JPH04339863A - オルガノポリシロキサンゴム組成物 - Google Patents

オルガノポリシロキサンゴム組成物

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JPH04339863A
JPH04339863A JP17865591A JP17865591A JPH04339863A JP H04339863 A JPH04339863 A JP H04339863A JP 17865591 A JP17865591 A JP 17865591A JP 17865591 A JP17865591 A JP 17865591A JP H04339863 A JPH04339863 A JP H04339863A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化して圧縮永久歪率の
小さいオルガノポリシロキサンゴム成形品になり得るオ
ルガノポリシロキサンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】白金系触媒の存在下に、珪素原子結合水
素原子が珪素原子結合アルケニル基に付加反応して硬化
するオルガノポリシロキサンゴム組成物(以下、付加反
応硬化型オルガノポリシロキサンゴム組成物という)は
知られている。この組成物は取扱いが容易であり、有機
過酸化物により硬化するオルガノポリシロキサンゴム組
成物に比較して、低温で短時間で硬化するため、OA機
器や自動車等の部品に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の付加
反応硬化型オルガノポリシロキサンゴム組成物は、硬化
後2次加熱処理を行わない場合には、JIS K 63
01に規定された圧縮永久歪率が大きく、低圧縮永久歪
率を要求される用途には使用できないものであった。そ
こでかかる用途に付加反応硬化型オルガノポリシロキサ
ンゴム組成物を使用する場合は、加熱硬化後さらに長時
間の2次加熱処理が必要であり、作業効率が悪く生産性
がきわめて低いという問題点があった。したがって、2
次加熱処理が不要であり、圧縮永久歪率の小さい付加反
応硬化型オルガノポリシロキサンゴム組成物の開発が求
められていた。本発明者は上記の問題点を解消すべく鋭
意検討した結果、付加反応硬化型オルガノポリシロキサ
ンゴム組成物に特定の化合物を配合すれば、2次加熱処
理しなくても硬化後のオルガノポリシロキサンゴム成型
品の圧縮永久歪率が小さくなることを確認し、本発明に
到達した。 すなわち、本発明の目的は硬化後、2次加熱処理しなく
ても圧縮永久歪率の小さいオルガノポリシロキサンゴム
成形品となり得るオルガノポリシロキサンゴム組成物を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明は
、 (A)1分子中に少なくとも2個の珪素原子結合アルケ
ニル基を有するオルガノポリシロキサン       
                         
     100重量部、(B)1分子中に少なくとも
2個の珪素原子結合水素原子を有するオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン本成分中の珪素原子結合水素原子
のモル数と(A)成分中の珪素原子結合アルケニル基の
モル数の比が(0.5:1)〜(20:1)となるよう
な量、 (C)白金系触媒 (A)成分と(B)成分の合計量100万重量部に対し
て白金金属として0.1〜500重量部、および(D)
環内に少なくとも1個の炭素・窒素不飽和結合を有する
六員環化合物またはその誘導体           
                         
     0.0001〜1重量部からなる、オルガノ
ポリシロキサンゴム組成物に関する。
【0005】これを説明すると、本発明に使用される(
A)成分のオルガノポリシロキサンは本発明の組成物の
主成分であり、1分子中に少なくとも2個の珪素原子結
合アルケニル基を有することが必要である。ここで、ア
ルケニル基としては、ビニル基,アリル基,プロペニル
基等が例示される。アルケニル基以外の有機基としては
、メチル基,エチル基,プロピル基で例示されるアルキ
ル基;フェニル基,トリル基で例示されるアリ−ル基;
3,3,3−トリフロロプロピル基,3−クロロプロピ
ル基で例示される置換アルキル基等が挙げられる。 (A)成分の分子構造は直鎖状,分岐を含む直鎖状のい
ずれであっても良い。(A)成分の分子量は特に限定は
なく、粘度の低い液状のものから粘度の高い生ゴム状の
ものまで使用できるが、硬化してゴム状弾性体になるた
めには25℃における粘度が100センチポイズ以上で
あることが好ましい。
【0006】本発明に使用される(B)成分のオルガノ
ポリシロキサンは本発明の組成物の架橋剤であり、(C
)成分の白金系触媒の存在下に(B)成分の珪素原子結
合水素原子が、(A)成分の珪素原子結合アルケニル基
に付加反応し、その結果、架橋し硬化に至るものである
。(B)成分のオルガノポリシロキサンは1分子中に少
なくとも2個の珪素原子結合水素原子を有することが必
要である。 ここで珪素原子結合水素原子以外の有機基としてはメチ
ル基,エチル基,プロピル基で例示されるアルキル基;
フェニル基,トリル基で例示されるアリ−ル基;3,3
,3−トリフロロプロピル基,3−クロロプロピル基で
例示される置換アルキル基等が挙げられる。(B)成分
の分子構造は、直鎖状,分岐を含む直鎖状,環状,網目
状のいずれでも良い。(B)成分の分子量は特に限定は
ないが、25℃における粘度が3〜10000センチポ
イズの範囲であることが好ましい。また、(B)成分の
配合量は、本成分中の珪素原子結合水素原子のモル数と
(A)成分中の珪素原子結合アルケニル基のモル数の比
が(0.5:1)〜(20:1)となるような量であり
、好ましくは(1:1)〜(3:1)の範囲である。こ
れはこのモル比が 0.5より小さいと本発明の組成物
が充分に硬化することができず、20より大きいと発泡
することがあるからである。
【0007】本発明に使用される(C)成分の白金系触
媒は本発明の組成物を硬化させるための触媒であり、例
えば、塩化白金酸,塩化白金酸のアルコ−ル溶液,塩化
白金酸とオレフィン類との錯化合物,塩化白金酸とアル
ケニルシロキサンとの錯化合物,白金黒,シリカ等の担
体に白金を担持させたものが挙げられる。(C)成分の
添加量は(A)成分と(B)成分の合計量100万重量
部に対して白金金属として 0.1〜500重量部であ
り、好ましくは1〜50重量部である。これは 0.1
重量部未満では硬化が充分に進行せず、500重量部を
超えると不経済であるためである。
【0008】本発明に使用される(D)成分の環内に少
なくとも1個の炭素・窒素不飽和結合を有する六員環化
合物またはその誘導体は本発明の特徴をなす成分である
。 かかる六員環合化合物としては、ピリジン,ピラジン,
ピリミジン,1,3,5−トリアジン等が例示される。 ここで例示された化合物の化学構造式は次に示す通りで
ある。
【化1】 また、かかる化合物の誘導体としては、キノリン,シア
ヌル酸等が挙げられる。本成分の配合量は、(A)成分
100重量部に対して 0.0001〜1重量部であり
、好ましくは0.01〜1重量部である。これは0.0
001重量部未満になると硬化後のオルガノポリシロキ
サンゴムの圧縮永久歪率が小さくならず、また1重量部
を超えると硬化が不十分となるためである。
【0009】本発明の硬化性オルガノポリシロキサンゴ
ム組成物は、上記(A)成分〜(D)成分からなるもの
であるが、これに流動性を調節したり、成型品の機械的
強度を向上させるため従来のオルガノポリシロキサンゴ
ム組成物に添加配合することが周知とされる各種の添加
剤を添加配合することは、本発明の目的を損わない限り
差し支えない。このような添加剤としては、例えば、沈
澱シリカ,ヒュ−ムドシリカ,焼成シリカ,ヒュ−ムド
酸化チタン等の補強充填剤;粉砕石英,珪藻土,アスベ
スト,アルミノ珪酸,酸化鉄,酸化亜鉛,炭酸カルシウ
ム等の非補強充填剤;これらの充填剤をオルガノシラン
,オルガノポリシロキサン等の有機珪素化合物で表面処
理したものが挙げられる。また、本発明の硬化性オルガ
ノポリシロキサン組成物に硬化反応を抑制するための添
加剤としてアセチレン系化合物,ヒドラジン類,トリア
ゾ−ル類,フォスフィン類,メルカプタン類を微量また
は少量添加することは、本発明の目的を損わない限り差
し支えない。また必要に応じて顔料,耐熱剤,難燃剤,
内部離型剤,可塑剤,無官能のシリコ−ンオイル等を添
加配合しても良い。本発明のオルガノポリシロキサンゴ
ム組成物は、上記(A)成分〜(D)成分さらには必要
に応じて各種添加剤を2本ロ−ル,ニ−ダ−ミキサ−な
どの公知の混練手段により均一に混合することにより容
易に製造することができる。以上のような本発明のオル
ガノポリシロキサンゴム組成物は、硬化して圧縮永久歪
率の小さいオルガノポリシロキサンゴム成形品となるの
で、かかる特性が要求される分野において使用される。
【0010】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明する。実施
例中、部とあるのは重量部のことであり、粘度は25℃
における値である。オルガノポリシロキサンゴム成形品
の一般物性および圧縮永久歪率の測定はJIS K 6
301加硫ゴム物理試験方法に規定された方法に従って
測定した。 また、圧縮永久歪率の測定は180℃で22時間後の2
5%圧縮条件下で行った。
【0011】
【実施例1】分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基
で封鎖された粘度10000センチポイズのジメチルポ
リシロキサン(ビニル基含有量 0.13重量%)10
0重量部に、比表面積200m2/gのヒュームドシリ
カ40部と石英粉末20部、シリカの表面処理剤として
ヘキサメチルジシラザン8部と水2部を加えて均一にな
るまで混合し、更に真空下で170℃、2時間の条件下
で加熱処理してベースコンパウンドを作成した。これに
分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体(珪素原子結合水素原子含有量0.7重量%)1.
3重量部、塩化白金酸とテトラメチルジビニルジシロキ
サンとの錯体を白金金属として20ppm、ピラジン0
.1重量部を均一に混合し、25℃においてせん断速度
 10sec−1で粘度が5500ポイズである液状の
付加反応硬化型オルガノポリシロキサンゴム組成物を得
た。この付加反応硬化型オルガノポリシロキサンゴム組
成物をトランスファ−プレスで170℃/1分間の条件
下で硬化させ、JIS K 6301に規定された一般
物性測定用ゴムシ−トおよび圧縮永久歪測定用試験体を
作成した。これらの試験体およびゴムシートについてそ
れぞれ硬度,引張強さ,引張伸びおよび圧縮永久歪率を
測定した。また、比較例として、上記オルガノポリシロ
キサンゴム組成物においてピラジンを添加しなかった以
外は上記と同様にしてオルガノポリシロキサンゴム組成
物を得た。この組成物の特性を上記と同様に測定した。 これらの測定結果を表1に示した。
【表1】
【0012】
【実施例2】分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基
で封鎖された粘度2000センチポイズのジメチルポリ
シロキサン(ビニル基含有量 0.23重量%)100
重量部とジメチルジクロルシランで表面処理された比表
面積200m2/gの乾式法シリカ20重量部を均一に
なるまで混合してベースコンパウンドを作成した。これ
に、Me2HSiO1/2単位とSiO4/2単位とか
ら成り、そのモル比が9:5である粘度20センチポイ
ズのレジン状メチルハイドロジェンポリシロキサン(珪
素原子結合水素原子1.0重量%)1.1重量部、塩化
白金酸とテトラメチルジビニルジシロキサンとの錯体を
白金金属として3ppm、ピラジン0.01重量部を均
一に混合し、せん断速度 10sec−1で粘度が30
00ポイズである液状のオルガノポリシロキサンゴム組
成物を得た。次いで実施例1と同様の方法で、JIS 
K 6301に規定された一般物性測定用ゴムシ−トお
よび圧縮永久歪測定用試験体を作成した。 これらの試験体およびゴムシートについてそれぞれ硬度
,引張強さ,引張伸びおよび圧縮永久歪率を測定した。 また、比較例として、上記オルガノポリシロキサンゴム
組成物においてピラジンを添加しなかった以外は上記と
同様にしてオルガノポリシロキサンゴム組成物を得た。 この組成物の特性を上記と同様に測定した。これらの測
定結果を表2に示した。
【表2】
【0013】
【実施例3】分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基
で封鎖された粘度10000センチポイズのジメチルポ
リシロキサン(ビニル基含有量 0.13重量%)10
0重量部に、比表面積200m2/gのヒュームドシリ
カ40部と石英粉末20部、シリカの表面処理剤として
ヘキサメチルジシラザン8部と水2部を加えて均一にな
るまで混合し、更に真空下で170℃、2時間の条件下
で加熱処理してベースコンパウンドを作成した。これに
分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体(珪素原子結合水素原子含有量0.7重量%)1.
3重量部、塩化白金酸とテトラメチルジビニルジシロキ
サンとの錯体を白金金属として20ppm、ピリミジン
0.1重量部を均一に混合し、25℃においてせん断速
度 10sec−1で粘度が5500ポイズである液状
の付加反応硬化型オルガノポリシロキサンゴム組成物を
得た。この付加反応硬化型オルガノポリシロキサンゴム
組成物をトランスファ−プレスで170℃で1分間加熱
して硬化させ、JIS K 6301に規定された一般
物性測定用ゴムシ−トおよび圧縮永久歪測定用試験体を
作成した。これらの試験体およびゴムシートについてそ
れぞれ硬度,引張強さ,引張伸びおよび圧縮永久歪率を
測定した。また、比較例として、上記オルガノポリシロ
キサンゴム組成物においてピリミジンを添加しなかった
以外は上記と同様にしてオルガノポリシロキサンゴム組
成物を得た。この組成物の特性を上記と同様に測定した
。これらの測定結果を表3に示した。
【表3】
【0014】
【実施例4】分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基
で封鎖された粘度2000センチポイズのジメチルポリ
シロキサン(ビニル基含有量 0.23重量%)100
重量部とジメチルジクロルシランで表面処理された比表
面積200m2/gの乾式法シリカ20重量部を均一に
なるまで混合してベースコンパウンドを作成した。これ
に、Me2HSiO1/2単位とSiO4/2単位とか
ら成り、そのモル比が9:5である粘度20センチポイ
ズのレジン状メチルハイドロジェンポリシロキサン(珪
素原子結合水素原子含有量1.0重量%)1.1重量部
、塩化白金酸とテトラメチルジビニルジシロキサンとの
錯体を白金金属として3ppm、キノリン0.01重量
部を均一に混合し、せん断速度 10sec−1で粘度
が3000ポイズである液状のオルガノポリシロキサン
ゴム組成物を得た。次いでこの組成物から実施例1と同
様の方法で、JIS K 6301に規定された一般物
性測定用ゴムシ−トおよび圧縮永久歪測定用試験体を作
成した。これらの試験体およびゴムシートについてそれ
ぞれ硬度,引張強さ,引張伸びおよび圧縮永久歪率を測
定した。また、比較例として、上記オルガノポリシロキ
サンゴム組成物においてキノリンを添加しなかった以外
は上記と同様にしてオルガノポリシロキサンゴム組成物
を得た。この組成物の特性を上記と同様に測定した。こ
れらの測定結果を表4に示した。
【表4】
【0015】
【実施例5】分子鎖両端がジメチルビニルシロキシ基で
封鎖された粘度2000センチポイズのジメチルポリシ
ロキサン(ビニル基含有量 0.23重量%)100重
量部に比表面積200m2/gのヒュームドシリカ40
部と石英粉末20部、シリカの表面処理剤としてヘキサ
メチルジシラザン8部と水2部を加えて均一になるまで
混合し、さらに真空下で170℃、2時間の条件下で加
熱処理してベースコンパウンドを作成した。これに分子
鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチル
シロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体
(珪素原子結合水素原子含有量0.8重量%)1.6重
量部、塩化白金酸とテトラメチルジビニルジシロキサン
との錯体を白金金属として5ppm、1,3,5−トリ
アジン0.03重量部を均一に混合し、25℃において
せん断速度 10sec−1で粘度が3800ポイズで
ある液状の付加反応硬化型オルガノポリシロキサンゴム
組成物を得た。この付加反応硬化型オルガノポリシロキ
サンゴム組成物をトランスファープレスを使用して、1
70℃で1分間加熱硬化させ、JIS K 6301に
規定された一般物性測定用ゴムシ−トおよび圧縮永久歪
測定用試験体を作成した。これらの試験体およびゴムシ
ートについてそれぞれ硬度,引張強さ,引張伸びおよび
圧縮永久歪率を測定した。また、比較例として、上記オ
ルガノポリシロキサンゴム組成物においてトリアジンを
添加しなかった以外は上記と同様にしてオルガノポリシ
ロキサンゴム組成物を得た。 この組成物の特性を上記と同様に測定した。これらの測
定結果を表5に示した。
【表5】
【0016】
【実施例6】分子鎖両端がジメチルビニルシロキシ基で
封鎖された粘度10000センチポイズのジメチルポリ
シロキサン(ビニル基含有量 0.13重量%)100
重量部とジメチルジクロルシランで表面処理した比表面
積200m2/gの乾式シリカ20重量部を均一になる
まで混合してベースコンパウンドを作成した。これに分
子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチ
ルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合
体(珪素原子結合水素原子含有量 0.5重量%)2重
量部、塩化白金酸とテトラメチルジビニルジシロキサン
との錯体を白金金属として20ppm、シアヌル酸0.
2重量部を均一に混合し、25℃においてせん断速度 
10sec−1で粘度が6000ポイズである液状の付
加反応硬化型オルガノポリシロキサンゴム組成物を得た
。次いで実施例1と同様にして、JIS K 6301
に規定された一般物性測定用ゴムシ−トおよび圧縮永久
歪測定用試験体を作成した。これらの試験体およびゴム
シートについてそれぞれ硬度,引張強さ,引張伸びおよ
び圧縮永久歪率を測定した。また、比較例として、上記
オルガノポリシロキサンゴム組成物においてシアヌル酸
を添加しなかった以外は上記と同様にしてオルガノポリ
シロキサンゴム組成物を得た。この組成物の特性を上記
と同様に測定した。これらの測定結果を表6に示した。
【表6】
【0017】
【発明の効果】本発明のオルガノポリシロキサンゴム組
成物は、(A)成分〜(D)成分からなり、特に(D)
成分の環内に少なくとも1個の炭素・窒素不飽和結合を
有する六員環化合物またはその誘導体を含有しているの
で、硬化後、2次加熱をしなくても圧縮永久歪率が小さ
いオルガノポリシロキサンゴム成形品になり得るという
特徴を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)1分子中に少なくとも2個の珪
    素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサ
    ン                     100
    重量部、(B)1分子中に少なくとも2個の珪素原子結
    合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
    サン本成分中の珪素原子結合水素原子のモル数と(A)
    成分中の珪素原子結合アルケニル基のモル数の比が(0
    .5:1)〜(20:1)となるような量、 (C)白金系触媒 (A)成分と(B)成分の合計量100万重量部に対し
    て白金金属として0.1〜500重量部、および(D)
    環内に少なくとも1個の炭素・窒素不飽和結合を有する
    六員環化合物またはその誘導体           
                             
         0.0001〜1重量部からなる、オルガノ
    ポリシロキサンゴム組成物。
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