としての2つのモータ
23a,23b及び伝導機構24a,24bを備えてい
る。なお、4つのタイヤ22a,22b,22c,22
dの全部又は一部を指して「タイヤ22」と記載するこ
とがある。同様に、モータ23a,23b又は伝導機構
24a,24bの両方又は一方を指して「モータ23」
又は「伝導機構24」と記載することがある。
【0018】4つのタイヤ22は、いずれも低圧用のゴ
ム膜からなるバルンタイヤ(低内圧膜タイヤ)である。
バルンタイヤを用いることによって、接地圧が低減し、
床面にある程度の凹凸や障害物があった場合でも、それ
らを傷つけることなく容易に乗り越えることができ、し
たがって平坦でない場合であっても走行性が良好であ
る。
【0019】各タイヤ22は、車体21に取り付けられ
た軸受けを介して互いに独立して回転可能なように支持
された車軸41a,41b,41c,41dに取り付け
られている。各車軸41b,41cには1つのスプロケ
ットが、各車軸41a,41dには2つのスプロケット
が、それぞれ取り付けられている。
【0020】モータ23a,23bは、いずれも減速用
のギヤを内蔵した直流モータである。モータ23a,2
3bの各出力軸には、スプロケット43a,43bが取
り付けられている。
【0021】伝導機構24a,24bは、車軸41a〜
d及びモータ23a〜bの出力軸に取り付けられたスプ
ロケットと、これらのスプロケットに掛け渡されたチェ
ーンとから構成されている。
【0022】一方のモータ23aの回転駆動によって2
つのタイヤ22c,22dが回転し、他方のモータ23
bの回転駆動によって2つのタイヤ22a,22bが回
転する。これら2つのモータ23a,23bは、制御装
置51によって、その回転速度及び回転方向が互いに独
立して制御される。2つのモータ23a,23bの回転
制御によって、前進、後進、走行台車12の左旋回及び
右旋回、及び速度制御などが行われる。
【0023】このような構造の走行台車それ自体は、特
開平8−184173号として公知である。なお、制御
装置51は、図示しないバッテリーを電源として搬送用
台車1の全体を制御するものであり、図示しない有線リ
モコン装置又は無線リモコン装置によって操作が行われ
る。
【0024】なお、タイヤ22は、無荷重状態において
その内圧を大気圧又は大気圧に近い圧力としてあり、荷
重が加わることによって、その荷重に応じて内圧が発生
する。これらのタイヤ22の表面に、スリップ防止用の
凹溝を設けることができる。凹溝として、例えばタイヤ
22の表面において斜めに交差する2種類の直線状の多
数の線からなる模様を形成してもよい。タイヤの表面に
凹溝を設けることによって牽引力が増大する。凹溝とし
て、互いに平行な多数の直線状の線からなる凹溝として
もよい。また、凹溝に代えて、多数の半球状の凹部を設
けてもよい。
【0025】次に、回転連結装置13a,13bは、各
走行台車12a,12bを、台車フレーム11に対して
回転(旋回)可能に、且つ当該走行台車12a,12b
の回転によって台車フレーム11が昇降移動するように
連結する。回転連結装置13a,13bは、回転による
ネジの進む向きが互いに逆である他は互いに同一の構造
のものであるので、その一方の構造についてのみ説明す
る。なお、回転連結装置13a,13bの一方又は両方
について、「回転連結装置13」と記載することがあ
る。
【0026】図7〜図9を参照して、回転連結装置13
は、台車フレーム11の下面に固定された外筒61、外
筒61と同軸上に設けられて走行台車12の車体21の
上面に固定された内筒62、外筒61の内周面に螺旋状
に配置されて取り付けられた多数のローラ611,61
1…、及びローラ612,612…、及び内筒62の外
周面に螺旋状に設けられらガイド板621からなる。
【0027】ローラ611はガイド板621の上面に当
接して転動し、ローラ612はガイド板621の外端面
に当接して転動する。つまり、外筒61と内筒62と
は、ローラ611,612及びガイド板621によって
螺合しており、ネジ装置を構成している。
【0028】したがって、走行台車12が旋回して内筒
62が回転すると、その回転角度に応じてネジが進み、
台車フレーム11は上方又は下方へ移動する。両方の走
行台車12a,12bが同時に同じ角度だけ逆方向に旋
回すると、台車フレーム11は床面FLと平行な状態を
保持したまま昇降移動する。
【0029】このように、回転連結装置13は、本発明
における回転支持装置と昇降装置とを兼ねている。外筒
61及び内筒62の軸心が、本発明における旋回軸心で
ある。この回転連結装置13によると、簡単な構造で台
車フレーム11の昇降移動を行うことができる。また、
軽量化及びコストの低下を図ることができる。
【0030】さて、図3に示す状態では、走行台車12
a,12bのそれぞれの4つのタイヤ22a〜dは、台
車フレーム11の長辺に沿った位置に配置されている。
この状態でタイヤ22a〜dが回転駆動すると、搬送用
台車1は長手方向つまり矢印M1方向に走行する。
【0031】搬送用台車1の走行方向を変更するには、
例えば図4に示すように、走行台車12aを左方向に旋
回させ、走行台車12bを右方向に旋回させる。走行台
車12の旋回のためには、それぞれのタイヤ22a,b
とタイヤ22c,dとを互いに逆の方向に同じ回転速度
で回転させればよい。走行台車12が旋回している間に
おいて、台車フレーム11は移動しない。つまり台車フ
レーム11の位置を変えることなくその場で旋回するこ
とができる。
【0032】このとき、走行台車12の旋回の角度に応
じて、台車フレーム11の高さが変わる。搬送用台車1
の走行方向を90度変更するだけのためには、走行台車
12を90度旋回させればよい。台車フレーム11の高
さ位置を大きく変えたい場合には、走行台車12を2回
転、3回転…と、複数回にわたって回転させればよい。
【0033】図5に示す状態では、走行台車12a,1
2bのそれぞれの4つのタイヤ22a〜dは、台車フレ
ーム11の短辺に沿った位置に配置されている。この状
態でタイヤ22a〜dが回転駆動すると、搬送用台車1
は長手方向とは直角の方向つまり矢印M2方向に走行す
る。
【0034】この状態で走行することにより、搬送用台
車1が横向けの状態で例えばリフト荷台の中に容易に入
り又は出てくることが可能である。このように、搬送用
台車1では、走行台車12が旋回(ピボットターン)す
ることにより、その場で走行方向を直角に変えることが
でき、方向転換を自由に行うことができる。これによっ
て、床面FL上で自在に方向転換を行い、リフト荷台と
床面との間を自在に移動し、次に述べるようにリフト荷
台への資材の積込み又は積降ろしを容易に行うことがで
きる。
【0035】図10及び図11は搬送用台車1による荷
受け台STへの資材LGの積込み方法を説明する図であ
る。図10に示すように、搬送用台車1の台車フレーム
11の上には、資材LGがパレットPAを介して積載さ
れている。この資材LGを、パレットPAごと荷受け台
STの上に載せるのである。
【0036】まず、搬送用台車1の台車フレーム11
を、走行台車12の旋回によって上昇させ、パレットP
Aが荷受け台STの高さ以上となるようにしておく。図
11(A)に示すように、走行台車12を駆動し搬送用
台車1を長手方向に走行させて荷受け台STの空間に入
り、走行を停止する。そこで、図11(B)に示すよう
に、走行台車12を旋回させて台車フレーム11を下降
させ、パレットPAを荷受け台STの上に載置するとと
もに、台車フレーム11をパレットPAから離す。
【0037】その後、走行台車12を駆動して搬送用台
車1を長手方向に走行させ、荷受け台STから抜け出る
〔図11(c)の状態〕。なお、資材LG2を載せたパ
レットPA2の幅方向の寸法が短くて荷受け台STの上
に載らない場合には、例えば図12に示すように、荷受
け台STの幅寸法よりも長い複数本の角材BAなどをパ
レットPA2に挿入すればよい。
【0038】また、パレットPAがない場合であって
も、資材LGの幅寸法が荷受け台STの上に載る寸法で
あれば、上述と同様の操作で荷受け台STの上に載置す
ることができる。
【0039】搬送用台車1の台車フレーム11の上に、
その長手方向に沿って長い資材LGを載置した場合に
は、搬送用台車1を長手方向と直角方向に走行させて荷
受け台STの間の空間に入り、上述と同様の操作でその
資材LGを荷受け台STの上に載せることができる。
【0040】また、荷受け台STの上に載置された資材
LG又はパレットPAを、搬送用台車1に載せて運搬す
るには、上述とは逆の操作によって資材LGを台車フレ
ーム11上に載せればよい。
【0041】ところで、搬送用台車1が長手方向と直角
方向に走行するときには、ホイールベース間の距離が前
後2つのタイヤ22の間の距離となり、比較的小さくな
る。そこで、その場合の走行安定性をより高めるため
に、次に述べる補助装置を設けることができる。
【0042】まず、補助輪71,72を設ける方法につ
いて説明する。図13(A)(B)は補助輪71,72
を設けた搬送用台車1Aの正面図である。
【0043】これらの図に示すように、搬送用台車1A
の走行台車12Aには、前後にそれぞれ2つずつの補助
輪71,71,72,72が設けられている。これらの
補助輪71,72は、資材LGを載せない状態では床面
FLから浮いた状態である。ある程度の重量の資材LG
を載せた状態で、補助輪71,72が床面FLに軽く接
触する。前後の補助輪71,72間の距離はタイヤ22
a〜dの接地面間の距離よりも大きいので、搬送用台車
1の走行が安定する。
【0044】次に、ホイールベース間伸縮装置80を設
ける方法について説明する。図14はホイールベース間
伸縮装置80を設けた走行台車12Bの平面図、図15
は走行台車12Bのホイールベース間伸縮装置80の部
分を示す側面図、図16は伸縮バー81,82の伸縮状
態を示す図である。
【0045】これらの図において、走行台車12Bは、
タイヤ22a〜dが、それぞれ車軸41a〜dによって
支持されており、これらの車軸41a〜dは、ホイール
ベース間伸縮装置80によってその間隔が可変されるよ
うになっている。
【0046】ホイールベース間伸縮装置80は、伸縮バ
ー81a,81b,82a,82b、押さえローラ81
2,822、伸縮駆動モータ83、及びギヤ83a,b
などからなる。
【0047】伸縮駆動モータ83が回転すると、その軸
の両端に設けられたギヤ83a,bが回転する。各伸縮
バー81a,81b,82a,82bには長穴811,
812が設けられ、その一方の辺部にラックが設けられ
ている。ギヤ83a,bはそのラックと噛み合うので、
回転するギヤ83a,bによって伸縮バー81a,81
b,82a,82bが伸縮いずれかの方向に移動する。
押さえローラ812,822は、ラックとギヤ83a,
bとが適度に噛み合うように押さえる。図16(A)は
最も収縮した状態を示し、図16(B)は最も伸長した
状態を示す。
【0048】図14及び図15を参照して、各車軸41
a〜dには、駆動ギヤ86a〜dが固定されている。走
行台車12Bの車体21B(図示せず)に回転可能に設
けられたローラ85a〜dの間には、内周面に歯が設け
られた駆動ベルト84a,bがそれぞれかけわたされて
いる。駆動ギヤ86a〜dは、駆動ベルト84a,bの
歯に噛み合う。
【0049】各駆動ベルト84a,bは、駆動モータ8
7a,bの軸に設けられたギヤ871a,bにそれぞれ
噛み合っており、駆動モータ87a,bの回転に応じて
走行する。
【0050】したがって、駆動モータ87a,bの回転
によって駆動ベルト84a,bが走行すると、駆動ギヤ
86a〜dが回転し、これによって車軸41a〜dを介
してタイヤ22a〜dが回転する。伸縮バー81a,8
1b,82a,82bの伸縮によって駆動ギヤ86a〜
dが移動しても、駆動ギヤ86a〜dは駆動ベルト84
a,bと噛み合って回転力の伝達が行われる。
【0051】なお、押さえローラ861a,861b,
872は、駆動ベルト84a,bと駆動ギヤ86a〜d
及びギヤ871a,bとが適度に噛み合うように駆動ベ
ルト84a,bを押さえる。
【0052】上述の実施形態において、走行台車12,
12B、回転連結装置13、台車フレーム11、及び搬
送用台車1,1Aの全体又は各部の構造、形状、寸法、
個数、材質、操作方法又は制御方法、及び動作のタイミ
ングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが
できる。
【0053】本発明による搬送用台車は、建築現場にお
ける資材の搬送の他、他の種々の資材又は物体、又は病
院などにおける患者の搬送などにも適用することができ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によると、方向転換を自由に行う
ことが可能であり、リフト荷台への資材の積込み又は積
降ろしを容易に行うことができる。
【0055】請求項2の発明によると、回転支持装置と
昇降装置とを兼ねることができ、それだけ構造が簡単と
なって軽量化及びコストの低減を図ることができる。請
求項4の発明によると、平坦でない場合であっても走行
性が良好である。
【0056】請求項5の発明によると、搬送用台車の長
手方向と直角方向への走行の際にも良好な走行安定性を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送用台車の正面図である。
【図2】搬送用台車の側面図である。
【図3】搬送用台車の平面図である。
【図4】搬送用台車の走行台車が旋回したときの状態を
示す平面図である。
【図5】搬送用台車の走行台車が旋回したときの状態を
示す平面図である。
【図6】走行台車の構造の例を示す平面図である。
【図7】回転連結装置の外観を示す図である。
【図8】回転連結装置の正面断面図である。
【図9】回転連結装置の平面断面図である。
【図10】搬送用台車による荷受け台への資材の積込み
方法を説明する図である。
【図11】搬送用台車による荷受け台への資材の積込み
方法を説明する図である。
【図12】パレットに複数本の角材を挿入した状態を示
す図である。
【図13】補助輪を設けた搬送用台車の正面図である。
【図14】ホイールベース間伸縮装置を設けた走行台車
の平面図である。
【図15】走行台車のホイールベース間伸縮装置の部分
を示す側面図である。
【図16】伸縮バーの伸縮状態を示す図である。
【符号の説明】
1 搬送用台車 11 台車フレーム 12 走行台車 13 回転連結装置(回転支持装置、昇降装置) 22 タイヤ 61 外筒 62 内筒 611,612 ローラ(ネジ) 621 ガイド板(ネジ) 80 ホイールベース間伸縮装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面を自走する搬送用台車であって、 前記床面と平行な荷台面を有する台車フレームと、 それぞれタイヤを備えて前記床面上を走行する2つの走
    行台車と、 前記台車フレーム上の互いに平行な2つの旋回軸心の位
    置において、前記2つの走行台車のそれぞれが前記各旋
    回軸心を中心として回転可能なように前記台車フレーム
    を支持するための回転支持装置と、 前記台車フレームを昇降移動するための昇降装置と、 を有してなることを特徴とする搬送用台車。
  2. 【請求項2】前記昇降装置は、前記走行台車が前記台車
    フレームに対して回転することによって軸方向に相対移
    動するように前記旋回軸心の位置に設けられたネジであ
    る、 請求項1記載の搬送用台車。
  3. 【請求項3】前記台車フレームの平面視における外形が
    長方形状であり、 前記各走行台車は、前記台車フレームの長手方向の走行
    時においてそれぞれの4つのタイヤが当該台車フレーム
    の長辺にほぼ沿った位置に配置され且つ前記台車フレー
    ムの長手方向と直角方向の走行時においてそれぞれの外
    側の2つのタイヤが当該台車フレームの短辺にほぼ沿っ
    た位置に配置されるように、前記台車フレームに取り付
    けられてなる、 請求項1又は請求項2記載の搬送用台車。
  4. 【請求項4】前記タイヤは、低圧膜タイヤである、 請求項1乃至請求項3記載の搬送用台車。
  5. 【請求項5】前記走行台車には、ホイールベースの間隔
    を変更するためのホイールベース間伸縮装置が設けられ
    てなる、 請求項4記載の搬送用台車。
JP13150598A 1998-05-14 1998-05-14 搬送用台車 Pending JPH11324331A (ja)

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