JPH11321557A - 車両のシ―トベルト装置のためのベルト巻取装置 - Google Patents

車両のシ―トベルト装置のためのベルト巻取装置

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JPH11321557A
JPH11321557A JP11075702A JP7570299A JPH11321557A JP H11321557 A JPH11321557 A JP H11321557A JP 11075702 A JP11075702 A JP 11075702A JP 7570299 A JP7570299 A JP 7570299A JP H11321557 A JPH11321557 A JP H11321557A
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belt
winding device
sensor
belt winding
drive mechanism
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JP11075702A
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Inventor
Joachim Biller
ヨアヒム・ビラー
Wolfgang Holbein
ヴォルフガング・ホルバイン
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TRW Occupant Restraint Systems GmbH
Original Assignee
TRW Occupant Restraint Systems GmbH
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4628Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
    • B60R22/4652Mechanical triggering means therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートベルトが使用されていないときにベル
ト引っ張り機構の起動を阻止するようになされたベルト
巻取装置の提供。 【解決手段】 ベルト巻取装置であって、シートベルト
12を巻き取るベルトリールと、ベルトリールをシート
ベルトの巻き取り方向に付勢するベルト引っ張り機構1
8と、同ベルト引っ張り機構を起動させるセンサ20で
あって、当該ベルト巻取装置を車両内に取り付けること
によって、固定位置から解除位置へと並進することがで
きる安全装置40,44を備えた、センサ20と、を含
み、前記安全装置が、駆動機構ロック部材52と感知部
材44とを更に含み、感知部材44は、シートベルトの
コイル10の直径を検知し且つ同直径が所定値以下であ
るときにのみ、前記センサ遮断部材の前記解除位置への
移動を許容し、前記駆動機構ロック部材52は、ロック
位置と解除位置との間を移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両シートベルト
装置のためのベルト巻取装置であって、シートベルトを
巻き取るベルトリールと、ベルトリールをシートベルト
の巻き取り方向に付勢することができるベルト引っ張り
機構と、同ベルト引っ張り機構を起動させることができ
るセンサであって、当該ベルト巻取装置を車両内に取り
付けることによって、同センサが遮断される固定位置か
ら、同センサが起動できる準備ができている解除位置へ
と並進することができる安全装置を備えた、センサと、
同センサが遮断される遮断位置と、同センサが起動する
準備ができるている解除位置との間を移動可能であるセ
ンサ遮断部材を含んでいる安全装置と、を含むベルト巻
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなタイプのベルト巻取装置は、
例えば、ヨーロッパ特許出願0 456 853によっ
て公知である。必要なときにセンサによって起動される
ベルト引っ張り機構は、ベルトリールをシートベルトの
巻き取り方向に回転させることによって、シートベルト
からベルトの弛みを取って、できる限り早く車両の搭乗
者を車両の減速に追従させるように機能する。ベルト巻
取装置が車両内に取り付けられる前のベルト巻取装置の
輸送中にベルト引っ張り機構が起動するのを防止するた
めに、遮断位置においてセンサの慣性質量を遮断するセ
ンサ遮断部材が設けられている。センサ遮断部材は、ベ
ルト巻取装置が車両に取り付けられるときに解除位置へ
とシフトされる。この動作は、例えば、ベルト巻取装置
を取り付けると車両の一部分と接触してベルト巻取装置
のハウジング内へと付勢される感知ピンによって行うこ
とができる。
【0003】この公知のベルト巻取装置の不利な点は、
シートベルトが全く使用されないときにベルト引っ張り
機構の作動を阻止することができるものが何ら設けられ
ていないことである。従って、車両がアクシデントに巻
き込まれると、例えば、関係するベルト巻取装置が前部
座席の搭乗者シートのために設けられているが前部座席
に人が座っていないときでさえ、ベルト引っ張り機構が
作動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の種類のベルト巻取装置であって、ベルト巻取装置が車
両に組み込まれていないときにベルト引っ張り機構の作
動を阻止する駆動安全保護装置が、簡単な方法で、搭乗
検知センサと組み合わせられて、ベルト巻取装置のシー
トベルトが使用されていないときにベルト引っ張り機構
の起動を阻止するベルト巻取装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のために、安全
装置が、駆動機構ロック部材と感知部材とを更に含むこ
と、感知部材がベルトリール上のシートベルトのコイル
の直径を検知し且つ同直径が所定値以下のときにのみセ
ンサ遮断部材が解除位置へ移動するのを許容すること、
駆動機構ロック部材が、ロック位置と解除位置との間を
移動可能であること、駆動機構ロック部材を解除位置へ
と付勢するばねが設けられていること、センサ遮断部材
を解除位置へと付勢するばねが設けられていること、及
び駆動機構ロック部材が、ロック位置においてセンサ遮
断部材の止め部と係合し且つ同センサ遮断部材を遮断位
置に維持する保持部を有すること、が上記の種類のベル
ト巻取装置に提供される。この構造においては、ベルト
巻取装置が車両に取り付けられていないとき及び対応す
るシートベルトが使用されていないときの両方の場合
に、全く同一の部材であるセンサ遮断部材が、ベルト引
っ張り機構の作動を阻止するように機能し、その結果、
特に低廉な構造とすることができる。
【0006】本発明の好ましい実施形態に従って、駆動
機構ロック部材とセンサ遮断部材とは、スライダとして
形成されている。このようにして、これら2つの部品の
必要とされる信頼性の高い取り付けが比較的簡単な方法
で行うことができる。並進的取り付け構造によって、全
ての構成要素が、15年間に亘る作動の後においてさえ
も依然として所望通りに機能し、その結果、ベルト巻取
装置が車両から取り外されたときにセンサが自動的に固
定されることが確保される。
【0007】この好ましい実施形態に従って、ばねは圧
縮ばねであり、この圧縮ばねは、従来技術において通常
採用される板ばねよりも高い安全性を提供されることが
更に提供される。ベルト巻取装置が車両内に取り付けら
れるかもしれない長い期間の間に、板ばねは、圧縮ばね
よりも硬くなる傾向が実際に高く、その結果、圧縮ばね
を採用することにより、ベルト巻取装置が取り外された
ときに再びセンサを確実に固定することができるであろ
う。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜4を参照すると、本発明の
第1の実施形態によるベルト巻取装置が図示されてお
り、この図においては、より明確化すべく、本発明を理
解するのに不必要なベルト巻取装置の部品は省略されて
いる。このベルト巻取装置は、内部に保持されたシート
ベルトのコイル10によって示されているベルトリール
を含んでいる。シートベルト12は、このコイルから延
びていて車両の搭乗者が利用できるようになされてい
る。ベルトリールは、フレーム14に回転可能に取り付
けられており、フレーム14は、締結ボルトが係合する
ことができるねじが切られた突出部16によって車両に
締結することができる。
【0009】ベルト引っ張り機構18(詳細には示され
ていない)がハウジング内に設けられており、ベルト引
っ張り機構18は、ベルト巻取装置及びシートベルトの
コイル10をシートベルトの巻き上げ方向に回転させる
ことができ、その結果、シートベルト装置のあらゆる弛
みが除去される。ベルト引っ張り機構は、いかなる設計
であってもよく、例えば、ケーブル又はラックギヤを介
してベルトリールに作用する爆発式のリニアー駆動装
置、又は回転ピストン駆動装置であっても良い。ベルト
引っ張り機構の形状についての詳細は、本発明の理解に
無関係である。
【0010】ベルト引っ張り機構は、必要な場合に、機
械的センサ20(図17及び18をも参照)によって起
動される。センサ20は、並進的にシフト可能な慣性質
量22を含んでおり、慣性質量22は、矢印Pの方向に
作用する減速作用によって、図17によって明らかな中
立位置から図18によって明らかな作動位置へと動くこ
とができる。
【0011】このセンサは、更に、摺動可能に取り付け
られ且つ慣性質量22が中立位置から作動位置に向かっ
て所定の遊びのストロークを動いた後に同慣性質量22
によって引きずられる中間部材24を含んでいる。
【0012】中間部材24には、鼻状部25(機能は以
下において更に説明する)と突出部26とが設けられて
おり、突出部26は、中立位置において支持レバー30
の自由端28を支持している。ストライカーピン38の
ロック用円錐形部36の一つの円錐形端部が接触する作
動フィンガ34が、支持レバー30の突出部32によっ
て支持されている。図17に示された中立位置において
は、作動フィンガ34は、ストライカーピン38を圧縮
応力をかけた位置に維持する。慣性質量22が中立位置
から作動位置へとずらされると、慣性質量22が遊びの
ストロークに達するとすぐさま中間部材24が最初に引
きずられる。中間部材24が所定の移動を完了すると、
支持レバー30の自由端28が解除される。それ以後
は、作動フィンガの円錐形の端部がストライカーピン3
8のロック用円錐形部36と接触することによって生じ
る押圧作用を受けて、作動フィンガ34は、図17に示
された位置から動くことができる。作動フィンガが十分
遠くまでずらされると、ストライカーピンは、ベルト引
っ張り機構の起動装置(図示せず)に作用してベルト引
っ張り機構を起動させることができる。
【0013】ベルト巻取装置が車両内に適正に装備さ
れ、更に、ベルト巻取装置によって保持されたシートベ
ルトが車両搭乗者によってバックルに掛けられたときに
のみ、ベルト引っ張り機構を作動させることができるこ
とを確保する安全装置が設けられている。この安全装置
は、センサ20内に並進的にシフト可能に取り付けられ
ているセンサ遮断スライダとして形成されているセンサ
遮断部材40を含んでいる。センサ遮断スライダ40
は、当該センサ遮断スライダが中間部材24の鼻状部2
5と係合して同中間部材24を図17に示された位置に
保持する遮断位置と、中間部材24が図17に示された
位置から図18によって明らかな位置まで並進され得る
解除位置と、の間を移動することができる。センサ遮断
スライダ40は、同センサ遮断スライダが図2及び3に
関して遮断位置におけるよりも更にセンサ20から突出
する解除位置へと、圧縮ばね42によって付勢されてい
る。センサ遮断スライダ40における中間部材24から
離れて対向している端部には、センサ遮断スライダ40
と一体化された鼻状部分の形状とされている感知部材4
4が設けられている。感知部材44は、シートベルトの
コイル10の直径を検知する機能を果たす。
【0014】更に、センサ遮断スライダ40には、セン
サ遮断スライダのシフト方向に対して45°の角度で配
向された面領域を含んでいる止め部分46が形成されて
いる。センサ20のカバー50に取り付けられたガイド
48が感知部材44を包囲して設けられている。
【0015】センサ20上にはまた、ベルト巻取装置が
車両に適正に装着されていないときにセンサ20を遮断
する役目を果たす駆動機構ロックスライダ52の形状と
された駆動機構ロック部材が設けられている。駆動機構
ロックスライダ52は、同じくセンサ20のカバー50
に形成されたガイド54内で、ロック位置と解除位置と
の間を並進的にシフト可能であるように取り付けられて
いる。駆動機構ロックスライダ52は、ばね56によっ
てねじが切られた突出部16に向かってロック位置へと
付勢されている。駆動機構ロックスライダ52のばねの
圧縮応力は、センサ遮断スライダ40の圧縮ばね42の
圧縮応力よりも大きい。駆動機構ロックスライダ52
は、センサ遮断スライダ40の移動方向に直角の方向
(図3において右方向)においてこのロック位置から解
除位置へとずらすことができる。駆動機構ロックスライ
ダ52上には、駆動機構ロックスライダ52の移動方向
に対して45°の角度で配向された面領域を含む保持部
分58が形成されている。この面領域は、センサ遮断ス
ライダ40上に形成されている止め部領域と平行な向き
である。
【0016】図1〜4を参照すると、車両内に装着され
ておらず且つウェビングが引っぱり出されていない状態
のベルト巻取装置が示されている。従って、シートベル
トのコイル10は、最大の直径を有している。この状態
では、ねじが切られた突出部16と接触状態にある駆動
機構ロックスライダ52は、ロック位置に有り、このロ
ック位置では、保持部58は、センサ遮断スライダ上の
止め部46によって支持されている。相互に接触してい
る保持部58と止め部46との2つの面領域は、各々、
駆動機構ロックスライダ52及びセンサ遮断スライダ4
0の移動方向に対して45°の角度で傾斜しているの
で、センサ遮断スライダ40は、圧縮ばね42の作動に
対向して遮断位置へと付勢されており、この遮断位置に
おいては、中間部材24が図17に示された位置にロッ
クされている。これと同時に、感知部材44はシートベ
ルトのコイル10と接触している。感知部材44は、こ
の状態でセンサ遮断スライダ40が感知部材44によっ
てシートベルトのコイル10から遮断位置へと付勢され
るような寸法とされている。従って、センサ遮断スライ
ダ40は、遮断位置へと二重に、すなわち、一つは保持
部58及び止め部46を介して駆動機構ロックスライダ
52によって、他の一つは感知部材44によって、付勢
されている。このようにして、ベルト巻取装置の駆動中
又は取扱い中に起こるかもしれない衝撃によってセンサ
がベルト引っ張り機構を起動させることが安全且つ信頼
性高く防止される。
【0017】図5〜8を参照すると、第2の状態のベル
ト巻取装置が示されている。この図においても、図1〜
4によって既に知られている構成部品を特定するために
同様の参照番号が使用されて、それらの説明が参照でき
るようにされている。
【0018】この第2の状態においては、ベルトのウェ
ビングの特定の長さがベルト巻取装置から引っぱり出さ
れており、従って、シートベルトのコイル10の直径は
より小さく、従って、感知部材44は、最早、シートベ
ルトのコイルと接触していない。それにも拘わらず、セ
ンサ遮断スライダ40のばね42は、このセンサ遮断ス
ライダを解除位置へと並進させることができない。なぜ
ならば、センサ遮断スライダ40の圧縮ばね42の圧縮
応力よりも大きい駆動機構ロックスライダ52のばね5
6の圧縮応力によって、センサ遮断スライダ40が、保
持部58及び止め部46を介して駆動機構ロックスライ
ダ52によって遮断位置へと付勢されているからであ
る。このことにより、ベルト巻取装置の移動中又は取扱
い中にベルトのウェビングが引っぱり出されたときでさ
えも、ベルト巻取装置が車両内に取り付けられない限
り、センサがベルト引っ張り機構を起動させないように
安全且つ信頼性高く固定されることが保証される。
【0019】図9〜12を参照すると、このベルト巻取
装置の第3の状態が示されている。この状態においても
また、図1〜4によって既に知られている構成部品を特
定するために同様の参照番号が使用されて、それらの説
明が参照できるようにされている。
【0020】この第3の状態においては、センサ20は
固定されておらず、その結果、ベルト引っ張り機構は、
矢印Pの方向の対応する減速によって、起動させること
ができる。締結ボルト60がねじが切られた突出部16
内にねじ込まれることによって、駆動機構ロックスライ
ダ52は、ロック位置から解除位置へと移動せしめられ
ており、この状態において、保持部58は、最早、セン
サ遮断スライダの止め部46と係合していない。更に、
ベルトのウェビングの特定の長さがベルト巻取装置から
引っぱり出されており、その結果、シートベルトのコイ
ル10の直径は所定の直径よりも小さい。センサ遮断ス
ライダ40は、このセンサ遮断スライダを付勢するばね
42の作用によってシートベルトのコイルに向かって遠
く離れてシフトされて解除位置にあるので、最早、中間
部材24の鼻状部25と係合していない。従って、慣性
質量が中立位置から作動位置へと移動せしめられると、
中間部材が、この慣性質量によって引きずられ得る。従
って、ベルト巻取装置が車両内に装着され且つシートベ
ルトが車両搭乗者によってバックルに掛けられたこの状
態においては、ベルト引っ張り機構は起動させることが
できる。
【0021】図13〜16を参照すると、第4の状態に
あるベルト巻取装置が示されている。これらの図におい
てもまた、既に知られている構成部品を特定するために
同様の参照番号が使用されて、それらの説明が参照でき
るようにされている。
【0022】第4の状態においては、ベルト巻取装置
は、締結ボルト60によって車両に装着されているが、
ベルト巻取装置からベルトのウェビングが引っぱり出さ
れていない。例えば、ベルト巻取装置が前部座席搭乗者
シートに対して利用できる状態であるが、人が座ってい
ないか或いは搭乗者がベルトをバックルに掛けていない
場合である。この状態では駆動機構ロックスライダ52
が締結ボルト60によって解除位置に維持されていて、
保持部58は止め部46と接触していないけれども、シ
ートベルトのコイル10と接触している感知部材44
が、センサ遮断スライダ40が圧縮ばね42によって遮
断位置から解除位置へと付勢されるのを阻止している。
従って、センサ遮断スライダ40は、中間部材24が慣
性質量22によって引きずられるのを阻止する。このこ
とにより、バックルに掛けられていないときにはシート
ベルトに引っ張りをかけても何の意味もないので、ベル
ト引っ張り機構が偶発的な状態で起動されないことが保
証される。
【0023】締結ボルト60が取り外されてベルト巻取
装置が取り外されると、ばね56は、駆動機構ロックス
ライダ52がロック位置に戻るのを確実にする。この位
置では、センサ遮断スライダ40は、保持部58及び止
め部46によって遮断位置へと付勢され、ベルト引っ張
り機構の作動が阻止される。駆動機構ロックスライダ5
2及びセンサ遮断スライダ40は共に並進可能に取り付
けられており、2つのばね56及び42はほんの極めて
短い時間で安定する傾向があるので、ベルト巻取装置
が、長期間、例えば、15年間に亘って装備された後に
おいてさえ、センサ20は、ベルト巻取装置を取り外し
た際に信頼性高くロックされるであろうということが保
証される。
【0024】図19〜21を参照すると、本発明の第2
の実施形態によるベルト巻取装置が示されている。第1
の実施形態によって既に知られている構成部品を特定す
るために同様の参照番号が使用されて、それらの説明が
参照できるようにされている。
【0025】この実施形態においては、駆動機構ロック
部材は、筒耳151に枢動可能に取り付けられ且つ図1
9に関してクランク状に上方に曲げられた端部153を
含んでいる駆動機構ロックレバー152として形成され
ている。駆動機構ロックレバー152は、圧縮ばね15
6によって図19に関して下方にロック位置へと付勢さ
れている。圧縮ばね42の付勢力に抗して駆動機構ロッ
クレバー152を遮断位置へと付勢するセンサ遮断スラ
イダ40の止め部46によって支持されている保持部1
58が駆動機構ロックレバー152に形成されている。
【0026】締結ボルト60をねじ込み、同締結ボルト
60が駆動機構ロックレバー152のクランク状に曲げ
られた端部153上を摺動して同レバーを図20に関し
て上方に押すことによって、駆動機構ロックレバー15
2は、図19に示された遮断位置から図20に示された
解除位置へと移動せしめられる。従って、保持部158
は、センサ遮断スライダ40を解除し、同センサ遮断ス
ライダ40は、ばね42によるシートベルトのコイル1
0に向かう付勢力によってシフトされる。センサ遮断ス
ライダ40の感知部材44がシートベルトのコイルと接
触し、その結果、コイルが所定の直径を有するときに、
センサ遮断スライダ40は、図20に示されたように、
解除位置に達する。この他の機能は、第1の実施形態に
よるベルト巻取装置のものと類似している。
【0027】図22〜24を参照すると、本発明の第3
の実施形態によるベルト巻取装置が示されている。これ
らの図においても再び、前記の実施形態によって既に知
られている構成部品を特定するために同様の参照番号が
使用されて、それらの説明が参照できるようにされてい
る。
【0028】この実施形態においては、センサ遮断部材
は、筒耳141上に枢動可能に取り付けられ且つばね4
2によって図22に示された遮断位置から図24に示さ
れた解除位置へと付勢されたセンサ遮断レバー140と
して形成されている。円錐状に形成された止め部146
がセンサ遮断レバー140上に設けられており、この円
錐は、駆動機構ロックスライダ52の保持部58を支持
している。センサ遮断レバー140の中間部材24から
離れて対向している端部に、センサ遮断レバー140と
一体化された鼻状部として形成された感知部材44が設
けられている。感知部材44は、シートベルトのコイル
10の直径を検知する機能を果たす。
【0029】図22において、駆動機構ロックスライダ
52はロック位置に配置されており、この位置で、駆動
機構ロックスライダ52の保持部58は、止め部146
に接していて、センサ遮断レバー140を圧縮ばね42
の力に抗して遮断位置に維持している。締結ボルト60
をねじ込むことによって、駆動機構ロックスライダ52
が、図23に示す解除位置へと移動されるとすぐに、保
持部58は、止め部146を解放し、その結果、感知部
材44によって、センサ遮断レバー140はシートベル
トのコイルと接する。
【0030】ベルトウェビングを引っ張り出すことによ
って、シートベルトのコイル10の直径が小さくなり、
所定の値に達するとすぐに、圧縮ばね42は、センサ遮
断レバー140を、同センサ遮断レバーが図24に示さ
れた解除位置に達するまで、シートベルトのコイル10
の方向に枢動させる。
【0031】それ以後の機能は、同じく、第1の実施形
態によるベルト巻取装置のものと類似している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベルト巻取装置の斜視図であり、
明確化のために、ベルト引っ張り機構は省略されてい
る。
【図2】図1に示されたベルト巻取装置の側面図であ
り、ベルト引っ張り機構を備えている。
【図3】図2に示されたベルト巻取装置の別の側面図で
ある。
【図4】図1に示されたものと同様の斜視図であるが、
2〜3個の部品が省略されている。
【図5】図1に対応する斜視図であり、ベルト巻取装置
が第2の状態で示されている。
【図6】図2に対応する側面図であり、ベルト巻取装置
が第2の状態で示されている。
【図7】図3に対応する側面図であり、ベルト巻取装置
が第2の状態で示されている。
【図8】図4に対応する斜視図であり、ベルト巻取装置
が第2の状態で示されている。
【図9】図1に対応する斜視図であり、ベルト巻取装置
が第3の状態で示されている。
【図10】図2に対応する側面図であり、ベルト巻取装
置が第3の状態で示されている。
【図11】図3に対応する側面図であり、ベルト巻取装
置が第3の状態で示されている。
【図12】図4に対応する斜視図であり、ベルト巻取装
置が第3の状態で示されている。
【図13】図1に対応する斜視図であり、ベルト巻取装
置が第4の状態で示されている。
【図14】図2に対応する側面図であり、ベルト巻取装
置が第4の状態で示されている。
【図15】図3に対応する側面図であり、ベルト巻取装
置が第4の状態で示されている。
【図16】図4に対応する斜視図であり、ベルト巻取装
置が第4の状態で示されている。
【図17】本発明によるベルト巻取装置において使用す
ることができるセンサの断面図であり、中立位置にある
状態で示されている。
【図18】図17に示されたセンサの断面図であり、作
動位置にある状態で示されている。
【図19】本発明の第2の実施形態によるベルト巻取装
置の斜視図である。
【図20】図19に示されたセンサの斜視図であり、ベ
ルト巻取装置が第2の状態で示されている。
【図21】図19に示されたセンサの斜視図であり、ベ
ルト巻取装置が第3の状態で示されている。
【図22】本発明の第3の実施形態によるベルト巻取装
置の斜視図である。
【図23】図22に示されたセンサの斜視図であり、ベ
ルト巻取装置が第2の状態で示されている。
【図24】図22に示されたセンサの斜視図であり、ベ
ルト巻取装置が第3の状態で示されている。
【符号の説明】
10 シートベルトのコイル、 12 シートベル
ト、14 フレーム、 16 突出部、 18 ベ
ルト引っ張り機構、20 センサ、 22 慣性質
量、 24 中間部材、30 支持レバー、 34
作動フィンガ、 38 ストライカーピン、40
センサ遮断部材、 42 圧縮ばね、 44 感知
部材、46 止め部、 52 駆動機構ロック部材、
58 保持部、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【図18】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図10】
【図12】
【図14】
【図15】
【図13】
【図16】
【図21】
【図19】
【図20】
【図22】
【図23】
【図24】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシートベルト装置のためのベルト
    巻取装置であって、 シートベルト(12)を巻き取るベルトリールと、ベル
    トリールをシートベルトの巻き取り方向に付勢すること
    ができるベルト引っ張り機構(18)と、同ベルト引っ
    張り機構(18)を起動させることができるセンサ(2
    0)であって、当該ベルト巻取装置を車両内に取り付け
    ることによって、同センサ(20)が遮断される固定位
    置から、前記センサ(20)が起動できる準備ができて
    いる解除位置へと並進することができる安全装置(4
    0,44,52;140,152)を備えた、センサ
    (20)と、同センサ(20)が遮断される遮断位置
    と、同センサが起動する準備ができるている解除位置と
    の間を移動可能であるセンサ遮断部材(40;140)
    を含んでいる安全装置(40,44,52;140,1
    52)と、を含むベルト巻取装置であって、 前記安全装置(40,44,52;140,152)
    が、駆動機構ロック部材(52)と感知部材(44)と
    を更に含み、 前記感知部材(44)が、前記ベルトリール上のシート
    ベルトのコイル(10)の直径を検知し且つ同直径が所
    定値以下であるときにのみ、前記センサ遮断部材(4
    0)の前記解除位置への移動を許容し、 前記駆動機構ロック部材(52;152)は、ロック位
    置と解除位置との間を移動可能であり、 前記駆動機構ロック部材(52;152)を前記解除位
    置へと付勢するばね(56;156)が設けられてお
    り、 前記センサ遮断部材(40;140)を解除位置へと付
    勢するばね(42)が設けられており、 前記駆動機構ロック部材(52;152)が、前記ロッ
    ク位置において前記センサ遮断部材(40;140)の
    止め部(46)と係合し且つ同センサ遮断部材(40;
    140)を遮断位置に維持する保持部(58;158)
    を含む、 ことを特徴とするベルト巻取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のベルト巻取装置であっ
    て、 前記駆動機構ロック部材(52)と前記センサ遮断部材
    (40)とが、スライダとして形成されている、ベルト
    巻取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のベルト巻取装置であっ
    て、 前記センサ遮断部材(140)がレバーとして形成され
    ている、ベルト巻取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のベルト巻取装置であっ
    て、 前記駆動機構ロック部材(152)が、枢動可能なレバ
    ーとして形成されている、ベルト巻取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載のベルト巻取装置
    であって、 前記駆動機構ロック部材(52)と前記センサ遮断部材
    (40)とが、互いに直角の方向に移動可能である、ベ
    ルト巻取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちのいずれか一の項に
    記載のベルト巻取装置であって、 前記ばね(42,56;156)が圧縮ばねである、ベ
    ルト巻取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちのいずれか一の項に
    記載のベルト巻取装置であって、 前記感知部材(44)が、前記センサ遮断部材(40;
    140)と一体化されて形成されている、ベルト巻取装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちのいずれか一の項に
    記載のベルト巻取装置であって、 前記センサ(20)が、質量の慣性力を受けて中立位置
    から起動位置へと並進することができる慣性質量(2
    2)を含み、この慣性質量が前記中立位置から前記起動
    位置に向かって所定の遊びストロークを完了すると同慣
    性質量(22)によって引きずられる中間部材(24)
    が設けられており、前記センサ遮断部材(40;14
    0)が遮断位置にあるときに、同センサ遮断部材(4
    0;140)が前記中間部材(24)を遮断する、こと
    を特徴とするベルト巻取装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,2及び5〜8のうちのいずれ
    か一の項に記載のベルト巻取装置であって、 前記保持部(58)と前記止め部(46)とが、各々、
    前記駆動機構ロック部材(52)と前記センサ遮断部材
    (40)との動きの方向に対して約45°の角度で傾斜
    せしめられた傾斜面領域を有することを特徴とする、ベ
    ルト巻取装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のうちのいずれか一の項
    に記載のベルト巻取装置であって、 前記駆動機構ロック部材(52)が、当該ベルト巻取装
    置を車両に取り付けるためのねじ(60)によって解除
    位置へ移動可能である、ベルト巻取装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のうちのいずれか一の
    項に記載のベルト巻取装置であって、 前記センサ遮断部材(40;140)を付勢する前記ば
    ね(42)が、前記駆動機構ロック部材(52;15
    2)を付勢する前記ばね(58)よりも弱く作られてい
    る、ベルト巻取装置。
JP11075702A 1998-03-20 1999-03-19 車両のシ―トベルト装置のためのベルト巻取装置 Withdrawn JPH11321557A (ja)

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