JPH11317474A - 回路基板およびその製造方法 - Google Patents
回路基板およびその製造方法Info
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Abstract
とともに、製造プロセスにおけるコンタミネーション、
薄膜メンブレンの破壊等の問題を解決する。 【解決手段】 半導体基板からなる回路基板22の内部
に、基板表面から裏面まで連続しかつ面内方向に閉じた
筒状の電気的絶縁領域を形成する。この電気的絶縁領域
は、耐熱性の絶縁材料からなる絶縁層33によって形成
される。絶縁層33は、回路基板22に貫通穴もしくは
溝を形成し、その壁面に酸化膜または窒化膜を成膜する
かまたは絶縁材料を充填することで形成される。溝の場
合は、絶縁層33を成膜した後、溝が基板の表裏面に現
れるように基板を研磨等によって薄くする。絶縁層33
によって囲まれた領域は、不純物の拡散によって電気伝
導度が増加されることにより電極31として機能する。
Description
造方法に関し、特に電極を基板の裏面側にも露出させた
回路基板に関するものである。
ングワイヤを用いて外部に接続した場合、例えば基板表
面に検出部を設けて流体の流量と流速を検出するように
した検出器(例:特公平6−25684号公報)に適用
した場合には、ワイヤが流体の流れを乱す原因となり、
計測に悪影響を与える。また、ワイヤが邪魔になるため
複数枚の半導体基板を積層して1つの半導体装置とする
ことができない。さらには基板表面に電極取出し部が露
出しているので、電極部に電解腐食が生じるおそれがあ
る。従来では、ボンディングワイヤを用いずに半導体基
板に設けられた電極を外部に接続するための技術とし
て、以下に列記するような種々の技術が知られている。 裏面電極取出し技術(特開平7−14874号公
報); 異方性エッチング技術を用いた裏面電極取出し技術; ディープエッチング技術を用いた電極取出し技術。
14874号公報)による電極取出し部の構造は、半導
体基板に表裏面に開口する穴を設け、この穴内に内部回
路の一部と電気的に接続された導体層(パッド)を設
け、基板表面に露出させたものである。穴の形成は、半
導体基板の表裏面に酸化膜を形成し、この両面の酸化膜
に窓開けを行い、この酸化膜をマスクとして両面からシ
リコンエッチングを行うことによっておこなう。このよ
うな電極取出し部の構造においては、パッド部が基板の
両面に露出しているので、ワイヤボンディング法により
半導体チップを実装するときには、パッド部の表面側
を、またバンプ法により実装するときには、裏面側を電
極取出し部として用いることができる利点がある。しか
しながら、の裏面電極取出し技術は、穴明け加工した
後に金属を埋め込んで導体層を形成しており、この導体
層の形成を他の集積回路作製プロセスの前に行うと導体
層の金属がコンタミネーションの原因になるため、高温
プロセスを通すことができない。また、基板が絶縁体で
ない場合、集積回路等のプロセス以降に基板への穴明け
加工を行うには、基板を貫通する導体部分と基板自身を
絶縁体で分離する必要がある。たとえば基板がシリコン
の場合、この絶縁体として最も適しているのは熱酸化膜
である。しかしながら、この熱酸化膜の成長プロセスに
は高温を要するため、一連の集積回路形成等のプロセス
の最後に穴明け加工を行うことは困難である。また、一
般に基板上の配線は酸化膜、窒化膜等の絶縁膜上にあ
り、基板を貫通する導体層がこの配線とコンタクトする
ためには、これらの絶縁膜を選択的に深い穴を通してエ
ッチングする必要がある。このとき、特に基板と導体部
の絶縁をしている絶縁膜と配線が形成されている絶縁膜
が同じ酸化膜である場合は、これらの絶縁膜を選択的に
エッチングすることは非常に困難である。
取出し部の構造は、図42(a)〜図42(d)に示す
ように、異方性エッチング技術により半導体基板1をエ
ッチングするので、裏面の電極取出し部10の面積が基
板表面側のコンタクト面積より数倍以上大きくなる。そ
の結果、特に小さな素子、また電極の多い素子を作製す
る場合、裏面の電極取出し部の面積が大きくなるため、
素子面積が大きくなり、実用的ではない。加えて、この
電極取出し部の構造においては、表面には薄膜メンブレ
ン11を残したまま、裏面側よりメタライズ層12を形
成する場合がある。このとき表面側プロセスをメタライ
ズおよびソルダリング(一例で他の方法も考えられる。
例えばメッキ等。)の後に行った場合は、熱プロセス等
におけるコンタミネーションの問題が発生する。また、
メタライズを工程の終わりのほうで行うと、それまでの
工程で薄膜メンブレン11を破壊せずにおくことは非常
に困難である。そのため、通常のプロセスを適用するこ
とができなくなってしまい、事実上適用できない。な
お、13は半田、14は表面側電極配線、15は保護膜
である。
出し部の構造は、図43(a)〜図43(d)に示すよ
うに半導体基板1に穴径が略一定の穴16を形成するこ
とができるため、図42(d)に示した異方性エッチン
グにおける素子サイズの問題は解消される。しかし、熱
プロセスにおけるコンタミネーションや薄膜メンブレン
11の破壊の問題が依然として残る。加えてこの方法の
問題は、絶縁層3にコンタクトウィンド17を開ける際
に穴壁面をエッチングせずにコンタクトウィンド17を
如何にして開けるかである。通常、穴壁面は熱酸化膜1
8が最も適しているが、表面側の絶縁層3も酸化膜であ
ることが多い。この場合、フォトリソグラフィー工程で
レジストにより側面をカバーできればよいが、このよう
にアスペクト比が大きく略垂直な穴側面にフォトリソグ
ラフィー技術を適用することは非常に困難である。
来の問題を解決するためになされたもので、その目的と
するところは、コンタミネーション、薄膜メンブレンの
破壊等の問題を一挙に解決しつつ、電極を基板の厚み方
向に形成し、基板の裏面側から電極を接続するようにし
た回路基板および検出器を提供することにある。
め、本発明にかかる回路基板は、半導体基板にこの半導
体基板の表面から裏面まで連続しかつ前記半導体基板面
に平行な面内において閉じた耐熱性の絶縁材料からなる
電気的絶縁領域を備え、この電気的絶縁領域は、前記半
導体基板を前記電気的絶縁領域に囲まれた第1の領域と
前記電気的絶縁領域の外側の第2の領域とを電気的に絶
縁分離し、前記第1の領域は、導電性を持つように高い
不純物濃度を有することを特徴とする。本発明にかかる
回路基板はまた、導電性を有する基板にこの基板の表面
から裏面まで連続しかつ前記基板面に平行な面内におい
て閉じた耐熱性の絶縁材料からなる電気的絶縁領域を備
え、この電気的絶縁領域は前記基板を前記電気的絶縁領
域に囲まれた第1の領域と前記電気的絶縁領域の外側の
第2の領域とを電気的に絶縁分離し、前記第2の領域
は、その表裏面が絶縁膜で被覆されたことを特徴とす
る。
部(第1の領域)を耐熱性の絶縁材料によって電気的に
絶縁分離しているので、電気的絶縁領域によって囲まれ
た導電性領域を電極として用いることができ、裏面側か
ら電極を取り出すことができる。したがって、ワイヤボ
ンディングが不要になる。また、不純物拡散によって電
極を形成しているので、電極材料を基板に埋め込む必要
がなく、また、薄膜メンブレン等の製作に先だって上記
電極を形成するので、集積回路作製プロセスにおけるコ
ンタミネーションの問題、薄膜メンブレンの破壊等の問
題を解消することができる。
を有していても良いが、厚さ方向で異なる不純物濃度を
有していても良い。そこで本発明のうち、特に請求項3
〜6に記載された回路基板は、厚さ方向で異なる不純物
濃度分布を有する同一導電型の半導体基板に、この半導
体基板の表面から裏面まで連続しかつ前記半導体基板面
に平行な面内において閉じた耐熱性の絶縁材料からなる
電気的絶縁領域を備え、この電気的絶縁領域は、前記半
導体基板を前記電気的絶縁領域に囲まれた第1の領域と
前記電気的絶縁領域の外側の第2の領域とを電気的に絶
縁分離し、前記第1の領域は、導電性を持つように高い
不純物濃度を有することを特徴とする。上記半導体基板
として、たとえば厚さ方向で異なる不純物濃度分布を有
するエピタキシャルウェハを用いることができる。本発
明においては、厚さ方向で異なる不純物濃度分布を有す
る半導体基板に電気的絶縁領域を設けることによって、
裏面取り出し電極を形成する際に不純物を拡散させなけ
ればならない領域を薄くできるとともに、基板の不純物
濃度の低い側に集積回路等を作りつけることができる。
また、半導体基板は、異方性エッチングができればよ
く、たとえば単結晶シリコン基板の他、請求項7に記載
するように、二つの半導体層の間に酸化膜層が設けられ
たいわゆるSOI(Silicon On Insulator)ウェハを用
いることもできる。
性の絶縁材料としては、たとえばSiNX 、Al2O3も
しくはSi−B−O系ガラスを含むガラスを用いること
ができる。このとき、請求項10に記載するように、絶
縁領域を形成するガラスと基板との間に不純物拡散抑制
膜を設けてもよい。この不純物拡散抑制膜としては、基
板材料の酸化物や窒化物を用いることができる。
求項11に記載するように、上記電気的絶縁領域を絶縁
層の間に多結晶シリコン層を備えた層状構造としてもよ
い。多結晶シリコンはシリコン基板との熱膨張係数の差
が少ないので、回路基板を高温プロセスに通した際に電
極部に発生する応力が小さく、熱膨張係数の差からくる
破壊を抑える。したがって、回路基板の信頼性を向上さ
せるとともに、従来よりさらに広い温度範囲でのプロセ
スを可能にする。
を参照して詳細に説明する。 [第1の実施の形態]第1の実施の形態は、本発明にか
かる回路基板を流量検出器(流量センサ)に適用したも
のである。図1は第1の実施の形態に係る検出器(セン
サ)の透視図、図2は同じくセンサの平面図、図3は図
2のIII −III 線断面図、図4は図2のIV−IV線拡
大断面図である。ここで流量センサ20は、流体温度に
よる抵抗率の変化によって流体の流量を検出するもの
で、回路基板22上に図2に示すような検出部が形成さ
れている。この回路基板22は、シリコーン樹脂21お
よび半田36によって実装基板6上に固着・設置されて
いる。この実装基板6はセラミックス等の絶縁材料によ
って形成されている。回路基板22が設置される上面に
は、複数の実装基板側電極23が周知のスクリーン印刷
形成術によって形成されている。
基板材料または不純物濃度が4×1019cm-3以下の電
気電導度の低いp型シリコン基板材料によって形成され
る。回路基板22の表裏面は、酸化膜や窒化膜等の絶縁
層24によって覆われ、表面側の中央部には基板表面側
からのエッチングによって薄膜メンブレン(ダイアフラ
ム)25が形成されている。このダイアフラム25の中
央に被測定流体26の流量を検出する検出部27が周知
の薄膜成形技術によって形成されている。前記検出部2
7は、被測定流体26の流れ方向に所定の間隔をおいて
対向し温度によって抵抗率が変化する2つの測温抵抗体
28A,28Bと、これらの測温抵抗体28A,28B
間に設けられたヒータ29を備えている。また、ダイア
フラム25の外側で被測定流体26の上流側には、被測
定流体26の温度を測定する流体温度検出用抵抗体30
が形成されている。前記測温抵抗体28A,28B、ヒ
ータ29および流体温度検出用抵抗体30の両端は、ダ
イアフラム25の周囲に位置して回路基板22内に形成
された電極31にコンタクト用金属薄膜32を介してそ
れぞれ電気的に接続されている。また、測温抵抗体28
A,28Bはブリッジ回路を構成している。
に基板表面から裏面まで連続して形成され、周囲が電気
的絶縁領域33によって囲まれることにより、絶縁領域
33より外側の基板材料から電気的に絶縁分離されてい
る。このような電極31は、絶縁領域33によって囲ま
れた領域を不純物の拡散によって絶縁領域33を取り囲
む外側の領域よりも不純物濃度を高くして導電性をもた
せることにより容易に形成される。拡散のための拡散源
としては、Al等が用いられる。前記絶縁領域33は、
耐熱性の絶縁材料、例えば基板材料が反応してできた反
応生成物、具体的には基板材料の酸化物(SiO2 )ま
たは窒化物(Si3N4)、SiNX 、Al2O3もしくは
Si−B−O系ガラス等によって円筒状に形成され、両
端が基板の表裏面に露出されることにより、前記電極3
1を完全に囲み、外側の基板材料から電気的に絶縁して
いる。
るように回路基板22に貫通穴もしくは溝を形成し、そ
の壁面に基板材料が反応してできた反応生成物(酸化
膜、窒化膜)を形成するかSiNX 、Al2O3もしくは
Si−B−O系ガラス等の微粉末を充填して焼結するこ
とにより得られる。溝の場合は、溝壁面に絶縁領域33
を形成した後、溝が基板の表裏面に現れるように基板を
研磨等によって薄くし、絶縁領域33の両端を基板の表
裏面に露出させればよい。絶縁分離された領域のうち、
電気的絶縁領域によって囲まれた領域は、不純物の拡散
によって電気伝導度を増加されることにより電極31と
して機能する。したがって、基板に金属材料を埋め込ん
で電極とする必要がない。不純物の拡散によって形成さ
れた電極は、半導体基板の表裏面に露出しており、裏面
側からの電気的接続を可能にする。前記電極31の両
面、すなわち回路基板22の表裏面に露出している面に
は、前記コンタクト用金属薄膜32と裏面側電極パッド
35がそれぞれ接続されている。裏面側電極パッド35
は、前記実装基板6上に形成された前記実装基板側電極
23に半田36によって電気的にかつ機械的に接続され
ている。そして、回路基板22の表面側は、耐環境性を
高め電極部の電解腐食等を防止するため保護膜37によ
って全面にわたって覆われている。
おいて、検出部27への通電によってヒータ29を加熱
した状態で被測定流体26を流すと、上流側に位置する
測温抵抗体28Aは、被測定流体26によって冷やされ
る。一方、下流側に位置する測温抵抗体28Bは、ヒー
タ29によって加熱された被測定流体26が通過するこ
とで温められる。このため、両測温抵抗体28A,28
B間には、温度差が現れ、この温度差は抵抗値の変化と
して捉えられ、この抵抗値の変化を検出することにより
被測定流体26の流速や流量を求めることができる。流
体温度検出用抵抗体30は、周囲温度によって回路基板
22の温度が変化したとき、その変化を補償するために
用いられる。
の製造方法について詳細に説明する。図5(a)〜図1
0(b)は回路基板と電極の第1の製造方法を示す平面
図および断面図である。先ず、上記の回路基板22の厚
さより厚い半導体基板を用意し、これを出発基板40と
する。この出発基板40の表面の電極形成予定箇所を図
5(a),図5(b)に示すようにエッチングして円筒
状の溝41を形成する。出発基板40の厚さは、溝41
が形成されたときに十分な機械的強度を保てる厚さとす
ることが望ましい。溝41の深さは、最終的な回路基板
22の板厚より若干深く設定される。また、溝41は必
ずしも垂直なものである必要はない。基板材料としてシ
リコン基板を例にとれば、低温Siドライエッチング装
置等を用いることにより、図5(b)に示すように略垂
直な溝41を形成することが可能である。また、その時
の溝41の断面のアスペクトレシオは20:1程度は達
成することができるため、500μmの深さの溝を作製
したい場合には、少なくとも25μmぐらいの幅の溝が
必要となる。
溝壁にSiO2 からなる絶縁層42を成膜する(図6
(a),図6(b))。この絶縁層42の成膜は、基板
がSiの場合、TEOS‐CVD( Chemical Vapor De
position )装置等のような回り込みがよく、成膜レート
の速いものを用いるとよい。また、この成膜は、必ずし
も完全である必要はなく、内部に空間が残っていても最
終的に完成した基板の電極取出し部の電気的絶縁性およ
び機械的強度が十分であれば何等問題ない。また、基板
がSiの場合、TEOS−CVD装置等により絶縁層4
2を溝41に埋め込む前に熱酸化工程を通すと、より膜
質のよい絶縁膜を形成でき、その後に絶縁層42の埋め
込みを行うことにより、より良い電気的絶縁領域を得る
ことができる。
ラスを用いて絶縁膜を形成する場合は、図6(b)に2
点鎖線で示すように、Si−B−O系ガラスの微粉末4
2’を出発基板40上にFHD(Flame Hydrolysis Depo
sition )法(第3回 International Symposium on Pow
er Semiconductor Devices 「APPLICATION OF DIELECTRI
C ISOLATION TECHNOLOGY BASED ON SOOT BONDING」R.Swa
da,H.Nakada NTT Applied Electronics Laboratories
参照)により堆積して焼結することにより得る。焼結に
際しては、微粉末42’(炎で加水分解して発生したス
ート(すす))を出発基板40の表面にスプレーして成
膜し、しかる後焼結すればよい。なお、微粉末42’の
成膜に際しては、厚くしないと次のアニールプロセスで
焼結した際に堆積が減少し、十分な埋め込みができない
可能性がある。したがって、ガラス微粉末42’を成膜
した状態では2点鎖線で示すように膜厚を厚くし、アニ
ール後に図6(b)に実線で示す厚さとする。なお、こ
こで用いたSi−B−O系ガラスの組成は、例えば34
〜42wt%Si,10〜5wt%B,56〜53wt
%Oであり、その軟化点は1400°C、線膨張係数は
1.6〜2.3×10-6〔K-1〕である。
膨張係数の差が少ないシリコン基板とSi−B−O系等
のガラスを用いれば、製造工程での熱応力の発生が少な
く、基板の破壊を防止することができる。したがって、
酸化膜や窒化膜を用いる場合に比べてさらに広い温度範
囲でのプロセスを可能にし、アプリケーションの幅を広
げることができる。
に出発基板40の表裏面を研磨して最終的な厚さの回路
基板22とする。これにより、基板表面側においては上
記工程で形成した絶縁層42が除去され、裏面側におい
ては溝41の下端が露呈する。この結果、回路基板22
は面内方向に2つの領域、すなわち溝41内の絶縁層4
2によって囲まれた第1の領域22Aと、絶縁層42よ
り外側の第2の領域22Bとに電気的に完全に絶縁し分
離される。このような回路基板22は、基板材料および
基板材料の酸化膜である絶縁層42とで構成されている
ので、コンタミネーションの原因となり易い金属等を含
んでいない。
領域22Aの電気伝導度を高め電極にする。この電極形
成工程は、不純物の拡散によって行われる。拡散に際し
ては、先ず図8(a),図8(b)に示すように回路基
板22の表裏面に酸化膜からなる絶縁層45を成膜して
基板をマスキングし、次に、この絶縁層45の前記第1
の領域22Aを覆っている部分を除去して拡散窓46を
形成する。次いで、回路基板22の表裏面に拡散源とし
ての拡散膜47を成膜する。この拡散膜47は、例えば
Alからなり、熱処理されることにより前記第1の領域
22A内に拡散される。この結果、第1の領域22Aは
第2の領域22Bよりも不純物濃度が高くなり、言い換
えれば電気伝導度が高くなり、電極として機能する。図
9(a),図9(b)は不純物拡散によって電極31が
形成された状態を示す。なお、拡散のための拡散源とし
て固体の場合を示したが、これに限らず気相、液相によ
って行なってもよいことは言うまでもない。
る不要な拡散膜47を研磨等によって除去すると、電極
31の製作が終了する(図10(a),図10
(b))。センサを形成するには、基板の表裏面に絶縁
層24(図4参照)を成膜し、しかる後その上に検出部
27を構成する上記の測温抵抗体28A,28B、ヒー
タ29、流体温度検出用抵抗体30、ならびにコンタク
ト用金属薄膜32、裏面側電極パッド35等を形成し、
保護膜37で覆う。そして、基板表面側からエッチング
を行い、ダイアフラム25を形成することにより流量セ
ンサ20の製作を終了する。
量センサでは、上述のような回路基板に検出部を設け、
流量検出器として使用したときには、裏面側から電極を
接続することができるため、表面側を平坦に形成するこ
とができ、流体の流れに乱れを生じることがなく、安定
した高精度な測定を行うことができる。
施の形態にかかる回路基板について説明する。図11
(a)と図11(b)は、それぞれ半導体基板と電極の
他の実施の形態を示す平面図と断面図である。この実施
の形態においては、小さな筒状に形成された複数の絶縁
層42によって回路基板22を面内方向に3つの領域、
すなわち上記複数の絶縁層42全体によって囲まれた第
1の領域22Aと、全体としての上記複数の絶縁層42
より外側の第2の領域22Bと、各絶縁層42によって
囲まれた複数個の第3の領域22Cとに電気的に絶縁し
て分離し、上記第1の領域22Aのみを不純物の拡散に
よって電極31としている。絶縁層42は回路基板22
の酸化膜からなり、各絶縁層42によって囲まれた第3
の領域22Cには絶縁体が埋め込まれている。この絶縁
層42と各絶縁層42によって囲まれた絶縁体(第3の
領域22C)は本実施の形態にかかる回路基板の電気的
絶縁領域を形成する。なお、第2の領域22Bは、不純
物の拡散が行われず、基板材料で構成されている。
および図11(b)に示した回路基板の製造方法を説明
するための図である。先ず、最終的な板厚を有する回路
基板22を用意する。次に、この回路基板22の表裏面
に貫通する複数個の小さな穴50を同心円上に、かつ互
いに微小間隔離間した状態で形成する(図12(a)、
図12(b))。穴50の形成方法としては、上記実施
の形態における溝41の形成と同様に低温Siドライエ
ッチング装置等によって形成することができる。互いに
隣接する穴50間の基板材料部分51は、電極となる第
1の領域22Aを支持するための支持部を形成してい
る。隣り合う穴50の間隔は、後ほど回路基板22を酸
化させて酸化膜を成長させたとき、基板材料を図11
(a),図11(b)に示した3つの領域、すなわち前
記第1の領域22A、第2の領域22Bおよび第3の領
域22Cを電気的に絶縁し分離できる間隔より狭く設定
される必要があり、具体的には10μm以下とされる。
なお、この穴50の形状は丸に限らず、10μm以下の
狭い部分でのみ機械的につながっている形状であれば如
何なる形状でもよい。
面および穴50の内壁に熱酸化膜からなる絶縁層42を
形成する(図13(a),図13(b))。この絶縁層
42は、隣接する穴50間の基板材料部分51において
連続している。そして、各孔50に絶縁体52(図13
(a),図13(b)参照)を充填して孔50を埋め込
む。これによって回路基板22が互いに電気的に絶縁さ
れた3つの領域、すなわち第1の領域22Aと、第2の
領域22Bおよび第3の領域22Cの領域に分離され
る。次に、回路基板22の表裏面を覆っている絶縁層4
2を研磨等によって除去する。この場合、熱酸化膜によ
って絶縁層42を形成したが、これに限らず、窒化反応
等により形成される窒化膜を絶縁膜としてもよい。
ように回路基板22の表裏面をマスキング材料53によ
って覆ってその第1の領域22Aに対応する部分を除去
することにより拡散窓46を形成する。さらにその後、
回路基板22の表裏面全体に拡散源としての拡散膜47
を成膜し、熱処理によって前記第1の領域22A内に拡
散させることにより第1の領域22Aの不純物濃度を第
2の領域22Bより高くする。しかる後、回路基板22
の表裏面の不要な拡散膜47を除去して図15(b)に
示すように不純物が拡散された第1の領域22Aを回路
基板22の表裏面に露出させる。この結果、第1の領域
22Aは電極として機能し、基板裏面側からの取出しを
可能にする。
の実施の形態にかかる回路基板を示す平面図および断面
図を図16(a)および図16(b)に示す。この実施
の形態においては、同心円状に形成された径が異なる2
つの筒状部61A,61Bと、これら両筒状部61A,
61Bを連結する連結部61Cとからなる絶縁層62に
よって回路基板22を面内方向に3つの領域、すなわち
内側の筒状部61Aによって囲まれた第1の領域22A
と、外側の筒状部61Bより外側の第2の領域22B
と、両筒状部61A,61Bによって囲まれた第3の領
域22Cとに電気的に絶縁して分離し、第1の領域22
Aのみを不純物の拡散によって電気伝導度を高めて電極
として機能させ、第1、第2の筒状部61A,61Bに
よって囲まれた第3の領域22Cに絶縁体52を充填し
ている。
7(b)に示すように、一部周面が切欠き開放されたC
字状の環状穴63を回路基板22の表裏面に貫通して形
成し、この環状穴63の穴壁面に前記絶縁層62を成膜
すればよい。環状穴63の切欠き開放部63a(連結部
61C)の幅は、図12(a),図12(b)に示した
隣接する穴50間の基板材料部分51と同様に、絶縁層
62を成膜したとき基板材料を第1の領域22A、第2
の領域22Bおよび第3の領域22Cに完全に電気的に
絶縁し分離できる間隔より狭く設定される。これによっ
て絶縁層62とこの絶縁体52(第3の領域22C)は
本実施の形態にかかる回路基板の電気的絶縁領域を形成
する。なお、第3の領域22Cに絶縁体を充填する工
程、第1の領域22Aを電極にする工程等は、上記の実
施の形態と全く同じである。
4の実施の形態を示すセンサの断面図である。この実施
の形態においては、回路基板60として導電性の低い半
導体基板の代わりに導電性の高い基板材料を用いた点が
上記した実施の形態と異なる。基板材料としては、導電
性の高いシリコン基板が用いられる。回路基板60の内
部には、基板表面から裏面まで連続しかつ面内方向に閉
じた電気的絶縁領域33を形成することにより、前記回
路基板60を面内方向に電気的に絶縁された複数の導電
性領域に分離しており、前記絶縁領域33によって囲ま
れた導電性領域を電極31とし、その表裏面にコンタク
ト用金属薄膜32と裏面側電極パッド35をそれぞれ接
続している。絶縁領域33は、耐熱性の絶縁材料、例え
ばAl2 O3 ,SiO2 ,SiNX 等によって形成され
る。このような絶縁領域33は、上記した実施の形態と
同様に回路基板60に溝を形成し、この溝に絶縁材料を
充填して絶縁領域33とすればよい。絶縁領域33を形
成した後、溝が回路基板60の表裏面に現れるように回
路基板60を研磨等によって薄くし、絶縁領域33の両
端を基板の表裏面に露出させる。そして、絶縁領域33
によって囲まれた領域、すなわち電極31の表裏面に前
記コンタクト用金属薄膜32と裏面側電極パッド35を
それぞれ設け、絶縁領域33より外側の基板表裏面を絶
縁層24によって覆い、さらに基板表面側を全面にわた
って保護膜37で覆う。なお、この場合にはダイアフラ
ムは形成されていない。このような構成においても、上
記した実施の形態と同様に電極31の形成が容易で、回
路基板60の裏面側からも取り出すことができる。
の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかる
センサの外観は先に図1,図2に示した流量センサと同
一であるので、センサの構成については説明を省略す
る。図19は、図2のIII −III 線断面図、図20は図
2のIV−IV線拡大断面図である。電極31は、回路
基板22の厚み方向に基板表面から裏面まで連続して形
成され、周囲が電気的絶縁領域である絶縁層42によっ
て囲まれることにより、絶縁層42より外側の基板材料
から電気的に絶縁分離されている。このような電極31
は、絶縁層42によって囲まれた領域を不純物の拡散に
よって絶縁層42を取り囲む外側の領域よりも不純物濃
度を高くして導電性をもたせることにより容易に形成さ
れる。拡散のための拡散源としては、Al等が用いられ
る。本実施の形態においては、電極31を絶縁分離する
絶縁分離領域の構造がこれまでに述べた実施の形態と異
なる。すなわち、電気的絶縁領域を形成する絶縁層42
は、多結晶シリコン層43を挟んだ層状構造をなすもの
である。
酸化膜を組み合わせる場合には、成膜レートの速いTE
OS−CVD( Chemical Vapor Deposition )等の成膜
方式を用いることができる。例えば成膜レートが約0.
3μm/minで開口部の幅が約30μmと仮定すると
計算上は約50分の成膜で埋め込みを行うことができ
る。しかしながら、この組み合わせの場合、シリコンの
熱膨張係数は約3ppm/°Cであるのに対し、酸化膜
はこれよりも熱膨張係数が一桁小さく、十分数ppm/
°C程度である。この大きな熱膨張係数のミスマッチ
は、ウエハを高温プロセスに通した際に電極部に応力を
発生させ、最悪の場合基板を破壊させるおそれも生じて
くる。一方、シリコン基板に窒化膜を組み合わせる場合
には、熱膨張係数は比較的シリコンに近い値である。し
かしながら、窒化シリコン膜では一般に成膜レートの速
い成膜手段が確立されていないため、本発明に必要な2
0〜30μm程度の開口部の溝を埋めるためにはかなり
の時間を要するという欠点があった。
を形成する絶縁層42が多結晶シリコン層43を挟んだ
層状構造としたので、基板材料と絶縁領域の熱膨張係数
の差が非常に少なく、電気的絶縁性と熱膨張係数の整合
性を同時に達成することができる。このようにシリコン
の回路基板22と絶縁領域との熱膨張係数の差が小さく
なることによって、製造工程での熱応力の発生が少なく
なり、高温プロセスを通した際に熱応力による基板の反
り、基板の破壊等を防止することができる。さらには酸
化膜や窒化膜を用いる場合に比べてさらに広い温度範囲
でのプロセスを可能にし、アプリケーションの幅を広げ
ることが可能となる。
耐熱性の絶縁材料、例えば基板材料が反応してできた反
応生成物、具体的には基板材料の酸化物(SiO2 )ま
たは窒化物(Si3N4)、SiNX 、Al2O3もしくは
Si−B−O系ガラス等によって円筒状に形成され、両
端が基板の表裏面に露出されることにより、前記電極3
1を完全に取り囲み、外側の基板材料から電気的に絶縁
している。このような絶縁層42は、後述するように、
回路基板22に貫通穴もしくは溝を形成し、その壁面に
酸化膜または窒化膜を形成し、次いでその壁面に多結晶
シリコン層43を形成することにより容易に得られる。
溝の場合は、溝壁面に形成した絶縁層42の間に多結晶
シリコン層43を挟んだ層状構造の電気的絶縁領域を形
成した後、溝が基板の表裏面に現れるように基板を研磨
等によって薄くし、絶縁層42の両端を基板の表裏面に
露出させればよい。
2の表裏面に露出している面には、前記コンタクト用金
属薄膜32と裏面側電極パッド35がそれぞれ接続され
ている。裏面側電極パッド35は、前記実装基板6上に
形成された前記実装基板側電極23に半田36によって
電気的にかつ機械的に接続されている。そして、回路基
板22の表面側は、耐環境性を高め電極部の電解腐食等
を防止するため保護膜37によって全面にわたって覆わ
れている。
合計の値と多結晶シリコン層43の厚みの値との比率を
0.2以下にしたところ、下記の表1に示すように熱応
力に起因する不具合を解消することができることを確認
した。
1の製造方法について詳細に説明する。図21(a)〜
図27(b)は回路基板と電極の第1の製造方法を示す
平面図および断面図である。先ず、上記した回路基板2
2の厚さより厚い半導体基板を用意し、これを出発基板
40とする。この出発基板40の表面の電極形成予定箇
所を図21(a),図21(b)に示すようにエッチン
グして円筒状の溝41を形成する。出発基板40の厚さ
は、溝41が形成されたときに十分な機械的強度を保て
る厚さとすることが望ましい。溝41の深さは、最終的
な回路基板22の板厚より若干深く設定される。また、
溝41は必ずしも垂直なものである必要はない。基板材
料としては単結晶シリコン基板を用いているため、低温
Siドライエッチング装置等を用いることにより、図2
1(b)に示すように略垂直な溝41を形成することが
可能である。また、その時の溝41の断面のアスペクト
レシオは20:1程度は達成することができるため、5
00μmの深さの溝を作製したい場合には、少なくとも
25μmぐらいの幅の溝が必要となる。
溝壁にSiO2 からなる絶縁層42を成膜する(図22
(a),図22(b))。この絶縁層42の成膜は、T
EOS‐CVD( Chemical Vapor Deposition )装置等
のような回り込みがよく、成膜レートの速いものを用い
ることもできるが、基板がSiの場合、溝41に絶縁層
42を成膜する代わりに熱酸化工程を通すことにより、
より膜質の良い絶縁膜を形成することができる。この絶
縁膜として、酸化膜の他に低圧CVDによる酸化膜を用
いてもかまわない。
晶シリコン層43を低圧CVD装置により成膜する(図
23(a),図23(b))。多結晶シリコン層43の
成膜に際しては、Siを含む反応ガス中に絶縁層42が
形成された出発基板40を設置して減圧状態に保持し、
化学的反応を利用して基板表面にSiを結晶成長させれ
ばよい。この時できる結晶は多結晶である。
ように出発基板40の表裏面を研磨して最終的な厚さの
回路基板22とする。これにより、基板表面側において
は上記工程で形成した絶縁膜層42が除去され、裏面側
においては溝41の下端が露呈する。この結果、回路基
板22は面内方向に2つの領域、すなわち溝41内の絶
縁層42によって囲まれた第1の領域22Aと、絶縁層
42より外側の第2の領域22Bとに電気的に完全に絶
縁し分離される。このような回路基板22は、基板材料
および基板材料の酸化膜である絶縁層42とで構成され
ているので、コンタミネーションの原因となり易い金属
等を含んでいない。
領域22Aの電気伝導度を高め電極にする。この電極形
成工程は、不純物の拡散によって行われる。拡散に際し
ては、先ず図25(a),図25(b)に示すように回
路基板22の表裏面に酸化膜からなる絶縁層45を成膜
して基板をマスキングし、次に、この絶縁層45の前記
第1の領域22Aを覆っている部分を除去して拡散窓4
6を形成する。次いで、回路基板22の表裏面に拡散源
としての拡散膜47を成膜する。この拡散膜47は、例
えばAlからなり、熱処理されることにより前記第1の
領域22A内に拡散される。この結果、第1の領域22
Aは第2の領域22Bよりも不純物濃度が高くなり、言
い換えれば電気伝導度が高くなり、電極として機能す
る。図26(a),図26(b)は不純物拡散によって
電極31が形成された状態を示す。なお、拡散のための
拡散源として固体の場合を示したが、これに限らず気
相、液相によって行なってもよいことは言うまでもな
い。
不要な拡散膜47を研磨等によって除去すると、電極3
1の製作が終了する(図27(a),図27(b))。
この後、基板の表裏面に絶縁層24(図20参照)を成
膜し、しかる後その上に検出部27を構成する上記した
測温抵抗体28A,28B、ヒータ29、流体温度検出
用抵抗体30、ならびにコンタクト用金属薄膜32、裏
面側電極パッド35等を形成し、保護膜37で覆う。そ
して、基板表面側からエッチングを行い、ダイアフラム
25を形成することにより流量検出器20の製作を終了
する。
明の第6の実施の形態にかかる回路基板を示す平面図、
図28(b)はその断面図である。この実施の形態にお
いては、小さな筒状に形成された複数の絶縁層42によ
って回路基板22を面内方向に2つの領域、すなわち絶
縁層42によって囲まれた第1の領域22Aと、絶縁層
42より外側の第2の領域22Bとに電気的に絶縁して
分離し、第1の領域22Aのみを不純物の拡散によって
電極31としている。絶縁層42は、上記した実施の形
態と同様に多結晶シリコン層43を挟んだ層状構造に形
成されている。
な板厚を有する回路基板22を用意する。次に、この回
路基板22の表裏面に貫通する複数個の小さな穴50を
同心円上に、かつ互いに微小間隔離間した状態で形成す
る。穴50の形成方法としては、上記実施の形態におけ
る溝41の形成と同様に低温Siドライエッチング装置
等によって形成することができる。互いに隣接する穴5
0間の基板材料部分51は、電極となる第1の領域22
Aを支持するための支持部を形成している。隣り合う穴
50の間隔は、後ほど回路基板22を酸化させて酸化膜
を成長させたとき、基板材料を第1の領域22Aおよび
第2の領域22Bとに電気的に絶縁し分離できる間隔よ
り狭く設定される必要があり、具体的には10μm以下
とされる。また、この穴50の形状は丸に限らず、10
μm以下の狭い部分でのみ機械的につながっている形状
であれば如何なる形状でもよい。
面および穴50の内壁に熱酸化膜からなる絶縁層42を
形成する。この絶縁層42は、隣接する穴50間の基板
材料部分51において連続している。そして、各孔50
の壁面に多結晶シリコン層43を低圧CVD装置により
成膜して絶縁層42を覆う。この多結晶シリコン層43
は、各穴50ごとに独立している。次に、回路基板22
の表裏面全体に拡散源としての拡散膜を成膜し、熱処理
によって前記第1の領域22A内に拡散させることによ
り第1の領域22Aの不純物濃度を第2の領域22Bよ
り高くする。しかる後、回路基板22の表裏面の不要な
拡散膜を除去して、図28(a),図28(b)に示す
ように不純物が拡散された第1の領域22Aを回路基板
22の表裏面に露出させる。この結果、第1の領域22
Aは電極として機能し、基板裏面側からの取出しを可能
にする。
の実施の形態にかかる回路基板とその電極を示す平面
図、図29(b)は断面図である。この実施の形態にお
いては、同心円状に形成された径が異なる2つの筒状部
61A,61Bと、これら両筒状部61A,61Bを連
結する連結部61Cとからなる絶縁層62によって回路
基板22を面内方向に2つの領域、すなわち内側の筒状
部61Aによって囲まれた第1の領域22Aと、外側の
筒状部61Bより外側の第2の領域22Bとに電気的に
絶縁して分離して電極31とし、絶縁層62を多結晶シ
リコン層43を挟んだ層状構造としている。
た実施の形態と同じである。製造に際しては、一部周面
が切欠き開放されたC字状の環状穴を回路基板22の表
裏面に貫通して形成し、この環状穴の穴壁面に絶縁層6
2を成膜し、溝内部に多結晶シリコン層43を成膜すれ
ばよい。環状穴の切欠き開放部分の幅は、図28
(a),図28(b)に示した隣接する穴50間の基板
材料部分51と同様に、絶縁層62を成膜したとき基板
材料を第1の領域22Aと第2の領域22Bに完全に電
気的に絶縁し分離できる間隔より狭く設定される。
8の実施の形態を示す検出器の断面図である。この実施
の形態においては、回路基板60として導電性の低い半
導体基板の代わりに予めボロン、リンなどが拡散処理さ
れた導電性の高い基板材料を用いた点が上記した実施の
形態と異なる。基板材料としては、導電性の高いシリコ
ン基板が用いられる。回路基板60の内部には、基板表
面から裏面まで連続しかつ面内方向に閉じた電気的絶縁
領域である絶縁層42を形成することにより、前記回路
基板60を面内方向に電気的に絶縁された複数の導電性
領域に分離しており、前記絶縁層42によって囲まれた
導電性領域を電極31とし、その表裏面にコンタクト用
金属薄膜32と裏面側電極パッド35をそれぞれ接続し
ている。絶縁層42は、耐熱性の絶縁材料、例えばSi
O2 ,SiNX 等によって多結晶シリコン層43を挟ん
だ層状構造をなしている。このような絶縁層42は、上
記した実施の形態と同様に回路基板60に溝を形成し、
この溝に絶縁材料をコーティングして絶縁層42とし、
しかる後多結晶シリコン層43を成膜すればよい。この
ような絶縁層42を形成した後、溝が回路基板60の表
裏面に現れるように回路基板60を研磨等によって薄く
し、絶縁層42の両端を基板の表裏面に露出させる。そ
して、絶縁層42によって囲まれた領域、すなわち電極
31の表裏面に前記コンタクト用金属薄膜32と裏面側
電極パッド35をそれぞれ設け、絶縁層42より外側の
基板表裏面を絶縁層24によって覆い、さらに基板表面
側を全面にわたって保護膜37で覆う。なお、この場合
にはダイアフラムは形成されていない。このような構成
においても、上記した実施の形態と同様に電極31の形
成が容易で、回路基板60の裏面側からも取り出すこと
ができる。また、本実施の形態ではダイアフラムを形成
する前に電極31を形成しているので、薄膜メンブレン
の破壊等の問題を回避することができる。なお、上記し
た実施の形態においては、流体の流量を検出する検出器
に適用した例を示したが、本発明はこれに何等特定され
るものではなく、各種検出器に適用することができる。
施の形態のいくつかは、基板を裏面電極を形成する第1
の領域とその他の第2の領域に絶縁分離する電気的絶縁
領域は、基板にガラス等の絶縁物を埋め込むことによっ
て形成されていた。ここで説明する本発明の第9の実施
の形態は、電気的絶縁領域を形成するガラス等の絶縁物
と基板の第1、第2の領域との間に不純物拡散抑制膜を
備えるものである。この不純物拡散抑制膜は、熱酸化膜
を含む酸化膜、若しくは窒化膜を含む。
路基板の製造方法を、シリコン単結晶からなる出発基板
に溝を形成し、この溝にガラスを埋め込んで電気的絶縁
層を形成する方法を例に図31(a)〜図32(b)を
参照しながら説明する。まず、回路基板の厚さより厚い
シリコン単結晶からなる半導体基板40を用意し、これ
を出発基板40とする。この出発基板40の表面の絶縁
領域形成予定箇所を、図31(a)および図31(b)
に示すように、エッチングして円筒状の溝41を形成す
る。低温Siドライエッチング装置等を用いることによ
り、図31(b)に示すように略垂直な溝41を形成す
ることが可能である。このときの出発基板40の厚さ
は、溝41が形成されたときに十分な機械的強度を保て
る厚さとすることが望ましい。また、溝41の深さは、
最終的な回路基板22の板厚より若干深く設定される。
溝壁にSiO2 からなる不純物拡散抑制膜71を成膜す
る(図31(b))。この不純物拡散抑制膜71の成膜
は、TEOS‐CVD( Chemical Vapor Deposition )
装置等のような回り込みがよく、成膜レートの速いもの
を用いることもできる。また、基板にシリコン単結晶を
用いているので、熱酸化工程を通すことによりより膜質
の良い絶縁膜を形成することができる。この不純物拡散
抑制膜71として、熱酸化膜の他に低圧CVDによる酸
化膜あるいは窒化膜を用いてもかまわない。
に、Si−B−O系ガラスの微粉末42'を出発基板4
0上にFHD法により堆積してこれを焼結することによ
って電気的絶縁領域として作用する絶縁層42を形成す
る。すなわち、焼結に際しては、微粉末42'を炎で加
水分解して発生したスート(すす)を出発基板40の表
面にスプレーして成膜し、しかる後に焼結する。Si−
B−O系ガラスの組成は、例えば34〜42wt%S
i,10〜5wt%B,56〜53wt%Oであり、そ
の軟化点は1400°C、線膨張係数は1.6〜2.3
×10−6〔K−1〕である。なお、微粉末42'の成
膜に際しては、厚くしないと次のアニールプロセスで焼
結した際に堆積が減少し、十分な埋め込みができない可
能性がある。したがって、ガラス微粉末42'を成膜し
た状態では2点鎖線で示すように膜厚を厚くし、アニー
ル後に図6(b)に実線で示す厚さとする。
め込んだ後、この絶縁層42の両端が基板の表裏面に露
出するように出発基板40の表裏面を研磨して最終的な
厚さの回路基板22とする。これにより、基板表面側に
おいては上記工程で形成した不純物拡散抑制膜71およ
び絶縁層42が除去され、裏面側においては溝41の下
端が露呈する。この結果、回路基板22は面内方向に2
つの領域、すなわち溝41内の絶縁層42によって囲ま
れた第1の領域22Aと、絶縁層42より外側の第2の
領域22Bとに電気的に完全に絶縁し分離される。
の領域22Aにのみ不純物を拡散して電気伝導度を高め
電極にする。この電極形成工程は、すでに述べた他の実
施の形態と同じであるので説明を省略する。本実施の形
態にかかる回路基板22は、電気的絶縁領域を形成する
ガラス等の絶縁層42と出発基板40との間に不純物拡
散抑制膜71を設けたので、上記絶縁層42から基板に
不純物が拡散することを抑制することができる。特に、
絶縁層42を形成する前に上記不純物拡散抑制層71を
溝41の内壁面および出発基板40表面に形成するの
で、絶縁層42を形成する際に基板が高温のアニールプ
ロセスにさらされても、上記ガラスに含まれる不純物が
基板に拡散することを抑制することができる。例えば、
上述のようにSi−B−O系ガラスを用いて絶縁層42
を形成する場合であっても、シリコン酸化膜中でのB
(ボロン)の拡散速度は非常に遅いため、摂氏1200
度のアニール処理を数時間行っても、不純物拡散抑制膜
として100nm程度の酸化膜厚があれば不純物の拡散
を抑制することができる。
拡散を抑制することによって、シリコン基板に拡散した
不純物のために異方性エッチングのエッチングレートが
極度に遅くなったり、基板中の不純物濃度が高くなって
集積回路が形成できなくなる等の問題を回避することが
できる。
の実施の形態として、回路基板に厚さ方向に異なる不純
物濃度を有するシリコン基板を用いた回路基板について
図33〜図36を参照して説明する。本実施の形態にお
いては出発基板としてシリコンエピタキシャルウェハを
使用する。図33に示すように、このシリコンエピタキ
シャルウェハ80は、エピタキシャル基板80b上にエ
ピタキシャル層80aを成長させたものである。ここで
エピタキシャルウェハ80はその厚さ方向で不純物濃度
が異なり、エピタキシャル層80aの比抵抗は1Ωcm
であるのに対し、エピタキシャル基板80bの比抵抗は
0.002Ωcmと、より低抵抗となっている。なお、
本実施の形態においては、エピタキシャル層80aとエ
ピタキシャル基板80bの導電型は同じにしてある。こ
れは仮に導電型が異なる場合には、エピタキシャル層8
0aとエピタキシャル基板80bとの接合面にPN接合
が形成されてしまい、後述するように裏面取り出し電極
を形成した際にオーミックか導通が取れなくなってしま
うからである。
るには、先に述べた実施の形態(実施の形態1)と同
様、エッチングによりエピタキシャルウェハ80にエピ
タキシャル層80a側から溝41を形成し(図33)、
その溝41にTEOS−CVD装置等により絶縁層42
を埋め込んだ後(図34)、上記エピタキシャルウェハ
80をエピタキシャル基板80b側から研磨することに
よって絶縁層42の両端がエピタキシャルウェハ80の
両面に露出するようにして上記絶縁層42で囲まれた第
1の領域801と前記絶縁層42の外部の第2の領域8
02に絶縁分離する(図35)。この絶縁層42で囲ま
れた第1の領域801は裏面取り出し電極として用いる
ことができる。なお、このときのエピタキシャル基層8
0aとエピタキシャル基板80bの厚さはそれぞれ5μ
mと500μmである。
で第1の領域801の面積が0.01mm2 (0.1m
m角のエリアに相当)の場合には、上記第1の領域80
1からなる裏面取り出し電極の抵抗値は、エピタキシャ
ル層80aで1Ω、エピタキシャル基板80bで5Ω、
計6Ωとなる。なお、本実施の形態では、絶縁領域とし
て作用する絶縁層42を形成するのに溝41を形成する
方法を用いたが、これに代えて実施の形態2で説明した
ように小さな筒状に形成された複数の絶縁層を形成する
方法や、実施の形態3で説明したように同心円状に形成
された径が異なる2つの筒状部を形成する方法によって
絶縁領域を形成してもよい。さらに、実施の形態5〜7
で説明したように、電気的絶縁領域を形成する絶縁層4
2を多結晶シリコン層43を挟んだ層状構造としてもよ
いことはいうまでもない。
の表面に絶縁層81および配線パターン82を、裏面に
電極パッド83を形成した例を示す図である。配線パタ
ーン82と電極パッド83とが裏面取り出し電極(第1
の領域801)によって電気的に接続されている。この
ように比抵抗の低いエピタキシャル基板を持つエピタキ
シャルウェハを用いることによって、裏面取り出し電極
の抵抗値を低く押さえることができる。したがって、第
1の領域801に不純物を厚さ方向に高濃度に拡散させ
る際に生じるコストの上昇や基板のコンタミネーション
の問題を回避することができる。また、基板全体を比抵
抗の小さい基板材料で構成して導電性を持たせた基板で
は裏面取り出し電極の抵抗の問題を解決できても集積回
路の作成を行うことができなかったが、本実施の形態に
かかる回路基板ではエピタキシャルウェハの上面の比較
的高抵抗のエピタキシャル層80aに集積回路等の回路
を行うことができる。
めには、エピタキシャル層80aの厚さを薄くしてもよ
いが、上記第1の領域801にエピタキシャル層80a
の側から不純物拡散を行っても良いことはいうまでもな
い。この場合、同一導電型の不純物を薄いエピタキシャ
ル層80aのみに拡散させれば足りるので、不純物拡散
に要する時間は基板の厚さ方向に深く拡散させる場合に
比べて格段に短くて済み、コストの上昇を抑えることが
できる。
ャル層80aに不純物を拡散することによって、このエ
ピタキシャル層80aの導電型を選択することもでき
る。この場合にはエピタキシャル層80aの導電型を不
純物拡散によってエピタキシャル基板80bの導電型と
一致させることができるので、エピタキシャルウェハ8
0を形成するエピタキシャル層80aとエピタキシャル
基板80bの導電型は必ずしも一致していなくても良
い。すなわち、厚さ方向にPN接合を持った基板に対し
ても本発明を適用することができ、基板の選択の幅が広
がる。このようなPN接合を有する基板から本発明にか
かる回路基板を形成した場合には、例えば圧力センサ等
のダイアフラムを形成する際に使用される電界エッチス
トップ技術を適用する事が可能になるなどのメリットが
ある。
1の実施の形態として、SOI(Silicon On Insulato
r)ウェハを用いた回路基板について図37〜図41を
参照して説明する。本実施の形態で用いるSOIウェハ
90は、図37に示すように、二つの半導体層、すなわ
ちSOI基台ウェハ90aとSOI活性層90cとこれ
らの半導体層の間に設けられた酸化膜層90bとからな
る。ここでSOI基台ウェハ90aは高い不純物濃度を
有し導電性を持っている。なお、SOI基台ウェハ90
aとSOI活性層90cの導電型は同一であっても逆導
電型であってもよい。
台ウェハ90a側からシリコンディープエッチャでシリ
コンのトレンチエッチングを行い、SOI基台ウェハ9
0aの表面から酸化膜層90bまで連続しかつこのSO
I基板面に平行な面内において閉じた溝41を形成する
(図37)。このときシリコンと酸化膜のエッチングの
選択比は200:1と高い比率であるので、溝41を形
成するための上記トレンチエッチングは酸化膜層90b
でエッチストップすることができる。
D装置等により絶縁層42を埋め込み絶縁領域を形成す
る(図38)。その結果、SOI基台ウェハ90aは、
絶縁領域として作用する絶縁層42によって、絶縁層4
2に囲まれた第1の領域90a1とその外側の第2の領
域90a2に絶縁分離される。後述するように、この絶
縁層42で囲まれた第1の領域90a1は裏面取り出し
電極として用いられる。次いでSOIウェハ90のSO
I基台ウェハ90a側を研磨することによってSOI基
台ウェハ90a上に形成された絶縁層42を取り除く。
その結果、溝41に埋め込まれた絶縁層42がSOI基
台ウェハ90a表面に露出する(図39)。このような
処理を行った後にSOIウェハ90のSOI活性層90
cに必要な集積回路の作り込みを行う(図40)。
前に、絶縁領域を形成する絶縁層42で囲まれたSOI
基台ウェハの第1の領域90a1(裏面取り出し電極)
に対応して、SOI活性層90cおよび酸化膜層90b
にコンタクトホールを形成する。このコンタクトホール
を形成するプロセスは、SOI活性層90cの所定の場
所に異方性エッチング等の方法でエッチングを行い、酸
化膜層90bを露出させる。そして、この酸化膜層90
bの上記裏面取り出し電極に対応する部分をフッ酸等の
ウェットエッチング又はドライエッチングによって選択
的に取り除く。しかる後にSOIウェハ90の両面に絶
縁層91を成膜してコンタクトホールを形成する。最後
に図41に示すようにSOIウェハ90のSOI基台ウ
ェハ90a側のコンタクトホールに電極パッド92を形
成するとともに、SOI活性層90c側に配線パターン
93を形成することによって、裏面取り出し電極を備え
たSOIウェハ90を用いた回路基板を得ることができ
る。
エッチングを行う際にSOI活性層90cの機械的強度
が十分でない場合には、最終的に必要な厚さよりも厚い
SOI活性層90cを有するSOIウェハを使用し、溝
41をガラス等の絶縁層42で埋め込んだ後にSOI活
性層を研磨してその厚さを調整すればよい。このように
SOI活性層90cの表面を研磨することで、集積回路
を作り込む面の清浄性を確保することも可能である。ま
た、電気的絶縁領域である絶縁層42を形成するのに、
先に実施の形態2または実施の形態3で説明したよう
に、小さな筒状に形成された複数の絶縁層を形成する方
法や、同心円状に形成された径が異なる2つの筒状部を
形成する方法を用いてもよい。さらに、実施の形態5〜
7で説明したように、電気的絶縁領域を形成する絶縁層
42を多結晶シリコン層43を挟んだ層状構造としても
よいことはいうまでもない。
高い不純物濃度のSOI基台ウェハ90aと低い不純物
濃度のSOI活性層90cの間に酸化膜層90bが存在
するので、基板を熱処理する際において上記2つの層の
間で不純物が拡散することを防ぐことができる。また、
SOI活性層90cの比抵抗を大きくし、ここに集積回
路を作り込むことができる。また、裏面取り出し電極と
なる第1の領域90a1に不純物を拡散させる必要がな
いので、不純物拡散の工程が不要となり、製造工程の短
縮とコストの削減を図ることができる。
内部を耐熱性の絶縁材料によって電気的に絶縁分離して
いるので、電気的絶縁領域によって囲まれた導電性領域
を電極として用いることができ、裏面側から電極を取り
出すことができる。したがって、ワイヤボンディングが
不要になる。また、不純物拡散によって電極を形成して
いるので、電極材料を基板に埋め込む必要がなく、ま
た、薄膜メンブレン等の製作に先だって上記電極を形成
するので、集積回路作製プロセスにおけるコンタミネー
ションの問題、薄膜メンブレンの破壊等の問題を解消す
ることができる。
不純物濃度分布を有する半導体基板に電気的絶縁領域を
設けることによって、裏面取り出し電極を形成する際の
不純物拡散をより短時間でできるので製造コストを削減
することができる。また、基板の不純物濃度の低い側に
集積回路等を作りつけることができる。
を備えることによって、特に絶縁材料による基板のコン
タミネーションを低減することができる。
絶縁層の間に多結晶シリコン層を備えた層状構造とする
ことによって、シリコン基板と前記絶縁領域の熱膨張係
数の差によって電極部に発生する応力を小さくして破壊
を防止する。したがって、回路基板の信頼性を向上させ
るとともに、従来よりさらに広い温度範囲でのプロセス
を可能にする。
用いた検出器の透視図である。
製造方法を説明するための図((a)は平面図、(b)
は断面図)である。
製造方法を説明するための図((a)は平面図、(b)
は断面図)である。
製造方法を説明するための図((a)は平面図、(b)
は断面図)である。
製造方法を説明するための図((a)は平面図、(b)
は断面図)である。
製造方法を説明するための図((a)は平面図、(b)
は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の製造方法を説明するための図((a)は平面図、
(b)は断面図)である。
の断面図である。
の断面図である。
の断面図である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
板と電極の製造方法を説明するための図((a)は平面
図、(b)は断面図)である。
断面図である。
(a)と断面図(b)である。
(a)と断面図(b)である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
基板と電極の製造方法を説明するための図である。
である。
の図である。
の領域、22B…第2の領域、22C…第3の領域、2
3…実装基板側電極、24…絶縁層、25…ダイアフラ
ム、26…被測定流体、28A,28B…測温抵抗体、
29…ヒータ、30…流体温度検出用抵抗体、31…電
極、32…コンタクト用金属薄膜、33…絶縁領域、3
5…裏面側電極パッド、36…半田、37…保護膜、4
0…出発基板、41…溝、42…絶縁層、42’…微粉
末、43…多結晶シリコン層、45…絶縁層、46…拡
散窓、47…拡散膜、50…穴、51…穴間の基板材料
部分、52…絶縁体、53…マスキング材料、6…実装
基板、60…回路基板、61A,61B…筒状部、61
C…連結部、62…絶縁層、63…環状穴、63a…切
欠き開放部、71…不純物拡散抑制膜、80…シリコン
エピタキシャルウェハ、80a…エピタキシャル層、8
0b…エピタキシャル基板、81…絶縁層、82…配線
パターン、83…電極パッド、90…SOIウェハ、9
0a…SOI基台ウェハ、90b…酸化膜層、90c…
SOI活性層、91…絶縁層、92…電極パッド、93
…配線パターン。
Claims (13)
- 【請求項1】 半導体基板にこの半導体基板の表面から
裏面まで連続しかつ前記半導体基板面に平行な面内にお
いて閉じた耐熱性の絶縁材料からなる電気的絶縁領域を
備え、 この電気的絶縁領域は、 前記半導体基板を前記電気的絶縁領域に囲まれた第1の
領域と前記電気的絶縁領域の外側の第2の領域とを電気
的に絶縁分離し、 前記第1の領域は、導電性を持つように高い不純物濃度
を有することを特徴とする回路基板。 - 【請求項2】 導電性を有する基板にこの基板の表面か
ら裏面まで連続しかつ前記基板面に平行な面内において
閉じた耐熱性の絶縁材料からなる電気的絶縁領域を備
え、 この電気的絶縁領域は 前記基板を前記電気的絶縁領域に囲まれた第1の領域と
前記電気的絶縁領域の外側の第2の領域とを電気的に絶
縁分離し、 前記第2の領域は、 その表裏面が絶縁膜で被覆されたことを特徴とする回路
基板。 - 【請求項3】 前記半導体基板は、厚さ方向で不純物濃
度分布の異なる同一導電型の半導体基板であることを特
徴とする請求項1記載の回路基板。 - 【請求項4】 厚さ方向で不純物濃度分布が異なる同一
導電型の半導体基板であって、この半導体基板の表面近
傍に不純物濃度の低い低不純物濃度領を、裏面近傍に前
記低不純物濃度領域と同一導電型でより高い不純物濃度
の高不純物濃度領域を有し、この高不純物濃度領域の厚
さが前記低不純物濃度領域の厚さよりも厚い半導体基板
に、この半導体基板の表面から裏面まで連続しかつ前記
半導体基板面に平行な面内において閉じた耐熱性の絶縁
材料からなる電気的絶縁領域を備え、 前記半導体基板は、 前記電気的絶縁領域によってこの電気的絶縁領域に囲ま
れた第1の領域と前記電気的絶縁領域の外側の第2の領
域とに電気的に絶縁分離されたことを特徴とする回路基
板。 - 【請求項5】 前記半導体基板の前記第1の領域の低不
純物濃度領域に前記同一導電型の不純物を拡散したこと
を特徴とする請求項4記載の回路基板。 - 【請求項6】 前記半導体基板は、厚さ方向にPN接合
を有する半導体基板であり、 前記第1の領域は、同一導電型の高い不純物濃度を有し
導電性を持つことを特徴とする請求項1記載の回路基
板。 - 【請求項7】 二つの半導体層とこれらの半導体層の間
に設けられた酸化膜層とからなり、一つの半導体層が高
い不純物濃度を有して導電性を持つ基板であって、 導電性を有する前記一つの半導体層は、 その表面から前記酸化膜層まで連続しかつ前記基板面に
平行な面内において閉じた耐熱性の絶縁材料からなる電
気的絶縁領域を備え、この電気的絶縁領域によって前記
電気的絶縁領域に囲まれた第1の領域と前記電気的絶縁
領域の外側の第2の領域とに電気的に絶縁分離され、 前記酸化膜層と他の半導体層は、 前記一つの半導体層の第1の領域に対応してコンタクト
ホールを備えることを特徴とする回路基板。 - 【請求項8】 前記基板はシリコン基板であり、 前記電気的絶縁領域を形成する絶縁材料はガラスである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7記載のいずれか
に記載された回路基板。 - 【請求項9】 前記ガラスは、Si−B−O系ガラスで
あることを特徴とする請求項8記載の回路基板。 - 【請求項10】 前記シリコン基板と前記電気的絶縁領
域を形成するガラスとの間に不純物拡散抑制膜を設けた
ことを特徴とする請求項8または請求項9記載の回路基
板。 - 【請求項11】 前記電気的絶縁領域は絶縁層の間に多
結晶シリコン層を備えた層状構造をなすことを特徴とす
る請求項8乃至請求項10のいずれかに記載された回路
基板。 - 【請求項12】 半導体基板表面にこの半導体基板面に
平行な面内において閉じた溝を形成する工程と、 この溝を耐熱性の絶縁材料で埋めて電気的絶縁領域を形
成する工程と、 前記半導体基板を裏面から前記溝に到達するまで研磨
し、前記半導体基板自体を前記電気的絶縁領域に囲まれ
た第1の領域とこの電気的絶縁領域の外側の第2の領域
とを電気的に絶縁分離する工程と、 前記半導体基板のうち前記電気的絶縁領域に囲まれた第
1の領域に不純物を拡散させることによって導電性を持
たせる工程とからなることを特徴とする回路基板の製造
方法。 - 【請求項13】 厚さ方向にPN接合を有する半導体基
板に、耐熱性の絶縁材料からなり、この半導体基板の表
面から裏面まで連続しかつ前記半導体基板面に平行な面
内において閉じた電気的絶縁領域を形成し、前記半導体
基板をこの電気的絶縁領域に囲まれた第1の領域とこの
電気的絶縁領域の外側の第2の領域とに電気的に絶縁分
離する工程と、 前記半導体基板のうち前記電気的絶縁領域に囲まれた第
1の領域に不純物を拡散させることによって導電性を持
たせる工程とを含み、 前記第1の領域に不純物を拡散させることによって導電
性を持たせる工程は、 前記第1の領域の一の導電型を有する部分に他の導電型
の不純物を拡散させることによって前記第1の領域が前
記他の導電型で導電性を持つようにすることを特徴とす
る回路基板の製造方法。
Priority Applications (1)
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