JPH11323271A - 光学用易接着フィルム - Google Patents

光学用易接着フィルム

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JPH11323271A
JPH11323271A JP10135662A JP13566298A JPH11323271A JP H11323271 A JPH11323271 A JP H11323271A JP 10135662 A JP10135662 A JP 10135662A JP 13566298 A JP13566298 A JP 13566298A JP H11323271 A JPH11323271 A JP H11323271A
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film
easy
optical
particles
resin
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JP10135662A
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Naoki Mizuno
直樹 水野
Mikio Matsuoka
幹雄 松岡
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は前記問題点に鑑み、高透明で優れた
易接着性を融資、且つ光学欠点の少ない光学用易接着フ
ィルムを提供することにある。 【解決手段】 厚さ100μm以上の二軸配向ポリエス
テルフィルムを基材とし、前記材の少なくとも片面に高
分子易接着層を形成したフィルムであって、前記基材フ
ィルム中に実質的に粒子を含まず、且つ前記基材フィル
ム中に大きさ20μm以上の異物が1平方メートル当た
り10個以下であることを特徴とする光学用易接着フィ
ルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学用二軸配向易接
着ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来技術】二軸配向ポリエステルフィルムは優れた透
明性、寸法安定性、耐薬品性から各種光学用フィルムと
して多く利用されている。特にLCDに用いられるプリ
ズムレンズシート用のベースフィルムやハードコート加
工、AR(アンチリフレクション)フィルム用のベース
フィルム及びCRT用の破砕防止フィルムの用途は、優
れた強度、寸法安定性が要求されるため100μm以上
の比較的厚手のフィルムが好適に用いられる。この様な
光学用フィルムに用いられるフィルムは優れた透明性と
プリズムレンズ加工やハードコート加工、AR加工に対
する優れた易接着性が要求される他、フィルム中に含ま
れる微小な異物も光学的な欠点となるため極力少ないこ
とが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが一般にポリエ
ステルフィルムは概して他の材料、例えばアクリレート
を主成分とするプリズムレンズやハードコートとの接着
性が悪い。また、一般に易滑性を付与するための粒子が
添加されるがこれらの粒子は透明性を阻害する傾向にあ
る。
【0004】また、基材フィルムを製膜するための原料
中に異物が存在すると製膜時の延伸工程でこの異物の周
囲のポリエステルフィルムの配向性に悪影響を及ぼし光
学的歪みが発生するため実際の異物の大きさよりかなり
大きな欠点として目立ち著しく品位を損なう。例えば大
きさ20μmの異物でも普通光学的に50μm以上の大
きさとして認識され、さらには100μm以上の大きさ
の光学欠点として認識される場合もある。高透明なフィ
ルムを得るためには基材フィルム中に易滑性を付与する
ための粒子が少ないか含まない方が望ましいが、粒子添
加量が少なく透明性が高い程、微小な異物による光学欠
点はより鮮明となる傾向にある。また、厚手のフィルム
は単位面積当たりの異物含有量が薄手のフィルムより多
くなる傾向にありいっそうこの問題は大きい。
【0005】さらに、基材フィルム中に易滑性を付与す
るための粒子を含まないか透明性を阻害しない位に添加
量が少ない場合は一般に易接着層に易滑性付与を目的と
した粒子を添加する必要があるがこれらの粒子は透明性
を確保するために極めて粒径の小さい粒子を用いる必要
がある。しかし、これら微細粒子は粗大凝集物となる可
能性があり、これが基材フィルムに積層されると光学欠
点となる。本発明は前記問題点に鑑み、高透明で優れた
易接着性を有し、且つ光学欠点の少ない光学用易接着フ
ィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に鋭意研究を重ねた結果、高透明で優れた易接着性を有
し、且つ光学欠点の少ない光学用易接着フィルムを得る
に至った。すなわち本発明は次の構成を有する。 A.厚さ100μm以上の二軸配向ポリエステルフィル
ムを基材とし、前記基材の少なくとも片面に高分子易接
着層を形成したフィルムであって、前記基材フィルム中
に実質的に粒子を含まず、且つ、前記基材フィルム中に
大きさ20μm以上の異物が1平方メートル当たり10
個以下であることを特徴とする光学用易接着フィルム。 B.高分子易接着層が共重合ポリエステル系樹脂及びポ
リウレタン系樹脂からなることを特徴とするA記載の光
学用易接着フィルム。 C.高分子易接着層に粒子を含むことを特徴とするB記
載の光学用易接着フィルム。 D.高分子易接着層中又は/及び表面に粒子の大きさ1
00μm以上の凝集物が1平方メートル当たり3個以下
であることを特徴とするB記載の光学用易接着フィル
ム。 E.フィルムヘイズ値が1.0%以下であるD記載の光
学用易接着フィルム。
【0007】本発明のポリエステル系基材フィルムとは
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、若しくは
これらの樹脂の構成ポリマー成分を主成分とする共重合
体が用いられるが中でもポリエチレンテレフタレートが
特に好適である。共重合体を用いる場合、そのジカルボ
ン酸成分としてはアジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジ
カルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
及び2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカル
ボン酸、トリメリロット酸及びピロメリロット酸等の多
官能カルボン酸等が用いられる。また、グリコール成分
としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール及びネ
オペンチルグリコール等の脂肪酸グリコール;p−キシ
レングリコール等の芳香族グリコール;1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;平均分子
量が150〜20000のポリエチレングリコール等が
用いられる。好ましい共重合体の比率は20%未満であ
る。20%以上はフィルム強度、透明性、耐熱性がが劣
る場合がある。また、上記ポリエステル系樹脂には、各
種の添加剤が含有されていても良い。添加剤として例え
ば、帯電防止剤、UV吸収剤、安定剤等が挙げられる。
また、本発明のポリエステル系基材フィルムには、易滑
性付与を目的とした粒子は添加されていない。インライ
ンで積層される易接着層に均一な粒径の微小粒子含有に
より滑り性をもたせておけば、良好な巻き取り性、キズ
発生防止機能を付与できるため、ポリエステル系基材フ
ィルム中への粒子の添加は不要である。
【0008】また、ポリエステル系基材フィルム用の樹
脂ペレットの固有粘度は、0.45から0.70の範囲
が好ましい。固有粘度が0.45よりも低いと、耐引き
裂き性向上効果が悪化するし、0.70より大きいと濾
圧上昇が大きくなり高精度濾過が困難となる。本発明の
易接着層は共重合ポリエステル系樹脂及びポリウレタン
系樹脂からなる易接着層である。共重合ポリエステル系
樹脂単独ではポリエステル系基材フィルムとの接着性は
十分であるが、プリズムレンズやハードコートに用いら
れるアクリレート系樹脂との接着性に劣る。
【0009】また、ポリウレタン系樹脂単独ではアクリ
レート系樹脂との接着性には優れるがポリエステル系基
材フィルムとの接着性に劣る。本発明の易接着層に用い
る共重合ポリエステル系樹脂とは分岐したグリコール成
分を構成成分とする。ここで言う分岐したグリコール成
分とは例えば2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオ
ール、2−メチル−2−エチル−1,3−プロパンジオ
ール、2−メチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオ
ール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジ
オール、2−メチル−2−イソプロピル−1,3−プロ
パンジオール、2−メチル−2−n−ヘキシル−1,3
−プロパンジオール、2、2−ジエチル−1,3−プロ
パンジオール、2−エチル−2−n−ブチル−1,3−
プロパンジオール、2−エチル−2−n−ヘキシル−
1,3−プロパンジオール、2、2−ジ−n−ブチル−
1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−プロ
ピル−1,3−プロパンジオール、及び2、2−ジ−n
−ヘキシル−1,3−プロパンジオールなどが挙げられ
る。
【0010】上記の分岐したグリコール成分は全グリコ
ール成分の中に、好ましくは10モル%以上の割合で、
さらに好ましくは20モル%以上の割合で含有される。
上記化合物以外のグリコール成分としてはエチレングリ
コールが最も好ましい。少量であれば、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキ
サンジオールまたは1,4シクロヘキサンジメタノール
などを用いても良い。共重合ポリエステル系樹脂に構成
成分として含有される、ジカルボン酸成分としては、テ
レフタル酸およびイソフタル酸が最も好ましい。少量で
あれば他のジカルボン酸;ジフェニルカルボン酸及び
2,6−ナルタレンジカルボン酸の芳香族ジカルボン酸
を加えて共重合させてもよい。上記ジカルボン酸成分の
他に、水分散性を付与させるため、5−スルホイソフタ
ル酸を1〜10モル%の範囲で使用するのが好ましく、
例えばスルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、
4−スルホナフタレンイソフタル酸−2,7−ジカルボ
ン酸および5−(4−スルフォフェノキシ)イソフタル
酸及びその塩類等を挙げることができる。
【0011】本発明の易接着層に用いるポリウレタン樹
脂とは例えばブロック型イソシアネート基を含有する樹
脂であって、末端イソシアネート基を親水性基で封鎖
(以下ブロックと言う)した、熱反応型の水溶性ウレタ
ンなどが挙げられる。上記イソシアネート基のブロック
化剤としては、重亜硫酸塩類及びスルホン酸基を含有し
たフェノール類、アルコール類、ラクタム類オキシム類
及び活性メチレン化合物類等が挙げられる。ブロック化
されたイソシアネート基はウレタンプレポリマーを親水
化あるいは水溶化する。フィルム製造時の乾燥あるいは
熱セット過程で、上記樹脂に熱エネルギーが与えられる
と、ブロック化剤がイソシアネート基からはずれるた
め、上記樹脂は自己架橋した編み目に混合した水分散性
共重合ポリエステル樹脂を固定化するとともに上記樹脂
の末端基等とも反応する。塗布液調整中の樹脂は親水性
であるため耐水性が悪いが、塗布、乾燥、熱セットして
熱反応が完了すると、ウレタン樹脂の親水基すなわちブ
ロック化剤がはずれるため、耐水性が良好な塗膜が得ら
れる。
【0012】上記ブロック化剤の内、熱処理温度、熱処
理時間が適当で、工業的に広く用いられるものとしては
重亜硫酸塩類が最も好ましい。上記樹脂において使用さ
れる、ウレタンプレポリマーの化学組成としては(1)
分子内に2個以上の活性水素原子を有する、有機ポリイ
ソシアネート、あるいは分子内に少なくとも2個の活性
水素原子を有する分子量が200〜20,000の化合
物、(2)分子内に2個以上のイソシアネート基を有す
る、有機ポリイソシアネート、あるいは、(3)分子内
に少なくとも2個活性水素原子を有する鎖伸長剤を反応
せしめて得られる、末端イソシアネート基を有する化合
物である。
【0013】上記(1)の化合物として一般に知られて
いるのは、末端又は分子中に2個以上のヒドロキシル
基、カルボキシル基、アミノ基あるいはメルカプト基を
含むものであり、特に好ましい化合物としては、ポリエ
ーテルポリオールおよびポリエーテルエステルポリオー
ル等が挙げられる。
【0014】ポリエーテルポリオールとしては、例えば
エチレンオキシド及び、プロピレンオキシド等アルキレ
ンオキシド類、あるいはスチレンオキシドおよびエピク
ロルヒドリン等を重合した化合物、あるいはそれらのラ
ンダム重合、ブロック重合あるいは多価アルコールへの
付加重合を行って得られた化合物がある。ポリエステル
ポリオール及びポリエーテルエステルポリオールとして
は、主として直鎖状あるいは分岐状の化合物が挙げられ
る。コハク酸、アジピン酸、フタル酸及び無水マレイン
酸等の多価の飽和あるいは不飽和カルボン酸、あるいは
該カルボン酸無水物等と、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール及びトリメチ
ロールプロパン等の多価の飽和及び不飽和のアルコール
類、比較的低分子量のポリエチレングリコールおよびポ
リプロピレングリコール等のポリアルキレンエーテルグ
リコール類、あるいはそれらアルコール類の混合物とを
縮合することにより得ることができる。
【0015】さらにポリエステルポリオールとしてはラ
クトン及びヒドロキシ酸から得られるポリエステル類、
またポリエーテルエステルポリオールとしては、あらか
じめ製造されたポリエステル類にエチレンオキシドある
いはプロピレンオキシド等を付加せしめたポリエーテル
エステル類も使用することができる。上記(2)の有機
ポリイソシアネートとしては、トルイレンジイソシアネ
ートの異性体類、4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネート等の芳香族ジイソシアネート類、キシリレンジイ
ソシアネート等の芳香族脂肪族ジイソシアネート類、イ
ソホロンジイソシアネート及び4,4−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネート
類、ヘキサメチレンジイソシアネート、および2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等の脂
肪族ジイソシアネート類、あるいはこれらの化合物を単
一あるいは複数でトリメチロールプロパン等とあらかじ
め付加させたポリイソシアネート類が挙げられる。
【0016】上記(3)の少なくとも2個の活性水素を
有する鎖伸長剤としては、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、及び1,6
−ヘキサンジオール等のグリコール類、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、およびペンタエリスリトール等
の多価アルコール類、エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、およびピペラジン等のジアミン類、モノエ
タノールアミンおよびジエタノールアミン等のアミノア
ルコール類、チオジエチレングルコール等のチオジグリ
コール類、あるいは水が挙げられる。上記(3)のウレ
タンポリマーを合成するには通常、上記鎖伸長剤を用い
た一段式あるいは多段式イソシアネート重付加方法によ
り、150℃以下、好ましくは70〜120℃の温度に
おいて、5分ないし数時間反応させる。活性水素原子に
対するイソシアネート基の比は、1以上であれば自由に
選べるが、得られるウレタンプレポリマー中に遊離のイ
ソシアネート基が残存することが必要である。
【0017】さらに遊離のイソシアネート基の含有量は
10重量%以下であればよいが、ブロック化された後の
ウレタンポリマー水溶液の安定性を考慮すると、7重量
%以下であるのが好ましい。得られた上記ウレタンプレ
ポリマーは、好ましくは重亜硫酸塩を用いてブロック化
を行う。重亜硫酸塩水溶液と混合し、約5分〜1時間、
よく攪拌しながら反応を進行させる。反応温度は60℃
以下とするのが好ましい。その後、水で希釈して適当な
濃度にして、熱反応型水溶性ウレタン組成物とする。該
組成物は使用する際、適当な濃度および粘度に調製する
が、通常80〜200℃前後に加熱すると、ブロック剤
の重亜硫酸塩が解離し、活性なイソシアネート基が再生
するために、プレポリマーの分子内あるいは分子間で起
こる重付加反応によってポリウレタン重合体が生成した
り、また他の官能基への付加を起こす性質を有するよう
になる。
【0018】上記に説明したブロック型イソシアネート
基を含有する樹脂(B)の1例としては、第一工業製薬
(株)製の商品名エラストロンが代表的に例示される。
エラストロンは、重亜硫酸ソーダによってイソシアネー
ト基をブロックしたものであり、分子末端に強力な親水
性を有する、カルバモイルスルホネート基が存在するた
め、水溶性となっている。
【0019】本発明で使用される、分岐したグリコール
成分を含有する共重合ポリエステル樹脂(A)およびブ
ロック型イソシアネート基を含有する樹脂(B)を混合
して塗布液を調製する場合、樹脂(A)と樹脂(B)の
重量比は(A):(B)=90:10〜10:90が好
ましく、更に好ましくは(A):(B)=80:20〜
20:80の範囲である。固形分重量に対する上記樹脂
(A)の割合が10%未満では、基材フィルムへの塗布
性が不適で、表面層と該フィルムとの間の接着性が不十
分となる。10%未満の場合には、UV硬化タイプのハ
ードコートにおいては実用性のある接着性が得られな
い。
【0020】本発明で使用される水性塗布液には、熱架
橋反応を促進させるため、触媒を添加しても良く、例え
ば無機物質、塩類、有機物質、アルカリ性物質、酸性物
質および含金属有機化合物等、種々の化学物質が用いら
れる。また水溶液のpHを調節するために、アルカリ性
物質あるいは酸性物質を添加してもよい。上記水性塗布
液を基材フィルム表面に塗布する際には、該フィルムへ
の濡れ性を上げ、塗布液を均一にコートするために、公
知のアニオン性活性剤およびノニオン性の界面活性剤を
必要量添加して用いることができる。塗布液に用いる溶
剤は、水の他にエタノール、イソプロピルアルコールお
よびベンジルアルコール等のアルコール類を、全塗布液
に占める割合が50重量%未満となるまで混合してもよ
い。さらに、10重量%未満であれば、アルコール類以
外の有機溶剤を溶解可能な範囲で混合してもよい。ただ
し、塗布液中、アルコール類とその他の有機溶剤との合
計は、50重量%未満とする。
【0021】有機溶剤の添加量が50重量%未満であれ
ば、塗布乾燥時に乾燥性が向上するとともに、水のみの
場合と比較して塗布膜の外観向上の効果がある。50重
量%を越えると、溶剤の蒸発速度が速く塗工中に塗布液
の濃度変化が起こり、粘度が上昇して塗工性が低下する
ために、塗布膜の外観不良を起こす恐れがあり、さらに
は火災などの危険性も考えられる。
【0022】本発明では基材フィルム中に易滑性付与を
目的とした滑剤を添加しないため、上記水性塗布液に
は、粒子を添加しフィルム表面に適度な突起を形成する
のが好ましい。かかる粒子の例としては、炭酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、シリカ、カオリン、タルク、二
酸化チタン、アルミナ、硫酸バリウム、フッ化カルシウ
ム、フッ化リチウム、ゼオライト、硫化モリブデン等の
無機粒子、架橋高分子粒子、シュウ酸カルシウム等の有
機粒子を挙げることができる。中でもシリカがポリエス
テル樹脂と屈折率が比較的近く高い透明性が得やすいた
め最も好適である。
【0023】上記水性塗布液に添加する粒子の平均粒径
は、通常1.0μm以下、好ましくは0.5μm以下、
さらに好ましくは0.1μm以下である。平均粒径が
1.0μmを超えるとフィルム表面が粗面化し、フィル
ムの透明性が低下する傾向がある。また、上記塗液中に
含まれる粒子含有量は、通常、塗布、乾燥後で塗布膜の
粒子含有量が60重量%以下、好ましくは50重量%以
下、さらに好ましくは40重量%以下になるよう添加す
る。塗布膜の粒子含有量が60重量%を超えるとフィル
ムの易接着性が損なわれることがある。
【0024】フィルム中に、上記粒子を2種類以上配合
してもよく、同種の粒子で粒径の異なるものを配合して
もよい。いずれにしても、粒子全体の平均粒径、および
合計の含有量が上記した範囲を満足することが好まし
い。上記塗布液を塗布する際には塗布液中の粒子の粗大
凝集物を除去するために塗布直前に塗布液が精密濾過さ
れるように濾材を配置する必要がある。
【0025】本発明で用いられる塗布液を精密濾過する
ための濾材は濾過粒子サイズ25μm以下(初期濾過効
率95%)であることが必要である。25μm以上では
粗大凝集物が十分除去できず、除去できなかった多くの
粗大凝集物は塗布、乾燥後一軸延伸、あるいは二軸延伸
した際に易接着層に粒子の粗大凝集物が広がって100
μm以上の凝集物として認識され結果として多くの光学
欠点が発生する。塗布液を精密濾過するための濾材のタ
イプは上記性能を有していれば特に限定されないが例え
ばフィラメント型、フェルト型、メッシュ型が挙げられ
る。塗布液を精密濾過するための濾材の材質は上記性能
を有しており、且つ塗布液に悪影響を及ばさなければ特
に限定はされないが例えばステンレス、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ナイロン等が挙げられる。
【0026】上記水性塗布液の組成物には、その効果を
消失しない限りにおいて帯電防止剤、紫外線吸収防止剤
可塑剤、顔料、有機フィラーおよび潤滑剤等の種々の添
加剤を混合してもよい。さらに、塗布液が水性であるた
め、その寄与効果を消失しない限りにおいて、性能向上
のために、他の水溶性樹脂、水分散性樹脂およびエマル
ジョン等を塗布液に添加してもよい。
【0027】本発明における二軸延伸ポリエステルフィ
ルムは100μm以上のフィルム厚みであるがフィルム
ヘーズ値が1.0%以下、好ましくは0.8%以下、さ
らに好ましくは0.6%以下である。フィルムヘーズ値
が2.0%を超えると、当該フィルムをLCD用のレン
ズフィルムや、ブラウン管用ARフィルム等に用いた場
合、画面の鮮明度が低下するので好ましくない。
【0028】次に、本発明の光学用易接着ポリエステル
フィルムの製造方法について、ポリエチレンテレフタレ
ート(以下PETと略称する)を例にして説明するが、
当然これに限定されるものではない。実質的に易滑性付
与を目的とした粒子を含有しないPETのペレットを十
分に真空乾燥した後、押し出し機に供給し、約280℃
でシート状に溶融押し出しし、冷却固化せしめて未延伸
PETシートを製膜する。この際溶融樹脂が約280℃
に保たれた任意の場所で樹脂中に含まれる異物を除去す
るために高精度濾過を行う。溶融樹脂の高精度濾過に用
いられる濾材は特に限定はされないがステンレス焼結体
の濾材がSi、Ti、Sb、Ge、Cu、を主成分とす
る凝集物及び高融点有機物の除去性能に優れ好適であ
る。
【0029】さらに濾材の濾過粒子サイズ(初期濾過効
率95%)は15μm以下が好ましい。15μm以上で
は20μm以上の異物が十分除去できない。(初期濾過
効率95%)は15μm以下の濾材を使用して溶融樹脂
の高精度濾過を行うことにより生産性が低下する場合が
あるが光学欠点の少ない光学用フィルムを得るには必要
不可欠である。
【0030】得られた未延伸シートを80〜120℃に
加熱したロールで長手方向に2.5〜5.0倍延伸して
一軸配向PETフィルムを得る。さらに、フィルムの端
部をクリップで把持して80〜180℃に加熱された熱
風ゾーンに導き、乾燥後幅方向に2.5〜5.0倍に延
伸する。引き続き160〜240℃の熱処理ゾーンに導
き、1〜60秒間の熱処理を行い、結晶配向を完了させ
る。この熱処理工程中で必要に応じて幅方向あるいは長
手方向に1〜12%の弛緩処理を施してもよい。
【0031】この工程中の任意の段階でポリエステルフ
ィルムの少なくとも片面に、前述した水溶性共重合ポリ
エステルの水溶液を塗布する。上記水性塗布液を塗布す
るには、公知の任意の方法で行うことができる。例えば
リバースロール・コート法、グラビア・コート法、キス
・コート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、
エアナイフコート法、ワイヤーバーバーコート法、パイ
プドクター法、含浸・コート法およびカーテン・コート
法などが挙げられ、これらの方法を単独であるいは組み
合わせて行うことができる。
【0032】上記水性塗布液を塗布する工程は、通常の
塗布工程、すなわち二軸延伸し熱固定した基材フィルム
に塗布する工程でもよいが、該フィルムの製造工程中に
塗布するこよが好ましい。さらに好ましくは結晶配向が
完了する前の基材フィルムに塗布する。水溶液中の固形
分濃度は通常30重量%以下であり、好ましくは10重
量%以下である。該水性塗布液は、走行しているフィル
ム1m2 あたり0.04〜5g、好ましくは0.2〜4
gが付着されるように塗工される。該水性塗布液が塗布
されたフィルムは、延伸および熱固定のためにテンター
に導かれ、そこで加熱されて、熱架橋反応により安定な
被膜を形成し、ポリエステル系績層フィルムとなる。イ
ンキの密着性を得るためには、この時のコート量がフィ
ルム1m 2 あたり0.01g/m2 以上であって、10
0℃、1分以上の熱処理が必要である。
【0033】かくして得られた易接着ポリエステルフィ
ルムは透明性、易接着性に優れたものであり、プリズム
シート用のベースフィルムやAR(アンチリフレクショ
ン)フィルム用のベースフィルム及びCRT用の破砕防
止フィルム等に好適に使用できる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する
が、当然、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。 (実施例1) (1)塗布液の調整 本発明に用いる塗布液を以下の方法に従って調製した。
ジメチルテレフタレート95部、ジメチルイソフタレー
ト95部、エチレングリコール35部、ネオペンチルグ
リコール145部、酢酸亜鉛0.1部および三酸化アン
チモン0.1部を反応容器に仕込み、180℃で3時間
かけてエステル交換反応を行った。次に5-ナトリウムイ
ソフタル酸6.0部を添加し、240℃で1時間かけて
エステル化反応を行った後、250℃で減圧下(10〜
0.2mmHg)で2時間かけて重縮合反応を行い、分
子量19500、軟化点60℃のポリエステル樹脂を得
た。
【0035】得られたポリエステル樹脂(A)の30%
水分散液を6.7部、重亜硫酸ソーダでブロックしたイ
ソシアネート基を含有する自己架橋型ポリウレタン樹脂
(B)の20%水溶液(第一工業製薬製:商品名エラス
トロンH−3)を40部、エラストロン用触媒(Cat
64)を0.5部、水を47.8部およびイソプロピル
アルコールを5部、それぞれ混合し、さらにアニオン性
界面活性剤を1重量%、滑剤(日産化学工業社製:スノ
ーッテクOL)を5重量%添加し塗布液とした。(以下
該塗布液ABと略記する。)
【0036】(2)易接着フィルムの製膜 実施例原料として固有粘度が0.62dl/gのポリエ
チレンテレフタレート樹脂の粒子を含有しないペレット
を135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押し出
し機に供給し、約280℃でシート状に溶融押し出し
て、表面温度20℃に保った金属ロール上で急冷固化
し、厚さ1400μmのキャストフィルムを得た。この
時溶融樹脂の異物除去用濾材として濾過粒子サイズ(初
期濾過効率95%)15μmのステンレス製焼結濾材を
用いた。次にこのキャストフィルムを加熱されたロール
群及び赤外線ヒーターで100℃に加熱し、その後周速
差のあるロール群で長手方向に3.5倍延伸して一軸配
向PETフィルムを得た。その後前記塗布液を濾過粒子
サイズ(初期濾過効率95%)25μmのフェルト型ポ
リプロピレン製濾材で精密濾過し、リバースロール法で
片面に塗布、乾燥した。この時のコート量は0.01g
/m2 であった。塗布後引き続いて、フィルムの端部を
クリップで把持して130℃に加熱された熱風ゾーンに
導き、乾燥後幅方向に4.0倍に延伸し厚さ100μm
のフィルムを得た。
【0037】(実施例2)キャスティングフィルムの厚
さが1750μm、製膜後の厚さが125μmであるこ
と以外は実施例1と 同様の方法でフィルムを得た。
【0038】(実施例3)キャスティングフィルムの厚
さが2632μm、製膜後の厚さが188μmであるこ
と以外は実施例1と 同様の方法でフィルムを得た。
【0039】(実施例4)溶融樹脂の異物除去用濾材と
して濾過粒子サイズ(初期濾過効率95%)10μmの
ステンレス製焼結濾材を用いた以外は実施例2と同様の
方法で厚さ125μmのフィルムを得た。
【0040】(比較例1)実施例1で得られたポリエス
テル樹脂(A)の30%水分散液を33.5部、水を4
7.8部およびイソプロピルアルコールを18.7部を
それぞれ混合し、さらにアニオン性界面活性剤を1重量
%、滑剤(日産化学工業社製:スノーッテクOL)を5
重量%添加し塗布液とした(以下該塗布液Aとする)以
外は実施例2と同様の方法で厚さ125μmのフィルム
を得た。
【0041】(比較例2)重亜硫酸ソーダでブロックし
たイソシアネート基を含有する自己架橋型ポリウレタン
樹脂(B)の20%水溶液(第一工業製薬製:商品名エ
ラストロンH−3)を50部、エラストロン用触媒(C
at64)を0.5部、水を37.8部およびイソプロ
ピルアルコールを11.7部、それぞれ混合し、さらに
アニオン性界面活性剤を1重量%、滑剤(日産化学工業
社製:スノーッテクOL)を5重量%添加し塗布液(以
下該塗布液Bとする)とした以外は実施例2と同様の方
法で厚さ125μmフィルムを得た。
【0042】(比較例3)異物除去用濾材として濾過粒
子サイズ(初期濾過効率95%)20μmのステンレス
製焼結濾材を用いた以外は実施例2と同様の方法で厚さ
125μmのフィルムを得た。
【0043】(比較例4)異物除去用濾材として濾過粒
子サイズ(初期濾過効率95%)25μmのステンレス
製焼結濾材を用いた以外は実施例2と同様の方法で厚さ
125μmのフィルムを得た。
【0044】(比較例5)実施例原料として平均粒径2
5μmのシリカを200ppm含有した固有粘度が0.
60dl/gのポリエチレンテレフタレート樹脂のペレ
ットを用いた以外は実施例2と同様の方法で厚さ125
μmにフィルムを得た。
【0045】(実施例6)塗布液を精密濾過するための
濾材として濾過粒子サイズ(初期濾過効率95%)50
μmのフェルト型ポリプロピレン製濾材を用いた以外は
実施例2と同様の方法で厚さ125μmにフィルムを得
た。
【0046】(評価方法)以下に本発明で用いた評価方
法について説明する。 (1)アクリレート製コート層との接着性 実施例及び比較例で得たフィルムの表面に下記の組成の
ハードコート剤を#8ワイヤバーを用い塗布し、70℃
で1分間乾燥し溶剤を除去した後、高圧水銀灯で80w
/cm、照射距離15cm、5m/分の条件下で2μm
のハードコート層を形成した。得られたフィルムをJI
S−K5400の8.5.1記載に準じた試験方法で接
着性を求めた。具体的には易接着層を貫通して、基材フ
ィルムに達する100個の升目状の切り傷を隙間間隔2
mmのカッターガイドを用いて付け、セロハン粘着テー
プ(ニチバン社製405番24mm幅)を升目状の切り
傷面に張り付け消しゴムでこすって完全に付着させた
後、垂直に引き剥がして目視により下記の式から接着性
を求めた。 接着性(%)=(1−剥がれ面積/評価面積)×100
【0047】(2)光学欠点の検出方法 以下に説明する光学欠点検出装置により、250mm×2
50mmのフィルム片16枚について光学的に50μm以
上の大きさと認識される光学欠点を検出した。 光学欠点の検出原理 投光器として20W×2灯の蛍光灯をXYテーブル下方
400mmに配置し、スリット幅10mmのマスクを設け
る。投光器と受光器を結ぶ線上と測定するフィルム面の
鉛直方向となす角度を12度で入射すると、そこに光学
欠点が存在すると光り輝き、その光量をXYテーブル上
方500mmに配置したCCDイメージセンサカメラで電
気信号に変換し、その電気信号を増幅し、微分してスレ
ッシュホールドレベルとコンパレータで比較して、光学
欠点の検出信号を出力する。また、CCDイメージセン
サカメラから入力されたビデオ信号を画像手順により光
学欠点の大きさを計測し設定された大きさの光学欠点の
位置を表示する。
【0048】(3)フィルム中異物及び塗布液中粒子の
粗大凝集物の大きさの測定方法 前述の光学欠点検出装置を用い、検出した欠点部分から
異物による光学欠点、及び塗布液中粒子の粗大凝集物に
よる光学欠点を選び出しさらに適当な大きさに切り取っ
てスケール付き顕微鏡でフィルム面に対して垂直方向か
ら観察した時の大きさを測定した。異物による光学欠点
の場合は異物の大きさに長手方向、短い手方向がある場
合は長手方向の大きさを測定し20μm以上の大きさの
異物の1m2 当たりの個数を求めた。塗布液中粒子の粗
大凝集物の場合は粗大凝集物の長手方向の大きさを測定
し100μm以上の大きさの異物の1m2 当たりの個数
を求めた。
【0049】(4)フィルムヘイズ値の測定 JIS−K7105に準じ、ヘイズメーター(東京電色
工業社製モデルTC−H3DP)を用いて測定した。実
施例1から4、及び比較例1から6について評価結果を
表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば優れた透明性とプリズム
加工やAR加工に対する優れた接着性を有し、さらに光
学欠点の少ない光学用フィルムが得られ光学用フィルム
として好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 5/00 G02B 5/00 Z G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500 1/1335 1/1335

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ100μm以上の二軸配向ポリエス
    テルフィルムを基材とし、前記基材の少なくとも片面に
    高分子易接着層を形成したフィルムであって、前記基材
    フィルム中に実質的に粒子を含まず、且つ、前記基材フ
    ィルム中に大きさ20μm以上の異物が1平方メートル
    当たり10個以下であることを特徴とする光学用易接着
    フィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高分子易接着層が共重合
    ポリエステル系樹脂及び/又はポリウレタン系樹脂から
    なることを特徴とする光学用易接着フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高分子易接着層に粒子を
    含むことを特徴とする光学用易接着フィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の高分子易接着層中及び/
    又は高分子易接着層表面に粒子の大きさ100μm以上
    の凝集物が1平方メートル当たり3個以下であることを
    特徴とする光学用易接着フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のフィルムのヘイズ値が
    1.0%以下であることを特徴とする光学用易接着フィ
    ルム。
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