JP2019166994A - ハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモ、ハブダイナモ付き車輪の組立方法 - Google Patents

ハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモ、ハブダイナモ付き車輪の組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハブダイナモをホイールに圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図る。【解決手段】ハブダイナモ付き車輪10は、ホイール11に設けられてハブダイナモ20を収容し、ハブ軸25の中心軸O方向の一方P側からのみハブダイナモ20が挿抜可能とされたハブ挿入部15と、ハブ挿入部15の内周面15fに形成された凹部18、及びハブシェル21の外周面21fに形成された凸部28を有し、凹部18と凸部28とが係合することでハブ挿入部15とハブシェル21とをハブ軸25周りの周方向に回転不能に係合する周方向係合部41と、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21のハブ軸25の中心軸O方向における位置を規定する位置決め部42と、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21が中心軸O方向の他方Q側に移動するのを拘束する拘束部43と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自転車等の車輪に用いられる、ハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモ、ハブダイナモ付き車輪の組立方法に関するものである。
例えば、自転車の車輪は、自転車の車体に回転自在に設けられたホイールと、ホイールの外周部に装着されたタイヤとを備えている。ホイールは、その外周部に設けられてタイヤが装着されるリムと、中心部に配置されるハブと、リムとハブとを連結する複数本のスポークと、を備えている。ハブは、筒状のハブ筒体と、ハブ筒体の内側に設けられ、車体に取り付けられるハブ軸と、ハブ筒体をハブ軸周りに回転自在に支持する軸受とを有する。ハブ筒体の外周面には、径方向外側に突出するフランジが設けられ、このフランジに複数本のスポークの端部が連結されている(例えば、特許文献1参照)。
自転車の前照灯や尾灯等に電力を供給するため、車輪の回転によって発電する発電機が広く普及している。このような発電機には様々な構造のものが存在するが、ハブに設けられる、いわゆるハブダイナモが知られている。一般に、ハブダイナモは、ハブ筒体側に永久磁石を備えたロータを配設し、そのロータが、ハブ軸側に設けたステータの周囲にて回転することで、ステータに備わるコイルで発電する。このようなハブダイナモは、ステータやロータを収容するハブシェルが、ハブ筒体を兼ね、ハブシェルの外周面にスポークの端部が連結されるフランジが一体に設けられている。
特開2013−159189号公報
ところで、例えば子供用自転車等において、ホイールを樹脂製としたものがある。さらに、従来一般的なホイールだけでなく、タイヤを樹脂製のエアレスタイヤとすることも、提案がなされている。
樹脂製のホイールは、リムと、スポークと、リムの中心部のハブ筒体とが一体成形されている。樹脂製のホイールにハブダイナモを備える場合、ハブダイナモをハブ筒体に内蔵することになる。この場合、ハブダイナモは、ハブシェルがハブ筒体に圧入されて、ホイールのハブ筒体とハブダイナモのハブシェルとが相対回転不能に嵌合される。
しかしながら、ホイールにハブダイナモを内蔵している場合、圧入されているハブダイナモをホイールのハブ筒体から取り外すのは困難である。このため、何らかの原因によりホイールを交換する場合、ホイールとハブダイナモとを一体に交換することになるため、交換費用が高くなる。さらに、樹脂製のエアレスタイヤを備えるホイールの場合、エアレスタイヤが摩耗してタイヤ交換を行う際には、ホイールに加えてハブダイナモの費用も加わるため、交換費用が特に高くなる。
このような事情から、樹脂製のホイールの場合、ハブダイナモを採用するのは現実的ではなく、前照灯や尾灯等に電力を供給するには、タイヤに押し当てるローラを備えたローラ式のダイナモや、バッテリを用いるのが現状である。
そこで、本発明は、ハブダイナモをホイールに圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることのできるハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモ、ハブダイナモ付き車輪の組立方法を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明のハブダイナモ付き車輪は、車体に固定されるハブ軸周りに回転自在に設けられるホイールと、前記ホイールの中心部に設けられ、前記ホイールの回転にともなって電力を発生するハブダイナモと、を備え、前記ホイールに設けられて前記ハブダイナモを収容し、前記ハブ軸の中心軸方向の一方側からのみ前記ハブダイナモが挿抜可能とされたハブ挿入部と、前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブダイナモのハブシェルの外周面の一方に形成された凹部、及び前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブシェルの外周面の他方に形成された凸部を有し、前記凹部と前記凸部とが係合することで前記ハブ挿入部と前記ハブシェルとを前記ハブ軸周りの周方向に回転不能に係合する周方向係合部と、前記ハブ挿入部に挿入された前記ハブシェルの前記ハブ軸の中心軸方向における位置を規定する位置決め部と、前記ハブ挿入部に挿入された前記ハブシェルが前記中心軸方向に移動するのを拘束する拘束部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、ホイールに設けられたハブ挿入部にハブダイナモを挿入し、周方向係合部によってハブ挿入部とハブダイナモのハブシェルとを係合させることで、ハブ挿入部とハブダイナモのハブシェルとを周方向に回転不能に係合させることができる。さらに、位置決め部により、ハブ挿入部に挿入されたハブシェルの中心軸方向における位置を規定した状態で、拘束部によりハブシェルがハブ挿入部内で中心軸方向に移動するのを拘束することで、ハブダイナモをホイールのハブ挿入部に装着することができる。
ハブダイナモは、ハブ挿入部に対してハブ軸の中心軸方向の一方から挿抜可能であるので、ハブダイナモをハブ挿入部に圧入する必要が無い。したがって、ホイールに対してハブダイナモを容易に着脱することができる。これにより、ホイールやタイヤを交換する際には、ハブダイナモを同時に交換する必要が無く、交換対象のホイールから取り外したハブダイナモを、新たに装着するホイールに装着すれば良い。このようにして、ハブダイナモをホイールに圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることができる。したがって、ホイールが樹脂製の場合であっても、ハブダイナモを採用することが可能となる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記凹部及び前記凸部が、それぞれ前記ハブ軸周りの周方向に等間隔で複数組が設けられていてもよい。
このような構成によれば、ハブ挿入部とハブダイナモのハブシェルに対し、凹部及び凸部を周方向に等間隔で設けることで、ハブ挿入部にハブダイナモを挿入して装着する際、ハブ挿入部に対するハブダイナモの周方向における向きが限定されることがない。これにより、ハブ挿入部に対するハブダイナモの組み付けを容易に行うことができる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記凹部及び前記凸部が、前記ハブ軸の中心軸方向に沿って延びていてもよい。
このような構成によれば、互いに係合する凹部及び凸部に沿って、ハブダイナモをハブ軸の中心軸方向に移動させることで、ハブ挿入部に対してハブダイナモを着脱することができる。ハブ挿入部にハブダイナモを装着した状態で互いに係合する凹部及び凸部は、ホイールの回転方向に直交して延びているので、ハブ挿入部とハブダイナモのハブシェルとが周方向において強固に係合される。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記凹部及び前記凸部が、前記中心軸に対して傾斜して延びていてもよい。
このような構成によれば、凹部及び凸部を互いに係合させることで、ハブ挿入部とハブダイナモのハブシェルとをハブ軸周りに回転不能に係合することができる。凹部及び凸部は、ハブ軸の中心軸に対して傾斜したスキュー構造とされている。これにより、特定の方向にホイールが回転したときに、ホイールとハブダイナモとの相対回転力によって、ハブダイナモがハブ挿入部から抜ける方向に回転するのを防ぐことができる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記車体が前進する方向に前記ホイールが回転した場合に、前記ホイールと前記ハブダイナモとの間に生じる相対回転力によって、前記ハブダイナモが前記ハブ挿入部に対して前記中心軸方向の他方の側に変位する方向に、前記凹部及び前記凸部が傾斜していてもよい。
このような構成によれば、車体が前進する方向にホイールが回転した場合に、ホイールとハブダイナモとの間に生じる相対回転力によって、ハブダイナモがハブ挿入部から抜ける方向に回転するのを防ぐことができる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記ハブシェルの外径寸法が前記ハブ挿入部の内径寸法よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、ハブダイナモのハブシェルを、ハブ挿入部に圧入することなくハブ挿入部に挿抜することができる。これにより、ハブダイナモをハブ挿入部に対して容易に着脱することが可能となる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記ハブ挿入部が、前記位置決め部として、前記ハブ挿入部に挿入された前記ハブシェルの一部が突き当たる突き当たり面を有してもよい。
このような構成によれば、ハブダイナモをホイールに装着する際、ハブダイナモをハブ挿入部に挿入し、ハブシェルの一部をハブ挿入部の突き当たり面に突き当てれば、ハブシェルのハブ軸の中心軸方向における位置を容易に規定することができる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記ハブシェルが、前記中心軸方向の一方側に、径方向外側に延び、前記ハブ挿入部の前記突き当たり面に突き当たるフランジ部を有してもよい。
このような構成によれば、ハブシェルに設けられたフランジ部をハブ挿入部の突き当たり面に突き当てれば、ハブシェルのハブ軸の中心軸方向における位置を容易に規定することができる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記拘束部が、前記ハブシェルと前記ハブ挿入部とを、前記中心軸方向の一方側から締結固定するボルトを有してもよい。
このような構成によれば、ハブ挿入部に挿入したハブダイナモのハブシェルを、ハブ軸の中心軸方向の一方の側からボルトを締め付けることで固定することができる。ハブ挿入部に対するハブダイナモの挿抜作業も、ハブ軸の中心軸方向の一方の側から行われる。このため、ハブ挿入部に対するハブシェルの挿抜作業、及びボルト締付作業は、ハブ挿入部に対して中心軸方向の同じ側でから行うことができ、作業性に優れる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪において、前記ボルトは、周方向で隣り合う前記凹部の間、及び前記凸部の間のいずれかの間に配置されていてもよい。
このような構成によれば、凹部の間、及び凸部の間のいずれかの間を締結固定のためのスペースとして有効活用できる。また、凹部や凸部とボルトとが径方向で並ぶ場合と比較して、ボルトの位置を径方向内側に寄せることができるので、この分、ハブダイナモ付き車輪を小型化できる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記ハブダイナモが、前記中心軸方向において、前記車体に設けられた前照灯が設けられた側と同じ側から、前記ハブ挿入部に対して挿抜されてもよい。
前記ハブダイナモは、前記ホイールの回転にともなって発生した電力を外部に出力する出力端子を備え、前記出力端子は、前記中心軸方向において、前記車体に設けられた前照灯が設けられた側と同じ側に設けられていてもよい。
このような構成によれば、出力端子と前照灯とを接続するための接続配線を、出力端子及び前照灯に対して接続する作業を、車体に対してハブ軸の中心軸方向の同じ側から行うことができ、作業性に優れる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪は、前記ハブ挿入部と前記ハブダイナモの前記ハブシェルとが、樹脂材料により形成されている。
このような構成によれば、ハブ挿入部とハブシェルとの膨張係数が近くなり、温度変化等によってハブ挿入部に対するハブシェルの挿抜作業がしにくくなるのを抑えることができる。
また、本発明のハブダイナモは、車体に回転自在に設けられるホイールの中心部に設けられるハブダイナモであって、前記ホイールの中心部に設けられた筒状のハブ挿入部に対し、前記ハブ挿入部の中心軸方向に沿って挿抜可能なハブシェルと、前記ハブシェルの内周部に設けられ、永久磁石を有するロータと、前記永久磁石に対して径方向内側に設けられ、前記ロータの回転により交番電流を出力するコイルを有したステータと、前記ハブシェルの外周面に形成され、前記ハブ挿入部の内周面に形成されるホイール側被係合部に係合し、前記ハブシェルを前記ハブ挿入部に対して前記ハブ軸周りの周方向に回転不能に係合するダイナモ側係合部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、ハブダイナモは、ハブ挿入部に対してハブ軸の中心軸方向に沿って挿抜可能であるので、ハブダイナモをハブ挿入部に圧入する必要が無い。したがって、ホイールに対してハブダイナモを容易に着脱することができる。これにより、ホイールやタイヤを交換する際には、ハブダイナモを同時に交換する必要が無く、交換対象のホイールから取り外したハブダイナモを、新たに装着するホイールに装着すれば良い。このようにして、ハブダイナモをホイールに圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることができる。したがって、ホイールが樹脂製の場合であっても、ハブダイナモを採用することが可能となる。
また、本発明のハブダイナモ付き車輪の組立方法は、上記したようなハブダイナモ付き車輪の組立方法であって、ホイールの中心部に設けられた筒状のハブ挿入部に対し、前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブダイナモの外周面の一方に設けられた凸部と前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブダイナモの外周面の他方に設けられた凹部とを係合させながら、前記ホイールの回転軸方向の一方の側からハブダイナモを挿入する工程と、前記ハブダイナモのハブシェルに設けられて径方向外側に広がるフランジ部を、前記ハブ挿入部に設けられた突き当たり面に対し、前記回転軸方向から突き当てる工程と、前記ハブダイナモの前記フランジ部と前記ハブ挿入部の突き当たり面とを締結ボルトで締結する工程と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、ホイールに対してハブダイナモを容易に着脱することができる。これにより、ホイールやタイヤを交換する際には、ハブダイナモを同時に交換する必要が無く、交換対象のホイールから取り外したハブダイナモを、新たに装着するホイールに装着すれば良い。このようにして、ハブダイナモをホイールに圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることができるハブダイナモ付き車輪を提供することが可能となる。
本発明によれば、ハブダイナモをホイールに圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることが可能となる。
本本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモを用いた自転車の外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモ付き車輪の要部の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモを収容するハブ挿入部を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモの外観を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモをハブ軸の中心軸方向の一方の側から見た側面図である。 本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモ付き車輪の組立方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるハブダイナモの外観を示す正面図である。
次に、本発明の実施形態に係るハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモ、ハブダイナモ付き車輪の組立方法について、図面を参照して説明をする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモを用いた自転車の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、自転車1は、車体2と、車体2の前部に設けられた前輪3と、車体2の後部に設けられた後輪4と、を主に備えている。なお、以下の説明において、自転車1の進行方向において前方を向く側を「前方」、進行方向と反対側を「後方」、進行方向右側を「右側」、その反対側を「左側」と称する。
車体2は、前輪3を所定の操舵軸周りに回動自在に支持する軸支部2aと、軸支部2aから後方に向かって斜め下方に延びるメインフレーム2bと、メインフレーム2bの後端部から後方に向かって斜め上方に延び、シート5を支持するシートポスト2cと、シートポスト2cの上下端部から後方に延びる二本一対のサブフレーム2d,2eと、を備える。
前輪3は、フロントフォーク6に回動自在に支持されている。フロントフォーク6は、車体2の軸支部2aに回動自在に支持されたステアリングシャフト6aと、ステアリングシャフト6aの下端から二股に分岐し、前輪3を回動自在に支持する二本一対のフォークアーム6bと、を備える。また、ステアリングシャフト6a上には、前輪を操舵するためのハンドル8が設けられている。
後輪4は、車体2のサブフレーム2d,2eの後端に回動自在に設けられている。後輪4は、車体2に設けられたペダル9の回転がチェーン駆動機構9dを介して伝達されることで回転駆動される。
このような自転車1の前部には、前照灯7が設けられている。前照灯7は、車体2の進行方向右側に設けられている。
図2は、本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモ付き車輪の要部の構成を示す断面図である。図3は、本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモを収容するハブ挿入部を示す断面図である。図4は、本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモの外観を示す側面図である。図5は、本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモをハブ軸の中心軸方向の一方の側から見た側面図である。
図1、図2に示すように、前輪3は、以下に示すようなハブダイナモ付き車輪10によって構成されている。
ハブダイナモ付き車輪10は、ホイール11と、ホイール11の外周部に設けられるタイヤ12と、ホイール11の中心部に設けられるハブダイナモ20と、を備えている。
ホイール11は、樹脂製で、円環状でタイヤ12が装着されるリム13と、リム13の中心部に設けられるハブ挿入部15と、リム13とハブ挿入部15とを連結する複数本のスポーク14と、を一体に備えている。
図2に示すように、ハブ挿入部15は、車体2の右側と左側とを結ぶ幅方向に延びてホイール11の幅方向両側に貫通し、その内側にハブダイナモ20が収容される。ハブ挿入部15は、円筒状の内周面15fと、内周面15fに対してハブ挿入部15の中心軸O方向の一方P側に設けられた拡径部15aと、内周面15fに対して中心軸O方向の他方Q側に設けられた縮径部15bと、を有する。
内周面15fは、中心軸O方向において所定の長さにわたって一定の内径で形成されている。拡径部15aは、内周面15fよりも内径が大きく設定されている。拡径部15aと内周面15fとの間には、中心軸Oに交差する直交面が、突き当たり面17Aとして形成されている。縮径部15bは、内周面15fよりも内径が小さく設定されている。縮径部15bと内周面15fとの間には、中心軸Oに交差する直交面が、突き当たり面17Bとして形成されている。
図2、図3に示すように、このようなハブ挿入部15の内周面15fには、中心軸O方向に延びる溝状の凹部(ホイール側被係合部)18が形成されている。凹部18は、ハブ挿入部15の内周面15fから径方向外側に向かって窪んでいる。凹部18は、中心軸O周りの周方向において、等間隔に複数設けられている。各凹部18は、中心軸O方向の一方P側(右側)で、突き当たり面17Aに開口している。
図2に示すように、ハブダイナモ20は、ホイール11の中心部のハブ挿入部15内に設けられ、ホイール11の回転にともなって電力を発生する。本実施形態において、ハブダイナモ20で発生した電力は、前照灯7の点灯用に用いられる。
ハブダイナモ20は、ハブダイナモ20の外殻をなすハブシェル21と、ハブシェル21の内周部に設けられたロータ22と、ロータ22の径方向内側に設けられたステータ23と、ハブ軸25と、を備えている。
ハブシェル21は、樹脂材料により形成され、略有底円筒状に一体成形された円筒状の胴部21aおよび胴部21aの中心軸O方向の他方Q側のエンドプレート21bと、胴部21aの中心軸O方向の一方P側の開口を塞ぐエンドプレート21cと、からなる。エンドプレート21cは、胴部21aに圧入固定されている。
図2、図4、図5に示すように、ハブシェル21の外周面21fには、中心軸O方向に延びる凸部(ハブ側係合部)28が形成されている。凸部28は、ハブシェル21の外周面21fから径方向外側に突出している。このような凸部28は、中心軸O周りの周方向において、等間隔に、凹部18と同数が設けられている。
ハブシェル21の胴部21aの中心軸O方向の一方P側には、径方向外側に向かって張り出すフランジ部27が形成されている。各フランジ部27には、中心軸O方向に貫通する挿通孔27h(図2参照)が複数形成されている。各挿通孔27hは、周方向に隣り合う凸部28の間で、かつ周方向に等間隔となるように配置されている。
ここで、ハブシェル21の胴部21aの外周面21fの外径寸法は、ハブ挿入部15の内周面15fの内径寸法よりも小さい。また、ハブシェル21に設けられた凸部28の先端における外径寸法は、ハブ挿入部15の内周面15fに形成された凹部18の底部における内径寸法よりも小さい。
図2に示すように、エンドプレート21b、エンドプレート21cの中央部には、それぞれベアリング24A、24Bの外輪が嵌合されている。ベアリング24A、24Bの内輪には、中心軸O方向に延びるハブ軸25が嵌合されている。ハブ軸25の中心軸O方向の両端部は、ハブシェル21から中心軸O方向の両側に突出し、車体2のフロントフォーク6(図1参照)に、図示しないナット等によって固定される。
このように、ハブシェル21は、ベアリング24A、24Bを介してハブ軸25に回転可能に支持されることで、前輪3の回転と共にハブ軸25の中心軸O周りに回転する。すなわち、ハブダイナモ20は、前輪3を回転可能に支持するハブとして機能している。
ロータ22は、円筒状のリングヨーク22yと、永久磁石22mと、を備えている。リングヨーク22yは、磁性金属材料(例えば、鉄)からなり、ハブシェル21の胴部21aの内周に設けられている。永久磁石22mは、例えばフェライト等により形成され、リングヨーク22yの内周に、接着剤等により貼付されている。永久磁石22mは、周方向に複数に分割された状態でハブシェル21の胴部21aの内周に組み込まれている。この円筒状に配置された永久磁石22mの内周面には、等間隔でN極およびS極の磁極が周方向に沿って交互に着磁されている。
ステータ23は、永久磁石22mに対して径方向内側に設けられている。ステータ23は、ハブ軸25の外周部に取り付けられている。ステータ23は、その中心軸O方向両端部に配したプレート部材31、32を介してスリーブナット33および締付ナット34によりハブ軸25に位置決め固定されている。
中心軸O方向の一方P側に配置されたスリーブナット33の外周には、一方のベアリング24Aの内輪が嵌合されている。また、ハブ軸25の中心軸O方向の他方Q側には、別のスリーブナット35が配置されており、このスリーブナット35の外周には、他方のベアリング24Bの内輪が嵌合されている。
ベアリング24Bより中心軸O方向外側にはカバー36が設けられ、カバー36の内周部にはナット37が配置されている。このナット37がハブ軸25に螺合されることで、カバー36がハブ軸25に固定されると共に、ベアリング24Bを介してハブ軸25にハブシェル21の他端側が回転自在に支持されている。
ベアリング24Aよりも中心軸O方向外側には、出力端子29が設けられたコネクタプレート38が設けられ、コネクタプレート38の中心軸O方向外側にはナット39が配置されている。このナット39がハブ軸25に螺合されることで、コネクタプレート38がハブ軸25に固定されると共に、ベアリング24Aを介してハブ軸25にハブシェル21の一端側が回転自在に支持されている。
ここで、出力端子29が、設けられたコネクタプレート38は、中心軸O方向において、車体2に設けられた前照灯7が設けられた側と同じ側、すなわち中心軸O方向の一方P側に設けられている。
ステータ23は、ハブ軸25が挿通される合成樹脂製(非磁性材料製)の筒状のコイルボビン23aと、コイルボビン23aに巻かれたリング状のコイル23cと、コイル23cを内側に包囲するように組み立てられたクローポール型のステータコア23sと、により構成されている。ステータコア23sの外周部が、若干の間隙(エアギャップ)をあけて、永久磁石22mの内周面と径方向で対向するように構成されている。また、コイル23cは、ロータ22と一体に中心軸O周りに回転する永久磁石22mとの相互作用により、交番電流を出力する。コイル23cには、図示しない配線が接続されており、配線はハブ軸25に沿って外部へと引き出され、コネクタプレート38に設けられた出力端子29に接続されている。
このようなハブダイナモ20は、ホイール11のハブ挿入部15に対し、以下のように組み付けられる。
ハブダイナモ20は、ハブ挿入部15に対し、中心軸O方向の一方P側から着脱される。ハブダイナモ20は、中心軸O方向において、車体2に設けられた前照灯7が設けられた側と同じ側(中心軸O方向の一方P側)から、ハブ挿入部15に対して挿抜される。ハブダイナモ20は、ハブ挿入部15の内周面15fに形成された凹部18に、ハブシェル21の外周面21fに形成された凸部28を係合させてハブ挿入部15内に挿入される。凹部18と凸部28とが係合することで、ハブ挿入部15とハブシェル21とが中心軸O周りの周方向に回転不能に係合される。このような凹部18と凸部28とにより、ハブ挿入部15とハブシェル21とを中心軸O周りの周方向に回転不能に係合する周方向係合部41が構成される。
また、ハブダイナモ20は、ハブシェル21の中心軸O方向の一方P側に設けられたフランジ部27が、突き当たり面17Aに突き当たることで、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21のハブ軸25の中心軸O方向における位置が規定される。
さらに、ハブダイナモ20は、ハブシェル21のエンドプレート21bが、ハブ挿入部15の突き当たり面17Bに突き当たることで、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21のハブ軸25の中心軸O方向における位置が規定される。このようなフランジ部27及び突き当たり面17A、エンドプレート21bと突き当たり面17Bとにより、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21のハブ軸25の中心軸O方向における位置を規定する位置決め部42が構成される。
また、ハブシェル21とハブ挿入部15とは、ボルト101、102により締結される。ボルト(締結ボルト)101は、ハブシェル21のフランジ部27と、ハブ挿入部15の突き当たり面17Aとを、中心軸O方向の一方P側から締結固定する。また、ボルト102は、ハブシェル21のエンドプレート21bと、ハブ挿入部15とを、中心軸O方向の他方Q側から締結固定する。これらのボルト101、102により、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21が中心軸O方向に移動するのが拘束される。このようなボルト101、102は、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21が中心軸O方向に移動するのを拘束する拘束部43を構成する。
また、ハブシェル21のコネクタプレート38に設けられた出力端子29と、前照灯7(図1参照)とは、接続配線(図示無し)により接続される。
このようなハブダイナモ付き車輪10、ハブダイナモ20では、自転車1の走行によってホイール11が中心軸O周りに回転すると、ハブダイナモ20のロータ22が、ハブシェル21とともに、ホイール11と一体に回転する。すると、ロータ22と一体に中心軸O周りに回転する永久磁石22mとの相互作用により、ステータ23のコイル23cが交番電流を出力する。コイル23cから出力された交番電流は、出力端子29、接続配線(図示無し)を介して前照灯7に供給され、これによって前照灯7が点灯する。
次に、上記のようなハブダイナモ付き車輪10の組立方法について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態におけるハブダイナモ付き車輪の組立方法の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、ハブダイナモ付き車輪10を組み立てるには、まず、ハブダイナモ20をハブ挿入部15に挿入する(工程S1)。これには、ホイール11の中心部に設けられた筒状のハブ挿入部15に対し、ハブダイナモ20の外周面21fに設けられた凸部28と、ハブ挿入部15の内周面15fに設けられた凹部18とを係合させながら、ホイール11の中心軸O(回転軸)方向の一方の側からハブダイナモ20をハブ挿入部15に挿入する。このとき、ハブシェル21の胴部21aの外周面21fの外径寸法は、ハブ挿入部15の内周面15fの内径寸法よりも小さい。また、ハブシェル21に設けられた凸部28の先端における外径寸法は、ハブ挿入部15の内周面15fに形成された凹部18の底部における内径寸法よりも小さい。したがって、ハブダイナモ20は、凸部28と凹部18とを係合させながら、ハブ挿入部15に対して容易に挿入される。
次に、ハブダイナモ20のフランジ部27を、ハブ挿入部15に設けられた突き当たり面17Aに対し、中心軸O方向から突き当てる(工程S2)。このとき、フランジ部27が突き当たり面17Aに突き当たると同時に、ハブダイナモ20のハブシェル21のエンドプレート21bが突き当たり面17Bに突き当たる。これにより、ハブ挿入部15に挿入されたハブダイナモ20の中心軸O方向の位置が規定される。
この後、ハブダイナモ20とハブ挿入部15とを、ボルト101、102で締結する(工程S3)。これには、中心軸O方向の一方P側から、ボルト101を、ハブシェル21のフランジ部27に形成された挿通孔27hを通して、ハブ挿入部15の突き当たり面17Aに形成された雌ネジ孔(図示無し)に締結する。また、中心軸O方向の他方Q側から、ボルト102を、ハブ挿入部15の縮径部15bを通して、ハブシェル21のエンドプレート21bに形成された雌ネジ孔(図示無し)に締結する。これにより、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21が中心軸O方向に移動するのが拘束される。
また、ハブダイナモ20をハブ挿入部15から取り外すときには、上記一連の作業を、逆の順序で行えばよい。すなわち、ボルト101、102を緩めて取り外した後、ハブダイナモ20をハブ挿入部15から中心軸O方向の一方P側に移動させて抜き出せばよい。
このように、上述のハブダイナモ付き車輪10は、車体2に固定されるハブ軸25周りに回転自在に設けられるホイール11と、ホイール11の中心部に設けられ、ホイール11の回転にともなって電力を発生するハブダイナモ20と、を備える。さらに、ハブダイナモ付き車輪10は、ホイール11に設けられてハブダイナモ20を収容し、ハブ軸25の中心軸O方向の一方P側からのみハブダイナモ20が挿抜可能とされたハブ挿入部15と、ハブ挿入部15の内周面15fに形成された凹部18、及びハブシェル21の外周面21fに形成された凸部28を有している。また、凹部18と凸部28とが係合することでハブ挿入部15とハブシェル21とをハブ軸25周りの周方向に回転不能に係合する周方向係合部41と、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21のハブ軸25の中心軸O方向における位置を規定する位置決め部42と、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21が中心軸O方向の他方Q側に移動するのを拘束する拘束部43と、を備える。
このような構成によれば、ホイール11に設けられたハブ挿入部15にハブダイナモ20を挿入し、周方向係合部41によってハブ挿入部15とハブダイナモ20のハブシェル21とを係合させることで、ハブ挿入部15とハブダイナモ20のハブシェル21とを周方向に回転不能に係合させることができる。さらに、位置決め部42により、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21の中心軸O方向における位置を規定した状態で、拘束部43によりハブシェル21がハブ挿入部15内で中心軸O方向に移動するのを拘束することで、ハブダイナモ20をホイール11のハブ挿入部15に固定して装着することができる。
ハブダイナモ20は、ハブ挿入部15に対してハブ軸25の中心軸O方向の一方から挿抜可能であるので、ハブダイナモ20をハブ挿入部15に圧入する必要が無い。したがって、ホイール11に対してハブダイナモ20を容易に着脱することができる。これにより、ホイール11やタイヤ12を交換する際には、ハブダイナモ20を同時に交換する必要が無く、交換対象のホイール11から取り外したハブダイナモ20を、新たに装着するホイール11に装着すれば良い。このようにして、ハブダイナモ20をホイール11に圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることができる。したがって、ホイール11が樹脂製の場合であっても、ハブダイナモ20を採用することが可能となる。
また、凹部18及び凸部28が、それぞれハブ軸25周りの周方向に等間隔で複数組が設けられている。このような構成によれば、ハブ挿入部15にハブダイナモ20を挿入して装着する際、ハブ挿入部15に対するハブダイナモ20の周方向における向きが限定されることがない。これに対し、凹部18及び凸部28を、ハブ軸25周りの周方向に不等間隔で設けた場合や、周方向に1組のみ設けた場合は、ハブ挿入部15にハブダイナモ20を挿入して装着する際、凹部18と凸部28とが係合するようにハブ挿入部15に対するハブダイナモ20の周方向における向きを調整する必要がある。このようにして、本実施形態の構成によれば、ハブ挿入部15に対するハブダイナモ20の組み付けを容易に行うことができる。
また、凹部18及び凸部28は、ハブ軸25の中心軸O方向に沿って延びている。このような構成によれば、互いに係合する凹部18及び凸部28に沿って、ハブダイナモ20をハブ軸25の中心軸O方向に移動させることで、ハブ挿入部15に対してハブダイナモ20を着脱することができる。ハブ挿入部15にハブダイナモ20を装着した状態で互いに係合する凹部18及び凸部28は、ホイール11の回転方向に直交して延びているので、ハブ挿入部15とハブダイナモ20のハブシェル21とがハブ軸25の中心軸O周りの周方向で、強固に係合される。
また、ハブシェル21の外径寸法は、ハブ挿入部15の内径寸法よりも小さい。このような構成によれば、ハブダイナモ20のハブシェル21を、ハブ挿入部15に圧入することなくハブ挿入部15に挿抜することができる。これにより、ハブダイナモ20をハブ挿入部15に対して容易に着脱することが可能となる。
また、ハブ挿入部15は、位置決め部42として、ハブ挿入部15に挿入されたハブシェル21の一部が突き当たる突き当たり面17Aを有する。このような構成によれば、ハブダイナモ20をホイール11に装着する際、ハブダイナモ20をハブ挿入部15に挿入し、ハブシェル21の一部をハブ挿入部15の突き当たり面17Aに突き当てれば、ハブシェル21のハブ軸25の中心軸O方向における位置を容易に規定することができる。
また、ハブシェル21は、中心軸O方向の一方P側に、径方向外側に延び、ハブ挿入部15の突き当たり面17Aに突き当たるフランジ部27を有する。このような構成によれば、ハブシェル21に設けられたフランジ部27をハブ挿入部15の突き当たり面17Aに突き当てれば、ハブシェル21のハブ軸25の中心軸O方向における位置を容易に規定することができる。
また、拘束部43は、ハブシェル21とハブ挿入部15とを、中心軸O方向の一方P側から締結固定するボルト101を有する。このような構成によれば、ハブ挿入部15に挿入したハブダイナモ20のハブシェル21を、ハブ軸25の中心軸O方向の一方の側からボルト101を締め付けることで固定することができる。ハブ挿入部15に対するハブダイナモ20の挿抜作業も、ハブ軸25の中心軸O方向の一方の側から行われる。このため、ハブ挿入部15に対するハブシェル21の挿抜作業、及びボルト101締付作業は、ハブ挿入部15に対して中心軸O方向の同じ側でから行うことができ、作業性に優れる。
また、ハブダイナモ20は、中心軸O方向において、車体2に設けられた前照灯7が設けられた側と同じ側から、ハブ挿入部15に対して挿抜される。さらに、ハブダイナモ20は、ホイール11の回転にともなって発生した電力を外部に出力する出力端子29を備え、出力端子29は、中心軸O方向において、車体2に設けられた前照灯7が設けられた側と同じ側に設けられている。このような構成によれば、出力端子29と前照灯7とを接続する接続配線(図示無し)を、出力端子29及び前照灯7のそれぞれに接続する作業を、車体2に対してハブ軸25の中心軸O方向の同じ側から行うことができ、作業性に優れる。
また、ハブ挿入部15とハブダイナモ20のハブシェル21とが、樹脂材料により形成されている。このような構成によれば、ハブ挿入部15とハブシェル21との膨張係数が近いので、温度変化等によってハブ挿入部15に対するハブシェル21の挿抜作業がしにくくなるのを抑えることができる。
また、上述したようなハブダイナモ20は、車体2に回転自在に設けられるホイール11の中心部に設けられるハブダイナモ20であって、ホイール11の中心部に設けられた筒状のハブ挿入部15に対し、ハブ挿入部15の中心軸O方向に沿って挿抜可能なハブシェル21を備えている。また、ハブシェル21の内周部に設けられ、永久磁石22mを有するロータ22と、永久磁石22mに対して径方向内側に設けられ、ロータ22の回転により交番電流を出力するコイルを有したステータ23と、ハブシェル21の外周面21fに形成され、ハブ挿入部15の内周面15fに形成される凹部18(ホイール側被係合部)に係合し、ハブシェル21をハブ挿入部15に対してハブ軸25周りの周方向に回転不能に係合する凸部28(ダイナモ側係合部)と、を備える。
このような構成によれば、ハブダイナモ20は、ハブ挿入部15に対してハブ軸25の中心軸O方向に沿って挿抜可能であるので、ハブダイナモ20をハブ挿入部15に圧入する必要が無い。したがって、ホイール11に対してハブダイナモ20を容易に着脱することができる。これにより、ホイール11やタイヤ12を交換する際には、ハブダイナモ20を同時に交換する必要が無く、交換対象のホイール11から取り外したハブダイナモ20を、新たに装着するホイール11に装着すれば良い。このようにして、ハブダイナモ20をホイール11に圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることができる。したがって、ホイール11が樹脂製の場合であっても、ハブダイナモ20を採用することが可能となる。
また、上述したようなハブダイナモ20は、各フランジ部27の周方向に隣り合う凸部28の間で、かつ周方向に等間隔となるように複数の挿通孔27hが形成されている。この挿通孔27hにボルト101を通して、ハブダイナモ20とハブ挿入部15とを締結固定する。
このような構成によれば、ボルト101の周方向で隣り合う凸部28の間とすることにより、凸部28の間の締結固定のためのスペースとして有効活用できる。また、凸部28とボルト101とが径方向で並ぶ場合と比較して、ボルト101(挿通孔27h)の位置を径方向内側に寄せることができるので、この分、フランジ部27を縮径化でき、ハブダイナモ20を小型化できる。
また、上述したようなハブダイナモ付き車輪10の組立方法は、ホイール11の中心部に設けられた筒状のハブ挿入部15に対し、ハブダイナモ20の外周面21fに設けられた凸部28とハブ挿入部15の内周面15fに設けられた凹部18とを係合させながら、ホイール11の中心軸O(回転軸)方向の一方の側からハブダイナモ20を挿入する工程S1と、ハブダイナモ20のハブシェル21に設けられて径方向外側に広がるフランジ部27を、ハブ挿入部15に設けられた突き当たり面17Aに対し、中心軸O方向から突き当てる工程S2と、ハブダイナモ20とハブ挿入部15とをボルト101で締結する工程S3と、を備える。
このような構成によれば、ハブダイナモ20をホイール11に圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることができるハブダイナモ付き車輪10を提供することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかるハブダイナモ付き車輪、ハブダイナモ、ハブダイナモ付き車輪の組立方法の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態においては、上記第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施形態におけるハブダイナモの外観を示す正面図である。
図7に示すように、本実施の形態において、ハブダイナモ付き車輪10Bに設けられるハブダイナモ20Bは、ハブシェル21の外周面21fに、凸部(ハブ側係合部)28Bが設けられている。この凸部28Bは、上記第1の実施形態の凸部28と同様、ハブシェル21の外周面21fから径方向外側に突出している。凸部28Bは、中心軸O周りの周方向において、等間隔に、ハブ挿入部15の内周面15fに形成される凹部(ホイール側被係合部)18B(図2参照)と同数が設けられている。各凸部28Bは、ハブ軸25の中心軸O方向の一方P側から他方Q側に向かって、中心軸Oに対して傾斜して延びたスキュー構造とされている。また、ハブ挿入部15の内周面15fに形成され、凸部28Bが係合する凹部18Bも、凸部28Bと同様、中心軸Oに対して傾斜して延びている。
ここで、凹部18B及び凸部28Bは、車体2が前進する方向にホイール11が回転した場合に、ホイール11とハブダイナモ20Bとの間に生じる相対回転力によって、ハブダイナモ20Bがハブ挿入部15に対して中心軸O方向の他方Q側に変位する方向に傾斜している。本実施形態の場合、凹部18B及び凸部28Bは、中心軸O方向の一方P側から他方Q側に向かって、車体2が前進するときのホイール11の回転方向とは反対方向に捻れるように傾斜している。
このように、上述のハブダイナモ付き車輪10Bは、凹部18B及び凸部28Bが、ハブ軸25の中心軸O方向の一方P側から他方Q側に向かって、中心軸Oに対して傾斜して延びている。このような構成によれば、凹部18B及び凸部28Bを互いに係合させることで、ハブ挿入部15とハブダイナモ20のハブシェル21とをハブ軸25周りに回転不能に係合することができる。凹部18B及び凸部28Bは、ハブ軸25の中心軸Oに対して傾斜したスキュー構造となっている。これにより、特定の方向にホイール11が回転したときに、ホイール11とハブダイナモ20との相対回転力によって、ハブダイナモ20がハブ挿入部15から抜ける方向に回転するのを防ぐことができる。
さらに、本実施形態においては、車体2が前進する方向にホイール11が回転した場合に、ホイール11とハブダイナモ20との間に生じる相対回転力によって、ハブダイナモ20がハブ挿入部15に対して中心軸O方向の他方の側に変位する方向に、凹部18B及び凸部28Bが傾斜している。このような構成によれば、車体2が前進する方向にホイール11が回転した場合に、ホイール11とハブダイナモ20との間に生じる相対回転力によって、ハブダイナモ20がハブ挿入部15から抜ける方向に回転するのを防ぐことができる。
また、このようなハブダイナモ付き車輪10Bにおいても、上記第1の実施形態と同様、ハブダイナモ20をホイール11に圧入する構成を廃し、メンテナンス費用の低減を図ることができる。したがって、ホイール11が樹脂製の場合であっても、ハブダイナモ20を採用することが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上述の各実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上記実施形態において、ハブ挿入部15の内周面15fに凹部18を形成し、ハブシェル21の外周面21fに凸部28を形成するようにしたが、これに限らない。ハブ挿入部15の内周面15fに凸部28を形成し、ハブシェル21の外周面21fに凹部18を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、拘束部103は、ハブダイナモ20を、ボルト101とボルト102とで、ハブ挿入部15に締結固定するようにしたが、これに限らない。例えば、ボルト102による締結は、省略することも可能である。
また、上記実施形態において、位置決め部42は、ハブダイナモ20のフランジ部27と、ハブシェル21のエンドプレート21bとを、ハブ挿入部15の突き当たり面17A、17Bに突き当てることで、ハブダイナモ20の中心軸O方向の位置を規定するようにしたが、これに限らない。フランジ部27と突き当たり面17A、及びエンドプレート21bと突き当たり面17Bのいずれか一方のみを互いに突き当てることで、ハブダイナモ20の中心軸O方向の位置を規定するようにしてもよい。
また、ハブダイナモ20、20Bのロータ22やステータ23等の内部構成については、適宜変更してもよい。
さらに、ハブダイナモ20で発生した電力の供給先については、前照灯7に限らず、他の用途であってもよい。
また、上記実施形態では、ハブダイナモ付き車輪10、10Bを、自転車1に適用するようにしたが、これに限らない。上記と同様のハブダイナモ付き車輪10、10Bは、自転車1以外の、三輪車、車椅子、手押し車等の他の車両の車輪にも適用可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1…自転車、2…車体、7…前照灯、10…ハブダイナモ付き車輪、10B…ハブダイナモ付き車輪、11…ホイール、12…タイヤ、13…リム、14…スポーク、15…ハブ挿入部、15f…内周面、17A、17B…突き当たり面、18、18B…凹部(ホイール側被係合部)、20、20B…ハブダイナモ、21…ハブシェル、21f…外周面、22…ロータ、22m…永久磁石、23…ステータ、23c…コイル、25…ハブ軸、27…フランジ部、28、28B…凸部(ハブ側係合部)、29…出力端子、41…周方向係合部、42…位置決め部、43…拘束部、101…ボルト(締結ボルト)、102…ボルト、O…中心軸、S1…工程、S2…工程、S3…工程
また、本発明のハブダイナモは、車体に回転自在に設けられるホイールの中心部に設けられるハブダイナモであって、前記ホイールの中心部に設けられた筒状のハブ挿入部に対し、前記ハブ挿入部の中心軸方向に沿って挿抜可能なハブシェルと、前記ハブシェルの内周部に設けられ、永久磁石を有するロータと、前記永久磁石に対して径方向内側に設けられ、前記ロータの回転により交番電流を出力するコイルを有したステータと、前記ハブシェルの外周面に形成され、前記ハブ挿入部の内周面に形成されるホイール側被係合部に係合し、前記ハブシェルを前記ハブ挿入部に対して前記中心軸周りの周方向に回転不能に係合するハブ側係合部と、を備えることを特徴とする。
また、上述したようなハブダイナモ20は、車体2に回転自在に設けられるホイール11の中心部に設けられるハブダイナモ20であって、ホイール11の中心部に設けられた筒状のハブ挿入部15に対し、ハブ挿入部15の中心軸O方向に沿って挿抜可能なハブシェル21を備えている。また、ハブシェル21の内周部に設けられ、永久磁石22mを有するロータ22と、永久磁石22mに対して径方向内側に設けられ、ロータ22の回転により交番電流を出力するコイルを有したステータ23と、ハブシェル21の外周面21fに形成され、ハブ挿入部15の内周面15fに形成される凹部18(ホイール側被係合部)に係合し、ハブシェル21をハブ挿入部15に対してハブ軸25周りの周方向に回転不能に係合する凸部28(ハブ側係合部)と、を備える。

Claims (15)

  1. 車体に固定されるハブ軸周りに回転自在に設けられるホイールと、
    前記ホイールの中心部に設けられ、前記ホイールの回転にともなって電力を発生するハブダイナモと、を備え、
    前記ホイールに設けられて前記ハブダイナモを収容し、前記ハブ軸の中心軸方向の一方側からのみ前記ハブダイナモが挿抜可能とされたハブ挿入部と、
    前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブダイナモのハブシェルの外周面の一方に形成された凹部、及び前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブシェルの外周面の他方に形成された凸部を有し、前記凹部と前記凸部とが係合することで前記ハブ挿入部と前記ハブシェルとを前記ハブ軸周りの周方向に回転不能に係合する周方向係合部と、
    前記ハブ挿入部に挿入された前記ハブシェルの前記ハブ軸の中心軸方向における位置を規定する位置決め部と、
    前記ハブ挿入部に挿入された前記ハブシェルが前記中心軸方向に移動するのを拘束する拘束部と、
    を備えることを特徴とするハブダイナモ付き車輪。
  2. 前記凹部及び前記凸部は、それぞれ前記ハブ軸周りの周方向に等間隔で複数組が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハブダイナモ付き車輪。
  3. 前記凹部及び前記凸部は、前記ハブ軸の中心軸方向に沿って延びている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハブダイナモ付き車輪。
  4. 前記凹部及び前記凸部は、前記中心軸に対して傾斜して延びている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のハブダイナモ付き車輪。
  5. 前記車体が前進する方向に前記ホイールが回転した場合に、前記ホイールと前記ハブダイナモとの間に生じる相対回転力によって、前記ハブダイナモが前記ハブ挿入部に対して前記中心軸方向の他方の側に変位する方向に、前記凹部及び前記凸部が傾斜している
    ことを特徴とする請求項4に記載のハブダイナモ付き車輪。
  6. 前記ハブシェルの外径寸法は、前記ハブ挿入部の内径寸法よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のハブダイナモ付き車輪。
  7. 前記ハブ挿入部は、前記位置決め部として、前記ハブ挿入部に挿入された前記ハブシェルの一部が突き当たる突き当たり面を有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のハブダイナモ付き車輪。
  8. 前記ハブシェルは、前記中心軸方向の一方側に、径方向外側に延び、前記ハブ挿入部の前記突き当たり面に突き当たるフランジ部を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載のハブダイナモ付き車輪。
  9. 前記拘束部は、前記ハブシェルと前記ハブ挿入部とを、前記中心軸方向の一方側から締結固定するボルトを有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のハブダイナモ付き車輪。
  10. 前記ボルトは、周方向で隣り合う前記凹部の間、及び前記凸部の間のいずれかの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項9に記載のハブダイナモ付き車輪。
  11. 前記ハブダイナモは、前記中心軸方向において、前記車体に設けられた前照灯が設けられた側と同じ側から、前記ハブ挿入部に対して挿抜される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のハブダイナモ付き車輪。
  12. 前記ハブダイナモは、前記ホイールの回転にともなって発生した電力を外部に出力する出力端子を備え、
    前記出力端子は、前記中心軸方向において、前記車体に設けられた前照灯が設けられた側と同じ側に設けられている
    ことを特徴とする請求項11に記載のハブダイナモ付き車輪。
  13. 前記ハブ挿入部と前記ハブダイナモの前記ハブシェルとが、樹脂材料により形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載のハブダイナモ付き車輪。
  14. 車体に回転自在に設けられるホイールの中心部に設けられるハブダイナモであって、
    前記ホイールの中心部に設けられた筒状のハブ挿入部に対し、前記ハブ挿入部の中心軸方向に沿って挿抜可能なハブシェルと、
    前記ハブシェルの内周部に設けられ、永久磁石を有するロータと、
    前記永久磁石に対して径方向内側に設けられ、前記ロータの回転により交番電流を出力するコイルを有したステータと、
    前記ハブシェルの外周面に形成され、前記ハブ挿入部の内周面に形成されるホイール側被係合部に係合し、前記ハブシェルを前記ハブ挿入部に対して前記ハブ軸周りの周方向に回転不能に係合するダイナモ側係合部と、
    を備えることを特徴とするハブダイナモ。
  15. 請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載のハブダイナモ付き車輪の組立方法であって、
    ホイールの中心部に設けられた筒状のハブ挿入部に対し、前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブダイナモの外周面の一方に設けられた凸部と前記ハブ挿入部の内周面及び前記ハブダイナモの外周面の他方に設けられた凹部とを係合させながら、前記ホイールの回転軸方向の一方の側からハブダイナモを挿入する工程と、
    前記ハブダイナモのハブシェルに設けられて径方向外側に広がるフランジ部を、前記ハブ挿入部に設けられた突き当たり面に対し、前記回転軸方向から突き当てる工程と、
    前記ハブダイナモの前記フランジ部と、前記ハブ挿入部の突き当たり面とを締結ボルトで締結する工程と、
    を備えることを特徴とするハブダイナモ付き車輪の組立方法。
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