JPH0425361Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0425361Y2 JPH0425361Y2 JP1983108633U JP10863383U JPH0425361Y2 JP H0425361 Y2 JPH0425361 Y2 JP H0425361Y2 JP 1983108633 U JP1983108633 U JP 1983108633U JP 10863383 U JP10863383 U JP 10863383U JP H0425361 Y2 JPH0425361 Y2 JP H0425361Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- wheel hub
- mounting seat
- brake disc
- boss tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動2輪車の中空ホイールハブに関す
るもので、軽量化の効果が大きく、しかも内部に
水が溜らず、さらに剛性の高いホイールハブを提
供することを目的としている。
るもので、軽量化の効果が大きく、しかも内部に
水が溜らず、さらに剛性の高いホイールハブを提
供することを目的としている。
従来、軸に支持される内周ボス筒とそれより半
径方向の隙間をへだてて同芯上に配置された外周
ボス筒と、両者の端縁間をつなぐ放射状リブとか
らなる中空ホイールハブにおいて、外周ボス筒の
両端部にブレーキデイスク取付座を設けたものは
既に提案されている(特開昭58−12801号)。
径方向の隙間をへだてて同芯上に配置された外周
ボス筒と、両者の端縁間をつなぐ放射状リブとか
らなる中空ホイールハブにおいて、外周ボス筒の
両端部にブレーキデイスク取付座を設けたものは
既に提案されている(特開昭58−12801号)。
ところがその場合は、外周ボス筒の断面形状が
内周ボス筒側へ開いた凹状の皿形であるため、ブ
レーキデイスクに作用する制動トルクに対しある
程度剛性を高めることはできるが、隣接リブ間に
窓孔ができるためリブの数を増すと重量増とな
る。また、皿形断面の底部にはスポークのホイー
ル中心側端部が接続する面積が必要となるため大
きい水抜孔を設けることはできず、水抜孔により
軽量化を図ることも困難である。
内周ボス筒側へ開いた凹状の皿形であるため、ブ
レーキデイスクに作用する制動トルクに対しある
程度剛性を高めることはできるが、隣接リブ間に
窓孔ができるためリブの数を増すと重量増とな
る。また、皿形断面の底部にはスポークのホイー
ル中心側端部が接続する面積が必要となるため大
きい水抜孔を設けることはできず、水抜孔により
軽量化を図ることも困難である。
本考案は内周ボス筒と外周ボス筒を1対の側壁
により接続して矩形断面形状の環状空間を形成し
て剛性を高め、側壁外周部に設けたブレーキデイ
スク取付座を避けて、側壁外周部に円弧状の水抜
孔を形成することにより、剛性を維持しつつ効果
的に軽量化が図れるようにしたもので、次に図面
により説明する。
により接続して矩形断面形状の環状空間を形成し
て剛性を高め、側壁外周部に設けたブレーキデイ
スク取付座を避けて、側壁外周部に円弧状の水抜
孔を形成することにより、剛性を維持しつつ効果
的に軽量化が図れるようにしたもので、次に図面
により説明する。
縦断面図を示す第1図において、ホイールハブ
1は内周ボス筒2と、外周ボス筒3と、1対の側
壁4,4により矩形断面形状の環状空間5を備え
ており、内周ボス筒2は両端のベアリング受座6
に装着されるベアリング(図示せず)を介して軸
上に回転自在に指示される部分である。図示の実
施例において、外周ボス筒3の外周面からスポー
ク部7が一体に、且つ放射状に突出し、スポーク
部7の先端は図示されていないリムに接続され
る。
1は内周ボス筒2と、外周ボス筒3と、1対の側
壁4,4により矩形断面形状の環状空間5を備え
ており、内周ボス筒2は両端のベアリング受座6
に装着されるベアリング(図示せず)を介して軸
上に回転自在に指示される部分である。図示の実
施例において、外周ボス筒3の外周面からスポー
ク部7が一体に、且つ放射状に突出し、スポーク
部7の先端は図示されていないリムに接続され
る。
側壁4の一部には放射状のリブ9が一体に設け
てあり、このリブ9と連続するように側壁4の外
周部には円周上等間隔にブレーキデイスク取付座
10が設けてある。11はブレーキデイスク取付
用のねじ孔である。ブレーキデイスク取付座10
はねじ孔11を囲む略円形部分10aと、隣接取
付座10,10間をつなぐ幅の狭い環状部分10
b(第2図)を備え、環状部分10bの内周には
環状の位置決め突起12が設けてある。ブレーキ
デイスク13は突起12に対しいんろう形式に嵌
合し、取付座10にその全面にわたり密着した状
態で、ボルト14により取付座10に締着される
ようになつている。
てあり、このリブ9と連続するように側壁4の外
周部には円周上等間隔にブレーキデイスク取付座
10が設けてある。11はブレーキデイスク取付
用のねじ孔である。ブレーキデイスク取付座10
はねじ孔11を囲む略円形部分10aと、隣接取
付座10,10間をつなぐ幅の狭い環状部分10
b(第2図)を備え、環状部分10bの内周には
環状の位置決め突起12が設けてある。ブレーキ
デイスク13は突起12に対しいんろう形式に嵌
合し、取付座10にその全面にわたり密着した状
態で、ボルト14により取付座10に締着される
ようになつている。
隣接したブレーキデイスク取付座10,10間
の側壁外周部、即ち突起12の外側の側壁部分に
は円弧状の水抜孔15が形成されており、この水
抜孔15の外縁は環状空間5の最大外径部と略同
一半径位置を占めている。従つて環状空間5内に
侵入した水は、水抜孔15から円滑に排出され
る。
の側壁外周部、即ち突起12の外側の側壁部分に
は円弧状の水抜孔15が形成されており、この水
抜孔15の外縁は環状空間5の最大外径部と略同
一半径位置を占めている。従つて環状空間5内に
侵入した水は、水抜孔15から円滑に排出され
る。
以上説明したように本考案においては、両端部
よりベアリング受座6が延長突出した内周ボス筒
2と放射状スポーク部7のホイール中心側端部が
接続する外周ボス筒3と1対の環状の側壁4,4
により囲まれた矩形断面形状の環状空間5を一体
に形成し、上記側壁4の外周部寄りの外側面から
突出した円筒状の位置決め突起12と、この位置
決め突起12の外周面複数箇所と接続しホイール
ハブの中心線と平行なねじ孔11を持ち且つ上記
中心線方向に突出したブレーキデイスク取付座1
0と、この取付座10とベアリング受座6をつな
ぐ放射状リブ9とを共に側壁4と一体に設けると
共に、隣接した取付座10,10間の側壁外周部
に円弧状の水抜孔15を形成したことを特徴とし
ているので、次のような効果を期待することがで
きる。
よりベアリング受座6が延長突出した内周ボス筒
2と放射状スポーク部7のホイール中心側端部が
接続する外周ボス筒3と1対の環状の側壁4,4
により囲まれた矩形断面形状の環状空間5を一体
に形成し、上記側壁4の外周部寄りの外側面から
突出した円筒状の位置決め突起12と、この位置
決め突起12の外周面複数箇所と接続しホイール
ハブの中心線と平行なねじ孔11を持ち且つ上記
中心線方向に突出したブレーキデイスク取付座1
0と、この取付座10とベアリング受座6をつな
ぐ放射状リブ9とを共に側壁4と一体に設けると
共に、隣接した取付座10,10間の側壁外周部
に円弧状の水抜孔15を形成したことを特徴とし
ているので、次のような効果を期待することがで
きる。
(1) 内周ボス筒2と外周ボス筒3と側壁4により
四方が囲まれた環状空間5を形成しているの
で、ホイールハブ1の剛性が高まり、ブレーキ
デイスク13に過大な制動力が作用した時に
も、変形したり振動したりする恐れがなく、安
定した制動性能が得られる。
四方が囲まれた環状空間5を形成しているの
で、ホイールハブ1の剛性が高まり、ブレーキ
デイスク13に過大な制動力が作用した時に
も、変形したり振動したりする恐れがなく、安
定した制動性能が得られる。
(2) 水抜孔15は側壁4の外周部に配置されてお
り、しかも隣接したブレーキデイスク取付座1
0,10間の部分のみにあるため、ホイールハ
ブ1の剛性を損なうことなく、しかも効果的に
軽量化を図ることができる。
り、しかも隣接したブレーキデイスク取付座1
0,10間の部分のみにあるため、ホイールハ
ブ1の剛性を損なうことなく、しかも効果的に
軽量化を図ることができる。
(3) 水抜孔15が側壁外周部の広い範囲にわたり
設けられるため、空間5内に水が溜まる恐れが
なく、発進時に飛散してライダーにかかる等の
不具合も生じない。
設けられるため、空間5内に水が溜まる恐れが
なく、発進時に飛散してライダーにかかる等の
不具合も生じない。
(4) 更に本考案によると、内周ボス筒2と外周ボ
ス筒3は1対の側壁4,4で接続され、水抜孔
15より中心側の筒状の位置決め突起12の外
周面複数箇所に側壁4と一体にブレーキデイス
ク取付座10が形成されしかも円板状のおいて
側壁4外側面のリブ9とブレーキデイスク取付
座10が一体化しているので、隣接したリブ
9,9間には窓孔が一切形成されず、側壁4、
側壁4とリブ9の一体構造物がブレーキデイス
ク取付座10を内周ボス筒2と外周ボス筒3に
接続する形になり、ホイールハブ1が実質的な
強度を保持した中空構造となる。
ス筒3は1対の側壁4,4で接続され、水抜孔
15より中心側の筒状の位置決め突起12の外
周面複数箇所に側壁4と一体にブレーキデイス
ク取付座10が形成されしかも円板状のおいて
側壁4外側面のリブ9とブレーキデイスク取付
座10が一体化しているので、隣接したリブ
9,9間には窓孔が一切形成されず、側壁4、
側壁4とリブ9の一体構造物がブレーキデイス
ク取付座10を内周ボス筒2と外周ボス筒3に
接続する形になり、ホイールハブ1が実質的な
強度を保持した中空構造となる。
第1図は縦断面図、第2図は第1図の−矢
視側面図である。 1……ホイールハブ、2……内周ボス筒、3…
…外周ボス筒、4……側壁、5……環状空間、1
0……ブレーキデイスク取付座、11……ねじ
孔、15……水抜孔。
視側面図である。 1……ホイールハブ、2……内周ボス筒、3…
…外周ボス筒、4……側壁、5……環状空間、1
0……ブレーキデイスク取付座、11……ねじ
孔、15……水抜孔。
Claims (1)
- 両端部よりベアリング受座6が延長突出した内
周ボス筒2と放射状スポーク部7のホイール中心
側端部が接続する外周ボス筒3と1対の環状の側
壁4,4により囲まれた矩形断面形状の環状空間
5を一体に形成し、上記側壁4の外周部寄りの外
側面から突出した円筒状の位置決め突起12と、
この位置決め突起12の外周面複数箇所と接続し
ホイールハブの中心線と平行なねじ孔11を持ち
且つ上記中心線方向に突出したブレーキデイスク
取付座10と、この取付座10とベアリング受座
6をつなぐ放射状リブ9とを共に側壁4と一体に
設けると共に、隣接した取付座10,10間の側
壁外周部に円弧状の水抜孔15を形成したことを
特徴とする自動2輪車の中空ホイールハブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10863383U JPS6015002U (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 自動2輪車の中空ホイ−ルハブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10863383U JPS6015002U (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 自動2輪車の中空ホイ−ルハブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6015002U JPS6015002U (ja) | 1985-02-01 |
JPH0425361Y2 true JPH0425361Y2 (ja) | 1992-06-17 |
Family
ID=30253370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10863383U Granted JPS6015002U (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 自動2輪車の中空ホイ−ルハブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6015002U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2515889Y2 (ja) * | 1990-10-03 | 1996-10-30 | 大阪グリップ化工 株式会社 | 自転車用車輪 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812801A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-25 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車用ホイ−ル |
JPS5844540B2 (ja) * | 1976-11-25 | 1983-10-04 | 伊藤 昭夫 | 被収納物の保持構造を有する収納箱 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844540U (ja) * | 1981-09-19 | 1983-03-25 | 本田技研工業株式会社 | 車輌用デイスクブレ−キ装置 |
-
1983
- 1983-07-12 JP JP10863383U patent/JPS6015002U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844540B2 (ja) * | 1976-11-25 | 1983-10-04 | 伊藤 昭夫 | 被収納物の保持構造を有する収納箱 |
JPS5812801A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-25 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車用ホイ−ル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6015002U (ja) | 1985-02-01 |
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