JP3189601B2 - 加熱硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化方法 - Google Patents
加熱硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化方法Info
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- JP3189601B2 JP3189601B2 JP27698894A JP27698894A JP3189601B2 JP 3189601 B2 JP3189601 B2 JP 3189601B2 JP 27698894 A JP27698894 A JP 27698894A JP 27698894 A JP27698894 A JP 27698894A JP 3189601 B2 JP3189601 B2 JP 3189601B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化して圧縮永久歪の小
さいシリコーンゴムを与える加熱硬化性シリコーンゴム
組成物及びその硬化方法に関する。
さいシリコーンゴムを与える加熱硬化性シリコーンゴム
組成物及びその硬化方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ビニル基含有オルガノポリシロキサンと珪素原子結
合水素原子含有オルガノハイドロジェンポリシロキサン
と白金系触媒と無機質充填剤とからなり、ビニル基と珪
素原子結合水素原子との付加反応により硬化するシリコ
ーンゴム組成物は、成形性に優れ、成形後は、耐熱性、
電気絶縁性等に優れた特性を有するシリコーンゴム成形
品となるので、これらの特性を要求される分野で多量に
使用されている。
り、ビニル基含有オルガノポリシロキサンと珪素原子結
合水素原子含有オルガノハイドロジェンポリシロキサン
と白金系触媒と無機質充填剤とからなり、ビニル基と珪
素原子結合水素原子との付加反応により硬化するシリコ
ーンゴム組成物は、成形性に優れ、成形後は、耐熱性、
電気絶縁性等に優れた特性を有するシリコーンゴム成形
品となるので、これらの特性を要求される分野で多量に
使用されている。
【0003】しかしながら、この種のシリコーンゴム成
形品は、そのままでは圧縮に対する抵抗が低く、長時間
圧縮変形を受ける成形品、例えばロール部材、自動車部
品のコネクタ材料等として使用することは困難である。
この点を改善するため、従来、プレス成形、射出成形、
トランスファー成形等により得た成形品を更に150〜
250℃といった高温度条件下で加熱処理(2次加硫)
することにより、その圧縮抵抗性を向上することが行わ
れていた。
形品は、そのままでは圧縮に対する抵抗が低く、長時間
圧縮変形を受ける成形品、例えばロール部材、自動車部
品のコネクタ材料等として使用することは困難である。
この点を改善するため、従来、プレス成形、射出成形、
トランスファー成形等により得た成形品を更に150〜
250℃といった高温度条件下で加熱処理(2次加硫)
することにより、その圧縮抵抗性を向上することが行わ
れていた。
【0004】この方法は、シリコーンゴム成形品中に残
存する未反応の官能基量を減少させ、シリコーンゴム成
形品の圧縮抵抗性を向上させるという考えに基づいて行
われているものであるが、一旦成形してシリコーンゴム
成形品を高温度のオーブンの中に入れ、長時間加熱する
という工程が必要であるため、作業効率が低く、得られ
る最終成形品についてはコスト的に不利であった。そこ
で、かかる問題のない圧縮抵抗性の高いシリコーンゴム
組成物、即ち、2次加硫の必要のない圧縮抵抗性の高い
シリコーンゴム組成物の出現が望まれていた。
存する未反応の官能基量を減少させ、シリコーンゴム成
形品の圧縮抵抗性を向上させるという考えに基づいて行
われているものであるが、一旦成形してシリコーンゴム
成形品を高温度のオーブンの中に入れ、長時間加熱する
という工程が必要であるため、作業効率が低く、得られ
る最終成形品についてはコスト的に不利であった。そこ
で、かかる問題のない圧縮抵抗性の高いシリコーンゴム
組成物、即ち、2次加硫の必要のない圧縮抵抗性の高い
シリコーンゴム組成物の出現が望まれていた。
【0005】なお従来、特開平5−9388号公報(C
A2071787A)には、NC−(CH2)n−CNで
示される有機化合物の添加によりシリコーンゴムの低圧
縮永久歪を達成することが開示されているが、上記化合
物が有害であるため、これを添加することによってシリ
コーンゴムの用途が限られるという問題がある。また、
特開平4−139258号公報(CA2052410
A、EP477984A)には、側鎖にアルケニル基を
持つオルガノポリシロキサンと両末端にSiH結合を持
つオルガノポリシロキサンによる架橋で低圧縮永久歪を
達成することが記載されているが、この組成物は十分な
硬化性、ゴム物性が得られない場合が多い。
A2071787A)には、NC−(CH2)n−CNで
示される有機化合物の添加によりシリコーンゴムの低圧
縮永久歪を達成することが開示されているが、上記化合
物が有害であるため、これを添加することによってシリ
コーンゴムの用途が限られるという問題がある。また、
特開平4−139258号公報(CA2052410
A、EP477984A)には、側鎖にアルケニル基を
持つオルガノポリシロキサンと両末端にSiH結合を持
つオルガノポリシロキサンによる架橋で低圧縮永久歪を
達成することが記載されているが、この組成物は十分な
硬化性、ゴム物性が得られない場合が多い。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、本発明の目的は、硬化後に2次加硫しな
くても高い圧縮抵抗性を有するシリコーンゴム成形品と
なり得る高圧縮抵抗性シリコーンゴム組成物及びその硬
化方法を提供することにある。
されたもので、本発明の目的は、硬化後に2次加硫しな
くても高い圧縮抵抗性を有するシリコーンゴム成形品と
なり得る高圧縮抵抗性シリコーンゴム組成物及びその硬
化方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(a)
分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個以上有
するオルガノポリシロキサン、(b)分子中に珪素原子
と結合する水素原子を2個以上有するオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン、(c)白金系触媒を含有する加
熱硬化型シリコーンゴム組成物に、更に(d)アンモニ
ア又は熱分解もしくは化学反応によりアンモニアを発生
する物質を含有させ、このシリコーンゴム組成物を硬化
する時にアンモニアを上記(a),(b),(c)成分
の合計量100万重量部に対して窒素として10〜50
0重量部存在させることにより、1次硬化のみでその硬
化物(シリコーンゴム)の圧縮永久歪を十分小さくする
ことができ、硬化後に2次加硫を行わなくとも圧縮抵抗
性が高いものとし得ることを知見し、本発明をなすに至
ったものである。
上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(a)
分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個以上有
するオルガノポリシロキサン、(b)分子中に珪素原子
と結合する水素原子を2個以上有するオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン、(c)白金系触媒を含有する加
熱硬化型シリコーンゴム組成物に、更に(d)アンモニ
ア又は熱分解もしくは化学反応によりアンモニアを発生
する物質を含有させ、このシリコーンゴム組成物を硬化
する時にアンモニアを上記(a),(b),(c)成分
の合計量100万重量部に対して窒素として10〜50
0重量部存在させることにより、1次硬化のみでその硬
化物(シリコーンゴム)の圧縮永久歪を十分小さくする
ことができ、硬化後に2次加硫を行わなくとも圧縮抵抗
性が高いものとし得ることを知見し、本発明をなすに至
ったものである。
【0008】従って、本発明は、 (a)分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個
以上有するオルガノポリシロキサン、 (b)分子中に珪素原子と結合する水素原子を2個以上
有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)白金系触媒を含有する加熱硬化型シリコーンゴム
組成物に、更に(d)アンモニア又は熱分解もしくは化
学反応によりアンモニアを発生する物質をアンモニアが
組成物の硬化物中に上記(a),(b),(c)成分の
合計量100万重量部に対して窒素として10〜500
重量部存在するように含有させてなることを特徴とする
加熱硬化型シリコーンゴム組成物、及び、 (a)分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個
以上有するオルガノポリシロキサン、 (b)分子中に珪素原子と結合する水素原子を2個以上
有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)白金系触媒を含有する加熱硬化型シリコーンゴム
組成物を加硫させるに際し、この加硫時に、アンモニア
を上記組成物の硬化物中に上記(a),(b),(c)
成分の合計量100万重量部に対して窒素として10〜
500重量部存在させることを特徴とする加熱硬化型シ
リコーンゴム組成物の硬化方法を提供する。
以上有するオルガノポリシロキサン、 (b)分子中に珪素原子と結合する水素原子を2個以上
有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)白金系触媒を含有する加熱硬化型シリコーンゴム
組成物に、更に(d)アンモニア又は熱分解もしくは化
学反応によりアンモニアを発生する物質をアンモニアが
組成物の硬化物中に上記(a),(b),(c)成分の
合計量100万重量部に対して窒素として10〜500
重量部存在するように含有させてなることを特徴とする
加熱硬化型シリコーンゴム組成物、及び、 (a)分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個
以上有するオルガノポリシロキサン、 (b)分子中に珪素原子と結合する水素原子を2個以上
有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)白金系触媒を含有する加熱硬化型シリコーンゴム
組成物を加硫させるに際し、この加硫時に、アンモニア
を上記組成物の硬化物中に上記(a),(b),(c)
成分の合計量100万重量部に対して窒素として10〜
500重量部存在させることを特徴とする加熱硬化型シ
リコーンゴム組成物の硬化方法を提供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の加熱硬化型シリコーンゴム組成物は、
(a)分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個
以上有するオルガノポリシロキサン、(b)分子中に珪
素原子と結合する水素原子を2個以上有するオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン、(c)白金系触媒を主成
分とするもので、上記(a),(b),(c)成分とし
ては公知のものが使用できる。
と、本発明の加熱硬化型シリコーンゴム組成物は、
(a)分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個
以上有するオルガノポリシロキサン、(b)分子中に珪
素原子と結合する水素原子を2個以上有するオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン、(c)白金系触媒を主成
分とするもので、上記(a),(b),(c)成分とし
ては公知のものが使用できる。
【0010】これを説明すると、(a)成分のオルガノ
ポリシロキサンは硬化性シリコーンゴム組成物の主成分
であり、この(a)成分のオルガノポリシロキサンは、
1分子中に少なくとも2個の珪素原子結合アルケニル基
を有することが必要である。
ポリシロキサンは硬化性シリコーンゴム組成物の主成分
であり、この(a)成分のオルガノポリシロキサンは、
1分子中に少なくとも2個の珪素原子結合アルケニル基
を有することが必要である。
【0011】このオルガノポリシロキサンとしては、下
記平均組成式(1)で示されるものを用いることができ
る。
記平均組成式(1)で示されるものを用いることができ
る。
【0012】 R1 aSiO(4-a)/2 …(1)
【0013】式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数
1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化
水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8
〜2.5の範囲の正数である。
1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化
水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8
〜2.5の範囲の正数である。
【0014】ここで、上記R1で示されるケイ素原子に
結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル
基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリー
ル基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピ
ル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニ
ル基、イソプロペニル基、ブテニル基、イソブテニル
基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基
等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は
全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基
等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロ
ピル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基、シ
アノエチル基等が挙げられる。
結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル
基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリー
ル基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピ
ル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニ
ル基、イソプロペニル基、ブテニル基、イソブテニル
基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基
等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は
全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基
等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロ
ピル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基、シ
アノエチル基等が挙げられる。
【0015】この場合、R1のうち少なくとも2個はア
ルキル基(炭素数2〜8のものが好ましく、更に好まし
くは2〜6である)であることが必要である。なお、ア
ルケニル基の含有量は、全有機基中1.0×10-5〜2
0モル%、特に1.0×10-4〜10モル%とすること
が好ましい。このアルケニル基は、分子鎖末端のケイ素
原子に結合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結合
していても、両者に結合していてもよいが、組成物の硬
化速度、硬化物の物性等の点から、本発明で用いるオル
ガノポリシロキサンは、少なくとも分子鎖末端のケイ素
原子に結合した脂肪族不飽和結合を含んだものであるこ
とが好ましい。
ルキル基(炭素数2〜8のものが好ましく、更に好まし
くは2〜6である)であることが必要である。なお、ア
ルケニル基の含有量は、全有機基中1.0×10-5〜2
0モル%、特に1.0×10-4〜10モル%とすること
が好ましい。このアルケニル基は、分子鎖末端のケイ素
原子に結合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結合
していても、両者に結合していてもよいが、組成物の硬
化速度、硬化物の物性等の点から、本発明で用いるオル
ガノポリシロキサンは、少なくとも分子鎖末端のケイ素
原子に結合した脂肪族不飽和結合を含んだものであるこ
とが好ましい。
【0016】(a)成分のオルガノポリシロキサンは、
通常、基本的にR1 2SiO2/2で示されるジオルガノシ
ロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖末端がR1 3S
iO1/2で示されるトリオルガノシロキシ単位で封鎖さ
れた直鎖状構造を有するが、部分的には分岐状の構造、
即ちR1SiO3/2で示されるモノオルガノシロキサン単
位を含有するものであってもよく、また環状構造のもの
であってもよい。また、(a)成分のオルガノポリシロ
キサンの分子量は特に限定はなく、粘度の低い液状のも
のから、粘度の高い生ゴム状のものまで使用できるが、
硬化してゴム状弾性体になるためには25℃での粘度が
100センチポイズ以上であり、通常100〜1,00
0,000、特に1,000〜100,000であるこ
とが好ましい。
通常、基本的にR1 2SiO2/2で示されるジオルガノシ
ロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖末端がR1 3S
iO1/2で示されるトリオルガノシロキシ単位で封鎖さ
れた直鎖状構造を有するが、部分的には分岐状の構造、
即ちR1SiO3/2で示されるモノオルガノシロキサン単
位を含有するものであってもよく、また環状構造のもの
であってもよい。また、(a)成分のオルガノポリシロ
キサンの分子量は特に限定はなく、粘度の低い液状のも
のから、粘度の高い生ゴム状のものまで使用できるが、
硬化してゴム状弾性体になるためには25℃での粘度が
100センチポイズ以上であり、通常100〜1,00
0,000、特に1,000〜100,000であるこ
とが好ましい。
【0017】(b)成分のオルガノポリシロキサンは本
発明の硬化性シリコーンゴム組成物の架橋剤であり、
(c)成分の白金系触媒の存在下、(b)成分の珪素原
子結合水素原子(SiH基)が(a)成分の珪素原子結
合アルケニル基に付加反応し、その結果架橋し、硬化に
至るものである。
発明の硬化性シリコーンゴム組成物の架橋剤であり、
(c)成分の白金系触媒の存在下、(b)成分の珪素原
子結合水素原子(SiH基)が(a)成分の珪素原子結
合アルケニル基に付加反応し、その結果架橋し、硬化に
至るものである。
【0018】(b)成分のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンは1分子中に少なくとも2個、好ましくは2
〜100個、より好ましくは3〜50個の珪素原子結合
水素原子を有することが必要であり、下記平均組成式
(2)で示されるものを用いることができる。
シロキサンは1分子中に少なくとも2個、好ましくは2
〜100個、より好ましくは3〜50個の珪素原子結合
水素原子を有することが必要であり、下記平均組成式
(2)で示されるものを用いることができる。
【0019】 R2 b(H )CSiO(4-b-c)/2 …(2)
【0020】式中、R2は同一又は異種の炭素数1〜1
0、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基
であり、好ましくは脂肪族不飽和結合を有さないものが
よい。bは1.5≦b≦2.8、好ましくは1.6≦b
≦2.5の正数、cは0.003≦c≦1.0、好まし
くは0.02≦c≦1.0の正数であり、1.5<b+
c≦3.0、好ましくは1.6≦b+c≦2.8であ
る。
0、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基
であり、好ましくは脂肪族不飽和結合を有さないものが
よい。bは1.5≦b≦2.8、好ましくは1.6≦b
≦2.5の正数、cは0.003≦c≦1.0、好まし
くは0.02≦c≦1.0の正数であり、1.5<b+
c≦3.0、好ましくは1.6≦b+c≦2.8であ
る。
【0021】ここで、上記R2で示されるケイ素原子に
結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、上
記R1と同様のものを例示することができ、具体的には
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル
基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、
オクチル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、ト
リル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベン
ジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のア
ラルキル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部を
フッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置
換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル
基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基、シアノ
エチル基等が挙げられる。
結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、上
記R1と同様のものを例示することができ、具体的には
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル
基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、
オクチル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、ト
リル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベン
ジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のア
ラルキル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部を
フッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置
換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル
基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基、シアノ
エチル基等が挙げられる。
【0022】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンは、例えば基本的に2官能性シロキサン単位(=Si
O2/2)の繰り返しからなり、単官能性シロキシ単位
(≡SiO1/2)で封鎖された直鎖構造のものを用いる
ことができ、また、分岐状、環状、あるいは三次元網状
構造を有するものを使用することもできる。
ンは、例えば基本的に2官能性シロキサン単位(=Si
O2/2)の繰り返しからなり、単官能性シロキシ単位
(≡SiO1/2)で封鎖された直鎖構造のものを用いる
ことができ、また、分岐状、環状、あるいは三次元網状
構造を有するものを使用することもできる。
【0023】なお、ケイ素原子に結合した水素原子(S
iH基)は分子鎖末端に位置するものであっても、分子
鎖の途中に位置するものであってもよい。
iH基)は分子鎖末端に位置するものであっても、分子
鎖の途中に位置するものであってもよい。
【0024】また、(b)成分のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンの分子量に特に限定はないが、25℃
での粘度が1〜10000センチポイズ、特に3〜10
00センチポイズの範囲であることが好ましい。
ンポリシロキサンの分子量に特に限定はないが、25℃
での粘度が1〜10000センチポイズ、特に3〜10
00センチポイズの範囲であることが好ましい。
【0025】(b)成分の本組成物中の配合量は、本組
成物中の珪素原子結合水素原子のモル数と珪素原子結合
アルケニル基のモル数の比が0.5:1〜20:1とな
るような量であり、好ましくは1:1〜3:1となるよ
うな量である。これは本組成物中の珪素原子結合アルケ
ニル基のモル数1に対して本組成物中の珪素原子結合水
素原子のモル数が0.5より小さい硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物が十分に硬化することができず、20
より大きいと発泡することがあるからである。
成物中の珪素原子結合水素原子のモル数と珪素原子結合
アルケニル基のモル数の比が0.5:1〜20:1とな
るような量であり、好ましくは1:1〜3:1となるよ
うな量である。これは本組成物中の珪素原子結合アルケ
ニル基のモル数1に対して本組成物中の珪素原子結合水
素原子のモル数が0.5より小さい硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物が十分に硬化することができず、20
より大きいと発泡することがあるからである。
【0026】(c)成分の白金系触媒は硬化性シリコー
ンゴム組成物を硬化させるための触媒である。(c)成
分の白金系触媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸のア
ルコール溶液、塩化白金酸とオレフィン類との錯化合
物、白金黒、白金を担持させたものなどが挙げられる。
(c)成分の添加量は(a)成分と(b)成分の合計量
100万重量部に対して白金金属として0.1〜500
重量部であり、好ましくは1〜50重量部である。これ
は0.1重量部未満では硬化が十分には進行せず、50
0重量部を超えると不経済だからである。
ンゴム組成物を硬化させるための触媒である。(c)成
分の白金系触媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸のア
ルコール溶液、塩化白金酸とオレフィン類との錯化合
物、白金黒、白金を担持させたものなどが挙げられる。
(c)成分の添加量は(a)成分と(b)成分の合計量
100万重量部に対して白金金属として0.1〜500
重量部であり、好ましくは1〜50重量部である。これ
は0.1重量部未満では硬化が十分には進行せず、50
0重量部を超えると不経済だからである。
【0027】本発明は上記(a),(b),(c)成分
を含むシリコーンゴム組成物に対し、更に(d)アンモ
ニア又は熱分解もしくは化学反応によるアンモニアを発
生する物質を配合するものである。この場合、(d)成
分の配合量はシリコーンゴム組成物の硬化物中に含有さ
れる割合が上記(a),(b),(c)成分の合計量1
00万重量部に対し窒素として10〜500重量部、好
ましくは20〜200重量部となる量であり、アンモニ
ア又はアンモニア発生物質を上記量含有する場合、通常
付加反応の触媒毒であるNH3が硬化性に全く影響を与
えずに圧縮永久歪を小さくすることができるものであ
る。
を含むシリコーンゴム組成物に対し、更に(d)アンモ
ニア又は熱分解もしくは化学反応によるアンモニアを発
生する物質を配合するものである。この場合、(d)成
分の配合量はシリコーンゴム組成物の硬化物中に含有さ
れる割合が上記(a),(b),(c)成分の合計量1
00万重量部に対し窒素として10〜500重量部、好
ましくは20〜200重量部となる量であり、アンモニ
ア又はアンモニア発生物質を上記量含有する場合、通常
付加反応の触媒毒であるNH3が硬化性に全く影響を与
えずに圧縮永久歪を小さくすることができるものであ
る。
【0028】ここで、上記アンモニア発生物質として
は、熱分解もしくは系内での化学反応によりアンモニア
を生成し得るものであればいずれのものでもよく、例え
ば酢酸アンモニウム、アンモニウムクロライド、アンモ
ニウムハイドロオキサイド、硫酸アンモニウム、炭酸ア
ンモニウムなどの無機アンモニウム塩、尿素等の有機窒
素化合物、ヘキサメチルジシラザン、ジビニルテトラメ
チルシラザンなどのオルガノジシラザン、その他の有機
シラザン化合物が挙げられる。
は、熱分解もしくは系内での化学反応によりアンモニア
を生成し得るものであればいずれのものでもよく、例え
ば酢酸アンモニウム、アンモニウムクロライド、アンモ
ニウムハイドロオキサイド、硫酸アンモニウム、炭酸ア
ンモニウムなどの無機アンモニウム塩、尿素等の有機窒
素化合物、ヘキサメチルジシラザン、ジビニルテトラメ
チルシラザンなどのオルガノジシラザン、その他の有機
シラザン化合物が挙げられる。
【0029】本発明のシリコーン組成物には、上記必須
成分に加え、その他の任意成分を配合することができ
る。例えば組成物に強度を付与することが必要な場合に
は、石英粉末、珪藻土、炭酸カルシウム、アルミナ、カ
ーボンブラック等の準補強性の充填剤、微粉状シリカ等
の補強性充填剤を添加することが有効である。このよう
な補強性充填剤として具体的には、親水性のシリカとし
てAerosil 130,200,300(日本アエ
ロジル社製、Degussa社製)、Cabosil
MS−5,MS−7(Cabot社製)、Rheoro
sil QS−102,103(徳山曹達社製)、Ni
psil LP(日本シリカ社製)等が例示され、疎水
性シリカとしてAerosil R−812,R−81
2S,R−972,R−974(Degussa社
製)、Rheorosil MT−10(徳山曹達社
製)、Nipsil SSシリーズ(日本シリカ社製)
等が例示される。なお、これらの充填剤の配合量は
(a),(b),(c)成分の合計100重量部に対し
て10〜150部の範囲が好ましい。
成分に加え、その他の任意成分を配合することができ
る。例えば組成物に強度を付与することが必要な場合に
は、石英粉末、珪藻土、炭酸カルシウム、アルミナ、カ
ーボンブラック等の準補強性の充填剤、微粉状シリカ等
の補強性充填剤を添加することが有効である。このよう
な補強性充填剤として具体的には、親水性のシリカとし
てAerosil 130,200,300(日本アエ
ロジル社製、Degussa社製)、Cabosil
MS−5,MS−7(Cabot社製)、Rheoro
sil QS−102,103(徳山曹達社製)、Ni
psil LP(日本シリカ社製)等が例示され、疎水
性シリカとしてAerosil R−812,R−81
2S,R−972,R−974(Degussa社
製)、Rheorosil MT−10(徳山曹達社
製)、Nipsil SSシリーズ(日本シリカ社製)
等が例示される。なお、これらの充填剤の配合量は
(a),(b),(c)成分の合計100重量部に対し
て10〜150部の範囲が好ましい。
【0030】更に、これらの材料を実用に供するため、
硬化時間の調整を行う必要がある場合には、制御剤とし
てビニルシクロテトラシロキサン等のビニル基含有オル
ガノポリシロキサン、トリアリルイソシアヌネート、ア
ルキルマレエート、エチニルシクロヘキサン等のアセチ
レンアルコール類及びそのシラン、シロキサン変性物、
ハイドロパーオキサイド、テトラメチルエチレンジアミ
ン、ベンゾトリアゾール及びそれらの混合物からなる群
から選ばれる化合物などを使用しても差し支えない。
硬化時間の調整を行う必要がある場合には、制御剤とし
てビニルシクロテトラシロキサン等のビニル基含有オル
ガノポリシロキサン、トリアリルイソシアヌネート、ア
ルキルマレエート、エチニルシクロヘキサン等のアセチ
レンアルコール類及びそのシラン、シロキサン変性物、
ハイドロパーオキサイド、テトラメチルエチレンジアミ
ン、ベンゾトリアゾール及びそれらの混合物からなる群
から選ばれる化合物などを使用しても差し支えない。
【0031】また、コバルトブルー等の無機顔料、有機
染料などの着色剤、酸化セリウム、炭酸亜鉛、炭酸マン
ガン、ベンガラ、酸化チタン、カーボンブラック等の耐
熱性、難燃性向上剤等の添加も可能である。
染料などの着色剤、酸化セリウム、炭酸亜鉛、炭酸マン
ガン、ベンガラ、酸化チタン、カーボンブラック等の耐
熱性、難燃性向上剤等の添加も可能である。
【0032】また、本発明のシリコーンゴム組成物の製
造は常法によって行うことができる。この場合、アンモ
ニア又はアンモニア発生物質の添加はいずれの段階で行
ってもよい。
造は常法によって行うことができる。この場合、アンモ
ニア又はアンモニア発生物質の添加はいずれの段階で行
ってもよい。
【0033】更に詳述すると、シリコーンゴム組成物
は、通常まず(a)成分のオルガノポリシロキサンと充
填剤とを室温(通常10〜30℃)〜280℃、好まし
くは80〜200℃で10分〜8時間混合し、次いでこ
の混合物に(b)成分のオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと(c)成分の白金系触媒を室温で添加するこ
とによって得ることができるが、この場合、アンモニア
又はアンモニア発生物質は(a)成分のオルガノポリシ
ロキサン及び充填剤と一緒にして加えてもよく、(b)
成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び
(c)成分の白金系触媒と一緒にして加えてもよい。前
者の場合、アンモニア又はアンモニア発生物質は、
(a),(b),(c)成分の合計量に対し窒素として
10〜500ppmを越えた大量を加えることができ
る。これは、アンモニアが上記室温〜280℃、特に8
0〜200℃で10分〜8時間混合する工程で蒸発され
てしまうためである。更に、組成物の調製後、硬化前に
アンモニア又はアンモニア発生物質を加えることも可能
である。
は、通常まず(a)成分のオルガノポリシロキサンと充
填剤とを室温(通常10〜30℃)〜280℃、好まし
くは80〜200℃で10分〜8時間混合し、次いでこ
の混合物に(b)成分のオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと(c)成分の白金系触媒を室温で添加するこ
とによって得ることができるが、この場合、アンモニア
又はアンモニア発生物質は(a)成分のオルガノポリシ
ロキサン及び充填剤と一緒にして加えてもよく、(b)
成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び
(c)成分の白金系触媒と一緒にして加えてもよい。前
者の場合、アンモニア又はアンモニア発生物質は、
(a),(b),(c)成分の合計量に対し窒素として
10〜500ppmを越えた大量を加えることができ
る。これは、アンモニアが上記室温〜280℃、特に8
0〜200℃で10分〜8時間混合する工程で蒸発され
てしまうためである。更に、組成物の調製後、硬化前に
アンモニア又はアンモニア発生物質を加えることも可能
である。
【0034】アンモニアは、硬化段階において組成物中
に(a),(b),(c)成分の合計量に対し窒素とし
て10〜500ppm存在していることが必要であり、
これにより2次加硫をしなくとも圧縮永久歪の少ない硬
化物(シリコーンゴム)を得ることができる。アンモニ
アが上記量より多いと硬化性に悪影響が生じ、逆にアン
モニアが上記量より少ないと本発明の目的が達成されな
い。
に(a),(b),(c)成分の合計量に対し窒素とし
て10〜500ppm存在していることが必要であり、
これにより2次加硫をしなくとも圧縮永久歪の少ない硬
化物(シリコーンゴム)を得ることができる。アンモニ
アが上記量より多いと硬化性に悪影響が生じ、逆にアン
モニアが上記量より少ないと本発明の目的が達成されな
い。
【0035】このシリコーンゴム組成物は、通常室温
(例えば10〜30℃)〜250℃で十数秒〜120分
の条件で硬化するが、ここで得られた硬化物は2次加硫
を行わなくとも圧縮永久歪が小さいので、硬化後、更に
2次加硫することは特に必要としない。従って、本発明
において加硫は、上記条件下の1次加硫のみとすること
ができる。
(例えば10〜30℃)〜250℃で十数秒〜120分
の条件で硬化するが、ここで得られた硬化物は2次加硫
を行わなくとも圧縮永久歪が小さいので、硬化後、更に
2次加硫することは特に必要としない。従って、本発明
において加硫は、上記条件下の1次加硫のみとすること
ができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、2次加硫をしなくとも
圧縮永久歪の小さいシリコーンゴム成形品を与えること
ができ、ロール部材、自動車部材のコネクタ材料、電子
レンジ、電子ジャーなどのパッキンキーボード、時計部
品、カメラ部品、各種Oリング等に好適に用いられる。
圧縮永久歪の小さいシリコーンゴム成形品を与えること
ができ、ロール部材、自動車部材のコネクタ材料、電子
レンジ、電子ジャーなどのパッキンキーボード、時計部
品、カメラ部品、各種Oリング等に好適に用いられる。
【0037】
【実施例】以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0038】〔実施例1〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン(A)100部に、湿式シリカ
(日本シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサ
メチルジシラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入
れ、1時間室温(25℃)で撹拌を続けた後、内部温度
が150℃になるまで加熱し、更に撹拌を3時間続け、
液状シリコーンゴムベースを得た。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン(A)100部に、湿式シリカ
(日本シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサ
メチルジシラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入
れ、1時間室温(25℃)で撹拌を続けた後、内部温度
が150℃になるまで加熱し、更に撹拌を3時間続け、
液状シリコーンゴムベースを得た。
【0039】この液状シリコーンゴムベース100部
に、先のジメチルポリシロキサン(A)30部、架橋剤
として下記式で示される粘度15cs(25℃)のジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体からなるメチルハイドロジェンポリシロキサン
(B)1.1部と塩化白金酸の1%イソプロピルアルコ
ール溶液を0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロ
ヘキサノール0.05部を添加し、均一に混合した。
に、先のジメチルポリシロキサン(A)30部、架橋剤
として下記式で示される粘度15cs(25℃)のジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体からなるメチルハイドロジェンポリシロキサン
(B)1.1部と塩化白金酸の1%イソプロピルアルコ
ール溶液を0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロ
ヘキサノール0.05部を添加し、均一に混合した。
【0040】
【化1】
【0041】次に、この硬化物につきレオメーターによ
り150℃における硬化特性を測定した。結果を表1に
示す。ここで表1中T10は2分経過時のトルクを10
0%としたときトルクが10%になるまでの時間、T9
0は90%になるまでの時間である。また、120℃で
10分間プレス成形し、厚さ2mmのゴムシートを得、
この時の残存N原子量及び一般物性を測定した。更にJ
ISK−6301に準拠して150℃で22時間圧縮永
久歪試験を行った。結果を表1に併記する。
り150℃における硬化特性を測定した。結果を表1に
示す。ここで表1中T10は2分経過時のトルクを10
0%としたときトルクが10%になるまでの時間、T9
0は90%になるまでの時間である。また、120℃で
10分間プレス成形し、厚さ2mmのゴムシートを得、
この時の残存N原子量及び一般物性を測定した。更にJ
ISK−6301に準拠して150℃で22時間圧縮永
久歪試験を行った。結果を表1に併記する。
【0042】〔実施例2〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、29%アンモ
ニア水3部をニーダーミキサーに入れ、1時間室温(2
5℃)撹拌を続けた後、内部温度が150℃になるまで
加熱し、更に撹拌を3時間続けた。得られたベース10
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、29%アンモ
ニア水3部をニーダーミキサーに入れ、1時間室温(2
5℃)撹拌を続けた後、内部温度が150℃になるまで
加熱し、更に撹拌を3時間続けた。得られたベース10
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
【0043】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表1に示した。
物性を測定した。結果を表1に示した。
【0044】〔実施例3〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ジメトキシジ
メチルシラン3部、水1部を加え、実施例1と同様にニ
ーダーミキサーで液状ゴムベースを製造した。このベー
ス100部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)
30部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)
1.1部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶
液を0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサ
ノール0.05部を配合した後、29%アンモニア水
0.0045部を加えて付加型シリコーンゴム組成物を
調製した。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ジメトキシジ
メチルシラン3部、水1部を加え、実施例1と同様にニ
ーダーミキサーで液状ゴムベースを製造した。このベー
ス100部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)
30部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)
1.1部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶
液を0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサ
ノール0.05部を配合した後、29%アンモニア水
0.0045部を加えて付加型シリコーンゴム組成物を
調製した。
【0045】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表1に示した。
物性を測定した。結果を表1に示した。
【0046】〔実施例4〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ジメトキシジ
メチルシラン3部、水1部、炭酸アンモニウム5部を加
え、実施例1と同様にニーダーミキサーで液状ゴムベー
スを製造した。このベース100部に実施例1のジメチ
ルポリシロキサン(A)30部、メチルハイドロジェン
ポリシロキサン(B)1.1部、塩化白金酸の1%イソ
プロピルアルコール溶液を0.1部、反応制御剤として
エチニルシクロヘキサノール0.05部を配合して、付
加型シリコーンゴム組成物を調製した。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ジメトキシジ
メチルシラン3部、水1部、炭酸アンモニウム5部を加
え、実施例1と同様にニーダーミキサーで液状ゴムベー
スを製造した。このベース100部に実施例1のジメチ
ルポリシロキサン(A)30部、メチルハイドロジェン
ポリシロキサン(B)1.1部、塩化白金酸の1%イソ
プロピルアルコール溶液を0.1部、反応制御剤として
エチニルシクロヘキサノール0.05部を配合して、付
加型シリコーンゴム組成物を調製した。
【0047】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表1に示した。
物性を測定した。結果を表1に示した。
【0048】〔実施例5〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、比表面積が200
m2/gの煙霧質シリカ40部、ヘキサメチルジシラザ
ン6部、水2部をニーダーミキサーに入れ、室温(25
℃)で1時間撹拌後、150℃に加熱し、3時間撹拌を
続けた。ここでアンモニア水2部を加え、撹拌を続けな
がら、室温まで冷却した。得られた液状ゴムコンパウン
ドベース100部に実施例1のジメチルポリシロキサン
(A)30部、メチルハイドロジェンポリシロキサン共
重合体(B)1.1部、塩化白金酸の1%イソプロピル
アルコール溶液を0.1部、反応制御剤としてエチニル
シクロヘキサノール0.05部を配合して、付加型シリ
コーンゴム組成物を得た。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、比表面積が200
m2/gの煙霧質シリカ40部、ヘキサメチルジシラザ
ン6部、水2部をニーダーミキサーに入れ、室温(25
℃)で1時間撹拌後、150℃に加熱し、3時間撹拌を
続けた。ここでアンモニア水2部を加え、撹拌を続けな
がら、室温まで冷却した。得られた液状ゴムコンパウン
ドベース100部に実施例1のジメチルポリシロキサン
(A)30部、メチルハイドロジェンポリシロキサン共
重合体(B)1.1部、塩化白金酸の1%イソプロピル
アルコール溶液を0.1部、反応制御剤としてエチニル
シクロヘキサノール0.05部を配合して、付加型シリ
コーンゴム組成物を得た。
【0049】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表1に示した。
物性を測定した。結果を表1に示した。
【0050】〔実施例6〕粘度10000csの両末端
がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリ
シロキサン100部に、湿式シリカ(日本シリカ工業社
製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチルジシラザン
1.5部、水0.5部をヘンシェルミキサーで10分間
混合したものを2軸連続混練押出機に供給し、内温20
0℃、滞留時間80〜100秒で液状ゴムコンパウンド
ベースを得た。これに実施例1と同様に架橋剤、触媒、
制御剤を加えて付加型シリコーンゴム組成物を調製し、
各種測定を行い、その結果を表1に示した。
がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリ
シロキサン100部に、湿式シリカ(日本シリカ工業社
製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチルジシラザン
1.5部、水0.5部をヘンシェルミキサーで10分間
混合したものを2軸連続混練押出機に供給し、内温20
0℃、滞留時間80〜100秒で液状ゴムコンパウンド
ベースを得た。これに実施例1と同様に架橋剤、触媒、
制御剤を加えて付加型シリコーンゴム組成物を調製し、
各種測定を行い、その結果を表1に示した。
【0051】〔比較例1〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ジメトキシジ
メチルシラン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、
室温(25℃)で1時間撹拌後、150℃に加熱し、3
時間撹拌を続けた。得られたゴムコンパウンド100部
に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30部、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1部、塩
化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を0.1
部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.
05部を配合して、付加型シリコーンゴム組成物を調製
した。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ジメトキシジ
メチルシラン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、
室温(25℃)で1時間撹拌後、150℃に加熱し、3
時間撹拌を続けた。得られたゴムコンパウンド100部
に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30部、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1部、塩
化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を0.1
部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.
05部を配合して、付加型シリコーンゴム組成物を調製
した。
【0052】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表2に示した。
物性を測定した。結果を表2に示した。
【0053】〔比較例2〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチル
ジシラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、1
時間室温(25℃)で撹拌を続けた後、内部温度が11
0℃になるまで加熱し、100℃で更に1時間撹拌を続
けた。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチル
ジシラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、1
時間室温(25℃)で撹拌を続けた後、内部温度が11
0℃になるまで加熱し、100℃で更に1時間撹拌を続
けた。
【0054】得られた液状ゴムコンパウンドベース10
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
【0055】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表2に示した。
物性を測定した。結果を表2に示した。
【0056】〔比較例3〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチル
ジシラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、1
時間室温(25℃)で撹拌を続けた後、内部温度が15
0℃になるまで加熱し、更に撹拌を18時間続けた。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、湿式シリカ(日本
シリカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチル
ジシラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、1
時間室温(25℃)で撹拌を続けた後、内部温度が15
0℃になるまで加熱し、更に撹拌を18時間続けた。
【0057】得られた液状ゴムコンパウンドベース10
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
【0058】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表2に示した。
物性を測定した。結果を表2に示した。
【0059】〔比較例4〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、比表面積が200
m2/gの煙霧質シリカ40部、ヘキサメチルジシラザ
ン6部、水2部を加え、室温(25℃)で1時間撹拌
後、150℃に加熱し、3時間撹拌を続けた。
℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン100部に、比表面積が200
m2/gの煙霧質シリカ40部、ヘキサメチルジシラザ
ン6部、水2部を加え、室温(25℃)で1時間撹拌
後、150℃に加熱し、3時間撹拌を続けた。
【0060】得られた液状ゴムコンパウンドベース10
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
0部に実施例1のジメチルポリシロキサン(A)30
部、メチルハイドロジェンポリシロキサン(B)1.1
部、塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を
0.1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノー
ル0.05部を配合して付加型シリコーンゴム組成物を
得た。
【0061】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表2に示した。
物性を測定した。結果を表2に示した。
【0062】〔比較例5〕粘度10000cs(25
℃)の両末端がトリビニルシロキシ基で封鎖されたジメ
チルポリシロキサン80部に、粘度10000cs(2
5℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖され
たジメチルポリシロキサン20部、湿式シリカ(日本シ
リカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチルジ
シラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、室温
(25℃)で1時間撹拌後、150℃に加熱し、3時間
撹拌を続けた。得られたゴムコンパウンド100部に実
施例1のジメチルポリシロキサン(A)30部、t−ブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート0.6部を配
合して過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物を調製し
た。
℃)の両末端がトリビニルシロキシ基で封鎖されたジメ
チルポリシロキサン80部に、粘度10000cs(2
5℃)の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖され
たジメチルポリシロキサン20部、湿式シリカ(日本シ
リカ工業社製,ニプシルLP)40部、ヘキサメチルジ
シラザン3部、水1部をニーダーミキサーに入れ、室温
(25℃)で1時間撹拌後、150℃に加熱し、3時間
撹拌を続けた。得られたゴムコンパウンド100部に実
施例1のジメチルポリシロキサン(A)30部、t−ブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート0.6部を配
合して過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物を調製し
た。
【0063】この組成物につき実施例1と同様に各種の
物性を測定した。結果を表2に示した。
物性を測定した。結果を表2に示した。
【0064】〔比較例6〕ヘキサメチルジシラザンの代
りにジメトキシジメチルシランを用いた以外は比較例1
と同様にしてシリコーンゴム組成物を調製した。この組
成物につき実施例1と同様に各種の物性を測定した。結
果を表2に示した。
りにジメトキシジメチルシランを用いた以外は比較例1
と同様にしてシリコーンゴム組成物を調製した。この組
成物につき実施例1と同様に各種の物性を測定した。結
果を表2に示した。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−293963(JP,A) 特開 平3−149260(JP,A) 特開 平2−70755(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/07 C08L 83/05 C08K 3/28 C08K 5/16
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)分子中に珪素原子と結合するアル
ケニル基を2個以上有するオルガノポリシロキサン、 (b)分子中に珪素原子と結合する水素原子を2個以上
有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)白金系触媒を含有する加熱硬化型シリコーンゴム
組成物に、 更に(d)アンモニア又は熱分解もしくは化学反応によ
りアンモニアを発生する物質をアンモニアが組成物の硬
化物中に上記(a),(b),(c)成分の合計量10
0万重量部に対して窒素として10〜500重量部存在
するように含有させてなることを特徴とする加熱硬化型
シリコーンゴム組成物。 - 【請求項2】 (a)分子中に珪素原子と結合するアル
ケニル基を2個以上有するオルガノポリシロキサン、 (b)分子中に珪素原子と結合する水素原子を2個以上
有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)白金系触媒を含有する加熱硬化型シリコーンゴム
組成物を加硫させるに際し、この加硫時に、アンモニア
を上記組成物の硬化物中に上記(a),(b),(c)
成分の合計量100万重量部に対して窒素として10〜
500重量部存在させることを特徴とする加熱硬化型シ
リコーンゴム組成物の硬化方法。 - 【請求項3】 硬化を室温〜250℃で十数秒〜120
分の条件の1次硬化のみによって行う請求項2記載の硬
化方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27698894A JP3189601B2 (ja) | 1993-10-21 | 1994-10-17 | 加熱硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化方法 |
EP95301464A EP0731131B1 (en) | 1994-10-17 | 1995-03-07 | Heat-curable silicone rubber compositions |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-285787 | 1993-10-21 | ||
JP28578793 | 1993-10-21 | ||
JP27698894A JP3189601B2 (ja) | 1993-10-21 | 1994-10-17 | 加熱硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化方法 |
EP95301464A EP0731131B1 (en) | 1994-10-17 | 1995-03-07 | Heat-curable silicone rubber compositions |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07166069A JPH07166069A (ja) | 1995-06-27 |
JP3189601B2 true JP3189601B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=27236817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27698894A Expired - Fee Related JP3189601B2 (ja) | 1993-10-21 | 1994-10-17 | 加熱硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189601B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19614343A1 (de) * | 1996-04-11 | 1997-10-16 | Wacker Chemie Gmbh | Silikonkautschuke mit verbesserter Fellfestigkeit und niedrigem Druckverformungsrest |
US5977220A (en) * | 1997-12-29 | 1999-11-02 | General Electric Company | Process for imparting low compression set to liquid injection moldable silicone elastomers |
US5998515A (en) * | 1997-12-29 | 1999-12-07 | General Electric Company | Liquid injection molding silicone elastomers having primerless adhesion |
US5998516A (en) * | 1997-12-29 | 1999-12-07 | General Electric Company | Liquid injection molding silcone elastomers having low compression set |
US6040366A (en) * | 1998-02-27 | 2000-03-21 | General Electric Company | Liquid injection molding silicone elastomers having primerless adhesion |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP27698894A patent/JP3189601B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07166069A (ja) | 1995-06-27 |
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