JPH11324015A - クローラフレームの拡縮装置 - Google Patents

クローラフレームの拡縮装置

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JPH11324015A
JPH11324015A JP15544098A JP15544098A JPH11324015A JP H11324015 A JPH11324015 A JP H11324015A JP 15544098 A JP15544098 A JP 15544098A JP 15544098 A JP15544098 A JP 15544098A JP H11324015 A JPH11324015 A JP H11324015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械の作業時、および輸送時において、
左右のクローラフレームの拡縮作業(ゲージ幅の変更)
の工数を低減する。 【解決手段】 クローラフレームの拡縮装置において、
センタフレーム1の脚部に設けたストッパ部1a,1b
と、クローラフレーム3に取着し、かつ、センタフレー
ム1の脚部のストッパ部1a,1bに当接する複数個の
ボルト7とを有し、センタフレーム1に対してクローラ
フレーム3のゲージ幅を変更するときは、複数個のボル
ト7のうちの少なくとも1本を取外し、残りのボルト7
をストッパ部1a,またはストッパ1bに当接させるよ
うに構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械のセンタフレームと、クローラフレームとを締
結されてなる走行体に係り、特に、上部旋回体に装着さ
れるセンタフレームに対して、左右のクローラフレーム
のゲージ幅を拡縮可能としたクローラフレームの拡縮装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧ショベル等の建設機械のクロ
ーラフレーム拡縮装置について、図14乃至図17によ
り説明する。図14は油圧ショベル20の側面図であ
り、図15は図14のZ視図である。先ず、油圧ショベ
ル20について図14により説明する。油圧ショベル2
0の下部走行体21は図示しない走行モータの駆動によ
り前後走行自在となっている。下部走行体21のセンタ
フレーム1Aは左右のクローラフレーム2A,3Aに架
装され、クローラフレーム2A,3Aには履帯4が巻装
されている。この下部走行体21の上部には、スイング
サークル22を介して上部旋回体23が装着され、図示
しない旋回モータの駆動により旋回自在となっている。
この上部旋回体23には、マシンキャブ26、オペレー
タキャブ27、およびカウンタウエイト28、作業機3
0等が装着されている。この作業機30はブーム31、
アーム33、バケット35および各油圧シリンダ32,
34,36等から構成されている。油圧ショベル20は
前記の図示しない旋回モータおよび油圧シリンダ32,
34,36を駆動することにより土砂の掘削作業を行う
ようになっている。
【0003】従来から、図15に示すように、下部走行
体21の左右の履帯4,4の外側の幅W(以下、外側幅
Wという)は上部旋回体23の幅Sよりも大きく、外側
幅Wが輸送限界を越える場合には左右のクローラフレー
ム2A,3Aの間隔(ゲージ幅)を縮小して外側幅Wを
輸送限界内におさめるという方法がとられている。図1
6はセンタフレーム1Aと左右のクローラフレーム2
A,3Aの構成図を示しており、センタフレーム1Aは
前後4箇所で左右のクローラフレーム2A,3Aに複数
の締結ボルト5により締結される。このセンタフレーム
1Aのシート面には締結ボルト5を挿入する挿入穴が設
けられている。センタフレーム1Aに接触する左右のク
ローラフレーム2A,3Aの接触面部には締結ボルト5
を取着するためのねじ穴が設けられている。
【0004】クローラフレームの拡縮装置の先行技術と
して、例えば、実開平3−115157号公報によれ
ば、センタフレームに対してサイドフレーム(本発明の
クローラフレームに相当する。)を締結ボルトにより締
結し、サイドフレームに摺動兼制止用の案内板を取付け
ボルトにより固定する建設機械において、サイドフレー
ムにはサイドフレームを幅方向の最大伸長位置、中間位
置、最短縮位置に締結するための任意の複数のねじ穴
と、案内板を固定する3個のねじ穴とを設け、センタフ
レームには締結ボルトを貫通させる任意の複数の挿入穴
を2個設け、前記各ねじ穴および挿入穴のピッチを同一
にした、技術が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平3−115157号公報に記載されている技術で
は、サイドフレームを最伸長位置、あるいは最短縮位置
から中間位置に変換する場合には、図17に示すよう
に、案内板80をサイドフレーム50に固定している2
個の取付ボルト90のうちの一方の取付ボルト(図の挿
入穴70を示す位置)を取外し、他方の取付ボルトを弛
めて、図の矢印に示す方向に案内板80を回動させる。
そして図に示すように位置決めプレート80を位置決め
した後に、2個の取付ボルト90により、再度案内板8
0をサイドフレーム50に取付ける。このサイドフレー
ム50の最伸長位置、あるいは最短縮位置から中間位置
に変換する作業時に、センタフレーム40と、サイドフ
レーム50とを締結するために多くの締結ボルト60,
60を着脱する作業に併せて、前記2個の取付ボルト9
0の着脱作業も必要であり、作業工数大となり建設機械
の作業能率が低下すると言う問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に着目し、建
設機械の作業時、および輸送時において、左右のクロー
ラフレームの拡縮作業(ゲージ幅の変更)の工数を低減
するために、センタフレームと左右のクローラフレーム
とを取付ける前記取付ボルトの着脱方法を改良し、建設
機械の掘削作業時、あるいは輸送時にクローラフレーム
の拡縮作業時間を短縮して、作業能率を向上するクロー
ラフレームの拡縮装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明に係るクローラフレームの拡
縮装置の第1発明は、上部旋回体に装着されるセンタフ
レームと、このセンタフレームの脚部と所定の位置で連
結するクローラフレームとを備え、クローラフレームの
ゲージ幅を拡大位置、中間位置、あるいは縮小位置に拡
縮するクローラフレームの拡縮装置において、センタフ
レームの脚部に設けたストッパ部と、クローラフレーム
に取着し、かつ、前記センタフレームの脚部のストッパ
部に当接する複数個のボルトとを有し、前記センタフレ
ームに対して前記クローラフレームのゲージ幅を変更す
るときは、前記複数個のボルトのうちの少なくとも1本
を取外し、残りのボルトを前記ストッパ部に当接させる
ように構成としたものである。上記構成によれば、クロ
ーラフレームに取付けた複数個のボルトのうちの少なく
とも1本を取外し、クローラフレームに取付けられる残
りのボルトのうちの少なくとも1本に、センタフレーム
のストッパ部を当接させるようにしてクローラフレーム
を拡大位置、中間位置、あるいは縮小位置にすることが
可能である。従来技術は、図17に示す前記実開平3−
115157号公報に記載されているように、サイドフ
レーム50(本発明のクローラフレームに相当する。)
を最伸長位置、あるいは最短縮位置から中間位置に変換
する場合には、案内板80をサイドフレーム50に固定
している2個の取付ボルト90のうちの一方の取付ボル
ト(図の挿入穴70を示す位置)を取外し、他方の取付
ボルトを弛めて、図の矢印に示す方向に案内板80を回
動させる。そして図に示すように案内板80を位置決め
した後に、2個の取付ボルト90により、再度案内板8
0をサイドフレーム50に取付けるため繁雑な作業が必
要であった。したがって、本発明によれば、クローラフ
レームに取付けた複数個のボルトのうちの少なくとも1
本を取外して、残りのボルトのうちの少なくとも1本
に、センタフレームのストッパ部を当接させて位置決め
するだけで、クローラフレームの拡縮作業が容易にでき
る。また、前記クローラフレームに取付ける複数個のボ
ルトは、センタフレームの脚部のストッパ部に当接させ
る位置決め用として用いるのみであり、径を細くして着
脱がし易くするようにすれば、クローラフレームの拡縮
作業工数が低減できる。さらに、前記クローラフレーム
に取付ける複数個のボルトに換えて、複数個のピンを用
いるようにすれば、クローラフレームに取付ける作業は
ボルトより簡単に行うことが可能である。
【0008】第2発明は、第1発明の構成において、前
記複数個のボルトは、前記センタフレームとクローラフ
レームとの位置決め用の位置決めプレートに設けたそれ
ぞれの挿入穴に挿入するとともに、それぞれスペーサを
嵌入してクローラフレームに取着し、かつ、前記スペー
サに前記センタフレームの脚部のストッパ部を当接する
ように構成したものである。上記構成によれば、第1発
明の作用効果に加えて、位置決めプレートを介して複数
個のボルトのうちの1本を着脱するようにすれば、セン
タフレームに対するクローラフレームの位置決めが容易
となり、クローラフレームの拡縮作業工数が低減でき
る。また、複数個のボルトにスペーサを嵌入させて、こ
のスペーサにセンタフレームの脚部のストッパ部を当接
するようにしたので、複数個のボルトには、前記ストッ
パ部が直接当たらないので耐久性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るクローラフ
レーム拡縮装置について、図16を参照して図1乃至図
13により説明する。尚、クローラフレームの拡縮と
は、センタフレームに対する左右のクローラフレームと
のゲージ幅を拡大、あるいは縮小することである。先
ず、クローラフレーム拡縮装置の第1実施例について、
図1乃至図11により説明する。図1はセンタフレーム
1とクローラフレーム3との締結状態を示す斜視図であ
る。図1に示すセンタフレーム1は、図16に示すセン
タフレーム1Aと同様に4つの脚部を有しており、この
4つの脚部のうちの1箇所を示している。センタフレー
ム1と、クローラフレーム3とは多数の締結ボルト5に
より締結するようになっている。詳しくは後述するセン
タフレーム1と、クローラフレーム3とを位置決めす
る、位置決めプレート6は、スペーサ9を介して取付ボ
ルト7によりクローラフレーム3に固定されている。本
発明の図1乃至図11に示す第1実施例では、位置決め
プレート6、およびスペーサ9を用いたもので説明する
が、当然位置決めプレート6、およびスペーサ9を廃止
して、センタフレーム1の脚部の外側に設けたストッパ
部1a,あるいはセンタフレーム1の脚部の内側に設け
たストッパ部1bと、クローラフレーム3に取着する複
数個の取付ボルト7とを備え、センタフレーム1に対し
て、クローラフレーム3のゲージ幅を変更するときは、
前記複数個の取付ボルト7のうちの少なくとも1本を取
外し、残りの取付ボルト7のうちのいずれか1本に、前
記ストッパ部1a、またはストッパ部1bに当接させ
て、センタフレーム1に対してクローラフレーム3を位
置決めすることは可能である。前記複数個の取付ボルト
7は、クローラフレーム3の拡縮作業のときに用いるも
のであり、センタフレーム1と、クローラフレーム3と
の連結には、複数個の締結ボルト5を用いるようにして
ある。したがって、前記複数個の取付ボルト7は、径を
細くして着脱が容易となるようにしてある。さらに、前
記クローラフレーム3に取付ける複数個の取付ボルト7
に換えて、図示しない複数個のピンを用いるようにすれ
ば、クローラフレームに取付ける作業はボルトより簡単
に行うことが可能である。
【0010】次に、図2はセンタフレーム1の締結部分
を示す上面図である。センタフレーム1のシート面に
は、締結ボルト5を貫通させる挿入穴1cが複数個設け
られている。また、センタフレーム1のシート面の側面
には、クローラフレーム3との位置決め用のストッパ部
1a,1bが設けられている。図3はクローラフレーム
3の締結部分を示す上面図である。センタフレーム1を
スライドさせるクローラフレーム3のスライド面3eに
は、前記取付ボルト7を取付けるためのねじ穴3a,3
b,3c,および締結ボルト5を取付けるためのねじ穴
3dが設けられている図4に示す位置決めプレート6に
は、図1に示す取付ボルト7を取着するための3個の挿
入穴6aを設けている。図5に示すスペーサ9は、外径
部9bを有する円筒で、内面には取付ボルト7を貫通さ
せる挿入穴9aが設けられている。
【0011】前記図1乃至図5を参照して図6乃至図1
1により第1実施例のクローラフレームの拡縮装置の詳
細について説明する。図6はセンタフレーム1に対し
て、クローラフレーム3は拡大位置(ゲージ幅を大きく
した位置)を示すものである。図7は、図6のA−A断
面図である。図6,図7に示す3個の取付ボルト7は、
それぞれねじ穴3a,3b,3cに取付けられており、
センタフレーム1のストッパ部1aは、ねじ穴3a上の
スペーサ9の外径部9bによって位置決めされている。
図6,図7に示すクローラフレーム3を拡大した状態
で、掘削等の作業を行うようになっている。
【0012】次に、図8はセンタフレーム1に対して、
クローラフレーム3は中間位置(ケージ幅の最大と最小
との中間位置のことである。)を示すものである。図9
は、図8のB−B断面図である。図8,図9に示す3個
の取付ボルト7は、それぞれねじ穴3a,3b,3cに
取付けられており、センタフレーム1のストッパ部1b
は、ねじ穴3c上のスペーサ9の外径部9bによって位
置決めされている。図8,図9に示すクローラフレーム
3を中間位置にした状態で、軽作業を行うことが可能と
なっている。
【0013】図10はセンタフレーム1に対して、クロ
ーラフレーム3は縮小位置(ゲージ幅を小さくした位
置)を示すものである。図11は、図10のC−C断面
図である。図10,図11に示す2個の取付ボルト7は
それぞれねじ穴3a,3bに取付けられている。センタ
フレーム1のストッパ部1bは、ねじ穴3b上のスペー
サ9の外径部9bによって位置決めされている。図1
0,図11に示すクローラフレーム3を縮小位置にした
状態で、建設機械を分解せずに輸送が行えるようになっ
ている。
【0014】図6,図7に示すクローラフレーム3の拡
大位置、あるいは図8,図9に示すクローラフレーム3
の中間位置から図10,図11に示すクローラフレーム
3の縮小位置に変更する場合は、図3に示すねじ穴3c
に取付けられている取付ボルト7、およびスペーサ9を
取外し、センタフレーム1のストッパ部1bを、ねじ穴
3b上のスペーサ9の外径部9bによって位置決めさせ
れば良い。クローラフレーム3を縮小位置から拡大位
置、または中間位置に変換する場合には、前記ねじ穴3
cに取付ボルト7を位置決めプレート6の挿入穴6a、
およびスペーサ9の挿入穴9aを用いて取着させるだけ
で、図6に示すクローラフレーム3の拡大位置、あるい
は図8に示すクローラフレーム3の中間位置とすること
が容易にできる。
【0015】図1乃至図11に示す第1実施例のクロー
ラフレーム拡縮装置によれば、前記実開平3−1151
57号に記載されているような図17に示す、位置決め
プレート80をサイドフレーム50に固定している2個
の取付ボルト90のうちの一方の取付ボルト(図の挿入
穴70を示す位置)を取外し、他方の取付ボルトを弛め
て、図の矢印に示す方向に位置決めプレート60を回動
させる。そして図に示すように位置決めプレート80を
位置決めした後に、2個の取付ボルト90により、再度
位置決めプレート90をサイドフレーム50に取付け
る、ような煩雑な分解作業は必要なくなる。すなわち、
クローラフレーム3を拡大位置、あるいは中間位置から
縮小位置に変更する場合は、1個の取付ボルト7、およ
びその取付ボルト7を貫通させる1個のスペーサ9を取
外すだけで簡単にゲージ変更することが可能である。ま
た、前述の如く、センタフレーム1のストッパ部1a,
1bを、スペーサ9の外径部9bに当接させることによ
り、簡単に位置決めさせることができる。さらに、セン
タフレーム1と、クローラフレーム3とは締結ボルト5
により取付けて剛性のあるものにしておけば、取付ボル
ト7の径は小さくすることができるので、クローラフレ
ーム3の拡縮作業が簡単にできる。したがって、作業
時、あるいは輸送時にクローラフレームの拡縮作業時間
を短縮して、作業能率を向上することができるので、油
圧ショベル等の建設機械に有用である。
【0016】次に、クローラフレームの拡縮装置の第2
実施例について図12,図13により説明する。第2実
施例は、前記第1実施例で用いた位置決めプレート6を
廃止したものである。第1実施例と同一符号を付したも
のは同一構成部品であり説明は省略する。図12は、図
6と同様のクローラフレーム3の拡大位置を示してい
る。図13は図12のD−D断面図である。図12,図
13に示す3個の取付ボルト7は、それぞれねじ穴3
a,3b,3cに取付けられている。図12に示すクロ
ーラフレーム3の拡大位置では、センタフレーム1のス
トッパ部1aは、ねじ穴3a上のスペーサ9の外径部9
bによって位置決めさせるようにしておけば、位置決め
プレート6は特に必要なくなり、さらに構造が簡単でク
ローラフレームの拡縮作業が容易となる。
【0017】以上説明した通り、前述の如く、図17に
示すような従来技術ではサイドフレーム50(本発明の
クローラフレームに相当する。)を最伸長位置、あるい
は最短縮位置から中間位置に変換する場合には、案内板
80をサイドフレーム50に固定している2個の取付ボ
ルト90のうちの一方の取付ボルト(図の挿入穴70を
示す位置)を取外し、他方の取付ボルトを弛めて、図の
矢印に示す方向に案内板80を回動させる。そして図に
示すように案内板80を位置決めした後に、2個の取付
ボルト90により、再度案内板80をサイドフレーム5
0に取付けるため繁雑な作業が必要であった。これに対
して、本発明のクローラフレームの拡縮装置によれば、
クローラフレーム3に取付けた複数個の取付ボルト7の
うちの少なくとも1本を取外し、クローラフレーム3に
取付けられる残りの取付ボルト7のうちの少なくとも1
本に、センタフレームのストッパ部1a,またはストッ
パ部1bを当接させるようにしてクローラフレーム3を
拡大位置、中間位置、あるいは縮小位置にすることが極
めて簡単な作業で可能となる。したがって、クローラフ
レームの拡縮作業が容易にできるので作業工数を低減す
ることができる。また、前記クローラフレームに取付け
る複数個のボルトは、センタフレームの脚部のストッパ
部に当接させる位置決め用として用いるのみであり、径
を細くして着脱がし易くするようにすれば、クローラフ
レームの拡縮作業工数が低減できる。
【0018】さらに、前記複数個の取付ボルト7は、前
記センタフレーム1とクローラフレーム3との位置決め
用の位置決めプレート6に設けたそれぞれの挿入穴3
a,3b,3cに挿入するとともに、それぞれスペーサ
9を嵌入してクローラフレーム3に取着し、かつ、スペ
ーサ9にセンタフレーム1の脚部のストッパ部1a,ま
たはストッパ1bを当接するようにすれば、センタフレ
ーム1に対するクローラフレーム3の位置決めが容易と
なりクローラフレームの拡縮作業工数が低減できる。
さらにまた、複数個の取付ボルト7にスペーサ9を嵌入
させて、このスペーサ9にセンタフレーム1の脚部のス
トッパ部1a,1bを当接するようにしたので、複数個
の取付ボルト7には、前記ストッパ部1a,1bが直接
当たらないので取付ボルト7の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンタフレームとクローラフレー
ムとの締結状態を示す斜視図である。
【図2】同、センタフレームの締結部分を示す上面図で
ある。
【図3】同、クローラフレームの締結部分を示す上面図
である。
【図4】同、位置決めプレートを説明する図である。
【図5】同、スペーサを説明する図である。
【図6】同、クローラフレームを拡大位置に締結した状
態を示す上面図である。
【図7】同、図6のA−A断面図である。
【図8】同、クローラフレームを中間位置に締結した状
態を示す上面図である。
【図9】同、図8のB−B断面図である。
【図10】同、クローラフレームを縮小位置に締結した
状態を示す上面図である。
【図11】同、図10のC−C断面図である。
【図12】本発明に係る第2実施例のクローラフレーム
を拡大位置に締結した状態を示す上面図である。
【図13】同、図12のD−D断面図である。
【図14】従来の油圧ショベル20の側面図である。
【図15】同、図14のZ視図である。
【図16】同、センタフレームと左右のクローラフレー
ムの構成図である。
【図17】同、先行技術の1例を説明する図である。
【符号の説明】
1 センタフレーム 1a,1b ストッパ部 3 クローラフレーム 5 締結ボルト 6 位置決めプレート 6a 挿入穴 7 取付ボルト 9 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体に装着されるセンタフレーム
    と、このセンタフレームの脚部と所定の位置で連結する
    クローラフレームとを備え、クローラフレームのゲージ
    幅を拡大位置、中間位置、あるいは縮小位置に拡縮する
    クローラフレームの拡縮装置において、 センタフレーム(1) の脚部に設けたストッパ部(1a,1b)
    と、 クローラフレーム(3) に取着し、かつ、前記センタフレ
    ーム(1) の脚部のストッパ部(1a,1b) に当接する複数個
    のボルト(7) とを有し、 前記センタフレーム(1) に対して前記クローラフレーム
    (3) のゲージ幅を変更するときは、前記複数個のボルト
    (7) のうちの少なくとも1本を取外し、残りのボルト
    (7) を前記ストッパ部(1a,1b) に当接させるようにした
    ことを特徴とするクローラフレームの拡縮装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクローラフレームの拡縮
    装置において、前記複数個のボルト(7) は、前記センタ
    フレーム(1) とクローラフレーム(3) との位置決め用の
    位置決めプレート(6) に設けた挿入穴(6a)に挿入すると
    ともに、それぞれスペーサ(9) を嵌入してクローラフレ
    ーム(3) に取着し、かつ、前記スペーサ(9) に前記セン
    タフレーム(1) の脚部のストッパ部(1a,1b) を当接する
    ようにしたことを特徴とするクローラフレームの拡縮装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010156123A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 伸縮トラックフレーム

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JP2010156123A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 伸縮トラックフレーム

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