JPH11321206A - 自動二輪車の後輪用ホイール - Google Patents
自動二輪車の後輪用ホイールInfo
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- JPH11321206A JPH11321206A JP12869798A JP12869798A JPH11321206A JP H11321206 A JPH11321206 A JP H11321206A JP 12869798 A JP12869798 A JP 12869798A JP 12869798 A JP12869798 A JP 12869798A JP H11321206 A JPH11321206 A JP H11321206A
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- damper rubber
- flange
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Abstract
するダンパーゴムを小型化する。 【解決手段】 ダンパーゴム6をハブ3のスポーク用取
付孔より径方向の外側に配設した。
Description
伝達されるチェーン用スプロケットとハブとの間にダン
パーゴムを介装したスポーク式の自動二輪車の後輪用ホ
イールに関するものである。
ールとしては、例えば実開平1−128402号公報に
開示されたものがある。この公報に示されたホイールの
ハブは、車軸が貫通する円筒部の外周面にスポークを取
付けるための左右一対のフランジを径方向の外側に突出
するように形成するとともに、前記円筒部の車幅方向の
一端部にダンパーゴムを介してチェーン用スプロケット
を取付けている。
記スプロケットを取付けるためのボルトを軸心部に立設
しており、ハブの円筒部に周方向に間隔をおいて複数形
成した凹陥部にそれぞれ嵌合させて固定している。前記
凹陥部は、ハブの円筒部の軸端部分に車幅方向の外側に
向けて開口するように形成している。すなわち、このダ
ンパーゴムは、ハブのスポーク取付部分より径方向の内
側に位置付けられるようにハブに取付けている。
うに構成した従来の後輪用ホイールは、クッションゴム
が大型になるという問題があった。これは、クッション
ゴムがハブのスポーク取付部分より径方向の内側であっ
て車軸の近傍に位置しており、このクッションゴムが伝
達する荷重が大きくなるからである。すなわち、大きな
荷重を受けることができるように大型のクッションゴム
を使用しなければならない。
になされたもので、ハブとチェーン用スプロケットとの
間に介装するダンパーゴムを小型化することを目的とす
る。
に本発明に係る自動二輪車の後輪用ホイールは、ダンパ
ーゴムをハブのスポーク取付部より径方向の外側に配設
したものである。この発明によれば、ダンパーゴムに加
えられる荷重が相対的に小さくなる。
ルは、上述した発明に係る自動二輪車の後輪用ホイール
において、ハブを、車軸が貫通する筒部と、この筒部の
両端に形成したスポーク取付用のフランジとから構成
し、これらのフランジのうちチェーンスプロケット側の
フランジの外周部にダンパーゴムを取付けたものであ
る。
ムと干渉するのを避けながら車体左側のスポーク取付用
フランジと車体右側のスポーク取付用フランジをハブの
両端近傍に形成することができる。
施の形態を図1ないし図8によって詳細に説明する。図
1は本発明に係る自動二輪車の後輪用ホイールを示す断
面図で、同図は車軸の中心線からリム側のみが描いてあ
る。図2はハブにスプロケット支持部材を取付けた状態
を示す側面図である。なお、図2においては、図1の破
断位置をI−I線によって示している。図3はハブをチ
ェーン用スプロケット側から見た状態を示す側面図であ
る。
はスプロケット支持部材をチェーン用スプロケット側か
ら見た状態を示す側面図、図6はスプロケット支持部材
をチェーン用スプロケットとは反対側から見た状態を示
す側面図、図7は図5におけるVII−VII線断面図であ
る。図8はダンパーゴムを示す図で、同図(a)はチェ
ーン用スプロケット側から見た状態を示す側面図、同図
(b)は(a)図におけるB−B線断面図、同図(c)
は(b)図のC−C線断面図である。
この実施の形態による自動二輪車の後輪用ホイールであ
る。このホイール1は、車軸2に回転自在に支持させた
ハブ3と、このハブ3にスポーク4を介して連結したリ
ム5とから構成し、前記ハブ3の車幅方向の一端部(図
1において左側の端部)にダンパーゴム6および連結用
ボルト7を介して円環状のチェーン用スプロケット8を
接続している。この実施の形態で示すホイール1は、図
1の左側が車体右側になるように位置付けて図示してい
ない自動二輪車のリヤアームに取付けるものである。
と、この円筒部9の両端部分から径方向の外側に向って
延びるフランジ10,11とから構成し、円筒部9にフ
ランジ10,11を一体に形成している。
12,13によって車軸2に回転自在に支持させてい
る。この実施の形態では、前記二つの軸受12,13と
車軸2との間にそれぞれカラー14,15を介装してい
る。これらの二つの軸受12,13のうち図1の右側に
位置する軸受12と車軸2との間に介装するカラー14
は、円筒部9より図1の右側に突出するように形成する
とともに、突出側の端部に相対的に大径な鍔部14aを
一体に形成しており、軸受12の内輪に圧入させてい
る。なお、軸受12の外輪は前記円筒部9に圧入し、車
軸2はカラー14,15に摺動自在に嵌合させている。
また、このカラー14における前記軸受12より円筒部
9の端部側(図1の右側)の外周面と円筒部9との間に
はシール部材16を介装している。このようにカラー1
4を設けることにより、車軸2をハブ3から取外した状
態でもカラー14が軸受12を介してハブ3側に支持さ
れて装着状態を維持し、前記鍔部14aがシール部材1
6の抜け止めの機能をもつから、この状態で前記シール
部材16がハブ3から脱落することを阻止することがで
きる。
4に示すように、前記円筒部9から径方向の外側に向か
うにしたがって次第に車幅方向の外側に偏在するように
形成している。図1の右側に位置するフランジ10は、
外周部にブレーキ用ディスク(図示せず)を取付けるた
めのねじ孔17を形成するとともに、このねじ孔17よ
り径方向の内側に、車体左側(図1の右側)のスポーク
4を取付けるための取付孔(図示せず)を形成してい
る。
は、外周部にダンパーゴム装着用の凹陥部18を形成す
るとともに、この凹陥部18より径方向の内側に図2お
よび図3に示すようにスポーク用の取付孔19を形成し
ている。前記凹陥部18は、フランジ11の外周部に車
体右側(図1,4において左側)へ突出するように形成
した突条20と、このフランジ11における径方向の外
側に延びる縦壁21とによって車体右側に向けて開口す
るように形成している。この実施の形態では、凹陥部1
8を開口形状が円形になるように形成し、フランジ11
の周方向に等間隔をおいて6箇所に配設している。
ポーク用の取付孔19は、この取付孔19に取付けた車
体右側のスポーク4と、他方のフランジ10に取付けた
車体左側のスポーク4とが略同じ傾斜角度になるような
位置に形成している。ここでいう傾斜角度とは、図1中
にθRとθLで示すように、車軸2と直交する中心線C
に対するスポーク4の角度のことである。なお、スポー
ク4の取付けは、前記フランジ11より車幅方向の外側
(傾斜するフランジ11の内周側)から取付孔19にス
ポーク4を挿通させることによって行う。すなわち、ダ
ンパーゴム装着用の凹陥部18に遮られることなくスポ
ーク4の取付け作業を実施することができる。
外径を前記凹陥部18に嵌合できる寸法に設定してお
り、軸心部に前記連結用ボルト7を螺着させるためのナ
ット22を焼付けによって固着している。なお、ダンパ
ーゴム6の軸線方向の長さは、ダンパーゴム6を凹陥部
18に嵌入させた状態で車体右側の端部が凹陥部18か
ら突出するように設定している。この実施の形態では、
ダンパーゴム6の前記端部とチェーン用スプロケット8
との間に図において符号23で示すスプロケット支持部
材を介装している。
すように、車体右側(同図の左側)の端部がダンパーゴ
ム6から突出するように形成している。なお、このナッ
ト22の前記端部は、図8(a)に示すように長円状に
形成している。
ン用スプロケット8が軸線方向(車幅方向)に移動する
ことを阻止してこのスプロケット8を同一円周上で回転
させるために設けてあり、図1,2および図5,7に示
すように、円環状のチェーン用スプロケット8を取付け
る円環部24と、この円環部24から軸心側に延びる3
本のアーム25と、軸心部のボス26とから構成し、こ
れらの各部を一体に形成している。
挿通させるための貫通孔24aをダンパーゴム6と対応
する位置に形成し、図1および図7に示すように、車体
右側に前記スプロケット8が嵌合する凹部24bを形成
するとともに、車体左側に前記ダンパーゴム6のナット
22が嵌合する凹部24cを形成している。後者の凹部
24cの開口は、図6に示すように、前記ナット22の
端部が嵌合できるように側面視長円状に形成している。
前記ナット22を前記凹部24cに嵌合させることによ
って、ダンパーゴム6が凹陥部18内で回転するのを阻
止することができる。このため、ダンパーゴム6が連結
用ボルト7を中心にして回転し、ハブ3との摩擦によっ
て摩耗することを阻止することができる。
26は、図1に示すように軸受27によって車軸2に回
転自在に支持させている。この実施の形態では、前記軸
受27と車軸2との間に車体左側の前記カラー14と同
じ構造のカラー28を介装している。すなわち、スプロ
ケット支持部材23側のカラー28も車幅方向の外側の
端部に鍔部28aが一体に形成してあり、車軸2をハブ
3から取外しても軸受27を介してスプロケット支持部
材23に保持され、このカラー28と前記ボス26との
間に介装したシール部材29が脱落することがないよう
にしている。なお、スプロケット支持部材23を回転自
在に支持する軸受27は、ハブ3の車体右側を支持する
軸受13との間に介装した前記カラー15によって車体
左側に移動することが阻止されている。
円筒状に形成し、ハブ3の円筒部9の内側に臨ませてい
る。このボス26の円筒状の端部とハブ3の円筒部9と
の間には、スプロケット支持部材23の3本のアーム2
5の間からハブ3側に浸入した泥水などが軸受13,2
7側に浸入するのを阻止するためにシール部材30を介
装している。なお、走行中にスプロケット支持部材23
とハブ3との間に詰まった泥などは、前記3本のアーム
25の間から掻き出して除去することができる。
用ホイール1は、図示していないエンジンの動力がチェ
ーン31(図1参照)を介してスプロケット8に伝達さ
れることによって、車軸2を中心として回転する。この
とき、エンジンの動力は、スプロケット8→連結ボルト
7およびスプロケット支持部材23→ナット22→ダン
パーゴム6→ハブ3という動力伝達系によって伝達され
るので、エンジンの瞬間的な回転変動などはダンパーゴ
ム6が弾性変形することによって緩和される。
3のスポーク用取付孔19より径方向の外側に配設して
いるため、ダンパーゴム6に加えられる荷重が相対的に
小さくなるから、小型のダンパーゴム6を使用すること
ができる。また、前記ハブ3を、車軸2が貫通する筒部
9と、この筒部9の両端に形成したスポーク取付用のフ
ランジ10,11とから構成し、これらのフランジのう
ちチェーン用スプロケット8側のフランジ11の外周部
にダンパーゴム6を取付けているから、スポーク4がダ
ンパーゴム6と干渉するのを避けながら車体左側のフラ
ンジ10と車体右側のフランジ11をハブ3の両端近傍
に形成することができる。このため、この実施の形態で
示したように、車体左側のスポーク4と車体右側のスポ
ーク4とを車軸2と直交する中心線Cに対して略同じ角
度になるように張設することができる。
図9に示すように形成することができる。図9はハブの
他の実施の形態を示す側面図で、同図において前記図3
で説明したものと同一もしくは同等部材については、同
一符号を付し詳細な説明は省略する。
ト8側のフランジ11は、凹陥部18どうしの間の突条
20の形状が異なる他は、第1の実施の形態を採るとき
と同じ構造を採っている。すなわち、この実施の形態で
は、凹陥部18どうしの間で周方向に延びる前記突条2
0を側面視において円弧状に形成している。このように
ハブ3を形成しても第1の実施の形態を採るときと同等
の効果を奏する。
ンパーゴムに加えられる荷重が相対的に小さくなるか
ら、小型のダンパーゴムを使用することができる。
フランジの外周部にダンパーゴムを取付けた他の発明に
よれば、スポークがダンパーゴムと干渉するのを避けな
がら車体左側のスポーク取付用フランジと車体右側のス
ポーク取付用フランジをハブの両端近傍に形成すること
ができる。したがって、車体左側のスポークと車体右側
のスポークとを車軸と直交する中心線に対して略同じ角
度になるように張設することができるから、剛性が高い
自動二輪車の後輪用ホイールを提供することができる。
示す断面図である。
を示す側面図である。
態を示す側面図である。
ット側から見た状態を示す側面図である。
ットとは反対側から見た状態を示す側面図である。
…ダンパーゴム、8…チェーン用スプロケット、9…円
筒部、10,11…フランジ、18…凹陥部。
Claims (2)
- 【請求項1】 ハブにスポークを介してリムを連結する
とともに、ハブの車幅方向の一端部にダンパーゴムを介
してチェーン用スプロケットを接続した自動二輪車の後
輪用ホイールにおいて、前記ダンパーゴムをハブのスポ
ーク取付部より径方向の外側に配設したことを特徴とす
る自動二輪車の後輪用ホイール。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動二輪車の後輪用ホイ
ールにおいて、ハブを、車軸が貫通する筒部と、この筒
部の両端に径方向の外側へ延びるように形成したフラン
ジとから構成し、これらのフランジにスポークを取付け
るとともに、これらのフランジのうちチェーン用スプロ
ケット側のフランジの外周部にダンパーゴムを取付けた
ことを特徴とする自動二輪車の後輪用ホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12869798A JP3969552B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 自動二輪車の後輪用ホイール |
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JP12869798A Expired - Fee Related JP3969552B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 自動二輪車の後輪用ホイール |
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-
1998
- 1998-05-12 JP JP12869798A patent/JP3969552B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN107487128B (zh) * | 2017-09-13 | 2024-03-15 | 福建欧仕儿童用品股份有限公司 | 一种轮子 |
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