JP2518792Y2 - 自転車用車輪 - Google Patents

自転車用車輪

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JP2518792Y2
JP2518792Y2 JP1990043141U JP4314190U JP2518792Y2 JP 2518792 Y2 JP2518792 Y2 JP 2518792Y2 JP 1990043141 U JP1990043141 U JP 1990043141U JP 4314190 U JP4314190 U JP 4314190U JP 2518792 Y2 JP2518792 Y2 JP 2518792Y2
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sleeve
hub body
hub
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clutch mechanism
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Inventor
景雨 木村
Original Assignee
大阪グリップ化工 株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輪本体を合成樹脂により一体成形し、ハ
ブ本体をインサートしてなる自転車用車輪に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、合成樹脂製の自転車用車輪としては、アルミニ
ウム合金等の軽合金製ハブ本体に外嵌する筒状取付部
と、該取付部から放射状に延出した複数のスポーク部
と、各スポーク部の外端を連結する円形のリム部とを備
えた合成樹脂製の車輪本体を一体的に形成したものがあ
る。
そして、前記ハブ本体には、取付部の外側に位置し
て、一方向クラッチ取付部が一体形成され、該クラッチ
が外嵌固定されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、一方向クラッチ機構には、スプロケットが
取付けられるクラッチリングがベアリングを介して取付
部に支持されるものがあり、このような一方向クラッチ
機構を前記のような車輪に採用する場合、従来のものに
あっては取付部がアルミ合金製のハブ本体と一体に形成
されているのでベアリング受け部分がすぐに摩耗してし
まうという問題があり、また、ハブ本体及び取付部が鉄
製であると重量が大になるという問題がある。
そこで本考案は、ハブ本体の軸方向両端部を厚肉に形
成することによって、その一方の端部には鋼製スリーブ
を装着できて該スリーブにより一方向クラッチ機構を取
付け得るとともに他方の端部には鋼製球受けを装着でき
るようにしたものである。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的
手段を講じた。
すなわち、本考案は、ハブ本体2に外嵌する筒状の取
付部7と、該取付部7から放射状に延出された複数のス
ポーク部8と、各スポーク部8の外端を連結する環状の
リム部9とを備えている車輪本体3が合成樹脂により一
体成形され、前記ハブ本体2にハブ軸13を挿通している
とともに、ハブ本体2の軸方向一端部2aに一方向クラッ
チ機構12が設けられた自転車用車輪において、 前記ハブ本体2は、軸方向両端部2a,2bが厚肉で両者2
a,2b間の胴部2cが薄肉に形成され、前記一方の軸方向端
部2aの内面にはスリーブ装着部5が軸方向に形成され、
他方の軸方向端部2bには球受け装着部6が形成され、前
記一方向クラッチ機構12を外嵌する小径な中空軸部11a
と大径な装入部11bとを段部11cを介して一体に形成した
鋼製スリーブ11を備え、該スリーブ11の前記装入部11b
を前記スリーブ装着部5に装着するとともに、前記段部
11cには前記クラッチ機構12とスリーブ11との間に介在
されるベアリング29の球受けが形成され、更に、前記球
受け装着部6には、鋼製球受け15が装着されていること
を特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、ハブ本体2の軸方向両端部2a,2bを
厚肉に形成し、該厚肉によって鋼製スリーブ11の装着部
5が軸方向に形成できて、該装着部5に鋼製スリーブ11
の装入部11bを装着することで一方向クラッチ機構12を
外嵌しても支障はなく、他方の厚肉な端部2bには鋼製球
受け15を装着でき、ここに、ハブ本体2をアルミ合金又
は合成樹脂製とすることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
図面において、1は自転車用車輪で、アルミ合金製の
ハブ本体2と、合成樹脂製の車輪本体3とにより主構成
されている。
前記ハブ本体2はハブ軸13を軸方向に挿通するため中
空状とされており、その軸方向両端部2a,2bは厚肉部に
形成されているとともに両者2a,2b間の胴部2cは薄肉に
形成されていて、該胴部2cには軸線と平行なリブ4が周
方向に複数系突設されている。
前記ハブ本体2の一方の軸方向端部2aの内面にはスリ
ーブ装着部5が軸方向に形成されており、他方の軸方向
端部2bには球受け装着部6が形成されている。
前記車輪本体3は、ハブ本体2に外嵌する筒状の取付
部7と、該取付部7から放射状に延出された複数のスポ
ーク部8と各スポーク部8の外端を連結するリム部9と
を一体的に備え、前記取付部7内に前記ハブ本体2をイ
ンサートした状態に合成樹脂により一体成形されてい
る。
したがって、取付部7を形成する合成樹脂材料が、ハ
ブ本体2の外周面の胴部2c内に嵌まり込んで密着し、取
付部7の内面に前記ハブ4に係合する突部10が形成さ
れ、これによってハブ本体2と車輪本体3の連結強度が
十分に確保され、高トルクの伝達を実現させることがで
きる。
11は鋼製のスリーブで、一方向クラッチ機構12を外嵌
する小径な中空軸部11aと大径な装入部11bとを段部11c
を介して一体に形成しており、前記装入部11bを前記ス
リーブ装着部5に軸方向から装着するとともに、前記段
部11cには前記クラッチ機構12とスリーブ11との間に介
在されるベアリング29の球受けが形成されていて、前記
中空軸部11a内にハブ軸13が貫通されている。そして、
中空軸部11aの先端外周に雄ねじ部14が設けられてい
る。
15はベアリング16の鋼製球受けで、略底なしカップ状
を呈し、中央の孔15aがハブ軸挿通孔とされ、前記ハブ
本体2の軸方向端部2bの厚肉部に形成した球受け装着部
6に圧入固着されており、前記孔15aにハブ軸13が挿通
され、ハブ軸13に対してハブ本体2が回転自在とされて
いる。
そして、該球受け15内にはベアリング16が嵌入される
と共にハブ軸13に螺嵌された球押さえ17により保持され
ている。したがって、ハブ本体2の端部2bは、ハブ軸13
に球押さえ17、ベアリング16及び球受け15を介して回転
自在に軸支されている。なお、18,19はナット、20はブ
レーキ、21はダストキャップである。
前記中空軸部11aの外周には、一方向クラッチ機構12
が外嵌固着され、雄ねじ部14にはベアリング22の球受け
23が螺着されている。
24はクラッチリングで、外周面にスプロケット嵌着溝
25が周方向に設けられ、内周面には両端部に球受け26,2
7が設けられると共に、スプロケット嵌着溝25側端に前
記球受け23が遊嵌されている。なお、前記球受け23の外
周内端角部23aは球押さえとされ、前記クラッチリング2
4の球受け部27との間にベアリング28が嵌入されてい
る。また、前記スリーブ11の段部11cに形成した球受け
部と前記球受け部26の間にベアリング29が嵌入されてい
る。
30はスプロケットで、クラッチリング24の前記スプロ
ケット嵌着溝25に外嵌され、Cリング31に嵌合され、ナ
ット33により固定されている。
34はダストキャップである。このように、ハブ本体2
の端部2aは、スリーブ11、球受け23、ベアリング22、球
押さえ32を介してハブ軸13に回転自在に支持されてお
り、スプロケット30からの動力は一方向クラッチ12を介
して一方向にのみ伝達される。
本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、ハブ本体2を合成樹脂により成形することがで
き、ハブ本体2の外周のリブ数等は適宜変更することが
できる。
(考案の効果) 本考案によれば、ハブ本体の軸方向両端部を厚肉に形
成し、一方の端部内面に軸方向のスリーブ装着部を形成
していることから、該スリーブ装着部に鋼製スリーブを
装着できて、該スリーブを介して一方向クラッチ機構を
設け、一方、ハブ本体の他方の厚肉とされた端部に鋼製
球受けの装着部を形成していることから、ハブ本体をア
ルミ合金、合成樹脂で製作しても一方向クラッチ機構等
の装着に十分な強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はハブ本体
の一部破断正面図、第2図は車輪全体正面図、第3図は
第2図のA−A線断面図、第4図は第1図のB−B線断
面図である。 1……車輪、2……ハブ本体、2a,2b……端部、2c……
胴部、3……車輪本体、5……スリーブ装着部、6……
球受け装着部、7……取付部、8……スポーク部、9…
…リム部、11……鋼製スリーブ、11a……中空軸部、11b
……装入部、11c……段部、12……一方向クラッチ機
構、13……ハブ軸、15……球受け、16……ベアリング、
29……ベアリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブ本体(2)に外嵌する筒状の取付部
    (7)と、該取付部(7)から放射状に延出された複数
    のスポーク部(8)と、各スポーク部(8)の外端を連
    結する環状のリム部(9)とを備えている車輪本体
    (3)が合成樹脂により一体成形され、前記ハブ本体
    (2)にハブ軸(13)を挿通しているとともに、ハブ本
    体(2)の軸方向一端部(2a)に一方向クラッチ機構
    (12)が設けられた自転車用車輪において、 前記ハブ本体(2)は、軸方向両端部(2a)(2b)が厚
    肉で両者(2a)(2b)間の胴部(2c)が薄肉に形成さ
    れ、前記一方の軸方向端部(2a)の内面にはスリーブ装
    着部(5)が軸方向に形成され、他方の軸方向端部(2
    b)には球受け装着部(6)が形成され、前記一方向ク
    ラッチ機構(12)を外嵌する小径な中空軸部(11a)と
    大径な装入部(11b)とを段部(11c)を介して一体に形
    成した鋼製スリーブ(11)を備え、該スリーブ(11)の
    前記装入部(11b)を前記スリーブ装着部(5)に装着
    するとともに、前記段部(11c)には前記クラッチ機構
    (12)とスリーブ(11)との間に介在されるベアリング
    (29)の球受けが形成され、更に、前記球受け装着部
    (6)には、鋼製球受け(15)が装着されていることを
    特徴とする自転車用車輪。
JP1990043141U 1990-04-23 1990-04-23 自転車用車輪 Expired - Lifetime JP2518792Y2 (ja)

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