JPH11323134A - プライマ―なしで接着が可能な液体射出成形シリコ―ンエラストマ― - Google Patents

プライマ―なしで接着が可能な液体射出成形シリコ―ンエラストマ―

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JPH11323134A
JPH11323134A JP11042453A JP4245399A JPH11323134A JP H11323134 A JPH11323134 A JP H11323134A JP 11042453 A JP11042453 A JP 11042453A JP 4245399 A JP4245399 A JP 4245399A JP H11323134 A JPH11323134 A JP H11323134A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ある種の基材には接着するが他のものには接
着しない液体射出成形可能なシリコーンを調製すること
は、相反する性能のために、シリコーン調合分野で常に
問題となっている。 【解決手段】 少なくとも1個の有機置換基を有し、四
価でカチオン性の窒素を含む窒素化合物を配合すること
によって、エラストマー性のシリコーン組成物、付加硬
化した射出成形可能な組成物の圧縮永久歪が低下する。
このような組成物の熱硬化または熱可塑性ポリマー基材
に対する接着は、ビス(トリメトキシシリルプロピル)
フマレートと、ジシラノールとを添加することによって
改良される。このような組成物の潤滑性は、組成物の接
着性に悪影響を与えずシロキサン系ポリマーの添加によ
り改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化したシリコー
ンエラストマーの圧縮永久歪を改良する方法と、窒素を
含有する有機カチオンの塩の添加により改良された圧縮
永久歪という特性を示す硬化したシリコーンゴム製品を
製造するのに有用な硬化性(および硬化した)半透明の
高強度オルガノポリシロキサン液体射出成形用組成物と
の両方に係る。
【0002】
【従来の技術】液体射出成形可能なオルガノポリシロキ
サン組成物は公知であり、使用されている。そのような
組成物すべてにおける問題は、硬さ、引張り強さ、伸
び、引裂き強さおよび硬化速度が相互に依存しており、
また未硬化の液体前駆体の粘度とも関連しているため、
他の特性に悪影響を及ぼすことなくひとつの特性を改良
するのが困難であることである。また、液体射出成形プ
ロセスの動力学と熱化学およびそれに使用する組成物
は、液体前駆体が金型に射出された時に硬化する速度が
速いため液体射出成形の技術によって製造することがで
きるのは小さい軽量の製品のみであるというようなもの
であった。
【0003】液体射出成形用オルガノポリシロキサン組
成物は、使用の直前に混合する2つの成分として提供さ
れるのが典型的である。どちらの成分もアルケニルポリ
マー、充填材および場合によって樹脂を含有している。
第一の成分は白金触媒を含有しており、第二の成分は水
素化物架橋剤と硬化抑制剤を含有している。これら2つ
の成分は射出成形装置内で使用する直前に混合される。
抑制剤は、いわゆる配合ポットライフを提供することに
加えて、金型が完全に充填されるまで硬化性組成物の硬
化を防止しなければならない。また抑制剤は、金型が完
全に充填された後は、サイクル時間を短くするために硬
化性または重合性組成物の迅速な硬化が可能になるよう
なものでなければならない。
【0004】米国特許第3,884,866号および同
第3,957,713号には低圧液体射出成形に適した
高強度付加硬化型組成物が記載されている。これらの組
成物は、ビニルで末端が停止した高粘度のオルガノポリ
シロキサン、低粘度のビニル含有オルガノポリシロキサ
ン、充填材および白金触媒を含有する第一の成分と、水
素シリコーン組成物を含有し、第一の成分と混合される
と第一の成分を硬化させる第二の成分とからなる。この
組成物はデュロメーター硬度が低く、ショアーAが約2
0〜35であり、さらに他の特性に悪影響を与えること
なくデュロメーター硬度を増大するのが困難である。
【0005】米国特許第4,162,243号には上記
組成物と似た組成物が開示されているが、最も重要な違
いとして、(米国特許第3,884,866号に開示さ
れている)ヘキサメチルジシラザンに加えてテトラメチ
ルジビニルジシラザンで処理されたヒュームドシリカを
含有している。この米国特許の組成物は、未硬化の状態
で低粘度を有することに加えて、硬化したときに強度、
伸びおよび引裂き強さを始めとする他の特性を良好に保
持しつつ高い硬さを示すエラストマーになる。
【0006】米国特許第4,427,801号は、ビニ
ル含有処理ヒュームドシリカに加えてMMviQ樹脂を配
合することによって米国特許第4,162,243号の
教示を拡張している。これにより、さらに高い硬さと引
裂き強さを有するエラストマーが生成するが、圧縮永久
歪が高めでありバショアー(Bashore) レジリエンスが低
めであるという欠点がある。最近になって、米国特許第
5,674,966号では、式My vi z a vi b
c vi d QおよびMy vi z a vi b c vi d を有
し、好ましくは式Mvi x Qで表される樹脂の群から選択
される高アルケニル含量のシリコーン樹脂を配合して、
硬化速度がより速く、デュロメーター硬度が高く、レジ
リエンスが高く、圧縮永久歪が良好で、熱老化安定性が
改良された硬化したゴムを生成することによってMMvi
Q樹脂技術がさらに改良された。
【0007】従来、液体射出成形の製造技術は小さい部
品、通常は約5〜約50グラム以下のものに限られるの
が典型的であった。技術の進歩により、液体射出成形で
きる部品が大きくなりつつある。大きい部品には大きい
金型が必要である。金型が大きいとその金型を樹脂で充
填するのに時間が多くかかり、したがって硬化が始まっ
てしまう前に金型を充填することができるように長い時
間硬化を抑制しなければならない。
【0008】シリコーン系液体射出成形材料は、通常2
5℃で200,000〜3,500,000センチポア
ズ(cps) の範囲の粘度を有するシリコーンオリゴマーと
ポリマーのポンパビリティのあるブレンドである。現在
利用されているこれらの材料は2つの成分から構成され
ており、これらの成分は1:1の比で混合され、触媒さ
れると加熱の際に硬化(架橋)してゴムまたはエラスト
マーになる。第一の成分、すなわち「A」成分は通常シ
ロキサンポリマー、充填材、各種添加剤および触媒を含
有している。一般に第二の成分、すなわち「B」成分は
同様にシロキサンポリマー、添加剤および充填材を含有
しているが、水素シロキサンと硬化抑制剤も含有してい
る。硬化した材料と未硬化の材料の物理的性質は「A」
成分と「B」成分を生成するのに利用した組成物に大き
く依存している。
【0009】「A」成分と「B」成分から構成される典
型的な液体射出成形用組成物は一般に以下の成分から成
る。 1)粘度が10,000〜100,000センチポアズ
の範囲で、ビニル含量が約0.05〜0.15重量%の
範囲である、ビニルで停止したポリジメチルシロキサン
50〜75重量部、 2)粘度が200〜1500センチポアスの範囲で、ビ
ニル含量が約1.5重量%である、連鎖上と末端にビニ
ルを有する低分子量のポリオルガノシロキサン10重量
部以下、 3)粘度が500〜2,000センチポアズの範囲であ
る、モノビニルで末端が停止した低分子量のポリオルガ
ノシロキサン10重量部以下、 4)表面積が150〜450m2 /gである、ヒューム
ドシリカまたは熱分解法シリカ20〜30重量部、 5)Ptヒドロシリル化触媒2〜50重量ppm 、 6)抑制剤化合物0.01〜0.50重量部、および 7)水素化シリル100〜1,000重量ppm 。追加の
成分としては、増量用充填材、着色剤、および、耐油
性、加熱老化、紫外線安定性などのようなある種の物理
的性質に関して増大した性能を付与する添加剤が包含さ
れ得る。
【0010】硬化した液体射出成形物の特に望ましい属
性のひとつは、高いデュロメーターを有する硬化ゴムで
ある。デュロメーターの高いゴムを得るべくこの問題に
対するひとつの典型的な解決策は、最終的に硬化したゴ
ムまたはエラストマーの25〜70重量%という大量の
充填材を添加することである。前駆体混合物を調製する
のに使用されるポリマーのような適度な粘性の流体に大
量の充填材を用いると、その混合物の粘度を大幅に増大
する懸濁した固形分を高レベルで有する流体が生成す
る。硬化したゴムで高いデュロメーターを達成するため
に強化用充填材としてヒュームドシリカが日常的に用い
られているが、ヒュームドシリカが25重量%以上のレ
ベルになると液体射出成形用組成物はポンパビリティを
失い、液体射出成形の目的を挫折してしまう。その結果
増量用充填材が添加され、そうすると通常最終製品に色
がつく。これは多くの用途にとって望ましくない結果と
はいえないまでも、しばしば欠点となることがある。
【0011】高いデュロメーターを達成するための別の
アプローチは、硬化したゴムの架橋密度を増大すること
である。ビニル基が存在するため過酸化物硬化が必ずし
も禁止されないことに注意すべきである。このような配
合では、オレフィン性不飽和と水素(化物)で末端が停
止したシロキサン化学種とが別途存在する必要があり、
また触媒として貴金属触媒を用いる。この結果硬化した
ゴムで高い架橋密度が得られるが、これらの配合に伴な
う欠点は、所望の高いデュロメーターが達成されるとは
いっても、得られた硬化したゴムのモジュラスが非常に
高く、伸びが非常に小さいということである。
【0012】製造されるゴムの特性は、成分の化学的性
質のみならず、充填材の性質、添加剤および硬化用触媒
のタイプにも依存する。したがって、熱硬化または液体
射出成形した所与のシリコーンゴムで得られる特性プロ
フィールはさまざまな構成成分の化学的性質およびこれ
ら成分の相対割合に大きく依存する。たとえば、充填材
含量が高いと、得られるゴムの硬さと耐溶剤性は増大す
る。しかし、そのように硬さと耐溶剤性が増大する反
面、充填材に応じて伸びや引裂き強さのような物理的性
質が低下する。
【0013】熱硬化した(すなわち、高コンシステンシ
ー(稠度)またはロール練り可能なゴム)または液体射
出成形したシリコーンゴムの特性はシリコーン成分の性
質および各種添加剤ならびにこれらのそれぞれの割合と
共に変化するばかりでなく、それら特性はまたそのゴム
をコンパウンディングするのに使用した各種手法の結果
としても変化する。すなわち、熱硬化したゴムの特性
は、混合の完全性と成分による充填材の濡れ程度の関数
として変化し得る。液体射出成形したシリコーンゴムの
特性は、エラストマーの網状構造の基礎を形成するアル
ケニルおよび水素化物成分の性質、使用した触媒、充填
材および反応抑制剤に依存する。他の要因がすべて同等
であれば、親水性充填材は疎水性充填材とは異なり最終
の仕上ゴムに大きく異なった特性を付与することにな
る。
【0014】さらに、熱硬化または液体射出成形したゴ
ムの特性は経時的に変化し、硬化反応の初期には特に変
化が激しい。シリコーンゴムは複雑な化学的混合物であ
るので、硬化反応とそれに伴なう副反応は初期硬化の後
かなり遅くなるが完全に停止することはない。したがっ
て、熱硬化または液体射出成形したゴムの特性は時間と
共にゆっくり変化し、できる限りゆっくり変化するのが
好ましい。
【0015】シリコーンゴムは、次の3つの汎用硬化技
術のひとつによって硬化することができる。すなわち、
1)ヒドロシリル化、2)遊離基開始、および、3)高
エネルギー放射線開始である。ヒドロシリル化硬化の場
合、通常、ビニル官能性を有する高分子量ポリマーを低
分子量の水素官能性架橋剤と反応させる。触媒として機
能する安定な白金錯体は、加熱前の硬化の開始を防止す
るために抑制剤と共に加えられる。反応は室温で進行
し、温度の上昇と共に反応速度が増大して架橋した付加
ポリマーを形成する。
【0016】シリコーンゴムの遊離基硬化は、ベンゾイ
ルペルオキシドのような遊離基開始剤の存在下でゴム前
駆体を加熱することによって行なわれる。関与する主要
なメカニズムは、ジメチルシロキサン部分のメチル基か
らの水素の引抜きと、それに続く別のメチル基へのラジ
カル攻撃であり、架橋性エチレン架橋が生成する。小割
合のビニル基が存在すると、前記メチル基はそのビニル
性二重結合に付加することができる。遊離基硬化開始剤
として、ベンゾイルペルオキシドの他に、ビス(2,4
‐ジクロロベンゾイル)ペルオキシド、tert‐ブチ
ルペルオキシベンゾエート、ジクミルペルオキシド、
2,5‐ジメチル‐ジ‐(tert‐ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、および1,1‐ジ‐(tert‐ブチル
ペルオキシ)‐トリメチルシクロヘキサンがある。2,
5‐ジメチル‐ジ‐(tert‐ブチルペルオキシ)ヘ
キサンおよび1,1‐ジ‐(tert‐ブチルペルオキ
シ)‐トリメチルシクロヘキサンはいずれも、ビニルシ
リコーン系熱硬化ゴムに対する遊離基硬化開始剤として
特に有用であり特異的である。
【0017】ガンマ線または電子ビームの高エネルギー
放射線も硬化を達成することができる。このタイプの硬
化では広範囲の結合が破壊され、こうして高エネルギー
によって生成したラジカルが再結合して新たな化学結合
を形成するにつれてさまざまに異なる原子中心間で架橋
が起こる。熱硬化または液体射出成形ゴム組成物を用い
てガスケットのような製品を製造する場合、特定の最終
用途およびその最終用途の環境により、この材料をどの
ように配合し加工するかが決まる。ガスケットの場合、
圧縮永久歪、封止力、および封止力の保持が性能の重要
な尺度である。圧縮永久歪は長年にわたり熱硬化または
液体射出成形ゴム技術で重要な要因である。
【0018】米国特許第2,803,619号には、充
填材としてヒュームドシリカとケイ藻土を添加した圧縮
永久歪の小さいポリジメチルシロキサンガムが開示され
ている。米国特許第2,803,619号の熱硬化ゴム
は、過酸化物により開始させ、150℃で5分間、次い
で250℃で24時間硬化させる加硫によって硬化させ
たものである。圧縮永久歪は、150℃で22時間最初
の厚さの75%に圧縮した後ASTMのD−395に従
って測定した。この米国特許第2,803,619号の
後、ポストベーク硬化時間はシリコーンの熱分解を回避
する条件にまで大幅に短縮され、たとえば、米国特許第
4,774,281号に教示されているように200℃
で4時間となった。このような圧縮永久歪を調節するた
めの製造後の仕上工程により、その物質の価格は大きく
上昇する。
【0019】熱硬化または液体射出成形したゴムの硬化
は、成形プロセス中に硬化を開始させた時に始まる。こ
の硬化は、製品を変形させることなく金型から取り出す
ことができる程度に充分速くなければならない。しか
し、仕上がった最終製品がある程度エラストマー特性を
もっているという要請は、最初エラストマー性の熱硬化
または液体射出成形ゴムがもはや変形できない程度まで
硬化が進行することはできないということを意味してい
る。すなわち、硬化反応の動力学は急速な初期硬化と注
意してバランスをとらなければならない。
【0020】その後の開発は次の3つの技術に集中し
た。すなわち、1)その場における充填材処理、2)反
応後の触媒抑制、および、3)添加剤である。その場に
おける充填材処理は大きく次の2つのグループに分ける
ことができる。すなわち、1)充填材のヘキサメチルジ
シラザンおよびビニルシラザン処理、ならびに、2)ヘ
キサメチルジシラザンおよびビニルアルコキシシラン処
理である。
【0021】遊離基硬化の場合、通常過酸化物で開始さ
れるが、この開始剤は消費される。ガンマ線や高エネル
ギー電子ビームを用いた場合も、ゴム中に反応性の残基
が残ることはない。ビニル‐水素化合物ゴムで硬化を達
成するのにヒドロシリル化触媒を使用する場合、この触
媒は硬化反応によって破壊されないのでこの硬化は制御
しなければならない。それ故、非常に広範囲の抑制剤が
使われている。たとえば、アルカリ土類金属ケイ酸塩
(米国特許第3,817,910号)、金属硫化物(米
国特許第5,219,922号)、ホウ素化合物(米国
特許第4,690,967号)、および各種有機化合物
(米国特許第5,153,244号)がある。熱硬化ま
たは液体射出成形したゴム中に残留する触媒残渣は触媒
として機能し続け得、低レベルの連続した架橋反応が進
行し、これが圧縮永久歪に悪影響を及ぼし得る。
【0022】従来、熱硬化または液体射出成形ゴムに圧
縮永久歪を制御するための添加剤として置換シリコーン
樹脂を添加することが最も多かった。対照的に、近年、
圧縮永久歪を制御するのに尖晶石(スピネル)が用いら
れている(米国特許第5,260,364号)。圧縮永
久歪の制御のために熱硬化または液体射出成形ゴム配合
物に添加されるシリコーン樹脂は高度に分枝したシリコ
ーン樹脂であるから、これらの樹脂が添加される時期に
よっては、これらの物質が熱硬化または液体射出成形ゴ
ムのエラストマー性マトリックスの一部を形成するとい
う結論に至ることがある。
【0023】業界で未だに充分解決されていない現在の
問題は、現在用いられている各種シリカ充填材の不完全
に反応した表面シラノール基に関するものである。シリ
カ中に反応性、すなわち未反応の表面ヒドロキシルまた
はシラノール基が存在すると、縮合反応およびシリカ成
分の構造化が起こる。現在使用されているひとつの解決
策は、シラノールまたはメトキシで停止したシリコーン
流体をブレンド剤として使用して、充填材をシリコーン
成分中に分散させる際の補助とすると共に充填材の構造
化に至らない反応中心を提供することである。ある意味
で、これらのブレンド剤は反応性の希釈剤である。すな
わち、これらのブレンド剤は充填材表面のヒドロキシル
基またはシラノール基と反応し、充填材粒子間または充
填材とガム分子との間で起こるエラストマー特性の損失
および脆化に至る縮合反応を防止するからである。
【0024】米国特許第5,569,688号には、ア
ンモニアを発生する添加剤を用いて、液体射出成形また
は熱硬化ゴムの圧縮永久歪を制御することが開示されて
いる。すなわち、熱分解によりアンモニアを生成するこ
とができるアンモニア水、尿素その他の化合物または化
学的分解によりアンモニアを生成する化合物(たとえ
ば、ヘキサメチルジシラザン)を用いて、硬化した液体
射出成形シリコーンゴムの圧縮永久歪の値を低下させ
る。米国特許第5,486,551号には、炭酸アンモ
ニウムやギ酸アンモニウムを、熱的に分解してアンモニ
アを放出する圧縮永久歪添加剤化合物として使用するこ
とが開示されている。他の技術では熱硬化性または液体
射出成形シリコーンゴム系に強化用充填材としてヒュー
ムドシリカを用いることが推奨されているのとは対照的
に、上記米国特許第5,569,688号と同第5,4
86,551号はいずれも充填材として沈降シリカを使
用している。
【0025】液体射出成形したシリコーン材料は多くの
工業用途向けの材料として有用ないくつかの特性をもっ
ている。そのようなシリコーンの特徴のひとつは、これ
らシリコーンの表面エネルギーが低いということであ
る。これは、材料としてのシリコーンが他の材料と接触
した際に容易に離れるということを意味している。この
特性は利点となることもあるが、二成分成形、トランス
ファー成形またはオーバー成形(overmolding) の場合の
ように基材に対する接着が望まれるときには、この容易
に離れるという特性は接着促進剤によって修正しなけれ
ばならない。接着促進剤はポストベーキングといわれる
工程によってその効力が高められることが多い。しか
し、ポストベーキングは生産性の点で大きなマイナスと
なる。
【0026】シリコーン材料を電気コネクターの場合の
ようにシールの一部として用いる場合、そのシリコーン
はコネクターの組合せ相手の一方に接着しなければなら
ないが、それでもなお他方からは容易に離れることがで
きなければならない。すなわち、シリコーンの潤滑性と
剥離性を増大する添加剤を添加するということは接着促
進剤の機能に抗して作用することになる。このように、
ある種の基材には接着するが他のものには接着しない液
体射出成形可能なシリコーンを調製することは、この材
料に求められる相反する性能のために、シリコーン調合
分野で常に問題となっているのである。
【0027】
【発明の要約】本発明は、 1)シリコーンエラストマー、 2)カチオン性有機窒素化合物の塩、 3)ビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート、
および 4)式
【0028】
【化4】
【0029】[式中、RA1、RA2、RA3およびRA4は各
々が独立して炭素原子1〜40個の一価の有機基であ
り、RA5は炭素原子2〜40個の一価のオレフィン性有
機基であり、y′は0〜約50の範囲であり得、x′は
0または1〜約100の範囲であり得、アルケニル含量
はy′が0のときの0からy′が0より大きいときの約
25重量%までの範囲である]を有するシラノールで末
端が停止したポリマーを含む硬化性シリコーンエラスト
マー組成物であって、当該組成物が、さらに 5)当該硬化性エラストマー組成物に可溶であり、当該
硬化性組成物が硬化したときの方が当該硬化性エラスト
マー組成物に対する溶解性が低く、そのため当該硬化し
た組成物からにじみ出る(ブリードする)シリコーンを
含んでおり、かつ、硬化したシリコーンエラストマーの
圧縮永久歪が前記窒素化合物を含まない硬化したシリコ
ーンエラストマーの圧縮永久歪より小さく、プライマー
なしで接着を示し剥離が容易な、前記硬化性シリコーン
エラストマー組成物を提供する。また、本発明では、低
圧縮永久歪塩が好ましくは以下のカチオン性窒素カチオ
ン1)〜4)を含む塩の群の中から選択される。 1)次式を有する一価のカチオン。 RN1 a N2 b N3 c N4 d + ここで、RN1は水素および炭素原子1〜40個の一価の
有機基より成る群の中から選択され、RN2、RN3および
N4は各々が独立して、炭素原子1〜40個の一価の有
機基より成る群の中から選択され、aは0〜3の範囲の
値を有し、b、cおよびdはそれぞれ独立して0〜4の
範囲の値を有する。ただし、a+b+c+dは常に4に
等しい。 2)次式を有する環式脂肪族窒素複素環のカチオン。 (CH2-e e f NRN5 g 2-g ここで、eは0、1または2であり、Qは炭素原子1〜
40個の一価の有機基であり、fは4以上の整数であ
り、RN5は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、
gは0、1または2である。 3)次式を有する環式芳香族窒素複素環式化合物のカチ
オン。 (CH1-h h i NRN6 j 2-j ここで、hは0または1であり、Qは炭素原子1〜40
個の一価の有機基であり、iは5以上の整数であり、R
N6は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、jは0
または1である。 4)炭素原子に二重結合した窒素を含有する窒素化合物
のカチオン。
【0030】また、本発明は、 1)アルケニルオルガノポリシロキサン、ならびに 2)水素含有シランおよび水素含有オルガノポリシロキ
サンより成る群の中から選択される水素含有ケイ素化合
物を含む硬化性シリコーンエラストマーも提供する。本
発明では、本発明の硬化性シリコーン組成物が基材に接
着する。その基材は熱硬化性でも熱可塑性でもよい。熱
硬化性または熱可塑性の基材はポリマーであることがで
きる。本発明により提供されるシリコーン組成物は、オ
ーバー成形、トランスファー成形または二成分成形され
た後に基材からの剥離が容易である。さらに本発明は、
硬化したシリコーンの表面を潤滑にしつつ、同時に、オ
ーバー成形、トランスファー成形または二成分成形され
た基材と接着することができる、接着促進剤と自己ブリ
ード添加剤の配合を提供する。
【0031】
【発明の詳細な記述】本発明においては、カチオン性有
機窒素化合物の塩を添加することを開示し、ここで、前
記窒素化合物は以下の窒素化合物より成る群の中から選
択されるものが好ましい。 1)次式を有する一価のカチオンを含有する窒素化合
物。 RN1 a N2 b N3 c N4 d + ここで、RN1は水素および炭素原子1〜40個の一価の
有機基より成る群の中から選択され、RN2、RN3および
N4は各々が独立して、炭素原子1〜40個の一価の有
機基より成る群の中から選択され、aは0〜3の範囲の
値を有し、b、cおよびdはそれぞれ独立して0〜4の
範囲の値を有する。ただし、a+b+c+dは常に4に
等しい。 2)単環または多環の複素環式化合物のカチオンであり
得る、典型的には次式を有する環式脂肪族窒素複素環の
カチオンを含有する窒素化合物。 (CH2-e e f NRN5 g 2-g ここで、eは0、1または2であり、Qは炭素原子1〜
40個の一価の有機基であり、fは4以上の整数であ
り、RN5は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、
gは0、1または2である。 3)単環または多環の複素環式化合物のカチオンであり
得る、典型的には次式を有する環式芳香族窒素複素環式
化合物。 (CH1-h h i NRN6 j 2-j ここで、hは0か1であり、Qは炭素原子1〜40個の
一価の有機基であり、iは5以上の整数であり、RN6
炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、jは0か1
である。 4)グアニジニウムのような二重結合した窒素カチオン
を含有する窒素化合物、等々。本出願人は、カチオンは
通常アニオンが存在しないと存在しないということを認
識している。しかし、中和する対イオンの機能を果たす
ために選択されるアニオンは、本発明のカチオン性窒素
イオンの分解を触媒しない公知のいかなるアニオンでも
よい。ただし、得られる塩は、低い圧縮永久歪の効果が
望まれるシリコーンエラストマーを分解してはならな
い。適したアニオンとしては、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、硫酸基、重硫酸基、亜硫酸基、重亜硫酸基、炭酸
基、重炭酸基、カルボン酸基(たとえば、酢酸基、プロ
ピオン酸基など)、硝酸基、亜硝酸基、リン酸基、亜リ
ン酸基、ホウ酸基、テトラフルオロホウ酸基、アンチモ
ン酸基、ヒ酸基、塩素酸基、臭素酸基、ヨウ素酸基、次
亜塩素酸基、次亜臭素酸基、および次亜ヨウ素酸基があ
るが、これらに限定されることはない。
【0032】本発明で有用な液体射出成形用配合物は以
下の成分(A)〜(F)を含む。 (A)以下の(1)〜(3)を含む、アルケニル、好ま
しくはビニルを含有するポリオルガノシロキサン成分1
00重量部。 (1)25モル%までのフェニル基を有し、粘度が25
℃で約2,000〜約1,000,000センチポアズ
である、線状で高粘度のアルケニルまたはビニルで末端
が停止したオルガノポリシロキサン70〜98重量部。 (2)1分子当たり少なくとも1個の末端アルケニル基
をもち、アルケニルまたはビニル含量が0.01〜60
モル%で変化し得、粘度が25℃で50〜約5,000
センチポアズであり、25モル%までのフェニル基を有
する、線状で低粘度のオルガノポリシロキサン1〜15
重量部。 (3)約0.1〜約25モル%のアルケニルまたはビニ
ルをもち、粘度が25℃で約50〜10,000センチ
ポアズであり、約25モル%までのフェニル基を有す
る、連鎖上にアルケニルまたはビニルをもつオルガノポ
リシロキサン1〜15重量部。 (B)充填材約5〜約70重量部。 (C)オルガノポリシロキサン組成物全体の約0.1〜
50ppmの白金触媒。 (D)水素含有シランおよび水素含有オルガノポリシロ
キサンより成る群の中から選択されたSiH成分約0.
1〜10重量部。 (E)任意成分として、粘度が25℃で約5〜約100
センチポアズであるヒドロキシ含有オルガノポリシロキ
サン流体または粘度が25℃で約100〜約15,00
0センチポアズであるヒドロキシ含有オルガノボリシロ
キサン樹脂約0.1〜約6.0重量部。 (F)液体射出成形用流体全体の約0.001〜約1.
0重量部の射出成形抑制剤化合物の1種以上。
【0033】この組成物は、室温で数時間硬化させてエ
ラストマーとすることができ、あるいは、高温で、たと
えば150〜200℃で10秒間硬化させることができ
る。ひとつの態様の場合、上記組成物は、第一の成分が
少なくとも成分(C)のすべてを含有し、第二の成分が
成分(D)のすべてと抑制剤化合物(F)を含有する二
成分組成物である。
【0034】線状で高粘度のアルケニルまたはビニルが
末端が停止したオルガノポリシロキサンA(1)は25
モル%までのフェニル基を有しており、25℃の粘度が
約2,000〜約1,000,000センチポアズ、好
ましくは約10,000〜約500,000である。こ
れらの高粘度オルガノポリシロキサンは次の一般式
(1)で表すことができる。
【0035】
【化5】
【0036】ここで、Viはアルケニルまたはビニルを
表し、Rは約20個までの炭素原子を有する一価の炭化
水素基およびハロゲン化された一価の炭化水素基より成
る群の中から選択され、xは約100〜約10,000
以上の範囲、好ましくは約500〜約2,000の範囲
であり得る。適切な高粘度オルガノポリシロキサンは米
国特許第3,884,866号(引用により本明細書に
含まれているものとする)に開示されている。
【0037】線状の低粘度オルガノポリシロキサンA
(2)は1分子当たり少なくとも1個の末端アルケニル
またはビニル基を有しており、アルケニルまたはビニル
の含量が約0.01〜約60モル%、好ましくは約0.
05〜約10モル%の範囲であり、25℃の粘度が約5
0〜約5,000センチポアズ、好ましくは約50〜
1,000センチポアズであり、約25モル%までのフ
ェニル基をもっている。これらの低粘度オルガノポリシ
ロキサンは次の一般式(2)で表すことができる。
【0038】
【化6】
【0039】ここで、R′は約20個までの炭素原子を
有する一価の炭化水素基、約20個までの炭素原子を有
するハロゲン化された一価の炭化水素基、およびアルケ
ニルまたはビニルより成る群の中から選択され、Viは
アルケニルまたはビニルであり、yは約1〜約750で
ある。適切な低粘度オルガノポリシロキサンは米国特許
第3,884,886号(引用により本明細書に含まれ
ているものとする)に開示されている。
【0040】アルケニルまたはビニルを連鎖上にもつオ
ルガノポリシロキサンA(3)は所望の特性を得るため
に重要である。連鎖上にアルケニルまたはビニルをもつ
適切なオルガノポリシロキサンは約0.1〜約25モル
%、好ましくは約0.2〜約5モル%のアルケニルまた
はビニルを有しており、25℃の粘度が約50〜約10
0,000センチポアズ、好ましくは約100〜約1
0,000センチポアズであり、約25モル%までのフ
ェニル基をもっている。これらのオルガノポリシロキサ
ンは下記式(3)を有するオルガノシロキサン単位
(I)と下記構造式(4)を有するオルガノポリシロキ
サン単位(II)のコポリマーとして特徴付けることがで
きる。 (3) Rf 2 gSiO(4-f-g/2) ここで、Rは約20個までの炭素原子を有する一価の炭
化水素基およびハロゲン化された一価の炭化水素基より
成る群の中から選択され、R2 はC−Si結合によって
ケイ素に結合しているオレフィン性炭化水素基であり、
一般に1〜約20個の脂肪族炭素を含有しており、直鎖
でも分枝鎖でもよく、好ましくは多重結合によって結合
した炭素原子を1〜約12個もっており、fは0〜約2
の範囲の値であり、fとgの和は約0.8〜約3.0の
範囲である。 (4) Rh SiO(4-h)/2 ここで、Rは約20個までの炭素原子を有する一価の炭
化水素基およびハロゲン化された一価の炭化水素基より
成る群の中から選択され、hは約0.85〜約2.5の
範囲の値である。R2 は、たとえば、アリル、メタリ
ル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、
オクテニル、エテニルなどでもよいが、ビニルが好まし
い。(I)と(II)のコポリマーは通常、上記式(3)
の化合物を約0.5〜99.5モル%、および上記式
(4)の化合物を約0.5〜99.5モル%含有してい
る。これらのコポリマーの製造は、米国特許第3,43
6,366号および同第3,344,111号(引用に
より本明細書に含まれているものとする)に教示されて
いるように業界でよく知られている。
【0041】連鎖上にアルケニルまたはビニルをもつ好
ましいオルガノポリシロキサンは線状であり、次の一般
式(5)を有する。
【0042】
【化7】
【0043】ここで、Rは約20個までの炭素原子を有
する一価の炭化水素基およびハロゲン化された一価の炭
化水素基より成る群の中から選択され、R2′ はC−S
i結合によってケイ素に結合しているオレフィン性炭化
水素基であり、一般に1〜約20個の脂肪族炭素を含有
しており、直鎖でも分枝鎖でもよく、好ましくは多重結
合によって結合した炭素原子を1〜約12個もってお
り、iとjは、ポリマーが約20モル%までのR2'を含
有するような正の整数である。Viはアルケニルまたは
ビニルである。好ましくはR2'はビニルであるがアルケ
ニルであってもよく、その場合ポリマーは0.05〜1
0モル%のR2'を含有し、25℃の粘度は約300〜約
1000センチポアズの範囲である。
【0044】すでに述べたように、Rは約20個までの
炭素原子を有する一価の炭化水素基およびハロゲン化さ
れた一価の炭化水素基、すなわちオルガノポリシロキサ
ンの置換基として通常使われる基より成る群の中から選
択される。したがって、基Rは、単核または二核のアリ
ール基(たとえば、フェニル、トリル、キシリル、ベン
ジル、ナフチル、アルキルナフチルなど)、ハロゲン化
された単核または二核のアリール基(たとえば、クロロ
フェニル、クロロナフチルなど)、アルキル基1個当た
り0〜8個の炭素原子を有する単核アリール低級アルキ
ル基(たとえば、ベンジル、フェニルなど)、直鎖また
は分枝鎖のアルキル置換基としての、1〜8個の炭素原
子を有する低級アルキル基(たとえば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチルなど)、2〜8個の炭素原子を有する低級
アルケニル基(たとえば、ビニル、アリル、および1‐
プロペニル)、1〜8個の炭素原子を有するハロ低級ア
ルキル基(たとえば、クロロプロピル、トリフルオロプ
ロピル)、およびシクロアルキル基(たとえば、シクロ
ブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル)より成
る群の中から選択され得る。Rは上記のいずれでもよい
が、当業者には容易に認識できるように、すべてのRが
高分子量の基であることができるわけではなく、またR
はビニル基反応に悪影響を及ぼさないように選択するべ
きである。Rは炭素原子1〜8個の低級アルキル基、た
とえばメチル、エチル、およびフェニル、トリフルオロ
プロピルであるのが好ましく、また(置換基の数とし
て)少なくとも70%がメチルであるとさらに好まし
い。
【0045】SiH成分(D)は架橋剤として機能し、
水素含有シランおよび水素含有オルガノポリシロキサン
より成る群の中から選択することができる。水素含有オ
ルガノポリシロキサンは次式(6)を有する単位を1分
子当たり少なくとも1個含有するコポリマーとして特徴
付けることができる。 (6) Rk m SiO(4-k-m)/2 ここで、このオルガノポリシロキサン中の残りのシロキ
サン単位は前記式(4)の範囲に入るものであるが、式
(4)のRと式(6)のRは飽和でなければならない。
また、kは0〜約2の範囲の値をもち、kとmの和は約
0.8〜約3.0の範囲である。この水素含有オルガノ
ポリシロキサンの粘度は25℃で約5〜約100センチ
ポアズの範囲であるべきである。
【0046】上記水素含有オルガノポリシロキサンに
は、たとえばM(R)2 SiO1/2 およびSiO2 の単
位を有するMQ樹脂が包含される。また、水素置換を有
するMDQ樹脂、MTQ樹脂、MDT樹脂、MTQ樹脂
およびMDTQ樹脂も包含される。一般にコポリマーは
式(6)の単位を0.5〜99.5モル%、式(4)の
単位を99.5〜0.5モル%含有する。
【0047】MQ、MDQ、MTQ、MDT、MDTQ
およびMTと指称される化合物、オリゴマー、樹脂また
は流体は、ニューヨークのジョン・ウィリー・アンド・
サンズ(John Wiley and Sons) のウィリー‐インターサ
イエンス部門(Wiley-Interscience division) により1
978年に発行されたリーブハフスキー(H.A. Liebhafs
ky) による研究論文「モノグラムによるシリコーン(Sil
icones Under the Monogram)」の第99頁以降に説明さ
れている命名法に従っている。本発明においては、M′
のような置換異性体はMとは異なるが、ポリマー構築ブ
ロックの点では「M」として機能する。D′とD、T′
とT、Q′とQも同様である。各々の構築ブロックのタ
イプには多くの変種があり、上記文献に記載されている
簡単な略称によって表されるすべてがそれぞれのM、
D、TおよびQ官能性を保持しつつ組成に関しては同一
の可変性種であるものとする。
【0048】好ましい水素含有オルガノポリシロキサン
は次式(7)の線状オルガノポリシロキサンである。
【0049】
【化8】
【0050】ここで、Rは前に定義したもののうち不飽
和化合物を除いたものであり、R3 は不飽和化合物を除
いたRと同じであるが水素が追加されており、nは1〜
約1000の範囲であり、pは5〜約200の範囲であ
る。nが10〜約500であり、pが5〜約200の範
囲であるとさらに好ましい。水素含有オルガノポリシロ
キサン(D)は、(A)の100重量部当たり約0.5
〜25重量部の濃度で、好ましくは(A)の100重量
部当たり約0.5〜約10重量部の濃度で使用する。
(A)内のビニル基1個当たり少なくとも1個の水素原
子がSiH材料内にあるのが望ましく、ビニル基毎に約
1.1〜約2.5個の水素原子があると好ましい。
【0051】このSiHオレフィン付加反応に対する白
金触媒として多くのタイプのものが知られており、その
ような白金触媒は本発明における反応で使用できる。光
学的透明性が必要とされる場合、好ましい白金触媒は反
応混合物に可溶な白金化合物触媒である。白金化合物
は、米国特許第3,159,601号(引用により本明
細書に含まれているものとする)に記載されているよう
に式(PtCl2 オレフィン)またはH(PtCl3
レフィン)を有するものの中から選択することができ
る。これら2つの式に示されているオレフィンはほとん
どいかなるタイプのオレフィンとすることができるが、
2〜8個の炭素原子を有するアルケニレン、5〜7個の
炭素原子を有するシクロアルケニレン、またはスチレン
が好ましい。上記式に使用できる特定のオレフィンはエ
チレン、プロピレン、ブチレンの各種異性体、オクチレ
ン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン
などである。
【0052】本発明の組成物に使用できる別の白金含有
材料は米国特許第3,159,662号(引用により本
明細書に含まれているものとする)に記載されている塩
化白金のシクロプロパン錯体である。さらに、白金含有
材料は、米国特許第3,220,972号(引用により
本明細書に含まれているものとする)に記載されてい
る、塩化白金酸と、白金1g当たり2モルまでのアルコ
ール、エーテル、アルデヒドおよびこれらの混合物より
成る群の中から選択されたものとから形成された錯体と
することができる。
【0053】液体射出成形用組成物に使用するのに好ま
しい触媒はカールシュテット(Karstedt)の米国特許第
3,715,334号、同第3,775,452号およ
び同第3,814,730号に記載されている。この技
術に関する追加の背景については、1979年ニューヨ
ークのアカデミック・プレス(Academic Press)によって
発行されたストーン(F.G.A. Stone)およびウェスト(R.
West) 編、「有機金属化学における進歩(Advances in O
rganometallic Chemistry)」第17巻、第407〜44
7頁のスパイヤー(J.L. Spier)著「遷移金属によるヒド
ロシリル化の均一触媒(Homogeneous Catalysis of Hydr
osilation by Transition Metals) 」を参照されたい。
当業者は白金触媒の有効量を容易に決定することができ
る。一般に、有効量はオルガノポリシロキサン組成物全
体の約0.1〜50ppmの範囲である。
【0054】本発明の組成物において高い引張り強さを
得るためには組成物中に充填材(B)を配合するのが望
ましい。選択できる多くの充填材の例は、二酸化チタ
ン、リトポン、酸化亜鉛、ケイ酸ジルコニウム、シリカ
エーロゲル、酸化鉄、ケイ藻土、炭酸カルシウム、ヒュ
ームドシリカ、シラザン処理シリカ、沈降シリカ、ガラ
ス繊維、酸化マグネシウム、酸化クロム、酸化ジルコニ
ウム、酸化アルミニウム、α石英、焼成クレー、アスベ
スト、炭素、黒鉛、コルク、綿、合成繊維などである。
【0055】本発明の組成物に利用される好ましい充填
材は表面処理してあってもよいヒュームドシリカまたは
沈降シリカである。表面処理のひとつの方法では、ヒュ
ームドシリカまたは沈降シリカを加熱加圧下で環状オル
ガノポリシロキサンに曝露する。充填材を処理する別の
方法は、アミン化合物の存在下でシリカをシロキサンま
たはシランに曝露するものである。
【0056】シリカ充填材を表面処理する特に好ましい
方法ではメチルシランまたはシラザン表面処理剤を使用
する。メチルシランまたはシラザンで表面処理したヒュ
ームドシリカまたは沈降シリカ充填材は容易に流動する
特性を示し、また未硬化の液体前駆体シリコーン組成物
の低い粘度をあまり増大させない。硬化後、シラザンで
処理したシリカは硬化したエラストマーに対して改良さ
れた引裂き強さを付与する。その場での処理としてシラ
ザン処理と成分(A)を組合せると物理的性質の改良が
最大になるようである。シラザン処理は米国特許第3,
635,743号および同第3,847,848号(引
用により本明細書に含まれているものとする)に開示さ
れている。
【0057】充填材(B)は、通常、(A)の100重
量部につき約5〜約70重量部、好ましくは15〜50
重量部の濃度で使用する。好ましい充填材は、シラザン
でその場で処理したヒュームドシリカまたはシラザンで
処理したヒュームドシリカとシラザンで処理した沈降シ
リカの混合物である。後者の混合物の特に好ましいもの
は、ヒュームドシリカ対沈降シリカの重量比が約25/
1〜約1/1、好ましくは約10/1〜約5/1のもの
である。
【0058】離型性を改良し、液体射出成形用オルガノ
ポリシロキサン組成物の保存寿命を伸ばすためにヒドロ
キシ含有オルガノポリシロキサン流体または樹脂(E)
を添加してもよい。シラザンで処理した沈降シリカ充填
材が組成物中に存在する場合、沈降シリカ充填材と共に
ヒドロキシ含有オルガノポリシロキサン流体または樹脂
を添加して増大した保存寿命と離型性を得ることができ
る。適切なヒドロキシ含有オルガノポリシロキサン流体
は25℃の粘度が約5〜約100センチポアズ、好まし
くは約20〜50センチポアズである。これらの流体ま
たは樹脂は次式(8)で表すことができる。 (8) Rq (OH)r SiO(4-q-r)2 ここで、Rはすでに定義した通りであり、qは0〜約
3、好ましくは0.5〜約2.0の範囲であり、rは
0.005〜約2であり、qとrの和は約0.8〜約
3.0の範囲である。このオルガノポリシロキサン流体
または樹脂のヒドロキシ置換は主として末端のヒドロキ
シ置換である。適切なヒドロキシ含有オルガノポリシロ
キサン樹脂は25℃の粘度が約100〜約15,000
センチポアズ、好ましくは約1,000〜8,000セ
ンチポアズである。
【0059】成分(A)、(B)、(E)および添加剤
は、液体射出成形用組成物を形成するために混合される
2つの組成物の両方に分割される。このようにして貯蔵
および輸送中の早期の反応を回避する。硬化したシリコ
ーンゴム組成物を形成したいときには、2つの成分を互
いに混合し、組成物を硬化させる。ごく一般的には、硬
化性の組成物が貯蔵中に硬化しないで週末のような短期
間の間液体射出成形用装置内に樹脂を貯蔵しておける硬
化速度となるように抑制剤を配合する。
【0060】伝統的に液体射出成形系は2つの組成物、
すなわち白金含有触媒を含有する第一の組成物と水素化
物および抑制剤を含有する第二の組成物とをもってい
る。これら2つの組成物は、射出成形に使用する直前に
静的ミキサー中で混合する。射出成形用キャビティー温
度は通常300°F以上である。液体射出成形用抑制剤
の主たる機能は、金型が充填されるまでその成形用組成
物の硬化を防止し、その後金型が充填されたら迅速に硬
化させて短いサイクル時間を確保することである。2つ
の組成物は直接射出成形してもよいし、またはフィルム
やコーティングのような用途では溶剤に溶解してもよ
い。
【0061】射出成形の際、早期硬化を防止するために
混合バレルと射出チャンバは冷たくなければならない。
金型温度は一般に約150〜約500°Fで変化する。
顔料、チキソトロープ剤、熱安定剤などは業界における
教示に従って添加すればよい。触媒含有材料において適
当な可使時間を得るためには、抑制剤を添加するのが特
に望ましい。適切な抑制剤は米国特許第4,256,8
70号(引用により本明細書に含まれているものとす
る)に教示されている。現存する技術で存在する最も重
大な問題のひとつは、触媒反応の動力学および射出成形
プロセスの熱化学によって製品の大きさと重量が制限さ
れることである。これら2つのパラメーターは現在相互
に関連して液体射出成形されるシリコーンゴム製品の大
きさを制限している。
【0062】米国特許第3,445,420号(その教
示内容はここで引用したことにより本明細書に含まれて
いるものとする)には、オルガノポリシロキサンと沸点
が25℃以上のアセチレン系化合物とを含む硬化性組成
物が開示されている。そのアセチレン系化合物は分子の
構造骨格中に少なくとも1個のアセチレン部分を含んで
いる。この米国特許第3,445,420号に開示され
ているアセチレン系化合物を使用することは業界でよく
知られているが、米国特許第3,445,420号によ
って示されている発明および関連する発明を実施して
も、本発明とは対照的に、より大きな成形品を液体射出
成形することはできなかった。
【0063】したがって、本発明の低圧縮永久歪添加剤
化合物と共に使用する液体射出成形用組成物は、以下の
1)〜10)の成分を含む。 1)粘度が10,000〜100,000センチポアズ
の範囲でビニル含量が約0.05〜約0.15重量%の
範囲であるビニルで停止したポリジメチルシロキサンA
(1)35〜75重量部。 2)粘度が50〜5,000センチポアズの範囲でビニ
ル含量がおよそ1.5重量%である末端と連鎖上にビニ
ルをもつ低分子量のポリオルガノシロキサンA(2)1
0重量部以下。 3)粘度が50〜10,000センチポアズであるモノ
ビニルで停止したポリオルガノシロキサンA(3)10
重量部以下。 4)表面積が150〜450m2 /gの範囲であるヒュ
ームドシリカまたは熱分解法シリカ充填材(B)5〜3
0重量部。 5)Ptヒドロシリル化触媒(C)2〜50重量部。 6)抑制剤化合物(F)0.01〜0.50重量部。 7)水素化シリル(D)100〜500重量ppm。 8)必要に応じて、追加量の水素化シリル(これによ
り、水素化物基は、存在するオレフィン性不飽和の全量
と少なくともモル当量で存在する)。 9)離型剤、典型的にはシラノール含量が約2〜約11
重量%で粘度が約5〜約100センチポアズのヒドロキ
シで停止したポリジオルガノシロキサンまたはシラノー
ル含量が約1〜約5重量%で粘度が約100〜約15,
000センチポアズのシラノール含有樹脂であるシラノ
ール流体0.1〜6.0重量部。 10)本発明の低圧縮永久歪添加剤化合物約1〜約1
0,000重量ppm、好ましくは約5〜約5,000
重量ppm、より好ましくは約10〜約1,000重量
ppm、最も好ましくは約20〜約600重量ppm。
【0064】化学量論を検討すると、アルケニル基と水
素化物基の間の1対1のモル基準によると、架橋に対し
て必要な1対1の当量が確立されるということが示され
るが、拡散の制限と架橋反応が起こりそのためさらに拡
散が減少するという事実とのために、アルケニルに対し
て水素化物がモル過剰の場合、所与の配合物の物理的性
質は、これら2つの反応体が厳密にモル当量で存在する
配合物と比べて改良される傾向がある。このモル過剰
は、液体射出成形用組成物中でアルケニルに対して水素
化物が約20〜40%、好ましくは25〜35%、最も
好ましくは30%モル過剰な範囲である。
【0065】本発明において液体射出成形用配合物に対
して使用できる高アルケニル含量の樹脂を添加した場
合、デュロメーターのようなある種の物理的性質が改良
され、液体射出成形用ベース配合物が標準的な量である
とき、高アルケニル樹脂またはその混合物を次第に量を
増大させて添加するとその性質が次第に改善される。こ
の物理的性質の制御可能な改良を達成するために液体射
出成形用配合物に添加される高アルケニル含量樹脂の増
大に伴ない、水素化シリル種とアルケニル種の所望のモ
ル比1〜1.6を維持するためには、液体射出成形用配
合物に添加される水素化物含有材料の量も比例して増大
しなければならない。
【0066】液体射出成形用組成物を用いる場合、本発
明のプロセスと組成物により、ピーク硬化速度に影響を
及ぼすことなく圧縮永久歪を低減することができる。低
圧縮永久歪添加剤によって影響されないピーク硬化速度
とは、ベースのピーク速度の約80%以上で、かつベー
スのピーク速度の約120%以下であるピーク硬化速度
と定義される。ここで、ベースのピーク速度とは、本発
明の低圧縮永久歪添加剤が存在しない場合の液体射出成
形用組成物に対して測定したピークの速度と定義され
る。したがって、プラスマイナスほぼ20%以内で変動
するピーク硬化速度は影響されていないピーク硬化速度
である。
【0067】各種の流体、樹脂およびガムを指称するの
に、Mで停止したポリジオルガノシロキサンの場合にM
DMと略記するようなやり方はシリコーン化学の分野で
は標準的である。この略記法では、繰返し単位Dの重合
度は得られるポリマーの粘度以外特定されない。たとえ
ば、MDx Mというようにさらに詳細に記載することも
あるが、この場合のxは重合度を示す化学量論的係数で
あり、この値が低いと注入できる流体が生成し、中間的
な値であるとより粘稠な流体が得られ、高い値になると
ガムが生成する。xが増大すると粘度も増大する。表記
法および等価の点で、MDviDMは化学略記法の一例で
あり、このポリマーの構造はより正確には化学量論的添
字を有し、すなわち、MDvi x y Mで表され、これら
の添字は直接重合度および粘度と関係している。これら
の化学量論的添字の存在は使用した化学的略記から推定
しなければならないとしても、それらの添字は所与のポ
リマー性シリコーンの粘度を規定することによって定義
される。
【0068】各種形態の未処理および処理した熱分解法
シリカまたはヒュームドシリカ充填材が使用されてい
る。選択される処理は、オクタメチルシクロテトラシロ
キサンのような低分子量の環状オリゴマー性シリコーン
またはヘキサメチルジシラザンのようなシラザン類によ
る処理であることが多い。そのような処理された充填材
の技術では、さらに、そのような材料を最初にシラザン
で処理し、次いで低分子量の環状オリゴマーで仕上処理
する、またはこの逆といった二重処理をすることもあ
る。通常これらの処理はその場で、または別途特別に行
なわれる。二元の機能を果たし得る能力、すなわち、ガ
ムブレンドの粘度を低下させると同時にヒュームドシリ
カ強化用充填材の表面を処理するという能力によって加
工助剤を選択するような技術であることが多い。
【0069】配合物を他の材料に接合するのが望ましい
ことが多い。したがって、液体射出成形可能なシリコー
ン組成物またはロール練り可能な熱硬化性ゴム組成物
は、その材料と各種基材との接着力を増大させる添加剤
を含有していてもよい。これらの材料を接合させられる
基材としては熱硬化性のポリマーと熱可塑性のポリマー
とがある。熱硬化性のポリマーの例として、アルキド樹
脂、たとえば無水フタル酸‐グリセロール樹脂、マレイ
ン酸‐グリセロール樹脂、アジピン酸‐グリセロール樹
脂および無水フタル酸‐ペンタエリトリトール樹脂;フ
タル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、マレイン酸ジ
アリルおよびクロレンド酸ジアリルのようなモノマーが
ポリエステル化合物中で非揮発性の架橋剤として機能す
るアリル樹脂;アミノ樹脂、たとえばアニリン‐ホルム
アルデヒド樹脂、エチレン尿素‐ホルムアルデヒド樹
脂、ジシアンジアミド‐ホルムアルデヒド樹脂、メラミ
ン‐ホルムアルデヒド樹脂、スルホンアミド‐ホルムア
ルデヒド樹脂および尿素‐ホルムアルデヒド樹脂;エポ
キシ樹脂、たとえば架橋エピクロロヒドリン‐ビスフェ
ノールA樹脂;フェノール樹脂、たとえばフェノール‐
ホルムアルデヒド樹脂、たとえばノボラック(Novolac)
およびレゾール;ならびに熱硬化性のポリエステル、シ
リコーンおよびウレタンがある。熱可塑性ポリマーの例
として、末端がキャッピングされたポリアセタール、た
とえばポリ(オキシメチレン)またはポリホルムアルデ
ヒド、ポリ(トリクロロアセトアルデヒド)、ポリ(n
‐バレルアルデヒド)、ポリ(アセトアルデヒド)、ポ
リ(プロピオンアルデヒド)など;アクリルポリマー、
たとえばポリアクリルアミド、ポリ(アクリル酸)、ポ
リ(メタクリル酸)、ポリ(エチルアクリレート)、ポ
リ(メチルメタクリレート)など;フルオロカーボンポ
リマー、たとえばポリ(テトラフルオロエチレン)、過
フッ化エチレン‐プロピレンコポリマー、エチレン‐テ
トラフルオロエチレンコポリマー、ポリ(クロロトリフ
ルオロエチレン)、エチレン‐クロロトリフルオロエチ
レンコポリマー、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポリ(フ
ッ化ビニル)など;ポリアミド、たとえばポリ(6‐ア
ミノカプロン酸)またはポリ(ε‐カプロラクタム)、
ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)、ポリ(ヘキサメチ
レンセバカミド)、ポリ(11‐アミノウンデカン酸)
など;ポリアラミド、たとえばポリ(イミノ‐1,3‐
フェニレンイミノイソフタロイル)またはポリ(m‐フ
ェニレンイソフタルアミド)など;パリレン、たとえば
ポリ‐p‐キシリレン、ポリ(クロロ‐p‐キシリレ
ン)など;ポリアリールエーテル、たとえばポリ(オキ
シ‐2,6‐ジメチル‐1,4‐フェニレン)またはポ
リ (p‐フェニレンオキシド)など;ポリアリールス
ルホン、たとえばポリ(オキシ‐1,4‐フェニレンス
ルホニル‐1,4‐フェニレンオキシ‐1,4‐フェニ
レン‐イソプロピリデン‐1,4‐フェニレン)、ポリ
(スルホニル‐1,4‐フェニレンオキシ‐1,4‐フ
ェニレンスルホニル‐4,4′‐ビフェニレン)など;
ポリカーボネート、たとえばポリ(ビスフェノールA)
またはポリ(カルボニルジオキシ‐1,4‐フェニレン
イソプロピリデン‐1,4‐フェニレン)など;ポリエ
ステル、たとえばポリ(エチレンテレフタレート)、ポ
リ(テトラメチレンテレフタレート)、ポリ(シクロヘ
キシレン‐1,4‐ジメチレンテレフタレート)または
ポリ(オキシメチレン‐1,4‐シクロヘキシレンメチ
レンオキシテレフタロイル)など;ポリアリールスルフ
ィド、たとえばポリ(p‐フェニレンスルフィド)また
はポリ(チオ‐1,4‐フェニレン)など;ポリイミ
ド、たとえばポリ(ピロメリットイミド‐1,4‐フェ
ニレン)など;ポリオレフィン、たとえばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ(1‐ブテン)、ポリ(2‐
ブテン)、ポリ(1‐ペンテン)、ポリ(2‐ペンテ
ン)、ポリ(3‐メチル‐1‐ペンテン)、ポリ(4‐
メチル‐1‐ペンテン)、1,2‐ポリ‐1,3‐ブタ
ジエン、1,4‐ポリ‐1,3‐ブタジエン、ポリイソ
プレン、ポリクロロプレン、ポリアクリロニトリル、ポ
リ(酢酸ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリスチ
レンなど;以上のもののコポリマー、たとえばアクリロ
ニトリル‐ブタジエン‐スチレン(ABS)コポリマー
など、等がある。
【0070】液体射出成形可能な組成物の場合、成形さ
れた部分を液体組成物が射出される金型の一部とするこ
とができ、添加剤は接合が望まれる表面に対して接着力
を付与する。これは、別のところで、すなわち、液体射
出成形可能なシリコーン組成物が成形される金型の外で
部品を成形する場合にも、または液体射出成形可能なシ
リコーン組成物が成形される金型の中で部品を成形す
る、すなわち共射出の場合にも起こり得る。本発明の組
成物では、二成分型の自己接着性接着促進剤系が最もう
まく働くようである。この二成分系は、連鎖上にビニル
をもっていてもよいシラノールで末端が停止した線状シ
リコーンと、次式を有するビス(トリメトキシシリルプ
ロピル)フマレートとで構成される。
【0071】
【化9】
【0072】この化合物はトランス異性体である(トラ
ンス異性体がフマレートであり、シス異性体はマレエー
トである)。連鎖上にビニルをもっていてもよいシラノ
ールで末端が停止したポリマーの式は次の通りである。
【0073】
【化10】
【0074】ここで、RA1、RA2、RA3、RA4は各々独
立して炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、RA5
は炭素原子2〜40個の一価のオレフィン性有機基であ
り、y′は0〜約50の範囲であり、x′は0または1
〜約100の範囲であり、アルケニル基が存在する場
合、すなわちy′が0でない場合、ビニル含量は約0.
10〜約25.00重量%の範囲である。
【0075】シラノールで停止したシリコーン成分は、
液体射出成形用配合物中で、組成物の総重量を基準にし
て約0.10〜約5.00重量%、好ましくは約0.1
5〜約2.00重量%、さらに好ましくは約0.20〜
約2.00重量%、最も好ましくは約0.25〜約1.
00重量%のレベルで使用する。また、ビス(トリメト
キシシリルプロピル)フマレート成分は、液体射出成形
用配合物中で、組成物の総重量を基準にして約0.10
〜約5.00重量%、好ましくは約0.15〜約2.0
0重量%、さらに好ましくは約0.20〜約2.00重
量%、最も好ましくは約0.25〜約1.00重量%の
レベルで使用する。ロール練り可能な熱硬化性ゴム配合
物中にこの接着促進剤系を使用する場合、重量範囲は液
体射出成形可能なシリコーン組成物に対して理想的なも
のから変動する。
【0076】本出願で「炭素原子1〜40個の一価の有
機基」という場合には、限定されることはないが次式:
CH3 CH(RN1 a N2 b N3 c + )CO2 H、CH
2(RN1 a N2 b N3 c + )CO2 Hなど、すなわ
ち、アミノ酸のアンモニウムカチオン(ここで、RN1
N2、RN3はすでに定義した通りである)またはアミノ
酸の双性イオン形態、アミノ酸自身ならびにアミノ酸エ
ステルおよびアミドのアンモニウムカチオンによって例
示される組成物およびイオンが包含されるものとする。
単純なアンモニウムイオン塩、すなわちNH4 + の塩を
除いたあらゆるカチオン性窒素化合物が本発明の低圧縮
永久歪添加剤化合物として考えられる。
【0077】シリコーン組成物と基材の接着力を増大さ
せることが望ましいが、シリコーンをその基材から剥離
できるという性能を増大させるのが望ましいことが多
い。これらの2つの特性は、シリコーンとある特定の基
材との接着が望まれるがデバイスが機能するには別の基
材からは容易に剥離される必要があるようなコネクター
の製造において互いに相入れないものである。
【0078】シリコーン組成物の容易な剥離または潤滑
性を改良するかなり典型的な手段は、シリコーンに対す
る溶解性が限られており、そのため経時的ににじみ出る
(ブリードする)液体状化合物を配合物に単に添加する
ことである。このような物質の理想的なものは潤滑性も
備える。これらの化合物は、ジオルガノシロキサン、た
とえばポリジメチルシロキサン、フェニル含有シロキサ
ン、たとえばジフェニルシロキサンとジオルガノシロキ
サンとのコポリマーおよびメチルフェニルシロキサンと
ジオルガノシロキサンとのコポリマー、フルオロシリコ
ーン、たとえばトリフルオロプロピルで置換されたシロ
キサンを含有するシリコーン、ポリジメチルシロキサ
ン、脂肪族および芳香族炭化水素より成る化合物群の中
から選択するのが普通である。これらの化合物は基材に
対する組成物の接着力に悪影響を与えることなく0〜1
00℃で液体である。これらの化合物を用いることに伴
なう重大な欠点は、一般に基材に対する接着力が低下す
ることである。本発明の調合物により驚くべきことに、
そして予想に反して立証されたことは、接着促進剤と潤
滑性または容易な剥離のための自己ブリード添加剤とを
両方とも含有する組成物が、二成分成形、オーバー成形
またはトランスファー成形で使用されるある基材に対す
る接着と、接着促進剤の作用およびオーバー成形、トラ
ンスファー成形または二成分成形の同時成形プロセスに
よりシリコーンが基材に接合されない第二の同等な基材
からの剥離、という相矛盾する目的を同時に達成するこ
とができるということである。これら2つの相反する、
または矛盾する特性を同時に達成できると、シリコーン
がシールとして機能し、製品の一方の組合せ相手または
表面と接合しているがそのシリコーンが他方の組合せ相
手または表面からは容易に剥離するような、コネクター
およびこれに類似する物品の組立てが可能になる。本発
明のシリコーン組成物にこのユニークな組合せの特性を
与えると共に本発明の組成物中に使用する接着促進剤と
相溶性である自己ブリード添加剤は、25℃の粘度が1
〜約10000センチポアズ、好ましくは約5〜約50
00センチポアズ、より好ましくは約100〜約300
0センチポアズ、最も好ましくは約500〜約2000
センチポアズである、ジオルガノシロキサン、たとえば
ポリジメチルシロキサン、フェニル含有シロキサン、た
とえばジフェニルシロキサンとジオルガノシロキサンと
のコポリマーおよびメチルフェニルシロキサンとジオル
ガノシロキサンとのコポリマー、フルオロシリコーン、
たとえばトリフルオロプロピルで置換されたシロキサン
を含有するシリコーン、ポリジメチルシロキサンおよび
シリコーン、並びに同様な粘度範囲を有する0〜100
℃で液体である脂肪族および芳香族の炭化水素より成る
群の中から選択される。自己ブリード添加剤の使用を左
右する要件により、添加剤は、硬化した液体射出成形シ
リコーンエラストマー材料には部分的なまたは低い溶解
性をもつが未硬化の液体射出成形可能なシリコーンエラ
ストマーの成分中では均一な混合物または真の溶液が得
られる程充分な溶解性をもつ特定の種類に限られる。こ
の自己ブリード添加剤は硬化したシリコーンエラストマ
ーの表面に移行し、したがって潤滑面を提供するのが好
ましい。典型的な場合、これらの自己ブリード添加剤の
使用量は、シリコーン組成物全体(A部とB部の合計)
の100重量部を基準にして、約0.5〜約10重量
部、好ましくは約1〜約7重量部、より好ましくは約1
〜約5重量部、最も好ましくは約1〜約4重量部の範囲
の重量%レベルである。
【0079】これらの添加剤を組成物に配合するには、
液体射出成形可能なシリコーン組成物の成分と自己ブリ
ード添加剤との間で化学反応が起こらない限り、通常の
いかなる方法でも使用できる。
【0080】
【実施例】モンサント(Monsanto)製MDR(変調ディス
クレオメーターModulating DiskRheometer )2000
レオメーターで硬化性能を評価した。このような試験は
次のように実施する。すなわち、未硬化の液体射出成形
サンプルを所望の硬化温度に維持したサンプルチャンバ
に入れる。次いで、クランプを閉め、トッププレートを
振動させ始める。時間と共に材料が固化するにつれて完
全に硬化するまではトルク(S′)が増大する。本発明
を例示する目的からみて、これらの実験で得られる最も
重要なデータは次のものである。 1)最大のS′値は硬化した材料の物理的性質に関連す
る。 2)トルク曲線の積分から時間に対する硬化レベルを決
定することができる。反応の進行度の2%と90%にお
ける時間(T02およびT90)は硬化反応が始まった
時間と終わった時間に関する情報が得られるので特に重
要である。 3)ピーク速度値を用いて硬化が始まった後の硬化速度
を評価することができる。ピーク速度値は高温でのトル
クの経時変化であり、硬化が始まった後の硬化の速度を
評価するのに使用することができる。
【0081】液体射出成形用組成物が大きい部品の配合
および成形に有用であるためには、250°Fと350
°Fでの硬化時間に観察できる有為な差異がなければな
らない。金型の充填を可能にするためには250°Fで
の硬化が遅く、短いサイクル時間を達成するためには3
50°Fでの硬化が非常に速くなければならない。標準的圧縮永久歪試験 これらの実験を通じて使用した標準的圧縮永久歪試験で
は、ASTMのD395に詳述されているように、直径
1″、厚さ1/2″の液体射出成形用シリコーンエラス
トマープラグを成形し、その最初の厚さの75%まで治
具で圧縮するか、または層状の1/8″シートを重ねて
必要な1/2″の厚さにした積層体を用い、177℃の
空気循環式オーブンで22時間加熱する。加熱サイクル
が完了したら、サンプルを含有している治具をオーブン
から取出し、その中のプラグも取出し、非圧縮状態で冷
却しつつ「緩和」させる。プラグが標準の室温(25
℃)と平衡に達したら数時間そこに保持し、プラグの厚
さを最初の非圧縮状態の厚さと比較して圧縮永久歪の程
度を測定する。典型的な圧縮永久歪の計算式は次の通
り。 圧縮永久歪(%)=C=[(Y0 −Y1 )/(Y0 −Y
S )]×100 ここで、Y0 は最初の厚さであり、Y1 は最終の厚さで
あり、YS は最初の厚さの75%である。 表1:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射出
成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性質
−低圧縮永久歪添加剤なし(対照) 実 験 添加剤の量 なし 250°FでのMDR T02(秒) 68 T90(秒) 126 最大トルク(inch-lbs) 18.54 ピーク速度(inch-lbs /分) 55.2 350°FでのMDR T02(秒) 04 T90(秒) 15 最大トルク(inch-lbs) 18.72 ピーク速度(inch-lbs /分) 163.5 物理的性質 ショアーA 50.7 引張り(psi) 1173 伸び(%) 470 100%モジュラス(psi) 296 引裂き(ダイB)(ppi) 230 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 46 表2a:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中20重量%KOH 実 験 添加剤の量 100 200 300 400 500 250°FでのMDR T02(秒) 8.8 15 75 66 71 T90(秒) 143 70 120 122 132 最大トルク(inch-lbs) 19.59 14.14 19.29 19.46 19.30 ピーク速度(inch-lbs /分) 59.3 30.2 58.6 40.4 56.3 350°FでのMDR T02(秒) 04 04 05 04 04 T90(秒) 15 14 14 14 14 最大トルク(inch-lbs) 20.54 20.46 20.14 19.79 19.49 ピーク速度(inch-lbs /分) 181.2 183.4 180.5 179.7 176.9 物理的性質 ショアーA 52.6 52.0 52.9 53.0 52.8 引張り(psi) 1212 1244 1275 1134 1089 伸び(%) 503 478 495 437 421 100%モジュラス(psi) 316 318 321 313 321 引裂き(ダイB)(ppi) 232 204 223 224 227 圧縮永久歪(%) 55.3 55.7 55.3 56.6 51.7 177℃、22時間 表2b:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−カリウムシラノレート 実 験 添加剤の量 100 200 300 400 500 250°FでのMDR T02(秒) 47 72 69 49 67 T90(秒) 98 123 130 111 140 最大トルク(inch-lbs) 18.54 19.96 18.83 18.73 18.75 ピーク速度(inch-lbs /分) 65.4 49.5 61.1 36.4 59.0 350°FでのMDR T02(秒) 03 04 05 05 04 T90(秒) 12 13 15 14 14 最大トルク(inch-lbs) 18.65 18.31 19.14 18.86 18.18 ピーク速度(inch-lbs /分) 182.6 173.7 169.2 168.7 166.7 物理的性質 ショアーA 52.9 52.8 52.3 52.4 51.4 引張り(psi) 1154 1119 1147 1074 1074 伸び(%) 446 432 444 417 424 100%モジュラス(psi) 327 317 319 315 304 引裂き(ダイB)(ppi) 224 231 210 235 233 圧縮永久歪(%) 47.7 50.2 50.0 50.2 65.5 177℃、22時間 表2c:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−水中30重量%水酸化アンモニウム 実 験 添加剤の量 80 200 400 250°FでのMDR T02(秒) 66 52 51 T90(秒) 113 90 105 最大トルク(inch-lbs) 16.64 16.15 15.93 ピーク速度(inch-lbs /分) 65.6 65.8 47.2 350°FでのMDR T02(秒) 4 4 4 T90(秒) 17 14 16 最大トルク(inch-lbs) 15.91 16.73 16.35 ピーク速度(inch-lbs /分) 137.1 138.1 131.4 物理的性質 ショアーA 50.4 50.2 48.8 引張り(psi) 1168 1189 1111 伸び(%) 454 467 464 100%モジュラス(psi) 314 306 278 引裂き(ダイB)(ppi) 228 231 222 圧縮永久歪(%) 63.5 61.6 35.3 177℃、22時間 表2c(続き):変調ディスクレオメーターによる標準
的液体射出成形用配合物の硬化プロフィール決定および
物理的性質−水中30重量%水酸化アンモニウム 実 験 添加剤の量 600 800 1,000 4,500 250°FでのMDR T02(秒) 29 27 30 34 T90(秒) 175 124 119 127 最大トルク(inch-lbs) 14.28 14.7 17.57 10.57 ピーク速度(inch-lbs /分) 27.2 27.9 32.3 14.8 350°FでのMDR T02(秒) 04 04 05 05 T90(秒) 23 20 19 23 最大トルク(inch-lbs) 17.08 14.68 16.78 13.4 ピーク速度(inch-lbs /分) 114 101.6 118 90.1 物理的性質 ショアーA 47.7 43.4 48 46.1 引張り(psi) 1103 1096 1203 1117 伸び(%) 496 536 518 493 100%モジュラス(psi) 250 226 260 248 引裂き(ダイB)(ppi) 216 232 209 234 圧縮永久歪(%) 36.9 41.3 36.9 54.3 177℃、22時間 表3a:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中15重量%ギ酸アンモニウム 実 験 添加剤の量 80 200 400 250°FでのMDR T02(秒) 66 62 79 T90(秒) 122 108 167 最大トルク(inch-lbs) 16.13 15.32 15.12 ピーク速度(inch-lbs /分) 64.7 56.2 24.1 350°FでのMDR T02(秒) 4 4 5 T90(秒) 20 17 20 最大トルク(inch-lbs) 17.46 16.38 15.86 ピーク速度(inch-lbs /分) 131.0 130.6 117.8 物理的性質 ショアーA 49.9 49.5 50.1 引張り(psi) 1078 1130 1018 伸び(%) 459 463 442 100%モジュラス(psi) 289 287 267 引裂き(ダイB)(ppi) 232 220 219 圧縮永久歪(%) 50.0 36.2 24.8 177℃、22時間 表3b:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−炭酸アンモニウム 実 験 添加剤の量 ppm 100 200 400 250°FでのMDR T02(秒) 39 48 37 T90(秒) 95 82 82 最大トルク(inch-lbs) 18.79 15.99 18.89 ピーク速度(inch-lbs /分) 55.4 56.6 49.9 350°FでのMDR T02(秒) 04 04 03 T90(秒) 16 15 17 最大トルク(inch-lbs) 19.02 20.19 19.62 ピーク速度(inch-lbs /分) 154.1 173.3 159.5 物理的性質 ショアーA 53.9 52.1 52.7 引張り(psi) 1061 1057 1142 伸び(%) 384 388 423 100%モジュラス(psi) 321 319 313 引裂き(ダイB)(ppi) 204 231 217 圧縮永久歪(%) 27.7 42.4 34.2 177℃、22時間 表3c(続き):変調ディスクレオメーターによる標準
的液体射出成形用配合物の硬化プロフィール決定および
物理的性質−炭酸アンモニウム 実 験 添加剤の量 ppm 5000 5000 5000 HMDZに対する添加時点 前 中間 後 250°FでのMDR T02(秒) 65 68 74 T90(秒) 107 107 112 最大トルク(inch-lbs) 19.11 18.82 18.06 ピーク速度(inch-lbs /分) 67.3 56.2 49.9 350°FでのMDR T02(秒) 4 4 3 T90(秒) 15 14 14 最大トルク(inch-lbs) 19.28 20.81 20.21 ピーク速度(inch-lbs /分) 168.4 187.8 177.3 物理的性質 ショアーA 53.5 53.3 53.1 引張り(psi) 1106 1251 1100 伸び(%) 473 420 371 100%モジュラス(psi) 330 357 342 引裂き(ダイB)(ppi) 222 223 218 圧縮永久歪(%) 61.8 32.9 51.9 177℃、22時間 従来技術ではヘキサメチルジシラザンを添加し、プロセ
ス中に炭酸アンモニウムを添加する時期について教示し
ていないが、これらのデータは、プロセスサイクルで炭
酸アンモニウムを添加する時期により差が生じることを
明らかに示している。 表4a:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中20重量%水酸化テトラメチルアンモ
ニウム 実 験 添加剤の量 100 200 300 400 500 250°FでのMDR T02(秒) 74 70 70 70 94 T90(秒) 122 127 121 121 155 最大トルク(inch-lbs) 18.61 18.73 18.06 18.01 18.33 ピーク速度(inch-lbs /分) 61.2 54.9 49.1 43.7 43.3 350°FでのMDR T02(秒) 04 04 04 03 04 T90(秒) 15 14 14 14 17 最大トルク(inch-lbs) 19.93 19.78 17.83 17.90 19.82 ピーク速度(inch-lbs /分) 167.8 174.5 158.1 158.6 153.5 物理的性質 ショアーA 52.8 52.3 52.4 52.5 51.2 引張り(psi) 1207 1228 1190 1155 1079 伸び(%) 463 472 452 446 425 100%モジュラス(psi) 332 324 325 324 304 引裂き(ダイB)(ppi) 260 230 219 233 205 圧縮永久歪(%) 42.3 30.8 20.9 19.0 18.9 177℃、22時間 表4b:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中20重量%水酸化テトラブチルアンモ
ニウム 実 験 添加剤の量 200 400 250°FでのMDR T02(秒) T90(秒) 最大トルク(inch-lbs) ピーク速度(inch-lbs /分) 27.3 14.7 350°FでのMDR T02(秒) T90(秒) 最大トルク(inch-lbs) ピーク速度(inch-lbs /分) 103.3 46.1 物理的性質 ショアーA 引張り(psi) 伸び(%) 100%モジュラス(psi) 引裂き(ダイB)(ppi) 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 27.5 19.3 表5a:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中20重量%臭化ドデシルトリメチルア
ンモニウム 実 験 添加剤の量 50 75 100 250°FでのMDR T02(秒) 47 T90(秒) 92 最大トルク(inch-lbs) 14.93 ピーク速度(inch-lbs /分) 38.5 350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 21 最大トルク(inch-lbs) 17.33 ピーク速度(inch-lbs /分) 139.1 134.0 130.2 物理的性質 ショアーA 49.9 引張り(psi) 1130 伸び(%) 482 100%モジュラス(psi) 296 引裂き(ダイB)(ppi) 261 圧縮永久歪(%) 16.8 15.1 18.1 177℃、22時間 表5b:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−イソプロパノール中50重量%塩化ドデシルトリメ
チルアンモニウム 実 験 添加剤の量 50 100 200 300 400 250°FでのMDR T02(秒) 50 41 45 36 37 T90(秒) 88 79 79 90 109 ピーク速度(inch-lbs /分) 65.2 53.5 66.3 46.7 29.3 350°FでのMDR T02(秒) 04 03 03 04 05 T90(秒) 14 13 14 16 17 最大トルク(inch-lbs) 19.73 19.55 18.92 18.87 18.92 ピーク速度(inch-lbs /分) 180.5 177.1 166.4 156.7 148.0 物理的性質 ショアーA 51.2 52.2 51.3 52.4 51.9 引張り(psi) 984 1062 1031 1153 1004 伸び(%) 413 446 433 484 405 100%モジュラス(psi) 310 310 308 311 310 引裂き(ダイB)(ppi) 224 229 237 236 210 圧縮永久歪(%) 41.6 26.9 20.0 13.5 14.4 177℃、22時間 表5c:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は第三級置換塩化アンモニウム
の混合物実 験 添加剤の量 なし250°FでのMDR T02(秒) 39 T90(秒) 344 最大トルク(inch-lbs) 2.96 ピーク速度(inch-lbs /分) 1.2350°FでのMDR T02(秒) 18 T90(秒) 59 最大トルク(inch-lbs) 18.3 ピーク速度(inch-lbs /分) 36.80物理的性質 ショアーA 51.0 引張り(psi) 1119 伸び(%) 406 100%モジュラス(psi) 318 引裂き(ダイB)(ppi) 239 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 12.3 表5d:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤はハロゲン置換アルキルアンモ
ニウム塩化物の混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 58 T90(秒) 192 最大トルク(inch-lbs) 18.3 ピーク速度(inch-lbs /分) 11.8350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 18 最大トルク(inch-lbs) 20.36 ピーク速度(inch-lbs /分) 159.2物理的性質 ショアーA 53.3 引張り(psi) 1085 伸び(%) 403 100%モジュラス(psi) 358 引裂き(ダイB)(ppi) 231 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 12.5 表5e:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は塩化アルキルヒドロキシルア
ンモニウムの混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 41 T90(秒) 79 最大トルク(inch-lbs) 18.5 ピーク速度(inch-lbs /分) 46.8350°FでのMDR T02(秒) 04 T90(秒) 14 最大トルク(inch-lbs) 19.6 ピーク速度(inch-lbs /分) 175.7物理的性質 ショアーA 53.5 引張り(psi) 1197 伸び(%) 386 100%モジュラス(psi) 356 引裂き(ダイB)(ppi) 248 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 14.4 表5f:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は第一級アルキルアンモニウム
塩化物の混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 67 T90(秒) 157 最大トルク(inch-lbs) 17.51 ピーク速度(inch-lbs /分) 14.1350°FでのMDR T02(秒) 04 T90(秒) 14 最大トルク(inch-lbs) 18.91 ピーク速度(inch-lbs /分) 165.0物理的性質 ショアーA 53.7 引張り(psi) 1214 伸び(%) 435 100%モジュラス(psi) 342 引裂き(ダイB)(ppi) 240 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 11.3 表5g:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は第三級アルキルアンモニウム
塩化物の混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 41 T90(秒) 94 最大トルク(inch-lbs) 18.04 ピーク速度(inch-lbs /分) 41.8350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 14 最大トルク(inch-lbs) 19.65 ピーク速度(inch-lbs /分) 174.4物理的性質 ショアーA 53.7 引張り(psi) 1160 伸び(%) 415 100%モジュラス(psi) 343 引裂き(ダイB)(ppi) 239 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 11.3 表5h:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は酢酸t‐ブチルアンモニウム実 験 添加剤の量 273250°FでのMDR T02(秒) 56 T90(秒) 187 最大トルク(inch-lbs) 16.75 ピーク速度(inch-lbs /分) 15.4350°FでのMDR T02(秒) 08 T90(秒) 56 最大トルク(inch-lbs) 19.29 ピーク速度(inch-lbs /分) 34.9物理的性質 ショアーA 53 引張り(psi) 1012 伸び(%) 347 100%モジュラス(psi) 318 引裂き(ダイB)(ppi) 219 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 23 表6a:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中20重量%臭化ヘキサメチルグアニジ
ニウム 実 験 添加剤の量 50 100 200 250°FでのMDR T02(秒) 60 122 T90(秒) 139 332 最大トルク(inch-lbs) 18.07 11.32 ピーク速度(inch-lbs /分) 37.1 3.40 350°FでのMDR T02(秒) 04 14 54 T90(秒) 17 42 189 最大トルク(inch-lbs) 20.54 19.10 17.87 ピーク速度(inch-lbs /分) 163.5 52.0 12.6 物理的性質 ショアーA 51.9 50.7 49.7 引張り(psi) 1032 1054 1119 伸び(%) 415 442 504 100%モジュラス(psi) 314 293 270 引裂き(ダイB)(ppi) 213 232 203 圧縮永久歪(%) 18.4 12.3 12.0 177℃、22時間 表6b:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中20重量%テトラフルオロホウ酸ヘキ
サメチルグアニジニウム 実 験 添加剤の量 200 400 250°FでのMDR T02(秒) 65 75 T90(秒) 129 134 最大トルク(inch-lbs) 18.22 16.19 ピーク速度(inch-lbs /分) 54.4 35.8 350°FでのMDR T02(秒) 04 04 T90(秒) 14 15 最大トルク(inch-lbs) 17.76 16.98 ピーク速度(inch-lbs /分) 153.8 149.4 物理的性質 ショアーA 引張り(psi) 伸び(%) 100%モジュラス(psi) 引裂き(ダイB)(ppi) 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 22.3 26.6 表6c:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−メタノール中20重量%塩化ヘキサメチルグアニジ
ニウム 実 験 添加剤の量 50 100 250°FでのMDR T02(秒) T90(秒) 最大トルク(inch-lbs) ピーク速度(inch-lbs /分) 49.9 17.1 350°FでのMDR T02(秒) 03 05 T90(秒) 14 29 最大トルク(inch-lbs) 18.56 17.05 ピーク速度(inch-lbs /分) 159.7 108.8 物理的性質 ショアーA 引張り(psi) 伸び(%) 100%モジュラス(psi) 引裂き(ダイB)(ppi) 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 38.0 21.4 表6d:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は塩化アルキルグアニジニウム実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 75 T90(秒) 141 最大トルク(inch-lbs) 19.7 ピーク速度(inch-lbs /分) 41.6350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 16 最大トルク(inch-lbs) 19.2 ピーク速度(inch-lbs /分) 158.3物理的性質 ショアーA 52.0 引張り(psi) 1211 伸び(%) 445 100%モジュラス(psi) 333 引裂き(ダイB)(ppi) 241 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 20.5 表6e:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤はアルキルグアニジニウム塩の
混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 89 T90(秒) 200 最大トルク(inch-lbs) 19.1 ピーク速度(inch-lbs /分) 22.9350°FでのMDR T02(秒) 06 T90(秒) 19 最大トルク(inch-lbs) 19.2 ピーク速度(inch-lbs /分) 141.1物理的性質 ショアーA 52.5 引張り(psi) 1082 伸び(%) 386 100%モジュラス(psi) 345 引裂き(ダイB)(ppi) 229 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 16.8 表6f:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は第一級塩化グアニジニウムの
混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 70 T90(秒) 147 最大トルク(inch-lbs) 19.5 ピーク速度(inch-lbs /分) 49.9350°FでのMDR T02(秒) 04 T90(秒) 15 最大トルク(inch-lbs) 18.90 ピーク速度(inch-lbs /分) 170.2物理的性質 ショアーA 52.6 引張り(psi) 1215 伸び(%) 377 100%モジュラス(psi) 337 引裂き(ダイB)(ppi) 237 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 16.4 表7a:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤はピリジンN−オキシド実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 111 T90(秒) 279 最大トルク(inch-lbs) 17.4 ピーク速度(inch-lbs /分) 9.0350°FでのMDR T02(秒) 06 T90(秒) 21 最大トルク(inch-lbs) 18.9 ピーク速度(inch-lbs /分) 126.8物理的性質 ショアーA 53.1 引張り(psi) 1129 伸び(%) 338 100%モジュラス(psi) 331 引裂き(ダイB)(ppi) 230 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 21.5 表7b:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は塩化ピリジニウム実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 62 T90(秒) 100 最大トルク(inch-lbs) 18.3 ピーク速度(inch-lbs /分) 22.4350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 17 最大トルク(inch-lbs) 18.7 ピーク速度(inch-lbs /分) 143.0物理的性質 ショアーA 51.7 引張り(psi) 1206 伸び(%) 440 100%モジュラス(psi) 334 引裂き(ダイB)(ppi) 247 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 14.7 表7c:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は塩化ピペリジニウムの混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 59 T90(秒) 174 最大トルク(inch-lbs) 18.6 ピーク速度(inch-lbs /分) 19.6350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 18 最大トルク(inch-lbs) 19.5 ピーク速度(inch-lbs /分) 148物理的性質 ショアーA 53.5 引張り(psi) 1133 伸び(%) 420 100%モジュラス(psi) 345 引裂き(ダイB)(ppi) 220 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 14.7 表7d:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤はグリシン実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 66 T90(秒) 192 最大トルク(inch-lbs) 13.97 ピーク速度(inch-lbs /分) 21.7350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 18 最大トルク(inch-lbs) 17.99 ピーク速度(inch-lbs /分) 127.5物理的性質 ショアーA 51.6 引張り(psi) 1185 伸び(%) 455 100%モジュラス(psi) 310 引裂き(ダイB)(ppi) 228 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 15 表7e:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤はアルキルグリシニウム塩の混
合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 109 T90(秒) 261 最大トルク(inch-lbs) 16.7 ピーク速度(inch-lbs /分) 10.2350°FでのMDR T02(秒) 07 T90(秒) 20 最大トルク(inch-lbs) 17.70 ピーク速度(inch-lbs /分) 133.1物理的性質 ショアーA 50.5 引張り(psi) 1250 伸び(%) 448 100%モジュラス(psi) 298 引裂き(ダイB)(ppi) 241 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 16.0 表7f:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤は塩化グリシニウムエチルエス
テルの混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 65 T90(秒) 183 最大トルク(inch-lbs) 15.9 ピーク速度(inch-lbs /分) 11.8350°FでのMDR T02(秒) 05 T90(秒) 18 最大トルク(inch-lbs) 19.03 ピーク速度(inch-lbs /分) 148.3物理的性質 ショアーA 52.7 引張り(psi) 1140 伸び(%) 425 100%モジュラス(psi) 333 引裂き(ダイB)(ppi) 237 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 15.2 表7g:変調ディスクレオメーターによる標準的液体射
出成形用配合物の硬化プロフィール決定および物理的性
質−低圧縮永久歪添加剤はシロキサン結合アンモニウム
塩化物の混合物実 験 添加剤の量 300250°FでのMDR T02(秒) 54 T90(秒) 81 最大トルク(inch-lbs) 17.0 ピーク速度(inch-lbs /分) 57.4350°FでのMDR T02(秒) 03 T90(秒) 14 最大トルク(inch-lbs) 19.23 ピーク速度(inch-lbs /分) 167.4物理的性質 ショアーA 53.8 引張り(psi) 1099 伸び(%) 378 100%モジュラス(psi) 347 引裂き(ダイB)(ppi) 248 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 21 表8:低圧縮永久歪は自己ブリード添加剤の影響を受け
ない。
【0082】 実 験 添加剤の量g1 200 200 200 200 200 250°FでのMDR T02(秒) 43 39 48 44 48 T90(秒) 87 101 122 111 128 最大トルク(inch-lbs) 7.11 7.77 11.56 11.88 12.82 ピーク速度(inch-lbs /分) 14.1 12.6 16.2 17.5 16.2 350°FでのMDR T02(秒) 5 5 5 5 5 T90(秒) 23 30 24 24 25 最大トルク(inch-lbs) 17.23 16.96 16.20 16.06 15.48 ピーク速度(inch-lbs /分) 134.4 131.5 123.2 120.5 110.1 物理的性質 ショアーA 51.8 50.7 47.4 46.3 44.4 引張り(psi) 1085 1089 1046 1047 1037 伸び(%) 384 382 367 376 398 100%モジュラス(psi) 301 211 242 264 236 引裂き(ダイB)(ppi) 202 211 242 264 236 圧縮永久歪(%) 15 16 177℃、22時間 自己ブリード添加剤 0 1.0 2.0 3.0 4.0 (重量%)2 接着(psi) /破壊モード3 360/C 360/P 350/P 350/P 400/A 注) 1.イソプロピルアルコール中50重量%溶液としての
塩化ドデシルトリメチルアンモニウム。
【0083】2.フェニルメチルシロキサン。 3.P=一部凝集破壊、C=凝集破壊、A=接着破壊。 表9:変調ディスクレオメーターによる標準的ロール練
り可能なゴム配合物の硬化プロフィール決定および物理
的性質−イソプロパノール中50重量%塩化ドデシルト
リメチルアンモニウム 実 験 添加剤の量 対照 300 250°FでのMDR T02(秒) 122 60 T90(秒) 302 338 最大トルク(inch-lbs) 12.85 7.15 ピーク速度(inch-lbs /分) 9.8 1.6 350°FでのMDR T02(秒) 09 11 T90(秒) 24 61 最大トルク(inch-lbs) 14.39 15.55 ピーク速度(inch-lbs /分) 81.9 51.1 物理的性質 ショアーA 52.5 55.8 引張り(psi) 1374 1331 伸び(%) 742 777 100%モジュラス(psi) 320 307 引裂き(ダイB)(ppi) 290 289 177℃、22時間の圧縮永久歪(%) 67 34.5 表10:接着制御測定 実 験 接着促進剤の量 0.25% 0.00% LCSA(量) なし なし 接着向上剤HOD3 vi 3 OH、量 0% 0.50% MDR(250°F) T02 0:29 T90 0:58 最大トルク 13.55 ピーク速度 55.2 MDR(350°F) T02 0:04 T90 0:15 最大トルク 15 ピーク速度 134.2 物理的性質 ショアーA 52 引張り 1100 伸び(%) 480 100%モジュラス 270 引裂き(ダイB) 241 圧縮永久歪(%)(177℃、22時間) 46 接着(破壊モード、AまたはC) 286A <100A (ラップ剪断)** 接着促進剤はビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート 表11a:HOD3 vi 3 OHにより高められた接着 実験番号 接着促進剤の量 0.25% 0.25% 0.25% 0.25% LCSA(量) DTMAB なし DTMAB DTMAC (65ppm) (65ppm) (300ppm) 接着向上剤、量 0.13% 0.50% 0.50% 0.50% MDR(250°F) T02 1:00 0:28 0:58 0:29 T90 2:42 0:56 3:27 1:20 最大トルク 13.8 15.99 16.04 ---- ピーク速度 11.8 69.8 8.9 28.4 MDR(350°F) T02 0:05 0:04 0:07 0:04 T90 0:27 0:25 0:24 1:03 最大トルク 17.53 17.47 18.16 16.97 ピーク速度 135.4 154.4 128.4 119.1 物理的性質 ショアーA 53 54.7 55.2 引張り 1166 1124 1110 伸び(%) 478 419 409 100%モジュラス 290 325 329 引裂き(ダイB) 269 225 217 圧縮永久歪(%) 19.9 42.7 22.3 21.2 (177℃、22時間) 接着(破壊モード、 >314C >350C >283C 479C AまたはC) (ラップ剪断)** 接着促進剤はビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート 表11b:HOD25viOHにより高められた接着 実 験 接着促進剤の量 0.25% LCSA(量) DTMAC (300ppm) 接着向上剤の量 0.50% MDR(250°F) T02 0:36 T90 1:39 最大トルク 10.08 ピーク速度 19.6 MDR(350°F) T02 0:04 T90 0:24 最大トルク 16.14 ピーク速度 128.8 物理的性質 ショアーA 53 引張り 1090 伸び(%) 392 100%モジュラス 312 引裂き(ダイB) 194 圧縮永久歪(%)(177℃、22時間) 24.3 接着(破壊モード、AまたはC) 430C (ラップ剪断)** 接着促進剤はビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート 表11c:HOD10viOHにより高められた接着 実 験 接着促進剤の量 0.25% LCSA(量) DTMAC (300ppm) 接着向上剤の量 0.50% MDR(250°F) T02 43 T90 123 最大トルク 5.49 ピーク速度 7.5 MDR(350°F) T02 5 T90 78 最大トルク 17.51 ピーク速度 115.6 物理的性質 ショアーA 52.8 引張り 1287 伸び(%) 446 100%モジュラス 318 引裂き(ダイB) 213 圧縮永久歪(%)(177℃、22時間) 24.1 接着(破壊モード、AまたはC) >250C (ラップ剪断)** 接着促進剤はビス(トリメトキシメチルシリルプロピル)フマレート 表10〜12に示したデータは、30重量%のガラスを
充填したポリブチレンテレフタレートからなる基材に対
して接合した液体射出成形用組成物の接着および凝集破
壊の尺度である。ビス(トリメチルシリルプロピル)フ
マレートは接着強さを増大させるが、凝集破壊となるま
でには接着強さを増大しなかった(接着破壊は破壊モー
ドA、凝集破壊は破壊モードC)。表10は、接着向上
剤が液体射出成形用組成物に対して大きな接着または凝
集力を付与しないことを示している。表11aは、本発
明の低圧縮永久歪添加剤化合物(LCSA)が接着また
は凝集破壊に影響しないが、接着促進剤または向上剤の
存在とは関係なく組成物の圧縮永久歪を改良し続けるこ
とを示している。残りの表は本発明のさまざまな接着向
上剤化合物の例である。表10〜12で使用した略号
は、1)DTMACが塩化ドデシルトリメチルアンモニ
ウム、2)DTMABが臭化ドデシルトリメチルアンモ
ニウムである。 表12:HOD6 OHにより高められた接着 実 験 接着促進剤の量 0.25% LCSA(量) DTMAC (300ppm) 接着向上剤の量 0.50% MDR(250°F) T02 0:36 T90 1:32 最大トルク 10.62 ピーク速度 21.1 MDR(350°F) T02 0:04 T90 0:27 最大トルク 16.66 ピーク速度 133.1 物理的性質 ショアーA 53.2 引張り 1275 伸び(%) 448 100%モジュラス 307 引裂き(ダイB) 197 圧縮永久歪(%)(177℃、22時間) 27.3 接着(破壊モード、AまたはC) >413C (ラップ剪断)** 接着促進剤はビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83/07 C08L 83/07 (72)発明者 エドワード・マシュー・ジェラム アメリカ合衆国、ニューヨーク州、バーン ト・ヒルズ、コウニファー・ドライブ、11 番 (72)発明者 スラウォミール・ルビンスタイン アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニスカ ユナ、ハイランド・パーク・ロード、1105 番

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)シリコーンエラストマー、 2)カチオン性有機窒素化合物の塩、 3)ビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート、
    および 4)式 【化1】 [式中、RA1、RA2、RA3およびRA4は各々が独立して
    炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、RA5は炭素
    原子2〜40個の一価のオレフィン性有機基であり、
    y′は0〜約50の範囲であり得、x′は0または1〜
    約100の範囲であり得、アルケニル含量はy′が0の
    ときの0からy′が0より大きいときの約25重量%ま
    での範囲である]を有するシラノールで末端が停止した
    ポリマーを含む硬化性シリコーンエラストマー組成物で
    あって、当該組成物が、さらに 5)当該硬化性エラストマー組成物に可溶であり、当該
    硬化性組成物が硬化したときの方が当該硬化性エラスト
    マー組成物に対する溶解性が低く、そのため当該硬化し
    た組成物からにじみ出るシリコーンを含んでおり、か
    つ、硬化したシリコーンエラストマーの圧縮永久歪が前
    記窒素化合物を含まない硬化したシリコーンエラストマ
    ーの圧縮永久歪より小さいことを特徴とする前記硬化性
    シリコーンエラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 前記硬化性シリコーンエラストマーが 1)アルケニルオルガノポリシロキサン、ならびに 2)水素含有シランおよび水素含有オルガノポリシロキ
    サンより成る群の中から選択される水素含有ケイ素化合
    物を含む、請求項1記載の硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 前記塩が、以下のカチオン性窒素カチオ
    ン、すなわち 1)式 RN1 a N2 b N3 c N4 d + [式中、RN1は水素および炭素原子1〜40個の一価の
    有機基より成る群の中から選択され、RN2、RN3および
    N4は各々が独立して、炭素原子1〜40個の一価の有
    機基より成る群の中から選択され、aは0〜3の範囲の
    値を有し、b、cおよびdはそれぞれ独立して0〜4の
    範囲の値を有する。ただし、a+b+c+dは常に4に
    等しい]を有する一価のカチオン、 2)式 (CH2-e e f NRN5 g 2-g [式中、eは0、1または2であり、Qは炭素原子1〜
    40個の一価の有機基であり、fは4以上の整数であ
    り、RN5は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、
    gは0、1または2である]を有する環式脂肪族窒素複
    素環のカチオン、 3)式 (CH1-h h i NRN6 j 2-j [式中、hは0または1であり、Qは炭素原子1〜40
    個の一価の有機基であり、iは5以上の整数であり、R
    N6は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、jは0
    または1である]を有する環式芳香族窒素複素環式化合
    物のカチオン、および 4)炭素原子に二重結合した窒素を含有する窒素化合物
    のカチオンを含む塩の群の中から選択される、請求項2
    記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 前記カチオンが一価のカチオンである、
    請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記カチオンが環式脂肪族窒素複素環の
    カチオンである、請求項3記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記カチオンが環式芳香族窒素複素環の
    カチオンである、請求項3記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記カチオンが炭素原子に二重結合した
    窒素を含有する窒素化合物のカチオンである、請求項3
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記カチオンがドデシルトリメチルアン
    モニウムイオンである、請求項4記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記カチオンがピペリジニウムイオンで
    ある、請求項5記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記カチオンがピリジニウムイオンで
    ある、請求項6記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記カチオンがグアニジニウムイオン
    である、請求項7記載の組成物。
  12. 【請求項12】 1)シリコーンエラストマー、 2)カチオン性有機窒素化合物の塩、 3)ビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート、
    および 4)式 【化2】 [式中、RA1、RA2、RA3およびRA4は各々が独立して
    炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、RA5は炭素
    原子2〜40個の一価のオレフィン性有機基であり、
    y′は0〜約50の範囲であり得、x′は0または1〜
    約100の範囲であり得、アルケニル含量はy′が0の
    ときの0からy′が0より大きいときの約25重量%ま
    での範囲である]を有するシラノールで末端が停止した
    ポリマーを含む硬化性シリコーンエラストマー組成物で
    あって、当該組成物が、さらに 5)当該硬化性エラストマー組成物に可溶であり、当該
    硬化性組成物が硬化したときの方が当該硬化性エラスト
    マー組成物に対する溶解性が低く、そのため当該硬化し
    た組成物からにじみ出るシリコーンを含んでおり、か
    つ、硬化したシリコーンエラストマーの圧縮永久歪が前
    記窒素化合物を含まない硬化したシリコーンエラストマ
    ーの圧縮永久歪より小さく、前記硬化したシリコーンエ
    ラストマーがポリマー性の基材に接着することを特徴と
    する前記硬化性シリコーンエラストマー組成物。
  13. 【請求項13】 前記硬化性シリコーンエラストマーが 1)アルケニルオルガノポリシロキサン、ならびに 2)水素含有シランおよび水素含有オルガノポリシロキ
    サンより成る群の中から選択される水素含有ケイ素化合
    物を含む、請求項12記載の硬化性組成物。
  14. 【請求項14】 前記塩が、以下のカチオン性窒素カチ
    オン、すなわち 1)式 RN1 a N2 b N3 c N4 d + [式中、RN1は水素および炭素原子1〜40個の一価の
    有機基より成る群の中から選択され、RN2、RN3および
    N4は各々が独立して、炭素原子1〜40個の一価の有
    機基より成る群の中から選択され、aは0〜3の範囲の
    値を有し、b、cおよびdはそれぞれ独立して0〜4の
    範囲の値を有する。ただし、a+b+c+dは常に4に
    等しい]を有する一価のカチオン、 2)式 (CH2-e e f NRN5 g 2-g [式中、eは0、1または2であり、Qは炭素原子1〜
    40個の一価の有機基であり、fは4以上の整数であ
    り、RN5は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、
    gは0、1または2である]を有する環式脂肪族窒素複
    素環のカチオン、 3)式 (CH1-h h i NRN6 j 2-j [式中、hは0または1であり、Qは炭素原子1〜40
    個の一価の有機基であり、iは5以上の整数であり、R
    N6は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、jは0
    または1である]を有する環式芳香族窒素複素環式化合
    物のカチオン、および 4)炭素原子に二重結合した窒素を含有する窒素化合物
    のカチオンを含む塩の群の中から選択される、請求項1
    3記載の硬化性組成物。
  15. 【請求項15】 前記カチオンが一価のカチオンであ
    る、請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記カチオンが環式脂肪族窒素複素環
    のカチオンである、請求項14記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記カチオンが環式芳香族窒素複素環
    のカチオンである、請求項14記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記カチオンが炭素原子に二重結合し
    た窒素を含有する窒素化合物のカチオンである、請求項
    14記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記カチオンがドデシルトリメチルア
    ンモニウムイオンである、請求項15記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記カチオンがピペリジニウムイオン
    である、請求項16記載の組成物。
  21. 【請求項21】 前記カチオンがピリジニウムイオンで
    ある、請求項17記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記カチオンがグアニジニウムイオン
    である、請求項18記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記ポリマー性基材が熱硬化性ポリマ
    ーおよび熱可塑性ポリマーより成る群の中から選択され
    る、請求項12記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記硬化性シリコーンエラストマー
    が、 1)アルケニルオルガノポリシロキサン、ならびに 2)水素含有シランおよび水素含有オルガノポリシロキ
    サンより成る群の中から選択される水素含有ケイ素化合
    物を含む、請求項23記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記塩が、以下のカチオン性窒素カチ
    オン、すなわち 1)式 RN1 a N2 b N3 c N4 d + [式中、RN1は水素および炭素原子1〜40個の一価の
    有機基より成る群の中から選択され、RN2、RN3および
    N4は各々が独立して、炭素原子1〜40個の一価の有
    機基より成る群の中から選択され、aは0〜3の範囲の
    値を有し、b、cおよびdはそれぞれ独立して0〜4の
    範囲の値を有する。ただし、a+b+c+dは常に4に
    等しい]を有する一価のカチオン、 2)式 (CH2-e e f NRN5 g 2-g [式中、eは0、1または2であり、Qは炭素原子1〜
    40個の一価の有機基であり、fは4以上の整数であ
    り、RN5は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、
    gは0、1または2である]を有する環式脂肪族窒素複
    素環のカチオン、 3)式 (CH1-h h i NRN6 j 2-j [式中、hは0または1であり、Qは炭素原子1〜40
    個の一価の有機基であり、iは5以上の整数であり、R
    N6は炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、jは0
    または1である]を有する環式芳香族窒素複素環式化合
    物のカチオン、および 4)炭素原子に二重結合した窒素を含有する窒素化合物
    のカチオンを含む塩の群の中から選択される、請求項2
    4記載の硬化性組成物。
  26. 【請求項26】 本質的に、 1)シリコーンエラストマー、 2)カチオン性有機窒素化合物の塩、 3)ビス(トリメトキシシリルプロピル)フマレート、 4)式 【化3】 [式中、RA1、RA2、RA3およびRA4は各々が独立して
    炭素原子1〜40個の一価の有機基であり、RA5は炭素
    原子2〜40個の一価のオレフィン性有機基であり、
    y′は0〜約50の範囲であり得、x′は0または1〜
    約100の範囲であり得、アルケニル含量はy′が0の
    ときの0からy′が0より大きいときの約25重量%ま
    での範囲である]を有するシラノールで末端が停止した
    ポリマー、および 5)当該硬化性エラストマー組成物に可溶であり、当該
    硬化性組成物が硬化したときの方が当該硬化性エラスト
    マー組成物に対する溶解性が低く、そのため当該硬化し
    た組成物からにじみ出るシリコーンからなり、硬化した
    シリコーンエラストマーの圧縮永久歪が前記窒素化合物
    を含まない硬化したシリコーンエラストマーの圧縮永久
    歪より小さいことを特徴とする硬化性シリコーンエラス
    トマー組成物。
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