JPH11317382A - エアスピンドル用ブラシの取付構造 - Google Patents

エアスピンドル用ブラシの取付構造

Info

Publication number
JPH11317382A
JPH11317382A JP12366098A JP12366098A JPH11317382A JP H11317382 A JPH11317382 A JP H11317382A JP 12366098 A JP12366098 A JP 12366098A JP 12366098 A JP12366098 A JP 12366098A JP H11317382 A JPH11317382 A JP H11317382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
brush holder
spindle
carbon brush
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12366098A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Morooka
昌也 諸岡
Tei Adachi
禎 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Seiki KK filed Critical Seiko Seiki KK
Priority to JP12366098A priority Critical patent/JPH11317382A/ja
Publication of JPH11317382A publication Critical patent/JPH11317382A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dicing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーボンブラシを折ることなく、かつ電線を
切ることなく、カーボンブラシをスピンドルフレームに
取付けることができるエアスピンドル用ブラシの取付構
造を提供する。 【解決手段】 ダイシング装置のスピンドル111に接
触するカーボンブラシ64を出没可能かつ絶縁して保持
するブラシホルダ61を有し、ブラシホルダ61に、カ
ーボンブラシ64をブラシホルダ61より押出す方向に
付勢するブラシ押付けコイルバネ62と、カーボンブラ
シ64をクランプするクランプ部と、カーボンブラシ6
4に電気的に導通すると共に、スピンドル111を絶縁
して保持するスピンドルフレーム110に組付けられた
導電プレート91に電気的に接触し、ブラシホルダ61
をスピンドルフレーム110に固定する位置決め部材6
7とが配設されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工装置のエアス
ピンドル用ブラシの取付構造に関し、特に、半導体ウエ
ハをダイシングするダイシング装置において、ブレード
の切込み基準位置を検出するために用いられるエアスピ
ンドル用ブラシの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハのダイシング装置
では、図9および図10に示すように、エアスピンドル
(図示略す)の一端に装着されたブレード(刃物)20
の切込み基準位置30a、つまり半導体ウエハ40が載
置されるテーブル30の位置が検出され、ブレード20
の切込み量aが設定された後、テーブル30上にダイシ
ング後の半導体チップを接着保持するための裏面テープ
50を介して半導体ウエハ40を載置し、ブレード20
を回転させながら下降して半導体ウエハ40を切断す
る。
【0003】ブレード20の切込み基準位置30aは、
テーブル30上に半導体ウエハ40を載置しない状態で
ブレード20を回転させながら下降し、ブレード20が
テーブル30に接触したとき、テーブル30、ブレード
20、エアスピンドルおよびブラシユニット14により
構成される電気回路に流れる電流を検出することで確認
される。
【0004】なお、この場合、エアスピンドルは空気軸
受により電気的に絶縁されて保持されており、テーブル
30も他の部分から絶縁されている。
【0005】ブラシユニット14は、ブラシホルダ11
の先端よりカーボン製の1対のカーボンブラシ64がエ
アスピンドルの端部に接触するように外方に突出(約1
0mm)され、これらカーボンブラシ64はブラシ押付
けバネ12により外方に向けて付勢され、ブラシ押付け
バネ12の後端には、そのバネ力を調整するブラシ押付
け力調整ネジ13が装着されている。
【0006】さらに、ブラシホルダ11の後端には、カ
ーボンブラシ64に電気的に導通する導電プレート17
がネジ16で止められ、導電プレート17には電線15
が接続され、この電線15によりカーボンブラシ64と
エアスピンドルとが接続され、ブレード20がテーブル
30に接触したとき、電気回路が構成されるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カーボンブ
ラシ64の交換時において、ブラシユニット14をエア
スピンドルに取付ける場合、ブラシユニット14はエア
スピンドルの後端部に取付けられるため、ダイシング装
置内部に腕を入れ手探り状態での作業を強いられること
になる。
【0008】ブラシユニット14を手探り状態でエアス
ピンドルにセットすることは非常に難しく、しかもカー
ボンブラシ64はカーボン製であるため、脆く折れやす
く、その上ブラシホルダ11より外方に約10mmも突
出しているため、熟練作業者でもカーボンブラシ64を
セット時に何本も折ってしまい作業性および経済性を低
下させるという問題点がある。
【0009】また、ブラシユニット14を取付ける場
合、ブラシホルダ11に接続された電線15を引摺るた
め、電線15が装置内部の他のパーツに引掛かり切れて
しまうという問題点もある。
【0010】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、カーボ
ンブラシを折ることなく、かつ電線を切ることなく、カ
ーボンブラシをエアスピンドルに確実に取付けることが
できるエアスピンドル用ブラシの取付構造を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係るエアスピンドル用ブラシの取付構造は、加
工装置のエアスピンドルに接触するカーボンブラシを出
没可能かつ絶縁して保持するブラシホルダを有し、上記
ブラシホルダに、上記カーボンブラシを上記ブラシホル
ダより押出す方向に付勢する弾性部材と、上記カーボン
ブラシをクランプするクランプ部と、上記ブラシホルダ
をスピンドルフレームに固定する位置決め部材とが配設
されたことを特徴としている。
【0013】また、加工装置のエアスピンドルに接触す
るカーボンブラシを出没可能かつ絶縁して保持するブラ
シホルダを有し、上記ブラシホルダに、上記カーボンブ
ラシを上記ブラシホルダより押出す方向に付勢する弾性
部材と、上記カーボンブラシをクランプするクランプ部
と、上記カーボンブラシに電気的に導通すると共に、上
記エアスピンドルを絶縁して保持するスピンドルフレー
ムに組付けられた導電プレートに電気的に接触し、上記
ブラシホルダを上記スピンドルフレームに固定する位置
決め部材とが配設されたことを特徴としている。
【0014】さらに、上記カーボンブラシは絶縁性の挟
持部材により挟持され、上記クランプ部は内周にテーパ
面が形成されたクランプリングと、上記クランプリング
を一方向に付勢するクランプバネと、上記クランプリン
グのテーパ面を摺動する鋼球とを有し、上記クランプリ
ングを一方向に移動することにより、上記鋼球を介して
上記挟持部材を押圧し、上記挟持部材により上記カーボ
ンブラシを挟み付けクランプすると共に、上記スピンド
ルフレームに組付けられたブラシホルダガイドに上記ブ
ラシホルダが挿入される案内孔が形成され、上記案内孔
の内周に上記クランプリングの端部が係止する肩部が形
成され、上記クランプリングを上記肩部に係止し、上記
クランプリングを他方向に移動させることにより、上記
カーボンブラシのクランプを解除することを特徴として
いる。
【0015】さらに、上記ブラシホルダに、一端部が上
記カーボンブラシに連結すると共に、他端部に係止片が
形成された飛出し防止部材が設けられ、上記飛出し防止
部材の係止片が上記ブラシホルダの端部に係止すること
により、上記カーボンブラシの上記ブラシホルダからの
押出し量を規制することを特徴としている。
【0016】さらに、上記加工装置は、半導体ウエハの
ダイシング装置であることを特徴としている。
【0017】従って、本発明は、ブラシユニットを加工
装置(ダイシング装置)のエアスピンドルに取付ける場
合、カーボンブラシはブラシホルダ内に保持された状態
で、装置内部のブラシホルダガイドの案内孔に挿入され
るので、取付け時にカーボンブラシが折れることはな
い。
【0018】クランプリングが案内孔の肩部に係止し、
クランプリングを他方向に移動させることにより、カー
ボンブラシのクランプが解除され、カーボンブラシは弾
性部材によりブラシホルダより外方に押出され、エアス
ピンドルに接触する。
【0019】さらに、位置決め部材がスピンドルフレー
ムの導電プレートに電気的に接触し、このとき位置決め
部材によりブラシホルダがスピンドルフレームに固定さ
れる。
【0020】また、導電プレートに電線を接続しておけ
ば、ブラシユニットを取付ける際、電線を引摺ることが
ないので、電線を切ることなくブラシユニットはエアス
ピンドルに取付けられる。
【0021】また、飛出し防止部材の係止片がブラシホ
ルダの端部に係止することにより、カーボンブラシのブ
ラシホルダからの押出し量が規制される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
エアスピンドル用ブラシの取付構造を図面に基づいて詳
細に説明する。実施の形態を説明するに当たって、同一
機能を奏するものは同じ符号を付して説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態に係るブラシ
ユニットの断面図、図2は、本発明の実施の形態に係る
ブラシユニットにおけるカーボンブラシのクランプ部の
断面図、図3は、本発明の実施の形態に係るブラシユニ
ットにおけるカーボンブラシのクランプ部の正面図、図
4は、本発明の実施の形態に係る絶縁プレートを固着し
たブラシホルダガイドの断面図、図5は、本発明の実施
の形態に係る絶縁プレートの正面図、図6は、本発明の
実施の形態に係るブラシユニットのブラシホルダとブラ
シホルダガイドおよび絶縁プレートとの係合状態を示す
図、図7は、本発明の実施の形態に係るブラシユニット
の位置決め部材と導電プレートとの係合状態を示す図、
図8は、本発明の実施の形態に係る切込基準位置検出手
段の構成図である。
【0024】図1〜図3に示すブラシユニット200
は、絶縁性のブラシホルダ61の先端内部に挟持機構7
1が設けられ、1対のカーボン製のカーボンブラシ64
が挟持機構71により挟持され、ダイシング装置のスピ
ンドル111の端部に接触するように出没可能に保持さ
れている。
【0025】ブラシホルダ61の外周所定箇所には、概
ね矩形状のフランジ61aが形成され、ブラシホルダ6
1の内部には、カーボンブラシ64をブラシホルダ61
の先端より押出す方向に付勢するブラシ押付けコイルバ
ネ62が設けられている。
【0026】ブラシホルダ61の先端外周部には、内周
にテーパ面68aが形成されたクランプリング68、ク
ランプリング68を一方向に付勢するクランプバネ69
およびクランプリング68のテーパ面68aを摺動する
鋼球70が配設され、クランプリング68を一方向に移
動することにより、鋼球70を介して挟持機構71を押
圧し、挟持機構71によりカーボンブラシ64を挟み付
けクランプするようになっている。
【0027】スピンドルフレーム110に組付けられた
ブラシホルダガイド80には、ブラシホルダ61が挿入
される案内孔81が形成され、案内孔81の先端側内周
にクランプリング68の端部が当接する肩部82が形成
され、クランプリング68を肩部82に当接係止し、ク
ランプリング68を他方向に移動させることにより、カ
ーボンブラシ64のクランプを解除するようになってい
る。
【0028】案内孔81の後端よりの内周には、ブラシ
ホルダ61のフランジ61aの一端面が当接する係止壁
80aが形成され、ブラシホルダガイド80の後端面に
は、中央部にブラシホルダ61が挿通される挿通孔93
が形成された絶縁プレート90が固着されている。
【0029】挿通孔93の開口端は、フランジ61aが
嵌合するように矩形状に形成され、内側端は大径の円形
に形成され、フランジ61aの他端面が係止する係止壁
93aが形成されている(図4参照)。
【0030】絶縁プレート90には、1対の導電プレー
ト91が挿通孔93を挟むようにネジ92により固着さ
れ、導電プレート91には、電線97がそれぞれ接続さ
れ、V溝95が一方向に刻設されている。なお、図中、
96は絶縁プレート90をブラシホルダガイド80を介
してスピンドルフレーム110にネジ止めするための取
付け孔である(図5参照)。
【0031】ブラシホルダ61の内部のブラシ押付けコ
イルバネ62の後端には、ブラシ押付けコイルバネ62
のバネ力を調節するスプリングピン63が設けられ、ブ
ラシホルダ61の後端部には、コ字状を呈する1対のブ
ロック65が向い合うように装着され、ブロック65の
先端側にはブラシホルダ61の軸線に平行に1対の位置
決め部材(ボールプランジャー)67が配設されてい
る。
【0032】これら1対の位置決め部材67は、その先
端にボール67aを有し、このボール67aはバネ力に
より一方向に付勢されている。1対の位置決め部材67
は、カーボンブラシ64とそれぞれ個別に電気的に導通
しており、これら位置決め部材67のボール67aが、
スピンドル111を絶縁して保持するスピンドルフレー
ム110にブラシホルダガイド80,絶縁プレート90
を順次介して組付けられた1対の導電プレート91のV
溝95に個別に係合接触することにより、カーボンブラ
シ64と導電プレート91とが電気的に接触し、ブラシ
ホルダ61は絶縁プレート90およびブラシホルダガイ
ド80を介してスピンドルフレーム110に位置決め固
定されるようになっている。
【0033】カーボンブラシ64の後端には、カーボン
ブラシ64に連動し、ブラシホルダ61の後方に突出し
た金属製のロット棒である飛出し防止部材66が連結さ
れ、この飛出し防止部材66の後端部には係止片66a
が形成され、この係止片66aがブラシホルダ61の後
端に係止することにより、カーボンブラシ64のブラシ
ホルダ61からの押出し量を規制している。
【0034】エアスピンドル用ブラシの取付構造は、以
上の如く構成されているので、ブラシユニット200を
ダイシング装置のスピンドルフレーム110に取付ける
場合、ブラシホルダ61を、カーボンブラシ64がブラ
シホルダ61内に保持された状態で、装置内部のスピン
ドルフレーム110に組付けられた絶縁プレート90の
挿通孔93の開口端にフランジ61aが嵌合するように
合わせて挿通し、さらにブラシホルダガイド80の案内
孔81に挿通する。
【0035】このとき、クランプリング68が案内孔8
1の肩部82に係止し、クランプリング68を他方向に
移動させることにより、カーボンブラシ64のクランプ
が解除され、カーボンブラシ64はブラシ押付けコイル
バネ62によりブラシホルダ61より外方に押出され、
スピンドル111の端部に接触する。
【0036】次に、フランジ61aの一端面がブラシホ
ルダガイド80の係止壁80aに当接されてからブラシ
ホルダ61を、90°回転させ、位置決め部材67のボ
ール67aを導電プレート91のV溝95に係合させる
と、フランジ61aの他端面が絶縁プレート90の係止
壁93aに係止されるので、カーボンブラシ64と導電
プレート91とが電気的に接触する。
【0037】このとき、位置決め部材67のボール67
aがその付勢力で導電プレート91を押圧するため、ブ
ラシホルダ61はブラシホルダガイド80にがたつきな
く、確実に位置決め固定される(図6,図7参照)。
【0038】ここで、図8により切込基準位置検出手段
100について説明する。
【0039】ダイシング装置のスピンドル111は、ス
ピンドルフレーム110の空気軸受により電気的に絶縁
保持されており、スピンドル111の一端にはブレード
20が装着されている。
【0040】また、半導体ウエハが載置されるテーブル
30は、他の部分から電気的に絶縁されており、テーブ
ル30はスライダ31により移動される。1対の導電プ
レート91間には、第1の接触検知回路120および電
源121が電線97により直列に接続され、テーブル3
0と一方の導電プレート91との間には第2の接触検知
回路122および電源121が電線97により直列に接
続されている。
【0041】ブレード20の切込み基準位置30aは、
テーブル30上に半導体ウエハを載置しない状態でブレ
ード20を回転させながら下降し、ブレード20がテー
ブル30に接触したとき、テーブル30、ブレード2
0、スピンドル111およびカーボンブラシ64により
構成される電気回路に流れる電流を第2の接触検知回路
122により検出することで確認される。
【0042】切込み基準位置30aが検出されると、こ
れに基づいてブレード20の切込み量が設定され、ブレ
ード20を回転させながら下降して所望の切込み量で半
導体ウエハが切断される。
【0043】なお、カーボンブラシ64がスピンドル1
11に接触していない場合、スピンドル111、カーボ
ンブラシ64および配線97により構成される電気回路
に電流が流れないため、このことが第1の接触検知回路
120により検出される。
【0044】このように、本実施の形態のエアスピンド
ル用ブラシの取付構造によれば、ブラシユニット200
をスピンドルフレーム110に取付ける際、カーボンブ
ラシ64はブラシホルダ61内に保持された状態で、装
置内部のブラシホルダガイド80の案内孔81に挿入さ
れるので、取付け時にカーボンブラシ64が折れること
はない。
【0045】また、ブラシホルダ61とは別体の導電プ
レート91に電線97を接続したので、ブラシユニット
200を取付ける際、電線97を引摺ることがないの
で、電線97が装置内部の他のパーツに引掛かり切れる
ことなく、ブラシユニット200はスピンドルフレーム
110に取付けられる。
【0046】また、飛出し防止部材66の係止片66a
がブラシホルダ61の端部に係止することにより、カー
ボンブラシ64のブラシホルダ61からの押出し量が規
制されるので、カーボンブラシ64の磨耗量が適性値に
維持される。
【0047】なお、本実施の形態のエアスピンドル用ブ
ラシの取付構造は、半導体ウエハのダイシング装置を例
にとって説明したが、これに限定されず、フライス加工
装置などの他の加工装置に適用してもよい。
【0048】また、本実施の形態では、位置決め部材6
7として、バネの押付け力で位置決めするボールプラン
ジャーを例にとって説明したが、これに限定されず、エ
アー力で位置決めする方式、カムのリードで位置決めす
る方式などを採用してもよい。
【0049】また、本実施の形態では、飛出し防止部材
66を金属製のロット棒としたが、これに限定されず、
ワイヤ、ひもなどを使用しても構わない。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明のエアスピンドル用ブラシの取付構造によれば、カー
ボンブラシはブラシホルダ内に保持された状態で取付け
られるので、取付け時にカーボンブラシが折れることが
ないため、ブラシユニット交換の作業性および経済性を
向上することができる。
【0051】また、電線を導電プレートに接続すること
により、ブラシユニットを取付ける際、電線を引摺るこ
とがなくなるので、電線が装置内部の他のパーツに引掛
かり切れることなく、ブラシユニットをスピンドルに取
付けることができる。
【0052】また、飛出し防止部材の係止片がブラシホ
ルダの端部に係止することにより、カーボンブラシのブ
ラシホルダからの押出し量が規制されるので、カーボン
ブラシの磨耗量を適性値に維持することなどができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るブラシユニットの断
面図。
【図2】本発明の実施の形態に係るブラシユニットにお
けるカーボンブラシのクランプ部の断面図。
【図3】本発明の実施の形態に係るブラシユニットにお
けるカーボンブラシのクランプ部の正面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る絶縁プレートを固着
したブラシホルダガイドの断面図。
【図5】本発明の実施の形態に係る絶縁プレートの正面
図。
【図6】本発明の実施の形態に係るブラシユニットのブ
ラシホルダとブラシホルダガイドおよび絶縁プレートと
の係合状態を示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係るブラシユニットの位
置決め部材と導電プレートとの係合状態を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係る切込基準位置検出手
段の構成図。
【図9】ブレードの切込み量を説明する図。
【図10】従来のブラシユニットの断面図。
【符号の説明】
11,61 ブラシホルダ 12,62 ブラシ押付けコイルバネ 13 ブラシ押付け力調整ネジ 14,200 ブラシユニット 15,97 電線 16,92 ネジ 17,91 導電プレート 20 ブレード 30 テーブル 30a 切込み基準位置 31 スライダ 40 半導体ウエハ 50 裏面テープ 61a フランジ 63 スプリングピン 64 カーボンブラシ 65 ブロック 66 飛出し防止部材 66a 係止片 67 位置決め部材 68 クランプリング 69 クランプバネ 70 鋼球 71 挟持機構 80 ブラシホルダガイド 80a,93a 係止壁 81 案内孔 82 肩部 90 絶縁プレート 93 挿通孔 95 V溝 96 取付け孔 100 切込基準位置検出手段 110 スピンドルフレーム 111 スピンドル 120 第1の接触検知回路 121 電源 122 第2の接触検知回路 a 切込み量

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工装置のエアスピンドルに接触するカ
    ーボンブラシを出没可能かつ絶縁して保持するブラシホ
    ルダを有し、上記ブラシホルダに、上記カーボンブラシ
    を上記ブラシホルダより押出す方向に付勢する弾性部材
    と、上記カーボンブラシをクランプするクランプ部と、
    上記ブラシホルダをスピンドルフレームに固定する位置
    決め部材とが配設されたことを特徴とするエアスピンド
    ル用ブラシの取付構造。
  2. 【請求項2】 加工装置のエアスピンドルに接触するカ
    ーボンブラシを出没可能かつ絶縁して保持するブラシホ
    ルダを有し、上記ブラシホルダに、上記カーボンブラシ
    を上記ブラシホルダより押出す方向に付勢する弾性部材
    と、上記カーボンブラシをクランプするクランプ部と、
    上記カーボンブラシに電気的に導通すると共に、上記エ
    アスピンドルを絶縁して保持するスピンドルフレームに
    組付けられた導電プレートに電気的に接触し、上記ブラ
    シホルダを上記スピンドルフレームに固定する位置決め
    部材とが配設されたことを特徴とするエアスピンドル用
    ブラシの取付構造。
  3. 【請求項3】 上記カーボンブラシは絶縁性の挟持部材
    により挟持され、上記クランプ部は内周にテーパ面が形
    成されたクランプリングと、上記クランプリングを一方
    向に付勢するクランプバネと、上記クランプリングのテ
    ーパ面を摺動する鋼球とを有し、上記クランプリングを
    一方向に移動することにより、上記鋼球を介して上記挟
    持部材を押圧し、上記挟持部材により上記カーボンブラ
    シを挟み付けクランプすると共に、上記スピンドルフレ
    ームに組付けられたブラシホルダガイドに上記ブラシホ
    ルダが挿入される案内孔が形成され、上記案内孔の内周
    に上記クランプリングの端部が係止する肩部が形成さ
    れ、上記クランプリングを上記肩部に係止し、上記クラ
    ンプリングを他方向に移動させることにより、上記カー
    ボンブラシのクランプを解除することを特徴とする請求
    項2記載のエアスピンドル用ブラシの取付構造。
  4. 【請求項4】 上記ブラシホルダに、一端部が上記カー
    ボンブラシに連結すると共に、他端部に係止片が形成さ
    れた飛出し防止部材が設けられ、上記飛出し防止部材の
    係止片が上記ブラシホルダの端部に係止することによ
    り、上記カーボンブラシの上記ブラシホルダからの押出
    し量を規制することを特徴とする請求項3記載のエアス
    ピンドル用ブラシの取付構造。
  5. 【請求項5】 上記加工装置は、半導体ウエハのダイシ
    ング装置であることを特徴とする請求項3または4記載
    のエアスピンドル用ブラシの取付構造。
JP12366098A 1998-05-06 1998-05-06 エアスピンドル用ブラシの取付構造 Withdrawn JPH11317382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12366098A JPH11317382A (ja) 1998-05-06 1998-05-06 エアスピンドル用ブラシの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12366098A JPH11317382A (ja) 1998-05-06 1998-05-06 エアスピンドル用ブラシの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11317382A true JPH11317382A (ja) 1999-11-16

Family

ID=14866136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12366098A Withdrawn JPH11317382A (ja) 1998-05-06 1998-05-06 エアスピンドル用ブラシの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11317382A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190010435A (ko) * 2017-07-21 2019-01-30 가부시기가이샤 디스코 절삭 장치, 및 전극 단자 유닛
CN110581420A (zh) * 2019-09-29 2019-12-17 昆山新创力电子设备有限公司 一种多功能碳刷载具
JP2020104226A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社ディスコ 電極端子挿入治具
CN114498230A (zh) * 2021-12-20 2022-05-13 中国航天空气动力技术研究院 一种电刷装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190010435A (ko) * 2017-07-21 2019-01-30 가부시기가이샤 디스코 절삭 장치, 및 전극 단자 유닛
JP2019018331A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 株式会社ディスコ 切削装置、及び、電極端子ユニット
TWI752235B (zh) * 2017-07-21 2022-01-11 日商迪思科股份有限公司 切削裝置及電極端子單元
JP2020104226A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社ディスコ 電極端子挿入治具
CN110581420A (zh) * 2019-09-29 2019-12-17 昆山新创力电子设备有限公司 一种多功能碳刷载具
CN110581420B (zh) * 2019-09-29 2024-04-05 昆山新创力电子设备有限公司 一种多功能碳刷载具
CN114498230A (zh) * 2021-12-20 2022-05-13 中国航天空气动力技术研究院 一种电刷装置
CN114498230B (zh) * 2021-12-20 2023-10-17 中国航天空气动力技术研究院 一种电刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010030852A1 (en) Heat sink apparatus and method of attaching the heat sink apparatus to a device
JPH11317382A (ja) エアスピンドル用ブラシの取付構造
US20030167977A1 (en) Adapter table apparatus having sensor function
JP6769702B2 (ja) ケーブルを被覆除去するための切断ユニット
JP2003236728A (ja) ワークピース取り付け固定具
JP2010082709A (ja) 切削装置
JP5512946B2 (ja) 切削装置
JPS61274851A (ja) 切削機械における位置決め装置
JP4023525B2 (ja) 電鋳ブレード
JPH0357401B2 (ja)
US5847348A (en) Method and apparatus of using a high amperage tool adaptor with an electrical discharge machine
CN212527425U (zh) 压紧装置
CN110873834A (zh) 一种芯片加工设备及其夹持装置
KR102526223B1 (ko) 절삭 장치, 및 전극 단자 유닛
JP5681038B2 (ja) 電極ユニット
US4040714A (en) C-clamp ground adapters
JPS61257720A (ja) 電気加工装置用被加工体取付装置
US8207697B1 (en) Positioning work stop
CN114453943B (zh) 控制臂多工序镗球孔装置及其生产工艺
CN210161013U (zh) 一种电气机械设备生产夹紧结构
JP7349856B2 (ja) 扉のロック機構
JPH09147933A (ja) 接続端子台
JPS6345038Y2 (ja)
JP2000094187A (ja) 流し台シーム溶接におけるシンクに対する天板の位置決め方法
JP3025793U (ja) バリ取り機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802