JPH11323663A - 熱接着性複合繊維、これを用いた不織布及び吸収性物品 - Google Patents

熱接着性複合繊維、これを用いた不織布及び吸収性物品

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JPH11323663A
JPH11323663A JP10153771A JP15377198A JPH11323663A JP H11323663 A JPH11323663 A JP H11323663A JP 10153771 A JP10153771 A JP 10153771A JP 15377198 A JP15377198 A JP 15377198A JP H11323663 A JPH11323663 A JP H11323663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温、高速の熱処理によっても高強度で風合
いのソフトな不織布が得られ、かつ、隠蔽性に優れた熱
接着性複合繊維、この繊維を使用して得られた不織布、
及びこの不織布を用いた吸収性物品を提供すること。 【解決手段】 結晶性ポリプロピレンとポリエチレンか
らなる熱接着性複合繊維であって、該複合繊維の断面は
高融点樹脂が中央部から外側に向かってストランドが放
射状に伸びる分岐部を形成し、かつ低融点樹脂が分岐部
と接続して接続部を形成した異形構造であることを特徴
とする熱接着性複合繊維、及びそれを用いた不織布と吸
収性物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異形断面を有する熱
接着性複合繊維及びこれを用いた不織布と吸収性物品に
関する。更に詳しくは不織布化工程の熱処理温度が低
く、かつ、隠蔽性に優れたポリオレフィン系の異形断面
を有する熱接着性複合繊維及びこれを用いた不織布と吸
収性物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低融点樹脂を鞘成分とし、高融点樹脂を
芯成分とする熱接着性複合繊維を用いた不織布は風合い
(触感)や不織布強力等の特性が好まれ、紙おむつや生
理用品等の衛生材料の表面材として使用されている。こ
のような不織布は、短繊維の場合、通常、熱接着性複合
繊維をカード工程や空気流開繊工程によってウエブとし
た後、加熱処理や加圧処理によって鞘成分を溶融し、繊
維交絡点を融着する事によって作製される。一方、長繊
維の代表としては、スパンボンド法によって容易に製造
することができる。通常、紡糸口金より吐出した長繊維
群をエアーサッカーなどに導入して牽引延伸し、開繊し
て捕集コンベヤー上に集積してウェブを得た後、加圧処
理によって鞘成分を溶融し、繊維交絡点を融着する事に
よって作成される。繊維交絡点を融着する方式は、加熱
エンボスロール等による熱圧着方式と、サクションバン
ドドライヤーやサクションドラムドライヤー等による熱
風接着方式とに大別する事ができる。それぞれの方式に
より作製される不織布は、ポイントボンド不織布、スル
ーエアー不織布と呼ばれ用途に応じて使い分けられる。
【0003】このような熱接着性(鞘/芯)複合繊維と
して知られているものには、例えばポリエチレン/ポリ
プロピレン系複合繊維(以下、PE/PPと略記する)
[特公昭52−37097号公報]、ポリエチレン/ポ
リエステル系複合繊維(PE/PET)[特公平3−2
1648号公報]、プロピレン系共重合体から成る鞘成
分にポリプロピレンから成る芯成分が複合された繊維
(co−PP/PP)[特公昭55−26203号公
報]を挙げる事が出来る。これらの中で、特にPE/P
Pは鞘側を構成する樹脂と芯側を構成する樹脂の融点差
が大きく、加工温度幅が広い。加えて、その風合いとサ
ラサラとした触感が好まれ、PE/PPで作製した不織
布は、紙おむつや生理用品に多く使われている。
【0004】熱接着性複合繊維を用いて不織布を作製す
る場合、一般に不織布の風合い(触感)は強力と相反す
る傾向にある。従来、衛生材料用途の不織布は、十分な
強力を有し、かつ、生産速度を極力速くする必要がある
ため、比較的高い温度での熱処理によって生産される事
が多かった。しかし、最近の傾向として衛生材料の表面
材用途の不織布には、より柔らかい風合い(触感)が求
められるようになってきている。このため、PE/PP
によって作製される不織布についても、柔らかい風合い
(触感)を得るために低い熱処理温度で実施される事が
多くなってきており、その結果、不織布強力が低くなる
という難点が生じている。このため衛生材料用途とし
て、高い強力と柔らかな風合い(触感)の相反する要求
を、両方とも満足させる不織布を得る事が可能な、PE
/PPの熱接着性複合繊維の出現が望まれている。
【0005】また、表面材としての不織布の要求性能と
しては、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキンに使
用する場合、乳児の排出物や尿による黄色の着色、女性
の経血による赤色の着色は使用感に多大な影響を及ぼす
ため、これらの着色を見え難くする機能であるカバーリ
ング性が、近年の表面材には必要不可欠とされている。
このため、従来の不織布に於けるカバーリング性を向上
させる方法としては、構成繊維にTiO2等の顔料を含
有して白度を向上させる方法があるが、TiO2等の含
有量が多すぎると、白度は向上するが繊維の紡糸性、不
織布への加工性が悪化し、また、長繊維から短繊維への
切断が困難になり、製造コストが増大する。また、隠蔽
性を向上させるために坪量を増加させる方法も提案され
ているが、該方法では、軽量化、コンパクト化、低コス
ト化に問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は低温・
高速の熱処理によっても高強度で風合いのソフトな不織
布となり、ヒートシール性が高く、かつ、隠蔽性にも優
れる不織布を提供することにあり、そのための手段とし
て特定の樹脂の組み合わせからなる異形断面を有する複
合繊維を用いることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下の構成を採用
することにより、所期の目的が達成される見通しを得
て、本発明を完成するに至った。 (1) 結晶性ポリプロピレンまたはプロピレン系の共
重合体から選ばれた少なくとも1種の高融点樹脂のA成
分と、これより低融点で密度が0.910〜0.970
g/cm3であるポリエチレン系の低融点樹脂のB成分
とから形成された熱接着性複合繊維であって、該複合繊
維の断面は高融点樹脂のA成分が中央部から外側に向か
ってストランドが放射状に伸びる分岐部を形成し、かつ
低融点樹脂のB成分が該A成分の分岐部と接続して接続
部を形成する異形構造であることを特徴とする熱接着性
複合繊維。 (2) プロピレン系の共重合体成分が、プロピレン8
5〜99重量%と、エチレン1〜15重量%の二元系共
重合体樹脂である(1)に記載の熱接着性複合繊維。 (3) プロピレン系の共重合体成分が、プロピレン5
0〜99重量%と、ブテン−1 1〜50重量%の二元
系共重合体樹脂である(1)に記載の熱接着性複合繊
維。 (4) プロピレン系の共重合体成分が、プロピレン8
4〜98重量%、エチレン1〜10重量%、ブテン−1
1〜15重量%の三元系共重合体樹脂である(1)に
記載の熱接着性複合繊維。 (5) 高融点樹脂と接続する低融点樹脂の接触割合
が、該低融点樹脂の全周長の10−50%である請求項
1〜4のいずれかに記載の熱接着性複合繊維。 (6) (1)〜(5)のいずれかに記載の熱接着性複
合繊維の繊維交差点が熱接合された短繊維不織布。 (7) (1)〜(5)のいずれかに記載の熱接着性複
合繊維の繊維交差点が熱接合された長繊維不織布。 (8) (6)または(7)のいずれかに記載の不織布
を少なくとも一部に用いた吸収性物品。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で複合繊維の高融点樹脂のA成分に使用する結晶
性ポリプロピレンとはホモポリプロピレン、若しくはプ
ロピレンを主成分とし、それと少量のエチレン、ブテン
ー1、ヘキセンー1、オクテンー1若しくは4ーメチル
ペンテンー1等のαーオレフィンとの結晶性共重合体で
あって、メルトフローレート(以下MFR、230℃、
2.16kg)が2〜150、融点が158℃以上のも
のが好ましい。このような重合体はチーグラー・ナッタ
系触媒を用いるプロピレンの重合方法等の公知の方法に
よって得られる。また、本発明で複合繊維の高融点樹脂
のA成分に用いるプロピレン系の共重合体とはプロピレ
ンを主成分とし、それと少量のエチレン、ブテンー1、
ヘキセンー1、オクテンー1、若しくは4ーメチルペン
テンー1等のαーオレフィンとの結晶性共重合体であっ
て、MFRが3〜50、融点は120℃〜158℃であ
り、好ましい具体例としては、プロピレン99〜85重
量%とエチレン1〜15重量%とからなるプロピレンを
主体とするプロピレン・エチレンの二元共重合体、プロ
ピレン99〜50重量%とブテン−1 1〜50重量%
とからなるプロピレンを主体とするプロピレン・ブテン
の二元共重合体、あるいはプロピレン84〜98重量
%、エチレン1〜10重量%、およびブテン−1 1〜
15重量%からなるプロピレン・エチレン・ブテンー1
の三元共重合体であり、このような共重合体はチーグラ
・ナッタ触媒を用いたオレフィンの共重合方法等の公知
の方法により得ることができる。
【0009】本発明で複合繊維の低融点樹脂のB成分に
用いるポリエチレンは通常工業的に利用されているポリ
エチレンであり、密度が0.910〜0.925g/c
3の低密度ポリエチレン、同じく0.926〜0.9
40g/cm3の中密度ポリエチレン、同じく0.94
1〜0.970g/cm3の高密度ポリエチレンであ
り、好ましくは密度が0.915〜0.935g/cm
3の直鎖状低密度或いは中密度ポリエチレンである。メ
ルトインデックス(以下MI、190℃、2.16k
g)は2〜100の範囲が好ましい。その中から複合繊
維の高融点樹脂のA成分との組合せにより、高融点樹脂
のA成分より、融点が15℃以上低いポリエチレンを任
意で選ぶことができる。
【0010】本発明の熱接着性複合繊維の断面は、高融
点樹脂のA成分が中央部から外側に向かって複数のスト
ランドが放射状に伸びる分岐部を形成し、かつ低融点樹
脂のB成分がA成分の分岐部と接続して接続部を形成し
た異形断面構造である。また、熱接着性複合繊維は、そ
れを構成する低融点樹脂成分の一部が製造工程で剥離す
ると、熱接着された繊維交差点の数が減少し、その結果
接着性が低下し好ましくない。特に本発明の複合繊維は
特定の異形断面構造を有するため余計に剥離が起こりや
すく、このため複合繊維を構成するA、B両樹脂の接続
部の形状が重要となる。つまり、構成するA、Bの樹脂
は分岐部であるA成分の先端が好ましくはB成分の周長
の10%以上、より好ましくは15%以上に接触し、接
続部を形成することが好ましい。つまり、複合繊維に外
力が加わっても分割しないことが必要である。本発明の
熱接着性複合繊維の断面の一例を図1〜図4に示す。た
だし、以下に説明する繊維断面に限定されるものではな
い。
【0011】図1に示した熱接着性複合繊維(a1)は
高融点樹脂のA成分1が中央部から外側に向かって3本
のストランドが放射状に伸びる分岐部を形成し、かつ低
融点樹脂のB成分2が該分岐部の各ストランドの長手方
向先端に接続して接続部を形成し、A及びB成分の紡糸
時における樹脂のMFR(以下、紡糸MFR)を同値と
した場合の複合繊維である。
【0012】図2に示した熱接着性複合繊維(a2)は
高融点樹脂のA成分1が中央部から外側に向かって4本
のストランドが放射状に伸びる分岐部を形成し、かつ低
融点樹脂のB成分2が該分岐部の各ストランドの長手方
向先端に接続して接続部を形成し、A及びB成分の紡糸
MFRを同値とした場合の複合繊維である。
【0013】図3に示した熱接着性複合繊維(a3)は
高融点樹脂のA成分1が中央部から外側に向かって4本
のストランドが放射状に伸びる分岐部を形成し、かつ低
融点樹脂のB成分2が該分岐部の各ストランドのほぼ先
端部近傍に各ストランド毎にストランドの長手方向とは
交差する方向にストランドを隔ててほぼ反対方向に接続
して2つの接続部とからなり、A及びB成分の紡糸MF
Rを同値とした場合の複合繊維である。そしてこの場
合、接続部の一方が分岐部のストランドのほぼ先端部近
傍の位置に接続しており、もう一方がストランドの先端
部よりやや根元寄りの位置に接続している。もちろん両
方の接続部がストランドのほぼ同じ位置からストランド
を隔ててほぼ反対方向に接続してもよい。
【0014】図4に示した熱接着性複合繊維(a4)は
高融点樹脂のA成分1が中央部から外側に向かって4本
のストランドが放射状に伸びる分岐部を形成し、かつ低
融点樹脂のB成分2が該分岐部の各ストランドのほぼ先
端部近傍に各ストランド毎にストランドの長手方向とは
交差する方向にストランドを隔ててほぼ反対方向に接続
して2つの接続部とからなり、A及びB成分の紡糸MF
Rを同値にした場合の複合繊維である。
【0015】本発明の熱接着性複合繊維は、前述の図1
〜図4に例示したように、特殊な異形断面構造を有して
いる。即ち、高融点樹脂のA成分が外側に向かって細い
ストランド状に突出して分岐状の骨格を形成し、そのA
成分の分岐部に低融点樹脂のB成分が一部接合して接続
部を形成している。つまり、B成分は、前記A成分との
一部接合部を除き大部分の表面は露出している。このよ
うな、形態構造の複合繊維が熱処理を受けると、低融点
樹脂のB成分は、大部分の露出面から熱伝達を受けるの
でB成分が軟化状態から融着に至るまでの熱伝達が極め
て容易になる。特に図5に示すような、通常の鞘芯型や
その他の丸断面に比較して低融点樹脂(B成分)の体積
に対する露出表面積の割合が著しく大きいので、表面露
出部からの熱伝達が速く融着が均一になる。つまり、低
温接着性に優れるようになるのである。この傾向はB成
分の接続部の表面露出度が大きいほど顕著である。従っ
て、A成分とB成分の接続部に対するB成分の全周長の
接触割合が50%以下であることが低温接着性の面では
好ましく、より好ましくは30%以下である。
【0016】本発明でいう低温接着性に優れるというこ
とは、図5に示すような通常の丸断面の複合繊維に比較
して、本発明の熱接着性繊維は3〜4℃以下の低温での
熱接着が十分可能となり、かつ、繊維接合点が融着接合
ムラを生じることなく、均一な融着接合が行われること
を意味する。この結果、本発明の熱接着性複合繊維を用
いて低温熱処理して得られた不織布は、繊維間の空隙が
多く残存し、極めてソフト感を有する。しかも、繊維同
士は繊維接点で確実に熱融着されるので不織布は繊維集
合体としての結合力を向上させ、高い強力を有するよう
になる。これに対し図5の如く、一般の丸断面構造の芯
鞘複合繊維では鞘成分全体を十分に溶融させるために
は、本発明の複合繊維の場合に比較し、より高温を要す
る。このような条件下で熱処理が行われると、熱融着に
よる強力は向上するが、反面芯成分も融着温度に近づく
ため繊維全体を融着させるようになる。この結果、必然
的に嵩高が失われ、不織布の風合い(ソフトの触感)が
損なわれるのである。
【0017】また、本発明の熱接着性複合繊維は、中央
部から外側に向かって放射状に伸びるストランドが分岐
した多葉型構造を有するので、入射光が散乱した反射光
が視野に見えるようになる。したがって、本発明の熱接
着性複合繊維を不織布、織編物などの布帛としたとき該
布帛の下方の色が見えにくい、いわゆる透け防止効果を
発揮する。つまり隠蔽性に優れるのである。
【0018】本発明の熱接着性複合繊維を得るには、短
繊維の場合、前述の樹脂A、B成分を上述の繊維断面に
代表される紡糸口金プレートを用い、公知の複合紡糸法
により紡糸をする。この際、A及びB成分の押出温度を
変更することで紡糸MFRを調整して分岐部と接続部の
接触割合を設定する。その後、延伸し、捲縮を付与す
る。複合繊維を構成するA、B成分は、複合重量比がA
成分/B成分=20/80〜80/20重量%の範囲が
好ましい。B成分が20%未満では、得られる繊維の熱
接着性が低下し、これを用いた不織布も十分な引張強度
および低温接着性を得ることが難しくなる。また、B成
分が80%を超すと、繊維の熱接着性は十分であるが、
繊維の熱収縮率が高くなり、不織布を得る際の寸法安定
性が低下する傾向がある。複合繊維の繊度は0.5〜1
0.0d/fで、かつ、捲縮数が約3〜60山/25m
mのものがカード通過性がよく、好ましい。一方、長繊
維の代表としては、前述の樹脂A、B成分を上述の繊維
断面に代表される紡糸口金プレートを用い、公知のスパ
ンボンド法により製造することができる。この際、A及
びB成分の押出温度を変更することで紡糸MFRを調整
して分岐部と接続部の接触割合を設定する。複合繊維を
構成するA、B成分は、複合重量比が、A成分/B成分
=20/80〜80/20重量%の範囲が好ましい。B
成分が20%未満では、得られる繊維の熱接着性が低下
し、これを用いた不織布も十分な引張強度および低温接
着性を得ることが難しくなる。また、B成分が80%を
超すと、繊維の熱接着性は十分であるが、繊維の熱収縮
率が高くなり、不織布を得る際の寸法安定性が低下する
傾向がある。複合繊維の繊度は0.5〜10.0d/f
のものが、好ましい。又、必要に応じて、捲縮を与える
こともできる。
【0019】本発明の短繊維不織布は、前述複合繊維を
カード機を用いて所望の目付のウェブとし、ニードルパ
ンチ法、サクションドライヤー法、あるいは熱ロール法
により不織布とする公知の方法で得ることができる。一
方、長繊維不織布の代表としては、スパンボンド法によ
り不織布とする公知の方法で得ることができる。このよ
うな不織布は、紙おむつあるいは生理用ナプキンの表面
材等の分野に有用である。この不織布を紙おむつや生理
用ナプキン等に使用する場合には、単糸繊度は0.5〜
10.0d/f、不織布の目付けは8〜50g/m2
ものが好ましく、より好ましくは10〜30g/m2
ある。単糸が0.5d/f未満では、紡糸時の安定した
可紡性が得られ難く、ついては均質なウェブを得ること
が困難となり、10.0d/fを超すと不織布の目が粗
くなり、これを表面材として使用すれば肌触りに難のあ
るものとなるので好ましくない。また、目付けが10g
/m2未満では薄すぎて十分な不織布強力が得られず、
50g/m2を超すと好ましい不織布強力が得られるも
のの肌触りが悪くコスト高になることから実用的でな
い。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではな
い。尚、以下に述べる実施例中における各種の物性値は
以下の方法で測定したものである。
【0021】・接触割合 不織布の断面を電子顕微鏡写真で撮影し、熱圧着処理さ
れた以外の繊維を観察し、一視野当り10本を選択す
る。異形断面の分岐部である高融点樹脂のA成分に接続
している低融点樹脂のB成分が接している部分の断面の
周長が、同一断面上の該低融点樹脂B成分の断面の全周
長との割合であり、分岐数に応じ、その平均を1本当た
りの接触割合とし、10本分の平均を表1に結果を示
す。 接触割合(%)=AP/BT×100 AP:高融点樹脂A成分に低融点樹脂B成分が接触して
いる部分の周長 BT:同一断面上の該低融点樹脂B成分の全周長
【0022】・断面形状維持特性:(短繊維) 延伸後の単糸50本を採取、繊維断面を光学顕微鏡写真
で撮影し、一視野に当たり異形断面の高融点樹脂のA成
分と低融点樹脂のB成分との接続部形状が90%以上維
持されていれば優、80%以上維持されていれば良、8
0%以下であれば不可と評価し、優を○、良を△、不可
を×で示した。表1に結果を示す。 ・断面形状維持特性:(長繊維) 不織布の断面を光学顕微鏡写真で撮影し、熱圧着処理さ
れた以外の繊維を観察し、一視野に当り異形断面の高融
点樹脂のA成分と低融点樹脂のB成分との接続部形状が
90%以上維持されていれば優、80%以上維持されて
いれば良、80%以下であれば不可と評価し、優を○、
良を△、不可を×で示した。表1に結果を示す。
【0023】・隠蔽性(ウェブの白色度) ウェブ10gを採取、色差計(SMカラーコンピュータ
ー、スガ試験機(株))にて測定、数値が大きい程、隠
蔽性が高い。表1に結果を示す。 ・隠蔽性(不織布の明暗差) 不織布強力において作成した不織布を用い、該不織布の
背後に白タイルと黒タイルを置いて色差計にて明度を測
定し、明暗差(△L)を下記式より算出、明暗差の小さ
いもの程、隠蔽性が高い。表1に結果を示す。 明暗差(△L)=L* W−L* B* W:白タイルに不織布を重ねた時の明度 L* B:黒タイルに不織布を重ねた時の明度
【0024】・不織布強力:不織布の機械の流れ方向
(MD)を長さ方向とし、機械の流れ方向に直角な方向
(CD)を幅方向として、長さ15cm、幅5cmの試
料片を作製し、引張り試験機を用い、つかみ間隔10c
m、引張り速度10cm/minで引張り強力を測定し
た。 ・不織布風合:5人のパネラーによる官能試験を行い、
全員がソフトであると判断した場合を優、3名以上がソ
フトであると判断した場合を良、3名以上がソフト感に
欠けると判断した場合を不可と評価し、優を○、良を
△、不可を×で示した。
【0025】・ヒートシール性:上記、不織布強力の測
定に用いる不織布から、不織布の機械の流れ方向(M
D)を長さ方向とし、機械の流れ方向に直角な方向(C
D)を幅方向として、長さ7.5cm、幅2.5cmの
試料片を切り出し、同種の不織布同士の先端部分を長さ
1cmだけ重ね合わせ、3kg/cm2の加圧下で1秒
間、所定の温度で熱圧着させ、引張り試験機を用い、つ
かみ間隔10cm、引張り速度10cm/minでヒー
トシール部の剥離強力を測定する。
【0026】実施例1、比較例1 密度が0.959、MIが13の高密度ポリエチレンを
B成分とし、MFRが10の結晶性ポリプロピレン(ホ
モポリマー)をA成分として、図1に示した繊維断面を
与える紡糸口金を用い、接触割合を20%目標に設定し
たもの(実施例1)、および図5(比較例1)に示した
繊維断面を与える紡糸口金を用いて複合紡糸装置によ
り、複合重量比40/60(B成分/A成分)、単糸繊
度が4d/fの未延伸糸を得た。その後、95℃の熱ロ
ールにて2.4倍に延伸し、スタッファボックスで機械
捲縮を付与し、90℃で乾燥した後、切断処理して2d
×38mmの複合繊維を得た。この複合繊維を用いて、
温度116℃(実施例1)、120℃(比較例1)に加
熱された凸部面積24%のエンボスロールとフラットな
金属ロールからなる熱圧着装置を用い、線圧20kg/
cm、速度6m/minの条件でカード法ウェブを熱処
理し、目付け約20g/m2の不織布とした。さらに、
この不織布を大人用おむつの表面材として使用したとこ
ろ、実施例1については、白度、肌触り(ソフト感)で
優れ、かつ、不織布強力、ヒートシール性にも優れてい
たが、比較例1については、白度が劣り、かつ、不織布
強力、ヒートシール性が実施例1より劣り、吸収性物品
への適否の差異は明確であった。
【0027】実施例2〜3 密度が0.918、MIが24の直鎖状低密度ポリエチ
レンをB成分として、エチレン3重量%、ブテン−1
5重量%、及びプロピレン92重量%からなり、MFR
が15である三元共重合体をA成分として、図3(実施
例2)および図4(実施例3)に示した繊維断面を与え
る紡糸口金を用い、接触割合を25%目標に設定し、実
施例1と同様な方法にて2d×38mmの複合繊維を得
た。この複合繊維を用いて、温度116℃に加熱された
凸部面積24%のエンボスロールとフラットな金属ロー
ルからなる熱圧着装置を用い、線圧20kg/cm、速
度6m/minの条件でカード法ウェブを熱処理し、目
付け約20g/m2の不織布とした。
【0028】実施例4 密度が0.959、MIが13の高密度ポリエチレンを
B成分とし、MFRが10の結晶性ポリプロピレン(ホ
モポリマー)をA成分として、図1に示した繊維断面を
与える紡糸口金を用い、接触割合を低めに設定し、実施
例1と同様な方法にて2d×38mmの複合繊維を得
た。尚、実施例4は実施例1と同様の繊維断面を与える
紡糸口金を使用し、低融点樹脂の接触割合が、該低融点
樹脂の全周長の12%となった例であるが、低温加工性
の向上はそれ程見られないが、その他の特性では優れる
ものであった。
【0029】比較例2 密度が0.918、MIが24の直鎖状ポリエチレンを
B成分として、IV値0.49のポリエチレンテフタレ
ートをA成分として、図2に示した繊維断面を与える紡
糸口金を用い、接触割合を30%目標に設定し、実施例
1と同様な方法にて2d×38mmの複合繊維を得た。
この複合繊維は、延伸後A/B成分が剥離分割し、評価
の対象とならなかった。
【0030】実施例5、比較例3 密度が0.935、MIが20の直鎖状中密度ポリエチ
レンをB成分として、ブテン−1 5重量%とプロピレ
ン95重量%とからなり、MFRが15である二元共重
合体をA成分として、図1に示した繊維断面を与える紡
糸口金を用い、接触割合を20%目標に設定したもの
(実施例5)、および図5(比較例3)に示した所定の
繊維断面口金を用い、紡糸口金から吐出した複合繊維群
をエアーサッカーに導入して牽引延伸し、複合長繊維を
得、続いて、エアーサッカーより排出された前記長繊維
群を、帯電装置により同電荷を付与せしめ帯電させた
後、反射板に衝突させて開繊し、開繊した長繊維群を裏
面に吸引装置を設けた無端ネット状コンベヤー上に、長
繊維ウェブとして捕集する。捕集した長繊維ウェブは、
無端コンベヤーに載せられたまま搬送され、温度112
℃に加熱された凸部面積24%のエンボスロールとフラ
ットな金属ロールからなる熱圧着装置を用い、線圧20
kg/cm、速度30m/minの条件で熱処理し、目
付け約20g/m2の不織布とした。さらに、この不織
布を大人用おむつの表面材として使用したところ、実施
例5については、白度、肌触り(ソフト感)で優れ、か
つ、不織布強力、ヒートシール性にも優れていたが、比
較例3については、白度が劣り、かつ、不織布強力、ヒ
ートシール性が実施例4より劣り、吸収性物品への適否
の差異は明確であった。
【0031】《不織布強力、不織布風合、不織布の明暗
差およびヒートシール性》断面形状維持特性において、
良(△)以上のサンプルについて評価。短繊維不織布は
各繊維をローラーカード機にて20m/minの速度で
カーディングし、それぞれ目付け約20g/m2のウエ
ブとした。続いて同一速度で接着面積率24%のエンボ
スロールを用いて所定温度にて不織布に加工した。それ
ぞれの物性結果を表1に示す。一方、長繊維不織布は、
スパンボンド法にて製造した。目付け約20g/m2
ウェブを接着面積率24%のエンボスロールを用いて所
定温度にて不織布に加工した。それぞれの物性結果を表
1に示す。
【0032】
【表1】 表1において、pp−1はホモポリプロピレンを、PO
−1はプロピレン/ブテンー1二元系共重合体を、PO
−2はプロピレン/エチレン/ブテンー1三元系共重合
体を、PEはポリエチレンを、PETはポリエチレンテ
レフタレートをそれぞれ表わす。
【0033】
【発明の効果】本発明の異形断面を有する熱接着性複合
繊維は、低温で、かつ、短時間の熱処理により不織布強
力の大きな不織布が作成できる。また、この熱接着性複
合繊維を使用した不織布は、風合いがソフトである。し
かも、隠蔽性にも優れている。このような不織布は、紙
おむつ及び生理用ナプキンの表面材等の分野に有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】、本発明の熱接着性複合繊維の繊維断面図の例
示である。
【図2】本発明の熱接着性複合繊維の繊維断面図の例示
である。
【図3】本発明の熱接着性複合繊維の繊維断面図の例示
である。
【図4】本発明の熱接着性複合繊維の繊維断面図の例示
である。
【図5】比較例の熱接着性複合繊維の断面図である。
【符号の説明】
1 高融点樹脂部(A成分) 2 低融点樹脂部(B成分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61F 13/18 310Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性ポリプロピレンまたはプロピレン
    系の共重合体から選ばれた少なくとも1種の高融点樹脂
    のA成分と、これより低融点で密度が0.910〜0.
    970g/cm3であるポリエチレン系の低融点樹脂の
    B成分とから形成された熱接着性複合繊維であって、該
    複合繊維の断面は高融点樹脂のA成分が中央部から外側
    に向かってストランドが放射状に伸びる分岐部を形成
    し、かつ低融点樹脂のB成分が該A成分の分岐部と接続
    して接続部を形成する異形構造であることを特徴とする
    熱接着性複合繊維。
  2. 【請求項2】 プロピレン系の共重合体成分が、プロピ
    レン85〜99重量%と、エチレン1〜15重量%の二
    元系共重合体樹脂である請求項1に記載の熱接着性複合
    繊維。
  3. 【請求項3】 プロピレン系の共重合体成分が、プロピ
    レン50〜99重量%と、ブテン−1 1〜50重量%
    の二元系共重合体樹脂である請求項1に記載の熱接着性
    複合繊維。
  4. 【請求項4】 プロピレン系の共重合体成分が、プロピ
    レン84〜98重量%、エチレン1〜10重量%、ブテ
    ン−1 1〜15重量%の三元系共重合体樹脂である請
    求項1に記載の熱接着性複合繊維。
  5. 【請求項5】 高融点樹脂と接続する低融点樹脂の接触
    割合が、該低融点樹脂の全周長の10〜50%である請
    求項1〜4のいずれかに記載の熱接着性複合繊維。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の熱接着
    性複合繊維の繊維交差点が熱接合された短繊維不織布。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱
    接着性複合繊維の繊維交差点が熱接合された長繊維不織
    布。
  8. 【請求項8】 請求項6または7のいずれか1項に記載
    の不織布を少なくとも一部に用いた吸収性物品。
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