JPH1131909A - 移動体通信機 - Google Patents

移動体通信機

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Publication number
JPH1131909A
JPH1131909A JP10104528A JP10452898A JPH1131909A JP H1131909 A JPH1131909 A JP H1131909A JP 10104528 A JP10104528 A JP 10104528A JP 10452898 A JP10452898 A JP 10452898A JP H1131909 A JPH1131909 A JP H1131909A
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JP
Japan
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circuit board
chip antenna
main surface
communication device
mobile communication
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Pending
Application number
JP10104528A
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English (en)
Inventor
Takeshi Suesada
剛 末定
Yuujirou Dakeya
雄治郎 嵩谷
Seiji Kaminami
誠治 神波
Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/078,079 priority patent/US6031731A/en
Publication of JPH1131909A publication Critical patent/JPH1131909A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
    • H01Q19/10Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using reflecting surfaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信電波が把持している人の影響を受けるこ
とを防止することができる小型の移動体通信機を提供す
る 【解決手段】 携帯電話器10は、強化プラスチックな
どの枠体11a〜11fからなる筺体11と、無指向性
のチップアンテナ12と、チップアンテナ12を一方主
面13aに実装する回路基板13と、チップアンテナ1
2の送信出力を減衰させる手段であり、銅板などからな
る反射板14とで構成される。筐体11を構成する枠体
11eは、受話器15、送話器16及びダイヤルキー1
7を備える。また、チップアンテナ12は、回路基板1
3の一方主面13a上に配置された携帯電話器10のR
F部18と回路基板13の一方主面13a上の伝送線路
(図示せず)などにて電気的に接続される。さらに、反
射板14は、回路基板13と枠体11eとの間に、回路
基板13の一方主面13aと空間をおいて対向して配置
されるとともに、短絡板14aにより、回路基板13の
一方主面13a上に設けられたグランドパターン19と
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信用、ロ
ーカルエリアネットワーク用などに用いられるチップア
ンテナを内蔵した移動体通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体通信機、例えば、携帯電話
器50は、図10に示すように、無指向性のチップアン
テナ51を一方主面53aに実装し、他方主面53bに
グランドパターン52を備えた回路基板53を筐体54
の内部に配置したものであり、チップアンテナ51より
電波を受信している。この際、チップアンテナ51は、
回路基板53の一方主面53a上に配置された携帯電話
器50のRF部55と回路基板53上の伝送線路(図示
せず)などにて電気的に接続される。また、チップアン
テナ51の帯域幅は、チップアンテナ51と回路基板5
3の他方主面53bに備えられたグランドパターン52
との間に発生する浮遊容量により決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の移動体通信機である携帯電話器においては、チップア
ンテナの指向性が無指向性のため、使用時に、送信電波
が携帯電話器を把持している人の影響を受け、アンテナ
特性が劣化するという問題を解決するために、回路基板
の他方主面、すなわちチップアンテナが実装されていな
い主面にグランドパターンを備えている。
【0004】しかしながら、チップアンテナの帯域を広
くするために、チップアンテナと回路基板の他方主面に
備えられたグランドパターンとの間に発生する浮遊容量
を大きくしようとすると、グランドパターンが大きくな
り、それに伴ない回路基板も大きくなり、その結果、携
帯電話器が大型化するという問題があった。
【0005】また、回路基板の一方主面に、携帯電話器
のRF部が実装されるため、回路基板の他方主面におい
て、グランドパターンの形成位置が制限されるという問
題もあった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、広帯域化が実現できる小型の
移動体通信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、無指向性のチップアンテナを回路基板
に実装し、枠体で構成された筐体内に収納するととも
に、前記回路基板と前記枠体との間に、前記回路基板の
一方主面と空間をおいて対向して配置されるとともに、
前記回路基板上のグランドパターンに接続された反射板
を設けることを特徴とする。
【0008】また、前記チップアンテナが、前記回路基
板の一方主面に実装されることを特徴とする。
【0009】また、前記チップアンテナが、前記回路基
板の他方主面に実装されることを特徴とする。
【0010】また、前記チップアンテナが、誘電材料及
び磁性材料の少なくとも一方からなる基体と、該基体の
表面及び内部の少なくとも一方に形成された少なくとも
1つの導体と、該導体に電圧を印加するために、前記基
体表面に設けられた少なくとも1つの給電用端子を備え
ることを特徴とする。
【0011】本発明の移動体通信機によれば、回路基板
と、無指向性のチップアンテナを収納する筐体を構成す
る枠体との間に、回路基板上のグランドパターンに接続
された反射板を設けるため、反射板の反射効果により、
反射板が設けられた方向とは反対の方向へ、確実に、チ
ップアンテナの送信出力を反射させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明による移動体通信機
として、例えば、携帯電話器を例にとり、図面を参照し
て説明する。
【0013】図1及び図2に、本発明の移動体通信機に
係る第1の実施例の一部透視正面図及び一部透視側面図
を示す。図1及び図2において、携帯電話器10は、強
化プラスチックなどの枠体11a〜11fからなる筺体
11と、無指向性のチップアンテナ12と、チップアン
テナ12を一方主面13aに実装する回路基板13と、
チップアンテナ12の送信出力を減衰させる手段であ
り、銅板などからなる反射板14とで構成される。
【0014】筐体11を構成する枠体11eは、受話器
15、送話器16及びダイヤルキー17を備える。ま
た、チップアンテナ12は、回路基板13の一方主面1
3a上に配置された携帯電話器10のRF部18と回路
基板13の一方主面13a上の伝送線路(図示せず)な
どにて電気的に接続される。
【0015】さらに、反射板14は、回路基板13と枠
体11eとの間に、回路基板13の一方主面13aと空
間をおいて対向して配置されるとともに、短絡板14a
により、回路基板13の一方主面13a上に設けられた
グランドパターン19と接続される。
【0016】一般的に、携帯電話器10の広帯域化を実
現するには、チップアンテナ12と回路基板13の一方
主面13a上のグランドパターン19との間の容量を大
きくする必要があるが、図1の携帯電話器10の構造で
は、回路基板13と回路基板の一方主面13a上のグラ
ンドパターン19に接続された反射板14とを空間をお
いて対向して配置しているため、回路基板13を大きく
することなく、反射板14のみを大きくすることで、チ
ップアンテナ12と回路基板13の一方主面13a上の
グランドパターン19との間の容量を大きくすることが
でき、その結果として、携帯電話器10の小型化及び広
帯域化が可能となる。
【0017】チップアンテナ12は、例えば、図3及び
図4に示すように、直方体状の基体1の内部に、基体1
の長手方向に螺旋状に巻回される導体2を備えれなる。
ここで、基体1は、酸化バリウム、酸化アルミニウム、
シリカを主成分とする誘電材料からなる矩形状のシート
層3a〜3cを積層してなる。
【0018】このうち、シート層3b,3cの表面に
は、印刷、蒸着、貼り合わせ、あるいはメッキによっ
て、銅あるいは銅合金よりなり、略L字状あるいは略直
線状をなす導電パターン4a〜4hが設けられる。
【0019】また、シート層3b,3cの所定の位置
(導電パターン4e〜4gの両端、導電パターン4hの
一端)には、厚み方向にビアホール5が設けられる。
【0020】そして、シート層3a〜3dを積層焼結
し、導電パターン4a〜4hをビアホール5で接続する
ことにより、基体1の内部で、基体1の長手方向に、螺
旋状に巻回される導体2が形成される。
【0021】この際、導体2の一端(導電パターン4a
の一端)は、基体1の端面に引き出され、導体2に電圧
を印加するために基体1の表面に設けられた給電用端子
6に接続される。また、導体2の他端(導電パターン4
hの他端)は、基体1の内部において自由端7を形成す
る。
【0022】図5及び図6に、図3のチップアンテナ1
2の変形例の透視斜視図を示す。図5のチップアンテナ
12aは、直方体状の基体1aと、基体1aの表面に沿
って、基体1aの長手方向に螺旋状に巻回される導体2
aと、基体1aの表面に、導体2aに電圧を印加するた
めの給電用端子6aとを備える。この際、導体2aの一
端は、基体1aの表面において、給電用端子6aに接続
される。また、導体2aの他端は、基体1aの表面にお
いて自由端7aを形成する。この場合には、導体2aを
基体1aの表面に螺旋状にスクリーン印刷等で簡単に形
成できるため、チップアンテナ12aの製造工程が簡略
化できる。
【0023】図6のチップアンテナ12bは、直方体状
の基体1bと、基体1bの表面(一方主面)に、ミアン
ダ状に形成される導体2bと、基体1bの表面に、導体
2bに電圧を印加するための給電用端子6bとを備え
る。この際、導体2bの一端は、基体1bの表面におい
て給電用端子6bに接続される。また、導体2bの他端
は、基体1bの表面において自由端7bを形成する。こ
の場合には、ミアンダ状の導体2bを基体1bの一方主
面にのみ形成するため、基体1bの低背化が可能とな
り、それにともないチップアンテナ12bの低背化も可
能となる。なお、ミアンダ状の導体2bは、基体1bの
内部に形成されていてもよい。
【0024】図7に、本発明の移動体通信機に係る第2
の実施例の一部透視側面図を示す。携帯電話器20は、
第1の実施例の携帯電話器10と比較して、チップアン
テナ12が回路基板13の他方主面13bに実装される
点で異なる。
【0025】図8に、第1及び第2の実施例の携帯電話
器10,20(図1、図7)と反射板を設けていない携
帯電話器とにおいて、A方向から携帯電話器を把持する
人が接近しない場合のアンテナ利得を比較した結果を示
す。なお、図8中において、実線は第1及び第2の実施
例の携帯電話器10,20のアンテナ利得、破線は反射
板を設けていない携帯電話器のアンテナ利得を示す。ま
た、x,y,z方向及びA,B方向は、図2、図7に示
したx,y,z方向及びA,B方向に相当する。
【0026】この結果から、第1及び第2の実施例の携
帯電話器10,20の場合には、反射板を設けていない
携帯電話器の場合と比較して、反射板14を設けている
側(A方向)のアンテナ利得が明らかに減少し、その反
対方向(B方向)のアンテナ利得が向上していることが
わかる。
【0027】これは、反射板14の反射効果により、反
射板14が設けられた方向とは反対の方向、すなわちB
方向へ、確実に、チップアンテナ12の送信出力が反射
しているためである。
【0028】図9に、第1及び第2の実施例の携帯電話
器10(図1、図7)及び反射板を設けていない携帯電
話器において、A方向から携帯電話器を把持する人が接
近した場合のアンテナ利得を比較した結果を示す。な
お、図9中において、実線は第1及び第2の実施例の携
帯電話器10,20のアンテナ利得、破線は反射板を設
けていない携帯電話器のアンテナ利得を示す。また、
x,y,z方向及びA,B方向は、図2、図7に示した
x,y,z方向及びA,B方向に相当する。
【0029】この結果から、反射板を設けていない携帯
電話器の場合には、A方向から接近した携帯電話器を把
持する人が、B方向のアンテナ利得にも影響を与え、全
周方向のアンテナ利得が劣化していることがわかる。
【0030】一方、反射板を設ける第1及び第2の実施
例の携帯電話器10,20の場合には、B方向のアンテ
ナ利得はほとんど劣化せず、A方向から接近した携帯電
話器を把持する人の影響を受けていないことがわかる。
【0031】このように、携帯電話器を把持する人が近
づくとアンテナ利得が劣化する原因は、携帯電話器を把
持する人により、その近辺の電磁波が乱れるためであ
る。しかしながら、反射板を設けている第1及び第2の
実施例の携帯電話器の場合には、反射板の反射効果によ
り、反射板を設けている方向へ送信電波がほとんど出力
されないため、携帯電話器を把持する人が近づいても電
磁波は乱れない。
【0032】この結果からも、携帯電話器を把持する人
の側に反射板を設ければ、使用時に、送信電波が携帯電
話器を把持している人の影響を受けにくくなるというこ
とがわかる。
【0033】以上のように、第1及び第2の実施例で
は、その一方主面あるいは他方主面にチップアンテナを
実装し、その一方主面にグランドパターンを形成する回
路基板の一方主面と、回路基板上のグランドパターンに
接続される反射板とを空間をおいて対向して配置してい
るため、チップアンテナの実装位置、グランドパターン
の形成位置についての制限が軽減され、その結果、筐体
内の部品位置や回路設計の自由度を大幅に向上すること
ができる。
【0034】さらに、広帯域化を実現する際に、グラン
ドパターンが形成された回路基板を大きくする必要がな
い。したがって、広帯域が可能な小型の携帯電話器を実
現することができる。
【0035】また、回路基板と、無指向性のチップアン
テナを収納する筐体を構成する枠体との間に、回路基板
上のグランドパターンに接続された反射板を設けるた
め、反射板の反射効果により、反射板が設けられた方向
とは反対の方向へ、確実にチップアンテナの送信出力を
反射させることができる。したがって、移動体通信機に
特定方向の指向性を持たせることが可能となる。
【0036】その結果として、携帯電話器を把持する人
の側に、反射板を設けると、携帯電話器を把持する人の
影響による送受信時のアンテナ特性の劣化を軽減するこ
とが可能となる。
【0037】さらに、チップアンテナが、酸化バリウ
ム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする直方体状
の基体を備えていることで、伝搬速度が遅くなり、波長
短縮が生じるため、基体の比誘電率をεとすると、実効
線路長はε1/2倍になり、従来の線状アンテナの実効線
路長と比較して長くなる。したがって、電流分布の領域
が増えるため、放射する電波の量が多くなり、チップア
ンテナの利得を向上させることができる。逆に、アンテ
ナの利得が同一の場合には、チップアンテナが小型化
し、その結果として、そのチップアンテナを搭載する携
帯電話器を小型化することができる。
【0038】なお、上述の第1及び第2の実施例におい
ては、チップアンテナを構成する基体が、酸化バリウ
ム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする誘電材料
により構成される場合について説明したが、基体として
はこの誘電材料に限定されるものではなく、酸化チタ
ン、酸化ネオジウムを主成分とする誘電材料、ニッケ
ル、コバルト、鉄を主成分とする磁性材料、あるいは誘
電材料と磁性材料の組み合わせでもよい。
【0039】また、チップアンテナとして、導体が1本
の場合について説明したが、それぞれが平行に配置され
た複数本の導体を用いてチップアンテナを構成してもよ
い。この場合には、導体の本数に応じて複数の共振周波
数を有することが可能となり、1つのアンテナでマルチ
バンドに対応することが可能となる。
【0040】さらに、チップアンテナの基体の内部ある
いは表面に導体を形成する場合について説明したが、基
体の表面及び内部の両方に導体を形成してもよい。
【0041】また、反射板は、回路基板と、無指向性の
チップアンテナの送信出力を反射させたい方向に位置す
る枠体との間に設けられていれば、何れの箇所に設けら
れていてもよい。
【0042】さらに、反射板として銅板を用いる場合に
ついて説明したが、プリント基板、セラミック基板など
に、蒸着、メッキなどにより導体を、プリント基板上、
セラミック基板上などに形成したものを用いた場合でも
同様の効果が得られる。
【0043】また、反射板が筐体を構成する枠体と別体
になっている場合について説明したが、反射板が筐体を
構成する枠体に直接貼り付けられたシート状の導体、あ
るいは蒸着、メッキなどにより形成された膜を筐体に直
接形成した導体からなり、その反射板が短絡板により、
回路基板の一方主面上に設けられたグランドパターンと
接続されていてもよい。この場合には、反射板を筐体を
構成する枠体に直接貼り付けているため、筐体の厚みを
薄くすることができ、その結果、移動体通信機自身の薄
型化が可能となる。
【0044】
【発明の効果】本発明の移動体通信機によれば、その主
面にチップアンテナを実装し、その一方主面にグランド
パターンを形成する回路基板の一方主面と、回路基板上
のグランドパターンに接続される反射板とを空間をおい
て対向して配置しているため、チップアンテナの実装位
置、グランドパターンの形成位置についての制限が軽減
され、その結果、筐体内の部品位置や回路設計の自由度
を大幅に向上することができる。
【0045】また、広帯域化を実現する際に、グランド
パターンが形成された回路基板を大きくする必要がな
い。したがって、広帯域が可能な小型の移動体通信機を
実現することができる。
【0046】さらに、回路基板と、無指向性のチップア
ンテナを収納する筐体を構成する枠体との間に、回路基
板上のグランドパターンに接続された反射板を設けるた
め、反射板の反射効果により、反射板が設けられた方向
とは反対の方向へ、確実にチップアンテナの送信出力を
反射させることができる。したがって、移動体通信機に
特定方向の指向性を持たせることが可能となる。
【0047】その結果として、携帯電話器を把持する人
の側に、反射板を設けると、携帯電話器を把持する人の
影響による送受信時のアンテナ特性の劣化を軽減するこ
とが可能となる。
【0048】また、チップアンテナが、酸化バリウム、
酸化アルミニウム、シリカを主成分とする直方体状の基
体を備えていることで、伝搬速度が遅くなり、波長短縮
が生じるため、基体の比誘電率をεとすると、実効線路
長はε1/2倍になり、従来の線状アンテナの実効線路長
と比較して長くなる。したがって、電流分布の領域が増
えるため、放射する電波の量が多くなり、チップアンテ
ナの利得を向上させることができる。逆に、アンテナの
利得が同一の場合には、チップアンテナが小型化し、そ
の結果、そのチップアンテナを搭載する移動体通信機を
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信機に係る第1の実施例であ
る携帯電話器の一部透視正面図である。
【図2】図1の移動体通信機の一部透視側面図である。
【図3】図1の移動体通信機に使用可能なチップアンテ
ナの透視斜視図である。
【図4】図3のチップアンテナの分解斜視図である。
【図5】図3のチップアンテナの変形例を示す透視斜視
図である。
【図6】図3のチップアンテナの別の変形例を示す透視
斜視図である。
【図7】本発明の移動体通信機に係る第2の実施例であ
る携帯電話器の一部透視側面図である。
【図8】A方向から人が接近しない場合のアンテナ利得
を示す図である。
【図9】A方向から人が接近した場合のアンテナ利得を
示す図である。
【図10】従来の移動体通信機である携帯電話器の一部
透視側面図である。
【符号の説明】
10,20 移動体通信機(携帯電話器) 11 筺体 11a〜11f 枠体 12 チップアンテナ 13 回路基板 13a 一方主面 13b 他方主面 14 反射板 19 グランドパターン 1 基体 2 導体 6 給電用端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴 輝久 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無指向性のチップアンテナを回路基板に
    実装し、枠体で構成された筐体内に収納するとともに、
    前記回路基板と前記枠体との間に、前記回路基板の一方
    主面と空間をおいて対向して配置されるとともに、前記
    回路基板上のグランドパターンに接続された反射板を設
    けることを特徴とする移動体通信機。
  2. 【請求項2】 前記チップアンテナが、前記回路基板の
    一方主面に実装されることを特徴とする請求項1に記載
    の移動体通信機。
  3. 【請求項3】 前記チップアンテナが、前記回路基板の
    他方主面に実装されることを特徴とする請求項1に記載
    の移動体通信機。
  4. 【請求項4】 前記チップアンテナが、誘電材料及び磁
    性材料の少なくとも一方からなる基体と、該基体の表面
    及び内部の少なくとも一方に形成された少なくとも1つ
    の導体と、該導体に電圧を印加するために、前記基体表
    面に設けられた少なくとも1つの給電用端子を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の移動体通信機。
JP10104528A 1997-05-14 1998-04-15 移動体通信機 Pending JPH1131909A (ja)

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JP10104528A JPH1131909A (ja) 1997-05-14 1998-04-15 移動体通信機
DE69826174T DE69826174T2 (de) 1997-05-14 1998-05-12 Mobiles Funkgerät
EP98108641A EP0878863B1 (en) 1997-05-14 1998-05-12 Mobile communication apparatus
US09/078,079 US6031731A (en) 1997-05-14 1998-05-13 Mobile communication apparatus having a selecting plate mounted on circuit board

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12421397 1997-05-14
JP9-124213 1997-05-14
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US (1) US6031731A (ja)
EP (1) EP0878863B1 (ja)
JP (1) JPH1131909A (ja)
DE (1) DE69826174T2 (ja)

Cited By (10)

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