JP2005002683A - ピン抜差し方法およびそれに用いるピン抜差し治具 - Google Patents

ピン抜差し方法およびそれに用いるピン抜差し治具 Download PDF

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Abstract

【課題】ピンを用いて結合された2つの部材に対するピンの抜差し作業を容易に行なう。
【解決手段】ピン13の近傍位置に取付けられるピン抜差し治具21を、互いに対面する一対の板体22A,22Aを有する長尺な支持枠部材22と、この支持枠部材22の長さ方向に沿って並列に設けられた多数の支点軸25とにより構成する。これにより、てこ棒26の支点部26Aを支持する支点軸25の位置を、ピン13の抜差し状態に応じて適宜に変えることができる。このため、てこ棒26の支点部26Aの位置を、ピン13の抜出し状態に応じた最適な位置に移動させつつ、てこ棒26を用いてピン13の抜差し作業を段階的に行なうことができるので、ピン13の抜差し作業時の作業性を高めることができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ等の建設機械に適用され、ピンを用いて結合される2つの部材に対して該ピンを抜差しするピン抜差し方法およびそれに用いるピン抜差し治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械は、自走可能な車体と、該車体に設けられた作業装置とにより大略構成されている。そして、油圧ショベルの作業装置は、通常、ブーム、アーム、バケット等により構成され、これらブーム、アーム、バケット等は、ピンを用いて互いに回動可能にピン結合されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−241365号公報
【0004】
ここで、上述の如き油圧ショベルの作業装置のうち、例えばバケットに対する保守、点検を行なう場合には、アームの先端側からバケットを取外すため、アームとバケットとのピン結合部からピンを抜出す作業と、保守、点検が終了したバケットを再びアームの先端側に取付けるため、アームとバケットとのピン結合部にピンを差込む作業とを行なう必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、バケットの容量を大きく設定した大型な油圧ショベルでは、大容量のバケットを支持するアームも大型化するため、アームとバケットとの間を結合するピンは、その軸方向寸法、外径寸法、重量が大きくなる。従って、このような長尺で重量の大きなピンを用いて結合されたアームとバケットとに対し、作業者が手作業でピンを抜差しする作業は、非常に困難な作業となってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、ピンを用いて結合された2つの部材に対するピンの抜差し作業を、容易に行なうことができるようにしたピン抜差し方法およびそれに用いるピン抜差し治具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、互いに対面する一対の長尺な部材からなる支持枠部材と、該支持枠部材に長さ方向に沿って並列に設けられた多数の支点部材とからなるピン抜差し治具を用いたピン抜差し方法であって、ピン抜差し治具の支持枠部材をピンによって結合される2つの部材のピン結合部近傍に取付ける治具取付工程と、ピン抜差し治具の支点部材にてこ棒の長さ方向途中部位をあてがい、前記てこ棒の長さ方向の一側を作用点としてピンの端面と係合し、前記てこ棒の長さ方向の他側を力点として前記てこ棒を移動することにより、2つの部材に対するピンの抜出し、差込みを行なうピン抜差し工程とを有している。
【0008】
このような方法を採用することにより、治具取付工程においてピン抜差し治具の支持枠部材を2つの部材のピン結合部近傍に取付けると、該支持枠部材に設けられた各支点部材はピンの軸方向に並ぶようになる。そして、続くピン抜差し工程において、てこ棒の長さ方向途中部位を任意の支点部材にあてがった状態で、てこ棒の長さ方向一側をピンの端面に係合させると共に長さ方向他側を移動(回動)することにより、該てこ棒を用いてピンの抜差しを容易に行なうことができる。
【0009】
請求項2の発明に係るピン抜差し治具は、ピンによって結合される2つの部材のピン結合部近傍に取付けられ、互いに間隔をもって対面する一対の長尺な部材からなる支持枠部材と、ピンを前記2つの部材に対して抜差しするてこ棒を支持するため該支持枠部材にその長さ方向に沿って並列に設けられた多数の支点部材とにより構成してなる。
【0010】
このように構成したことにより、支持枠部材を2つの部材のピン結合部近傍に取付け、該支持枠部材に設けられた多数の支点部材のうち一つの支点部材によっててこ棒を支持することができる。このため、てこ棒の長さ方向一側を作用点としてピンの端面に係合させると共に、てこ棒の長さ方向他側を力点として移動させることにより、てこ棒を用いてピンを容易に抜差しすることができる。この場合、ピン抜差し治具には、支持枠部材の長さ方向に沿って多数の支点部材が列設されているため、てこ棒を支持する支点部材の位置をピンの抜差し状態に応じて適宜に変えることができる。
【0011】
請求項3の発明は、支持枠部材の長さ方向の一端側には、前記支持枠部材を2つの部材のピン結合部近傍に固定する固定部を設ける構成としたことにある。このように構成したことにより、支持枠部材に設けた固定部を、2つの部材のピン結合部近傍に固定するだけで、支持枠部材に設けた支点部材を安定させることができる。このため、抜差し治具の支点部材によっててこ棒を安定して支持することができ、てこ棒を用いたピンの抜差し作業を円滑に行なうことができる。
【0012】
請求項4の発明は、支持枠部材の長さ方向の他端側には、他のピン抜差し治具に設けられた固定部が着脱可能に接続される接続部を設ける構成としたことにある。このように構成したことにより、2つの部材のピン結合部近傍に取付けたピン抜差し治具の接続部に、他のピン抜差し治具の固定部を接続するだけで、複数段のピン抜差し治具を直列に接続することができる。このため、抜差しするピンの軸方向寸法に応じて容易にピン抜差し治具の長さを変えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るピン抜差し方法およびピン抜差し治具の実施の形態を、油圧ショベルのアームとバケットとのピン結合部に対してピンを抜差しする場合を例に挙げ、図1ないし図10を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】
図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大略構成されている。
【0015】
そして、作業装置4は、基端側が上部旋回体3に回動可能にピン結合されたブーム5と、ブーム5の先端側に回動可能にピン結合されたアーム6と、アーム6の先端側に回動可能にピン結合されたバケット7と、アーム6と後述のバケットシリンダ12とにピン結合された第1のバケットリンク8と、バケット7と第1のバケットリンク8とにピン結合された第2のバケットリンク9と、ブーム5を駆動するブームシリンダ10と、アーム6を駆動するアームシリンダ11と、バケット7を駆動するバケットシリンダ12とにより大略構成されている。
【0016】
ここで、図2および図3に示すように、バケット7の基端側(アーム6側)には、アーム6の先端部を左,右方向から挟む左,右のブラケット7A,7Bが設けられ、該各ブラケット7A,7Bには、ピン挿通孔7A1,7B1がそれぞれ穿設されている。また、左,右のブラケット7A,7B間に挟込まれるアーム6の先端部には、ブラケット7A,7Bのピン挿通孔7A1,7B1と対応する部位に左,右方向に延びるピン挿通孔6Aが穿設されている。
【0017】
13はアーム6の先端部とバケット7のブラケット7A,7Bとの間を回動可能にピン結合するピンで、該ピン13は、図3に示すように、左,右方向に延びる長尺な円柱体により構成されている。そして、ピン13は、軸方向の中間部位がアーム6のピン挿通孔6Aに挿通され、軸方向の両端側がブラケット7A,7Bのピン挿通孔7A1,7B1に挿通されることにより、アーム6とバケット7との間を回動可能にピン結合するものである。
【0018】
ここで、ピン13の一端側には、図2および図4に示すように、ピン13の軸方向と直交する方向に突出するほぼ三角形状の突起部13Aが一体に設けられ、この突起部13Aは、後述の廻止め板15に係合する構成となっている。また、ピン13の一端側の端面には、例えばピン13を吊上げるときのアイボルト等を螺入するための雌ねじ穴14が螺設されている。
【0019】
15はバケット7の各ブラケット7A,7Bのうち一方のブラケット7Aに設けられた廻止め板で、該廻止め板15は、図4に示すように、ピン13の突起部13Aとほぼ等しい肉厚を有する矩形状の板体からなり、ブラケット7Aに溶接等の手段を用いて固着されている。ここで、廻止め板15の長さ方向中間部には凹陥部15Aが凹設され、該凹陥部15Aにピン13の突起部13Aが係合することにより、ピン13の回転を規制することができる構成となっている。また、廻止め板15には、凹陥部15Aを挟んで2個の雌ねじ穴15B,15Bが螺設されている。
【0020】
16は廻止め板15に取付けられた抜止め板で、該抜止め板16は、図4に示すように、廻止め板15とほぼ等しい外形を有する矩形状の板体からなり、廻止め板15の各雌ねじ穴15Bと対応する位置に2個のボルト挿通孔16A,16Aが穿設されている。そして、抜止め板16は、ボルト挿通孔16Aに挿通したボルト17を、廻止め板15の雌ねじ穴15Bに螺合することにより、該廻止め板15に固定されるものである。これにより、廻止め板15の凹陥部15Aに係合したピン13の突起部13Aを、ブラケット7Aと抜止め板16との間で挟込み、ピン13が軸方向に抜出すのを抑える構成となっている。
【0021】
このように、油圧ショベル1のアーム6とバケット7との2部材間は、ピン13を用いて回動可能にピン結合され、油圧ショベル1の作動時には、バケットシリンダ12の伸縮動作に応じてバケット7がピン13を中心として回動動作を行なうことにより、該バケット7によって土砂等を掘削することができる。
【0022】
ここで、例えばバケット7に対する保守、点検を行なう場合には、アーム6の先端部からバケット7を取外すため、アーム6とバケット7(ブラケット7A,7B)との間からピン13を抜出す作業と、保守、点検が終了したバケット7を再びアーム6の先端部に取付けるため、アーム6とバケット7とにピン13を差込む作業とを行なう必要がある。
【0023】
そして、本実施の形態では、例えばアーム6とバケット7との2部材に対してピン13を抜差しするときの作業性を高めるため、後述のピン抜差し治具21を用いたピン抜差し方法を採用しており、以下、このピン抜差し治具21について、図5ないし図10を参照しつつ説明する。
【0024】
図中、21はアーム6とバケット7との2部材に対してピン13を抜差しするために用いるピン抜差し治具で、該ピン抜差し治具21は、後述の支持枠部材22、雄ねじ部23、雌ねじ部24、各支点軸25等により構成されている。
【0025】
22は支持枠部材で、該支持枠部材22は、例えば鋼板材等を用いて形成され、互いに間隔をもって対面する一対の長方形の板体22A,22Aを備え、各板体22Aの長さ方向の一端側は底板22Bによって連結され、各板体22Aの長さ方向の他端側は蓋板22Cによって連結されている。これにより、支持枠部材22は、各板体22A,22A、底板22B、蓋板22Cによって長方形の閉断面形状を有する強固な枠体を構成し、各板体22A間には、後述のてこ棒26が遊挿される間隔が形成されている。
【0026】
23は支持枠部材22の長さ方向の一端側に位置する底板22Bに突設された固定部としての1本の雄ねじ部で、該雄ねじ部23は、ブラケット7Aに固着された廻止め板15の雌ねじ穴15Bに螺着されるものである。そして、雄ねじ部23を廻止め板15の雌ねじ穴15Bに螺着することにより、ピン抜差し治具21を、アーム6とバケット7とのピン結合部であるピン13の近傍位置に固定することができる構成となっている。
【0027】
24は支持枠部材22の長さ方向の他端側に位置する蓋板22Cに設けられた接続部としての雌ねじ部で、該雌ねじ部24は、例えば蓋板22Cに溶接等の手段を用いて固着されたナットによって構成され、上述の雄ねじ部23が螺着されるものである。従って、先に廻止め板15に固定されたピン抜差し治具21の雌ねじ部24に、他のピン抜差し治具21の雄ねじ部23を螺着することにより、複数段(例えば2段)のピン抜差し治具21,21を直列に接続することができる構成となっている。
【0028】
25,25,…は支持枠部材22を構成する各板体22A,22A間にその長さ方向に沿って並列に設けられた多数の支点部材としての支点軸で、これら各支点軸25は、例えば棒鋼等により短尺な円柱状に形成されている。ここで、各支点軸25は、軸方向の両端側が各板体22Aに固着され、支持枠部材22の長さ方向に等しい間隔をもって梯子状に連続している。そして、各支点軸25は、後述するてこ棒26の長さ方向途中部位が当接することにより、該てこ棒26の支点を構成するものである。
【0029】
そして、雄ねじ部23を廻止め板15の雌ねじ穴15Bに螺着することにより、ピン抜差し治具21をピン13の近傍位置に固定した状態では、各支点軸25は、ピン13の軸方向に連続するようになる。これにより、抜差しすべきピン13の軸方向寸法に応じて各支点軸25のうち最適な位置にある支点軸25を選択し、この選択した支点軸25によっててこ棒26を支持することができる構成となっている。
【0030】
26はピン13の抜差し作業時に作業者によって操作されるてこ棒で、該てこ棒26は、図6ないし図8に示すように、ピン抜差し治具21の支持枠部材22を構成する各板体22Aの間隔よりも小さく、かつ各支点軸25の間隔よりも小さい外径寸法を有する1本の棒材により構成されている。
【0031】
ここで、てこ棒26は、図8に示すように、長さ方向の途中部位が、ピン抜差し治具21の支点軸25に当接する支点部26Aとなり、長さ方向の一側が、後述のアイボルト27を介してピン13の端面に係合する作用点としてのピン係合部26Bとなり、長さ方向の他側が、作業者Mによって操作される力点としての操作部26Cとなっている。
【0032】
そして、てこ棒26は、支点部26Aを支点軸25にあてがった状態で、作業者Mが操作部26Cをピン13に沿って移動させることにより、アーム6とバケット7(ブラケット7A,7B)とに対し、ピン13を抜差しするものである。
【0033】
27はピン13の抜差し作業時に該ピン13に取付けられるアイボルトで、該アイボルト27は、ピン13の一端側の端面に形成された雌ねじ穴14に螺着されている。そして、アイボルト27は、図5に示すように、ピン13の端面から突出する環状部27Aを有し、該環状部27Aは、てこ棒26のピン係合部26Bが挿入されるものである。これにより、てこ棒26を用いたピン13の抜差し作業時には、てこ棒26のピン係合部26Bは、アイボルト27を介してピン13の端面に係合する構成となっている。
【0034】
本実施の形態によるピン抜差し治具21は、上述の如き構成を有するもので、次に、このピン抜差し治具21を用いたピン13の抜差し方法について説明する。
【0035】
まず、アーム6とバケット7からピン13を抜出す場合には、図5に示すように、バケット7のブラケット7Aに固着した廻止め板15から抜止め板16を取外し、廻止め板15の雌ねじ穴15Bを開放する。また、ピン13の一端側の端面に螺設した雌ねじ穴14に、アイボルト27を螺着する。
【0036】
次に、廻止め板15の各雌ねじ穴15Bのうち一方に、ピン抜差し治具21の雄ねじ部23を螺着する。これにより、ピン抜差し治具21を、アーム6とバケット7とのピン結合部であるピン13の近傍位置に固定することができる。
【0037】
そして、廻止め板15に1段目のピン抜差し治具21を固定した後、この1段目のピン抜差し治具21の雌ねじ部24に、2段目のピン抜差し治具21の雄ねじ部23を螺着する。これにより、長さ方向に連続した2段のピン抜差し治具21,21を、抜出すべきピン13の近傍部位に取付けることができる(治具取付工程)。
【0038】
次に、図6ないし図8に示すように、てこ棒26を用意し、このてこ棒26の支点部26Aを、ピン抜差し治具21を構成する各支点軸25のうち最適な位置にある支点軸25にあてがう。そして、てこ棒26のピン係合部26Bを、ピン13の端面に取付けたアイボルト27の環状部27Aに挿通することにより、てこ棒26の作用点となるピン係合部26Bを、アイボルト27を介してピン13の端面に係合させる。
【0039】
この状態で、作業者Mがてこ棒26の力点となる操作部26Cを把持し、該操作部26Cを、ピン13に沿って図8中の矢示A方向(抜出し方向)に移動させる。これにより、てこ棒26のピン係合部26Bは、支点部26Aを支点としてピン13を抜出す方向に回動するので、このピン係合部26Bにアイボルト27を介して係合したピン13を、アーム6とバケット7とから抜出すことができる(ピン抜差し工程)。
【0040】
この場合、ピン抜差し治具21には、てこ棒26の支点部26Aを支持するための多数の支点軸25が、支持枠部材22の長さ方向に沿って列設されている。このため、ピン13の抜出し状態(ブラケット7Aからの突出長さ)に応じて、てこ棒26の支点部26Aを支持する支点軸25の位置を適宜に変えていくことができる。
【0041】
これにより、例えば図9に示すように、てこ棒26の支点部26Aの位置を、ピン13の抜出し状態に応じた最適な位置に移動させた状態で、該てこ棒26を用いてピン13の抜出し作業を段階的に行なうことができるので、抜出すべきピン13の軸方向寸法に関わらず、当該ピン13をアーム6とバケット7とから容易に抜取ることができ、このピン13の抜出し作業時の作業性を高めることができる。
【0042】
一方、抜出したピン13を再びアーム6とバケット7とに差込む場合には、図10に示すように、1段目のピン抜差し治具21をピン13の近傍位置に固定した後、この1段目のピン抜差し治具21に2段目のピン抜差し治具21を接続する。これにより、長さ方向に連続した2段のピン抜差し治具21,21を、抜出すべきピン13の近傍部位に取付ける(治具取付工程)。
【0043】
次に、てこ棒26の支点部26Aを、ピン抜差し治具21を構成する支点軸25にあてがうと共に、てこ棒26のピン係合部26Bを、ピン13の端面に取付けたアイボルト27を介してピン13の端面に係合させる。
【0044】
この状態で、作業者Mがてこ棒26の力点となる操作部26Cを把持し、該操作部26Cを、ピン13に沿って図10中の矢示B方向(差込み方向)に移動させる。これにより、てこ棒26のピン係合部26Bは、支点部26Aを支点としてピン13を差込む方向に回動するので、このピン係合部26Bにアイボルト27を介して係合したピン13を、アーム6とバケット7とに差込むことができる(ピン差込み工程)。
【0045】
そして、このピン13の差込み作業時においても、てこ棒26の支点部26Aの位置を、ピン13の差込み状態に応じた最適な位置に移動させつつ、該てこ棒26を用いてピン13の差込み作業を段階的に行なうことができるので、差込むべきピン13の軸方向寸法に関わらず、当該ピン13をアーム6とバケット7とに容易に挿入することができ、このピン13の差込み作業時の作業性を高めることができる。
【0046】
かくして、本実施の形態によれば、ピン抜差し治具21には、長尺な支持枠部材22の長さ方向に沿って多数の支点軸25が並列に設けられているため、てこ棒26の支点部26Aを支持する支点軸25の位置を、ピン13の抜差し状態に応じて適宜に変えることができる。このため、てこ棒26の支点部26Aの位置を、ピン13の抜出し状態に応じた最適な位置に移動させつつ、該てこ棒26を用いてピン13の抜差し作業を段階的に行なうことができる。これにより、抜出すべきピン13の軸方向寸法に関わらず、当該ピン13をアーム6とバケット7とに対して容易に抜差しすることができ、このピン13の抜差し作業時の作業性を高めることができる。
【0047】
また、本実施の形態によるピン抜差し治具21は、支持枠部材22の長さ方向の一端側に雄ねじ部23が設けられているので、この雄ねじ部23を廻止め板15の雌ねじ穴15Bに螺着することにより、ピン抜差し治具21を、アーム6とバケット7とのピン結合部(ピン13)の近傍に固定することができる。
【0048】
これにより、ピン抜差し治具21を構成する各支点軸25によって、てこ棒26の支点部26Aを安定して支持することができ、てこ棒26を用いたピン13の抜差し作業を円滑に行なうことができる。
【0049】
さらに、本実施の形態によるピン抜差し治具21は、支持枠部材22の長さ方向の他端側に雌ねじ部24が設けられているので、例えば、ブラケット7Aの廻止め板15に固定された1段目のピン抜差し治具21の雌ねじ部24に、2段目のピン抜差し治具21の雄ねじ部23を螺着することにより、長さ方向に連続した2段のピン抜差し治具21,21を、抜出すべきピン13の近傍部位に取付けることができる。
【0050】
これにより、例えばピン13の軸方向寸法が大きく、1段のピン抜差し治具21だけではピン13の抜差し作業を円滑に行うことが困難な場合でも、長さ方向に連続した2段のピン抜差し治具21,21を用いることにより、軸方向寸法が大きなピン13に対する抜差し作業を円滑に行なうことができる。
【0051】
また、複数個のピン抜差し治具21を接続することにより、長さ方向に連続する多段のピン抜差し治具21,21を構成することができるので、ピン抜差し治具21を容易に製造することができ、かつ、ピン抜差し治具21を運搬するときの作業性を高めることができる。
【0052】
なお、上述した実施の形態では、ピン抜差し治具21を構成する支持枠部材22を、一対の長方形の板体22Aを用いて形成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばパイプ材からなる筒体、H形鋼、I形鋼、みぞ形鋼等の形鋼を用いて支持枠部材を形成してもよい。
【0053】
また、上述した実施の形態では、アーム6とバケット7との間を結合するピン13を抜差しする場合を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばブーム5のフート部と旋回フレームとの間を結合するピン、ブーム5とアーム6との間を結合するピン等の他のピン結合部のピンを抜差しする場合に広く適用することができる。
【0054】
また、上述した実施の形態では、ピン13の軸方向寸法に応じてピン抜差し治具21を2段に接続した場合を例に挙げている。しかし、本発明はこれに限らず、例えば1段だけのピン抜差し治具21を用いてもよく、3段以上に接続したピン抜差し治具21を用いてもよい。
【0055】
また、上述した実施の形態では、ピン13の端面に該ピン13を吊上げるときのアイボルト等を螺入するための雌ねじ穴14が螺設されている場合に、この雌ねじ穴14を利用してアイボルト27を取付ける場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばピン13の端面にグリースニップルを螺着するための雌ねじ穴(いずれも図示せず)が螺設されている場合には、このグリースニップル用の雌ねじ穴を利用してアイボルト27を取付ける構成としてもよい。
【0056】
さらに、上述した実施の形態では、ピン抜差し治具21を適用する対象として油圧ショベルのピン結合部を例に挙げている。しかし、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホイールローダ等の他の建設機械のピン結合部にも広く適用することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明に係るピン抜差し方法によれば、治具取付工程において、ピン抜差し治具の支持枠部材を2つの部材のピン結合部近傍に取付けることにより、該支持枠部材に設けられた各支点部材をピンの軸方向に並ばせることができる。そして、続くピン抜差し工程において、てこ棒の長さ方向途中部位を任意の支点部材にあてがい、てこ棒の長さ方向一側をピンの端面と係合すると共に長さ方向他側をピンに沿って移動することにより、該てこ棒を用いてピンの抜差しを容易に行なうことができる。この場合、ピン抜差し治具には、支持枠部材の長さ方向に沿って多数の支点部材が列設されているため、てこ棒を支持する支点部材の位置をピンの抜差し状態に応じて適宜に変えながら、てこ棒を用いてピンの抜差し作業を段階的に行なうことができる。従って、抜差しするピンの軸方向寸法に関わらず当該ピンを容易に抜差しすることができ、この抜差し作業の作業性を高めることができる。
【0058】
また、請求項2の発明によれば、ピン抜差し治具を、ピンによって結合される2つの部材のピン結合部近傍に取付けられ、互いに間隔をもって対面する一対の長尺な部材からなる支持枠部材と、ピンを抜差しするてこ棒を支持するため該支持枠部材にその長さ方向に沿って並列に設けられた多数の支点部材とにより構成している。これにより、てこ棒の長さ方向途中部位をピン抜差し治具の支点部材によって支持した状態で、該てこ棒を用いてピンを抜差しする場合に、てこ棒を支持する支点部材の位置をピンの抜差し状態に応じて適宜に変えることができる。このため、てこ棒の支点をピンの抜出し状態に応じた最適な位置に移動させつつ、該てこ棒を用いてピンの抜差し作業を段階的に行なうことができるので、抜出すべきピンの軸方向寸法に関わらず、当該ピンを容易に抜差しすることができ、その作業性を高めることができる。
【0059】
また、請求項3の発明によれば、支持枠部材の長さ方向の一端側に、該支持枠部材をピン結合部近傍に固定する固定部を設ける構成としたので、この固定部をピン結合部近傍に固定することにより、支持枠部材に設けた支点部材を安定させることができる。このため、抜差し治具の支点部材によっててこ棒を安定して支持することができ、てこ棒を用いたピンの抜差し作業を円滑に行なうことができる。
【0060】
さらに、請求項4の発明によれば、支持枠部材の長さ方向の他端側に、他のピン抜差し治具に設けられた固定部が着脱可能に接続される接続部を設ける構成としたので、2つの部材のピン結合部近傍に取付けたピン抜差し治具の接続部に、他のピン抜差し治具の固定部を接続することにより、複数段のピン抜差し治具を直列に接続することができる。このため、抜差しするピンの軸方向寸法に応じて容易にピン抜差し治具全体の長さを変えることができる。また、ピン抜差し治具を容易に製造することができ、かつ、ピン抜差し治具を運搬するときの作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用される油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のアーム、バケット、ピン等を示す拡大正面図である。
【図3】アーム、バケット、ピン等を図2中の矢示III−III方向からみた右側面図である。
【図4】図2中のバケットのブラケット、ピン、廻止め板、抜止め板等を拡大して示す分解斜視図である。
【図5】バケットのブラケット、ピン、廻止め板、ピン抜差し治具、てこ棒、アイボルト等を拡大して示す分解斜視図である。
【図6】ピン抜差し治具、てこ棒等を用いてアームとバケットとのピン結合部からピンを抜出す状態を示す図2と同様な拡大正面図である。
【図7】図6中のピン、ピン抜差し治具、てこ棒等の要部を拡大して示す要部拡大図である。
【図8】ピン、ピン抜差し治具、てこ棒等を図7中の矢示VIII−VIII方向からみた平面図である。
【図9】ピンが抜出された状態を示す図8と同様な平面図である。
【図10】ピン抜差し治具、てこ棒等を用いてアームとバケットとのピン結合部にピンを差込む状態を示す図9と同様な平面図である。
【符号の説明】
6 アーム
7 バケット
13 ピン
21 ピン抜差し治具
22 支持枠部材
23 雄ねじ部(固定部)
24 雌ねじ部(接続部)
25 支点軸(支点部材)
26 てこ棒
26A 支点部
26B ピン係合部(作用点)
26C 操作部(力点)

Claims (4)

  1. 互いに対面する一対の長尺な部材からなる支持枠部材と、該支持枠部材に長さ方向に沿って並列に設けられた多数の支点部材とからなるピン抜差し治具を用いたピン抜差し方法であって、
    前記ピン抜差し治具の支持枠部材をピンによって結合される2つの部材のピン結合部近傍に取付ける治具取付工程と、
    前記ピン抜差し治具の支点部材にてこ棒の長さ方向途中部位をあてがい、前記てこ棒の長さ方向の一側を作用点として前記ピンの端面と係合し、前記てこ棒の長さ方向の他側を力点として前記てこ棒を移動することにより、前記2つの部材に対する前記ピンの抜出し、差込みを行なうピン抜差し工程とを有するピン抜差し方法。
  2. ピンによって結合される2つの部材のピン結合部近傍に取付けられ、互いに間隔をもって対面する一対の長尺な部材からなる支持枠部材と、
    前記ピンを前記2つの部材に対して抜差しするてこ棒を支持するため該支持枠部材にその長さ方向に沿って並列に設けられた多数の支点部材とにより構成してなるピン抜差し治具。
  3. 前記支持枠部材の長さ方向の一端側には、前記支持枠部材を前記2つの部材のピン結合部近傍に固定する固定部を設ける構成としてなる請求項2に記載のピン抜差し治具。
  4. 前記支持枠部材の長さ方向の他端側には、他のピン抜差し治具に設けられた前記固定部が着脱可能に接続される接続部を設ける構成としてなる請求項2または3に記載のピン抜差し治具。
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