JP4875974B2 - 建設機械のジャッキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クローラクレーン等の分解組立作業を行う建設機械のジャッキ装置に関する。
一般に、大型クレーン等は、輸送重量を軽減するために上部旋回体を下部走行体から分解して輸送するが、この輸送時における分解組立作業を上部旋回体をジャッキアップして行うようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載のものは、上部旋回体の前側および後側のそれぞれに車幅方向に拡縮可能なビームを取り付け、ビームの両端部に油圧シリンダを垂直方向に延設して、油圧シリンダの伸張により上部旋回体をジャッキアップする。上部旋回体の輸送時には油圧シリンダを縮退するとともに、法令で定められた輸送幅に収まるようにビームを縮退する。
特開平7−228483号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のものは、上部旋回体にビームを取り付けたままビームと油圧シリンダを上部旋回体と一体に輸送するため、輸送重量の十分な軽減には至らなかった。
本発明による建設機械のジャッキ装置は、走行体上に搭載される機体フレームを走行体から分離してジャッキアップする複数のジャッキ本体と、機体フレームを運搬車両に搭載したまま、複数のジャッキ本体を機体フレームに着脱可能に取り付ける取付手段とを備えた建設機械のジャッキ装置であって、ジャッキ本体には、ジャッキ本体を機体フレームの端部に取り付けるためのジャッキ取付用ブラケットが一体に設けられ、機体フレームの後端部にはカウンタウエイト取付用ブラケットが設けられ、ジャッキ取付用ブラケットは、カウンタウエイト取付用ブラケットに着脱可能に設けられるように構成されていることを特徴とする。
取付手段は、機体フレームの端部に着脱可能に取り付けられる中間フレームを有し、複数のジャッキ本体は、その一部が前記中間フレームの端部に取り付けられる態様とすることができる。
また、本発明による建設機械のジャッキ装置は、走行体上に搭載される機体フレームを走行体から分離してジャッキアップする複数のジャッキ本体と、機体フレームを運搬車両に搭載したまま、複数のジャッキ本体を機体フレームに着脱可能に取り付ける取付手段とを備え、ジャッキ本体は、機体フレームの一端部に取り付けられ、機体フレームの上下方向に伸縮する少なくとも一対のシリンダを有する第1のジャッキ本体と、機体フレームの他端部に取り付けられ、機体フレームの上下方向に伸縮する少なくとも一対のシリンダを有する第2のジャッキ本体と、輸送時に第1のジャッキ本体と第2のジャッキ本体とを一体化する一体化手段とを有することを特徴とする。
取付手段は、機体フレームの端部に着脱可能に取り付けられる中間フレームを有し、第1、第2のジャッキ本体の一方は、中間フレームの端部に取り付けられる態様とすることができる。
本発明によれば、機体フレームを運搬車両に搭載したまま、ジャッキ本体を機体フレームに着脱可能に取り付けるようにしたので、機体フレームとジャッキ本体を別々に輸送することができ、輸送重量を十分に軽減できる。
以下、図1〜図18を参照して本発明による建設機械のジャッキ装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るジャッキ装置が適用される建設機械の一例であるクレーンの外観側面図である。下部走行体1の上方には上部旋回体2が旋回可能に搭載されている。上部旋回体2の前部には前後方向に回動可能にブーム3が軸支され、ブーム3の後方には旋回体2の上方を通って前後方向に回動可能にライブマスト4が軸支されている。旋回体2の前端部には運転室5が設けられ、後端部にはカウンタウエイト6が設けられている。旋回体2には、フロントドラム7、リヤドラム8、起伏ドラム9が搭載されている。
ブーム3の先端部からはワイヤロープ10を介してフック11が吊り下げられている。ワイヤロープ10はドラム(例えばフロントドラム7)の駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりフック11が昇降する。ブーム3の先端部とライブマスト4の先端部とはペンダントロープ12を介して連結されている。ライブマスト4の先端部にはシーブ13が設けられ、このシーブ13とメインフレーム200の後端部に設けられたシーブ(不図示)との間に起伏ロープ15が掛け回されている。起伏ロープ15は起伏ドラム9の駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりライブマスト4が前後方向に回動し、ペンダントロープ12を介してブーム3が起伏する。
図2は、上部旋回体2の輸送姿勢を示す側面図である。輸送姿勢において、ライブマスト4は略水平状態となるように後方に倒回し、旋回体2の上部に格納される。また、輸送姿勢では上部旋回体2から下部走行体1、カウンタウエイト6、およびブーム3が分離され、トレーラ100には上部旋回体2が単独で搭載される。なお、図2(a)では上部旋回体2が車両前方に向けて搭載され、図2(b)では車両後方に向けて搭載されている。
図3、4は、クレーンの組立途中の状態を示す側面図および平面図である。図3では、輸送姿勢の上部旋回体2をジャッキアップして、その下方に下部走行体1をトレーラ100によって搬送した状態を示し、図4では、さらに下部走行体1をジャッキアップした状態を示している。
図3,4に示すように上部旋回体2の前端部および後端部にはそれぞれ前ジャッキ30および後ジャッキ40が設けられ、これら前後ジャッキ30,40により上部旋回体2がジャッキアップされている。また、下部走行体1の左右側面にはそれぞれ前後一対のジャッキ50が設けられ、これらジャッキ50により下部走行体1はジャッキアップされている。
前ジャッキ30は、左右方向に延在するビーム31と、ビーム31の左右端部に設けられた一対の油圧シリンダ32とを有し、全体が略門型形状をなしている。後ジャッキ40は、左右方向に延在するビーム41と、ビーム41の左右端部に設けられた左右一対の油圧シリンダ42とを有し、全体が略門型形状をなしている。なお、図3では油圧シリンダ32,42の下端部がポンツーン21を介して接地されている。
下部走行体1のジャッキ50は、回動軸53(図8)を介して水平方向(図4のAB方向)に回動可能に設けられたアーム51と、アーム51の先端部に設けられた油圧シリンダ52とを有する。輸送時には油圧シリンダ52を縮退してアーム51を内側(図4のB方向)に回動し、図3に示すように下部走行体1の左右側面にジャッキ50を格納する。
本実施の形態では、前ジャッキ30および後ジャッキ40が上部旋回体2に着脱可能に設けられ、上部旋回体2とジャッキ30,40が別々の運搬車両により輸送される。以下、この点について説明する。
図5は、上部旋回体2の後端部を拡大して示した斜視図であり、図5(a),(b)はそれぞれ後ジャッキ40の取付前、取付後の状態を示している。なお、図5(a)には前ジャッキ30と後ジャッキ40を一体化した状態を示している。旋回体2のメインフレーム200の後端部には、板状の左右一対のブラケット201が後方に向けて突設されている。ブラケット201の上面には凹部202が設けられ、凹部202の下方に貫通孔203が開口されている。
ブラケット201はカウンタウエイト取付用のブラケットである。図6に示すようにカウンタウエイト6はベースウエイト61を有し、ベースウエイト61の上部に複数段のウエイトを搭載して構成される。ベースウエイト61の上面には左右一対のブラケット62が立設されている。各ブラケット62には左右方向にピン63が突設され、ピン63の下方に貫通孔64が開口されている。メインフレーム200のブラケット上面の凹部202にベースウエイト61のピン63を係合し、貫通孔203,64を貫通して貫通ピンを挿入することで、カウンタウエイト6がメインフレーム200に取り付けられる。
本実施の形態では、クレーン分解組立作業時に、このカウンタ取付用のブラケット201を後ジャッキ取付用ブラケットとして用いる。図5(a)に示すように後ジャッキ40のビーム41の前面には、ブラケット43が突設されている。図7は、後ジャッキ40を上方から見た図である。図7に示すようにブラケット43は、メインフレーム200の左右のブラケット201をそれぞれ挟み込むように、つまり各ブラケット201の板厚分だけ隔ててそれぞれ左右に一対づつ設けられ、この一対のブラケット43の間にピン44が架設されている。図5(a)に示すようにブラケット43のピン44の下方には貫通孔45が開口されている。
図5(b)では、メインフレーム200のブラケット上面の凹部202に後ジャッキ40のピン44が係合され、メインフレーム200の貫通孔203と後ジャッキの45の貫通孔45を貫通して貫通ピン46が挿入されている。これにより後ジャッキ40がメインフレーム200の後端部に取り付けられる。
図8は、組立作業途中のクレーンを斜め前方から見た斜視図である。メインフレーム200の前端部には、板状部材からなる左右一対のブラケット210が前方に向けて突設されている。ブラケット210には貫通孔210aが開口され、この貫通孔210aを貫通したピンを介し、ブーム3(図1)の基端部がメインフレーム200に回動可能に取り付けられる。
本実施の形態では、クレーンの分解組立作業時に、ブーム取付用のブラケット210を前ジャッキ取付用ブラケットとして利用する。但し、ブラケット210の右側方には運転室6が、左側方にはサブフレーム220がメインフレーム200よりも前方に突出して設けられているため、ブラケット210に前ジャッキ30を直接取り付けることは困難である。そこで、以下のように中間フレーム70を介してメインフレーム200に前ジャッキ30を取り付ける。
図9は、中間フレーム取付後の上部旋回体2の前端部を拡大して示した斜視図であり、図10は、中間フレーム70を上方から見た図、図11は側方から見た図である。なお、図10,11には中間フレーム70と前ジャッキ30の取付部も示している。中間フレーム70は、メインフレーム200と前ジャッキ30とを連結する連結フレーム部71と、連結フレーム部71の下方に設けられたリブ板部72とを有する。連結フレーム部71は、前板711と後板712と左右の側板713と上板714と下板715とを接合してなる。リブ板部72は下板715と後板712とに接合され、連結フレーム部71の補強部材として機能する。
図9,10に示すようにメインフレーム200のブラケット210の貫通孔210aにはピン720が挿通されている。後板712の後面上端部には、上部ブラケット716が後方に向けて突設されている。上部ブラケット716は、左右のブラケット210をそれぞれ挟むように、つまり各ブラケット210の板厚分だけ隔てて左右に一対づつ設けられている。図11に示すようにブラケット716の下面には凹部716aが形成されている。後板712の後面下端部には左右一対の下部ブラケット717が設けられ、下部ブラケット717には貫通孔717aが開口されている。
図9においては、中間フレーム70の上部ブラケット716の凹部716aがメインフレーム200のピン720に係合するとともに、下部ブラケット717の貫通孔717aとメインフレーム200のブラケット210とを貫通してピン721(図11)が挿入されている。これによりメインフレーム200のブラケット210の上下で中間フレーム70が固定されている。
中間フレーム70の前板711の前面には、前方に向けてブラケット718が突設されている。ブラケット718は左右に一対づつ設けられ、各ブラケット718の間にはピン719が架設され、ピン719の下方のブラケット718には貫通孔718aが開口されている。
図12は、中間フレーム70のブラケット718に前ジャッキ30を取り付けた状態を示す斜視図である。図10,12に示すように前ジャッキ30のビーム31の後面には後方に向けてブラケット33が突設されている。ブラケット33は、左右に一対づつ設けられ、左右のブラケット718の内側にブラケット33が挿入されている。図13は、前ジャッキ30の要部側面図である。ブラケット33には図示のように後面から上方に向けて切り欠き部33aが設けられ、切り欠き部33aの下方に貫通孔33bが開口されている。
図12では、ブラケット33の切り欠き部33aが中間フレーム70のピン719に係合するとともに、中間フレーム70の貫通孔718aと前ジャッキ30の貫通孔33bとを貫通して貫通ピン722(図11)が挿入されている。これにより中間フレーム70の前端部に前ジャッキ30が固定され、前ジャッキ30のビーム31は運転室6よりも前方にて左右に延設される。
次に、前ジャッキ30と後ジャッキ40の輸送姿勢について説明する。図14(a)は前ジャッキ30と後ジャッキ40の輸送姿勢を示す側面図であり、図14(b)は図14(a)の矢視b図である。図5にも示すように後ジャッキ40のビーム41には、ブラケット43の反対側に輸送用ブラケット47が設けられている。輸送用ブラケット47は、前述した中間フレーム70のブラケット718(図10)と同様、左右に一対づつ設けられている。ブラケット47の間にはピン48が架設されるとともに、ピン48の下方に貫通孔47aが開口されている。
図14では、前ジャッキ30のブラケット33の切り欠き部33aが後ジャッキ40の輸送用ブラケット47のピン48に係合するとともに、輸送用ブラケット47の貫通孔47aと前ジャッキ30の貫通孔33bとを貫通して貫通ピン49が挿入されている。これにより前ジャッキ30と後ジャッキ40が一体化される。なお、貫通ピン49を貫通ピン722(図11)として用いることもできる。
図15は、輸送姿勢のジャッキ30,40をトラックの荷台に搭載した様子を示す斜視図である。一体化されたジャッキ30,40は4本のシリンダ31,41によって自立した状態で荷台に搭載され、ビーム32,42の下側の空間に中間フレーム70が搭載されている。なお、図16に示すように前ジャッキ30と後ジャッキ40の間隔が下方にいくほと広がるように、つまり略ハの字形状となるようにブラケット47を構成することもできる。これにより図15のものに比べ輸送姿勢におけるジャッキ30,40の重心の位置が低くなるため、ジャッキ30,40をより安定して輸送することができる。
次に、本実施の形態に係るジャッキ装置を用いてクレーンを組み立たる場合の手順について説明する。輸送時には図2に示すように上部旋回体2は下部走行体から分離してトレーラ100に搭載される。また、図15に示すように前ジャッキ30と後ジャッキ40は一体化し、自立した姿勢でトラック70に搭載される。作業現場に到着すると、補助クレーンを用いて前ジャッキ30と後ジャッキ40を一体に吊り上げる。例えば図17に示すように前ジャッキ30の上端部に吊り具35を設け、吊り具35にロープを引っ掛けて吊り上げる。図17に示すように吊り具35を設けると、後ジャッキ40の下端部が前ジャッキ30側に傾斜する。
次いで、図5(a)に示すように後ジャッキ40のブラケット43を前側にした状態で、ライブマスト4の下方を通ってクレーン前方にジャッキ30,40を移動する。そして、後ジャッキ40の前端部のピン44をカウンタウエイト取付用ブラケット201の上面の凹部202に係合する。この状態で補助クレーンのフックをゆっくりと降ろすと、後ジャッキ40はピン44を支点にして自重で前側に揺動する。貫通孔45が貫通孔203に一致したところで、貫通孔45,203に貫通ピン46を挿入し、後ジャッキ40をメインフレーム200の後端部に固定する。次いで、後ジャッキ40の後端部の貫通ピン49を抜いて、図18に示すように後ジャッキ40から前ジャッキ30を分離する。
メインフレーム200の前端部には、図9に示すように中間フレーム70を取り付ける。すなわち、補助クレーンにより中間フレーム70を吊り上げて、メインフレーム200の前端部の上方に移動した後、中間フレーム70を降下し、中間フレーム70のブラケット716の凹部716aをメインフレーム前端部のピン720に係合する。さらにメインフレーム200の貫通孔と中間フレーム70の貫通孔717aを貫通して貫通ピン721を挿入し、中間フレーム70をメインフレーム200に固定する。
次いで、補助クレーンにより吊り上げられた前ジャッキ30を中間フレーム70の前端部の上方に移動した後、前ジャッキ30を降下し、図12に示すように前ジャッキ30のブラケット33の凹部33aを中間フレーム70の前端部のピン719に係合する。さらに中間フレーム70の貫通孔718aと前ジャッキ30の貫通孔33bを貫通して貫通ピン722を挿入し、前ジャッキ30を中間フレーム70に固定する。
以上のようにしてメインフレーム200の前端部に前ジャッキ30を、後端部に後ジャッキ40をそれぞれ固定した後、油圧シリンダ32,42を伸張し、上部旋回体2をジャッキアップする。次いで、上部旋回体2の下方からトレーラ100を移動した後、図3に示すように走行体1を搭載したトレーラ100を上部旋回体2の下方に移動する。次いで、図4に示すように下部走行体1のジャッキ50を介して下部走行体1をジャッキアップし、下部走行体1と上部旋回体2とを組み立てる。この状態では前ジャッキ30と後ジャッキ40は地面から浮き上がり、上部旋回体2はジャッキ50により支持される。
次いで、前ジャッキ30の油圧シリンダ32と後ジャッキ40の油圧シリンダ42を縮退し、前ジャッキ30と後ジャッキ40をメインフレーム200から取り外す。すなわち、前ジャッキ取付用の貫通ピン722を抜いて前ジャッキ30を補助クレーンにより吊り上げ、前ジャッキ30を後方に移動する。そして、貫通ピン49を介して前ジャッキ30を後ジャッキ40に固定した後、後ジャッキ取付用の貫通ピン46を抜いて前ジャッキ30と後ジャッキ40を一体に吊り上げる。このように前ジャッキ30と後ジャッキ40を一体にして取り外すと、ジャッキ30,40を自立した状態で保管することができる。
次いで、中間フレーム70の取付用ピン721を抜いて中間フレーム70を補助クレーンにより吊り上げ、図8に示すようにメインフレーム200から中間フレーム70を取り外す。その後、メインフレーム200の後端部のブラケット201にカウンタウエイト6を取り付けるとともに、メインフレーム200の前端部のブラケット210にブーム3を取り付ける。なお、クレーンを輸送姿勢に分解する際は、上述したのと逆の手順で行えばよい。
以上の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)前ジャッキ30と後ジャッキ40をそれぞれメインフレーム200の前後端部に取り付けるようにしたので、上部旋回体2をトレーラに搭載したままジャッキ30,40を着脱することができる。その結果、上部旋回体2とジャッキ30,40を別々に輸送できるため、輸送重量を軽減できる。
(2)カウンタウエイト取付用のブラケット201に後ジャッキ40のブラケット43を取り付けるようにしたので、ジャッキ取付用の専用のブラケットを設ける必要がない。
(3)メインフレーム200の前端部に中間フレーム70を取り付け、この中間フレーム70に前ジャッキ30を取り付けるようにしたので、運転室5やサブフレーム220がメインフレーム200よりも前方に突出している場合でも、メインフレーム200の前端部をジャッキ30で支持できる。
(4)ブーム取付用のブラケット210に中間フレーム70を取り付けるようにしたので、中間フレーム取付用の専用のブラケットを設ける必要がない。
(5)輸送時に前ジャッキ30と後ジャッキ40を一体化するようにしたので、ジャッキ30,40を自立した姿勢で輸送することができ、荷台のスペースを節約できる。ジャッキ30,40を横にしないので、シリンダ32,42の損傷も防ぐことができる。ジャッキ30,40を起こす必要がないため、ジャッキ30,40の取付作業も容易である。
(6)前ジャッキ30に吊り具35を設け、吊り具35をロープで吊り上げるようにしたので、後ジャッキ40の取付後、前ジャッキ30の取り付けの際にロープを付け替える必要がなく、ジャッキ30,40の取付が容易である。
なお、上記実施の形態では、ジャッキ30,40をメインフレーム200の前後両端部に取り付けるようにしたが、上部旋回体2を運搬車両に搭載したままジャッキを取り付けるのであれば、上述した以外の場所にジャッキ30,40を取り付けてもよい。上記実施の形態では、ピン44,719,720、貫通ピン46,721,722および中間フレーム70をジャッキ30,40を取り付けるための取付手段として構成したが、取付手段の構成はこれに限らない。すなわちピン44と貫通ピン46を介して後ジャッキ40をメインフレーム後端部に取り付けるようにしたが、後ジャッキ40の取付手段はこれに限らない。ピン719と貫通ピン722を介して前ジャッキ30を中間フレーム70に取り付けるとともに、ピン720と貫通ピン721を介して中間フレーム70をメインフレーム前端部に取り付けるようにしたが、前ジャッキ30の取付手段はこれに限らない。中間フレーム70を介さずに前ジャッキ30を取り付けてもよい。
前ジャッキ30と後ジャッキ40にそれぞれジャッキ取付用のブラケット33,43を一体に設けるようにしたが、ジャッキ本体の構成はこれに限らない。後ジャッキ40と一体に輸送用ブラケット47を設け、この輸送用ブラケット47と前ジャッキ30のブラケット33とをピン48と貫通ピン49によって一体化するようにしたが、第1のジャッキ本体としての前ジャッキ30と第2のジャッキ本体としての後ジャッキ40を一体化する一体化手段の構成はこれに限らない。以上の実施の形態では、輸送時に上部旋回体2のジャッキアップが必要なクローラクレーンにジャッキ装置を適用したが、この種のジャッキアップを行う他の建設機械にも本発明を同様に適用できる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の建設機械のジャッキ装置に限定されない。
本発明の実施の形態に係るジャッキ装置が適用されるクレーンの外観側面図。 上部旋回体の輸送姿勢を示す側面図。 上部旋回体をジャッキアップした状態を示す側面図。 さらに下部走行体をジャッキアップした状態を示す平面図。 上部旋回体の後端部を拡大して示した斜視図。 カウンタウエイトの取り付け部の構成を示す斜視図。 後ジャッキの取付部を上方から見た図。 上部旋回体を斜め前方から見た斜視図。 中間フレーム取付後の上部旋回体の前端部を拡大した斜視図。 中間フレームを上方から見た図。 中間フレームを側方から見た図。 中間フレームに前ジャッキを取り付けた状態を示す斜視図。 前ジャッキの要部拡大図。 本実施の形態に係るジャッキ装置の輸送姿勢を示す図。 図14のジャッキ装置をトラックに搭載した状態を示す図。 図14の変形例を示す図。 本実施の形態に係るジャッキ装置の吊り上げ姿勢を示す図。 図17の前ジャッキを後ジャッキから取り外した姿勢を示す図。
符号の説明
30 前ジャッキ
33 ブラケット
40 後ジャッキ
43 ブラケット
44 ピン
46 貫通ピン
47 輸送用ブラケット
70 中間フレーム
201 ブラケット
719,720 ピン
721,722 貫通ピン

Claims (4)

  1. 走行体上に搭載される機体フレームを走行体から分離してジャッキアップする複数のジャッキ本体と、
    前記機体フレームを運搬車両に搭載したまま、前記複数のジャッキ本体を前記機体フレームに着脱可能に取り付ける取付手段とを備えた建設機械のジャッキ装置であって、
    前記ジャッキ本体には、ジャッキ本体を前記機体フレームの端部に取り付けるためのジャッキ取付用ブラケットが一体に設けられ、
    前記機体フレームの後端部にはカウンタウエイト取付用ブラケットが設けられ、
    前記ジャッキ取付用ブラケットは、前記カウンタウエイト取付用ブラケットに着脱可能に設けられるように構成されていることを特徴とする建設機械のジャッキ装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械のジャッキ装置において、
    前記取付手段は、前記機体フレームの端部に着脱可能に取り付けられる中間フレームを有し、
    前記複数のジャッキ本体は、その一部が前記中間フレームの端部に取り付けられることを特徴とする建設機械のジャッキ装置。
  3. 走行体上に搭載される機体フレームを走行体から分離してジャッキアップする複数のジャッキ本体と、
    前記機体フレームを運搬車両に搭載したまま、前記複数のジャッキ本体を前記機体フレームに着脱可能に取り付ける取付手段とを備え、
    前記ジャッキ本体は、
    前記機体フレームの一端部に取り付けられ、前記機体フレームの上下方向に伸縮する少なくとも一対のシリンダを有する第1のジャッキ本体と、
    前記機体フレームの他端部に取り付けられ、前記機体フレームの上下方向に伸縮する少なくとも一対のシリンダを有する第2のジャッキ本体と、
    輸送時に前記第1のジャッキ本体と前記第2のジャッキ本体とを一体化する一体化手段とを有することを特徴とする建設機械のジャッキ装置。
  4. 請求項に記載の建設機械のジャッキ装置において、
    前記取付手段は、前記機体フレームの端部に着脱可能に取り付けられる中間フレームを有し、
    前記第1、第2のジャッキ本体の一方は、前記中間フレームの端部に取り付けられることを特徴とする建設機械のジャッキ装置。
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